LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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Photo by BONGURI

出ました、メロドラマの基本、すれ違い。そして駅の時計台。
自分の過去を知ったフィリップの決断。
そして、王の娘たる自分の立場を自覚した若菜の決断。
フィリップの正体は、既に視聴者には特に謎でも何でもなくなっていたわけですが、それが園咲家&鳴海探偵事務所双方にとって共通の了解事項となった今、両者のパワーバランスがどう変わっていくかが楽しみですね。

画像はブログ画像ゲッターより、「駅」。
「太股」で検索しようかと、ちょっと思ったわけですが、やっぱりホッパーの脚線美は本編で堪能すべき。
佃井さん、素晴らしいです。
「僕の記憶を消した? 何の記憶を!」
「それは…家族の、記憶を」
「かぞく…」

トライアルになるも、素早いホッパードーパントを圧倒するまでには至らず、取り逃がしてしまった竜。
「…逃げられた」と戻ってくると、そこには山城を中心に、それを睨みつける翔太郎、彼らに背を向け呆然と立つフィリップ、三者が活人画のようになっています。
いったいどうしたのかと不審気に彼らを見つめる竜。彼を迎えて
「助かったのか!」と喜ぶ山城。その前で翔太郎がようやく顔を上げ--。
「山城博士、どういうことだよ? あんた、無理やり研究させられてたんじゃないのか」
「園咲琉兵衛は」
機械でも設備でも、必要なものは何でも与えてくれた。湯水のごとき資金、何でも好きなように研究できる環境を約束されて、抗える科学者などいない。抗弁する山城。
「あんたなあ!」
「博士。僕の家族のことを、知っているんですか」
その議論を中断させるフィリップの、消え入りそうな声。
振り返りこちらを見つめる目は切なく、そして少年のように頼りなげでもあります。
「……どうなんです…?」
「しっ、……」
その目を見つめ返す勇気がないのか、知らないと背を向ける山城。
博士には署でゆっくり話を聞きせてもらおうと、刑事らしく宣言する竜。彼らの姿を俯瞰する構図でOP。

てこいれミュージアム

園咲家客間。
「加頭くん」
それが彼の名なのか、<財団X>からの使者、白いスーツの男を迎えた園咲。用件を問われ男は<ミュージアム>と財団との共同事業に、この1年で約12%の遅れが見られると答えます。
「細かいな。大した数字ではない」
悠然と微笑む園咲。いや年間12%はまずいでしょうと思っていたら、抗議の意か、白いスーツの男が手からティーカップを取り落とします。

前回、ゴスロリ少女とすれ違った際にホテルの鍵を落としたり、スミロドンが冴子を倒しタブーのメモリを回収するのを見て荷物を落としたりしてますが、わざとなのか驚いているのか、とにかくこれがこの人のキャラづけである模様。

床でカップが砕け散る、その音にも反応せず
「投資先はおたくだけではないのですよ」と穏やかに告げます。
呼応するかのように拳をテーブルに打ち付け、それでも声だけは、男同様に穏やかに
「……わかっている」と答える園咲。
「具体的な対策は」
「前任者を更迭し、わたしが最も信頼する有能な人間に全指揮権を与える」
「下のお嬢さまですね?」
彼らの会話を、背後で聞いて蒼褪める若菜。

鳴海探偵事務所。
「フィリップくん、昨日よく寝てないんでしょ、大丈夫かな」
ふさぎ込むフィリップを横目に、ひそひそと話す翔太郎と亜樹子。
山城によって家族の記憶を消されたという事実がショックだったのに違いない、そっとしておくしかないという翔太郎とは逆に、亜樹子は
「写真撮ろう!」とバットショット片手にフィリップに近づいていきます。
以前にもありましたね、この2人のスタンスの違い。
だって今までこの3人一緒に写真を撮ったことないじゃない、それに自分たちだって家族みたいなものだ、と口を尖らせる亜樹子。それを見てつい、まあなと微笑む翔太郎。フィリップも笑顔で立ち上がります。
「よし!」
3人並んだ目の前に、浮かび上がるバットショット。
「はい、チー…」
しかしそれを追撃するように、飛び込んできたスタッグフォンがぶつかってきます。
揺らぎ、落ちかかるバットショット、驚き慌てる3人、シャッターの落ちる音……。
「あー」
「これはひどい…」
写真は失敗だという顔でバットショットを受け止める亜樹子らに断り、若菜から電話だとスタッグフォンを手にとるフィリップ。

