LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

あと二話と思うと寂しいです。
終わってほしくないタイプのお話だなあ。舎弟s(一人だけ愛人)が可愛らしいやら頼もしいやらでたまりません。
前半、先週に引き続きヒトミが可哀想だったんですがそれも途中までで済んでほっとしました。
果たしてジンとゴウとの恋の鞘当て、決着はいかに。


天秤 / iyoupapa


タイトル、リンは善意の人として描かれていますけど、善意だからこそたちがわるい女だなあと思います。
ゴウとジンの間で態度をはっきりさせられない、のはまだお話上、仕方がないにしても、とにかく言葉が足りなさすぎる。

なぜ兆真界を去って地球へ来たのか。
ゴウの光玉はどこでなくしたのか。
ていうか病床から去った後、夜戻ってくるまで何をしてたのか。

べらべら台詞で説明してたらドラマじゃないのかもしれないけど、ヒトミの前で「合体」とかしてる暇があったら、とどうしても思わずにはいられません。
なんてったってアイドル

もう、色々なことが起こりました。
今までおばあちゃんだと思っていた人が、実はおばあちゃんじゃなくて、ゴウさんの恋人だったリンさんだったのです。
そのリンさんは、なぜか家でゴウさんと同棲しています。
わたしは……


畳の上に制服のまま横たわっているヒトミ。
仲睦まじい二人の様子を思い出し、

……おじゃま虫みたいです。

起き上がると仏壇に、こんどはおばあちゃんの写真を飾り、鈴を鳴らして手を合わせるヒトミ。
「……おばあちゃん……」
「なんだい?」
何気なく漏らした言葉。故人からの返事など、ヒトミ自身も期待してはいなかったのに、あまりにも日常的な、自然な、のんきな声が聞こえ、
「へ、え……ええっ!?」と奇声を発して立ち上がるヒトミ。
背後から射す白い光に振り向けば、縁側の安楽椅子を揺らすおばあちゃんが見えます。
「おばあちゃん?」
「ヒトミ。あの世から戻ってきたよ? あんたも地球も、ガチでやばいねえ……あの世からずっと見てたよお」
「や、それより、いいの? おばあちゃん。成仏しなくて」
立ち上がるおばあちゃん。
「成仏なんかするもんか!」と真正面からヒトミに言い放ちます。
「へ?」
「だってあたしは……みんなのア・イ・ド・ル♡
うれしそうに含み笑いし、アクション付きで言うおばあちゃん。「……それにこの番組にはあ、必要でしょ? ね♡」といきなりカメラ目線で橘アキコばりのメタトークです。お前もか。
麻丘めぐみブロマイドがいっぱいありますね。

先遣隊

宇宙船。異変を感じ、報告するナヴィ。スクリーンには騎兵のような姿が映っています。
「千人兵の先遣隊よ。地球の様子を探るために、先に送られたやつね」
深刻な表情でスクリーンを見上げる五人の光人(人間体)。あれ、この間縁を切ったのではなかったんでしょうか。

「それがどうした!」先週より引き続き、不機嫌なライ。
「たった一人じゃないか。お前が倒せばいいだろう」とガンも。
「公私混同するな!」一喝するゴウ。お前が言うかと耳を疑いました。「……お前たちがおれのことをどう思おうと構わない。だが、地球を護るのは光人の務めじゃないか」
聞いて思わず一歩前へ出るゲキ。ゴウと密着しちゃってます。顔が近いです。
「お前が言うな。公私混同してるのはお前だろうが!」
ゴウが突き飛ばされるのを見て悲鳴をあげるナヴィが可愛い。
「リンのために大事な光玉とパワーストーン使いやがって」とまた、ライ。
つかつかと前に出て、
「二度よ、二度。二度も公私混同して……」と声を震わせるショウ。
その肩をたたき、
「いつまでも小さいことを気にするな!」と妙にさわやかな笑顔で続けるゴウの神経が太くてびっくりします。
「触らないで!」
「小さいのはお前だ! たった一人の女のために……お前は信用できん。お前はおれたちを裏切ったんだ」
ガンが説教を続ける間、ポリポリと頭をかくゴウ。それを睨みつけてる他の三人の顔が険悪でもうどきどきします。
「お前とは戦えん。また裏切られてはたまらんからな」
「「「ふん!」」」
去っていくガン、ショウ、ゲキ。その時初めて慌てるゴウ。
「あ、おい、ちょっと待て!」
その後ろから肩をたたき、
「先遣隊くらいお前一人で倒せるだろう。なんせ元リーダーだからな」と言い捨て、仲間の後を追っていくライ。
「お、おい」
「うふふ、大変ね」からかうナヴィ。「――自業自得だけど」
この人も怒ってたのでしょうか。

