LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。


Woodcut of a griffon / Penn Provenance Project


ささいな誤解や、敵側の離間の策によって相争う二人が、やがて仲間になるというのは平成ライダーの王道パターンなんですが、仁藤功介はとにかく話をするのが難しい相手ですね。

早合点、早呑込み、人の話は聞かずおれの話を聞けの一点張り。

彼を騙したというより、その耳に、とにかく自分の言い分を吹き込むことに成功したミサ/メドゥーサは(それも短時間で、初対面で)それだけですごい。
可愛い子ちゃんなのが良かったのでしょうか。
いや、晴人側にもコヨミや大門がいるのになあ。
そしてビーストのおかげで、前回に引き続きファントムの出番が少ない気がする。

急にテレビ壊れたので今週は観られないと思ってたのですが、一週間休ませてたらニチアサタイムだけは働いてくれました。
画像はグリフォン。チェンジマン好きだったなあ。
朝食

面影堂。
「体の調子はどうだ」とねぎらう輪島。
「おかげさまで。毒も消えて絶好調だよ」と微笑む晴人。
それに、ビーストの出現を考えれば、晴人の負担も減る、と瞬平。彼の意見は至極もっともなのですが、ただ仁藤功介/ビーストの戦う目的が、晴人とはあまりにも違いすぎることが不安要素です。
「それとなく木崎さんに探りを入れてみたの」と入って来た大門ですが、0課もやはり、ビーストという魔法使いについては何もつかんでいなかったようです。彼のことは何もわからない。

わかっていることは、ただ、彼がマヨラーであること。

神社の境内。
「いただきやーす!」
神聖なる鳥居脇の林にテントを張り、マヨネーズたっぷりのバーベキューをしている仁藤。
「これでこいつも満足してくれればいいんだがなあ」とベルトのバックルを撫でます。
朝の掃除に出てきて彼に気づき、
「きみ、これはなんですか!」と注意をしに来る神主。当然です。ここは済みませんとテントを撤収する以外道はありません。しかし、相変わらず頓珍漢な応対の仁藤。
「わかってる。あんたもここに住みたい、そうだろ?」
指し示すテントには、ちゃんと手書きの表札もかかっています。
「……男と一緒に住むのはごめんだが、ま、飯くらいなら」と神主の肩を抱き、バーベキューを勧める仁藤。
みなまで言うな! と言う人がぜんぜんわかってないのはパターンなんでしょうか。

ランチタイム

大きな濠のある公園。
この寒いのに、濠の中から潜水服で顔を出す男。
「……あいつだな?」と、水辺でスケッチをしている中年男のほうへ、泳ぎ寄って行きます。
中年男の背後には四阿。そのベンチに、まいったなというように座り込む、仁藤。
神社から追い出され、食い物どころか住む場所もないとぼやいています。

中年男の眼前で、がば、と姿を表わす潜水服の男。
「あんた、及川博だな」
「誰ですか」
「おれか? おれはこういう者だ!」
突如ヒドラの本性を現す潜水服の男。驚きの声と悲鳴がわきおこる公園で、
「ファントム!」と歓声をあげるのは仁藤ただ一人。またしてもピンチはチャンス。「今日の食事見っけ!」とばかりに、腰を抜かしたゲート、及川の前に飛び込み、ヒドラに組み付いていきます。
慌てて立ち上がり、逃げ出す及川。
「何だお前は」
驚いたのはヒドラの方。そして、揉み合っているところで、背後から銀の銃弾が撃たれます。

まともにくらった勢いで、水に落ちるヒドラ。
「このパターンはまさか……」恐る恐る振り返る仁藤。
背後には銃を構え、険しい顔で立つ晴人。
「……あああ、やっぱり」
「またお前か」
「それはこっちの台詞。また食事の邪魔をする気か」
言い争う二人の後ろで、よろよろと水から這い上がり、手すりをよじ登ってくるヒドラがおかしい。わたしは今回、このヒドラを応援します。

襟を捕まれ、くってかかられながら、
「おい、来たぜ」と冷静に指摘する晴人。
「は?」
察しの悪い仁藤の襟首を、背後からヒドラがつかみ、引き剥がします。
身体が自由になった、その隙に変身し、攻撃に転じるウィザード。
「あ、どさくさに紛れて!」
それを見て、おれもとばかり変身する、ビースト。
「さあ、ショータイムだ」
何か自分もかっこいいことを言いたいビースト。
「……ランチタイムだ!」
ランチタイム? 顔を見合わせる大門と瞬平。