「フィリップくん!」
第一声から泣き声の若菜。ただごとではありません。
「若菜さん?」
「この間の約束、憶えてる…?」
「約束?」

2人だけで、この街を出たい。どこか知らない場所へ、2人で。あの日、そう話していた若菜。
しかしあれは仮定の話ではなかったのか。

「今日の午後2時、風都駅で待ってる」

唐突に打ち切られた会話。携帯を見つめるフィリップ。

絢爛たる流離

高級ホテルの一室。
「お目覚めですか」
目を開いた冴子は、豪奢なベッドに、自分の身を包む清潔なローブに、戸惑います。
「誰なの? こ、ここは」
「風都ホテルです。泥のように寝てましたよ。よっぽど逃亡生活が堪えたようですね、園咲冴子さん」
猫のようにあからさまな警戒を見せる冴子。はっと気づいて自分の荷物を探り、
「タブーのメモリがない!」と悲鳴をあげます。
でも霧彦さんのナスカメモリを思い出のよすがに持っていたのではなかったんでしたっけ、冴子さん。今後あれで変身してくれると萌えます。

タブーのメモリならスミロドンが回収していったと言わず、ベッドルームから出て、続きの間から
「捜し物ですか? これならありましたよ」とドライバーを示して見せる白いスーツの男。
「返して!」
部屋から飛び出してくる冴子ですが、しかし床に投げ出されたドライバーを拾い上げてみると…
「…壊れてましたけど?」
悩ましいローブ姿のまま、床にへたり込む冴子。
「あなたはすべてを失った。でもご心配なく、逆転のチャンスはまだ充分あります。わたしの言うとおりにすれば」
顔を上げ、そう言う男の背をただ見つめるしかなく。

ところで、清潔なローブ姿とするために、逃亡生活の果てに雨に打たれ海に落ちた冴子さんを誰かが入浴させたはずと思うのですが、それはいったい誰が?
普通ならメイドか何かなんでしょうが、出張中の白スーツが使用人を伴っている様子もないし。

山城

風都署。超常犯罪課。
「山城博士。あなたはまだ、何か隠していることがあるんじゃないのか」
「あるんじゃないのか!? いつまで黙ってるんだ、いい加減吐きやがれ!」
竜の言葉を引取り、ノリノリで尋問している真倉ですが、ここは取調室ではなく課室。そして山城に椅子を譲っているので彼に座る場所はありません。なんだか間抜けな図です。
「課長、ちょっと一息入れましょうか」
刃野がいないとぎすぎすした課になっちゃうんだろうなあ。昆布茶がきれているから大至急買いに行けと真倉を追い出す刃野。

「まったくもう」
「…誕生日だったんです…」
「そうそう、誕生日といえば昆布茶だ…え?」

“一息入れた”のがよかったのか、ぽつりと口を開く山城。
10年前、まだ7歳の一人息子の、あれは誕生日のことだった。なのに、誘拐されたとはいえ提示された条件と魅力的な研究内容に魅せられた彼は、自分の意志で家族を捨て<ミュージアム>に残ることを決めた--。

「い、今更会う資格がないのは、よくわかってるんです。でも一言、どうしても…謝りたい…」
こみ上げてくる感情に声を震わせる山城。
わかるよとその肩に手を置く刃野。
その背後でドアが開き、真倉が戻ってきます。
振り向いた彼の口に、ぎっしりと詰め込まれたイナゴ。
「!」
「食べる?」
その背後で小首を傾げるのは婦警姿に扮したゴスロリ少女。イナゴは好きなんだよと近づいてきた刃野に激しい蹴りを喰らわせます。
「貴様!」
立ち上がる竜。その目の前で山城に駆け寄り、短いスカートから露出した太股でぎりぎりと絞め上げながら
「今度こそいただきまーす」とホッパーのメモリを翳すゴスロリ。
アクセル、ホッパー、同時変身。揉みあう2人の隙を見て、山城は署の外へ逃げ出します。

