LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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lemon splash / charles chan *


いかに皆さんアップに耐える美形ぞろいとはいえほんとに顔が近かった今回。
新フォームのインパクトより、陰謀渦巻くユグドラシル側、とくに呉島兄弟の行く末のほうがシリアス、かつドラマチックでしたね。
意外にも大人の度量を見せた貴虎と、兄の大きさを認めた光実。ミッチがユグドラシル側につくのは、1話冒頭のイメージ映像から予測されていたことでしたが――。
ミッチの崩れ落ち方、猿の惑星で自由の女神見た人みたいだなと思ったらそう言ってる人がけっこういるようで。

力を持つことが即ち善でも悪でもなく、ただ力あるものはそれに酔うことなく、淫することなく、その使い方に責任をとるべきだというのは仮面ライダーらしいテーマですね。なぜなら彼らの力は敵と同源であり、時に守るべき対象からも化け物として恐れられ忌避される強大なもの。
自分が正しいと信じる道に進むしかないものの、自らの力への畏れは、持っていてほしい。
今回は美しい顔のアップと、それから光の使い方の印象的なシーンが多くて、眼福でもありました。
しかし地下通路を追われる光実、夕暮れの街を行くビートライダーズはともかく、室内ではできるだけ灯りはつけましょう、貴虎にいさん。

逃亡

逃げ切れない。覚悟を決め変身動作に入る光実。
「葡萄アームズ! 龍砲ハッハッハッ!」
地下通路にドライバーの音声が高らかに響き、一端は監視モニターに背を向けた貴虎も、再び画面に見入ります。
斬月として戦った、あのアーマードライダーが、そこに立つ様を。
(光実。……お前が)
襲いかかる黒影トルーパーズ。多勢に無勢。意を決してその一人に跳びかかり、ダンデライオン――ホバー式で、ちょっとジェット“3821”スライガーを思い出すロックビークル――を奪いとる龍玄。
「……いける!」
そのままダンデライオンを駆り残る二人の一方に体当たり、さらに最後の一騎にも、相手の猛攻を躱しつつスピードを上げて肉薄! ぎりぎりのところで飛び降り、乗り物だけを相手にぶつけます。

大破するダンデライオン。全身を強く打ったのでしょう、よろよろと起き上がった龍玄。追手を討ちとった後は、無言で駆け去っていき――。

ヘルヘイムの森。ユグドラシルタワーから脱出してきたバロン、鎧武がそれぞれのロックビークルで疾走していますが、背後からは追手の銃撃が。
「なんか、撃ってきてるんだけど」
「構うな」
スピードを上げても追いすがる相手に、走りながら傍らの樹を切り倒すことで足止めする鎧武。倒れてくる樹を避けきれない黒影が、派手にダンデライオンごと衝突する絵でOP。

槍で防ぐバロン。薙刀を振りかざす鎧武。
「ああもうっ。しつこいっ。 ……これならどうだ!」
サクラハリケーンにまたがったままいちごに換装。外れていくオレンジの鎧に後方を走る黒影が激突します。毎度色々な使用法があるオレンジが楽しい。
「おっと。……戒斗!」
頭上を飛ぶ黒影のダンデライオン。鎧武が首をすくめるのと同時に、バロンが槍を突き上げます。また一つ撃破。
いちごクナイを投げる鎧武でまた撃破。
「よっしゃ!」
「このまま一気に突っ切るぞ」
「おうっ」
二人同時にスピードを上げ、サクラハリケーンとローズアタッカーはともに次元の壁を突き抜けていきます。

「…………」一方、その背後で、不満気に足元の草を蹴るシド。そして凌馬の秘書、湊。
「なんであいつらを、みすみす見逃さなきゃならない?」
「さあ。プロフェッサー凌馬なりのお考えがあるのでしょうねえ」

仲間

鳳梨病院。病室を見舞う、光実と紘汰。
「ラット?」
ベッドの上のラット、付き添いのリカが、ほぼ同時に顔をあげます。
「紘汰さん」
「怪我の具合、どう?」
笑顔で起き上がろうとして、背中の痛みに
「いててててっ! いて」と悲鳴を上げるラット。
「こら」その身体を支えるリカ。「ラット、無理しないで」と助け起こします。
「なんのこれしき。……へっちゃらですよ」
「精密検査でも、植物の種は植えられてないって」とリカ。
つい最近まで謎の芽吹病に市全体がパニック状態だったのに、そんなことが検査でわかるようになったとは早い。
「傷がよくなれば退院できるよ」と言うリカに、いっそう笑顔になるラット。
「済まない」しかし沈鬱な顔で、頭を下げる紘汰。「……おれがしっかりしてないから。おまえは」

