LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。


妻の入浴をガン見するこてつ。#cat / yoppy


そういえば先日のアキバレ全話一気放映。皆様ご覧になりましたか?
わたしはうっかりしていましたが、それでも痛の5話、生コメンタリーのところは何とか見られました。346さんかっこいいなあほんとに。

相変わらずのドタバタ編。場面転換もちょっと変わっていて、どこから対マギー戦につながっていったかもわかりませんが、どうやらまだ、五人の力を合わせていくには色々と課題があるようです。
その過程でゴウ、ジンの過去がちらりと覗いたりヒトミの入浴シーンが堂々と覗かれたりして……

「待てえ!」
いきなりのバトルシーン。海辺を逃げ惑うマギー、追い回す五人の光人。
「追い詰めたぜ。あと一匹!」
「おれたちから逃げられると思ったのか」
口々に言いながら取り囲みます。
「ゴウのため、わたしがこの手でとどめを刺すわ!」とショウ。「……こう見えてわたし、150キラメキウムパワーの持ち主なの!」
言うと画面にゲージが現れ、それとともにきらきらときらめき効果も。
「そんなもんか? おれは158キラメキウムパワーだ」
「おれは。……190キラメキウムパワーだ」
「おれの光弾は200キラメキウムパワーだ!ふ、なにせ絶対正義だからな」
「おれは300だ! だぁぁぁぁっ!」
「ぬ! ほんとうを言うとおれは310だ!」
「おれは320だ!」
「待て待て!」
謎の単位とともにもう画面がきらきらしまくって収拾がつきません。光人同士の言い争いのなか、放っておかれたマギーが手持ち無沙汰です。
「……とにかく、全員合わせて1000はあるな!」と叫ぶゴウ。
「そうね! みんなで力を合わせれば、きっと、千人兵でも倒せるわ」
「応っ」頷く一同。
その隙に逃げ出そうとするマギー!
「むっ。待て!」追っていく五人。

――と、ここで唐突に、ほんとに唐突に、注意を促すピンポン、という音声とともにテロップが入ります。

唐突ですが……この後のバトルは後半お楽しみください

え?

堂々たる覗き

アルプス堂。
暗闇を歩む何者かの視点。
足を奥に踏み入れれば、そこはヒトミが入浴中の風呂場です。

なんだかいろいろあったみたいだけど、どうやら光人が五人揃ったらしい。
これで千人兵が来ても大丈夫、とゴウさんは言ってるけど……


ヒトミはゴウのこと、さんづけで呼ぶのですね。湯船につかりくつろぐ、その背中や腕を、舐めるようなカメラワーク。そろそろと開けられるガラス戸の向こうには、ゴウ、ライ、ゲキたちの姿。

……ほんとうに大丈夫なんだろうか。

いえ大丈夫じゃありません。三人折り重なるように、一心に覗きこんでいる光人たちのお尻は可愛いかもしれませんが。
「「「ちょ、押すな押すな、ああああっ!」」」
悲鳴とともにがたがたと崩れ落ちる音に、驚くヒトミ。
「ちょっと、何やってるんですか!」
「……あ、いや。湯加減は。どうかなと思いまして」
「もうやめてくださいよ、そんなこと!」
「大丈夫なら、いいんですけど」ゲキの敬語と下手な言い訳が余計に泥沼。やめろとばかり仲間にこづかれ、引っ張られていきます。
そこへ一拍遅れ、
「絶対正義参上!」と、堂々とガラス戸を開け、仁王立ちになるガン。
「ちょっと」
「呼んでない? ヒトミさん」
「呼んでませんって」
「女性の悲鳴すなわちおれを呼ぶ緊急連絡!」
「だから呼んでませんって……」
困惑するヒトミ。やめろやめろと今度はガンを引き取りに来たライに、
「ちょ、おれはまだ見てない」とガン。見たかったんかい。
代わって登場するゲキ。ただ棒立ちになっているのを、次は
「お前、何ちゃっかり覗いてんだよ」とゴウが連れて行きます。「見たぞ……見たぞ……」とひとりごとがキモいです。それを放り出し、お背中流しましょうかと、また顔を出すゴウ。
「だからもう、いいですって」
「もおおおおおおっ!」
「え」
「わたしを覗きなさいよっ!」
唐突に現れ、そのゴウを、後ろから縊り殺そうとしているショウが怖い。無理やりラリアットの体勢で連れて行かれながら、
「おれは流すんだアアア」と未練がましく叫ぶゴウ――。

