LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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GENTOS (ジェントス) 置き時計 ジータッチ LEDディレクタークロック RB-111BK
明かされた出生の秘密。
実の姉との避けられない戦い。
そして野良犬のような逃亡生活から一転、復讐を胸に期し蘇ってきた長姉の信じられないような力。
覚醒した若菜とフィリップ=来人を軸としたシリアスなストーリー展開が一つの山に来たわけですが、それとは裏腹に、依頼人に関わるドラマはあくまでも、そしてどこまでもおばか。
こういう話を違和感なく、一緒にやってしまうのが「W」ですね。

今回は制作側にも縁の深い、映画の撮影現場が舞台。
ということで小道具にも力が入りまくっていますし東映お膝元のT-JOY大泉もロケ現場として登場。
高岩さんの出没しそうな(そして少なからぬ目撃談もある)場所は尽く避けているわたしとしては、当然行ったことがない映画館ですが、
「ああここが聖地か」と感慨深く拝見しました。そして「風の左平次」再び!
画像は「ブログ画像ゲッター」より、カチンコ型置き時計。
依頼

鳴海探偵事務所。前回の事件を思い出しているのか、黙しがちなフィリップにかかる翔太郎の声。
「あんま思いつめんな?」
「……問題ない」
若菜のことはもう整理がついた、彼女は結局、ガイアメモリの毒に負けたのだろう。一瞬の間の後、こともなげに言うフィリップの言葉が、しかし亜樹子には強がりに聞こえてしまうわけです。
今何か言いかけたでしょう、家族なのにほんとうに割り切れるのと踏み込んで行く彼女に、
「……ほっといてくれ」と、背を向けるフィリップ。

重い空気を切り裂くようなチャイムの音。ドアへ飛んでいく亜樹子の前に現れたのは、まだ若い女性です。
「調査を、お願いできますか」
緊張した面持ちの女性。依頼の内容は、と前へ出て行く翔太郎。女性が口にしたのは、実に風変わりな内容でした。

「劇場で、覚えの無いあたしの主演映画がかかってるんです!」

女性の勤務先である映画館・T-JOY風都。
満場の客の目の前で、スクリーンに映し出されるのは、確かにその依頼人の女性のアップ。
「ねえ、この映画ちがくない?」
不審気に囁き交わし、席を立ち、しかし開かないドアに戸惑い、開けろ、出してと騒ぎ始める客たちの図で、OP。

調査

女優でも何でもない自分の映画が上映され、しかも客たちは上映が終わるまで出られない--依頼人・虹村あいの話を受け、まずはT-JOY風都へ向かった翔太郎と亜樹子。しかし他の客の迷惑だからと、さっそく立ち入り調査を支配人に拒まれてしまいます。

「うわっ!」
あてがはずれ、所在なくロビーを見回す亜樹子の背後で、派手に転倒する従業員の青年。周囲にはパンフレットの箱が散乱しています。
「ああ、もう先輩…!」
語気荒くそれを注意する女性従業員。言葉もないという風情の青年に、
「まただんまり? ……信じらんない」
それ以上顔を見るのもいまいましいというように去っていきます。
直後、現れたあい。
「大丈夫? わたしも持ってあげるから立って」
「虹村さん…」
あいに優しく促され、今度は立ち上がる青年。よく見ればロン。なにか企んでいるのか箱を一つ抱え向こうへ歩いていったあいの背を見送る、その表情を見てピコーン!と納得する亜樹子。

「キミキミ。がんばって! うふふふ! うふふふ!」

わざわざ背を叩いて声をかけ、気味の悪い笑い声をあげながら手でハートマークをつくり、青年を冷やかす亜樹子がすごくオバチャンです。若者の恋はほっといてあげましょう。

スケッチブックを取り出し、何か字を書いて亜樹子に示す青年。「キバ」の渡のような行動です。示された文字は
「問題ない」の一言。
「どんだけ人見知りやねんあんた! しかも、字、ちっさ!」
突っ込む亜樹子の脳裏に、次の瞬間、同じように問題ないとつぶやいて目をそらしたフィリップの顔が過ぎります。
(この人も…本音をためこむタイプ?)
亜樹子をあしらったつもりか去っていく青年。

