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LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

ブレイド世界の根幹を為すのは、1万年に1度、造物主の意思によって行われる、種族間のバトルファイト。
各種族を代表するアンデッド達は、最後の1体となるまで戦いを続け、敗者はすべて、カードに封印されて次のバトルファイトまで長い眠りにつく。
勝者の一族は次の1万年を、地上の覇者として謳歌する。
それがルール、のはずでした。そして、万が一、ジョーカーが勝ち残れば世界は終わりリセットされると。

そこに疑問を呈する知性派アンデッド、金居(ギラファアンデッド/ダイヤのカテゴリーキング)が登場します。

そもそも不死の存在である彼らの、その生命力の秘密に魅せられた広瀬義人がアンデッド達を解放したために、時ならず起こった今回のバトル。
加えて、アンデッド対策として人間の開発したライダーシステムまでが介入しています。本来存在するはずのない、イレギュラーな戦士が、それぞれに恐るべき戦果をあげている事実。
冷静に考えれば、いつも通りというはずはありません。勝者となっても、一族の誇り、一族の繁栄は約束されない。ただ本能に身を任すだけの、虚しい争い。ならば--。
「我々が戦う必要はどこにもない、手を組もう」と、誇り高き戦士・光(タイガーアンデッド/クラブのカテゴリークイーン)に語りかける金居。
彼の言葉に動揺し、どうせ意味のない戦いならば、自分が見出した意義のためにこの身を投じたいと思い始める光。

一方、ライダーたちの背後にも、ある思惑が動いていました。
アンデッド対策として、ただアンデッド達を封印することを使命として開発されたライダーシステム。
封印されず残っているアンデッドは、あと4体。間もなく戦いは終わる、そう思われていたのに…

終盤に向けて、もう一捻り。しかしこちらは高岩さんの白衣姿にメロメロなわけで。後はメガネだな!
■封印の石

太古のバトルファイト。
覇者となるべく戦い続けるタイガーアンデッド/光。戦いを終えたとき天より降りてくる不思議な形状の石。それを仰ぎ見て光は叫ぶ--。
「敗者を封印せよ、マスター」
封印の石に吸い込まれ、カードに姿を変えていく、他のアンデッド達。


夢にうなされて目覚める光。それは、1万年前の夢。
その封印の石を、今まさに所有している人間の存在も知らず。

封印されたカードを数えあげる虎太郎たち。封印されてないアンデッドは、あと4体。そしてジョーカー。
戦いの終わりは近いと顔を輝かせる虎太郎。
しかし、ジョーカーが勝ち残ればこの世は滅びる。この問題はまだ解決されていません。剣崎の心情を慮る橘。それに
「何も失わずに勝てるとは思っていません」と応じる剣崎。
回避するためいあらゆる努力はしているが、やむを得ない時は、自分が始を倒すと思い定めているのです。

であれば、今の課題は、睦月の存在--。会って話そうとする橘、剣崎。
一方、天音から睦月に軟禁されていたことを聞いた望美。彼の居場所を聞き出し…

ナイトクラブ。剣崎、始のEvolutionに嫉妬している睦月を見ながら、肉を貪る光。彼の見苦しさに愛想を尽かし、食欲を満たすと出ていこうとします。
「どこへ行く」
「お前には興味が無くなった。わたしはお前を観察していた。お前はカテゴリーエースなのか、それとも人間なのか…」
彼女が見たものは、睦月の力への執着。ジョーカーと対峙したときの醜態。トライアルGを前にしたときの昂り。
「お前は甘い。不安定すぎる。お前などアンデッドではない」
「俺はカテゴリーエースと一体化している!」
侮られた怒りに、襲いかかる睦月。迎えうつ光の蹴りが一閃!やっぱりかっこいいですこの人。

ナイトクラブに駆けつけた望美。その前で2人の対立はまだ続いていました。
「俺は強い!…もっと強くなる」
「何のための強さだ?」
「そんなこと知るか」
咄嗟に割って入り、睦月を抱きとめる望美。お弁当食べない、と彼を鎮めようとします。
気を殺がれ、その場を去る光。外へ出た瞬間、新たなアンデッドの出現を察知し…

