LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。


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志賀直哉に理髪店を舞台にした怖い小説があったのでそれを今週の感想のタイトルにと思っていたのですが、実質は渋谷ならぬ「fu-to15」というか、「ダメ! ゼッタイ!」というか。
これまで「W」では、わたしはガイアメモリをドラッグのようなもの(飛躍的に戦闘力や攻撃への耐性があがる/使用を重ねるうちにオーバードーズとなり自己制御を失って破滅する/結果凶悪犯罪が増え治安が乱れる)と捉えていたのですが、そうしたガイアメモリとは何か、というテーマを、さらに掘り下げてくれるエピソードとなりそうです。
まあ予告通りといえば予告通り。

しかし実は本筋そっちのけで、霧彦さんのことが心配で心配で仕方ありません。
テレビ誌のバレでサブタイトルがわかって以来ずっとギャレン式展開なのか雅人式展開なのかと気が気でなかったのですが、次週予告の園咲お父様のあの台詞が。
いやそれよりも今週の冴子さんのあれが既に。
フラグ立ちまくりでむしろ生き残るというのを望んでいるのですけれども。

ミュージアムにはミュージアムの理想があり正義がある。それを信じ、妻を、家族を愛し、そして、翔太郎とは異なるものの、同じように熱い風都愛に生きてきた霧彦さん。
頑張れ霧彦さん。全国のお婿さんがついています。

そして、あれも伏線なんでしょうねたぶん。
画像はブログ画像ゲッターより、ハチドリで検索したら出てきた、そのものずばりな<ナスカ>。
PROLOGUE

神社の境内で激しく戦うナスカとW。なぜこんなことになったかといえば、話はおよそ30分前に遡る--。

リフレッシュのため行きつけの理髪店、<バーバー風>に立ち寄った翔太郎。
昔から風向きのわるい時にはさっぱりしたくなる、と言いながら顔に蒸しタオルを乗せられていると、同様にタオルで顔を覆われた隣の男が同感だと答える。
「翔ちゃん、一つ相談が」と言いかける店主をそっちのけに、風都愛、風都通を誇って意気投合する2人。
しかしタオルを取り除けられた時、互いの顔を見て驚愕します。
「貴様!」
「お前!」
「表に出たまえ」
相手の男は、事件現場でしばしば出会う、黒スーツに白スカーフの男。否、ガイアメモリ流通に深く関わるミュージアム幹部、ナスカ。

ひと気のない境内で対峙する2人。
「お前いったい誰なんだ」
「園咲霧彦--ああ、君にはこっちのほうが馴染み深いかな」
取り出されたバックルに、そして<ナスカ>のガイアメモリに目を見張る翔太郎。自らも<ジョーカー>のメモリを手にしますが、霧彦さんはどうせならファング・ジョーカーと対戦したいと要望します。

しかしフィリップは何やらお取り込み中。ぶらりとまた、姿を消したファングメモリを探し事務所中をひっくり返していました。
「…じゃあ仕方ねえな、こいつで我慢しな」
「いつものスタイルか。なら、君たちの敗北は決まった」
先週、高速移動に覚醒しているナスカは自信満々。その発言通り、サイクロン・ジョーカーからサイクロン・メタルへとフォームチェンジした後も、ナスカ優勢の戦いが続き…翔太郎のモノローグ。

運命のいたずら--この偶然の出会いは、決して忘れられない別れの始まりだった。

以前からナスカ退場フラグにびくびくしていただけに、ちょ、別れってなにー?!と動揺したところでOP。ああにくいですこの展開。

今度はヒート・メタルとなって敵に襲いかかるW。しかし高速移動するナスカを捉えることはできません。
「ずいぶん罵ってくれるじゃないか。だが私もこの風都を愛している。心の底からな!」
必殺技を炸裂させようとするナスカ。そこへ--。