やれやれ、という表情のラット。

「そうやって一人で抱え込むからダメなんですよ。仲間でしょ? おれたち」
顔を上げる紘汰。
「……ラット」
「チーム鎧武だけじゃない。今、舞が他のチームにも呼びかけてるんです。インベスゲームなんか止めて、みんなで力を合わせようって」
リカの言葉に目を見張る紘汰と光実。しかしその交渉は、先週決裂しています。

力の使い道1

市街地。他チームとの交渉の帰り道。
「どうしてみんなわかってくれないんだろう」とため息をつくチャッキー。そちらを見て、
「そもそもあたしたち、好きなダンスを踊るために仲間を集めてきただけじゃない」とうつむく舞。「それがいつの間にか、ランキング争いとステージの奪い合いばっかり夢中になって。……どうしてこんなことになっちゃったの」
「インベスゲームなんて流行りだしてから、何もかもおかしくなっちゃったのかもね」うなずくチャッキー。

その時鳴り響く非常ベル。そして大勢の人々の悲鳴。
「ちょっ、なに」立ちすくみあたりを警戒するチャッキー。無言で駆け出す舞。
二人の向かった先では、ビル街の一角の、宝石店から雪崩を打って飛び出してくる客達、そして、後から走り出てきた一体の等身大インべス。
両手に宝石を抱え、そのまま人間を襲うでもなく、ただうれしげに走り去っていきます。
「インべス? まさか!」
後を追って走りだす舞。
「まい、ちょっ……!」慌ててついていくチャッキー。

高架下。港を望むそこは、チームレッドホットのアジトの一つ。
おお、と戦利品を手にはしゃいでいるメンバーたち。それぞれの手には、金のネックレスや宝石があり、その傍らには先ほどの等身大インベスが控えています。
「あんたたち……!」走り寄る舞。
「なんだよ、チーム鎧武の連中か」笑いながらベンチの背にもたれかかるレッドホットリーダー・曽野村。
「まさか、インベスを使って強盗を?」
「……どうせビートライダーズは、もう怪物使いの悪役ってことになってるんだろ? おれたちはロックシードで好き放題やってやる。もうこわいもんなんかねえぜ!」

下卑た笑い声が沸き起こり、顔色を変える舞。

「ばか! あんたたちなんのためにステージで踊ってきたのよ!」
「目立ちてえ」誰かがからかうように言い、続けて曽野村も、
「暴れてえっ! ……ただそれだけのことだったのさ」
予想外の事態に、立ち尽くす舞。
ビートライダーズは仲間、という認識が間違いだったのか。
「やれよ」曽野村の合図に、立ち上がる等身大インべス。奇声をあげ舞とチャッキーに襲いかかります。鳴き声あるんだ。

――そこへ割り込む、もう一体の等身大インべス。
たちまちレッドホットに召喚されたインベスを突き飛ばし、海に落とします。
「逃げろ!」
狼狽え、その場から走り去るチーム・レッドホット。

そして、取り残される舞とチャッキー。
「あきれたもんだな」
背後の声に驚き、振り返ります。
「バロン?」
「あんたたちホント状況わかってねえんだな」
ロックシード片手に近づいてきたのは長身のザック、そして戒斗。
次元のクラックを開き、インベスを帰します。
「よそのチームはあんな連中ばかりだ。みんなリミッターカットの裏技を見つけたからな」
「裏技?」
「かんたんな改造で、実体化したインベスを呼び出すことができる」くるみのロックシードを示し、説明する戒斗。「……アーマードライダーみたいにな」
「そんな! じゃ、街で暴れてるインベスは?」
「事件の何割かは、騒ぎに便乗して悪さをしてるビートライダーズたちの仕業だ」ぼそりと言い捨て、ザックにロックシードを投げて渡す戒斗。
「おれたちだって護身用の錠前が手放せない」と続けるザック。「うちのチームは恨みをかってるからな」
陰り始めた夕暮れの光のなか、立ち去っていくザックと戒斗の、ぶれのなさがかっこいい。その背を見送り、改めて、
「ひどい」と声を震わせる舞。「どうして。これじゃもう、誰もあたしたちを信じてくれないじゃない……!」