「睦月はここにいるはずだ」
ナイトクラブの外。バイクから降りる剣崎は、そこに現われた光の姿を見咎めます。
「橘さん。あの女…アンデッドです」
「ち、邪魔なやつが」
顔をしかめ、追いすがるブレイド・ギャレンをあしらい先へ急ごうとする光。そこへ駆けつけた睦月。剣崎らをもいなす彼女の強さに目を見張ります。
望美はクラブに置いてきたようです。

光を追っていこうとする睦月に、話があると声をかける橘。それに対し、あのアンデッドは自分の獲物だと、レンゲルになって威嚇しようとする睦月。
変身待機音が鳴り響く中、ようやくドアを破って来た望美が現れます。一瞬、変身を躊躇する睦月。
「どこかへ行け、望美!」
その躊躇を見て、睦月がまだ、カテゴリーエースに乗っ取られていないと感じた橘、剣崎。それを指摘されさらに激昂した睦月は、構わずレンゲルへの変身を遂げてしまいます。
その異形に驚き、悲鳴をあげ逃げる望美。
見かねた橘は、この場は自分が収集すると叫びます。光は剣崎に任せると。

橘は否定するものの、広瀬の父の背景に天王寺がいたのではないかと、その存在が気になる虎太郎。
原稿を雑誌社に持ち込み、そんな都市伝説を記事にすることはできないと言われた時、その口を衝いて出た問は、
「圧力ですか?もしかして天王寺っていう人と関係があります?」でした。
凍りつく編集部員たち。
「--もし生きていたかったら二度とその名を出すな」
いい勘してます。虎太郎のジャーナリストとしての本能が大いに刺激されるわけですが、しかしそこまで。調べても調べても、天王寺博史が資産家であること以外、何もつかめません。

■義のない戦い

街を歩く神経質そうなメガネの男・金居。そこへ追いすがり、襲いかかる光。彼女の猛攻を、落ち着き払って受け流します。
「カテゴリーキング!やっと戦いらしい戦いができるわね」
相手にとって不足はない。満足げに微笑む光。しかし相手から戦意を感じることはできません。
「俺たちが戦う必要はない。…俺と手を組め」
「手を組めだと!我々は最後の1体となるまで戦うのが定めだ」
誰が定めた

追いついてきた剣崎をあっさり倒し、返す刀で光にも攻撃を加える金居。その圧倒的な強さ、思わぬ展開に、光、剣崎双方が驚いています。
それを前に、このバトルファイトは偽物だと説く金居。
「お前も気づいていたはずだ。何も起こらない。お前はすでに何体ものアンデッドと戦っているはず。だがかつてのような封印の石は現れてこない。この現代のバトルファイトで封印できるのはライダーたちとジョーカーだけだ。俺たちがいくら戦っても、決着はつかない。このバトルファイトを仕組んだ男がいる。お前も知っている男だ…」

驚くべき男の言葉。うずくまりそれを聞く光。広瀬父の暗躍を見守っていた時、その傍らに立っていた男--天王寺。それが光の脳裏をよぎります。

橘を振り払い、遅ればせに駆けつけてきた睦月。うずくまる光を助けるように、その肩を支えます。
「アンデッドを庇うというのか?」
睦月の行動が理解できない剣崎。

夕日の川辺に腰かける、睦月と光。
「何故わたしを封印しない」
「俺は。…俺はお前の言うとおり、弱いのか?」
「お前の中には光がある。あの女の子を近づけまいとしたのもその光だ」
「…そんなものがあったら、強くなんてなれない…」
「ふ。…何だそれは?」
睦月の恰好には似つかわしくない、愛らしい布製のバッグ。望美の持ちものです。指摘されて初めて気づいたのか、
「思わず持って来ちまった。食うか?」と中のおにぎりを取り出す睦月。
「こんなもの食べたことない。…美味しい…」
「ああ。何か知らないけど、あいつの旨いんだ」
しばらくその横顔を見つめた後、ふいに立ちあがり睦月を殴る光。顔をあげ
「いきなり…」と文句を言いかけた、睦月。しかしその前に光の姿は既になく。

