LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

ストーリーが動き出し、光実の参謀ぶりもいっそう冴えて、ようやく仮面ライダーっぽくなってきましたが、毎度のあらすじ、芳忠ボイスがしぶいですね!

OPの歌詞にもある、「禁断の果実」という言葉。
口にしたら戻れない、世界の各地に残る、異界の果物に関する伝承。
そして、インベスだけでなく人にとっても、美味しそう、食べたいと思わせるヘルヘイムの森の植物の実。
設定だけが繰り返され、それでいて実際に人が食べているところは描写せず――こうなると、やはり第1話での予想があたっているような気がしてきますね。
まあ、そう見せておいて外してきたら、それも面白いのですが。


待ち伏せ / ehnmark


アクション面ではコウモリインベスとの軽トラ脇でのアクションが面白いです。紘汰、天才じゃないでしょうか。
また少年探偵団シーンでの高岩さんにかわいい演技が多くて、そういった点でも楽しめる回でした。

実は以下は、一回書き終えたのに、いざ保存ボタンを押したら
「アクセスが切れました」と出て文章がふっとんでしまったのを、思い出しつつ書き直したもの。そのため、いろいろ抜け落ちがあるかもしれません。
プロローグ

「ん? ……なんだこれ」
工場の地下通路。クリップボードを手に、備品を点検していたような作業員が、ふと、階段脇に不思議な植物が生い茂る様を見つけて驚きます。何気なくその果実を手に取ると、
「……こいつは……なんだかとっても……美味そうだ」

少年探偵団1

「やっぱりですよ紘汰さん」
チーム鎧武のガレージ。ニュースサイト(ヤグーグル!)をチェックしていた光実が、近づいてきた紘汰にスマートパッドを示します。謎の多い怪死事件を報じる記事。

連続通り魔事件、犯人は化け物!?

「これが。あの森から入ってきたインベスの仕業……?」
「そうとしか考えられないでしょう」
皆も画面を覗き込みます。現場写真はいずれも異様なものばかり。「あきらかに人間業じゃない」
「警察に届けたほうがいいのかな」舞の言葉に頷く一同。しかし、不思議の森を見ていない相手に、証拠もなくどうやって信じさせるのか、と光実に問われ、黙り込みます。
「……あの裂け目。どこに出てくるかわからない上に、すぐ閉じて消えちまうし」
「真相を知ってるのはぼくたちだけってことです」妙にうれしそうな光実。
「ああ、おれたちがどうにかするしかないな」
「紘汰?」
「インべスとの戦い方を知ってるのはおれたちビートライダーズだけ。何も知らない大人たちに任せておいたら、被害は広がる一方だ」
「でも、森から来たインべスって、ロックシードで呼び出したやつより強いんでしょ?」不安そうなチャッキー。
「みんなで力を合わせればなんとかなるよ」
「ああ、他のチームの連中にも声をかけよう」
なんとなく少年探偵団っぽくなってきました。

バロンのアジト。
「お断りだな」訪ねてきた紘汰に向かい、自分たちの倒すべき相手は現在のトップチーム、すなわち鎧武だけだと言う戒斗。「足を引っ張るならまだしも。手助けをする必要がどこにある?」
「でも街では。関係ない人たちがインベスに襲われているんですよ」
思わず前へ踏み出す光実に、絡むザック。戒斗の護衛のつもりなのでしょうか。
「ああ。おれたちとも関係ない連中だな?」
「そんな!」
「ふ、人助けをしたいなら勝手にしろ。他に戦う相手がいないのなら、ちょうどいい暇つぶしになるだろうさ。チャンピオンの余裕ってやつだな」
「皮肉を言ってる場合じゃないだろ!」あからさまな嘲笑にむっとする紘汰も、ペコに止められます。それを睨みつけ、
「相変わらず頂点に立つという意味をわきまえてないようだな?」とカードを投げ出す戒斗。バロンだけではない。どこのチームに声をかけても結果は同じ。「……頼られることはあっても、頼ることなど許されない。それが勝利者の宿命だ」
今までチームバロンは、そんな想いで戦っていたのでしょうか?