ほんとうに大丈夫なんだろうか。こんな人達に地球の未来を任せて。

ため息をつき、湯船の中に沈んでいくヒトミ。

宴会の提案

トルマリン入りシャワーヘッドを組み立てるゴウ。その後、実際に自分で使ってみていますが
「いやあ、爽快だ!」と絶叫しつつ人間体で浴びてるのが何かのCMのようなのですが何か意味があるのでしょうか。そのまま軒先に戻ってきた半裸のゴウ人間体に、
「ま♡ いい身体……」と見とれるショウ光人体。ていうかゴウ以外全員光人体。「ねえねえ、せっかく五人揃ったんだから、宴会しない? 兆真界でも……こういう時は宴会でしょ?」
縁側に腰掛けたゴウの隣に座り、その肌の上に指を滑らせます。顔をしかめその手を掴み、止めるゴウ。
「さわるな」
「……人間界でもそうらしい」とゲキ。
「あ! 寿司っての、食ってみたいな」とゴウに屈みこむライが可愛いです。
「寿司?」
ゴウが問い返すと、おもむろに組んだ足を解くゲキ。
「日本発祥の食べ物で」と逆の足を組み、「今や世界で一大ぶーーーーーーーむを巻き起こしている、」と再度、足を組み替え。何ですかそのアクションは。「……高級料理」もう一度。シャロン・ストーンか。
「へええええ」感心する一同。
「それで、寿司ってどんな食いもんなんだ」
「うーん?」ゴウに問われて、頭をかかえるライが可愛い。
「あ、はい!」と手を挙げるショウ。「わたし聞いたことある。ご飯の上に、いろーんなもののっけてえ、ぎゅうって」そこでゴウの手を握りしめます。「握るの!」
「はなせって!」

前を通り過ぎる通行人。ここの軒先でこの人達今までいろいろなことをしてきましたけど、普通に通りに面してるんですね。

「よし、食いに行こう!」立ち上がるゴウ。
「おお!」
「絶対正義参上!」
和室に集合した五人。今度はみな人間体。逆にゴウだけ光人体。
せーので所持金を出しあったものの、その乏しさに暗澹とします。とくにゴウは0円。
「お前金持ってねえのかよ!」
「よしなさいよ」
「お前なんで五百円なんて持ってんだ!」
「この前、おばあちゃんの肩を揉んで、もらったんだ」一人、得意げなゲキ。
「おおお」
「……とにかく、こんな金額じゃ寿司は食えん」とライ。
「えっ」
「下手をしたら食い逃げで捕まっちまう」
「えええええ」
「む。地球を守ろうというおれたちが食い逃げというわけにもいかん」とガン。

いや、ライが例のホスト術を使ってスポンサーの女性をゲットすればいいんじゃないでしょうか……?

「よし、食いに行くのが無理なら、自分たちで作ろう」
「だから、買い出しに行くにも金がかかるんだよ!」
「お金ならあるわ。ほら」
一瞬姿を消したな、と思っていたら、店先から手提げ金庫を持って現れたショウ。
「お、おい、それは店の金だ」慌てるガン。
「いいじゃん、わたしたちだって働いてるんだから」
中の千円札を全員に配るショウ。
受け取りつつ、まだ
「あるまじき……」とぶつぶつ言うガン。
行き渡ったところで、二手に分かれて買い出しに行こうとゴウ。
「おれは寿司の情報を集めてる」と、一人残るゲキ。