天王寺に決定的な疑惑を抱く光。その研究所に押し入り、あたりに耳を澄まします。すると、見えないアンデッドが彼女を襲い…虚空から現れたその姿は不気味な色をしており、鞭のような触手からは粘液が滴り落ちています。
構えをとる光。
「そこまでだティターン。お前の目的はライダーたちを滅ぼすことだ」と、天王寺の声が飛びます。先ほど光が打ち倒した中に白衣の高岩さんたちがいたのですが、それを従えて歩み寄って来た天王寺。
「…このティターンの持つアンデッドポイズンはアンデッドを活性化する力を持つ」と光に解説します。
これを注入すればライダーの中のアンデッドを活性化させることができる。そうなれば、彼らは内なる衝動を抑えられず、互いにけん制し合って自滅する」
「貴様たちがライダーを作ったのではないのか!」
理解に苦しむ光。

光の身を案じ、研究所まで追って来ていた睦月。そこに襲いかかるティターン。
レンゲルに変身する者も姿を自由自在に消す相手に、苦戦します。

天王寺に誘われ、彼の研究室に入る光。そこにある封印の石に、目を見張ります。
「これはバトルファイトのマスター!」
1万年前と今回の違いは、戦って勝者となっても、この石が天から降りてこないことでした。何故今回は、ルール通りではないのか。
「それは、現代の戦いがわたしのものだからだ」
「貴様のものだと?」
「このバトルファイトは不幸な事故によって始ってしまった。そこには神の意志は介在しない」

白井邸。鳴り響くアンデッドサーチャー。しかし敵のカテゴリーが特定できないと首をひねる広瀬。
彼女の指示に従い現場に向かった剣崎は、ティターンとレンゲルが戦う場に出くわします。
助けなど要らないと1人で戦い続けるレンゲルですが、巧みに姿を消すティターンに翻弄され、触手で捉えられたかと思うと、毒液を送りこまれてしまいます。
しとめたと見てか、満足げに姿を消すティターン。

光に力を与える代わり、自分の駒となるよう持ちかける天王寺。誇り高い光には、誰も彼もが気に入りません。
「ライダーにアンデッドを封印させ、今度はそのライダーを同士討ちさせ。お前の真の目的は何だ」
相手に迫り、その襟をつかもうとした、その身体がはっと硬直します。
懐からもう一枚のプライム・ベスタを取り出し、
「…これが怖いのか」と示す天王寺。それに構わず逃げていく光。

倒れた睦月を白井邸に運び込み、介抱する剣崎。
かつて自分が保護していた少年の、うなされる姿に居てもたってもいられず、敵を求め外出する橘。

睦月の消息も知らず、またナイトクラブへ訪ねていく望美。
その片隅の人影に、さっきは逃げてごめんとまた弁当を差し出すのですが、その相手は光でした。不機嫌の絶頂にある光はその喉を絞めあげ、
「何故だ。なぜおまえたちだけが繁栄を謳歌し、わが種族は世界の片隅で生きていかねばならない。出て行け。出ていかねば食い殺す」と豹変します(虎ですが)。それに対し毅然と言い返す望美。
「怖くありません!…怖く、ありません。あなたも、睦月も。怖くない」
睦月のすべてを受け入れようとしている望美。その思わぬ反応に息をのむ光。
そこへ割って入る橘!望美に睦月の居場所を知らせ、その場を去らせます。
光に目をやれば、タイガーアンデッドの姿のまま、床にちらばったおにぎりを見て立ち尽くしており…
「どうした?」
「…睦月…」
変身を解き、おにぎりを拾う光。
「これ、おいしかった」

光に協力を断られた金居は、今度は始に接触します。
「俺はアンデッドと取引はしない」
取りつく島もない始はカリスとなって襲い掛かりますが、その攻撃も易々と受け流されてしまいます。ワイルドカリスになってさえ。
「俺と戦うのは無意味だ。…お前たちは互いに戦い滅ぼし合うことになる」
微笑する金居は、やがて姿を消し…

白井邸。カテゴリーエースの本性に目覚め、暴れる睦月。虎太郎らを倒し、外へ…

「怪物と化したライダーたちは同士討ちを始める。そして最後には誰もいなくなる」
1人悦に入る天王寺。

望美の前に現れた睦月ですが、その様子は一変しています。
彼女の目の前で、禍々しい蜘蛛の姿となる睦月。現れた剣崎に庇われ、逃げてと言われますが、彼女はそのまま進み出て、睦月にすがりつくのです。
「どんな姿になっても、逃げないよ睦月」
元に戻った睦月。そんな望美から逃げるようにその場を走り去り、森へ--。

