LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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また今回も飛ばしています!
いい若いものが数人ごろごろしているところが見込まれたのか、町おこしに「ご当地ヒーロー」をつくることになったと、白羽の矢が立った光人五人。
ノリノリの彼らの元へ持ち込まれたのは、サブタイトルの「奇々怪々」にふさわしく、ホラーテイスト、かつミステリアスな事件でした。
それを見事な推理と機転で解決し(たのでしょうか?)、最後は堂々の戦隊パロディアクションで地球の平和を、仲間を、そして(どこから出てきた?)を救え一号!


/ y_katsuuu


まとめてみればそれだけのストーリーなのですが、今週も彼らの台詞や身振り手振りが愛らしくてたまりません。先週、予告を観た時点から、とても楽しみにしていました。
そして実際に観たところ、お色気シーンがありませんでした! 今回の録画は布教に使えそうです。

事件の始まりは夜の汀。いつものごとく、リヤカーを押しながら、おにぎり片手に歩む、ホームレスの山下。
ふとぼうぼうと低く唸る獣のような声が聞こえます。
「ああ……?」
気になってリヤカーを路上に停め、一人波打ち際まで降りれば、今度はリヤカーに括りつけられた風車が激しく音を立てて回り出し――その向こうには女の足が。
「あっ」
そして山下に向け、そっとさしまねく白い手。ぼんやりと見入っていた山下の、しかし背後にはすでに、不気味な影が這いよっていました。肩を引き倒され、
「うわあああああっ!」と悲鳴を上げる山下。

舗道からコンビニ袋を手に、一部始終を目の当たりにして、立ちすくむヒトミ。

わたしは見てしまった。一人夜風に当たりに出て、その光景を。
そして、これはこれから起こる一連の、怖ろしいできごとの始まりだった――。
第二の事件

「ご当地ヒーロー?」
外から、アルプス堂の和室へと入っていくカメラ。だからこれは半ばヒトミ視点。オウム返しに問うゴウや、
「町内会で決まったんだよ。町おこしの一環としてね」
ついては彼ら五人に白羽の矢が立ったと説明する、おばあちゃんの声が聞こえます。
「いいんじゃないか? この町にはずいぶん、世話になってるからなあ」とライが言えば、町のためになるんだったら協力しよう、と風呂あがりの姿で入ってくるガン光人体~人間体。
「でも、何をすればいいの」生真面目な表情で問うショウがかわいい。
「とりあえずヒーローになればいいんだよ」
「「「「「ヒーロー?」」」」」
「お前たちは今から、猫マタギお助け隊だ」

「猫マタギお助け隊、ピッカマン!」そこへ、思わず飛び込んでいくヒトミ。皆の注目を浴び、「いや、光人だから」と説明します。ぴっかぴか、ってことで。

命名・猫マタギお助け隊“ピッカマン”――。

気に入り、よし、今からお前たちは二号、三号……と皆に隊員ナンバーを割り振っていくゴウ。
「そしておれが一号だ!」
「馬鹿言うな!一号はおれだ!」跳ね起きるガン。
「お前、おれの舎弟だってことを忘れたのか!?」
そうよ! と加勢するショウ。
「さっそくですがピッカマンさん!」大声を上げ、喧騒を制するヒトミ。「わたし、見たんです」

バーアサオカミレイ。
「うん、えい、よいしょっと……」
苦労してバーの一人用ソファを押していき、それを踏み台に、壁面の高い位置につけられたカメラ? を覗きこむ橘アキコ。そのメタトークでは、今週はこのお店ではたらいているとかで、先週の温泉でスカウトされたのかもしれません。言うだけ言うとソファから下り、
「あ、ありがとうございました。またよろしくお願いします!」と帰っていく客に愛嬌を振りまきます。接客を終えたママが背後からねぎらいの声。
「お疲れさまアキコちゃん。あなた、なかなか筋がいいわよ」
「ああ、アサオカミレイママ。ありがとうございます! これからもがんばります」
「――トイレ行ってくる」

トイレ。鏡に向かっているママの後ろ姿。しかしその背後で、何やらがたがたと音がします。便器の蓋が、振動している模様。
それが気になるのか鏡から振り返り、なんと蓋の上にトイレ洗剤を乗せてみるママですが、そんなことでは蓋の振動は止まりません。
しかし満足して再び鏡に向かうママ。
そんなママに、突如横から襲いかかる影!