先陣争いといえば聞こえはいいのですが、相手が前に出て戦うのを後ろから引き、割り込み、揉みあいつつ、交互にヒドラに挑みかかる二人。
見苦しいといえば見苦しく、しかし妙に軽快。香港映画みたいです。
二人に終始雑魚扱いされ、
「魔法使いが二人いるなんて聞いてないぞ!」と濠に戻ってしまうヒドラ。気の毒です。
「あっ、……ああ、お前が邪魔するから喰いそこなっちまっただろ」
「そんなことより、ゲートはどこだ」
「ゲート?」

及川家。
「ただいま。 ……聞いてくれ、とんでもない目にあったよ」
当然ながら、自宅に逃げ戻っていた及川。家族が出てこないのは意味があるのでしょうか。部屋の様子を見ると、単なる日曜画家の類ではないようですね。

設定説明(1)

ドーナツ屋。先日のマヨネーズをヒントに、新作を作ったという店長。
大喜びの仁藤はもちろん、他の皆も、なかば強引に配られたマヨドーナツを手にしますが、それでも頑なに晴人だけがプレーンシュガーをオーダーします。
捨て置けないのか、
「お前もかけてみろ、ほら」と晴人に向け、持参のマヨネーズを振りかざす仁藤。
「いらねえよマヨネーズ」と自分の皿を引っ込める晴人。
「おれはマヨネーズじゃない、マヨネーズはこっちだ」

それにしてもゲートは今どうしているのか。今後のことを検討しようとする晴人に、
「ゲートってなんだ」と改めて、聞きとがめる仁藤。彼は、魔力の塊を体内に有する人間がゲートと呼ばれることも、それを絶望させることによって新たなファントムを誕生させ得ることも、知らなかったようです。
ファントムはゲートを襲いに現れるのだと聞き、
「そういやあ、絵ぇ描いてるおっちゃんがいたな」と思い出す仁藤。「つまり、ゲートはファントムをおびき出す餌ってことか!」
「全然違う、マヨネーズ」
「いい加減に憶えろ、おれの名前は仁藤功介だ」
「おまえ、(こんなに何も知らないのに)どうして魔法使いになった?」
「おっ、やっぱりライバルが気になるんだな? よし、話してやる!」

ビースト誕生秘話

「おれは学生の頃、考古学をやっててな……」

とある古代遺跡を、一人で調べていた仁藤。
ザイルで宙吊りになりながら、外壁にあるレリーフに、手を触れた瞬間、壁が崩れ――転がり落ちた中は、真っ暗な伽藍堂。
ただ足元で光る、石版の中央から指輪を思わず拾い上げたところ、金色の光が燦然と輝き、その中心に獅子を彫った平たい何かがあることがわかります。
「ベルト……?」
何気なく、バックルのように腰にあててみる仁藤。するとまさしくそこからベルトが伸び、彼の腰に装着されるのです。
「うわ」
驚いていると、突如、四方から複数のグールが現れ、彼に襲いかかります。思わぬ事態に立ちすくみ、きょろきょろと辺りを見る、仁藤。

指輪の魔法使いよ……

聞こえてくる低い声に導かれ、先ほど拾い上げた指輪を、とっさに身につけると、バックルを扉のように開きます。途端に闇に飲まれ、姿を消すグールの群れ。
そして仁藤の前に姿を表わす、金色の獅子。

おまえは伝統の扉を開き、我と一つになった。おまえに魔法を授ける代わりに、我に魔力を与えよ

ファントムを倒せ、さもなくば命を失うと、仁藤に言い聞かせる金獅子。

さあ行け、魔法使いビースト!