「おい亜樹子ぉ!」
ぼんやりそれを見送っていた亜樹子を呼ぶ、翔太郎の切羽詰った声。
「おい、ちょっと来い、亜樹子! これ見ろ!」
「もう、何よ」
行ってみるとそこには、映画「風の左平次・3D」のスタンディ(宣伝用立て看板)が!

説明しよう、「風の左平次」とは亜樹子&翔太郎がはまりにはまっている時代劇。DVDボックスはもちろんコンプリート。
白雪姫事件でその魅力の一端が紹介された時は、あまりの福本清三先生の大活躍ぶりに、ほんとにこのDVD売り出せ! 買うから! と思ったものです。

「あああっ!」
「観てえ……おい亜樹子。これ観よう」
思いつめたように上ずった翔太郎の声。スリッパ片手に我に返る亜樹子。
「何言ってるのよ、今は(支配人に立ち入りを拒まれ)どうやって調査しようって大事な時よ」
「こっちだって大事だ!」
何でそこまで真剣なのかと言いたいくらい真剣な翔太郎が可愛いです。そして閃く亜樹子。

「ちょっと探偵さん、まだいたんですか?」
出て行けと言わんばかりに現れた支配人。そちらへ振り向き、
「お客様は神様です!」と「風の左平次」のチケットとパンフレットを示す翔太郎と亜樹子。そう、客なら文句は言えないはず。これぞ一石二鳥! あっはっは、おーっほっほっほと21面相か小早川奈津子ばりに高笑いしながら3Dメガネをかけ、スキップで入場していきます。

クイーン

「来人と戦いましたわ。過去の自分と決別するために」
「実に頼もしい……嬉しいよ若菜」
園咲家大広間。父の言葉に嬉しげに目をあげる若菜。笑顔だけは以前のごとく無邪気で愛らしい。
「お父様の笑顔が見られてわたしも嬉しいですわ」
「実はお前にプレゼントを用意しているんだ」
園咲の言葉とともに、画面には何らかのスケッチ画と、それを元に打合せするミュージアムの研究員らの姿が映ります。
「まあ、何ですの」
「お前のために作られた女王の証だ」

ジェシカ

「左平次・3D。すごいな」
興奮を隠せない様子の翔太郎。思い切り公私混同になっていますが会場は2人の貸切状態。あんまりポピュラーではないんでしょうか「左平次」は。
次の瞬間、映し出される映像に、戸惑ったようにつぶやく翔太郎。
「おい亜樹子。これどう見たって3Dじゃないよな」
セピアの画面に、荒野を歩く女性の大写し。
「あっ、これよ、これが謎の映画よ……これどう見たってあいさんじゃない……」
依頼された問題の映画の上映に、ちょうど行きあたったのです。
「『ジェシカの彷徨と恍惚』……? 『傷だらけの乙女は何故西へ行ったのか・漂流編』……は、タイトル長!」
映し出されるタイトルを読み上げる翔太郎。何だかすごく文芸大作っぽいような映画研究会っぽいようなシリアスなタイトルです。そして長い。

『どこへ行く、ジェシカ』
『……彼方へ……わたしの道を切り拓く』

「は、独りよがりなムードだ。駄作のオーラが出まくってるぜ。じゃあな」
それ以上観る気をなくし、席を立つ翔太郎ですがやがて呆然と立ち尽くします。
「出口がなくなってる……」