逃げ惑う山城、追って出てきたホッパー。
さらにその後を追い、バイクフォームでホッパーを跳ね飛ばすアクセル。さらに逃げる山城。
「おいで!」
ホッパーはその場に居合わせたOLを襲い、ビルの下へ落とします。とっさに自分も飛び降り、OLを助けるアクセル。
「大丈夫か」
無事を確認したその時には、もう山城もホッパーも姿はなく。

若菜

鳴海探偵事務所。
若菜は泣き声だった。いったい彼女に何が起こったのか。

さっき撮った写真をプリントアウトする亜樹子。
「どうする気? まさか若菜姫と一緒に街を出るなんて言わないよね」
フィリップのただならぬ様子を見て心配しているのです。一緒に居よ、と彼に写真をさしだす声が、震えて可憐です。
「若菜さん、とても真剣だった」と、それを無視するようにつぶやくフィリップ。
「彼女は。園咲家の人間なんだよ! 悪の組織の大幹部なのよ。罠よ、行っちゃダメ」
引き止めるように反対する亜樹子。しかしその顔に浮かんでいるのは、若菜への嫌悪というより、唐突にフィリップが奪われることへの寂しさと反発です。
「翔太郎くんも! 黙ってないで止めてよ!」
「フィリップが決めることだ」
「何言ってんの…」
抗議しようとしますが、鳴海壮吉の言葉まで持ち出され、黙ってしまう亜樹子。
「どうすんだ? ……フィリップ」
振り向く翔太郎、亜樹子。その視線の向こうで、ゆらりと立ち上がるフィリップ。渋い。

「翔太郎。あきちゃん。君たち2人は僕の大切な仲間だよ。かけがえのない…家族だ。君たちと別れるなんて、あり得ない」

しかし、当のフィリップが、渋くなりきれていませんでした!

「でも若菜さんをほっとくこともできない! ああ」
「結局まだ決めてないんかい!」
「ああ、どうしよう~、どうしよう」

一転してスリッパ制裁を加える亜樹子。これがこの事務所のカラーだから仕方ないのですが。
しかし約束の時間はもう目の前に迫っています。ほっとしつつも、呆れた翔太郎。
「しっかたねえ。とりあえず駅まで行くしかないだろう」

家族

同刻、山城家。
その表札を確かめ、顔をあげる山城。
聞こえてくる自転車の音に、慌ててその場を離れ、向かい側の公園の植え込みに身を隠します。高校生らしい少年が現れ、玄関に立つと、ドアが開き中から母親らしい女性が--。
「ただいま」
「翼、今日早かったわね」
「陽子…翼もあんなに大きく」
離れた場所から妻子の姿を見守るしかない山城、その背後で
「はーかせ」と小首を傾げるゴスロリの少女。
「!」
一瞬、翼と呼ばれた少年がこちらを振り返りますが、植え込みに引き戻される山城の姿がその目に映るわけもありません。押し殺された父の悲鳴が彼の耳に届くこともなく、ドアの内側へ入っていく少年。

「……ごちそうさま」
立ち上がり、追ってきた竜を、振り返るホッパードーパント。
「遅かったわね。もう終わったよ? ふふ」
「待てっ」
変身しホッパーを追うアクセル。その場に倒れたままの山城は、震える手で携帯を取り出します。

鳴海探偵事務所。寂しげに微笑む亜樹子。鳴り響く事務所の電話。

風都駅の前に、ハードボイルダーで乗りつける翔太郎とフィリップ。
「若菜さん、まだ来ていないみたいだね」
時計の針は1時40分。ちょっと気が早かったようです。辺りを見回す2人。
けたたましく鳴り響く携帯の着信音。