はあ、とため息をつき、もう一度スクリーンを見上げるゴウ。

遊び心

「これで地球も、もう終わりだな」
「何を言ってるんだ! おれがいれば勝てる! お前ら全員おれの舎弟になれ」

色づきはじめた初秋の公園を、歩いている四人の光人人間体。

「やだよ」
「あんたじゃなーんか、違うのよね、余裕が無いっていうか」
「遊び心のないやつにはついていけない」
遅ればせにリーダーシップを取ろうとするガンですがライ、ショウ、ゲキに返り討ちに遭っています。

「おっと、デートの時間だ!」
これから橘アキコとデートだというライ。
「おれもデートだ、サーファージェーンと」と去っていくゲキ。
「あたしは山下さんの宴会に誘われてるの。じゃあねえ♬」と足取りも軽やかなショウ。
「おい、おい待て! おれの舎弟になれえっ!」
三人がフレームアウトするのを追いかけようとするガン。しかし、
「あのう?」と、そこへリョーコが現れます。ちょっと照れたような表情で、背を真っすぐ伸ばし、「わたし、舎弟になります!」
「おおっ!?」

おじゃま虫

アルプス堂。
ちゃぶ台に向かって何事かしているヒトミの背後で、
「ただいま!」
「あ、おかえりなさーい♡」
 ……と、新婚夫婦のような会話をしているゴウ光人体とリン。
「ああつっかれたあ」
「あ、ご飯にする? それともお風呂?」
「そうだなあ。……ご飯!」

和室。
リンの酌で横たわったままくだをまいているゴウ。お行儀が悪いです。
「まったく、あいつら、なーんもわかってねえんだ! この地球が危険だっつってんのにぃ!」
「何があったの」
「あれ、言ってなかったっけ。千人兵の先遣隊がこの地球に迫ってるんだ。ああ、なのにあいつら、勝手なことばっかり言ってんだあ」
おかわりを注ぐリン。
「だいたいだ。光人としての自覚が足りねえんだ、自覚が! ああ、人の苦労も知らねえで」
お前が言うな。

その手前、店先に続くほうの部屋にはまだヒトミが座っていました。居心地悪そうです。
ここまで見ても、リンがなぜ戻ってきたかわからないですね。
「……もうどうなっちゃうんだろう、おれ」
「ごめんなさい。ぜんぶ、あたしのせいだよね」とリン。「あたしを助けるために、ゴウは大事なものを犠牲にした。ぜんぶあたしが悪いの」
「リンは悪くない!」向き直るゴウ。「ぜんぶおれが悪い。……おれのせいだ」
「ゴウ」
「リン!」
ぐっと肩を抱き寄せ、強く抱きしめるゴウ。たぶんまだ手前の部屋にはヒトミがいます。
「……布団、しこうか」
「うん♡」
たぶんまだ手前の部屋にはヒトミがいます。
「よっしゃ! よっしゃあ! よっしゃ、さっさっさっさっさあ!」
立ち上がるゴウ。

手前にはヘッドフォンをつけて落語を聞いていたらしいヒトミ。しかし押し入れを開ける音やせわしない足音を、さすがに気配で感じたようです。
「へえっ!? ……ああ、もおっ」
顔をしかめ、そっぽを向くヒトミ。その背後ではすっかり支度ができたのか、同衾しているゴウとリン。
「よっしゃ。でも頑張る!」
「頑張って♡」
「合・体!」
言って灯りを消すゴウ。襖くらい閉めましょう。
「ええっ? 嘘!」
手前にはゴウたちには背を向けたまま、うんざり呆れ顔のヒトミ。慌てて振り返れば、襖が閉まると同時に、謎の効果音や音声が。