襲撃

大きめの青果店。中から箱を運び出し、
「今日の仕入れはいいのが手に入っちゃったぞ?」と上機嫌なフルーツパーラーのマスター・阪東。
荷物を積み込むと、口笛を吹きながら黄色に塗られた軽トラを走らせます。が、突如、屋根からずん、と響くような物音が。
「ん? わあああっ!」
屋根からフロントガラスを覗きこんでくるインべスの姿に驚くマスター。単に慌てたのか、振り払おうとしたのか、スピードを出しつつ蛇行します。角を曲がりきれず、正面に停車中の車に衝突。
恐怖にドアを開け、外に出ますが、そこにはすでにインベスが回りこんでおり……

「レイドワイルドもインヴィットも、協力してくれないって」
「……戒斗の野郎の言うとおりになっちまったな」
肩を落とし歩む紘汰と舞。しかし、
「誰か助けてくれ!」との声に、驚き振り返ります。

「阪東さん!」
「それに、インべス?」

思わず叫ぶと、こちらを振り返るコウモリインべス。
「大丈夫ですか!」
「けがは」
駆け寄る二人を尻目に、インベスは不思議な行動をとります。路上にへたりこんでいるマスターから手を離すと、軽トラの荷台へ。
「あいつ、何なんだ一体!」
彼らの目の前で、インベスは乱暴にフルーツの箱を荷台から叩き落とすと、開いた箱から一つのりんごを掴みあげ――違う、とでも言いたげに、握りつぶすインべス。

再び向かってきたインベスに、とっさに抵抗する紘汰ですが、素手ではかないません。
「野郎……っ。変身!」
倒れた姿勢のままロック・オン。宙から降りてきたオレンジアームズをにとり、インベスの攻撃をかわして立ち上がります。
「ここからはおれのステージ、うぁ、ステ、ステー……」
しかし攻めても攻めても、決め台詞を言う間も与えられないインベスの反撃、早い殺陣。狭い足場でくるくると立ち位置の入れ替わる動きが面白い。
剣と剣。
「ここからはおれのステ、……っ!」
それでも相手の力に圧し返される鎧武。いちごに換装。
「ロック・オン!」
それに伴い、再び折りたたまれ、球体に戻ろうとするオレンジアームズ。そのタイミングで、
「くらえ!」
頭突きのような動作とともに、武器として射出されるオレンジアームズ! 横から見ると頭が飛んでいったように見えます。
硬いのでしょう、もろに食らって弾き飛ばされるコウモリインベス。

戒斗もロックシードやベルトの機能をいろいろ研究しているようですが、紘汰のこの戦いぶりは閃きによっているのでしょうか。だとすれば天才的。

「今度こそ、おれのステージだ!」
一気に攻勢となる鎧武。また軽トラ脇まで押し戻され、ボンネットのうえでクルッと回るインベスがかっこいいです。
猛攻から宙に逃れ、逆に翻弄してくるインベスに、
「これならどうだ!」
ロックシードを剣につければ、たちまち銃弾のように射出されるいちごクナイ。とうとう遠くへ飛び去っていくインべス。
「おい? 逃げんじゃねえ! ちょっと待ったおい!」
しまった、逃したと悔やむ鎧武の元へ、駆け寄ってくる舞。
「インベスは?」
「すまん、逃げられた。……やっぱりあれは放っておけないぞ」

兄弟の会話

呉島家門前。日が暮れてから帰宅してきた光実。ふと、制服のポケットからスイカのロックシードを取り出してみると、また以前のような鮮やかな緑に戻っています。
「色が戻った。……また使えるってことか」チャージ式なんでしょうか。

玄関ホール。階段を降り、出迎えるのは兄・貴虎。
「今日も遅かったな」
「うん」
「戸締まりの用心をくれぐれも頼むぞ」
どうやら先日、この家に泥棒が入っらしい、と告げる兄に、驚いてみせる光実。
弟を安心させようとしたのでしょう、犯人の目星は付いている、ビートライダーズという、いつも街なかで踊ってる連中だと、言葉を重ねる貴虎。