サードパーティー

風都ホテル・ダイニングルーム。向い合って食事をとる男女。
「加頭順。……何故あたしを助けるの」
「好きだからですよ? あなたが」
「こんなに心のこもってない告白は初めて」
組織の新たな長として着々と地歩を固める若菜に対し、もはや冴子に勝ち目はない。
わかりきった状況をわざと丁寧に整理してみせ、冴子を苛立たせておいて
「だからわたしがあなたを守ってさしあげます。財団ではなく、個人の意思で」と言う加頭の意図は相変わらずわかりにくい。守ってさしあげるといいながら、嬲っているようでもあります。
耐えきれず中座する冴子。
(見せつけてやらなくては、わたしという人間の価値を……せめてメモリがあれば……)

映画

「もう7時間と……19分だ。こりゃ拷問だぜ」
「でも結構あちこち惹きこまれるところはあるよ」
「どこがだ。さっきから話まったく進んでねえぞ……おっ、ついに来たか、クライマックス!」
画面に射す眩い光に身を乗り出す翔太郎。
しかしその光を背に映し出されたのは「未完」の文字。力なくシートに座り直し、
「こんなに長いのに未完かよ……」とがっくりする翔太郎。
商業作品として完成していないものを観せられた翔太郎の気持ちはよくわかります。彼の口にする批評はありがちなものなのですが、それだけに何かの暗喩かとつい穿った見方をしてしまいそうになります。
いや特定の団体や作品には関係ない、でしょう。映像作品にはこれは常につきまとう問題ですから。独りよがりであってはならない。

「おい、責任者出て来い!」

その時、おずおずと立ち上がる、白い頭部をした変な人物。
「でっ、出た! ドーパント!」
亜樹子の声に驚いたようにへどもどしながら逃げ出していきます。
ふさがった出口の前で円を描くように腕を動かすと、緑の枝が縺れ合ったようになり、そこがドアのように開き…

「何だあいつ。今何をした?」
つぶやきつつもフィリップを呼び出すため携帯を取り出す翔太郎。
「壁が植物に? それは興味深い」
すっかり現状復帰しているフィリップ。地球の本棚に入ります。映画館ではけたたましい声をあげながら謎のドーパントを追い回す亜樹子、翔太郎。

「…搾りきれないな。『植物』を『生物』に、『変換』を『組み換え』に、キーワードを変更」
たちまち1冊の書物がフィリップの前に現れます。自分の手際よさに思わず口笛を吹き、それを手にとるフィリップ。

「犯人がわかった」
ドーパントを見失い、映画館の中を歩きながら、フィリップからの電話の内容を亜樹子にも伝える翔太郎。
「ジーンというドーパントだ。ジーンとは遺伝子、つまりやつは遺伝子を組み替えて別なものにすることができるんだ」
「こいつは相当な変り種だ」
「生体組織であれば好きな形につくりかえることができる。自分の体もな」
言いながら傍らに立つ支配人の肩に手を置く翔太郎。身をこわばらせ、緊張した面持ちを見せる支配人。
「全力疾走してきたみたいに汗まみれだな? マネージャーさん。……それに、ホンモノはあっちじゃないかな」
指されたほうの支配人は、自分と同じ姿の男を見て棒立ちになっています。
見破られた。
逃げ出すところを翔太郎に殴られ、正体を表すドーパント。化物の出現に騒然となるロビーの客たち。とっさにカウンターのポップコーンを手にとり、何かに変換して床にまくドーパント。
まきびしのように足に刺さるのか、翔太郎が手間取っているうちに屋上へ出ていきます。