「翔太郎くん!」

山城が襲われたこと、そして彼が、フィリップに話したいことがあると主張していることを告げ、すぐに来いと言う亜樹子。

「わかった。フィリップ」
「え」

戸惑うフィリップを後ろに載せ、ハードボイルダーが走り去る、その後ろでカートを引きながら道を横断し、駅へ現れた若菜。
「フィリップくん…きっと来てくれるよね」
ほんの数分前までフィリップがいた、その時計台の下に立ちます。

林の中。相争うホッパーとアクセル。
再度トライアルとなり、今度こそホッパーを屠ります。

どうもトライアルの必殺技ってちゃかちゃかしててカタルシスがない気がしますが、敵の周囲を回りながら、倒れることも許さず、という今回の蹴り方はよかった。
それに変身を解き崩れ落ちるゴスロリの、壊れたビスクドールのような硬直した倒れ方もなんかよかった。
変身を解き立ち去ろうとする竜、その前に今一度立ち上がるゴスロリ少女の、髪の振り乱し方もちょっと好き。
「…まだそんな力が!」
身構える竜、踵を返し逃げようとするゴスロリ。
しかしそこへ飛び込んできたのはスミロドン・ドーパントでした。わずか一撃で少女の身体を微塵に砕く、その恐るべき力。
「口封じか」
対峙するように立つ竜を威嚇すると、次の瞬間、背を向け、消えていくスミロドン。
「……」
深追いは禁物。忌々しげにメモリを握る手を下ろす、竜。

病院に現れた翔太郎とフィリップ。
「……遅いよ」
むっつりと出迎える亜樹子。
フィリップが山城のもとへ急ぐと、酸素マスクの向こうから弱々しい声が聞こえてきます。
「わたしはほんとうに自分勝手な人間だった…許してくれ」
頷くフィリップ。
「僕に伝えたいことって何ですか」
「君の、君の、本当の名前は…」
顔色を変える、フィリップと翔太郎。やはり来人なのか、と、一瞬フィリップは考えたでしょうが、山城のもたらした情報はそれ以上のものでした。
「そのざき、らいと」
「!」
「それじゃフィリップは」と身を乗り出してくる翔太郎に頷きかけ、
「園咲琉兵衛の…実の…息子…」と説明を加える山城。
「山城さん!」
容態の急変。医師が時計を確かめたということは、臨終ということでしょう。
ベッドから引き離されたフィリップは、今聞いたばかりの事実に動揺します。
自分と若菜は、では。

風都駅。時計台の下で待つ若菜。
時計の針はそろそろ2時になろうとしています。来てくれないのだろうか、いや、きっと来てくれる。

決意

病院を出て公園を歩く一行。
「僕は決めた。若菜さんと、この街を出る」
決意を語るフィリップの顔は、意外な清々しさに満ちています。
若菜と自分は家族だった。なぜひかれ合ったのか、なぜ一緒にいればやすらぐのか、ようやく理解できた。
彼女は苦しんでいる、自分はその彼女を支えたい…家族なんだから。
「フィリップ。それがどれだけたいへんで、どれだけ危険なことか、わかった上での決断なんだろうな」
頷くフィリップ。
であれば自分には何も言うことはないと、微笑む翔太郎の背景で、鳴海壮吉のあの歌が流れています。
「さあ、早く行ってやれ」
「さよならなんて、言わないから」
自分たちだって家族だろうと拗ねたような亜樹子の顔に、じゃあねと微笑みかけるフィリップ。

風都駅、2時23分。
立ち尽くす若菜を出迎えるのは、テラーの哄笑。周囲には彼の身体からにじみ出るような、黒く禍々しいあの液体。
「お父様!」
「さあ、一緒に来なさい」
「嫌!」
液体の中に呑み込まれる若菜。カートだけがそこに残されます。

以前お茶のお誘いだとウェザーの前に現れた時もそうでしたが、テラーのあの黒い水は呑み込んだものを空間ワープさせる機能があるようです。

「ここは」
「これこそがお前が継ぐべき<ミュージアム>の真の姿」
案内された広いその場所は研究所と工場を兼ねたような不思議な設備で満ちています。
「お前の双肩には、この星の運命がかかっている。若菜、お前こそが<ミュージアム>そのもの」
不可思議な園咲のその言葉。