思惑

ユグドラシルタワー、会議室。監視カメラの録画を観ている貴虎とシド。
モニターのなかで、再び光実が龍玄に変身しています。
「……いったいこれはどういうことだ」唸る貴虎。「シド」
言うや椅子にかけていたシドの襟を掴み上げます。
「なぜあいつに戦極ドライバーを渡した!?」
「知らねえよ」ふっと嘲笑するシド。確かに、ライダー名簿やサガラの放送見てない人に言われたくはないですね。
「あんたの西瓜のロックシードとおんなじだ。紛失したはずのドライバーがいつの間にかあの坊主の手元にあった……」
「しらを切る気か」
「はっ。あんたも承知のうえでやらせてることかと思ったよ。だってそうだろ。人類の存亡をかけたプロジェクトのリーダーが、実はたった一人の弟さえ躾けられていないなんて思うかい」
「……」
無言で睨みつける貴虎を見返し、「へっ。肩書が聞いて呆れるってもんだぜ」とさらに嘲り返すシド。
どうでもいいですが二人顔が近いです。一触即発。

が、次の瞬間、相手を睨みつけたまま、手を離す貴虎。
「そうか。貴様はそういう腹づもりだったのか」
「喧嘩はその辺にしておいて」殺伐とした会議室のスクリーンが起動し、にんまりとした戦極の顔が映ります。「今後の対策を考えないかい?」
こちらもカメラに顔近づけすぎ。目が大きい。
「……光実の件は、わたしが対処する」机上のかばんを手に取る貴虎。「後の二人の逃亡者は……シド」
顔を上げるシド。
「今度こそお前が責任をもって処理しろ」

言って室内から出て行く貴虎。
物見高くスクリーンから成り行きを愉しげに見守っている戦極。
その間で、やれやれというように宙を見上げるシド。

「主任様はああ仰ってるが。どうしたもんかねプロフェッサー? ――なんであの二人を見逃したんだ」
「彼らの逃げ出した経緯が気になってね。セキュリティを突破した手口が鮮やかすぎる」
「主任の弟が手を貸したんだろ?」
「それだけじゃない。わたしの研究室から試作品が一つ消えていた」よく観るとピアスしてますねこの人。「保管庫のロックはわたししか解除できないはずだった、どうにも解せなくてねえ」
指でキーを弾くと、戦極の顔の代わりにスクリーンに映るのは開発中のドライバーの設計図。
「……内通者がいるとでも?」
「確かめるためにも、もうしばらくモルモットを泳がせたいw」細く長い指を泳ぐ魚のようにくねらせます。
「やれやれ」吹き出して帽子を直すシド。「どいつもこいつも好き勝手な注文ばかりつけやがる」
はい、上司ってのはそんなもんですよ。

力の使い道2

ガレージ。
「へっへへえ」ラットを見舞って気が軽くなったのか、新しいおもちゃを手にしたように、サガラから手渡されたレモンのロックシードを試してみている紘汰。しかし自らのドライバーにセットしても、何も起こりません。
「……よっ。あ? なんだ? おれの集中力の問題か。な。……よし、葛葉紘汰、集中しろ。んっ。やっ!」
しかし何度操作しても同じこと。何度も何度も繰り返し試しているところが早回し。
扱いが乱暴すぎるのか、そもそも装着法が違うのか、火花が散りとうとうロックシードがドライバーから外れて落ちてしまいます。
「ああびっくりした」
レモンを拾い上げ、もうひとつ手渡された、何か、ドライバーの部品のようにも見えるものを見つめます。
「なんでだ? やっぱこいつをかまさないとダメかなあ。ああでもなあ。どうすりゃいいんだよこんなの? ……こことここ……あっ、もう」
どうでもいいですがこの人何にもかも声に出るんですね。

その背後でドアが開き、無言で二人が入ってきます。舞とチャッキー。無言で、しかし、嗚咽をおさえられない二人。
驚き、振り返る紘汰。
「……紘汰……っ」
「舞。どうした」