手強い敵

青空を見上げ待機しているゴウ光人体。場所はどこかわかりません。
「来るわよ!」隣にはナヴィ。と、何か隕石のようなものが空から飛来してきます。
馬のようなもの(しかし着地とともに分解収納されました)に跨って、先遣隊到着。地上に降り立つや、おもむろにゴウに向き直ります。アオリで撮ってるので強そうです。
ずん、ずん、と歩けば地響きのする巨体は、

仮面ライダーJ並

「ばかな! こんなにでっかいなんて」たじろぐゴウ。
「どうするの、ゴウ」
「どうするのって……決まってる! 戦う!」

剣を構えて宙へ舞い上がるゴウ。しかしあっさりはねのけられます。ではと球状の乗り物に乗って特攻をかけるゴウ。敵に激突するも、相手はなんとなく、邪魔な虫が飛んでいる、的なリアクション。
「うぉぉぉぉぉっ! このやろおおおおおおっ!」
再び振りかざした剣は拳で受け止められ、
「ふっ」
「うわああっ」
……またもはねのけられ。
地面に墜落し、転がり起きるゴウを、
「たわいない」と嘲り笑う先遣隊。隊と言いつつ一人ですが。「つまらん光人が」
「なにおぅ」
「長旅で疲れた。ひとまず眠るとするか」
背を向けて去っていく姿に、
「ふざけるなあっ!」と叫んでも、どうしようもありません。
数歩歩いて、どっかりと腰を下ろす先遣隊。地面の揺れにたじろぎながらも、何とか立ち上がり、また剣を手に構えるゴウ。
「だめ、勝てない。ひとまず退くのよ」とナヴィ。
「くそぉっ!」悔しげなゴウの目の前で、堂々と眠りにつく先遣隊。

秘密

アルプス堂。今日もちゃぶ台を前に、家計簿? 店の帳簿? をつけているヒトミ。
「ああ、……ただいま」
疲れた声であがってくるゴウ。
「お帰りなさーい」と、奥から出てくるリン。ヒトミを間に挟んだまま、今夜も夫婦の会話が始まります。
「大丈夫? なんか疲れてるみたい」
「いやっぱ、おれ一人じゃダメだあ」
「え?」
「あ、いや、なんでもない」
「ご飯にする? それともお風呂?」
「ああ……お風呂」
その背に手を当て、はい、おふろいこ、おふろ♡と押していくリン。
「お、おおう」
「お風呂♡ お風呂♡」
「……お風呂♡ お風呂♡」

それを見送り、
「はあ。……やっぱりおじゃま虫だ」とため息をつくヒトミ。
「あんたもたいへんだねえ。お茶でも飲む?」とおばあちゃん。「ん?」
「ん! ……あはは」

縁側。一人紙片を手に、物思う風情のリン。
そこへ学校からヒトミが帰宅してきます。あ、と顔を上げるリン。
「ヒトミちゃん」
「ただいま」
「あ……なんか、ごめんね? 迷惑かけちゃってて」
「いえ」鞄を置き、自分も縁側に腰掛けるヒトミ。
「ヒトミちゃんってすごいわよね。光人が見えるんでしょ」
「うん……あと、怪物くんも」リンに紙片を差し出され、怪訝な顔をします。「これは?」
「光人の手紙。なんて描いてあるか読める?」

広げてみても、何も書かれていない白紙です。

「……読めません」
「だよねえ。……だってなーんにも書いてないもの」
その真意がわからない、という表情のヒトミ。気を取り直して
「……でも、よかったですね、ゴウさんに会えて」と続けますが、答えず目を伏せるリンにまた、慌てます。
「あ、好き、なんですよね? ゴウさんのこと」
「好きよ。でも、ヒトミちゃんにわかるかしら」
「え?」
「女の心には秘密の小箱があってね、それを開けていいかどうかわからないの」

