LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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The Ark of the Covenant / The Jewish Theological Seminary


戦極と紘汰、いわば敵同士が利害の一致に、かりそめに共闘する、という燃えるシチュエーション。
舞たちを方舟に乗せようとする光実。
そしてついに貴虎は、残酷な事実を紘汰に告げる――。
あっという間の30分でした。取り敢えずシドは生き延びてましたけどそれは非常事態のお陰。
……いや秘密を守るために街一つ焼き払ったら、却って世界の注目を浴びることになると思いますけれども。

そんななかで戒斗さんの謎理論は健在です。この人の平常心だけが頼りです。
見直してないのでセリフはかなりいい加減。これから出かけるので取り敢えず。観直しました。
合体スペシャルのCM入りましたね。

萌芽

「やっぱおかしいだろユグドラシルは!」
「……」
鎧武のガレージ。激高する紘汰から視線を外し、うんざりとした顔を見せる光実。今日はかなり感情が顔に出てますね。
「何も知らない人たちを安心させるなんて嘘っぱちだ。バレそうになったら街ごと吹き飛ばそうなんて、そうまでして守る秘密ってなんなんだよ!? あいつら絶対まだなにか隠してる」
歩きまわる紘汰の声を聞きながらカウンターに肘をつき、苛々と足先を動かしている光実が地味に怖いです。
「……なんだか筋が通らないし。シドが冗談言ったんじゃ」
「あいつがそんな嘘言って何になるんだよ。意味ねえだろ」
「まあそうですが」

いくら光実でもここまでくると、そうやすやすと紘汰を言いくるめることもできません。
シドのやつ余計な真似を、と内心でつぶやく顔が怖い。――そこで鳴り響く、紘汰のスマホ。
「舞?」表示される名前を見てつぶやく紘汰。「もしもし」
「紘汰。またクラックよ」電話の向こうでは、緊張した表情の舞。「……まだ小さくて、開く前って感じなんだけど、場所が」
そこまで告げて、絶句する舞。落とした視線の先には、少しずつ綻びていく次元の入り口。その傍らを、さまざまな人が通り過ぎていきます。
そこは歩行者の多い立体交差の橋の上――。
思うんですけど、あのファスナーを手で閉めちゃダメなんでしょうか、というところでOP。
なんか、555が切なげなんですが。

決意

「とうとう隠しきれない場所にクラックが出現した。市街地の真っ直中にある、橋の上だ♪」
会議室。モニターを覗きこみつつ、何やら嬉しそうに告げる戦極。サガラの姿はありません。
それに対し、苦り切った表情で、
「橋の両端を封鎖して、時間を稼ぐしかないな」と言う貴虎。クラックからインべスさえ出さなければ、市民にはそもそもクラックがどんな存在か、遠目で見ている限りはわかるまいと。
「クラックの向こう側に立入禁止の札でも下げるのかい?」からかうように笑う戦極。
「そうだ。ヘルヘイム側に兵を置き、インベスの侵入を食い止める」
「悪あがきにしかならないだろう、それ」と独り腰掛けたまま、シド。
「スカラーシステムの使用は、インベスがクラックを突破した後からだ」咎めるように見返す貴虎の肩をたたき、
「ま、責任者はきみだから、貴虎」と駄目押しする戦極の声が冷たい。
「……」
「最も重大な決断はきみに任せるのが妥当だろ? いよいよ沢芽市を焼き払うしか他にないと結論が出たら、きみがスカラーシステムのボタンを押すんだ」

貴虎の背中を指で突く戦極。振り返りざまその手を振り払う貴虎。

「……ああ」
その顔を見てふっと微笑む戦極。
「安心し給え。ヘルヘイムの方には、ぼくが自ら赴く。きみの期待に応えられるよう頑張るよ。湊くん、支度を」
「はい、プロフェッサー凌馬」
出て行く二人を、ただ見送る貴虎。

橋の上。既にクラックの周囲には「工事中」と書かれたフェンスが置かれ、黒スーツの男たちが通行人を捌いています。
「あそこですね」
「あんな人目につく場所にクラックが……」
舞の連絡を受け、駆けつけた光実と紘汰。
ユグドラシルが一応対策を立てているらしいとひと安心したのもつかの間。
「でもインベスが出てきたらどうするんだ? 丸見えだぞあんなところ」
「クラックが自然に消えるまで、そうならないように、祈るしか……」
「それで済むわけないだろう! 今度ばかりは、ユグドラシルだって隠し切れない。そうなったら連中は」
「紘汰さん」まさか本当に、ユグドラシルがこの街を焼き払うと? 問いかける光実。
「ああ、やつらならやる。いざとなれば手段は選ばない連中だ……!」歯噛みする紘汰。