日本の心は花鳥風月

路上。
ソフトクリームをうっとりと嘗めている美女。
それを
「ちょっと聞きたいことがあるんだが」と呼び止め、彼女の顔を見て微笑むライ。「……お茶でもどう」
「どちらさまですか」
「この馬鹿!」その後頭部を叩くガン。「ナンパしてどうする!」そして美女に、
「ひとつたずねる。寿司とはなんだ?」
「なんだ!」と迫るライ。この人は他の人の台詞を繰り返す癖がありますね。そして二人とも顔が近い。
男たちに迫られ困惑していたものの、カメラを見つけて
「あ、皆さん。憶えてますか?」とメタトークを始める美女。「……あ、ありがとう。この番組でレギュラーになれるかどうか、微妙な立場の橘アキコでーす」
まだ迫ってくるライ。それをかわしつつ、ブレるカメラの先を追い回しつつ、
「1993年生まれ。乙女座……好きな食べ物はメロンパンでーす」
「自己紹介してどうする!」
「どうする」
遮るガン、ライ。邪魔されてむっと膨れるアキコ。
「答えろ。寿司とはなんだ。どんな食べ物だ」
「寿司」ふと、真顔になるアキコ。「……それは、日本人の心」
「日本人の心か……」
「いい言葉だ」
なんでここ光人体になってますか。
「しかし、日本人の心とはなんだ?」
「なんだ? ……おれと一緒に、お茶の海に溺れてみないか」
「日本人の心とはなんだ」
「ああ、皆さん、あたしのこと憶えておいてくださいね」
「なんなんだ教えろ!」

魚屋の店先。
「らっしゃいらっしゃい。新鮮な魚が揃ってるよ。今晩のおかずにどうよ」と手を叩いている女。
「おっと、奥さん!」と、ゴウにまとわりつくショウを指さします。嬉々として振り返るショウ。
「奥さん、可愛いねえ! お、旦那も色男!」
「きゃあ」大喜びですショウ。
「新婚さんかい?」
「まだしてないんです」
女二人を差し置き、魚に飛びつくゴウ。
「なんじゃこりゃあ!? これはなんだ?」
「カンパチ!」端的に答える魚屋の女。
「カンパチ!」オウム返しのゴウ。
「さあどれにする?」
キラキラしてる、とショウが指差すのはアジ。
「毎度あり!」
「これは?」
「タコ!」
「タコ……」
大物にゴウが食いついているうちに、ショウは着々と小魚を買っていっています。

公園の舗道? ホームレスの山下につきまとうガンとライ。
「教えてくれ、日本人の心とはなんだ」
「なんだああ!」
「に、日本人の心とは」リヤカーの引き手が荷物の重みに跳ね上がり、じたばたしている山下。立ち直り、「……わびさびに決まってるだろ」
「わびさび……?」
「わびさび?」
「ふむ、わびさび、それすなわちかちょ、」
またしても跳ね上がる引き手、身体が浮き上がり、じたばたする山下。手を添えてやるガン。「……お、ふうげつ」
「「花鳥風月?」」
「何だお前ら、花鳥風月も知らんのか?」
「おお知らん、教えてくれ!」
「ついて来いついて来い。教えてやる」
「行くぞライ!」
「おおっ!」
ついて来いと言われてるのに勝手に走って行くガンとライ。

公園の芝生の上。
「か!」で両手両足を広げるポーズの三人。
次は三人で鶏の真似をして、「……ちょおおお」。
「ふーっ」で手のひらの上を吹く山下。うわっと、と飛ばされていくライ、ガン。
月はどうするのかな、と思っていたら、3人で組体操の扇を作り、真ん中の山下が
「げつっ」とその禿頭をカメラに向けます。驚き顔を上げるライ。
「おお、それなら見たことあるぜ」

アルプス堂。
「課長です。ふけつです」と頭皮をかきむしってみせる眼鏡の中年男。
「違うだろ。か・ちょう・ふー・げつ!」
交互に店先のガラクタを持ち出すライとガン。ちょうど月のところで、月の掛け軸があるのが素晴らしい。
あの、何やってるんですか、とヒトミ。それを無視し、
「あはは、まさかこんな身近に寿司ネタが」とはしゃいでいる二人。
「何やってるんですか」
「ああ、灯台下暗しとはこのことだ」
「あの、だから」
「そういえば、ご飯の準備はどうした」
「すいません、何をしてるんですか」
ヒトミの声にかぶせ、確認済みだとか何とか答えているライ。
「よし、じゃ早速作りに行くか」
「……聞いてます?」
「行こう行こう!」
「まさかこんな良いネタが入るとはなあ!」
「ええ?」ベルを見つけてちんちん鳴らしつつ、「……あの、何やってるんですか」ともう一度尋ねるヒトミですが、その鼻先で無情に閉まる障子。

