LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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ニートには関係ないといえば関係ないのですが、待望の3連休、皆様いかがお過ごしでしたか。
あいにくの強風、黄砂でしたね。
わたしはと言えば、例によって同居人sが揃って出かけたので3日間羽をのばして廃人生活してました。なんにもしない。

結局、遠方からのお友達が上京されたのに合わせ、土曜に飲み会に参加しただけだったなあ。
また迷子になってしまって申し訳ありません。おみやげまで頂戴してありがとうございました(私信)。
いやほんと、リアルであんな濃い特撮話をする機会がないので、どれだけ語っても語りつくせない感じです。楽しゅうございました。
会場は鶏あえずではなかったので写真は取りませんでしたけど、お料理も美味しゅうございました。

それ以外はただ家でごろごろしていたとしか言えません。有意義な活動は例によって何もしませんでした。だって休日なんだもの。何もしないというのが一番の憧れなんだもの。
(一日の締めくくりには同居人sが釣ってきたばかでかいイカとタコを美味しくいただきましたが。)

そんなわけで、これも実は本日じゃない日に読了したシリーズ。金曜日に読み終えてました。

夢見る黄金地球儀(創元推理文庫)
海堂尊著
夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫)夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫)
(2009/10/30)
海堂 尊

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医療ミステリの多い著者ですが、どれを見てもエーアイ導入に関するご自身の主張が明快に打ち出されているためか
「あれはミステリじゃない」という評価を受けることもあるようで、では推理ものらしい推理ものを書いてやれということでものしたのが本作。らしいです。わたしは帯にコンゲームとか書かれてあるのに弱くって、つい手にとったのですが……うーん、そちらの興味から読み始めると、ちょっと違うという感想を持ってしまうかも。
「漂う提督」みたいな、そう、あくまで手すさび、知的ゲームとして書かれたものだと思うと、非常に面白いです。

ある日、突然、
「自分たちはカモだ」と気づいた平沼平介。家族経営の小さな鉄工所の、営業担当として平凡な日々を過ごしていたのに、社長である父親の平沼豪介が、桜宮市相手にとんでもない契約を結んでいたのです。

かつての「ふるさと創生事業」によって、各自治体にばらまかれた1億円。そのお金で桜宮市は黄金製の地球儀をつくり、地元の水族館に展示しています。その警備システムの開発・製造を数ヶ月前、平沼鉄工所が(平介の知らぬ間に)請け負ったのはいいのですが、なぜか契約書には
「盗難の被害は平沼鉄工所が責任を負う」との特約がついていて……豪介は技術者としてはまさに天才ですが、細かいことは気にしない性質。警備にかかる経費を削減したい桜宮市はそこにつけこんだのです。
金のかかる警備保障会社との契約を打ち切り、人的警備からシステムだけの警備に切り替えたい。とはいえ万一盗難が起これば責任問題になる。ならばシステム開発した会社に、賠償させればいいと。

金相場はその後上昇しており、地球儀の現在の価値は1憶5千万円。しかも、それが展示されている水族館はひどく無防備。
既に納品した警備システムはそれでも天才・平沼豪介が手がけただけになかなかの優れものだったのですが、運用がいけません。電気代の節約のつもりか、夜間は赤外線センサーのスイッチが切られている始末。
これではいつ本物の泥棒がこれに目をつけるかわかりません。そして、盗難の際は自分たちが1憶5千万円を補償しなければなりません。だったら--。

盗られる前に、自分たちが盗ってしまえ。

そう決意した平介とその仲間たちの悪戦苦闘、試行錯誤がメインのクライムコメディ。
合間に、平介が金塊奪取計画のバックアップを依頼した、4Sエージェンシーの神の如き洞察力にちょっと震え上がったりするのがいいスパイスになっています。
語り口は軽く、テンポよく、登場人物はやや戯画化されすぎなところもありますが作風に合っていて魅力的。そしてこれ以上ないハッピーエンド。通底する男の友情と父子の絆は熱く、ほろ苦く、切なく。
これも桜宮サーガの一端であるらしく、特に「ナイチンゲール」や「螺鈿迷宮」の読者にはくすりとさせられる仕掛けもありますが、もちろん単独でじゅうぶん楽しめるノンシリーズです。

ただコンゲームものかと言われると……どうしても読者である自分自身が徹底的に騙され、振り回されるのを期待してしまうので、そう思っているとやっぱり、ちょっと違う。
だって平介たちときたら、黄金地球儀を盗みだして市担当者のハナを明かすことばかり考えて、基本中の基本である、
「金塊をどう換金するか?」までは気が回っていないのです。
だからこれはクライム・コメディ。惹句を考える人は、ちょっと気をつけてほしいです。

余談ですが、ほんとにこの平沼鉄工所のような小さな会社に、びっくりするほど天才的な技術者がいるものなんですよね。平介は物理学者としての自分の限界を悟り、
「自分には才能がない。せめて天才である親父を支えたい」と考えて平沼鉄工所に入るのですが、もっとそういう才能を伸ばし、バックアップすることを考えてもいいんじゃないのかなと思います。
アメリカの特許戦略は汚いと常々思うわけですが、あの国の企業にとっては心強いだろうなとも思います。
産学協同にも力が入っていますし、技術者の社会的地位も高い。
日本って技術立国をうたうわりに、国策としてそういうことをしないですよね。民間任せ。
アニメが国際的に評価を受けていると言われていた時もそうでした。

いや、何もしないというなら何もしないで、小さな政府結構なのですが、決して小さくないし、よくわからない何かをしているらしいというのが、ひっかかるところ。
海堂氏が訴えている様々な医療問題にも、通じるところなのかもしれません。
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