土下座行脚

体育館。なぜかリョーコ相手にバレーボールのコーチをしているガン人間体。
「どうした! そんなことじゃだめだ!」
「もっと!」ふらふらのくせになおも練習球を要求するリョーコ。
「そんなんじゃオリンピックには行けぬぞ! 何をやってる!」
そこへやってきたゴウ人間体。
「さすがだな、ガン」
しかしガンはゴウを無視してリョーコへの叱咤を続けます。
「……なんだもうへばったのか?」
めげないゴウ。
「教え方が上手い!」
「見え透いたことを言うな!」
「えっ」
「今更おべんちゃらを使っても無意味だぞ」
「そ、そんなこと言わずに頼む!」光人体で土下座するゴウ。「お前には正義の血が流れてるんだろ? お前の中の、絶対正義の力が必要なんだ!」
「お前に貸す正義はない」と見下ろすガン光人隊。そのガンからボールを受け取り、
「ない!」とぶつけてくるリョーコ。
「……っ」

公園の池。白鳥のボート。デート中のライ人間体とアキコ。
「よかったねえ、アキコちゃん。今日も出番があって」
「うん、ほんとに。これも、ライくんのおかげよ!」とカメラ目線です。ライを見ましょう。
「おれの女になったら、毎回の出番を約束するよ」
「え」
その手を取り、指輪をつけさせてやるライ。
「ま、まいかい?」
「ん」
「ほんとにぃ」感極まった声をあげるアキコ。カメラ目線で。ライを見ましょう。

そこへ、
「おーい」と呼ぶ声がします。気づけば隣に手漕ぎボートを横づけしているゴウ。「もう舎弟じゃなくていい。仲間になってくれない!?」
「うっせんだよ、いま大事なとこなんだよ! お前と同じで、地球の平和より」そこでゴウからアキコへ視線を戻し、「……愛のほうが大事なんだよ」と笑顔で肩を抱くライ。そのまま、
「ああん」
「アキコちゃん」
「ライくうん」
ゴウの手こぎボートを取り残しぐんぐん進んでいく白鳥のボート。

「……フィニッシュ」
カフェで向かい合い、ともに携帯ゲーム機でプレイしている男女。
「すごおい、ゲキさん」
「ふ」
感動しているサーファージェーンが今日も胸の谷間です。
そこへ駆け込んでくるゴウ人間体。床に両手をつき、
「ゲキ! 頼む。帰ってきてくれ。お前の力が必要なんだ!」
「落ちぶれたな。お前のそんな姿は見たくない。消えろ」
「頼む! ゲキ!」
「ゲームの邪魔だ!」
振り払われ床に倒れるゴウ。

「「「「「かんぱーい」」」」」
山下の部屋? ショウや魚屋の女も含め、女性四人を侍らせて楽しそうです。
そこでまた、土下座しているゴウ人間体。
「ショウ! 頼む!」
おもむろに立ち上がるショウ。
「あんたのそんな姿、見たくない」
言われて、ものすごく情けない顔を上げるゴウ。顔を背け、数歩出て行くショウ。「バカ!」
立ち上がる一同。
「「「「バカーっ! あっはっはっはあ」」」」

再戦

上野っぽい場所。
建物の屋上で、リンに膝枕してもらっているゴウ光人体。
「もう、おれは一人ぼっちだ。リンだけだ、そばに居てくれるのは」
そこへ呼びに来るナヴィ。これってホログラフィみたいなものなんでしょうか。
「ゴウ、たいへんよ。あいつが目覚めた」

野原。気だるげに半身を起こしている先遣隊。ゆっくりと立ち上がり伸びをします。

「……このままじゃやばいわよ」
「わかってる。……行ってくる!」後半はリンに叫ぶゴウ人間体。
「ゴウ。一人で大丈夫なの?」
うん、と笑って出て行くゴウを見送るリン。

