LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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「555」の鶴子さんを思い出した人はわたしの仲間です。そちらが嫌でも仲間です。


Feather 1 / treehouse1977


先週の続き

「……ジン」
「リン……!」
歩道橋の上、見つめ合う二人――。

大変なことが起こってしまいました。
あんなにラブラブだったのに、リンさんがいなくなってしまったのです。


ジンのもとへ走ったリン。
喪失感に耐えられないゴウ、嫉妬の炎に身を焦がすルリカ。ラブコメというよりホラーだった前半です。
しかしいつにもまして、変わった演出が用いられていまして、最終回で謎がとけるのかなあと思ったり思わなかったり。
ジン光人体、いよいよ登場!

愛することが罪なら、おれが背負ってやる

白い光が満ちる社長室。そこに響く恋人たちの睦言。
「ジン」
「リン……ようやくお前に会えた。おれはこの日のために生きてきたんだ。もう一度、お前と出会うために。何があってももう、おれから離れないでくれ」
「わたしはあなたから離れたことはないわ……」
「憶えてるか、あの日のことを」

ジンの回想。兆真界の楽園。
「許してくれ。だが後悔はしていない。愛することが罪なら、俺は罪人で構わない」
「ジン」
「リン、お前の気持ちを聞かせてくれ」
「……わかってるはずよ。あなたには。愛が罪なら、わたしの罪はあなたよりも重い」
見つめ合う二人。
「ならば捨てろ、その光玉を。ゴウのやつにもらった、愛の証を」
「あ……」
しばしの躊躇の後、微笑み、ジンの手に光玉を託すリン。ひどい。せめて返せばいいのに。
「あなたの好きなようにして?」
そっと目を閉じる、リン。

「おれたちは一つだ……」
白いカーテンの向こうで身を起こすジンが半裸でついゴウに同情しますが、次の瞬間、人間離れした表情でそれに聞き入っているルリカに度肝を抜かれます。
赤い口紅を口元に寄せ、社長室のテラス?に通じる階段に横たわり、下の二人を見下ろしているルリカ。

混乱

ゴウ視点、アルプス堂。
「どこだ! ……出ておいで? ……そっちか!」
建物の中を探しまわるゴウ。声だけですが、とても正気とは思えません。キッチンに飛び込むと、そこにいたライ人間体から
「おい、落ち着けゴウ。もうリンのことは諦めろ」と諭されますが、
「誰だお前!」と殴り飛ばしてしまうゴウ。

「ゴウ、あんな女もうどうだっていいでしょ、あたしがいるでしょ!」
次に風呂場を覗けば、バスタオルを巻いただけのショウ人間体に迫られ、同様に突き飛ばしてしまうゴウ。
「いや、なんなのもう!」

和室に入れば目の前に立ちふさがっているガン人間体。
「……リンがいない」
「しっかりしろゴウ。もうすぐ千人兵がくるんだぞ!」
「うーるさーいっ!」やはり突き倒すゴウ。
「どわっ」
「地球なんてどうなったって……」

「こらこらこら、それが地球を守る者のセリフか?」と入ってくるゲキ人間体。やはり突き飛ばすゴウ。
「落ち着け」
「落ち着いて」
四人で取り押さえます。ここまで全員人間体。

どたばたと騒がしい和室の様子を、縁側に寝そべってうふふ♬のアイドルポーズで見守るおばあちゃんとヒトミ。
「……おおお、いいねえ若者は。青春だあねえ」
「だーっ」
四人を投げ飛ばすゴウ光人体。
「いやああああああっ」雄叫びを上げた後、「ひええええええっ」と泣きながら走り去っていきます。