「……フィリップ!」
サイクロン・ジョーカー。
追って行き、戦闘力に劣る相手をじたばたすんなと取り押さえようとするのですが、その度ドーパントは手にしたものを酸などに変え投げつけてきて意外に厄介。
ヒート・ジョーカー。
「熱いぞコラ!」と脅しながらヒートの右手で喉元を押さえてやると、
「あっちー!」と悲鳴をあげていたくせに、言いながらその右手を牛のパペットに変えてしまいました。もちろん左手はカエルちゃん。じゃない。
「……ふ、熱いだろう、って、うわぁぁぁぁぁっ!」
パニックに陥るW。スキップで逃げて行くドーパント。
「ああああああああああ」
「もー」
「翔太郎! 落ち着いて翔太郎!」
「もー」
「手が。俺のててて手が!」
「もー」
「メモリチェンジだ!」
もーもーちゃんの手でメモリチェンジ。
「手が牛。ああ」
<ルナ>と告げる地球の囁き。
「うしぃ。ああ」
ルナ・ジョーカー。桐山さんのアフレコは最初から上手いなあと思っていましたがよくこんな台詞をと思います。
ドーパントにくっつけられた元もーもーちゃん=二枚の植物の葉を振り払い、
「……これが俺の手だ」とようやく落ち着いてルナの手を伸ばすW。ドーパントを捉え、地面に引倒します。
もんどり打って倒れ、変身を解いた姿は先程の映画館の従業員の青年。
「お前」
慌てて起き上がり、落としたメモリを拾おうとする青年の前に、飛び出してくる亜樹子。
「君だったのね犯人は。没収!」
「かえせ…っ」
先にメモリを取り上げ、手を高々と上げます。その背後には心配してやってきたのか、あいの姿も。
「そんな、川相くんが? 怪物?」
「……上映館のナンバーを偽装して使っていない試写室に誘い込んだんだ。そして壁を作って閉じ込め、自分の映画を観せた」
川相の犯行を説明するルナ・ジョーカー。
「ちょっと待って。まさか、あの映画のあいさんは」
「そう。彼が自分を組み替えて演じてたんだよ」
「えええええ。じゃああの映画って、監督も、主演女優も、撮影もぜんぶ君一人ってことなの!」

どういうことなのとあいに問われ口ごもる川相。
「引っ込み思案にも程があるよ! あいちゃん本人に頼めばよかったじゃん」と亜樹子に言われ、俯きます。
「やれやれだ。後は照井の仕事だ」
「そうだね、メモリに心を奪われた人間には、もう何を言っても無駄だ」
ドーパントを無力化したら、警察に引き渡す。いつもの手順です。
立ち去ろうとするルナ・ジョーカー。しかしそのフィリップの声の苦さに、顔を上げる亜樹子。
「ちょっと待って。わたし考えがある。だから警察につれていくのは待って!」

メモリに心を奪われた人間とは、フィリップ自身が若菜を諦めるための言い訳です。
ここでもし、川相を立ち直らせることができれば、フィリップはまた若菜を見捨てずにいることができる。

女社長

ディガル・コーポレーション社長室。報告書の提出が遅いと部下を叱責する若菜。
冴子さんを彷彿とさせる気迫が、新しいビジネス向きのシンプルな髪型に似合っています。
憤りのあまり、入ってきた掃除婦にも
「邪魔よ!」と八つ当たりし、「……帰って来る時までに済ませておきなさい」と言い直して部屋を出て行く若菜。
怯えたように一礼し、若菜が通り過ぎた後ゆっくりと頭をあげる掃除婦の顔は……かつてのこの部屋の主・冴子その人でした。新社長の背に投げられる冷たい視線にぞくぞくします。
彼女のIDカードはまだ生きていて、ロッカーのドアはあっけなく開きます。取り出した亡き夫の形見、ナスカのメモリに嘆息する冴子さん。
「……あった……」