つんつくつくつくつん。つんつくつくつくつん。
格調高い琴の音は「春の海」。
古ぼけたガラスの花瓶、造花とともに、花のごとく活けられたシャリの玉。
ネックレスで首元にシャリを括りつけられたキジの剥製。
同様にシャリを四枚の羽根に貼り付けられ、変な音を立てて回る古い扇風機。
掛け軸の中央には、月の絵をなぞるように海苔で描かれた円、その上にはご飯粒。違う。そうじゃない。
「ああ……目が回る」
扇風機を止めてみるガン。「しかしこれ、食えんぞ」
「んー?」小首を傾げるライ。「やっぱり?」
「「返そう」」
「綺麗にこの場で洗って返そう」
「そうそう」
その様子を外から見守るヒトミ。
「さすがだな、ばあちゃんに怒られちゃうしな」
「ああ、おばあちゃんに」
くす、と苦笑するヒトミ。
「光人って、よくわからない……」

回せば寿司になる

とん、と障子を閉じると、何かのプリントアウトを手に皆に向き直るゲキ。
「待たせたな。これが寿司だ」
とショウらに見せたのは、「すし大図鑑」というサイトを打ち出したもののようです。
おお、とため息をつき、見入る一同。
「これが寿司、なのか?」

「これが蟹か……」ワタリガニを広げてみるライ。
一方、黒くとげとげしたものを両手に、
「ぼいん、ぼいーん」と小学生でもやらないギャグをするショウ。
これはなんだ、とゲキにほんものの胸のほうを指され、問われますが、まあぼいんではありません。ウニです。
「ああっ! 指が食われた指が!」と鯖の口に手をつっこみふざけているガン。
生のタコをつかんで(さっき魚屋さんで見てたのはゆでダコ)
「これのは、どこをどうしたらこうなるんだ?」とゲキの持ってきたプリントアウトの、タコの握りの写真と見比べるゴウ。
その横で、イカを掴んでどこかへ電話しているゲキ。
「あ、はい。わかりましたー。了解了解」皆に向き直り、「……寿司というものは、回っているらしいぞ」
誰にそんなこと吹きこまれましたか。ていうか誰に電話しましたか。
「ええ?」
「これが……」
それぞれ手にした寿司ネタを見直す一同。
「回すと、なるのか!」
いいえ、なりません。

「回せ回せ、どんどん回せ!」
四つん這いになり、和室の座卓の回りをぐるぐる回る一同。背中にそれぞれの寿司ネタを載せています。
「ゲキ、これで合ってるのか!?」とゴウ。
「わからん!」
「早く食べたい!」
全員超人なのですごいスピードで回っています。そこへ――

「こらーっ!」

え、と動きを止める一同。いつの間にかおばあちゃんが、障子を開け仁王立ちです。
「何やってんの」
「ほわ、ああっ!」
「あんたたち、店の金とったろ!」
空の金庫を掲げてすごむおばあちゃん。
「あっ」
「そ、それは」
「バレちゃった……」
すくみ上がる一同を見回し、
「これから十年間、ただで働いてもらうよ!」とおばあちゃん。しかしそれは搾取です。
「す、すいませんでした!」
一斉に平伏する一同、慌てて座卓に頭をぶつけてしまうガン。
高笑いするおばあちゃん。

障害と課題

どこかの空間。向こうから連れ立って現れる五人。
「楽しかったあ……」
ショウにしなだれかかられ、
「だからベタベタするんじゃない!」と、その手を振り払うゴウ。
ではと逆方向から、
「ゴーお♡」としなだれかかるゲキ。
「おかしいだろそれも! ……たく。さて、宴会も終わったことだし、そろそろ本題に入ろう」
彼らがカメラ近くまで寄ってきたところで、ナヴィが視界に入ります。船に戻ったんですね。
「寿司は食えんかったがなあ」とガン。買ってきたネタは無駄にしたのでしょうか。もったいない。
「諦めろ。……我々の力を合わせれば、大いなる力が発揮できる。それを今から、試そうと思う。ナヴィ。頼む」
「わかったわ、ゴウ」