嫉妬

「はあああ……ああ……」
路上に屈み込み、口紅で手首にジグザグの線を描くルリカ。
そこへ、
「リン、リン、リイイイイインッ!と叫びながら飛び出してくるゴウ人間体。ということはルリカは、アルプス堂の店先に背を向け、スーツ姿でしゃがみこんでいたんですね。異様です。
「リン、リンーッ! ……あ?」さすがに気づいて足を止めるゴウ。
「ゴウさんですよねえ」
「あんたは」
二人は温泉で面識がありましたね。背を向けたまま、ゆっくりと立ち上がるルリカ。
「あたし知ってるんです。リンさんが、今どこにいるか」
「どこだ、どこにいる!」
思わず駆け寄るゴウ。しかしそれでも背を向け、遠くを見つめたままのルリカに、思わず
「え?」
とその視線を追ってみますが、何も見えません。


絶体絶命

喫茶店。ヒトミがよくリョーコとお茶するのに使っていたところ。
「リン、お前は悪くない」
「ゴウ」
座卓を挟んで座るジンとゴウ人間体。
その座卓に背を向けて座るリン。

このシーンは全体に音声が妙にぼけてイケメン声の声優さんが吹き替えてるようで、そういえば映像もやや紗がかかったようで、夢の中のような、いや映写機のリールが回る音がしているので映画の中のような、そんな現実離れしたイメージです。

「何も言うな。おれはわかっている……ジン」
無言で視線だけをゴウに向けるジン。
「ひどいじゃないか。無理やりリンをさらっていくなんて。お前は昔からそうだ。おれはお前のそういうところが嫌いだったんだ……汚い真似しやがって」
お前はやっぱり陰人だ、と睨みつけていううゴウ。
「ゴウ。お前は何もわかっていない。リンは自分の意志でおれのところに来たんだ」
ジンの言葉に目を上げるリン。
「前にも言ったはずだ。リンとおれは、」
「違う。リンとつきあってるのはおれだ」
「違う。おれだ」

「一体何を話してるのかしら」
「決まってんだろ」
同じ店内の離れた席に陣取っているらしい後列左からゲキ、ライ、ショウ、ガン、そして前列中心にヒトミ。
「……愛の三角関係ってやつだよ」とライ。
「喫茶店で修羅場なんて」とヒトミ。いや結構ありますよ。「なんか人間みたい」ってそこか。

「リン。お前の口からはっきり言ってやれ」
促されて目を閉じ、ため息をつくリン。「……ごめんなさい」
「ほら見ろ、謝っているじゃないか」微笑むゴウ。「優しいな、リンは。よし、おれも一緒に謝ってやる」
そして最高の笑顔をジンに向け、
「ごめんな、ジン。おれとリンは、愛し合っているんだ」
再び目を閉じるリン。
「馬鹿め。リンが謝ったのはお前に対してだ」とジン。
「何でリンがおれに謝るんだよ。……だろ、リン。……ん? なっ」
ゆっくりと振り返り、今度こそまともにゴウを見るリン。表情に険があります。
「ごめんなさい。えへ」
「そんなああ……やっぱりおれに謝っていたのかあ」嘆くゴウ。

を、わりと近くで観ていたヒトミたち一同。それだけ近ければ会話は聞こえてるはず。
「あああああああああああ」
奇声を発し倒れこむゴウを、
「あいつバカなのか」とガンが評し、ライとショウは顔を見合わせます。まだオレンジジュースをすすっている激。
「なんか、ゴウさんも納得したみたいですね」冷静に言うヒトミ。
その前に現れ、首を振る霊体おばあちゃん。
「「「「「うあっ」」」」」
「にぶいねえ。もっと早く気づけっての」
「……手間のかかるやつだ」とゲキ。
「おばあちゃん……?」

店先。走り出てきて
「リンのばかーっ!」と絶叫するゴウ光人体。「あああ、もうおしまいだああああっ」
ほんと、ふるんだったら光玉返してほしい。
「ゴウ! ゴーオッ!」後を追って出てくるリン。ふるんだったらきっぱり別れて、未練持たせないでほしい。
二人が去った後に出てくる光人たち&ヒトミ。
「大丈夫か?」
「スピードが足りてない」
店内にはジン、そしてその前に背を向けて座るルリカ。