茶番

どこかの草原。カメラの前でカチンコが鳴り、異様な風体の男女がその向こうを歩きまわっています。
「どこへ行く、ジェシカ」とウィリアム・テル風の衣装を着せられた竜。
「ドコイクンスカ!」と白塗り金髪の天使になった真倉。
「彼方へ。わたしの道を、切り、拓く!」
剣を突き上げ一本調子&大げさな身振りで台詞を言うのはギリシア時代の女剣士風のあい。
「……カット」
やるせなさそうに声をかけるのはベレー帽とサスペンダーで気分を出している川相。どうやら彼の「ジェシカ」を皆で撮り直しているようです。
「監督はもっと、腹から声出せーっ!」と偉そうな演出の亜樹子。
「え…カ、ット…」
ダメ出しされもう一度声をかける川相。そちらに向かい天使真倉が、
「あのさ。何で俺、こんなカッコさせられてるわけ! ……ですか?」と竪琴を掻き鳴らしつつ抗議します。
「ハーイ」と手を上げ、「ボキも暇そうに見えて暇じゃないんだ、けど、な」と言うウォッチャマンは後ろで控えさせられていたようです。

「おい亜樹子。こりゃいったいどういうつもりだ?」
見かねて口を開く翔太郎。言われる前からスリッパを取り出し身構える亜樹子も、そういえばサングラスを頭に乗せ肩にはカーディガンの袖を結び、なにやら業界人風です。
「何で…」と言いかけた翔太郎の頭を叩き、返す刀でウォッチャマンも叩き、
「亜樹子プロデューサー。もしくはかわいらしく、あきピーと呼ぶこと!」と主張します。
「あきピー?」
「あのね、これは映画作りを通じた透くんの社会復帰計画なの。彼ね、センスはいいと思うんだ。だからみんなで未完の映画を完成させてあげて、ガイアメモリの魔力に打ち克つ心をつくるの」
「この映画でか?」と真顔で問う竜が妙におかしくて脈絡なく吹き出してしまいました。
「『聖戦士ジェシカ』……?」
脚本に目を落とす翔太郎。タイトル変わってませんか。
「ヒロイックファンタージの決定版よ! 無駄なシーンはぜんぶ省いて、理想の映画尺・90分にまとめなおしたわ!」
得々として解説する亜樹子。川相もスケッチブックを取り出し
「問題ない、内容はとてもよくなった」と記します。にっこり微笑む亜樹子。
「だしょだしょ? あいちゃん本人にも出てもらって!」そして真顔に戻り、「アクション!」と声をかけます。

しかしそれは監督の仕事です。と思っていたら、その背後から現れる、女ランボー風の衣装のあい。ああそういう意味のアクションですね。あいは凛々しい表情でマシンガンをぶっぱなし、

「ギャグ!」と亜樹子が言うと、

今度はカトちゃん風の衣装と化粧のあいが振り向き、

「お色気も二倍増しよ! ね」と亜樹子が言うと、

グラドル風のひらひらワンピを来たあいが前かがみで胸元を見せつつスカートの裾を風に翻しています。
モンロー・スタイルの悩殺ポーズ。

「……ちょっと恥ずかしいけど、頑張ってみます」と頼もしい主演女優の言葉にOKを出し、先に向こうに行っててと川相をそちらへ追いやって、あいと二人きりにさせる亜樹子。

「はーい、じゃいどー」とやる気なさげに言う翔太郎を止め、
「待って。みんな協力して! 実はこれは、ラブラブムービー大作戦でもあるのよぅ!」とくねくねする亜樹子。
そっち方面はほっといてあげようよ。思わず脚本を取り落とす翔太郎。
「らぶらぶむーびーだいさくせん…?」とオウム返しに問う一行。フィリップはよく見るとカメラアシスタントのようです。

亜樹子の妄想の中のオールアップシーン。助監督らしい翔太郎が川相組のオールアップを告げ、皆が歓声をあげるなか、花束を手にした川相があいに
「虹村さん。お疲れ様。それと……好きです」と告白します。
「川相くん」
その顔をうっとりと見上げるあい。皆の祝福の中抱擁しあう2人。