激しい物音、絹を引き裂くような悲鳴。顔色を変える橘アキコ。

捜査1

激しい横殴りの雨。
「そうなんです。山下さんが海の中へ引きずり込まれて。何か、死体のようなやつに」
吹きすさぶ風の中、それぞれ傘をさして、昨夜より嵩を増した海を見下ろす、人間体の光人五人とヒトミ。
「間違いなくマギーの仕業だ」とガン。
「ああ、それも奇数に違いない」と頷くゴウ。
「これは!」
ゲキが足元の何かに気づき、屈んで拾ったショウが、
「何かしらこれ。みんな見て」と示します。
「なんだ、おにぎりじゃねえか」覗きこんで笑うライがかわいい。
「これは、こんぶだ……!」何故か顔色を変えるゲキ。
「それだゲキ。あいや三号!」とゴウ。それってなんでしょうか。

そこへ、ピピピッと、妙な通信音。戦隊ならばすごい科学のブレスレットで通話できる風の。
皆が宙の一点を見つめたところで、続いて司令官ならぬおばあちゃんの声が流れます。
「探偵の橘アキコから、通報が入ったよ。バーアサオカミレイへ行ってみるんだね」
「そうか、よし!」
はりきって移動する一同。そして路上には昨夜のまま打ち捨てられた山下の、リヤカーが雨に濡れていました。

捜査2

「ピッカマン参上ォッ」
気に入ったのか、そう名乗りつつ、迎えに出てきた橘アキコに、たたんだ傘を手渡すガン光人体。「犯行現場は保存してあるだろうな!」
「はい、いじってません」
「鬱陶しい雨だ……」
「アキコさん」
どやどやとその後から雪崩れ込んでくる残り四人も光人体。

トイレ。
「ここが犯行現場、か」
アキコとともに、険しい顔で便器を見下ろすガン人間体。
「ここからマギーが出てきたってわけか」狭いのでドアの外から覗き込み、顔をしかめるライ人間体。
カメラが下へ降りると、くっさいやつめ、と便器脇で屈みこんでいたゲキ人間体が鼻をつまみ、と、その視線の先で携帯の着信音が。
「どわああっ」
「なんだ?」
中に入りきれず、トイレの外でライの、さらに後ろからゴウ光人体とともに覗きこんでいたショウ光人体が、
「こわいよう」と震えます。かわいい。
屈み込み、蓋を開け、スマートフォンを中からつまみ上げるガン人間体。

「これは」トイレから出て、証言するアキコ。「アサオカミレイママの携帯です」
「貸して?」届いたメールを読み上げるショウ人間体。
「『アサオカミレイママ、同伴すっぽかしたね。忘れないよ』……こいつなんて女なの! 相当恨みを買っていたに違いないわ」途中から光人体となって憤ります。
「わかってねえなあ。ママってのはな、そういうもんなの」といなすライもいつのまにか光人体。「この商売は、化かされる方がわるいのさ」
「ほお」
「さすが」
頷く一同も、アキコ以外光人体。
「さすが三号だ!この手のことは強い」とゴウ光人体。さっきゲキを三号って言ってませんでしたか。
「ん? ちょっと待て。おれは二号だ!」
「おれが三号だろ」とゲキ。
「確か、おれは一号だ!」とガン。
「一号はおれだ! しつこいぞ」
おれが三号だ、ともう一度言うゲキ。
「わーたーしは」二十八号だった、としなをつくるショウ。愛人二十八号なんて誰も知りません。
「そんなバカな!」
「アキコちゃあん」
その話題に飽きたのか、カウンターに腰掛けていたアキコの肩を抱きにいくライ。手を払われ、もう一度アキコちゃあん、と伸ばす手を、力ずくで排除するガン。
「あっ、わたしにいい考えがあります!」カメラ目線のアキコ。