ルリカ

社長室。
「あんな女のどこがいいの」声をとがらせるルリカ。「愛に迷い続ける女は、一生迷い続けるもの。いつかあの女はあなたを裏切るわ」
ルリカ自身ではなく壁に映るその影が、立ち尽くすジンに迫っていく映像がしぶい。
立ち去ろうとするジン。その背にすがりつくルリカが髪をほどいています。
「ああ、抱いて。最後の一滴まで。抱いてくれなければ。…………あの女を殺す」
切なそうにルリカの言葉を聞いていたのに、最後の一言で、顔色を変えるジン。力ずくでルリカを跳ね飛ばします。
「お前のは愛ではない。ただの欲だ!」
床に倒れたまま、にやりと笑うルリカ。すべてを脱ぎ捨て立ち上がります。

その顔が、声が怖い。ルリカを再生するプログラムにバグが出たみたいに、唐突に不安定になります。

「あなたはわたしの……わたしのもの……わた……しのもの! わたしのもの……」言いながら近づくルリカ。声のピッチが極端に揺れます。
怯え、卓上のペーパーナイフでとっさに斬りつけるジン。
手首に流れた自らの血を見て艶然と微笑むルリカ。
「うふふ……ほら、あなたにふさわしい女がここに……いる……」
「マギーめ!」
完全に敵意だけとなったジン。
重ねて切りつけますが後ろ跳びに避け、そのまま天井近くまで壁を這い上がるルリカ。
「あはははは」
そして天井を飛び回ります。
あきれて見上げたままのジン。
その視線のなかで自らの手首に流れる血を舐め取り、奇妙に悲しげな表情で、
「さよなら」とつぶやくと、天窓から飛び去っていくルリカ。
「あっ」
驚きたじろぐジンの元に、残されたのは甲高い笑い声、のみ。

ヒトミの追求

路上。
「ゴウ! ゴーオッ!」探し歩くリンの足元。
「リンさん」後から追ってくるヒトミの足元。
「ヒトミちゃん……」
「いったいどういうつもりなんですか? あんなにらぶらぶしてたのに」
立ち止まるリン。
「女の心には秘密の箱がある。その箱を開けろといったのは、あなたじゃなかったかしら」
振り返るリン。
「それはそうですけど」声を震わせ視線をそらすヒトミ。「でも、あんまりじゃないですか。ゴウさんはリンさんのことをほんとに愛しています!」
もう一度真正面からリンを見つめるヒトミ。
「ゴウさんの気持ちを弄んだんですか?」
「あなたにはまだわからないわ」
「え」
「恋をしたこともないんでしょ?」
心なしかふてくされた表情のリン。
くちびるを噛み締め、一歩近づき、リンの頬を打つヒトミ。
「わたしにだってわかることはあります!」その声が涙声になっているのに気づくリン。「あなたはゴウさんを傷つけた。……許せません」
泣きながら走り去るヒトミ。
浮かない表情で逆の方向を見るリン。

……そしてまた、植え込みの影から一部始終を観ていたらしい光人四人。の足元。
「ヒトミちゃん」と、ショウ人間体。
「おお、人間が光人を殴ったぞ」と屈みこんで向こうを見るガン光人体。
「初めて見た、光人に説教している人間を」舗道に歩み出てくるゲキ光人体。
「ヒトミちゃん、光人超えたなあ」感嘆するライ人間体。
「……足、早いなあ、ヒトミさん」とガン人間体。感嘆して見送るゲキ&ショウ人間体。