「憧れのあいちゃんとこの映画を完成させれば。……ってなるのよ!」
「ぜってーならねー」と呆れる翔太郎。
「なぜそんな余計な世話をやくんだ?」と心底不思議そうなフィリップ。
「言いたいことも言えない誰かさんみたいな子は、ほっとけないんです!」とむきになる亜樹子が今回いつにも増していきいきと可愛いですね。
「だっ、誰のことだい」とつられて口を尖らせるフィリップも可愛い。

俺たちは「聖戦士ジェシカ」の完成に全力を注ぐはめになってしまった。
映画自体はあきピーのおかげで内容も実にすっきりした活劇になった。
なんでそもそも7時間以上必要だったのかが謎だが。


翔太郎のモノローグを背景に、映画のメイキングが映し出されます。文句を言いつつなんだかんだ楽しそうな一同。

完成

園咲家。何か紋章のようなものが描かれたジェラルミンのケースを開ける園咲。内部からあふれる緑色の光に怯えたように問う若菜。
「これがプレゼント…何ですの? お父様」
「有機情報制御器官試作体・ガイアプログレッサー」
「この輝き……どこかで」
「これでお前は完璧になる」
「完璧に」
「‥…そのためにはあるドーパントの協力が必要だ。ようやく見つけたよ、ジーンメモリの力を引き出すことに関しては彼は天才だ」
若菜が想起したのはエクストリームのメモリが覚醒したとき、地下の井戸に溢れたあの光ではないでしょうか。

一方、ホテルの屋上に立ち、意を決して簡易生体コネクタ手術を自らに施す冴子。

ゲンキハツラツ

「彼方へ! わたしの道を、切り拓く!」

「うーん、いいんでないの、あいちゅわん」
「元気ハツラツなヒロインになったな」←これって直前のCMに合わせてるんでしょうか
「やっぱヒロインはこうでなくちゃ。ね、監督!」
「……違う」

スタッフ一同に好評なあいの演技。しかし川相は首を振り、その場を立ち去っていきます。
「え? いいよね、透くん!」
「川相くん?」
肩を落とし歩いていく川相に追いすがり、
「わたし、よく撮れてると思うよ?」と声をかけるあいですが、川相の表情は硬いままです。
「ちがう……これはちがう」
「ん? なに? ……はっきり言って」
困惑するあい。

「あら? みんなで映画撮影? 楽しそうね」
「園崎…若菜? ホンモノ?」
現れた美女の姿に歓声をあげるあい。
「……でもここまでよ」しかし若菜はファンのことなど一顧だにせず、皆の目の前でクレイドールに変身します。「わたしといらして。ジーンくん?」
あいの悲鳴。
「照井、マッキー。みんなを避難させてくれ!」
「わかった!」
クレイドールの前へ突進していくフィリップと翔太郎。
「あら? 来人。奇遇ね」
「若菜さん、……いや、姉さん」
「若菜姫……フィリップの気持ちも考えてやってくれ。<ミュージアム>から離れるんだ」
「不可能よ、そんなの。だって、わたし自身が<ミュージアム>なんだから」
「もう仕方ないんだ。戦うしか……ない……」
意味深な言葉なのですがそれを解釈している時間はありません。やむを得ない、戦うしかない。フィリップの決意とともに変身する2人。サイクロン・ジョーカー。
「行くぜ」
前回の戦いでもそうでしたが、クレイドールは明らかにパワーアップしていますよね?
Wに力押しし、止めとばかり砲塔を向けるクレイドール。
その砲撃を遮りWを守るように飛んでくるエクストリーム・メモリを右手で受け止め、ドライバーへ。
エクストリームの眩い煌めき。
「--っ!」
襲いかかるクレイドールの攻撃を受け流し、振り払うような剣の動き。
「クレイドールの能力は見切った。プリズムソードは対戦能力自体を斬れる」
彼女を救うために、メモリブレイクも辞さないと心に決めた翔太郎。

打ち据えられ、地面に投げ出され手で泥を打つクレイドール、ゆっくりとそちらへ歩み寄るW。
Wの戦いにはまだ余裕があり、避けられない戦いとはいえまだ若菜の出方を見ようというようなところがあります。
そこへ、

