LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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Wedding Cake / Shelley Panzarella


ということで文句ばっかり言ってたらお色気シーンがなくなっちゃいましたね?
いや、冒頭のがそうなのか? タイトルは「パンツ丸見え」にすべきなのか? そしてジン社長は
「花だ」ってほんとうにうれしそうな顔で言ってましたが花って何かのヒントなのでしょうか。

「貴様、マギーだな?」
深い声、剣豪小説の主人公、の如き趣で、ゆっくりと振り返るその顔は――太牙・シルバーケース・お兄さんが大きくなってる! お相撲さんイメージなんでしょうか、それにしては銃使いですが。
そして五人そろって得られる大いなる力とは。
「今回の出だしはわたしからじゃない」というヒトミのナレーション通り、いきなりのガン人間体登場!
愛人志願

アルプス堂、光人たちの就眠シーン。一室に布団が四組、仲良く並んでいます。
夜半、むくりと起き上がると、赤い下着姿で仲間たちの布団の上を乗り越え、ゴウの元までとことこと這っていくショウ人間体。短めのスリップの下からパンツ丸見え。
「いて」
「あ?」
踏まれて目が覚めた仲間たちも、咎め立てせずただ成り行きを眺めています……先週、愛人決定したとはいえ、人前で何やってるの。
わたしは以前、アキバレ(最初のやつ)のラスト、マルシーナをひょいと抱っこしたアキバレッドにかなり感銘を受けたのですが、346さん女性とからむスーツ仕事、なにげに多いですよね。

伸し掛かられてたちまち飛び起き、
「なにやってんだ!」とショウを転がり落とすゴウ。
「逃げるな逃げるな!」冷やかすのはライ?
「愛人といえばやること決まってるじゃん」しどけなく布団の上で足を崩し、微笑むショウ。男どもが光人のままなのはなんででしょうか。いや、ショウがわざわざ人間体をとっていると見るべきか。光人からみて、人間の美女、という外見は有利なんでしょうか?
「据え膳食わぬは男の恥、というらしいぞ」とライ。
「抗うな。身を任せればいい」と、何のエキスパートのつもりなんでしょうか、ゲキ。
援護射撃にうんうんと身をくねらせながらうなずくショウ。
「お願い、手を貸してぇ……♡」
「よし、押さえろ!」
飛びかかってくるライとゲキの手を、必死ではねのけるゴウ。
「照れないでよお」とその腹の上にまたがるショウ。力ずくは感心しません。

と、いきなり襖が開き、灯りがつけられます。
「こら!」
おばあちゃんの一喝に、四人揃って正座になる光人達が可愛い。「うるさいんじゃお前たち、こんな夜中に!」
しゅーんと肩すくめてるショウがほんとに可愛い。
「「「「すいませんでしたーっ!」」」」
一同平伏。ピシャリと閉まる襖。
「「「「はあ……」」」」
顔をあげた光人たちは、ここでようやく、全員人間体に。パジャマとかは着ないんですね。さっと布団に戻りますが、それでもまた無言でゴウのもとに戻り、のっかるショウ。
「はなれろーっ!」

興味津々

翌朝、アルプス堂。庭先に整列する光人たち。ここも人間体ではありません。
「まずは洗濯物から片付けてもらうよ、いいね?」
「洗濯物ぉ……?」
「はじめ!」
「「「「はいぃっ!」」」」

ヒトミのキャミソールにあらかわいい、と目を留めるショウ。貸せと取り上げ、匂いをかぐライ。
よっ、はっ、と掛け声をかけつつ、意外に手早く干していくゴウに、なるほどと頷くゲキ。
この辺りは居候歴の長短が出ていますね。
ライが匂いをかいでばかりでじゃまになっているので、
「お前も手伝え!」と怒鳴るゴウ。
ところが今度はライのほうを見習って
「いい香りだ」とかいでみているゲキ。
「いや、かぐな!」

「ふうん、これを使うのね?」
器用にアイロンを使いはじめるショウですが、
「あと頼んだぞ」
「よろしく」
と取り込んだ洗濯物を投げつけ去っていく仲間たちにショックを受けたり。

畳み終えた洗濯物の山を前に、再び整列。検分するおばあちゃんは、
「よおくできました」とお褒めの言葉。
「ありがたきお言葉ーっ!」一堂零。
「……次は部屋の掃除だね」
「ええっ」