leave me alone

「あああああ」情けない表情で今日もアルプス堂を覗きこんでいるアイスクリームマギー。
その視線の前で、
「ガリガリ君は美味いな!」とアイスキャンディーを舐めまくっている光人四人(光人体)。
ガリガリ君風とぼかしてましたがガリガリ君でよかったらしいです。
「……おいゴウ」
部屋の奥まで来たライ。押入れの隅にゴウ光人体の足が見えています。
「何寝てるんだよ、おら」襖を開けるライ。「アイス買ってきたからよ。みんなで食おうぜ!」
「ええええあうう」
声にならない声で拒否するゴウ。
「起きろって」とゲキも寄ってきますが布団の隙間から向こうを向いたお尻が覗くだけ。
「絵に描いたようなふて寝だ」
「まったく世話のやけるやつだ」とガンも。「こういう時ゃ、どうすりゃいいんだ?」
「えっっへへへえ」妙に上機嫌のライ。「失恋の特効薬は新しい恋だ!」
「おお?」
「おいショウ。出番だぞ」
ライに言われしなをつくるショウ。
「わかったわ。これも、愛人の務めね」
ライになめかけのアイスを渡すと、ゲキにドレスを直させる女優っぷり。
「どうぞこちらへ」とその手を取るゲキが紳士です。「……さあ行け」
くるりと振り返るショウ。此処から先は全員人間体。
「いただきます!」と舌なめずりして押し入れへ飛び込む!
「うわっ」
抵抗するゴウの足もなんのその、と思ったら蹴りだされて悲鳴をあげるショウ。
「うわああああああっ」そしてゴウも飛び出してきて畳に突っ伏し、
「やめろおおおお」と泣き声をあげます。「あああああああああ」

「……ゴウさん」
その視線を捕らえるように、畳に寝そべって見上げるヒトミ。
思わずそちらを向くゴウ。

「うえあああああああああっ、はああぁああああん」
しかし泣き止むまではいかず、そのまま外へ這い出していきました。
はあ、とため息をつくヒトミ。
「ああ」とショウ。
「中学生みたいなやつだな」とガン。
「あいつにはアップデートが必要だ」とゲキ。
その声を聞きながらまた、畳に寝そべるヒトミ。
「今日こそチャンスだったのに」とショウ。
「、、、」ライ。
ヒトミの憂い顔が魅力的ですね。

地球

社長室。
「美しい。……お前が地球に来た理由がよくわかる」
部屋の中央に立ち、アンティークの地球儀を眺め嘆息するジン。
「兆真界に負けないくらい、地球は美しい……」
そして座っているリンのもとへ跪き、
「リン、この地球をお前にやろう」と言います。「いや、この地球全てをお前にやろう」
「え」
「もうすぐ千人兵が来る。人間は千人兵によって一人残らず抹殺される。地球に来てよくわかった、人間はみな、欲にまみれている。マギーと同じだ。人間がいなくなればこの地球はより美しく輝く。……おれとお前、二人だけの世界になる」
「……何言ってるの」その手を振りほどき立ち上がるリン。「やめてジン。あたしはそんなこと望んでない」
「リン」
「それに人間て、あなたが思ってるほど醜くないの。あたしはよく知ってる。……だからお願い。人間を滅ぼすのはよして。あたしは、あなたと一緒にいられればそれでいいの」
頷き、その手を取るジン。
「わかった。それがお前の望みなら」
「……ありがとう、ジン……」

そう言って、一度は人類を滅ぼさぬよう願ったリン。その願いを聞いたジンの、はずだったのですが。

「ジン、お前に伝えなければならないことがある」
「なんでしょうか」
「千人兵の到着が早まりそうだ」
「……それは何より
一人二役。赤いカーテンのかかった部屋で、黒い影に向かって立つジン。

「……はい、この地球上から人間を、完全に抹殺いたします」
同じように誰かから指令を受けているかのようなリン。
「えっ?」
その後で我に返り、駆け出します。

衝突

「ゴウ!」
海の見える場所。リンの視界のなかで、ベンチに腰掛けているゴウの後ろ姿。
「聞いて、大変なの」
必死のリンの声にも振り向きません。
「……いや。もういいよ」ぼそりとつぶやくゴウ。「おれはお前が幸せならそれでい」
「そうじゃないの!」少しずつ近づいていくリン。「ジンを止めてほしいの」
「なに…………」さらに力なくつぶやき、突然振り返るゴウ。「どういうことだ!」