真実1

呉島家。
「……10月6日、ケースファイル162」愉しげに読み上げる戦極の声。それはチーム鎧武リーダー・裕也の最期の記録。

階段をあがってくる光実。

「ヘルヘイムへ迷い込んだ一般人の経過と行動記録……」

廊下を歩く光実。
――やがて自分の部屋まで差し掛かった時、中からの物音に顔色を変え、そっとドアを押し開きます。

そこには、光実のPCから裕也の変化を収めた映像記録を、再生している貴虎の広い背。
「あの短時間でよくこれだけのデータを持ちだした。見事な手際だ」振り向きもせず、そう口火を切る兄。
光実も自分のPCや極秘データにパスをかけないのでしょうか。それとも兄弟揃ってパス解除の名手なのでしょうか。どっちにしてもさすが呉島兄弟。
「にいさん」
「この資料、どうするつもりだった」
息を呑む光実。しかしPCのモニターに目をやり、決意したように顔をあげます。
「公開する。人体実験とインベス事件の証拠隠滅。すべてユグドラシルの犯罪の証拠だ」
「ふん」鼻を鳴らす貴虎。「お前が求めているのは正義ではない。兄であるおれに挑戦することだ。一人前の大人になれると思い込んでるだけのことだ。そうだろ?」そこではじめて、ちらりと背後に目をやります。
「……ぼくは」
「いつだって、お前は、守られる側の人間だと思っていた……そうであってほしいと願っていたおれのエゴが、この目を曇らせていたようだ」
「怒ってないの」
「お前は、守られた未来を手に入れるより、今という時代で戦うことを選んだ。おれと同じだ。結局のところ、お前は呉島の血を継いだ男」振り向いて立ち上がった、その顔は逆光で見えません。「この、鷹虎の弟ということだ」
そして出ていきざま、ドアのそばに立ちつくす光実を見て、
「光実。お前にすべての真相を教えてやる。ついてこい」と言い捨てますが、その瞬間の顔が近い。
一歩遅れ、あとについて出る光実。

力の使い道3

古い食堂のような場所。
「ありがとーっす!」
「やってねーよバカ!」
「よーっしよし」
上機嫌の笑い声が響く室内。レッドホットのアジト。
……ていうか室内のアジトもあるんだったら、最初からここで宝石を分けるべきだったのでは。
「レッドホット!」舞から聞いて、踏み入ってくる紘汰。「――お前らは」
「おやおや? 街を騒がすアーマードライダーさんのお出ましだ♡」
「ブラーボさあん、助けてください! 悪い人がいまーす」
「パードゥン? パードゥン?」←それは英語です。
ブラーボを真似、おどける者、拍手する者。どっとまた笑い声があがります。どうでもいいですがこのへんの身のこなし、さすが藤井さんです。
一方、憮然と立ち尽くす紘汰。
「舞から聞いた。お前たちにとって、ビートライダーズって何だったんだ。――今やってることが恥ずかしくないのか」
「冗談抜きでさあ」立ち上がり、近づいてくる曽野村。顔が近い。
「鎧武さんよ。おれたちと組まねえか? あんたがブラボーを押さえてくれたら、もう怖いもんなんかねえ」

ブラボーじゃなくブラーボです。
とられた手を、振り払う紘汰。

「――おれは人間が化け物になっちまうのを見た。あんな光景、もう二度と見たくないと思ってた。でもお前らは。……見た目は人間のままでも……やってることは化け物と変わらない!」
交渉決裂を悟り、笑いつつ席に戻る曽野村。
「あいにくだったがなあ。お前が邪魔しに来るだろうってのはシドから織り込み済みさあ」
「シドだと」
得意気にマンゴーのロックシードを掲げる曽野村。
しかし顔色を変えたのは紘汰だけではありませんでした。
「……それ、マジで使うんですか」うろたえるメンバーたち。「リーダー」
「鎧武のベルトをぶんどれば、さらに上物のロックシードと交換できるとさあ。気前がいいよなあ、あの錠前ディーラーも! あっはっは」
「なんで気づかいないんだ! お前らあいつに踊らされてるだけなんだぞ!」
そのままロックシードを操作すれば、召喚されたのは姿も禍々しい、ライオンインべス。
怯えた表情のメンバーたちにも構わず、
「そうれ、やっちまえ!」と叫ぶ曽野村。
「!」
襲い掛かられ、その背の上を転がるように躱す紘汰。距離を取りドライバーを掲げます。
「変身!」
しかし狭い室内の争いは、見るからにインファイターであるライオンインベス相手には不利。
「いいぞいいぞ! ざまあねえなあ。一人じゃ何にもできねえかあ!」あざ笑う曽野村。そして、恐怖に目を泳がせるメンバーたち。
「はっはっは」
「ぐああっ!」突き飛ばされ、倒れこむ鎧武。「一か八か!」
先程は何の効果もなかったレモンのロックシードをつかみ出します。
「レモンエナジー!」
しかし戦極ドライバーにセットすることはできず、弾かれてしまいます。
「ああっ。なんでだよ!」
攻撃を躱しつつ、床に飛び込むように落ちたレモンを拾う鎧武。しかしその上からさらに、跳びかかり攻撃を重ねてくるインべス。
「ああっ」
テーブルの上に投げ上げられ、倒れたところを、胸を踏まれ喘ぎます。一度。二度。三度……