王の娘

風都駅、3時。
放置されたカートに一瞬目を止めたものの、
「若菜さん! もう行ってしまったのか?」と気ぜわしく駅舎内へ入っていくフィリップ。ホームの雑踏の中で彼の携帯が鳴り響きます。
117 :名無しより愛をこめて:2010/06/06(日) 12:11:43 ID:ps3z+Wr9P
大都市なのに随分小さい駅だと思った。
北風都駅とかにしとけば私鉄でも走ってんのかな?位に思えるのだが。

194 :名無しより愛をこめて:2010/06/06(日) 12:46:17 ID:w+xbcEib0
風都駅は別に本風都駅とか風都中央駅があるはず
厚木や鹿児島的な意味で

196 :名無しより愛をこめて:2010/06/06(日) 12:50:31 ID:4ryu4AF1O
翔太郎「つまり風都本線から風都警察署前で降り、そこから風都田園都市線に乗れば5分の時間の空きができます。つまり犯人はあなたなのですよお嬢さん」

わたしもそう思いましたが福岡市も福岡駅はローカルの私鉄で、駅も小さいんですよ。大きいのはJRの博多駅のほうなので、そんな感じかなあと解釈しました。

「もしもし若菜さん! 今どこに」
「……後ろよ」
前回の繰り返しのような会話、微笑み振り返るフィリップ。しかし何かが違っています、若菜の表情が、若菜の声が。
黒衣に身を包んでいたため一瞬若菜もゴスロリかとか思ってスミマセン。
「来てくれたのね、来人」
「若菜さん。……え? 来人?」
彼女も自分の正体を知っているのか。
「ずっと死んだと思っていたわたしの弟」
「僕、何も憶えてなくて…でもやっとわかりました、どうして一緒にいると心がやすらぐのか。僕たちが家族だから」
「そうよ……わたしたちは、家族……園咲に生まれた人間」
微笑むフィリップ。見つめ返す若菜。
だから。

「来人? あなたの命をもらうわ、<ミュージアム>のために」

翳されるメモリ、地球の囁き。人目も構わずクレイドールへと変身する若菜。

まだ公園にいる翔太郎と亜樹子。ベンチに寝そべる翔太郎に亜樹子が話しかけます。
「フィリップくん、今頃どうしてるかなあ」
「そりゃあお前、……電車ンなかだろ」
「……だよね」
虚脱のあまり呆けたような会話を続ける亜樹子と翔太郎。そこへ鳴り響く携帯の音。
「フィリップ?」
「もしもし翔太郎。変身するよ!」

わけもわからず急かされるまま、ジョーカーのメモリを取り出す翔太郎。
今回襲われたのはフィリップのほうなので、久々のファング出現です。変身。ファング・ジョーカー。
場所は風都駅近く。Wの眼前に立つクレイドールは、大勢のマスカレードを従え、まるで王の娘のような佇まいです。
「これは…フィリップお前。若菜姫と一緒にこの街を出たはずじゃ」
「あれが、若菜さんだ」
紹介するよと言うように、目の前でファングの右手がクレイドールを指し示す。
「何だって?」
「あのドーパントが、僕の姉さんだ」
襲いかかってくるマスカレードを振り払いつつ、翔太郎に事情を説明したいのか、動揺を訴えたいのか、いつになく感情的になるその声が抑えられないフィリップ。
「どういうことだ!」
何故という思いは、しかし、翔太郎だけのものではありません。
運命の急転に立ち尽くすWの戸惑い、憂いに満ちた表情はフィリップそのもの。

ファング・マキシマムドライブ。群がるマスカレードを一掃し、クレイドールの前に迫ります。

「教えてくれ。何がいったいどうしたのか」
「わたしの使命を理解しただけよ」
静かに左腕から砲撃を加えるクレイドール。井坂の数度にわたる調整を受け、その威力は飛躍的に高まっています。
辛うじて防ぐものの、変身が解けてしまうフィリップ。
「来人? あなたも自分の使命を思い出しなさい」
顔を上げてもそこにもう若菜の姿はなく、独り、その場に崩れ落ち絶叫するフィリップ。