この時の光実の顔が白くて、一人大きな荷を負っている彼がかわいそうになります。

しかしぱっと顔を輝かせる紘汰。
「そうか、まだ手はあるぞミッチ! あのクラックの、ヘルヘイム側の入り口に陣取ってインベスを追い払えばいい。そうやって時間を稼げば、いつかクラックは自然に閉じる」
「……ま、それしか方法はないでしょうね」紘汰にしてはナイスアイディアなのに、物憂げに応じる光実。
ナイスアイディアだけに、当然ユグドラシル側もそうする、と、鉢合わせを予測しているのでしょう。

捜索

フェンスの中。数人の兵士がクラックの周辺で待機しています。

その内側、ヘルヘイムの森。
白い紙包みのようなものが、落ちています。否、それを大きなバッグから出しては、点々と森の下草の上に置いて歩く戒斗。30分前の番組のせいかすごく駅弁っぽい。撒き餌というところでしょうか。
そこへ、ロックビークルで現れた、鎧武と龍玄。
「あれは。……おい戒斗。戒斗?」
変身を解き駆け寄ってくる二人を迎えもしない戒斗。
「おい。あれから連絡もよこさずに」何をやっていたのだと問う紘汰。
「貴様らには関係ない」
「な、お前も手伝ってくれ。今、街が大変なんだ」
「どうした」振り返る戒斗。「いよいよスカラー兵器の出番か」

紘汰の背後で、光実があからさまにショックを受けています。

「知ってたのか?」
「概要は聞いている。奴らの本当の狙いについてもな」
「誰からそれを聞いたんです」
「戦極凌馬という男」戒斗の答えに、ああと目を伏せる光実。ある程度覚悟はしていたのでしょう。他方、あいつが、と驚いている紘汰。
「……いずれにせよどうでもいい。おれには他にやることがある」
「何だと。お前、一体どうしちまったんだよ」
「沢芽市もユグドラシルも、森の侵略に怯えるただの弱者でしかない。おれが立ち向かうべき相手はより強い者。このヘルヘイムという世界そのものだ」
「冗談言ってる場合じゃないんだぞ!」
「より絶対的な力。人間の限界を越えて世界そのものを屈服させる手段。その手がかりがこの森にはある」
「戦極凌馬に何を吹きこまれたんですか」戒斗の顔を、睨めつける光実。しかし、他人の思惑など気にする戒斗さんではありません。
「貴様らは貴様らで一刻を争う状況だろう。こんなところで油を売ってていいのか」
言い捨てて背を向けます。
「行こうミッチ」これ以上の問答は意味がないと悟る紘汰。「早くあのクラックの入り口を探さないと」
「ええ……」

共闘

ヘルヘイム。再びロックビークルを駆る二人。
前方の開けた場所に、クラックを発見します。

「ミッチ、あれ」
「ええ、間違いないでしょう。……あれが橋に開いたクラックの入り口ですね」

降りて物陰に隠れる二人。そこには既に先客がいるからです。
辺りを警戒する黒影部隊。それを率いるマリカの、濃い桃色のスーツがひときわ目立ちます。

「しかしあいつら、何やってんだ?」
「……静かに」

背後から紘汰を引き込む光実。
向こうから現れたインべスの群れと、黒影隊との戦いが始まります。彼らの頭上を飛び越えてクラックをくぐり抜けようとする、羽のあるインべスもいますが、背後に据えられた機器から発生する、何やら電磁波のようなものに干渉され、弾き飛ばされています。
ちょっと公園とかにある、誘蛾灯を思い出してしまいました。

「……彼らもここを守ってるみたいですね」そっと囁く光実。しかし、紘汰は
「そうか、そういうことか」一人合点すると物陰から飛び出し、まっすぐユグドラシルの面々の構える基地のような場所へ向かっていきます。
「え、紘汰さん?」

「おや」机の向こうで機器を操作していたのは、戦極。「ようこそ、葛葉紘汰くん」
それを守るように、槍を突きつけ壁を作る黒影隊。
「こんなところで何してんだあんた」
「ま要するに」不躾な問いに笑みで返します。「目的は同じ、ってことじゃないかな?」
「もしも、このクラックがインベスに突破されたらあんたたちは」
「ああ、沢芽市を見捨てるしかなくなるね」紘汰の察しの良さに関心したという顔を見せつつ、だがことを穏便に済ませたいのはユグドラシルも同じだと嘯く戦極。「……だからこうして手をつくしてる」

