LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

ブジンサマ、久々登場!と思ったら歌を歌いながら農作業。
作業唄がわりに歌うのは例のいのりうたですが、これが実に美声です。素晴らしい。
大きな力持ちの手は牛馬要らず、さくさくと耕地を広げていきます。
「これでまた人間様に喜んでもらえる」というジュウゾウと微笑み合っていますが、そして耕した土に指先で穴を開けるのは種まきのためなんでしょうが、そんな大きい深い穴を開けて何の種をまこうというのか。

メインエピソードの感想はどう書けばいいのか今途方に暮れていますが、ていうか途中経過はともかく最後はこうなるに決まってるじゃん、という流れなのですが、正体バレのタイミングはわたしはそんなに悪くないと思います。
なんかこの頃「カノン」を観ながら「オバケのQ太郎」観てるような気がしてまして、そのノリからするとここで正体バレというのはいかにもありそうなことだと思いました。
第11話 憾温
例によっていろいろうろ覚えです。

いよいよ路上ライブ開始。
タイヘイの考えなのでしょうか、
「リストラがなんだ!」というのぼりを立て、動物の着ぐるみを着、大声で人を集めてのライブは大盛況。タイヘイの口上にも皆好意的な笑みを浮かべています。
「人と人が信じあえる世の中をつくりたい」からこの路上ライブなのだと言うのですが。
カノンはというとその記録係を務めているようです。

好評に気をよくし、初日から数カ所を回った一行。1曲しかないのでゲリラライブもいいとこですね。
「いや、一仕事終えたあとのビールはうまい」
「しかも昼間っからというのがいいんですよね」
「この歌でみんなを幸せにしてやれば、あんたもそのうち最高に幸せになれる」
<だいちゃん>で互いをねぎらいあう一行。あれ、守谷を力づけることがタイヘイの目的だったのではないのでしょうか。

「自分も何かしたい」
歌は歌えないカノン。撮影した写真をアルバムに整理し、ライブ動画をネットにUPし…ところが。

朝起きて、何気なくテレビのニュースを眺めていたカノンは驚愕。
慌てて<だいちゃん>に電話します。
海外の著名人が守谷たちの動画に着目し、ブログで紹介したことをきっかけに視聴数が急上昇。
今や世界で最も注目を集めている動画になったと、番組で取り上げられていたのです。まあ、まずここで
「ねえよ」とは思いますがそれはキニシナイ。

「…何?」
城南大学の学部長室。守谷を首にした渋い声の学部長に、誰からか、守谷の動画について、報告の内線が入ります。

山形でもショウタが自らの目に、守谷の動画のニュースを映し出しています。
「これでブジンサマが起きるのか?」と、常に性急なショウタ。対して、歌が人を力づける現象について、思い出に耽るジュウゾウ。
あれはまだブジンサマが眠りにつく前のことだった。
荒地を耕してくれとジュウゾウ(変身体は初?)が言うと、気さくにその大きな手を伸ばし、見る間に耕作地を広げていったブジンサマ。
「これでまた、人間様によろこんでもらえるなあ」
語りかけるジュウゾウに応じるように、ブジンサマが低く楽しげに歌うその歌はいのりうた。
どーこかでー♪ だーれかがー♪ ……じゃないですが、さすがの美声ですね。歌えるということは、台詞もあるということなんでしょうか。

守谷邸。引越しの準備をしている守谷の、携帯が鳴ります。応答して顔色を変える守谷。
「僕に今ごろ何の用があるっていうんですか」

動画をCDに落とし、守谷の自宅へ届けに行くカノンとタイヘイ。
偶然道を尋ねた少年は守谷の息子でした。鬱屈した様子の少年、荷造り中の室内。
出てきた夫人は美人ですが面やつれした様子で、なおかつ明らかに妊娠中のようです。

守谷は留守だと告げる夫人は、タイヘイに礼を言います。
再就職がうまく行かない守谷の家庭は、当然ながら、どうやら明るいものではなかったようです。
こんな時期だ、すぐに再就職先が見つかるとは自分も思っていないが、守谷は独り思いつめた様子で、自殺でも考えているのではないかとずっと心配だったと言う夫人の言葉に、驚いた表情を見せるカノン。
「大丈夫だ、守谷さんがこの歌で大勢の人を幸せにすれば、今にきっとあんたたちにも幸せさ戻ってくる」
「…そうだといいんですが」
疲れたような笑みを浮かべる夫人。
守谷の家庭のあり方は、視聴者には充分想像できる範囲のものなのですが、ライブの成功に浮かれていたカノンには予想外だったようですね。この辺りで結末は予想がついてしまいます。
タイヘイはオンバケだから仕方ないのですが、ここで気づかないカノンはやっぱり、幼い。
小中学生が主人公のジュブナイルなら、この展開は納得がいくのになあ。
次のライブの予定を告げ、守谷邸を辞する2人。