砂浜。
「ファイト オー!」掛け声をかけながら走るリョーコ。「今日もファイトーお」
「……やっぱりお前のところにも来たのか」
それを見守りながら、他の三人と語り合うガン光人体。
「おれのところにも来た」とゲキ。
「あんなに卑屈になっちまって。見るに耐えないぜ」と、ライ。
「ますますやんなっちゃった、あたし」
「……今まであんなやつの舎弟だったかと思うと……ああ、ぞっとする!」
「でもまあ、いいとこもあったぜ」とライ。「ほら、お釣り間違えた時、身代わりになってくれたしな」
「あたしの足の裏ももんでくれた」とショウ。
「ゲーム代、貸してくれた」とゲキ。
「おかずのコロッケも……」そしてまた、手を目に当て始めるライ。「……っ、くれたよなあ」
「みんな騙されるなあ!」
立ち上がったガンだけ人間体。「あいつはろくでなしだ! 女のために地球を捨てた! あいつは、ゴウは。裏切り者だ!」

拳を握りしめるガン。そこへ、足音が聞こえます。

「あんたは」
「リンか」
「何しに来た」
仁王立ちになるガンだけでなく、全員なんとなく戦闘ポーズに近い身構え方。それに対し、ただすっと立ち、
「ゴウを……ゴウを、助けてください」と言うリン。「お願いします」
そして地面に両手をつくリン。
「え」
「おお……」
虚をつかれた表情の一同。なんだかんだ、土下座の通じる人たちです。

「……またお前か。懲りない奴め」
「貴様の罪。このおれが、叩き斬る!」
剣を手に、言うや飛び上がるゴウ。しかしまたも叩き落とされます。
「くそお!」悔しげに地をたたき、「でえっやああああっ」とまた剣をふるい、それでも吹き飛ばされてしまうゴウ。

公園。
横一列に並んで歩く四人の光人人間体と、一歩下がったブルマ姿のリョーコ。そう言えば今どきブルマ。
「わりい」皆に向かって頭を下げるライ。「デートの約束があったんだ、アキコちゃんと。じゃあな」
走り去るのを呆然と見送っていたショウ。
「ああっ! ヒトミに店番頼まれてたんだっけ」とわざとらしく駆け出します。
「ゲームの時間だ」と、ただ腕時計を示し、立ち去っていくゲキ。
「……っ、嘘が下手な奴らだ」見送るガン。ふと傍らのリョーコに向き直り、両肩に手を置くと、
「修行は終わりだ」と告げます。「お前なら一人でリオに行ける。行ける!」
そして雄叫びとともに、仲間たちの後を追うガン!

こくりと頷き、リオのキリスト像とブラジル国旗と青空を背に、スパイクを決めるリョーコ!
「よっしゃあ!」だって女の子だもん。

公園。
「だあああああっ」跳びかかっては振り払われ、また地を転がるゴウ人間体。
「死ね、光人よ」
「くそお」
荒く息をつくだけのゴウに向け、必殺の剣を振り上げる先遣隊。紫の雲をまとうかのような効果が禍々しい。
「ああっ」
ゴウが覚悟を決めた瞬間、色とりどりの閃光が走り、よろめく先遣隊。バランスを崩し後ろへ倒れます。
目を見張るゴウ。その前に、
「「「「着地!」」」」と叫びながら飛び降りてきた四人の光人人間体。ポーズを決めて振り返り、
「なっさけねえな。しっかりしろよ、ゴウ!」とライ。
「戦いは美しく。忘れたの」とショウ。
「敵に隙を見せるな!」とゲキ。
「絶対正義、参上! ――おれがいなきゃ締まらんだろう」とガン。
ゴウの顔がみっともなく歪みます。

「おのれ!」起き上がる先遣隊。それを見て、
「行くぞ!」と立ち上がるゴウ。
「「「「応!」」」」

戰場

そして戦場へ。移動する必要がなかった気もしますが……あんな大きい人も入れるんですね。
一列に並び、
「「「「「は!」」」」」と床を叩く光人五人。と、床はきらきらと光りながら崩れ落ちていきます。
「おわああっ」
足元が崩れ、真っ暗な空間に投げ出されていく先遣隊。
自分たちも同様に落ちながら、球体の乗り物に
「「「「「着地!」」」」」とそれぞれ降り立つ光人五人。
落ちながら剣を振るう先遣隊の斬撃をかわし、後を追いつつ攻撃を仕掛けます。
ゴウの剣。ショウの弓矢。ゲキの元気玉。ライの棍棒。すべてを一点に集中させた上で、
「――着地」と先遣隊の身体の上に降りるガン。そのまま傷口に向け「発射!」
「うわあああっ!」
加速しつつ更に落ち、床にたたきつけられる先遣隊。あれ、下にも床があったんですね。