第三の事件

「ピッカマン? あ、腕章してる! ふうん」
五人のご当地ヒーロー風プロフィール写真。一号、二号と書かれた腕章が、アキコの“いい考え”だったのでしょうか。……を眺めつつ、ゴミ捨てに出るリョーコ。天気が悪く、朝にしては薄暗い街。その横をゆらりと通り過ぎる、死人のような女。
「ふうん」
ゴミ袋を所定の場所に置き、もう一度写真を眺めると、服のポケットに仕舞うリョーコ。
「ん? えっ……」
振り返れば、すれ違ったばかりの女が目の前に。次の瞬間、伏せたゴミバケツに閉じ込められたリョーコ。
「ちょっと、だしてよぉ……」
「はあああああっ」
そのゴミバケツに向かい、長いハンマーを打ち付ける女。

梅干し

アルプス堂。
「――ヒトミの友達、リョーコも消えちまったよ」
縁側の揺り椅子に腰掛け、外を眺めるおばあちゃんの険しい横顔。和室では悔しげに聞いている光人体の五人。外ではまだ、荒天が続いているのでしょう、うす暗く、彼らのスーツの表面が鈍く光るのみです。
「くそっ」
ゴウの声に振り返るおばあちゃん。クールな表情が実に司令官風。
「なんて情けない奴らだ。それでもお前たち、猫マタギお助け隊かい?」
「……っ。ん?」その時、室内の何かに気づくゴウ。「隊長! これはいったい何ですか」
ガラスの容器に入った四つの小さい丸い粒。光量が抑えてあるので色がよくわかりませんがその容器の形状は。
「ん? 知らないのかい。梅干しだよお」途端におばあちゃんの顔がほころびます。「あたしがつけた梅干しだよ。ん? 食ってみるか」

勧められ、つまみあげた一粒を、ちゅっと口に入れるガン。次の瞬間、
「うわーっ! なんじゃこりゃああああっ」
「ん?」続いて入れた口が、きゅっとしぼむショウ。「すっぱああああ」
三番手。あむ、と食べて、呻くライの顔も、中心に向けきゅっと寄っています。
「はうっ!」例の触手を頭から伸ばし、ショックを受けているゲキ。「ううっ、め、ぼ、しぃっ」

ばたばたと倒れこみ、床を叩き、のたうちまわって苦しむ一同。阿鼻叫喚の地獄絵図に、揺られて仏壇の仏具も転がり落ちます。

「……おれのぶんは?」
仲間たちの狂態など気にもとめず、自分を指さし尋ねるゴウ。
「もうないよ」
「え」
「そんな何もしない一号に、梅干しを食べる資格はない!」
「そんなあ」
「もう、お前何やってんだ。さっさとパトロール行って来い!」
立ち上がり、苦しむ四人にも一喝するおばあちゃん。
「ん、もう。……あ、それから、梅干しと、うなぎを一緒に食べたら食い合せが悪いから。おなかこわすぞお。さ、いいから行って来い!」
今までおばあちゃんと話していた縁側から、遅ればせに和室を覗きこむ、ゴウ。
「ほれ」
「よし、お前ら……」
仲間に声をかけ、促すゴウ。一人、二人、よろよろと立ち上がりますが、ショウは
「おばあちゃん、ああ、あたし……」立ち上がったもののその場から動けません。
「行くぞお!」
一人号令をかけ、庭先から出動するゴウ。ばらばらと後に続く仲間たち。
「……体調悪いので、休ませてもらっ……て、いいです、か……」
「はあ?」
おばあちゃんが顔をしかめますが、言い切るとそのまま和室に崩れ落ちるショウ。

