LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

このカテゴリ久しぶりですね。本が出た時期も1年以上前!
実は今日はたまの休みを利用して、仮面ライダー映画を観ようと電車乗り継いで街に出てみたのですが、なんと封切りからまだ10日経たないのにもう午前中のみの上映になっているという。当然観られませんでした。
朝まだ暗いうちに出かけるべきだったのですね(´;ω;`)

まあせっかくなのでラッピング材を買って帰ってきました。

こんな調子で、まともな本屋さんに行く機会もなかなかない暮らしなのですが、久々電車や喫茶店でゆっくり自分一人の時間が持てたのはラッキーかも。
一気に読みました。

この声が届く先 (創元推理文庫)
S・J・ローザン
この声が届く先 (創元推理文庫)この声が届く先 (創元推理文庫)
(2012/06/28)
S・J・ローザン

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リディア・チンとビル・スミス、二人の探偵が交代でメインを務めるシリーズ第十作。
一言で言って、卑しい街を行く寡黙な騎士、ビル・スミスサイドにはめずらしい冒険活劇。どちらかというと、リディアと役割を逆にしたような。
今日はブラームスがよく弾ける気がする、そんな予感のもと、ピアノの前で至福の時間を過ごしていた朝に、かかってきた一本の電話。
おまえのガールフレンドを誘拐した、ゲームをしようと持ちかける、ある復讐鬼からの――。

タイムリミットは12時間。
犯人がもたらすさまざまなヒントを解きながら、街を駆け巡るビル。
翻訳者は
「ディーヴァーだ」と書かれていましたが、本作の主役をNYの街だとすれば、ダン・ブラウンの「天使と悪魔」のほうが構造的には似ているかもです。

リディア以外に相棒らしい相棒を持たない孤独なビルが(二人は正式にコンビを組んでいるわけではなく、普段はお互いに独立して活動する私立探偵で、それが必要なときだけ、互いに助力を請うているという関係)、今回はIT起業家にしてリディアのいとこのライナス、そのガールフレンドのトレラとさらにその親戚のジョーイ、リディアの親友にして警官のメアリー、中国系売春組織の元締めやその手下……とたちまちのうちに“仲間”が増えていき、メアリー以外はチャイニーズ素人探偵団の様相を呈していくのも目新しい。

犯人の仕掛ける狂気じみたゲームの緊迫感。あちこちに仕掛けられている罠。
その追跡劇に登場するツイッターやフェイスブックにフォトショップといった現代的な道具立て、さらに、イタリア系移民の生きる知恵やニューヨークの地下に広がる巨大な迷路。

いつものビルの切なくもロマンチックな語りが好きなので、あと、ガッツの塊であるリディアがただ捕まったままでいるというのもどうかと思うので――ビルと生存確認の会話を交わすたび、犯人に関するヒントを織り交ぜてくるという機知はリディアらしいのですが――読んでいてどうしても、ちょっと調子狂っちゃうなあと思わずにはいられません。
が、これはこれで上質なエンターテイメントになっていて、純情なライナスが今回とても魅力的。映像化もいいかも。
ていうか、冷徹でプロフェッショナルなビルが今回、リディアを心配するあまり怒鳴ったり叫んだり焦燥したり激昂したりたいへんに激情的で、そのあたりにどうしようもなく萌えました。
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