森を駆ける睦月の前に、現われた光。睦月の変貌を見てとり、
「アンデッドポイズンの効果か?お前の中のアンデッド達が目を覚まし、お前の肉体を用いようとする。お前はやがて戦うことしか考えられなくなり他のライダーに倒される…その前に私が倒す」と宣言します。
偽りのファイトに踊らされていたことへの憤りと虚しさ。義もなく理由もなく、ただ戦っていた自分はただの獣だと、自嘲する光。ならば、この身は自分にとって価値あることに投じようと、その決意は胸に秘め。

「そんな戦い方で私を倒すつもりか?アンデッドの力を借りるだけでは私には勝てない!」と挑発する光。
「俺は最強だ!」
錫杖をとり起き上がる睦月。飛びかかってくる光の腹に、その先端が突き刺さり…
「むつ…き…」
力尽き蹲りながら、彼の腰から封印カードをとりあげ、
「よく、やった」と微笑む光。その姿は自らカードに吸い込まれていきます。呆然とする睦月。

睦月を探す広瀬、望美、虎太郎。金居を追って来た始。そして剣崎、橘が合流します。
睦月との決戦を覚悟している2人。そこへ
「剣崎。橘。…くたばれ」と現れたレンゲル。変身し、そちらへ躊躇なく走り寄っていく、ギャレン、ブレイド。
「ライダーが滅ぼし合う。あいつが言っていたのはこのことか」とつぶやく始。

ブレイドのキングフォームに刺激されたのか、ラウズアブゾーバーにカテゴリークイーンの--光の封印されたカードを用いる睦月。何故睦月がラウズアブゾーバーを持っているのかと驚くブレイド。
「…俺のキングフォームを見ろ!」
しかしそこに立っていたのは、睦月から飛び出した禍々しい蜘蛛の姿。
「カテゴリーエースが分離した?」

目を閉じ、心の中を覗き込む睦月。清々しい山中を歩んでいるうちに、嶋に再会します。
「久しぶりだね。やっと私の力を使いこなしてくれた。彼女のおかげだ。君をカテゴリーエースの呪縛から解放する…」
嶋の視線の先に立っていた、光。
「睦月。カテゴリーエースを封印しろ。…光と闇に操られるな。自分の中に両方抱えて戦い抜け。自分との戦いに終わりはない」
彼女の教えに頷く睦月。

睦月の姿がタランチュラアンデッドに変わります。
「嶋さん。嶋さんの力を使っている…」
驚く剣崎。

カテゴリーエースに対峙する睦月。カテゴリーキング・嶋の姿を借り、
「貴様を封印する!」と。
しかし蜘蛛アンデッドも大人しくはしていません。この戦いに目を見張るばかりのブレイドですが、自らの剣を睦月に投げ与え…
受け取った剣を一振りし、敵を撃破した睦月。改めて彼の手に落ちた、changeのカード。
「睦月。お前はホントの仮面ライダーになったんだ」
祝福する橘。
「橘さん。あの人は。わざと俺に封印されるつもりで」
「アブゾーバーを貸してくれと言ったのもあの女だ。不思議なアンデッドだったな」
「俺がもっと強ければ…」
光を思い泣く、睦月。

■檸檬爆弾

睦月が元に戻った。今度こそと浮かれる虎太郎は、河原でバーベキューパーティーを開きます。
睦月に声をかけ、これからは頼りにしていると励ます橘。
今まで皆に迷惑をかけたのにとうつむく睦月。
仲間同士助け合っていけばいいと言う剣崎。
しかし、残るアンデッドはあと3体。始の存在をどう考えればいいのか。いつまでもその懸念は残ります。
彼らの視線の先には、天音と水切りに興じる始。楽しげな笑顔がふと硬直し…

封印の石を手中に、悦に入る天王寺。
「もうすぐだ。すべてのライダーが倒れアンデッドが滅んだ時。神の声がわたしに届く」

森を駆ける金居。ティターンの気配を追い、
「アンデッドの心を忘れ天王寺のために働いているとは哀れな」と襲いかかります。

アンデッドサーチャーで2体の争いを知り、駆けつけてきた剣崎、橘。
「仮面ライダーか。今はお前らと戦う時ではない。だがせいぜい、そいつらには気をつけろよ」
金居は去り、ギャレン・ブレイドに襲いかかるのはティターン。
遅ればせに現れた睦月は、その鞭に毒があるのだと警告する。それも虚しく打倒される剣崎、橘。
変身を解除させられた状態で、それでも起き上がり、バイクでティターンを追おうとする剣崎。
それが茶番の始まりでした。