久々のイパダダ登場。より多くの力を得ようと、今度は犬を襲います。
獲物がだんだん大きくなってくる不気味さ。とはいえ、最初が人間だったのでインパクトに欠けますが、人間以外の獲物では、という意味で。

「4時に浅草・雷門前で」と確かに伝言を頼んだのに、4時を過ぎても現れない守谷。
心配し、浅草から守谷の自宅までたどってみようとするカノンとタイヘイ。

特定の地域で犬が十数匹殺された--不気味なニュースを伝える街角のテレビ(しかし伝えるアナウンサーがまた美声)。その前でサワモリ達がイパダダ捜索に駆けまわっています。
「依代のにおいがたどれなくなった」
不安げな表情のトモスケ。

夕刻、ある神社の境内で、ぼんやりと腰掛けたままの守谷を見つけるカノンとタイヘイ。
タイヘイは笑顔で
「浅草は人が多いから緊張したんだべ?」と話しかけますが、守谷は
「もうあの歌は歌わない。理由は言えない」と態度を一変させます。
「言えないって、それじゃリストラした学部長と同じだべ?」というタイヘイの言葉に、さすがに硬い表情を崩す守谷。言いづらそうに事情を説明します。
「……学部長から連絡があったんだ、あの歌は歌うな、その代わりもう一度戻ってこないかって」
動画が今以上に話題になることで、大学の風評が落ちることを彼らは心配したのです。

もちろん突っぱねてやったろうなと威勢のいいタイヘイには、やはり守谷の心はわかっていません。
いや、自分は条件を飲むことにしたと答える守谷。

「なんで! そんなことではほんとうの幸せは得られない」
「ほんとうの幸せって何だよ!」

夢は見せてもらった、力づけてもらった、それは感謝している。これからは現実の時間だと言う守谷。
実際、大学は非を認めたのではなくしぶしぶ守谷を受け入れたわけで(普通せいぜい退職金の上積み程度)、戻っても風向きがよくなるとは思えません。今度は守谷自ら辞めたくなるような状況をつくろうとするかもしれません。
しかし、それでも、夢では妻子は守れない。彼にとって何よりも必要なのは就職先であり生活の手段です。
それを得る方策を示すでもなく、ただがんばれ元気を出せと煽り立てるタイヘイは、善意ではあっても守谷の心には添えていなかった、応援するといいつつ自分の夢を守谷に仮託していただけだったということになります。

初めから予想がついていた破綻。
大学に呼び戻されなくても、守谷は既に家を引き払い誰かを頼って引っ越そうとしていたわけですから、遅かれ早かれこうなっていたはず。
それでもタイヘイの善意は通じていた、だからこそ守谷も夫人も感謝し、ゲリラライブに一時の夢を見て、なけなしの活力を奮い立てていたわけで、これを裏切りというのはあたりません。

これは一時の夢だ、いつまでもこんなことをしてはいられないと思っていた守谷。
一方で
「世界が幸せになれば守谷も幸せになる」という夢を信じていたタイヘイ。
どちらも悪くはありません。
妻子を抱えてそんな遠大な夢が実現するまで待つことはできない、その守谷の現実を、人ならぬ、そして悠久の時間を持つタイヘイには理解できなかったというだけで。

去っていく守谷を見送ったまま、ただ立ち尽くすタイヘイ。その背を見つめるしかないカノン。

アパートで泣きじゃくるカノン。お前が泣くことないだろうと思いますが。
「……いいかい?」と訪れたイケチヨは、タイヘイがあまりにも落ち込んでいるからカノンはどうかと心配になったようです。
「あたし、何かしたいのに、どうしていいかわからなくて」と泣くカノンに、ただ傷ついて泣いていた時に比べればずっと前進していると力づけるイケチヨ。

このエピソードをカノンが
「タイヘイさんは人のために一生懸命だったのに裏切られて」とまだ解釈しているなら今までと変わらないのですが、その辺りは描かれません。
人のためと言いつつ、何がその人のためになるかを考えてもいなかった、自分の至らなさに気づいたどうかもわかりません。
ただ自分の無力を知り、それでも
「タイヘイの力になりたい」という意志を表明した、その点をイケチヨは評価したということなのでしょうか。

泣き止んだカノンに、
「見に行かないかい? タイヘイを」と誘いかけるイケチヨ。

<だいちゃん>で一人冷酒をあおるタイヘイ。咳き込んだりくしゃみをしたりすると変身体になってしまうのは仕様らしいです。
「カノンちゃんだよ」
イケチヨの声に振り返るタイヘイの顔はいつになく力がなくて、かける言葉に迷うカノン。
「あ……」
言いかけるカノンの前で、タイミング悪くくしゃみをするタイヘイ。
「え……?」
目の前に出現したカブトのお化けに呆然となるカノン、背後でよりによって今と顔をしかめるイケチヨでおしまい。次回、とうとうカノンはタイヘイ達の使命を知る……のでしょうか?
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