異変

和室。それから何時間経ったのか、薄暗い中、泣き声が聞こえたような気がして、一人目覚めるショウ人間体。
結局そのまま置いて行かれたんですね。
枕元ではテレビが懐かしの砂嵐。泣き声のような、動物の声のような、よくわからない音声は、そのテレビから流れているのかもしれません。
首をひねり、まじまじとテレビを見つめながら起き上がるショウ。

「うえええっ」
無理やりパトロールに出たものの、体調がもどらなかったのか、ミネラルウォーターのペットボトル片手に川辺にうずくまるライ人間体。それを放ったらかしで、
「日々鍛錬しておれば梅干しごときに負けは、しない」と足を止めないガン人間体。
しかしその行く手には、異様な風体の女が路上をはいずっています。唐突です。
「……っ」
目をむくガン。

「ん?」
物音に、起き上がるライ。彼が目にしたものは――。
「うわあああっ、ああっ」
何者かに仰向けに引きずられていくガン光人体。大きな図体で脚をばたつかせ抵抗しても、びくともせずに引きずり続ける力強い引き手は、死人のような女?
恐怖に目をむき、次の瞬間、光人体となって佇むライ。その視線の先で何をしているのか、異様な物音がしています。
ライに気づいた女は、もうガンを片付けたのか、また地面を這いずる姿勢でこちらを向き、怪鳥のような声を発します。
「うわあああっ」
たじろぐライ。そちらへ、マンホールのふたを引きずり近づいてくる女。

公園のブランコ。
腰掛けて揺らしてみる、ゲキ光人体。隣で漕いでいるのはゴウ光人体。
「ご当地ヒーローもたいへんだよな」
「ん?」
「おれ、ご当地ヒーローじゃなくてよかったよ」
「ふ、今やってるだろ。しかも一号だ」
「ああ、そうか」腕章を見るゴウ。「そうだよな、三号」
言いかけて隣を見、
「……う!」とうめきます。
いつの間にか、隣でブランコを揺らしていたのは、死人のような女。
ゴウを突き飛ばし走り去っていきます。慌ててゲキはどこかと見回すゴウ。

「ゴウ、やばい……」と、向こうから、よろめきながら近づいてくるゲキ人間体。「ゴウやばい、ゴウやばい……」
同じことをただ繰り返す仲間の異様さに警戒するゴウ。
「ゴウやばい、ゴウやばい、ゴウやばい……」近づいてくる姿はいつしか再び光人体。そしてゴウの目前まできたところで、
「ああああっ」
悲鳴をあげ、何か異空間に吸い込まれるように、姿を消してしまうゲキ!
「ゲキ」驚くゴウ。「ゲキ! ……三号!」今ゲキの姿が消えた辺りまで走りますが、何の跡形もなく――否。
「ん、これは?」
地面の上に、何かを認めて跪くゴウ人間体。何気なく拾い上げます。
「梅干しの種? 梅干し……」

と、突然ゴウの脳裏をかすめるバーアサオカミレイのカウンターの映像。ママが残していった、グラス。
山下が失踪したあの海。拾い上げたおにぎり。すべてのパズルのピースが、占めるべき位置を占め、ひとつの形に。