今度はゴウの視界のなかで、目を伏せるリン。
「千人兵の到着が早まったって。ジンは、千人兵を指揮して地球を滅ぼそうとしている」
「ええ?」
「やめてって頼んだんだけど。それでもジンは」
「ええっ」
「お願いゴウ。ジンを」
「リン! 何をしている」
横から飛ぶ声。

今度はジン視点。振り返る二人に、近づいていきます。
「リン。お前はわかっていない。お前の幸せはおれが与える。お前はただ、黙っていればいい」
「ジン。でも」
「さっきも言ったはずだ!」
言い捨てて今度はゴウを視界に捉えます。「……人間は汚れている」

またゴウ視点。リンの、さらに背後まで歩いて行くジン。
「存在する価値はない」
「それは違うぞ!」激高するゴウの声。そのままジンに迫ります。
「何?」
「おれは地球に来て」

リン視点。
「人間の良さを知った!」と語るゴウ。「人間の中にも光はある!」
「そうよ。考えなおしてジン」

遠く離れた第三者の視点のなかで、ゴウの傍らに立つリン。
「……あたしの愛したジンは、本当は優しい人のはずよ」
リンとともに人を睨みつけるゴウ。背を向けるジン。ここはヒトミの視点でした。
「ゴウさん……」
物陰からそっと見ている、ヒトミ。その視界のなかで、
「戯言はもういい。こっちに来い。リン!」苛立つように声をあげるジン。
「いや」首をふり泣き顔になるリン。
「…………決着をつけよう。ゴウ」
いや今回ゴウ関係ないじゃん、と思ったのですが受けて立つゴウ。
「陰人ジン。警護将軍として貴様を倒す」
身構えるゴウ、同じく攻撃姿勢に入るジン。
「「はあっ!」」

戰場。
両者光人体となって剣を取ります。ジンの光人体初めて見た!
「やあっ!」
「はっ!」
大剣と大剣。大きく振り下ろす炎の刃が赤々とした軌跡を宙にいくつも残します。
飛び上がって鍔ぜり、飛び降りて激しく回転しながら、さらに剣を撃ちつけてくるジン。
それを防ぎ、屈んで避けるゴウ。さらに上から撃ち下ろすジン、上段で受けつつ立ち上がり、右手で裏拳をかますゴウ。
激しく撃ち合い殴りあう二人は互角の戦いです。

「貴様の思い通りにはさせん。地球はおれが守る」
「貴様ごときに地球が守れるものか」

さっと飛びのき、間合いをとって
「もういっちょう」と構えるゴウ。
「人間はすべて始末する。この地球はおれとリン、二人の楽園とする」
「そんなこと、リンは望んじゃいない」
「貴様も邪魔だ! ゴウ!」
勝負は最後の一太刀と思い定め、構えるジン。
角の炎を刃に移し、気合を入れるゴウ。
互いに刃先を上に、不思議な構えをとって、相手に向け走り出す二人。
「はあっ」
「でやぁっ」
激しく撃ちあうと、白い光が飛び散り、雲となって二人を取り巻きます。
それとともに女の悲しげな喘ぎ声。
相手の束を片手で抑え、頭突きを見舞うジン。頭突きをし返すゴウ。
撃ち合い、蹴り、さらにまた撃ち合い、剣から迸る白い光はその度に女の姿となって悲鳴をあげます。

「ジン、貴様の罪を斬る!」

はっと驚くリン。今気づいたのですが二人の戦いを至近距離で見守ってました。
「はああああっ」
気合とともにジンの横腹に剣を、撃ちつけるゴウ。自らの大剣で防ぐジンですが、それはゴウに払いのけられてしまいます。
「ああっ」
ジンの剣が飛ばされ、無防備になってしまったことに、顔色を変えるリン。
とどめを刺すべく予備動作に入るゴウ。
「やあっ! はあああああああっ!」
剣を構えたまま大きく回転を始めます。周囲に描かれる炎の軌跡が渦をまき……
「なにっ?」顔色を変えるジン。
「ああっ」
駆け出すリン。危ないです。回転し続けるゴウの前に立ちふさがり、ジンをその背にかばいます。
「だめーっ!」
「リン!」