ハカランダで、始と遥香、自分を描いたと、絵を見せている天音。
訪れた剣崎にも見せびらかしています。無言で席に着いた剣崎。天音の見ていないところで、フォークをつかみ、絵の中の始の顔にいきなり突き立て…さらには超人的な力で、始に殴りかかる剣崎!
しかし相手に防がれると、店から走り出ていってしまいます。友の異変に立ちすくむ始。

公園のベンチ。望美に今までのことを説明していた睦月。
「わたし決めたんだ。睦月の応援団長になっちゃう」
「俺、自信ないんだ。今までは強さに憧れてた。でも、強さに憧れる弱さに気づいたって言うか」
背後に迫り、じっとその様を見つめる剣崎。公園のオブジェを睦月の背後から押し倒し…危うく難を逃れた睦月ですが、去っていく剣崎を目撃し、ティターンのポイズンのせいではと疑います。

「ただいま」
笑顔で白井邸に戻ってくる、剣崎。
睦月、始に剣崎の異変を知らされた橘ですが、彼の眼には何の異常も映りません。
納得しない睦月、始は、橘を伴い再び街へ出たという剣崎を追います。
突然の巻き起こる悲鳴。ひっくり返された乗用車。
「仮面ライダーがいきなり襲いかかって来た」と証言する人々、その向こうにはブレイドとなった剣崎の姿が…
「剣崎。信じられない」

剣崎を追う睦月。その行く先で橘を見かけ、声をかけます。
自分たちの中で一番心の強かった、あの剣崎が。その動揺を打ち明けようとする睦月に、今度は橘が襲いかかってきます。
「まさか…そんな」

時を置いて、同様に始にも、襲いかかるギャレン。
「…お前もか」

ブレイド、ギャレンが敵に操作されているというピンチなんですが、しかし睦月・始がこの危機に相談し合い、剣崎らのフォローに入ろうとしているのがしかし、観ていて感慨無量でした。

始の前に姿を現す剣崎ですが、いきなり始に殴りかかられ、理由が分かりません。
今度は自分がお前を助ける、という始。
その場に橘、睦月も合流してきます。
睦月⇒橘「橘さん、あなたは何度も俺を助けてくれた」
始⇒剣崎「お前を今のままにしておくわけにはいかない」

しかしわけがわからない剣崎と橘。
「何故だ。なぜ俺たちが戦わなくちゃならないんだ」
剣崎の叫びは劇場版のまま。躊躇なくワイルドカリスとなる始、それに対し剣崎もまた、キングフォームへ。
同様に激しい戦いを繰り広げる睦月と橘も。

その様子をモニターしながらほくそ笑む、天王寺。
現場でライダー達のバトルを見つめるティターン。
さらにその背後から歩み寄り、
「読めたぜ。お前の狙いが」と、静かに微笑む金居。
「いや、天王寺の狙いがな。だが、果たして…」

カリスの喉元に剣を突きつけ、相手の動きを止めると、自ら変身を解き止そうと呼びかける剣崎。
已む無く変身を解く、始。睦月、橘も同様に矛を収めます。
「これは何かの誤解だ」
「じゃあなぜあなたたちは俺たちを襲わなきゃいけないんですか」
しかし何の自覚もない2人。毒針を受けていたらこんな風に戻れないと主張しますが、それに対し始は、疑いが晴れるまで監視すると宣言します。

白井邸に乗り込み、監視している始。
「俺達けっこう深いつきあいしてきたのに」と、疑われていることに憮然とする剣崎。面白がっている広瀬・虎太郎。
スーパーで買い物をする剣崎と虎太郎。やはり始はついてきています。
「始の気持ちもわかるっていうかさ。じゃあみんなが襲われたのは誰にってことなの」
「それは俺も気になってはいるんだが」

店を出た剣崎。買い物袋からレモンを取り出し、その汁をいきなり始にかけます。
始の怯んだすきに逃げだす剣崎。追う始。
しかし公園でりんごを弄んでいる剣崎を発見します。買い物袋からさらに鍋を取り出し、それを得物に襲い掛かってくる剣崎。その右腕に、先ほどまであったはなく。
「何者だ貴様」
投げ飛ばした相手はティターン。
「…そういうことか」
身構える始の前から姿を消すティターン。