一つ、人の世の生き血をすすり

コンテナやフェンスに囲まれた小さな空き地。フェンスの破れ目から、もぐりこんでくる小学生たち。
「おい、ここ入っちゃいけないとこだぞ」と思ったら黄色い帽子にランドセルの大人三人。キモい。
「ここ、お化けが出るって言うけどほんとうかなあ」
「もう帰ろうよ」
「大丈夫だよ!」と先頭の子(?)はバットも持っています。役柄的には小学生なんでしょうか。「お化けなんかいねえよ。今日からここ、おれたちのシークレットベースにしようぜ!」

と、そこへ煙のように忍び寄る黒い影。たちまち彼らを取り巻き、追い回し、ついには異形の姿となって追い詰めます。マギー出現。

少年達(?)の悲鳴が聞こえたのか、コンテナの屋根に、仁王立ちの男が出現。妙に和風の服装ですね。電王でいうならば金ちゃん的な。厚い胸、がっしりとした腰、体型も、
「むん!」と飛び降り、子供たちをかばいながらマギーを蹴りつける、声の力強さも。
「人間界に巣食う邪なるもの、マギー! 貴様の存在はすなわち罪。絶対正義の裁きを受けるがいい」と銃のようなものを取り出します。整った顔立ちですが厳しく寄せられた眉に意思の強さが現れています。この人やばい人です。蹴り飛ばされ、向かってくるマギーの口中に、銃を射しこみゼロ距離どころかマイナス距離射撃。
「うわああああ!」
野太い子供たち(?)の悲鳴にもかまわず撃つと、青空を背景に爆散するマギー。

息を呑み見守っていたものの、助かったと気づき、神妙な面持ちで男の前へ整列する子供たち。それに向かい、
「こんなところへ足を踏み入れてはいかん。この世にはきみたちの知らぬ闇というものがあるのだ」と説教する男の顔にすこし陶酔入っています。「さあ、うちに帰って宿題でもやりなさい。立派な人間になるんだ」
「ありがとうございました!」
去っていく子供たちから顔をそむける男。
「……半分、闇だ」

美しき同窓生

喫茶店。窓の外には蓮の……葉? ずいぶんこんもりしていますね。
「ほんとに久しぶりだよね、ヒトミ。中学生以来だっけ」微笑み話しかけてくる美人系の同窓生。隣ではリョーコが無言でケーキを貪っています。
「うん……」
「ヒトミ、ねこまたぎ高校だっけ? あそこならいいよね。わたし早乙女女学園でしょ、下手に進学校入っちゃうとたいへんでさ。……でも一応推薦決まってんだけどお」
突如始まった偏差値自慢にうんざりするヒトミと、リョーコ。いや偏差値よりその校名の差は何ですか。
「わたし将来女優か弁護士かCAになりたいんだ! ヒトミはどうするの? 将来の夢って何?」
「べつに……」

世の中には、友達だけど友達じゃない子もいる。ちょっと苦手な子もいる。

「ねえ、ヒトミは彼氏いるの?」
ここで、それまで目の前のケーキに没頭していたリョーコがぎろりと目を上げます。心ここにあらず、というふうに、溜息をつくヒトミ。
「ちょっとヒトミ、聞いてるの?」
「いるわけないじゃない、落語ばっかり聞いてるんだもん」と否定するリョーコ。「ね」
「へ?」
仲間が私服でも、ヒトミはセーラー服。ポリシーでしょうか。
「だから彼氏だよ、彼氏」
「いないけど……カヨは?」
この質問は正解でした。照れたように目を伏せ微笑む同窓生(カヨ)。
「うん……今日は、婚約者紹介したくて」
「え?」
「婚約者って……結婚するの?」
「だって法律上はおっけーでしょ。問題ないでしょ」
「…………」
言葉を失ったヒトミ、リョーコに、
「わたしの彼ね、背が高くてイケメンで、超一流大学に通ってて、それで優しくていつもわたしのこと考えてて……」とまた、自慢話を始めるカヨ。右から左へ聞き流し始めるヒトミ。