「梅干し……そうか、被害者に共通していたのは!」
リョーコは?
立ち上がるゴウ。
「梅干しの種だったんだ! 謎は全て解けたあっ!」



海辺。朝日? 夕日? に向かって砂浜にディレクターズチェアを置き、腰掛けているヒトミの後ろ姿。

わたしは海辺で食べるお弁当が好き。海風がちょっとしょっぱくて、ご飯が美味しくなるから。

一口分の白米を挟んだ箸先を、シュピーンという効果音とともに高く天に掲げ(変身しそうです)、然る後におもむろに微笑み、口に入れます。

まずご飯を食べて、それから、梅干し。

何でこんな時間にお弁当を食べているかと問うてはいけません。弁当の上に乗った梅干しに伸びる箸先。

はあ、日本人っていいなあ――。

「ヒトミさーん!」そこに響くゴウ人間体の胴間声。汀を走りながら「早まるなーっ!」と叫んでいます。「梅干しをぉっ、たーべてはダメだあああああっ!」
「ん?」
振り返るヒトミの口にはもう箸先が突っ込まれ、口元がすっぱそうにすぼんでいます。
「ヒトミさーんっ!」なおも叫ぶゴウ。
「××××っ!」何か聞き取れませんが女の声もします。
ゴウとは反対方向から、バチャバチャと水しぶきをあげながら、音高く波打ち際を走る、死人のような女。見た目に反しすごくアクティブです。
「ん?」
もう一度振り返るヒトミ。目が糸目になってるのも梅干しのせいです。
「!」
必死の形相で
「梅干し食べてええええ」と叫びながらこちらへ走り寄る死人のような女。それを認めて目を見開くヒトミ。

太陽のまばゆい光をバックに、シルエットのようになりながら走る死人のような女。その少し前を走るもう一人の、黒い異形の姿に、何かをバトンタッチします。こちらは明らかにマギー。
逆方向からはゴウ人間体。そして少し前にいるゴウ光人体に、やはりバトンタッチ。変わった表現ですが、ということは、死人のような女=黒っぽいマギーということなんでしょうね。
171 :名無しより愛をこめて:2013/11/24(日) 00:56:46.46 ID:a3BFgNYh0
バトンタッチ変身でギルスの変身シーンを思い出した人は少ない
ようで二桁くらいはいるといいなと思う

ノシ
しかしこの(↓)台詞でぜんぜん違うと思いました。

「ほーい!」
「おらきたーっ!」
自分バトンタッチで気合を入れ、すたこら走るゴウ光人体。ドラグレッダーから逃げる龍騎のような。
反対方向からはマギー。
「きゃあっ!」
マギーのほうが一足早く、ヒトミの椅子まで到達します。ヒトミを横抱きにし、そして肩に担ぎ上げるマギー。
「ヒトミさんを離せ!」一歩遅れて、見得を切るゴウ。
「姫はもらった!」くるりと踵を返し走り去っていくマギー。
「待てえ!」と叫ぶゴウ。
「いやあっ! 助けてえ」その肩の上で揺られ、悲鳴を上げ続けるヒトミ。「助けて、やだあ」
「ああっ。くっそお!」
ヒーローショーでよく見るような、オーバーなリアクションで悔しがるゴウ。そんなことしてないで早く追いなさい。

諦めない心

アルプス堂、縁側。満月を前に、
「おれはみんなを助けることができなかった!」と項垂れるゴウ光人体。傍らではおばあちゃんが、正座してかつおぶしをかいています。このおばあちゃん世代は化学調味料世代のはず。今時めずらしいです。俯いてなおもかつおぶしをかきながら、
「それでも、猫マタギお助け隊一号か! お前の肩に、世界の平和がかかってるんだ」と活。たじろぐゴウに、「最後まで諦めない心。それが正義なんじゃないのかい?」と微笑み、かつお節を差し出します。
おばあちゃんほんとうに司令官役がお上手です。
力強く差し出されたかつお節を受け取り、
「諦めない心……」とつぶやくゴウ人間体。くんと匂いをかぎ、立ち上がると満月はいきなり夕日に変わります!?
「そうか! おれ、いつの間にか忘れてましたっ。諦めない心。正義の心を!」
「それでいいんだよ」立ち上がり、ゴウを励ますおばあちゃん。「やっとお前らしくなってきた。お前の正義の心を見込んで、ご当地ヒーローにスカウトしたんだ!」
夕日は更に大きく、残照はさらに明るく、その光はゴウを、おばあちゃんを、そしてアルプス堂の隅々までをも、照らし出します。
「はい!」力強く頷くゴウ。
「うむ」力強く頷くおばあちゃん。