「……無様ね、若菜」

地にもがくクレイドールに向け、高所から降ってきた言葉は園崎冴子。
「!」
ミュージアムへ、そして自分にとってかわった若菜へ、思い知らせるためにやってきたのに、Wごときに不覚をとるとはとんだ拍子抜け。
「そんな力でよくも自分自身が<ミュージアム>だなんて抜かしたものだわ」
「なんですって……!」嘲られ悔しげに身悶えするクレイドール。
「今見せてあげる、姉の意地を」
取り出されたメモリはやはり、ナスカのもの。
「霧彦の……!」
驚き見守るW、クレイドールの前で冴子は服の襟を寛げます。鎖骨の下に禍々しい口を開ける生体コネクタ。ドライバー無しで無事変身できるのか、という恐れを感じてでもいるように、一瞬目を伏せ、
「井坂先生……」と愛する男の名を呼ぶ冴子。霧彦さんじゃないのかよぉ。

出現したナスカは、朱赤の身体を翻し、Wに襲いかかります。
「--速い」
霧彦ナスカもレベル2に進化してその速さを誇っていましたが、それよりもなお速い冴子ナスカ。Wでは対応出来ません。皆を避難させてきたのか現れたアクセルはそれを見て取り、とっさにアクセルフォームへ。
音速の戦いは互角、否、ナスカがわずかに速いのでしょうか。
しかしアクセルの方が力は勝るのか、一瞬の隙を見てナスカを取り押さえます。
「今だ、左!」
「照井!」
プリズムビッカーを手にするW。
「--くっ!」
それを避け、遥かに威力、数を増した火弾を炸裂させるナスカ。園咲霧彦より遥かに強い。共に弾かれるアクセル、W。

「レベル3……」
彼らの戦いを見守る加頭は、そう呟きます。

絶え間ない爆発、超人たちの戦いにより燃え広がる火の、すぐそこに、放置されたままのカメラがあるのを見て慌てる亜樹子。
「せっかく撮った映画が……!」
駆け寄りカメラを保護しようとする彼女を、後ろで引き止めたのは川相自身でした。
スケッチブックに書かれる文字は、
「あんな絵のために危険をおかす必要はない」。正論なのですが亜樹子は
「え? ……気に入っていなかったの?」と“あんな”呼ばわりのほうがショックのようです。視線をそらしながらも頷く川相。
「わたしが余計なことしたから? ……みんなで撮るの嫌だった?」
スケッチブックには
「一人で撮る。ジーンを返して」と記されています。
「なんでえーっ?!」
頭を抱える亜樹子の後ろで起こる大爆発。で以下、エクストリィィィィッム!
この2週間の天使様。
ゴセイナイト、いいキャラです。
「人間はこの地球の体表を被い異常増殖したがん細胞のようなもの。真に地球環境を保護しようとするなら人類滅亡しかない」とかいう台詞をどこかで聞いたことがあるのですがそれを思い出しますね。
地球を守る、地球のためにという言い分は人間が言うとひどく傲慢に聞こえます。だからエコなんか考えなくていい、とか、いっそ人間滅びてしまえ、というわけじゃないですが。
独善を避けるためにはもっとお互いに原罪を抱える存在として、謙虚に考えていくことが必要なんじゃないかと、ラジカルなエコロジストを見る度思う次第で、しかしゴセイナイトは人間ではなく元天使たちと共に戦ったヘッダー。存在からして、上から目線で発言することが許されているわけで。
いや地球にやさしくするなら、地球ともはや一蓮托生の人類にもやさしく、というゴセイジャーたちとは共闘できるような対立しかないような、この微妙な位置のズレがなんかいい。
6/21追記。ゴセイナイトを元天使と認識してまして、今頃慌てて修正。ご指摘いただいた方、ありがとうございました!
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