確かに、スイカをチーム鎧武が使ったことは周知の事実ですし、いつもロックシードを求めているビートライダーズが、あのような強力な錠前を欲するのは自然なことです。
が、街の不良がいきなりセキュリティの厳しそうな大邸宅に忍び込もうとするのは考え難い。プロじゃあるまいし。
出来心に違いない、と説明する貴虎の言葉を、そっとポケットを押さえながら聞いている光実。

「……ああいう無軌道な、社会に何の貢献もしないクズ共が一体何を考えているんだろうなあ。どうだ光実。理解できるか?」
「ぼくには……」
「年頃で言えば、お前とさして変わらない連中だ」
一度は想像もつかない、と否定しかけた光実ですが、その時ふと、表情が変わります。
「……みんな、未来が不安なんだよ。誰かの言いなりになって、ただ流されて。どんな大人になるのか、想像もつかない」
「ほお?」
「だから今一番楽しいと思えることをして、本当に大事なものは何なのか探してる。――そんなふうにぼくには見えるけど」

たぶん、その時本音を少し、口にしたくなったのでしょう。
彼の考えに貴虎が少しでも理解を示していれば。

「お前の未来に不安などない。そうだな、光実」しかし、貴虎の言った言葉は、彼の盲目的な家族愛を示すものでした。
名家に生まれ育ち、いずれは自分の片腕となって、ユグドラシルの幹部に上り詰めるであろう弟への。
「勿論だよ兄さん」
瞬時に元の表情に戻り、頷く光実に、微笑む貴虎。
「よし、それがお前とあのクズ共との違いだ。忘れるな。あんな連中とは、住む世界が違うのだと」

少年探偵団2

ガレージ。黒板には大きく「作戦会議」と書かれています。紘汰、形から入るタイプです。
他のチームの協力は得られなかったものの、だからといって座して見ているだけでは、被害が拡大するばかり。真相を知る自分たちだけでも、行動を起こさなければ。
紘汰の言葉に聞き入るメンバーたち。
「……相手は想像していた以上に凶暴だ。くれぐれも気をつけてくれ」
もし居場所を見つけたとしても、手出しはせずに、紘汰と光実に連絡すること。
頷き、インベスのイラスト(誰が描いたのか?)を表示させたスマートフォンを手に、聞き込みのため街へ出て行く一同。

「どう、調子は?」
仲間からのはかばかしくない報告に、仕切り直しを考えている舞。と、

「きゃああああっ」

女の悲鳴を耳にします。駆け込んだ先は地下通路。そこで舞が目にしたものは。
「――え?」

「きゃああああっ」
恐怖に顔を歪め、後退りする中年女に、
「ですからあ、こんな化け物を見ませんでしたか、って」と迫っている鎧武。
「あああああ化け物オオオッ!」
「もう何やってんのよう!」
慌てて階段を駆け下り、鎧武のカブトをぺん、と叩く舞。
「いて」
「すいませんでした……!」
中年女から鎧武を引き剥がし、そのままずるずる引きずっていく舞が力強くて素晴らしいです。
そしてそのままずるずる引きずられていく高岩さんが可愛い。わたしも引きずりたい。



「もうっ! むやみに変身しない!」
「だって。こうしてる間にもまた誰かが襲われてるかもしれないって気ばっかり焦っちゃって……」

フルーツパーラー。カウンター席でパフェをつついている舞、紘汰、光実。
紘汰に言われて、ふとロックシードを取り出し、
「あたしたちこんなこわい化け物使ってゲームやってたのね……」としみじみつぶやく舞。確かに、それを間近で観ていた観客も、明らかに感覚が麻痺していました。
「コントロールを失って暴れるだけじゃなくて、明らかに人を狙って襲ってくるなんて、思っても見ませんでしたしね」
いつからこんなことになったのか。誰がしかけたのか――。
「そもそもインベスってなんなんだ。あの変な森といい、誰があのロックシードなんて作ったんだよ!」
それを言うなら、戦極ドライバーこそ一番の謎だと指摘する舞。確かにその通り。
「こういう時に限ってなにか知ってそうな人が姿を見せないんだもんな……」
奥の席に目をやる光実。
ここに来たのは、シドに会えるのを期待してのことだったのでしょうか。