この子は、昔から自慢好きだ。

興味津々2

アルプス堂。畳の上にしどけなく投げ出された女の脚。
「あああ、もう足いたーい……」
それをさする手つきはしかし、ぜんぜん色っぽくありません。正座に疲れたショウ。
「あああああっ!」嘆息なのか憤りなのか、よくわからない声をあげながらその傍らに仰向けに寝転ぶゴウ。「――あと一人! ガンを舎弟にして仲間にすれば、大いなる力が手に入る」
「大いなる力?」とゲキ。
「なんだそりゃ」とライ。
全員人間体です。
「すぐにわかる! 五人揃えば、その時にな!」
ゴウの力強い言葉に、なんと返事したものか迷っているようなゲキとライが頭を掻き、ショウに至っては
「ああお腹へった」とそっぽを向きます。この温度差。
423 :名無しより愛をこめて:2013/11/02(土) 12:06:58.42 ID:ulk4xgVJ0
たぶん大いなる力で発動されるのが衝撃豪雷銃(しょうげきごうらいがん)


「確かに……」
「ん? あ! 何かしらこれ!」
会話は続いていたのに、ショウが開けた蚊取り線香の缶に、つい注目してしまう一同。一斉に元の正体に戻り、
「ちょっといいか?」とまた匂いをかぐライ。「おい、食えるのかこれ」
「貸してみろ」手にとってしげしげと見つめるゲキ。頭上に掲げるといかにも工業製スーツのようなその頭部から、緑の触手が何本も生えてきて、蚊取り線香を調べます。
「はっ!」驚いたような声をあげるゲキ。息を呑み注目する一同。「……まずい」
舌だったんですか?

「ああっ」その報告にがっかりする一同。
「貸せ! これは“なべしき”というものだ」と惜しい知識を披露するゴウ。畳の上に置くと、さらにその上に薬缶を乗せます。「この間おばあちゃんが言っていた。どうだ!」
「「おお……」」感心するライとゲキ。
「ちょっと待って! これはイヤリングよ」
拾い上げ、耳にあてるショウ。「ほら! 似合うでしょ?」
「「おおおおおおっ」」感心のあまり拍手するライとゲキ。
「お前ら、さっきおれのほうがいいって」と慌てるゴウですが、誰もそんなことは言ってません。

そこへまた、音高く開かれる襖。
「「「「はっ!」」」」
皆が緊張して見つめる中、おばあちゃんが蚊遣り豚を置いて去っていきます。
深まる謎に茫然とする一同。
「なんだこれは……」
「わかった! これ、この子の餌なんじゃない?」
「えさあ?」
「ほーら、お食べ、ほらほら♡」豚の口元に蚊取り線香を近づけるショウ。すごく惜しい。近い。でもほらほら、と一緒に言ってるライが可愛い。
「――食わんぞ」冷静なゲキの声に、
「ダメか! いまいちわからん!」と叫ぶゴウ。ボリボリボリと線香の端で頭を掻くと、なんということでしょう、その摩擦で発火するではありませんか。
む、とそれを眺めるゴウ。
「……うわあっ! 火、火!」
気づくのが遅いのですが。慌てて手を振り火を消すゴウ。「煙だ!」
「なんか、いい匂いがする!」とショウ。
「「「なにっ!!!」」」と鼻を寄せ、「「「うわあっ!」」」と飛び退く男3人。
「どんな鼻してんだ!」
「おばあちゃんに見つかったら殺される! 隠せ隠せ!」
「ここに隠そう!」蚊遣り豚を持ち出すゲキ。
わかった!とその胴へ、蚊取り線香を突っ込むゴウ。ブラヴォー。

次の瞬間、再び襖が開きます。観念して
「すんませんしたっ!」と頭を下げるゴウ、それに習う一同。近寄ってきて、
「おおおお、いい感じじゃん」とゲキの手から蚊遣り豚を受け取るおばあちゃん。
怪訝な顔をあげ、それからまた、あああ……と嘆息して力が抜ける一同。

二つ不埒な悪行三昧

野原の中の一本道を歩むリョーコ。
苦しげなうめき声を聞きつけ顔色を変えます。早足で駆け寄り、倒れている男へ
「大丈夫ですか?」と声をかけた瞬間、くるりと反転する男の身体。逆に野原に引き倒されて悲鳴をあげるリョーコ。それを押さえつけ、へへへ……と笑う卑劣な男!
と、男は不思議そうに顔をあげます。そこにはもう一人、妙に和風の服装のいかつい男が、
「絶対正義参上!」とリョーコに言い聞かせており……リョーコがぽかんとしているのでもう一度、
「絶対正義!さ……」と繰り返しています。
「なんだてめえ」
「んじょぉおぉっ」力強い声とともに裏拳一発。吹き飛ぶ悪漢。この野郎とそれでもかかってきますが、絶対正義(いや、そんな名前じゃありませんが)の敵ではありません。くるりと投げられ、苦し紛れに絶対正義を蹴りつけたつもりが、自分の足のほうが痛い目に。倒れたところを無理やりちゃぶ台返しされ、立ち上がって組み付けば
「のこった!」と腹に重いパンチ二発。
「………」
怯えた表情で後ずさりし、次の瞬間一目散に逃げる悪漢。その背を睨みつける絶対正義。和風の装飾銃を取り出して撃てば、たちまちマギーの正体を現して粉々になる悪漢!