その瞬間、闇は晴れ、グールたちは再び襲いかかって来ます。
これって、晴人がドラゴンを説得したフェニックス回と同じで、別にグールが待っててくれたわけじゃなく、一瞬の間に仁藤がインナートリップしているのでしょうね。

獅子の分身のような姿に変身した仁藤は、しかし嘘のように身体も軽く、
「……いける! いけるぞ!」
その攻撃を受け流し、次々と重々しい蹴りを入れ、打倒して行ったのです。

思うのですがこの人何でも何気なく手を出し過ぎですよね。この人がインディ・ジョーンズだったらあっという間に毒針や弓矢や蠍や色んなもので死んでいそうです。

どうだと誇らしげに語る、仁藤。
「……でも、ファントムを倒さなければ(=倒してその魔力をベルトに与えなければ)命を失うって、恐ろしい話ですね」と感じ入る瞬平。
「そうだ、おれは明日をもしれない身だ! おまえはなんでファントムを狩ってる」
晴人に向き直る仁藤。
「ゲートを守るためだ」
「はっ、かっこつけやがって、命のかかってねえやつは気楽でいいな」
晴人くんは命がけで! 反論のため腰を浮かしかける大門。それを制し
「ゲートを絶望させると、ファントムが……!」と説明しかける晴人。しかし。
「皆まで言うな。おまえが一生懸命なのはよーくわかった。だが、おまえもおれの言うことを聞いてくれ。ファントムを喰う必要がねえなら、おれの邪魔をしないでくれ!」

ヒドラ、かわいそうだよヒドラ

じゃぶじゃぶと、夜の川を歩く、潜水服の男。
「どうやら失敗したようね?」と川岸から見下ろし、声をかけるミサ。
「……魔法使いが二人いるなんて聞いてねえぞ」
「びびってんじゃねえぞ、おい」ひょいと飛び降り、からかうユウゴ。
「なんだ、あの、もう一人のは」
「ビーストのことか?」
割り込んできたワイズマンの声に、ミサ、ユウゴも振り返ります。この頃よく出歩いていますね。
「……禁断の命を手に入れた古の魔法使い……用心するんだな」
それだけ? アドバイスはないのでしょうか。不満そうに、
「ちょっとめんどくせえな」とぼやく潜水服の男。
「おれが手伝ってやろうか?」うれしげに、身を乗り出すユウゴ。
「その必要はないわ。魔法使いには魔法使い……」微笑むミサ。

謎の青年

面影堂。
「まだ何も?」
「うん」
水晶球には、ゲートらしき男は映りません。肩を落とすコヨミ、
「やっぱ絵を描いてるおっちゃんってだけじゃ、そう簡単に見つからねえか」とつぶやく晴人。街へ出て探そうと腰をあげると、
「あたしも行く。人手が多いほうがいいでしょ」と言い出すコヨミ。こちらもこのところ、アクティブです。

瞬平・大門組と、晴人・コヨミ組。そこからさらに、ばらばらになり、ゲートを探す面影堂の面々。
「あたしこっちに行ってみる」
晴人と分かれるコヨミを、歩道橋の上から見ている、得体のしれない青年。

設定説明(2)

ドライバーオン!
いつの間にかたくましく、どこかの公園らしい場所に、テントを張りなおしていた仁藤。
「飯も食ったし、今日こそ食事にありつけますように」
ファントムを探せ、見つけたら教えろよと、出現させた緑の使い魔を飛ばします。
「頼んだぜ、グリフォンちゃん」
これでよし、とテントへ戻りかけるその背に、舞い戻って来たグリフォン。
「なんだ、行けって……」
振り返る仁藤。その眼前に、メドゥーサが立っています。本来食事をする木のテーブルにあがり、優雅な歩みとともに、
「初めまして、古の魔法使い」と会釈します。
顔を輝かせる仁藤。
「ファントムの方から姿を現すなんて、なんてラッキー! 遠慮無く、喰わしてもらうぜ」
戦いに逸る仁藤、にもかかわらず悠然としたメドゥーサ。
「その前に話があるの」
「……可愛い子ちゃん!」

「ねえ、ねえ。お人形さん?」
どこかの広場。背後から呼び止められ、振り返ったコヨミは息を呑みます。
「ファントム!」
「へえ、やっぱりわかるんだ、ぼくのこと」
風船ガムを膨らまし、妙な服装の青年が、立っています。「……ふふ、別にとって喰おうっていうわけじゃないよ。ちょっとお使いを頼みたくて」
ひょいと投げて寄越されたのは、金色に輝く石の塊。
「これを指輪の魔法使いに渡してほしい」
「魔宝石?」
渡されたものに、思わず見入るコヨミ。次はランドのドラゴン化ですね!
満足気に、人ならぬ身のこなしで離れていく青年。
「じゃあよろしくね? かわいいお人形さん」