頷いたナヴィが今まで座っていた場所から浮き上がると、その後に五色の円が描かれた円卓が現れます。
「よし、行くぞ」
それぞれの色の前に陣取る五人。ショウだけ、白いスーツですがピンク。
「「「「「はっ」」」」」
短い気合とともに円卓の上へ手を出す五人。
互いに頷き合うと、自分の持っている玉を、円のくぼみの上に起きます。
と、それぞれから五色の光が発し、彼らの頭上で大きな金色の光の玉に。
「これが、大いなる力……」感動したようにつぶやくゲキ。
光の中には、羽のある天使のような姿が浮かび上がっています。
「すっげええええ!」飛び上がってはしゃぐライ。
ところが、光の玉はほどなく歪み、消滅してしまいます。
「え?」
「どういうことだ」
「なんだ?」
「……誰かの光がまだ完全じゃないわ」とナヴィ。「陰りがあるの」
「おれのじゃないぞ」とガン。「……お前か」
「おい、ふざけたこと言うな」憤るライ。「お前だろ!」
「わ、わたしじゃないわ!」手を振って否定するショウ。「……あ」
「じゃあお前か」
二人に見られ、
「おれでもない」と否定するゲキ。
「じゃあお前、一体、だれだって言うんだよ?」

その時、卓上の赤い玉の中に、陰りが揺らめくのが見えます。
「あ?」
「まさか……」
一人離れ、体育座りでため息を付いている赤い光人=ゴウ。その背中を眺める四人。一斉に歩み寄ってきます。その先頭を切って
「おい、どういうことだ」と尋ねるライ。
驚いたように顔を上げるゴウ。
「あっ……」
「説明しろ!」とガン。
「何かあったの?」とショウ。
「ま、まあ……」
すっと歩み寄り、傍らに跪くと、そっとその肩に手を載せるゲキ。
「……話してみろ?」
観念したゴウ。
「そういえば、思い当たるふしが……ある」

片思い

「ああ……何度あなたに抱かれても、あなたはわたしを見てくれない……」
いくつものキャンドルの赤い光に照らされ、絹のシーツの上で、身悶えるルリカの裸形。いやブラはしてるんですけどね。
「いったいあなたはどこを見ているの……あなたの心には誰がいるの」
その言葉にうんざりしたのか、肩まで掲げあげていたそのルリカの脚をふいに投げ出し、背を向けるジン。
「もういい……帰ってくれ」
醒めた声。
「冷たいのね。でも嫌いじゃないわ」起き上がるルリカ。「もっと強く突き飛ばして。強く突き飛ばされればされるほど、わたしは強く、あなたのところへ帰ってくる……」
背にもたれかかってくるルリカを鬱陶しがるように、立ち上がるジン。
肩透かしでベッドにまた、倒れこみ、手荒にされてうっとりしているルリカが今週も変態です。

アルプス堂。夜空を眺め、思い悩んでいる表情のゴウ人間体。
話してみろ、一体お前ほどの男に、何があったんだ、とガン。
言ってみろよ、ゴウ、と明るいライ。
この辺りゴウ以外は声だけです。
黙っているゴウに苛立ち、
もう! と唸るショウ。ゴウ以外はまた、光人体。

ゴウの回想。
光溢れ蓮の花が乱れ咲くその世界。
東屋に向かい、笑い声を上げながら駆けていく女の後ろ姿。
こっちよこっち、と振り返る彼女に、
「リーン! 待ってくれ」と追いすがるゴウ。
「ゴウ? 早くわたしを捕まえて! うふふふ、ふふ」
「待てって。リン」
「ふふふ」
捕まえた、と思った瞬間、姿を消す恋人。
「あれ? リ……? リーン! あれ、どこいったんだ?」
きょろきょろと見回していると、その目が背後から、白い手に塞がれます。
「うふ、だめじゃない、あたしを逃しちゃ」
「あは、ごめんごめん」
「もう、あなたの愛って、その程度のものなの?」
わざとらしく背を向け、拗ねてみせるリン。なんという絵に描いたようなバカップル。
たちまちゴウの表情が変わります。
「そんなことはない。今日は渡したいものがあるんだ……おれはもうすぐ、マギー征伐の遠征に行く」
え、と振り返るリン。
「その前に」
真顔になり、赤い玉を取り出すゴウ。じっと握り締めると、小さな光の点がその中から現れます。
それをもう一方の手で捉えるゴウ。
リンの前にさしだされたそれは、涙のしずくのような宝玉に姿を変えます。
「いけないわそんなもの……だってそれは、光人の魂みたいなものじゃない」
「だからこそあげるんだ。おれの真実を、愛の証に」
手のひらに載せられたそれを見て、微笑むリン。