そこへ突進してくる、新たなインべスの群れ。
「……っ!」先陣切って飛び込んでいくマリカがかっこいいです。

それを見守り、
「きみにも思うところはあるだろう。だが猫の手も借りたいこの状況で、互いの利害は一致している」と戦極。「ここは一時休戦して協力し合うべきじゃないかな」
「そうかもな」認めざるをえない紘汰。一瞬、背後の光実を振り返ります。「いいか、ミッチ?」
「そうですね」不承不承、というようにつぶやく光実。実際のところは他所事を考えているのでしょう、今日のミッチは視線をそらす演技が多いです。
ふと、マリカの目覚ましい活躍に目を留める光実。
「……ここまでユグドラシルが本気なら、ぼくは街に戻ったほうがいいですね」
「え?」
「ここに紘汰さんが加わったら、クラックの守りは鉄壁でしょう。むしろ万が一の時に街のほうが危ない。念のため、舞さんたちを守ることも考えないと」
光実の演技を面白そうに見守っている戦極。この人達はお互いの肚がわかっているので、確かにこれではやりにくいです。
「そうか。わかった。頼むぞミッチ!」
ニヤニヤする戦極を尻目に、さっさと戻っていく光実。
それを見送っていると、
「頼りにしていいのかしら?」皮肉な声を投げるマリカ。
「取り敢えず今日のところはな」頷く紘汰。しかし、そう言いつつ、変身もせずそこに座ったままの戦極が気に入らない様子です。
「おい、さっきからあんたは何をやってるんだ」
「間に合せの機材を使って、クラックの消滅を早められないか試してるんだよ」
「そんなことが可能なのか!?」
「無理無理。できるわけない」笑いながら目を上げ、「だが嫌な役目を上司に押し付けてきてしまったからね。わたしも一応ポーズをとって、頑張っている素振りを見せておかないと」
「……」呆れる紘汰。机の前まで詰め寄り、「そんなふざけたことしている場合じゃないだろ!」
「あのね。できることとできないことがあるんだよ」戦極の顔から笑みが消えます。
「あんたの研究次第で、この世界が救われるかどうか、決まるんじゃなかったのかよ」
「あれ、以前言わなかったっけ? わたしの研究は既にノルマを達成していると」
「え?」

戦極ドライバーの量産化こそが人類救済計画、プロジェクトアークの根幹だと説明する戦極。

「プロジェクト、アーク?」
その時さらに、新手が現れます。
「……ほらほら、おしゃべりしている場合じゃないよ」
「!」
戦極に背を押され、唸りながら変身する紘汰。
オレンジロックオン。しかしインベスの襲撃は、鎧武、マリカが斬っても斬っても跡を絶ちません。
「きりがねえ。試してみるか」と、先週せしめたチェリーのロックシードを手にしたところでCMです。

チェリーエナジーロック・オン。
ジンバーチェリー。
先週も思いましたがレモンに比べ、民族調で可愛らしいデザインです。が、男児は派手と思うかもですね。

「すげえ!」自分の速さに驚きつつ、次々とインべスを斬り伏せていく鎧武。「使える……!」
「ほほう。相変わらず大した適応力だ」至近距離から観察しつつ、感心してみせる戦極。

方舟1

「新しいフリーステージ?」
「ええ」
鎧武のガレージ。
戻ってきた光実の提案に、目を見張る舞。ダンスを披露するのに良さそうな場所と聞けば、当然彼女の心は惹かれます。
「今地下に作ってる、公共スペースにあるんだそうです。もう完成してるらしいんで、ちょっと下見に行ってみませんか」
「いいけど。これから?」
「はい。今すぐ」

ヘルヘイム。
闘いながら、戦極ドライバーの量産化にどんな意味があるのかと問うている鎧武。

「わたしのドライバーはヘルヘイムの果実をロックシードに変化させ、バックルを経由して人体に無害なエネルギーに変換する。つまり食事の必要がなくなるわけだ」

これまでのおさらいでもありますが、戦極ドライバーの第一の特徴は、それを身につけてヘルヘイムの木の実を採取しても、それを無害化できる、その誘惑に航することができるということでしたよね。
それならヘルヘイムの環境下でも人類はインベスになることなく、無事生きていくことができると。しかも食糧問題さえ解決するわけで、確かにすごい発明です。
「すべての人がベルトに頼って生きるのか」ケリがついたと、変身を解く紘汰。「……でも、そんなにたくさん作れるのか、これ」
「最大で十億台が限界……ってところかな?」
「おい……でも今の世界の総人口……!」
「そう、ざっと七十億人。生き残れるのは七人に一人だね」
残りの六十億人を見殺しにするのかと迫る紘汰に、薄ら笑いを浮かべる戦極。
「見殺し? そんな甘いことはしない。だって先行きインベスになるってわかりきってる連中だよ? 放っておいたら生き残った人類の脅威になるじゃないか」
「まさかお前ら……!」
「そう。ヘルヘイムが地球を覆い尽くす十年間のうちに、人類の総人口を七分の一にまで削減する」
ユグドラシルは世界でもバイオテクノロジーの分野をリードする医薬品メーカーだと笑う戦極。一工夫すれば手のうちようはいくらでもあるんだと。