「ねえ、阪東さん。あいつに襲われた時、なにか気づかなかった? 手がかりになりそうなこと」席を立ち、マスターのそばへ行く紘汰。
「ああいや、おれはてっきり、あの化け物に食われちまうのかと……」記憶をたどる表情になるマスター。その横でバイトの女の子が一心にスマホをいじっています。もう休憩中なのでしょうか。「……あ。そういえばあいつ、いきなりおれを放り出して荷物に狙い変えたよな?」
「荷物……?」
「果物だよ。りんごとメロン。仕入れてきたばっかりだったんだ……ああっ、もう、良い品だったのに!」
「じゃあインベスは、果物が食べたくて阪東さんの車を襲ったってこと?」
「いや違う。奴は果物は食べてない……ですよね、阪東さん」
「確かに、食べようとしたのに途中で捨てちまって、……余計に暴れだしたよな」
うんうんと頷く舞。
「……まずかったのかな?」
「お、お前! そっ、だっ……」
舞の言葉にショックを受けたようなマスター。その時、背後のテーブル席の客が、
「ああ美味しかった! おかわり~♡」と叫びます。
「「ですよねー」」途端に相好を崩すマスター。追従する紘汰。
「みよちゃん! 果物あるだけ持ってこい♡」空いた皿を下げつつ、上機嫌で叫ぶマスター。
「はあい」
休憩に入る子は、みよちゃんという名前のようです。

「……でも、森で見かけた時はすごい勢いで木の実を食べてたよね?」と舞。
「たまにロックシードをくったりもするよな。あれも元々は変な果物みたいだけど」と紘汰。
「もしかして、インベスって、あの森に生ってる果物しか、食べられないんじゃないですか?」
「え」
「こっち側の世界に迷い込んだまま帰り道がなくなって、腹をすかせてるのに餌になる木の実がなくて。それで凶暴化して人を襲ってるんじゃ?」
「なるほど」
「……だとしたら。見つけ出す方法、ありますよ」
「え? どうやるの」顔を輝かせる舞。
「罠を仕掛けるんです」

待ち伏せ

不思議の森。その次元の壁を破るように、サクラハリケーン、ローズアタッカーで飛び込んでくる鎧武と龍玄。
「とおちゃーく! で、どうすんの」
「この木の実を持ち帰って、匂いでおびき寄せるんです」
「でも、ロックシードに戻っちまうぜ」
「たぶんそれ、ベルトの機能ですよね? はい」変身を解き、ドライバーを外して紘汰に渡す光見。実をもぐと、すぐにビニール袋に入れます。
「どうです?」
確かに、鎧武が手にしても、ビニール袋に入れた果物は何の変化も起こしません。
「……は、すごいぞミッチ!」

ガレージ前。街灯から不思議の森の実を、糸で吊り下げています。
周辺の草陰やゴミ箱に、隠れているメンバーたち。龍玄、鎧武は変身済み。布陣完了、という意味なんでしょうが鳴り響く法螺貝の音が変です。

「あれがロックシードの正体で、しかもインベスの餌? まじで」
「ああ、どういう仕組みか知らないが、そうなんだ」
「どんな味がするんだろう。なーんかうまそうな……」うっとりするラットに、
「あ、やっぱりそう思う?」と共感する鎧武。
見た目はまったく美味しそうじゃないのですが、何かいい匂いでもしているのでしょうか。
「な、一口だけ味見していい?」
「いやそれは……」
「バカ。作戦ぶち壊しでしょうに!」
窘める舞。その騒ぎに、さらに、
「しっ」と合図するリカとチャッキー。

その時、木の実の前に、見知らぬう影が近づきます。
「はっはー! 引っかかったなインべス! おりゃあああっ……」
猛然と刀を振りかざし、飛び出していく鎧武。しかし振り返ったのは、焼き芋食べ食べ、通りかかっただけにすぎない中年女。
「……おっおおお」立ち止まる高岩さんの後ろ姿が可愛いです。「おばさん
悲鳴を上げる中年女。
「びっくりするじゃないのよ!」
「すいません」
「あんたどこの子なの! え!」
「すいませ、助け……」
叱られ、正座して恐縮する高岩さんが可愛い。
その後も、下校中の小学生の群れやカラスの群れに襲われ、その都度ほうぼうを突き回されて疲労困憊する鎧武。
精神的打撃と疲労で真っ黒になり、しどけなく横座りしてよよと泣く鎧武を、引きずっていく、舞が力強いです。