「ああっ。ありがとうございます!」駆け寄るリョーコ。
「礼は無用……絶対正義の名のもとに、正しき行いをしたまでのこと」と決める絶対正義の横顔を、うっとり眺めています。
「のこった! さらばだ」
「ああ……」
「のこった!」
のこった?

公園。ガリガリ君ソーダふうなアイスを持って上機嫌な男。
段差に腰掛け、
「今日は当たりますように」と言いつつ包みを開けます。そして今しもかじりつこうとした瞬間……
「貴様、マギーだな!」
銃を眼前に突きつけ、ずいずいと歩み寄ってくる絶対正義。

マギーは悪意の塊、でも無害なものもいる(ショウに殴られたウエイターとかゲキと勝負した刺客とか)、というのがこれまでの設定だったと思うのですが、ただアイス食べてるだけでそれはひどすぎる。

「ひ、ひええええ」怯えるマギー。
「絶対正義参上!」
しかし、次の瞬間、マギーは背後の何かを見つめる表情に。つられて振り返る絶対正義。と、紫色の光が空から降ってきて、トーテムポールの上でトリのような異形の姿に。
「むおおっ!」
目を剥きそちらを先に撃つ絶対正義。爆散する様を見て「見たか!絶対正義の裁き!」とアイスのマギーに振り返ります。
「……お?」
しかしそこにはマギーの影も姿もなく。

「危なかったアアア」泣きじゃくりながら走るマギー。アイスは地面に落としてきてしまいました。

恋するマギー

大学のキャンパスらしい場所。初めに登場したのは少女二人(の脚)、そのうちの一人は待っていた青年(の脚)の傍らへ、いそいそと駆け寄ります。
「紹介するね。婚約者のリョータくん!」とカヨ。
「いつもカヨがお世話になっています」と爽やかな婚約者。しかしヒトミ・アイに映るその姿はまさしくマギー。
(またこのパターン……)
ヒトミの暗い顔を、訝しげに覗きこむカヨ。
「どうしたの?」
「言いづらいんだけど」カヨの手を引いて婚約者から引き離すと、「あの人カヨには合わないと思う」と精一杯の忠告を試みるヒトミ。
「なんで? どういうこと?」
しかしなんと説明すればいいのかと言いよどみます。

と、そこへ、
「絶対正義参上!」と割り込んできた奇妙な男。その姿は、ヒトミの目にはまぎれもなく光人。
「貴様、マギーだな!」と婚約者に銃を向けます。逃げる婚約者、追う絶対正義、
「なに? どうしたの?」と驚きつつもついていくカヨ。

「…………」
取り残されるヒトミ。と、その背後に、逃げてきた婚約者が姿を現します。もう絶対正義をまいたのでしょうか。けっこう脚が早い。
「あんた!」
「え?」振り返るヒトミ。
「見えてるんだろ? おれのこと。 ……助けてくれ、おれは偶数なんだ!」
「ぐうすう?」
見ればその胸には「2の2」のゼッケン。

アルプス堂。
「何? ガンが現れた?」
というわけで、ここで絶対正義の男=求める最後の逃亡犯、ガンであることが明言されます。頷くヒトミ。
傍らでかしこまっている黒いマギーはおそらくリョータ。このシーン、光人達は人間体をとっています。
「で、この人のこと急に襲って……」
「そうなんです。助けてください、わたしは悪いことは何もしていません」とマギー。「人間界で平和に暮らしていたのに……」
「……む、事情を話してみろ」
「実は」言いよどむマギーもなんか可愛い。「カヨさんに一目惚れしまして……」

ここからすごい演出。紙芝居での説明なんですが、絵がすごい。
ある時、道端のおじぞうさんの前掛けを直しているカヨを見かけたマギー。
彼女にはリョータという素敵な恋人がいたが交通事故で亡くなってしまいます(急展開)。その心痛を見かねたマギーはリョータの亡骸の中へ飛び込み……
「ぼくはカヨさんのために、リョータさんになることを決めました」
蘇ったリョータに奇跡だと驚く医者、感動して涙にくれるカヨ。