依頼

「おーい。翔ちゃーん? 翔ちゃん!」

翔太郎を探しに現れたのは理髪店の店主。彼を傷つけたくないのは霧彦さんも同じだったらしく、
「命拾いしたな」と去っていきます。

店主には、先ほど言いかけた、話の続きがありました。探偵である翔太郎に依頼したいことがあると。

店主の依頼は、15才になった娘、アカネを探して欲しいというもの。2日も家を出たまま、戻って来ない。
中学では陸上部で努力していた愛らしい姿を、翔太郎も見知っている。その年頃にありがちなちょっとした気まぐれではないかと言ってはみたが。

霧彦さん

園咲家。食事を終え仕事に行くと席を立った若菜は、園咲に呼び止められます。
手渡されたのは<クレイドール>のメモリ。
「こんなものを拾ったよ。落としたことを言い出せなかったんだね?」
恐怖のあまり、それは自分が捨てたものだとは言えない若菜。その通りだと取り繕って受け取ります。
「…大事にしておくれ。これは家族の絆だからね」
「…はい…では」
足早に立ち去っていく若菜。それを不満げに見送る冴子に、園咲は振り向き、来人=フィリップ捕獲はどうなったのかと訊ねます。あと一歩のところで失敗したと報告する冴子。
「ですがお父様。霧彦さんがナスカの超高速に覚醒しました」
「ほう。ついにレベル2か。さすが冴子が選んだ男だけのことはあるな。--今のところはな」
レベル2とは、まだ先がありそうですよね。ナスカ退場してる場合じゃないですよね。
そう思いつつ、園咲の「今のところは」が怖い。

捜査

依頼案件をかかえ鳴海探偵事務所に戻った翔太郎。
しかしそこは混沌と化していました。無造作に積み重ねられた荷物や書類、その影には床にはネズミ捕り、ゴキブリホイホイ、そして天井からはハエ取り紙。それにいちいち引っかかる翔太郎がお約束です。
ファング捕獲作戦にまだ夢中になっているフィリップ。これは検索を頼める状況ではない。
フィリップを放置してとりあえず聞込みに行こうという亜樹子は、フィリップの気をそらすため若菜のラジオをつけます。
「ヒーリングプリンセス」から流れ出る風都の噂。今日は、鳥人間の目撃情報を読みあげる若菜。

学生のことは学生に。クイーンとエリザベスがプリクラで興じているところを捉えた翔太郎と亜樹子。
アカネなら同じ学校の子とつるんでるところを見かけたと言われます。
「なーんかヤバげな雰囲気だったんだよねえ」
「あの年頃の子は一番危ないし」
「最近の若い子はわからん」
年上ぶったコメントがおかしい2人。

15歳

教えられた公園に向かった翔太郎と亜樹子。果たしてそこにはアカネが仲間たちといました。
2人渾身のギャグをかましたものの、アカネたちの反応は
「ばかじゃないの」と冷たいもの。正攻法で
「お父さんが心配してる。一緒に帰れ」と声をかけても、ほっといてとかたくなです。一緒にいた少女が応援を呼ぶと、トーマ、ユウイチと呼ばれた少年たちが現れ--。
「アカネに何の用? ていうか、おばさんたち、誰」
ショックを受けた亜樹子を押しのけ、
「俺たちは探偵だ」
「…めんどくせえな」
トーマが翔太郎の前で取り出したのは、何とガイアメモリ。血相を変えた翔太郎が、それがどういうものか知っているのかと訊ねますが聞く耳を持ちません。彼らにとってメモリは、ただ面白おかしく遊ぶツールでしかないのです。
トーマからパスされたメモリをユウイチが受け取ってバードドーパントへ。

聞き分けのない子どもには一発お仕置きが必要。自らのメモリを取り出しフィリップを呼ぶ翔太郎。
しかしフィリップは、ファングの代わりにカブトムシ型のギアが罠にかかったと言って、すぐには対応してくれません。
生身のまま脚をつかまれ、バードに宙高く吊り上げられる翔太郎。そんな時でも帽子を落とさぬよう手で押さえているのがかわいい。
「離せっ! --い、いや、離すな!」
「ばーいばーい♪」
真っ逆さまに墜落する翔太郎、惨劇を予期し悲鳴をあげる亜樹子、そしてゴリラ。
もちろんギリギリで変身は間に合うのですが、そのどさくさで謎のカブトムシは罠から逃げ出してしまいました。