空振りの連続にメンバー皆が疲れてきた頃――。
「はああ、なにやってんのよ」
「そういうあんたもなに食べてんのよ」
「あ、ふふ」
チャッキーとリカの会話を打ち切り、声をあげる光実。
「……あ。みんな、あれ」
「あれ!」舞たちに引きずられ、天を仰いでいた鎧武も気づきます。一同がじっと物陰から見守るなかへ、飛来するコウモリインべス。
まっすぐ木の実に近づき、手を伸ばします。
「よっしゃおらぁ!」飛び出していく鎧武。しかし飛び退きざま怪音波を出す相手に、苦しめられます。その隙に上から攻撃するインべス。必死に刀で受ける鎧武。
「!」とっさに飛びついていく龍玄。鎧武の上からインベスを引き剥がし、その勢いで、ともに地を転がります。
再び飛び上がろうとする足に、飛びつく龍玄。
そこへ体勢を立て直し、剣を手に、かかっていく鎧武。ナイスアシストすぎます龍玄。

鎧武とインベスが戦っている背後から、相手の肩に小さな布袋を貼り付ける龍玄。
「……よし!」
次の瞬間、コウモリインベスは鎧武を跳ね飛ばします。とっさに受け止めた龍玄ごと、地面に転がる二人。
それを見て、木の実を手に空へ逃げていくインべス。
「なあっ! また逃げられた!」
「いえ、今度は大丈夫です」
「え?」
そこへ、隠れていた場所から、集まってくる他のメンバーたち。
「ね、さっきインベスにくっつけた袋、何?」と舞。
「ぼくのスマホです」
位置情報をONにしておいた、とスマートパッドを手に、説明する光実。地図上に明滅する光の点が、インベスの現在位置を示しています。
「あいつが逃げた先は……ほら、この通り」
「わあ、すっごい」
「お前、ほんとにすげえな!」
「さ、今度こそほんとに追い詰めましょう?」
「ああ!」

で、これ見てる時1号が、
「森に帰れないのが問題なら、バイクで連れ帰ってやればいいのに」と言ってましたが、あのバイクはタンデムできないんじゃないでしょうか。
もしくは、バイク+ドライバーが次元の壁を超える要件なのかも。
他の生物を載せて運べるのであれば、先週、まっさきに戒斗が舞を乘せて現実世界に送り届けたはずですよね。

追跡

冒頭にも登場した、工場。
きょろきょろとあたりを見回しつつ階段を降りていく、紘汰と光実。
「ほんとにこの先にインベスが……」
「間違いないはずです」

最下層に到達した二人。通路を歩いていて、階段の周りに伸びる植物を発見します。
「これはあの森の植物……そういえば、裂け目の周りはいつもこうだった」
「閉じるまでの隙に、種か胞子が入り込んだんでしょう」
足元に落ちているヘルメットとクリップボード。そのヘルメットにも、植物の蔓が絡みついています。
すでに犠牲者が出ていた? 顔を見合せる二人。
と、そこへ飛び込んでくるコウモリインベス!

佐野さんは例年のライダーに比べ、この時期にしては(まだ9話)生身アクションが多いと思うんですが、やはりせっかくの資質を活かしたいと監督が思うんでしょうか。

くるりと回転して避ける最初の攻撃、
「おりゃあ」と続いて飛びながらの回し蹴り、しかし次の瞬間、まともにインベスの攻撃を食らって倒れこみます。
「うわあああっ」それを見て、声を上げ、背後から組みついていく光実。しかし振り払われ、投げ落とされます。
「くらえ!」
しかしそれを庇うように飛び込んでいった紘汰。とっさに手近な消火器をつかみ、インベスに向けます。
いきなり白い粉を吹きかけられ(わかりますが工場っぽくない)、怯むコウモリインべス。