「……というわけなんです!」
「なるほどなあ」感に堪えないというように天井を仰ぐゴウ。
「ちっ、泣かせやがるぜ」と皆に背を向け寝そべるライ。
「見上げたマギーだ、さすが偶数」と指をさすゲキ。その言葉はさっきも聞いた。
「あの、ぐうすう、って?」尋ねるヒトミ。
「マギーにはね、偶数と奇数がいるの」とショウ。「2の2とか、4の6とかいう偶数のマギーは人間にとって無害な存在なの」
その説明をうんうんと涙ぐみながら聞き入っている一同。
「悪さをするのは奇数のやつら。3の5とか、9の1とか」
「……すいません、よくわかりません」
「だああっ!」雄叫びをあげるゴウ。「おれは感動した! 任せろ、お前はおれが守る! ガンの絶対正義など正義にあらず。ただの正義の押し売りだ! 迷惑千万!」
マギーの両肩を掴んでがっくんがっくん揺さぶりながら迫る顔が暑苦しいです(どちらも人間体)。
「……はあ」よくわからないながらにため息をつくヒトミ。

三つ、醜い浮き世の鬼を

街角。タバコを吸う男に、歩み寄るガン。
「指定喫煙場所以外での喫煙は禁止だ!」取り上げたタバコを灰皿に押し付け、「火気厳禁!」

ベンチで口紅を直す女。隣に座り、その口紅をむしりとるガン。
「ひいっ!」
「化粧は自分の部屋でしなさい。ふん」言って口紅持ったまま去っていきます。

海辺。ガードレールにもたれてキスしようとしている決して美形じゃないカップル。その間に割って入るガン。
「男女七歳にして席を同じくせず。…………せず!」
つーん、と首を振って立ち去ります。何かコンプレックスありますか。



社長室。吹き抜けの天井近い場所に、部屋全体を見渡すテラスのような場所がありました。
そこに立ち、光へ手を伸ばすジン。
「何をお考えになっているのですか?」と背後から近づくルリカ。
「……花だ」
「花?」

対決

大学のキャンパスっぽいところ。カヨとリョータ/マギー。
「どういうこと? 別れたいって」
「だから、ぼくのそばにいると危ないんだ。きみのためなんだ! ……別れてくれ」

「深刻な感じになってきたな」とそれを生け垣から覗きこんでいるライ、ゴウ。
「ああ、やつは彼女のことをほんとに愛しているんだ!」って声が大きい。

「ヒトミね? ヒトミがなにか言ったんでしょう」迫るカヨ。
「彼女は関係ないんだ」
必死で説明しようとするリョータ/マギー。次の瞬間、その頬に突きつけられる和風の装飾銃。
「絶対正義参上! 人間の女をたぶらかす悪しきマギー!」
「!」

はっとなり振り返るカヨ、思わず声をあげるライとゴウ。

「……絶対正義の裁き、受けるがいい!」
「やめろ!」
飛び出して行って銃ごとその手をつかみ、ガンを制止するゴウ。背中越しににらみつけます。
「貴様、光人でありながらマギーを守るのか!?」
「こいつは2の2のマギーだ。偶数だ、いいやつなんだ!」

ゴウの声に、みんなからは遠く背後にいるライが、必死に頷いています。

「絶対正義の前にいいマギーも悪いマギーもない! マギーはマギー、すなわち罪!」
「……っ、そんな考えだからお前は陰人に堕ちたんだ! おれと勝負しろ! ガン!」
ふっ、とくちびるを歪め笑うガン。
「面白い! 望むところだ。貴様ごときに負けるようなおれではない」ぐっと目をむいて睨みつけるゴウ。しかしその顔は、ガンが続けて「我に勝算あり!」と叫んだところでたちまち狼狽の表情に。
「うぉっ……それはおれの台詞だ!」
拳を振るえばがっつりと受け止める手。頭と頭、額と額が、摩擦熱を起こすほどに擦り寄せられます。いざ、戦場へ。

一応

睨み合う二人、油断のない視線で間合いを測りあいます。と、その巨体に似合わぬ瞬間移動で、
「後ろだ!」と背後から襲い掛かってくるジン。畳み掛ける拳も重く、たまらず背後に回ろうとすればひらりと宙を舞って逃れ。
「馬鹿め!」
瞬間移動の連続に翻弄されるゴウ。床に落とされ呻いているところへさらにガンの全体重が振り向けられます。辛くも転がり逃れたところへ
「着地ィ!」
その足の下に走るひびが怖ろしい。
起き上がっても、身体の痛みで自由に動けないゴウ。