今度は剣崎に、始の姿となって襲い掛かり、去っていくティターン。その後方から駆けつけてきた始。
「始、いくらなんでもあれはない。それともまだジョーカーに支配されているのか」
その腕を見て、剣崎の正体を確認する始。
「落ち着け。これが奴の狙いなんだ」
逃走するティターンは、次には睦月の姿をとり、橘に…

白井邸で相談する始、剣崎。
「…電話を貸せ」

橘を傷つけた後、去っていくティターン。
見送り呆然と立つ橘に、そして橘を探し街を行く睦月に、携帯の着信音が。

白井邸に集合する一同。
「毒の力と、姿を自在に変える力。(ティターンには)おそらく2体のアンデッドが合成されている」
「…なるほど」
「…ていうことはこの中にアンデッドがいるということも」
「いや。気配は感じられない」
「みんな自分がほんものだって証拠を見せよう。俺はこの怪我が証拠だけど」
うつむく睦月。
「どうしたの睦月くん」
「…いえ。何とか皆に恩返ししようと思っても、何もできなくて…ほんとにこんな俺がライダーでいいのかなって」
「うん。本物の睦月だ!」
「俺だって…俺と同じだ。伊坂に騙され、トライアルBに騙され…こんな俺のせいで大切な人を失ったこともある」
「本物の橘さんだな。後は広瀬さんと虎太郎だ」
「ちょっと待って。あたしはあたしよ!」
怒ってソファーを持ち上げる広瀬。
「本物だ!」
「どうしたの?」
何騒いでるのと顔をのぞかせた虎太郎の口元には、牛乳を飲んだ後が白い“ひげ”となって残っています。
「うん、本物だ!」
今度は、とばかり始を見つめる剣崎。その眼前で、見る間に苦しみ出す始。
「まさか!」
「いや。こいつは本物の始だ。…ジョーカーの力が!」

苦しみ野に駆け出していく始。後を追う剣崎、橘、睦月。
いざというときには俺の手で、と誓う剣崎。
天音に別れを告げ、河原をよろめき歩く始。その姿がジョーカーと二重写しになります。それを見ているティターン、金居。
「これは。予想外の展開だ」

剣崎の涙ながらの説得も効かず、ついに完全なジョーカーの姿となる始。容赦ない攻撃を見て
「無駄だ。奴はもう人間じゃない!」と、変身し走っていく橘、睦月。
「やるしか…やるしかないのか?」
迷いつつブレイドに変身する剣崎。しかし3対1でもその力を封じることはできません。
「今だ!止めを刺せ」
言われて振りかざした大剣は、しかしジョーカーの頭上で止まり。
「俺にはできない」
「チャンスは今しかない!」
そこへ割って入るティターン。
すると、打って変わってそれを取り押さえる3ライダー!

「ひっ掛ったな。芝居だったんだよ」
ジョーカーが生き残れば世界は終わる。ジョーカーを倒したいのはティターンも同じはず。ならばジョーカー征伐の芝居をすれば誘いだせるはずと。ティターンに知られぬよう、打ち合わせはすべて、最初からメールで行っていたと。
「…俺たちの芝居も、お前の芝居もこれまでだ。変身」
静かに告げ、カリスとなる始。

「嫌がっていたはずのジョーカーの姿を囮に使うとは。…だが奴の力は死んだわけではなかったか」
舌を巻く金居。

逃げる途中天音の姿を借り一同の目をくらませようとするティターンですが、それをいち早く見破ったのもカリスでした。
「無駄だ。天音ちゃんの姿になってもお前の気配は消せない」
ギャレンが、レンゲルが打倒し、キングフォームとなった剣崎に、カリス、レンゲル、ギャレンが各々のキングカードを投げてよこす。
その強大な光で、ティターンを打ち落とすブレイド。

2枚のカードに分離し、それぞれに封印されたティターン。これで残るアンデッドはあと2体。そして。
談笑しながら戻っていく剣崎と始を、もの思わしげに見つめる橘、そして睦月。

