LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

モンスターズ・ユニバーシティのインテリアパネル

「モンスターズ・インク」というチャーミングな映画を観たのは何年前でしたっけ(調べろ)。
マイクとサリーの名コンビ、その青春を描いたという新作、「モンスターズ・ユニバーシティ」!

いやーこれ、スクール・カーストの映画でした。
いきなり
「はい、二人一組作って!」と先生が言うので胸が潰れそうでした。
強く恐ろしいこと、おとなになって、人間の子供を怖がらせられることが唯一の価値基準であるモンスターの世界で、その愛らしすぎる容姿の故に、侮られても、軽んじられても、
「おれは天才、マイク・ワゾウスキー」と胸を張るマイクのハートが強すぎ。惚れます。

憧れの大企業、モンスターズ・インクで怖がらせ屋として活躍するために、努力を重ねて入学したモンスターズ・ユニバーシティ、そしてその花形学部である、怖がらせ学部。
そこで出会うサリーは、この頃はまだ結構嫌なやつ。
名門サリヴァン家の一員として、余りある資質と才能を持て余し、入学直後から教授陣には将来を嘱望され、有力な学生友愛クラブからはスカウトされ、それを当然とする一方で、マイクの愛らしさにはあからさまに同情と侮りの色を見せます。

努力と才能、もしくは、頭脳と肉体。対照的な両者の意地がぶつかり合う展開! と思ったら……
わたしはスポーツが苦手なせいか、スポーツ選手でも、恵まれた肉体を活かした本格派、というタイプより、欠点を頭脳や工夫でカバーする技巧派、頭脳派タイプのほうをついつい応援してしまいます。
(もちろん、スポーツ選手として活躍している以上、いわゆる頭脳派タイプの選手であっても、その肉体的資質は一般人からすれば雲の上、であるとはわかっていますが)
当然この映画でも、可愛らしすぎる容姿を、その勝ち気さと根性でカバーするマイクに感情移入してしまいましたが、そうしてみると世間の風は冷たすぎ。
それでも日日、怖がらせとは何たるかを追求するマイク。
自信満々で学期末の試験に臨みますが、そこに現れた学長(怖い!)。サリーとの小競り合いの末に起こした不祥事の責任追及の意味もあるのですが、
「あなたには努力ではどうしようもないものが欠けている」とマイクに宣告し、他学部への追放を宣告します。

一方のサリー。その学生生活は順風満帆かであるように思われましたが、生来のんびり屋のためか努力知らず。
怖がらせる対象の、年齢、性別、怖いものといった事前情報を
「自分には必要ない。ただ怖がらせればいい」と口走ってしまったため、戦略のなさ、怠惰さ、使える技巧のバリエーションの少なさを突かれ、やはり他の学部へ。

共に落ちこぼれとなった二人は、起死回生、一発逆転をめざし、学生会主催の競技会、怖がらせ大会に出場することを決めるのです(この時サリーと組まざるを得なくなったと知ったマイクの、苦り切った顔が見もの)。
出場資格を得るために、学内で一番人気のない落ちこぼれ学生クラブに潜り込み、
「チームメイトを変えないか? あいつらじゃ無理だ」とサリーが言うくらい、怖さのかけらもないチームメイトたちを率いていくのですが……
やる気がありすぎ、空回りしてしまうマイク。
相変わらず努力嫌いなサリー。
しかし、足を引っ張るばかりと思っていた仲間にむしろ助けられる一幕もあり、やがて真のチームワークが形成され……

ここからは一人ひとりの成長が描かれていく「がんばれベアーズ」的展開なのですが、型通りにハッピーエンドとはいきません。
「モンスターズ・インク」で怖がらせ屋として活躍する将来の二人を知っているので、まだ、安心して観ていられましたが、そうでなければびっくりしたかも。
途中、往年の名作、「キャリー」を彷彿とさせるいじめシーンもあって胸が痛くなってしまいました。
前作を懐かしく思い出すシーンもふんだんに盛り込まれていて、「モンスターズ・インク」を観た人にも、観てない人にもおすすめです。

にしても、モンスターズ・インクの怖がらせ屋というのは、あの世界ではプロスポーツ選手並みの「子供のヒーロー」であり、有名な怖がらせ屋はカードが販売されていたりするんですね。タイバニの崖っぷちヒーロー、虎徹さんをちょっと思い出したり。ついに夢を叶えたサリーとマイクは、実は苦労人であったわけです。

エンドロールはちょっと長いけど、最後まで席を立たないでいると、ちょっとしたおまけもあり。

同時上映は「BLUE UMBRELLA」。ピクサーはこの、ショートフィルムがいいんですよね。「カールじいさん」の時? だったかに観た「昼と夜」もよかったし、公園で老人がチェスをする話も好きだった。今回は萌えです。
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