「ミッチ!」
「はい!」
息の合ったダブル変身――。

疑惑

しかしこの後、二人は思っても見なかった事態に驚くことになります。

地下通路ということで、充分な逃げ場のない相手を追い詰め、ダブル必殺技でコウモリインベスを下した二人。
暗がりのなか、銃撃や鍔ぜりの火花に照り映える、二ライダーの装甲が美しいシーンでした。
変身を解き、
「やったか」と改めて周囲を見回せば……

「紘汰さん」
通路の先を覗きこんだまま、動けずにいる光実。近づいてみれば、階段の先はさらに森の植物の繁茂が激しく、ほとんど森に侵蝕されているありさまだったのです。
「これじゃあ、あの森とほとんど変わんないじゃないか」
「すごい繁殖力だ……っ、紘汰さん!」
その奥に、裂け目でもできていたのか、新たに三体のインベスが現れ、木の実を貪り始めます。
とっさに、物陰に隠れるべく促す光実。

その時、ようやく侵入の知らせを受けたのか、駆けつけてきた関係者らしき足音。そちらに目をやり、凍りつく紘汰。
「――あいつは!」
慌てる様子もなく、ゆっくりと歩み寄ってきたのは、“白いライダー”。
彼らには気づかず、ただインベスたちを前に、剣を抜き立ちはだかります。なめらかな動作で、三体を仕留めれば、たちまち爆散する炎で、ぱっと明るくなる地下通路。
「白いアーマードライダー……? あれって」
「そうだ。森でおれに襲いかかってきたやつだ……!」

彼が剣を収めた後、さらに防護服に身を固めた男たちが、手に手に火炎放射器を持ち、集まってきます。
てきぱきと森の植物を焼き払い始める男たち。その姿にも、紘汰は見覚えがありました。
「あいつら、森にもいた……!」
「まさか、証拠隠滅……あんなに手慣れた方法で。きっとあいつら、ここで何が起こっているか知っていて」
「だって。人が襲われてんだぞ? それは」
「だからですよ。何もかもなかったことにしようとしてるんです」
「そんなのありかよ!」
光実の推理に愕然とし、憤りに身を震わせる紘汰。
そこから目をそらすように、ふと、また白いライダーたちのほうを見やる光実。

次の瞬間、その目が大きく見開かれます。
炎のなかにまだ立っている白いライダーの、そのドライバーの意匠。
そこに嵌めこまれた、メロンのロックシード。
「あれは」
思わず声をあげそうになる光実。
しかしその時、防護服の男たちの火炎放射器の口が、彼らのほうを向いていました。
「ミッチ!」
とっさに紘汰にひっぱられ、後ろ髪引かれる想いで、走り去る光実。
では、炎のなか佇むあの白いライダーは――。

ユグドラシルタワー。プロフェッサーの研究室。
「クラックの出現頻度が、予想以上に増えている」
「ヘルヘイムがいよいよ活性化を始めているようだね」
深刻な表情の貴虎に対し、妙にうれしそうなプロフェッサー。「……興味深いな」
「のんきなことを言ってる場合か。今の人員では、対処しきれなくなるのも時間の問題だ。新型の開発はどうなっている」
「予定を繰り上げて急ぐとしよう。最初の被験者は誰にする」
「おれがやる」
ふっと笑うプロフェッサー。
「いいのかい? 危険度は初期型の倍増しだ。他のモルモットを使うべきだと思うけど?」愉快そうなその笑みは、しかし、
「このプロジェクトを引き受けた責任に、背を向けるつもりはない」という貴虎の言葉に瞬時に消されます。
「その情熱はなんなんだい? 何がきみを駆り立てる?」
「……今や世界の命運は、ユグドラシルに託されているのも同然だ」
「ああ……おれは、人類の未来を切り拓く」
答えるプロフェッサーの顔は、いつになく真剣なものでした。

次回、Xmas全員変身。今週協力してくれなかったのに、なぜ? そしてキウイの武器はチャクラムでしょうか。素敵すぎます。
今週のああっ、キャンデリラ様っ! ついにのっさんの魅力に開眼したのでしょうか。そしてアミーの趣味w 円谷怪獣映画風のところは、スタッフもノっていたのでは。
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