姫奪還

翌日、戦隊ヒーロー基本の砕石場。岩船山かな。
「はああ……」
一段落ついた、とつぶやきながら山道を登ってきたマギーが、ふと足を止めます。その向こうにはゴウ。コンロの前で何かを調理しているようです。
「ん! ずいぶん早いな」腕時計を確かめるマギー。「なあんか、おれが遅刻しちゃったみたいじゃないか」
小走りにゴウの元へ近づきます。走らなくていいのに律儀です。そのせいで疲れてしまい、手にした金輪状の武器? をも途中で放り投げるマギー。
金輪がからりと音を立て、それでも敵に目もくれず、何かをしているゴウ。

息を整え、第一声を発するマギー。
「ブウブウブウ。よく来たなあ、一号!」
よく見れば確かに猪八戒風のスーツ。「今日こそ決着をつけてやる」
うちわで何かをパタパタ扇ぎながら、顔を上げるゴウ。いつもの黒いTシャツに、ヒーローの証、腕章とたすき。たすきはいらないでしょうが料理人の気分を出しているのでしょう。
「お前と戦ったことなんかない!」
「うん? だ、黙れーっ。……少しでも抵抗してみろ。姫の命はないぞ」
あくまでシナリオに忠実なマギー。示された高台には十字架に磔になっているヒトミ。「ディケイド」ラスト近くの夏みかんのように。
「……姫じゃないし」
見上げて眉を上げるゴウ。
「あっ! ひめーっ!」
「だから、姫じゃない!」
「ブッブッブッブウ」呵呵と笑い勝ち誇るマギー。「ブウ!」と指を鳴らせば、それを合図に戦闘員っぽい人たちが現れます。戦闘員のスーツまでは手が回らなかったのか、お揃いの迷彩服にマスク姿。

「おれは諦めない!」多勢に無勢。にもかかわらず、さっきからずっと、うなぎを焼く手を休めないゴウ。
なおも扇ぎながら、
「地球の平和はおれが守る!」と叫びます。いや敵の顔くらい見ようよ。
「?」相手の様子に戸惑い、首をひねるマギーと戦闘員一同。さらに近づいて、ゴウの手元を覗きこんだマギーは、白い煙に口を押さえます。
「こ、これは!?」
「梅干しとうなぎは食い合せが悪いのを、知らなかったようだな? お客さん!」してやったりと微笑むゴウ。
「むっ!」岩壁まで下がっても、なおも追ってくる煙。「ク、苦しいブウ。苦しいブウウ」

吐きそうなのでしょうか、口元に手を当てたまま身体を折って苦しんでいましたが、とうとうショウ人間体を(草むらの影で見えないように)吐き戻してしまいます。
「いやーん」と走り出てくるショウ。
「むーっ」またも身体を折るマギー。
「どわあああっ」と出てきたのはガン。
「くしょーん」
「うええええ」とライ。
「ふううううっ」
「……くっ」とゲキ。

マギーの身体から出てきた四人。
「戻れた!」
「マギーごときに遅れを取るとは一生の不覚!」
「あのマギーに絶対正義の裁きを!」
よろよろと立ち上がります。その前に走り出てくるゴウ。視線はマギーを睨み据えたまま、
「よし、みんな!」と呼びかけます。「変身だ!」
「おうっ」
駆け寄り、ゴウを中心に並ぶ四人。
「こうなりゃノリでやってやるぜ!」とライが笑い、一同も頷くと、変身ポーズ。
「「「「「変身! はあっ!」」」」」
腰の位置に一度構えてから高く左腕を天に突き上げ、その背後では五色の煙が爆発とともに高く上がります。
「ピッカマン、一号!」赤い光を背景に、画面いっぱいにポーズを取るゴウ。
画面下を走るテロップは

※変身ではありませんが、演出の都合上、変身と名のっています。気になさらずご鑑賞ください。

「ピッカマン、二号!」黄色い光、くるりとターンを切るライ光人体。
「ピッカマン、三号!」緑の光を背景に、頼もしそうに腕を上げ、こちらに合図するゲキ。
「ピッカマン、四号!」ピンクの光を背景に伸ばされた白い指先。何やら華麗な舞を見せるショウ。
「ピッカマン、五号!」と青を背景に、片腕をあげてみせるガン。
「闇を滅する五つの光!」とゴウが言えば、
「一、二、三、四、五!」
と順番にこちらを振り向き(これ昭和のあれですよね)、招き猫のポーズで
「「「「「猫マタギお助け隊、はあっ!」」」」と叫ぶ一同。
そして扇型に広がり、
「はあっ!」ともう一度爆発。