「へっへえ」
それを囃し立てながら見守る曽野村。その手のなかで、マンゴーのロックシードに異常が。
「!」
電流が迸り、手から取り落としてしまいます。
「?」
その途端、コントロールから解放されたライオンインベスが、顔をあげます。次の瞬間手で顔を覆い、苦しみ始めるインべス。
「なんだと……っ」いぶかる鎧武はそのはずみにテーブルから取り落とされてしまいます。「うあっ」
「やっぱり、クラスAの錠前でリミッターカットはやばかったんじゃ」うろたえるメンバー。
「うあああああっ」驚き見守る曽野村の目の前で、ライオンインベスはさらに変化を始めます。
背に翼が生え、胸をたたき雄叫びを上げる手には、鋭い爪。
「うわああああっ」
そのままレッドホットのメンバーたちに襲いかかり始めるインべス。
掴み上げられ、弾き飛ばされ……悲鳴のるつぼの中、床で腰を抜かしている曽野村。
「あっ。来るな。来るなぁーっ! ごめんなさいごめんなさいっ。ひあっ……」
この人ブラーボに、というかシャルモンで暴れて変身前の鳳蓮に懲らしめられた時とぜんぜん変わりません。目を閉じぶつぶつと呟き始める前へ、
「はあっ!」オレンジの大刀をかざし飛び込んでくる鎧武!
インベスの攻撃を受け、
「逃げろ!」と叫びます。
そのままインべスと格闘……と思いきや、鎧武を突き飛ばしよろよろと外へ出て行くライオンインべス。
「待てっ!」

ショッピングセンター前。
雑踏の中へ飛び込んでくるインべス。
「……きゃーっ!」
逃げ惑う人々のなかを逆走してくる鎧武。
「まずい! このままじゃ」
犠牲者を力任せに掴みあげ、投げ上げるライオンインベス。投げられて落ちてくる人を、受け止める鎧武。
「おっと。大丈夫か」
そうしておいて、ライオンインベス向かって跳びかかっていきます。

インベスの打撃に、何度も地に転がる鎧武。逆にこちらからの斬撃は、まったく効き目がありません。
硬い壁のような相手。
「負けられねえっ」
それでも起き上がっていく鎧武。
鋭い一振りで敵の胴を抜きますが、効果が無いのか、振り返りざま変わらぬ様子で打ちかかってくるライオンインべス。
その爪で、戦極ドライバーのフェイスプレートが外されてしまいます。
「ああっ」
たじろぐ鎧武。そのまま突き飛ばされ、地面に倒れます。手探りでドライバーにふれ、
「あ、……まさか!」持ち出してきた試供品の一部を、フェイスプレートが外れたあとに充てると、「……入った!」
襟首を掴み上げられながら、再びレモンのロックシードを作動させる鎧武。
「レモンエナジー!」
既にセット済みのオレンジのロックシードはそのまま、その隣の、新しく装着されたガイドのほうへレモンをセットすると、
「ロック・オン!」
今度こそ正解のようです。

一旦外れたオレンジのアーマーに、宙から降ってきたレモンのアーマーが合体し、鎧の上から錦の陣羽織を羽織ったような姿となる鎧武。その手には、ゲネシスドライバーによるライダー達同様、ソニックアローが握られています。
「ジンバーレモン!」
襲い掛かってくるインベスを前に、仁王立ちとなる鎧武。
「ここからはおれのステージだ!」
その斬撃の一つ一つに力があり、一つ一つ確実に効いているような反応を示すライオンインべス。倒れたところへとどめの刃が一閃し――。

真実2

ヘルヘイムの森。
崖の上から、下を見下ろす貴虎。遅れて、その背後に現れたのは光実。
二人の視線の先に何があったのか、次の瞬間、ただ驚愕し、身を硬くするだけの光実。
蒼白となって喘ぎ、思わず力が抜け膝から崩れ落ちた弟に目をやりもせず、
「……わかったか」とつぶやく貴虎。「これが、ヘルヘイムの森の正体だ」