ハカランダ。カウンターの始に話しかける剣崎、虎太郎。
「役者になれるよお前」
「…そう言えばお前、俺の目にレモン汁をかけたな?」
「あれは俺じゃないよ。アンデッドだ!」
「嘘つけ」
笑いながらレモン汁をかけ返す、始。

■最強のアンデッド

ティターンが倒されたと報告を受ける天王寺。
「構わんよそんなこと。いずれにしろアンデッドはすべて倒されねばならんのだ。生き残るのは究極のアンデッドただひとり。…そしてわたしは神の声を聞くのだ」
その手には最後のプリマ・ベスタ。そこに描かれた紋章は、5枚目のエースにして地獄の番犬・ケルベロス。

切り札はどこか。切り札は誰だ。戦いは終わらない。
そのナレーションが心に響きます。ここにきて睦月の存在意義が、明らかになってくるとは。

天王寺の研究所。まだ研究中のケルベロスのカードを手に取ろうとする彼に、
「まだ制御できていません!」と研究員たちの声が飛びます。構わず、その封印を解こうとする天王寺。
「神よ。見ろ、お前の作ったものではないアンデッドを。お前はその存在を認めるのか」
そう問い、カードをモノリスに投げると、新たなアンデッドが誕生します。
ケルベロス。その牙にかけられる研究員らの悲鳴をよそに、微笑む天王寺。

これは睦月に、と、エレファントアンデッドのカードを手渡す剣崎。
「使うことはないかも」という睦月は、始のジョーカー化を封じる手段を考えています。
人間と共存できるアンデッドなら、むしろ封印しない方が…と。
始に相談しても、
「アンデッドは最後の一体まで戦う。戦えば人間に被害が及ぶ。お前は甘い」と剣もほろろですが、嶋・光を知る睦月には、諦めきれません。

敵はアンデッドだけではない。ティターンを作った人間がどこかにいるのだと、話し合う剣崎ら。

キャッシュコーナーで現金が引き出せず、戸惑う剣崎。

睦月との会談後、アンデッドの気配を感じ森へ入っていく始。
「何者だ貴様」
問うても相手は無言。残るアンデッドは、始とカテゴリーキング/金居だけのはず。
ワイルドカリスになろうとした、そのカードを奪われ動揺する始。その隙をついて、全てのカードを吸い上げてしまうケルベロス。絞めあげられ、変身を解かれ、遂にジョーカーへと。

白井邸。給料が振り込まれていないとぼやいていた剣崎は、ふと始の戦いに感応し、苦しみはじめます。

ジョーカーを谷底に落とすケルベロス。その様を観察しながら
「ジョーカーも逃げるしかないとは」と微笑む天王寺。彼のアンデッドサーチャーにはしかし、まだ反応があります。
「近くにまだアンデッドがいるのか」

ジョーカーの反応を確認する広瀬。苦しみつつ、そこへ行くと言い張る剣崎。
「始に何かあったんだ。連れて行ってくれ。頼む」

同じころ、アンデッドサーチャーの反応を見て山中に入ってくる橘。その前に現れたジョーカーを見て目を見張ります。
「…始。なぜその姿をしている」
「奴に…すべてのカードを奪われた。俺は又ジョーカーの本能を抑えられなくなろうとしている。俺は相川始だ…」
混乱しつつも警告し、倒れ込むジョーカー。助け起こそうとする橘の心に、別の考えが浮かびます。
もしこいつが勝ち残ったら世界は終わる。今、封印できれば…。

偶然金居の姿を見かけ、追う睦月。
知性派の彼に、ジョーカーを牽制する存在として共存することはできないかと話すために。

始を山小屋に運び込んだ橘。そこへ、広瀬らに連れられた剣崎も現れます。
始の言葉を伝える橘。カテゴリーキング以外、他にアンデッドはいないはずなのに。始をこんな目に合わせるほどの力を、誰が。戸惑う剣崎。

睦月と金居。
「…俺は、最近封印したアンデッドの声が聞こえるんだ。戦いをやめろと」
「戦いを止めて、それでどうなる。仲間のクワガタムシ達と森へ帰れって言うのか。俺は俺達の世界をつくる。人間など一人もいない素晴らしい世界だ。共存だと?」
嘲笑い去ろうとする金居。
そこへ乱入してくる、ケルベロス!