こんな長い変身シークエンス初めて見ましたが、律儀に待っているマギー。
「おのれピッカマン。やってしまえ!」と彼が叫べば、「マギイ!」とショッカーのような声で走り出てくる戦闘員たち。
同様に走り出て迎え討つ、猫マタギお助け隊ピッカマン。
「がんばれみんな!」と思わず応援してしまうヒトミ。よく見ればちゃんと、ドレスにティアラ、大きなペンダントに巻いた髪と、姫風です。
乱戦の始まり。

まずは人間体で数人を捌き、光人体では大剣を振り回すゴウ。白煙のなか、一人を剣で振り飛ばすと、ホームランの行方を覗きこむようなポーズの後、
「おとといきやがれ!」と腰に手。346さんかっこいい。

人間体は一瞬。大きな身体にもかかわらず軽やかに宙を舞い、十人ほどをさんざん翻弄した後、「ざっとどう?」と言うライ。秋山さん華麗です。その後また人間体に戻りアクション。

ガンは人間体でも戦闘員に当たり負けしません。攻撃されてもびくともせず、悠々と一人ひとりに腹パンを入れていくガン。倒れた戦闘員を宙に投げ上げ、人間体のまま、迎撃するように空を飛び、頭突きで撃破。前田さんはどうしたのでしょうか。

「は! は! ははははっ!」
空手風? に細かく突きや掌底、蹴りを繰り出すゲキ。アップの人間体とロングの光人体で一連のアクションをつないでいます。最後は謎のパワーで周囲の戦闘員たちを吹き飛ばし、一人に肘打ちを食らわし、
「……ふん、決まったな」と髪をなで上げるポーズ。いや、光人体なので髪、ありませんが。岩上さんは今回、クール系のアクション。

「はあっ!」
くるくると回り、脚を高く蹴りあげるショウ。ひらひらと揺らめく光人体の白いドレスの裾が、白鳥のようです。飛び上がりざま回し蹴り、そして着地して微笑む人間体もかわいい。

「みんな頑張って」
ヒトミが見下ろす先ではライが大きな棍棒を振り回しています。
「華麗に舞う姿を見なさい!」
その頭上にふわり、浮き上がる白い姿はショウ。無数の矢を射掛けられ、倒れる戦闘員達。
その横でゲキが光玉を出し、投げ上げればそれは巨大化して戦闘員たちを押しつぶします。
ガンは銃を振り回して戦闘員を殴打し、さらには
「発射あ!」と、その強力な砲撃で大勢を一気に倒し。

戦闘員たちが片付いた頃、ゴウはマギーと一騎打ちです。
大剣を振るわれ地を転がる相手に、
クライマックスを迎えました!」とゴウ。
その周囲に集まる四人。
「よし。滅却フォーメーションだ」
「「「「おう!」」」」
ここはおれが、と進み出るゲキ。と、
「ちょ、ここはおれだ」
「ちょっと紅一点はわたしでしょ」
「おれがやる!」
とまたしても起こる先陣争い。構わず皆の前で屈みこむゲキの頭を、どけと突き飛ばすライ。

とりあえずガンが仁王立ち、その銃の筒先に、ゲキが光玉を当てるように屈んで捧げ持ち、ゴウ、ライ、ショウはその左右や後ろに立って、戦隊ものによくある五人の力を合わせたキャノン砲的なものを撃ちたい感じの体勢に。
「「「「「はあああああっ」」」」」
気合を込め、
「ファイヤーッ」
五つの声を合わせれば燃え盛る炎、強大なパワーを一身に受けて、声を上げ苦しむマギー。その体表に光が走り、そして爆散。
その閃光を背にそれぞれの得物をふるいながら振り返り、見得を切る五人の人間体も決まっています!
やっと磔から解放されたヒトミ。
その肩を後ろから抱き、
「いいいいいいかああああいい」と、地獄の底から這い上がってくるような低音で、歌い始めるゴウ人間体。ミュージカルだったですか。
「もうぜえええええったい、うめえええぼぉしをたぁべちゃいけえええええなあああい、いけないよおおおおおおおおおおおっっ」
その絶唱を背に、うれしそうに青空を見上げ微笑み聞くヒトミ。
彼らの頭上には散っていったマギーの姿が無茶しています。
「……はい」笑顔で答えるヒトミ。