仁藤のテント脇。
「……あなたになら、ゲートの中のファントムを分けてあげてもいいわよ」
「ゲートの中のファントム?」
「指輪の魔法使いは教えてくれなかったの?」

ゲートの中にはファントムが潜んでいる(これは本当)、それを独り占めするために、ウィザードはビーストに嘘をついたのだろうと、吹き込むミサ。

「信じるかどうかはあなた次第よ。目の前のファントムを食べれば、今日は生きられる。でも新たなファントムが生まれない限り、いずれ、あなたの明日はなくなるわ……」

ファントムを捕食しなければならないという、ビーストのニーズをとらえ、それにまず応じることで相手に聞く姿勢を持たせる。その上で、潜在する将来への不安、恐怖を煽り、最後に
「だが、メドゥーサの言うことを聞けば、喰うには困らない」という解決策を与える。見事な説得テクニックです。
説得者にはターゲットにとって魅力的な異性を選ぶというのも、往々にして用いられるテクニックの一つです。
とはいえ、聞く姿勢を持たせる、というところが対仁藤の場合、最大のハードルですね。
それさえできれば、後は赤子の手をひねるようなものだったのでしょう。

ショータイム

公園でスケッチしている、及川。
「はあい。また会ったな」と、飛び出すヒドラ。愛嬌があります。素州さん、良い味出してます(役名「ダイバー」って…)。
「及川博! 今度は逃さねえぞ」
「……おれともまた会ったな」
「指輪の魔法使い!」
「こっちも逃さないぜ。変身」
さあ、ショータイムだ、と歩み寄るフレイム。剣を手に、激しく斬り結びます。どうみてもウィザード優位。
「ああ、やりづれええ。こっちはどうだ!」
身を翻し、傍らの池に飛び込みます。
「残念、おれも水の中は得意でね」
ウォータースタイル。美しいフォームで、水中に飛び込むウィザード。伸ばされてくる触手を<liquid>でかいくぐり、一気に相手の身体を取り巻くと、そのまま背後から斬りかかり、水上へ蹴り出します。
ウォータードラゴン。
せめてもの抵抗と、ヒドラが再び伸ばす触手を、ブリザードスペシャルで凍らせ、撃破します。
さあ、と必殺技の予備動作に入った、その瞬間、頭上から襲い掛かってくるビースト!

そしてここでCM!

「はっ!」
ビーストに頭上から撃ちかかられ、倒れるウィザード。
「……いて」
「悪く思うなよ!」
なおも攻撃の手を緩めないビースト。
「どういうつもりだ」
「それはこっちの台詞だ! よくもおれを騙しやがって。やっぱりお前もファントムの魔力が目当てだったんじゃねえか」
「は」
「とぼけんなよ、女のファントムに聞いたぜ!」
「女のファントム?」

言い争う二人の魔法使いにあっけにとられていたものの、
「今のうちに……ふふふ」と起き上がり、及川に襲い掛かろうとするヒドラ。しかしそれは、ビーストに妨害されてしまいます。
「お前なんで勝手にゲートに手を出すんだよ!」
「えっ」
「ちょうどいい機会だ、改めて聞かせてもらおう、魔法使いとファントム、どっちがおれの得になるのかを」
なんで天秤にかけられているのでしょう。晴人とヒドラにプレゼンしろとでも言うのでしょうか。
「……ったく、騙されやがって」
「は?」
「何を吹きこまれやがった」
「話が先だって言ってるだろ!」
三つ巴のわけのわからん戦いで来週です。巻き込まれたヒドラがただただ気の毒です。
今週のパパ。緊迫した展開にも関わらず、暴走と面割れに邪にはしゃいでしまい申し訳ない。
ブルーのアクションがほんとうに<いいもの>! そしてイエローの鬼気迫る攻撃! 見どころたっぷりでした。
1/14追記。素州さんのブログへリンクを貼りました。「555」の「ゴージャスな男」を思い出せば、そんなにひどくない役名かと…!
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