ジンの回想。
「リン!」
はあはあと、息を切らし駆け去って行く女の後ろ姿。
ゴウの回想と同じ場所ですが、空一面に雲が満ち、辺りは薄暗く鳴り響く雷鳴が不気味です。
「待て!」追っていくジン。
「だめ。来ないでジン」
「リン。なぜ逃げる」
強引にその手をとるジン。「……おれを見ろ。お前の心には一体誰がいるんだ」
どこかで聞いたような台詞です。応えず顔を背けるリン。
「お前は一体誰を見ているんだ」
強引にふりむかせれば、その胸元に光る涙型の宝玉。
「おれを見ろ。おまえに似合うのは、おれだけだ」
「だめ。やめて……放して」
哀願するような目。思わず手を離せば、再び背を向け、去っていくリン。

ジンとゴウ。
二人違う場所で、それぞれに空を見つめ、そっと呼ぶのは同じ女の名。
「「……リン」」

仲違い

アルプス堂。
「あああああああん!」ガラス戸に取り付いて泣き崩れるショウ。
「ふざけんな。女にうつつを抜かしやがったのか!」とライ。
「お前のくだらない恋愛、のあっ」窓辺へ歩み寄ろうとして鴨居に頭をぶつけ、「……のせいで、この地球が滅んでもいいと思ってるのか!」とガン。「それでも光人か。恥を知れ」
「何よ何よ! そんな女がいたなんて聞いてないわよ!」
「力を合わせるだと……?」彼らの背後ですっと立ち上がるゲキ。「ふざけるな!」
「すまん!」
皆に向き直り平伏するゴウ。「我に……罪あり!」と叫びます。
次の瞬間、それぞれの得物を取り上げそのゴウに向き直る、四人。
「ちょ、お前らっ!」
「「「「覚悟しろ」」」」
「うわあああああああっ!」
そこへ唐突に現れるテロップ。

唐突ですが……バトルの続きを御覧ください

えええ。

偽物だらけ

戦場っぽい場所。
追い回され、宙を舞うマギー。最早逃げられないと悟ってか、その場に留まり、追手の五人に向き直ります。
その胸から複数の分身を放つマギー。それらは五色の玉となり、やがてゲキ、ライ、ゴウ、ガン、ショウの姿となります。
「……え」
「あたしがいる!」
「おれ?」
偽物表示をつけた状態で(親切です)バトルに入る体勢の偽物たち。
「あたしあんなかっこしないわよ!」と不満気なショウ。

自分の偽者と組打つゴウ。
ガンの偽物に躍りかかるや
「けだものー。ばかばかばか!」となよなよ平手打ちをかまされるライ。「もおお、どこみてんのよ」と裾を抑えたところを蹴り上げます。
偽物ショウはパワーファイトでゲキを圧倒。
ガンは敵に来い、と凄みますが、躍りかかってくる偽物ライは、宙返りの後着地に失敗し、そのまま自爆、床に激突します。
「…………あ? ああ……」構えを解き、「ふむ」と腰に手を当て、首をひねるガン。
「いくぞー!」襲い掛かってくる偽物ゲキを迎え討つショウ。
「何すんのよ!」反撃に伸ばした腕を、こちょこちょとくすぐられ、そのまま後ろから胸を揉まれて悲鳴をあげます。このゲキ(偽物タグ付き)はいやらしい。怒り狂って回し蹴りを見舞うショウ。
互角の戦いを繰り広げるゴウと偽物ゴウ。
圧されていましたが、隙をつき、偽物ショウに飛び蹴りを見舞うゲキ。たちまち雲散霧消する相手に、
「……雑魚が」と背を向けるのがクールです。
アクロバティックな連続蹴りでオカマっぽい偽物ガンを引き続き撃破するライ。
はなから自爆して地面に倒れたままの偽物ライ。
おい、しっかりしろと起こすと、怯えたのかすっと消えてしまいます。
「……まだ何も」戸惑うガン。
「よくもあたしのおっぱいを! バカ!」
股間に受けたショウのサマーソルトキックに悲鳴を上げる偽物ゲキ。