追ってきた光人たちが着地すると、ゆらりと立ち上がる先遣隊。
襲いかかる仲間四人を見送ると、おもむろに剣を投げ上げるゴウ。すると剣は二つに分かれ、再び落ちてきてゴウの背で巨大な翼となります。
力強く舞い上がりながら、先遣隊の大剣を“斬る”ゴウ。
あとの四人も舞い上がり、そしてそれぞれの攻撃が一つのエネルギー体となって先遣隊の身体を貫き――。
爆散する敵、その煙も晴れた戰場の床に降り立ち、
「「「「「はあっ!」」」」」
ポーズを決める五人の光人。

手紙

アルプス堂縁側。
落ちている白い封筒。拾い上げるヒトミ。
「ん?」

縁側でお茶を飲んでいるヒトミ。と、
「「「「「ただいまー」」」」」と店舗正面から声がします。
「ん?」
ああ疲れたと口々に言いながら、陽気に戻ってくる五人の光人光人体。なんか懐かしいなあ、ほら行け、と皆で奥に進むと、安楽椅子を揺らすおばあちゃん。
「みんなのおかげだ。ありがとう!」とゴウ人間体。
「ああ!」と応じるライ人間体。
「おお……」と進み出て、おばあちゃんの姿をまじまじ見るゲキ人間体。
「「「「「おばあちゃん!」」」」」
「あの世から、戻ってきたよ!」
「「「「「おお~っ」」」」」
拍手する一同。
「なにか美味しいもの、つくるね」
「やったああ」
「おっしゃあ!」
「ああ良かったああ」
いそいそと台所へ向かうおばあちゃんを見送り、
「おれは今感動している!」とゴウ。「我に勝算あり!」
「何言っちゃってんだ、勝算ねえだろ、このやろっ」とライ。
「一人で盛り上がって勝手なことを言うな」とガン。「先遣隊を倒しただけで、何の問題も解決してないぞ」
「大丈夫だ!」

「……あのお」さっき拾った白い封筒を手に、進み出るヒトミ。
「なんだ、ヒトミさん、いたのか! ぜんぜん気づかなかった」
「はあ……でしょうね。このうちにはいたんですけど。あ、それより、リンさんから伝言があるんです」
「え」
「伝言?」
「光人の手紙!」その時ヒトミの持つ封筒に目を留めたガン。
「読めるのか?」とゲキも。

ヒトミが封筒から取り出した便箋を広げると、紙の表面に光る、見知らぬ文字が浮かび上がります。

「『さようなら。……ごめんなさい』」ヒトミが読み上げた瞬間、全身の力が抜けたようになるゴウ。その頭に金盥が落ちてくるのは古式ゆかしい。

もう一つの再会

天頂に輝く太陽。歩道橋の上。
じっと待っているジン。ふと顔を上げれば、思いつめた表情のリンが立っています。
「……ジン」
「リン」

EDはボール片手に店先へ現れたブルマ姿のリョーコ。そのままずかずかと和室へあがりこんでいきます。
ガンを前に、土下座するリョーコ。
断わるような仕草をするガンですが、周りの光人たちがとりなすようにボールをガンへ差し出します。
受け取ったボールを投げ出すガン。
と、皆がガンの身体を押さえつけ、その膝に乗ろうとするリョーコ。
もう一回。リョーコはガンを他の光人から助けようとしてるのか、この機に乗じてお膝抱っこしてもらおうとしているのかよくわかりません。
一人超然とお茶をすすり続けるおばあちゃん、リョーコを追って和室にあがっていったものの呆れて背を向けるヒトミ。もうしばらく、光人たちの日常を見ていたい。
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