力の使い道4

「たあっ!」
ショッピングセンター。
宙を舞いなおも襲い掛かってくる敵を、斬り伏せる鎧武。

真実3

ヘルヘイムの森。
「まさか……」乾いた唇から、声にならない声で、かろうじて発語する光実。「そんな、」
「これでもまだ、おれが間違ってると思うか……?」
貴虎の問いに、首をふる光実。「……いや」
険しい表情の貴虎。
「……こんなこと……ぜったいに、公表なんてできない……っ」
「光実。ユグドラシルに加われ。お前が戦うべき、本当の戦場へと導いてやる」
差し伸べられた手に、すがりつくように、立ち上がる光実。
しかし、終始二人の視線は、谷底へ向けられたままです――。

力の使い道5

「うあああっ」
ショッピングセンター。地をたたき、空高く飛び上がるインべス。
「!」
弓を手にその姿を見上げる鎧武。斬月・真の戦いで見憶えた通り、レモンをその弓に付け替えれば、
「オレンジスカッシュ!」の声。
きりきりと矢を引き絞り、オレンジとレモン、交互にならんだスライスを貫いて敵に射れば、その凄まじいエネルギーに爆散するインべス。
「……勝った」

おもむろに変身を解き、改めて、レモンのロックシードを手にまじまじと見つめる紘汰。
「……なんだこれ。インベスをあんなにあっさりと……」
新たに手にした力に、怯えるかのように。
それを物陰から見つめているシド。
「なるほどねえ。とりあえず盗品の行方はわかったぜプロフェッサー?」

力の使い道6

フルーツパーラー。
ここのところのインベス騒ぎのせいか、そういえば紘汰も光実もあまり、鎧武の青いパーカーを着ていませんね。
舞たち4人との違いがそんなところにも現れています。
「……」
浮かない顔付きで、一人、またレモンのロックシードを見つめている紘汰。
「よ。どうした紘汰?」話しかけてくるマスター。
「な、阪東さん。力を手に入れた人間てのはさ、みんな怪物になっちまうのかな」
「はっ」笑みこぼれるマスター。「何言ってんだおめえは。らしくもねえ」
「……うん」
「あのなあ。世の中には弱いやつだって大勢いるだろ。そいつらが全員残らず善人だと思うか?」
「いや。そんなことは」
「だったらさ。逆に強いやつはただ強いってだけで、悪人と決まったわけでもない。力そのものに、善も悪もないんだ」
紘汰の隣に腰掛けるマスター。
「そうか。そういうもんか」
「だからこそ、力を手に入れたやつは気をつけなきゃならねえ。そいつをどう使うかで、ヒーローにも、怪物にもなっちまう」
「ああ……」紘汰の表情が明るくなります。「なんか、すげえなあ阪東さん」
「ま。おれもいろいろあったからな」顎を撫でるマスター。
137 :名無しより愛をこめて:2014/02/02(日) 08:31:46.38 ID:OQetYYez0
俺も色々あったからなぁ
1:傷害事件に巻き込まれた後弁護士秘書に
2:弁護士の変わりに戦う
3:影山の変わりに戦う
4:ネイティブとなってカブトたちと戦う

この「おれもいろいろ」発言には東映公式からも突っ込み入ってましたw

と、店の入り口のほうで華やかな声があがります。
「おおいらっしゃい!」
席を立ち出迎えるマスター。入ってきたのは舞、チャッキーにリカ。
「紘汰さん!」叫ぶリカ。
「?」
そちらへ顔を向けると、舞たちが
「「じゃーん!」」と声を上げ、その影から飛び出してくるラット!
「いえーい」
「ラット退院だよ!」
「もういいのかっ!」思わず席を立ち、ラットの肩をつかむ紘汰。
「もうおれってば絶好調!」
「こら調子のんな!」ばしっと舞がツッコミ入れた手が、ちょうど、ラットの怪我した手にあたります。一瞬痛みに巨大化するラット。
「そりゃあめでてえな」後ろから紘汰の方を抱くマスター。その顔をラットに向け、「じゃきょうは退院祝いで、店からのおごりでえ!」
言いながらばしっと背を叩くので、さらに一瞬巨大化するラット。
「よっしゃあ!」
喜びに雄叫びを上げる紘汰、悲鳴を上げるラット、そしてきゃあとはしゃぐ舞たち3人でラストカット。

次回、兄が正しいと認めつつも、紘汰を傷つけたくもない光実の苦悩がなんだか美味しそうですね(苦悩好き)。
今週の立川レッドスターズさん。
何やってんのレジェンドw
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