園咲家大階段。
退出しようとする白スーツの男とすれ違う若菜。彼女の様子が違っていることに男も気づいたのか、ぼんやりと顔を上げます。
「お邪魔しました」
「--ねえ。今度用件がある時は、父じゃなく直接わたしに伝えてくださる」
決定権は自分にあるというような、傲然とした表情、その陰から滲み出る哀しみ。
「よろしくって?」
かるく頷き、立ち去っていく男、階段の頂点に立ち、それを見送る若菜。

フィリップはまたここに戻った。
でもやつにとって、状況はまったく変わってしまった。受け止めるにはその現実はあまりに過酷で--。


鳴海探偵事務所。
「できたー! これで依頼倍増間違いなしね」
事務所のホームページができたという亜樹子の声に、思わず覗き込む翔太郎。先週の作りかけの画面を見ても思いましたが、ちょっと前にmixiニュースであがっていた、
「昔の個人サイトでよくあったこと」というランキングを思い出してしまいます。とにかく派手。読みにくい。しかも、どうも目指しているイメージはラブリーであるようで、ハートが乱れ飛んでいます。
「ぬぁー。まったくハードボイルドじゃねぇー!」
気の抜けた叫び声をあげる翔太郎を無視し、
「ほんとはこの写真を使いたかったんだけどね」と言う亜樹子。
「お前これ、撮るの失敗してんじゃん」
フィリップと3人で撮ったあの写真。落ちかかるバットショットを受け止めようと慌てた表情の3人が、斜めに切れて映っています。
「いい写真じゃない。いかにもうちの事務所らしくて」
「……まあな」

フィリップの本当の名前は、園咲来人。
でも俺たちにとって、やっぱりフィリップはフィリップだ。


微笑む翔太郎。今回やけに、亜樹子やフィリップへの包容力を示してかっこよかったです。
しかし、明らかになった敵の正体に、彼ら鳴海探偵事務所がどう挑んでいくかはまだわかりません。波乱の展開を期待しつつ、でも来週はまた普通の依頼っぽい。
テレビって業界ネタ好きですよね。セットや小道具の準備が楽なのかも?
以上報告します。
今週の天使様。
「岡元次郎だ!」と全身で叫んでいるような新キャラ。
これが次郎さんじゃなかったらびっくりします。それくらい、あたりに横溢する岡元次郎感。
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>誰かが入浴させたはずと

おぉ! それは盲点!ひっそりと若菜派なので、若菜姫でも同じシチュエーションないかな(笑)。
今回三人で撮った写真が悲しい結末になりそうな気もしていて、ちょっと気になりました…。

天使様のゴセイナイト、次郎さんで正解だそうですよ。

2010.06.07 12:00 URL | りゅうきん #3cXgguLU [ 編集 ]

冴子さんの件ですが

私も気になりましたが、VIP待遇ぽいので、ホテルの女性スタッフに頼んだのかなー、と思いました。でもって、どんとチップ渡したり(^^)。

2010.06.08 17:12 URL | なゆ #hw/XFbsg [ 編集 ]

お2人さま、いらっしゃいませ。

冴子さんの入浴にこだわってスミマセン。ハーレクインならそこはしっかり描かれそうな気がするので。
横溝正史作品にもありますが、美しい女性は入浴しなくなるとだんだん自尊心を失い鬱っぽくなってしまうんです。逆にすっきり清潔にすると元気が出てきたりとか。
冴子さんは逃亡生活でだいぶダメージ受けてたと思います。

>りゅうきんさん

若菜は清純派なので難しいかもしれませんね。
そしてわたしも、写真はこれから起こる悲劇を予感させる常套手段だと思います。
予想が外れてくれるとうれしい。

>なゆさん

ああ、どんとチップ。憧れの世界ですね。
スイートにしては小さいベッドルームだったので、加頭がVIPなのか出張中の部長くらいのポジションなのかと気になり、つい余計なことを考えてしまいました。

2010.06.10 08:24 URL | maki #mxyayG2g [ 編集 ]















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