現れたサイクロン・ジョーカーに目を見張る少年たち。ルナ・ジョーカーで手を伸ばし、無造作にバードを引き下ろすと、ルナ・メタルで鞭打ちを。たまらず降参ですと変身を解いたユウイチ。
「子どもがそんなもの使いやがって」
しかし彼は翔太郎の隙をつき、バードのメモリを今度はトーマに投げ渡します。すかさず変身するトーマ。

この情景を見て驚いたのは翔太郎だけではありませんでした。
理髪店主の依頼の段階から、今回翔太郎をずっと見守っていた霧彦さんもまた、意外な展開に驚愕します。

ミュージアムのガイアメモリ販売は、いうなれば人類を理想的な生命体へ進化させることに貢献する、人体実験。
薄汚い大人を犠牲にするのは構わないが(実際犯罪者予備軍ばかりです購入者は)、子どもに使うのは倫理に反する。

そして、ガイアメモリの使用にはコネクタ手術が必要。1つのメモリを複数の人間が使いまわすのは異例。というより使えるはずがない


「まさか」
息を飲む霧彦さんの前で、まんまと逃げ出すトーマ。そして、残されたユウイチは生体コネクタ部分の急激な炎症に悲鳴をあげます。
「ユウイチ!」
泣き声をあげる少女たち。それはおそらく、ガイアメモリの副作用によるもの。

調査

冴子の会社。子どもが<バード>のガイアメモリを持っていたことを、冴子に報告する霧彦さん。誰がやったかわからないが、明らかなルール違反だと。
「それは良くないわね…」
憂い顔で霧彦さんの言い分に賛成する妻を信頼し、調査を依頼します。
立ち去りかけた霧彦さんを呼び止める冴子。
「ところで、身体の調子はどう?」 ←
「もちろん、絶好調さ」
「そう…頼りにしてるわよ。あなた」
これ、これ、何のフラグなんですかー。気にしすぎ?

病院。副作用に苦しむユウイチを運び込んだ翔太郎たち。
青ざめた少女たちは、翔太郎に、メモリを持ち込んできたのはトーマであると告げます。コネクタ手術などせずとも、メモリを腕に押し当てただけで変身できたようです。
「怖かったけど、慣れるとすごく面白かった。あたしたち、かわるがわるバードになって空を飛んだ」
そのうちトーマが、人を襲えばもっと面白いと言い出し、そして--。
「おい。トーマはまだ人を襲うのか?」
「そういえば、明日も襲うって言ってた」
そのターゲットは。

阻止

<風麺>の屋台で人事について語り合う刃野・真倉の刑事コンビ。今度配属される超イケメンなエリートってあれですよね。
そこへ駆け込んできたアカネは、早く逃げろと叫びます。
風麺の店主は娘が同じ陸上部だからと、アカネの顔を知っているようで、
「南中陸上部の…?」と言いかけ、すぐには逃げてくれません。苛立つアカネ。
そこへ上空から、バードと化したトーマが攻撃を…倒された真倉を助け起こす刃野。
「ははは…もういっちょう」
「もうやめて!」

アカネの叫びに応じるかのように、ハードボイルダーで現れた翔太郎はバードを跳ね飛ばします。
「翔太郎お兄ちゃん。お願い、トーマを助けて!」
刃野らがなかなか去らないのですぐには変身できないものの、何とか避難させる翔太郎。

「まったてめえか!」
「そいつはお前らみてえな子どもが持つもんじゃねえんだ」
生身でバードの襲撃を迎え撃ち、フィリップの名を呼ぶ。
「…なんだい?翔太郎」
背後で答える声に意表をつかれる翔太郎。亜樹子とフィリップもまた、リボルギャリーで現場に急行していたのでした。