残るはゴウとゴウ。相変わらず力は互角。

「この偽物が…!」
ゴウが唸れば、偽物ゴウは自分の肩口にある偽物表示タグに頭突して打ち砕きます。
「どっちが本物のゴウなの!?」
こうなれば、駆けつけた四人には区別がつきません。
「どっちだ」
「あ、そうだ!」
「ショウ!?」
何を思いついたのか駆け寄っていくショウ。
「二人ともやめてえ?」
一方の頬にキスをするショウ。相手は憮然と立っています。
もう一方にも。くちびるを寄せてくるショウの顔を手ではさみ、
「ショウ、お前何やってんだ!」とうっちゃるゴウ。
「きゃあっ!」
「忙しいんだおれは!」
「こっちが本物よ!」
正体ばれしたと気づき、元の姿に戻るマギー。歩み寄る五人。
「どうする?」
「せーのっ」
声を合わせ、一斉に拳を突き出す五人。

仲直り

「うわああああああっ」
胸を抑え絶叫するゴウ人間体。縁側から地面へ、背中から落ちていきます。
「さいってえ」
「許さん」
「やっちまうぞ!」
そんなゴウにまだ怒り冷めやらず、口々に叫ぶ四人に、
「何やってんの!」と現れるおばあちゃん。「けんかはやめな!」
「「「「はいっ」」」」
直立不動になる四人。
「……ヒトミから聞いたよ」そのまま倒れているゴウに向き直るおばあちゃん。「せっかく友達が五人揃ったんだろ? 今日はあたしがおごってあげる」
よろよろと立ち上がるゴウ。
「「「「「……ええっ」」」」」
「だから、仲直りしな」
「いや、しかし……」
風鈴が揺れます。

食卓。幾つも並んだ大小の寿司桶を覗きこみ、感動の声をもらす一同。
「出前ずし?の大将が握ってくれた寿司だからね」得意げなおばあちゃん。「味わって食いな」
「いただきまーす」
「あれが」
「これが花鳥風月か……」
それぞれに手を伸ばす一同。そのなかで、うっ! と絶叫するゴウ。
「うまーーーーーい!」
「ああん、いいーい香りがするわっ」フォークで軍艦巻きを突き刺しゴキゲンのショウ。「……デリシャス!」
寿司をじっと見つめているゲキ。
「これが人間の技か。あなどれん。うううう」
やっと巡り会えた、と全開の笑顔のライが可愛い。
「これぞ日本人の心!」涙ぐみながら貪りくらうガン。
よかった、と微笑んでいるおばあちゃん。
「……ヒトミも食いな?」
「じゃあ、あたしは干瓢巻き。ん。美味し」
おおおおとまた、歓声があがります。ヒトミの様子を見て、一斉に二貫めに手が伸びる一同。
「ちょっ、ちょっと。いいかげんにしなさいよ。ほれ、ゆーっくり。たくさんお食べ」とおばあちゃん。
「そうだ、おれたち仲間じゃないか」とゴウ。
「オメーが言うな!」
「この浮気者」
「お前は許されない」
たちまち仲間たちの反駁を食らっていますがw

EDは店先。修理をしているゲキを邪魔するライ。
和室で変な遊び(椅子取りゲーム?)をしているガンとゴウ。
ゆっくりお茶を楽しんでいるショウ。
そして名前忘れましたがウェストを細くする機械を使っているおばあちゃん。
縁側には蚊遣り豚、そして落語を聞いているヒトミ――。

次回、あふれる裸成分。温泉はポロリもあるのか?
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