戦火に焼かれる街、砂浜に打ち上げられたイルカのおびただしい死体、工場から吐出される煙、研究設備……、

「お前ら、平気な顔してそんなこと!」
激昂し、思わず戦極に掴みかかる鎧武。その背中をマリカが捕らえ、戦極から引き剥がすように地面に投げ出します。
「忘れたの。ここでインベスを食い止めないと、今すぐあなたの街が灰になるのよ!」
「……っ」
悔しげにチェリーのロックシードを、再びセットする鎧武。
ジンバーチェリー。空中のクラックを見上げ、
「あれさえ塞がれば。その後は」

方舟2

「……」
ユグドラシル。監視室? 作戦本部室? 的な場所に詰め、モニターからクラックの様子を見守る貴虎。
手元には運命のボタン。

「誘導員の指示に従い、お進みください」
薄暗い、しかし大きな建物の内部。怯えた表情で、中へ詰めていく人々。
「ここ、ほんとにフリーステージ……?」周囲を見回す舞。そんな彼女たちを、ちらちらと見る人々の目。どう見ても避難所です。
「おかしいな、ぼくの勘違いだったみたいです」白々しく詫びる光実。
「……早く帰ろうよ」不安げに言うチャッキー。
「エレベーターが故障中らしくて。もうちょっとだけ、待ってみましょうよ」となだめる光実が満足そうです。
その間も周囲を見回しながら、人々の表情が気になる舞。

「何に怯えてるんだろ。やな感じ」

おそらく彼らは、市民に先駆け避難誘導された、“選ばれた人々”。

「……! はっ!」
ヘルヘイム。マリカの鋭い蹴りが炸裂します。
小気味良いその動きに比べれば数段もたついて見える、黒影の奮闘ぶりが上手い。
そして破竹の勢いの鎧武。
次々に襲い掛かってくるインベスらを一掃した、その時、頭上のクラックが閉じていきます。
「よし! 一件落着だ。まさか、ほんとに持ちこたえるとはね。お疲れ様」爽やかにねぎらいの声を発する戦極。「……葛葉くんもよく頑張ってくれた。きみが手伝ってくれなかったら正直、ちょっとあぶなかったかも」
しかし紘汰の視線は、傍らの湊のベルトに注がれています。
彼女が戦極の話に気を取られた隙に、手を伸ばす紘汰。ピーチロックシードを抜き取った、その手をつかみ投げ倒す湊を、地に倒れた紘汰の足が蹴り上げます!
「あっ」
「あんたらとはこれまでだ!」
跳ね起き走る紘汰。前方から襲いかかる黒影を振り払い変身すると、サクラハリケーンで走り出します。
追いすがろうとする黒影隊、湊。
「待ちたまえ!」それを止める戦極。
「しかし、あの方角には我々のクラックが」
「本部には貴虎がいる。どうとでもなるさ」

決戦

「うあああああっ!」
雄叫びを上げ、警護の黒影隊をなぎ払いながら、ご神木に固定された人工クラックにサクラハリケーンごと飛び込んでいく鎧武。「ここからはおれのステージだ! ユグドラシル。もう絶対許さねえ!」

本部。警報の音が鳴り響きます。
「11番」貴虎の指示でモニターの画像が切り替わるとそこは、ご神木の据えられたホール。黒影と戦う鎧武の姿を見て、表情を引き締める貴虎。

「街ごと吹き飛ばせるような兵器でも」それを破壊すればいいだけのことだと、ユグドラシル内部を走り回る鎧武。
次々現れる黒影を倒しつつ、狭い通路を彷徨ううちに、その正面に立つ貴虎に気づき、足を止めます。
「何をしに来た?」
「……」息を呑む鎧武。「スカラーシステムとか言うやつをぶち壊す!」
「言ったはずだ」ユグドラシルは人類の最後の希望だと。あの時は彼の言葉にそれなりの説得力を感じた紘汰。しかし、六十億人の殺戮計画を聞いた今となっては。
「戦極凌馬から聞いたぞ! プロジェクトアークとかいう戯言を」
「凌馬め、余計な真似を
「あんたらのやりかたは絶対に許さねえ!」
「誰に許されるつもりもない。その罪を背負って我々は未来を切り拓く。……変身」
鎧武の火のような視線を受けつつ、静かに変身動作に入る貴虎。
メロンエナジーロック・オン。斬月・新、登場。

「……」
その様子から視線を外さぬまま、おもむろにレモンのロックシードを装着する鎧武。
ジンバーレモン。
静かに見つめ合う二人の戦士でCM!