「お前が最後のアンデッドじゃなかったのか?」と混乱する睦月を、
「(これは)人造アンデッドだ。こいつも説得してみるか?」と、解説しつつ嘲笑する金居。
レンゲルとケルベロスの戦いが始まったのを見ながら、複数のアンデッド細胞を合成していると見抜きます。
「…逃げたほうがよさそうだぜ、坊や」
声をかけ自らも去ろうとしますが、ケルベロスはその背後に迫り…

ケルベロス発生を気取り、山小屋を出る剣崎、橘。取り残された虎太郎はジョーカーの扱いに困り、とりあえずその碧の身体にむしろをかけます。シュールです。

「俺には強い仲間がいる!」
逃げずに剣崎からもらったカードを用い、エレファントを解き放つ睦月ですが、しかしそれは、すべてケルベロスの体内に取り込まれてしまいます。他のカードも奪われ、変身を解かれる睦月。
ケルベロスの異能に目を見張る金居。
「…無駄なことはやめた方がいい」
車を折り、声をかける天王寺。そこへ駆けつけた橘が声をかけます。
「…すべては計画通りだ。トライアルシリーズも、ティターンも、このケルベロスを生みだすための実験にすぎなかった」
睦月を絞めあげるケルベロス。天王寺に止めさせろと叫ぶ橘ですが、捨て置けず自らギャレンとなって駆け出していきます。参入するブレイド。
しかしギャレンもまた変身を解かれ、地に転がり…
哄笑する天王寺。立ち去る金居。

「…やはり貴様が始のカードも!」
キングフォームになろうとするブレイドを、しかし橘は止めようとします。今彼は再びジョーカーの影響を受けている。アンデッドとの融合が進む恐れがあると。
「俺は!」
金色に輝く身体。睦月のカードを返せと攻撃しますがそれすらも打ち破るケルベロス。力を封じられ、やむなく剣で撃ちかかる剣崎。
「君たちではケルベロスに勝つことはできない。すべてのアンデッドのデータを融合させた究極のアンデッド。その力はジョーカーさえも凌ぐ」
悦に入る天王寺に、剣崎は叫びます。
「始を、睦月を橘さんを。これ以上誰も傷つけさせはしない!」
再びのロイヤルストレートフラッシュ。その一撃の前に叫び声をあげ、爆散するケルベロス。

先ほどの笑いがまだ消えていないうちに。
「…まさか」
驚愕したのは天王寺。
これは偽りの戦いと見抜いているくせに、勝者となることを諦めていない金居。
偽りの戦いを捨て、否それを早く終わらせるために。睦月という青年と彼を支える望美を見込み、カテゴリーエース封印に協力する光。
その光の生きざまを見て始を犠牲にせずに世界の平和を実現する方法を、模索し始める睦月。
剣崎は相変わらず愚直に、何の疑問も持たずに戦いを続け、始はそんな剣崎を受け入れて彼らとの共同作戦すらとろうとします。
過去の過ちを反省し、誰かの役に立ちたいと願う橘。
変わっていくライダーたち。つかの間の平和。ここからラストへどうなだれ込んでいくかが、ようやく納得できました。この人のこの台詞が、この行動が、あの展開にこう効いてくるのだと。

しかし…ここまで見ても天王寺が何をしたかったか分からないんです。
マッドサイエンテイストであり、造物主となる誘惑に勝てずケルベロスを作ることで神=封印の石に挑戦したところまではいいのですが、それで彼の思惑通りライダーたちが同士討ちし、最後のアンデッドである金居、始らがケルベロスに封印されたとして。それで何が起こるのか。何がしたいのか。
思惑以上に効率的にライダー達のアンデッド封印が進んだため、始が生き残り世界が崩壊する前にと焦ったのかも知れません。それはわかるのですが、ケルベロスを制御する研究は完成しなかったので、この先は自分自身が襲われる可能性もあるのですが…世界征服?永遠の命?適当に想定してみた彼の目的はいずれも成就しない気がします。

まあやっぱり笑いどころは、<BOARD>崩壊後も振り込まれる給料を受け入れ、あてにさえしていた剣崎ですけどね。
「上部組織が処理していたと思ってた」と一応広瀬がエクスキューズを入れていますが、雇用関係がないのに(この場合ライダーシステムの横領になるんでしょうか)そんなことはないわけで。
2015/6/30追記。超今頃ですがカテゴリ変更しました。
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