慌てて剣を止めようとするゴウ。しかし止めようにも止まらず、慌てて自らの剣を右手で引きとめようとします。
「ああああああっ、とまれええええええええっ!」
しかし剣の勢いに、振り回されるゴウ。
「リン!」
はっと身を乗り出すジン。
必死の努力のかいなく、ゴウの刃は、リンの身体に……衝撃に、目を見開くリン。

悲劇

その瞬間、戦場の背景は砕け散り、元いた海辺の公園に立つゴウとジン。
「「リン」」
「ああっ」と息を呑むのはヒトミの声でしょう。その眼前で、中央に立つリンのもとへ、駆け寄っていくゴウとジン。
「リン」
「リンさん」
「……どうしてだ! なぜだ、リン!」その場にへたりこみ泣き声で問うゴウ、心配げにリンのもとへ屈みこむジン、両者の間で、リンの身体が儚く崩れていきます。
「おれの声が聴こえるか、リン!」
遅ればせに駆け寄るヒトミ。
「リンさん」
「リン!」
「おれはまだお前を幸せにしていない。こんなところで死ぬな。リン!」
「リン!」

その時リンのくちびるがかすかに動きます。
はっと見守るジンとゴウ。
「……ジン?」左手がわずかに伸び、ジンの手に指先が触れます。
「リン」そっとその手を取るジン。
「ゴオ」
「リン!」
右手はゴウの手に触れ、たまらずそれを両手で握りしめるゴウ。
二人の男の手を引き寄せ、自分の目の前で結ばせようとしたのでしょうか、しかしその半ばで、リンは倒れていきます。
刹那リンの全身は羽毛と散り、宙に雪と舞い、虚しくそれを見上げる二人の男。
「ああ」
うふふ、とリンの笑い声が天空に響きます。
「リイイイイイン!」
がっくりとその場に伏せるゴウ。
よろよろと立ち上がり、ただ羽毛の舞うさまを見つめるジン。

思わぬ悲劇に息を呑むヒトミ。

やがてジンは立ち去り、残されたゴウの号泣する声だけが残ります。
その右の手のひらは自らの剣を止めようとした時の傷が光り、それをぐっと握りしめなおも絶叫するゴウ。
それを見つめ、自らも泣きじゃくるしかないヒトミ。

終章

アルプス堂和室。
「ああ、ダメ」とショウ。
「じゃあこっち」とゲキ。
「だーめ」
光人たちがまたババ抜きをしています。すると店先の古いたぬきの置物の目が光り、青い光線が伸びて、彼らの中央でいきなり像を結びます。
「みんなっ、たいへん!」唐突に叫ぶナヴィ。
「「「「ん?」」」」
「緊急事態よ!」

船の中へ駆けつけてきた四人。ここでは人間体。モニターを見上げ
「ああっ! 千人兵!」叫ぶライ。ゲキがくい、とメガネをあげます。メガネはそうでなくては。
「なぜだ。到着は四十日後じゃないのか」息を呑むガン。

そうなんです。来てしまったんです、千人兵。
後一話で最終回だから、いやな予感はしてたんだけど。


EDは庭先で朝顔を見ているリン。と思えば蚊遣り豚を持ち上げ、興味深げに覗いたり、香りを嗅いだり。
そこへヒトミが盆を持って現れます。
縁側に並んでこしかけ、それぞれにグラス?を持つ二人。カルピスでしょうか。
仲睦まじく千代紙を貼った箱から、ヒトミの家族写真を一葉一葉眺めます。
幼いころのヒトミでしょうか、それともおばあちゃんの写真でしょうか、それと実物のヒトミを見比べるリン。照れるヒトミ。
軒先の風鈴が風に揺れ……

次回、最終回。
「我に勝算あり!」346さんも蹴りたいリストに入ってきたかも。
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