斬月って優美なデザインだと思ってましたが、足首がずんぐりして見えますね。
対峙する二人。
「……」徐ろに足を運び、やがて相手へ走り寄る鎧武。激しい斬撃の応酬。鍔ぜり。
「あんたはほんとに、街のみんなをボタン一つで皆殺しにしようとしてたのか」
「当然だ!」沢芽市の総人口は二十万人。「だがこの先十年で、我々はその三万倍を抹殺することになる。はじめの一歩としてはむしろ小さすぎる数字だ」
多少の犠牲はやむを得ない、という彼らの理屈が、どうあっても呑めない鎧武。大きく振り払われ斬りつけられて、飛び退きつつ、
「何の罪もない人たちを大勢見捨てて! 何が未来だ! ふざけんな!」
斬りかかる鎧武の喉元をつかみ、壁に押さえつけて、「どんなことにも犠牲はつきものだ」と説く斬月。鎧武の目を覗きこむ、その視線を感じてどきどきします。「その程度のこともわからんガキなのか貴様は! はっ!」
振り払われ、反対側の壁にぶちあたる鎧武。身を起こしたところへ斬月が激しく切りかかってきます。
「犠牲だと」
「そうだ! ビートライダーズによる人体実験。その結果として死んだ初瀬亮二。すべて同じことだ、みんな希望のための礎となった」
「冗談じゃねえ。犠牲と引き換えの希望なんて、冗談じゃねんだよ!」
その白い腹を蹴り飛ばす鎧武。
「そんなのはただの絶望だ!」
一撃、二撃。怒りに燃え振るう刃に、さすがの斬月も守勢に回ります。

闘いながら、先ほどまで貴虎がいた本部スペースに雪崩れ込む二人。詰めていた研究員らが逃げ惑います。
鎧武の攻めを受けつつ、ふと笑い出す斬月。
「ふ、……くくく」
「何がおかしい!」
「葛葉紘汰。既にお前は犠牲によって救われている。まだ気づいていないのか……?」
「何のことだよ」

変身を解く、貴虎。手近なモニターに歩み寄り、キーボードに触れると、表示された中から一つのフォルダを選びます。
「10月6日……」戦極の声と共に動画形式の報告書が、再生されます。
「あ、」そこに映しだされた人物に気付き、変身を解く紘汰。「裕也、……」
「あの日の出来事は、すべて調査隊のカメラが記録していた……」デスクに軽く腰掛け、解説する貴虎。
モニターのなかで、裕也はヘルヘイムの木の実を手に取り、たちまちビャッコインベスへと变化します。
呆然と見守るばかりの紘汰。
「……憶えているだろう。お前が初めて、アーマードライダーとして倒したインべス」
「裕也?」

画面のなかで、そして記憶のなかで、紘汰の変身した鎧武が、荒々しく裕也を斬り伏せ、爆散させます。

「そんな。まさか……!」

力なくよろけ、モニターから離れる紘汰。視線は落とされたまま、顔を上げることもできません。
今見たものを、聞かされたことを、理解していない、理解しようとすることさえ拒否する虚ろな瞳。長い不在の期間や亮二の死から、あるいは裕也の死くらいは覚悟していたかも知れません。
しかし、自らが手を下した可能性までは、考えていなかったのでしょうか。

「咎めはしない。あの時戦っていなければ、お前たちは殺されていた」
「おれは。……おれは」
膝から崩れ落ちる紘汰。
それを前に立ち上がる貴虎。
「……かつてお前は、友人の命を犠牲にして希望をつかみとった。その行いを否定するなら絶望するといい。あの時守り救った命と、生き延びた自分にな」

ああ、ここで終わりとは!
今週の駅弁食べたい。レッドがサバイバルに強そうで結構です。敵幹部が相変わらずかっこよさげで結構です。
3/17追記。観直したらいろいろ間違っていたので主にセリフとか変身の順番とか修正・加筆しました。
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