「いってえ! 道具で勝負だ!」

炎の剣をとるゴウ、そして斧なのか鈍器なのかよくわからない武器を掲げるガン。その切っ先を交わして得意になっていたゴウですが、その間に右上のタイムカウンターが0になっています。中央の黒い穴が、波動砲のような効果に光リ始めるガンの武器。
「――やばい」
逃げるゴウ、そちらへ向けられる重い砲撃。かわしてもその威力、風圧だけで吹き飛ばされます。
痛みに横たわり、のたうちまわるゴウ、歩み寄るガン。
「まずい!」
再び波動砲が発射可能になったのに気づき、飛び起きたゴウはガンの背後に回ります。もがくガン、その手を押さえつけるゴウ。
「放せ!」
その間にも砲撃は宙へ発射され、反動で後方へすべっていく二人の身体。
「ていっ!」
その力をも利用し、思い切り良く肘を入れるガン、弾き飛ばされるゴウ。その腹めがけ、再び高所から飛び降りるガン。

「着地イ! これでわかったろう、おれとおまえの実力の差が!」
「おれはうれしい」
「…なに?」
「だがその力、その力が必要だ」
「ふん、馬鹿な。これでお前はおれの舎弟になるのだ」
「おれは……おれは負けるわけにはいかん!」

よろよろと立ち、構えた刃へ、フルパワーの砲撃! 力の塊を受け後ずさるゴウ。抵抗むなしく、戦場の壁に衝突します。
悲鳴と壁の崩れ落ちる音。
「おれの勝ちだ。………ふっふっふ………はっはっはっは!」
高笑いしたあとで、我が目を疑うガン。瓦礫の中に、ゆらりと立つ人影はゴウ。重い剣を杖に一歩、また一歩と進んできます。
「しょおぶは……ああ……これからだああああっ」
身体の回転による遠心力で剣を持ち上げ、よろける両の足を踏みしめれば、刃は地獄の業火と燃え上がり……肩で息をしつつ叫ぶゴウ。
「来い!」
その迫力にたじろぐガン。
「応!」
今一度砲撃を見舞ったものの、武器ごと手から取り落としてしまいます。
「はっ」
信じられぬというように、我が手を、そして自壊した自らの武器を、見つめるガン。これほどまでのパワーをすべて受け止めてきたこの男。
そのままゆらりと、倒れこむゴウ――。

戦場の、仲直りの儀式の場となる蓮の葉の上に、大の字に倒れているゴウ。
「ゴウ!」近づきざま跪き、助け起こすガン。
「ガン……!」
「貴様は馬鹿者だ。しかし……おれは馬鹿は、嫌いじゃない」
「ガン」
「おれの絶対正義、貴様に預けよう」

一応、舎弟決定! 一応。

ハッピーエンド


Wedding Dress For Happy Couple in Love / epSos.de


邸宅風の結婚式場。外階段を降りてくる新郎新婦。

その後、リョータさんとカヨは幸せな結婚をした。

その下で、待ち受けていたヒトミ。流石にドレスアップしてますね。
「ヒトミ!」
「おめでとう」
「ありがとう」
今度はリョータに向かい、「おめでとうございます」
「ありがとうございます」一礼するマギー。
そこへ、きゃあ綺麗、おめでとうとその後に雪崩れ込んできたのは光人五人。ガンもいますが、カヨにはリョータの友達とでも言ってあるのでしょうか。
記念撮影のために並ぶ一同。この日ばかりは満面の笑みを浮かべるヒトミ。
「はい、チーズ!」
ポーズをとる光人が完全に戦隊ものの怪人です。

ED。薄暮の中を式場から戻ってくる一同。店先ではおばあちゃんがうたた寝をしています。
肩に手を添え、声をかけるヒトミ。
その華やいだ様子を見て、記念撮影してやるとカメラを構えるおばあちゃん。
ヒトミの回りに五人も集まります。シャッターが降りる瞬間、そのヒトミの真ん前で、大きな図体で仁王立ちするガンが空気読めてません。
撮り直し、そして今度はゲキが、撮ってやるからとおばあちゃんを皆の方へ促します。またしても前へ進み出るガン、その頭を押さえつけるおばあちゃん。ポージングが流石、元アイドルです。

次回は宴会編。寿司の謎に迫ります。
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