「ファングに関するある仮説を証明しにきた」と言うフィリップ。
ファングはフィリップが危機に瀕したとき、姿を表すと。
生身でバードを挑発するフィリップ。
挑発され、無数の羽の矢を飛ばすバード。
身をもって、それをことごとくはじき飛ばしたのは--ファング。
「…証明された」
いとおしげな表情でファングを撫でるフィリップ。
「は、相変わらず無茶な相棒だぜ」
ファング・ジョーカーの出現。失神する翔太郎の身体を受け止め損なった亜樹子に対する怒りもそこそこに、バードに襲いかかります。

「こいつ、やべえ」
即座に逃げ出すバードもいい反応ですが、時をおかず後を追いメモリブレイクするファング・ジョーカー。
「やった!」
激しい爆発。倒れ込んだトーマに駆け寄り助け起こすアカネ。
地に投げ出されたメモリは、しかし、壊れてはおらず完全体のままです。

直後、ユウイチ同様、副作用に苦しみ始めるトーマ。そちらに気を取られた隙に、メモリを霧彦さんに拾い上げられてしまいました。
「…メモリを使い回したせいだ。本来そんな使い方はできないはず」
「他人事みたいに言ってんじゃねえ。こんな子どもに売りやがって!」
「我々は!」
詰め寄るファング・ジョーカーを見上げた、霧彦さんの目も怒りに燃えています。
「…過去に未成年者にメモリを売った記録はない!」
「じゃあ何でこうなった!」
「今確かめている。--それより」
今こそWと、そして待望のファング・ジョーカーとけりをつけようと、<ナスカ>のメモリを取り出した霧彦さん。
「まずはお前との決着をつけねばな!」
剣と剣。切り結ぶ二人の姿で以下、次号。
今週のとのさまじゃなくなったたけちゃん。
苦悩好きにはたまらない展開なんですが、薫姫は薫姫でまた、これが萌えますね。
若くして封印の文字を習得したというその偉業。にもかかわらず部下たちの心が自分にないと知りながら、淡々と自らの使命を、義務を果たす十代の姫レッド。凛としつつも可憐。
か弱い身体で大剣を振るうという絵空事になりがちな表現も、なるほど納得のアクションで、蜂須賀さんはさすがです。
しかし彦馬さんが姫の爺より下位にあるらしい描写は納得がいきません。貫禄が逆ですよねどう見ても。

伏線の件ですが、以前丈瑠のお父さんが登場したエピソードで、既にテロップの役名表記に
「十七代当主」とも「志波某」とも書かず、ただ「丈瑠の父」とのみ記されていたという指摘が2chにありましてこれには驚きました。
矢衾となった先代レッドが丈瑠にレッドを託すシーンと、丈瑠の父のシーンがまったくシチュエーションが違うというのは、まあ子どもの記憶だしと保留にしていたのですが、こうした意味深な表記をされていたとは。
OPいつも早送りにしていてすみません。懺悔します。いや気づいた方が偉いですねやはり。
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style="clap"

シンケンの話題でスミマセン(笑)

矢衾になってタケルにシンケンレッドを託したのは多分、タケルの父だとおもうのですよ。先代レッドはドウコクを封印して倒れたままで。その辺りの描写で違和感はありましたが、まさかと言う感じで。表記に関しては、気づいた方がスゴい!
蜂須賀さんのアクション、まさしくあのスタイルの理想系でしたね!

2010.01.10 20:40 URL | りゅうきん #3cXgguLU [ 編集 ]

りゅうきんさん、いらっしゃいませ。

> 矢衾になってタケルにシンケンレッドを託したのは多分、タケルの父

子どもの記憶じゃなくわたしの記憶があやしいのか!

テロップ細かいですね。今回、松坂さんの役名が「シンケンレッド 志波丈瑠」じゃなく、ただの「志波丈瑠」だったのも寂しかった…

あと、今回も描写がありましたが、以前丈瑠が無縁仏に参ったとき、あれを十臓の縁者の墓と混同させるフェイクもあったと指摘されていました。
細かな伏線がいっぱいあったのですね。わたしがおかしいと思っていたのは、前にも書いた「嘘つき」と、子孫を残すべき当主が捨て身の作戦ばかりとるというあたりです。

蜂須賀さんの新しい伝説になると思います姫。

2010.01.11 15:09 URL | maki #mxyayG2g [ 編集 ]















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