別れ

港。どこかから聞こえるぽんぽん船のエンジン音。引き上げられているいくつもの漁船の間を縫うように、
「ヒトミさああああん」と走るゴウ光人体。海に向け手を振っている?と思ったら、
「うふふふふっ」
笑いながらそのゴウへ、手を振り返しているヒトミは、漁船、龍義丸に乗って海に出てところのようです。なぜ、どこへ行くのかなどキニシナイ。ヒーロー物パロディなら去っていくのはヒーローのほうじゃないかとも思いますがキニシナイ。見送りに来たらしいゴウ。
「ヒトミさあああん」
波打ち際まで走り出て来るゴウ。これは別れのシーンなのでしょうか。島を去っていく少女への、一夏の淡い思い、風の。島じゃないみたいですが。
「ありがとう!」口に手を当て、叫ぶヒトミ。「一号さあああん」
「ヒトミさあああん。さよーならああああ」
とうとう諦めたのか、立ち止まるゴウ。「ヒトミさあああん。さよおおならああ」
「ありがとう、一号さん!」
「幸せにい!」手を振るゴウが、ああ、脚が長いですね。お腹に力を入れるように少し前にかがみ、手を口に当てて、「なあれよおおおおっ」
「わたし! いいお嫁さんになりまあす!」海風に髪を吹かれながら、もう一度叫ぶヒトミ。、

こうして、猫マタギお助け隊は解散した――。

大きく手を振るヒトミ、呆然と見送るゴウ光人体。そして画面右上に丸く窓が開き、お茶を飲みながらおばあちゃんが登場。
「食べ合わせについて、他にも、かき氷と天ぷら、蟹と柿、ニラとはちみつの食べ合わせについても、注意してね!」と。

反魂

夜目にもあえかに白い、女の形の人形。その上で、印を結ぶような仕草をする男の手。
人形はたちまち紫の光に包まれます。その足先で地を突けば、後から芽生える白い光の双葉――。
しかし、それはすぐに、黒く干からびてしまいます。
失敗にうつむき、
「リン」とつぶやくジン。「おれはここにいる。おれとお前は、もうすぐ会える……」

アルプス堂。夜半、トイレにでも立ったのか、部屋から出てああ、とあくびをするパジャマ姿のヒトミ。
廊下を歩き出すその背後で、白くまばゆい光が像を結びます。
「ん?」
それは、白い羽根のような衣装に包まれた、女の姿。そのままヒトミに背を向け歩み去っていきます。
「は。……ああっ…………え?」
驚きのあまり動けないヒトミ。果たしてそれは――。

ED。和室の仏壇に、見よう見まねでお供え物をしているショウ。
おばあちゃんの横に正座して、手を合わせる姿が可愛いです。
その後ろでは股火鉢ならぬ股扇風機をしているガン。
手前ではゴウとゲキが脚を絡み合わせ二人腹筋。器用です。布団たたきを振り上げて茶々を入れるゲキ。仕事を手伝えと言っているのでしょうか。
しぶしぶゲキと離れたゴウの上に、のしかかってくるショウ人間体。跳ね飛ばし逃げるゴウ。
店先ではヒトミがまたセーラー服で、シャボン玉を吹いています。
ショウがなんかひどい目にあってるのですが、一人だけ人間体なのですから優しくしてあげてほしいです。

次週、ようやくジンと激突?
12/25追記。関係者twを1個追加しました。
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