LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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ていうかマドリッドのプリキュアハンターって牙狼の鋼牙さんみたいじゃなかったですか。


Flickr's cornflowers / Marcus Vegas


さて今週の鎧武、ちゃんと「キカイダーREBOOT」とからめつつ本編も進行するとか聞いた気がするんですがそんなことはありませんでした。完璧にキカイダー回でした。
「ストーリーが盛り上がってる時期に!」
「貴重な話数を使って尺が足りなくなったらどうするんだ!」
みたいにお怒りだった方はもしかしたら今頃
「思った通りだ!」とさらにお怒りかも。
が、わたしとしてはプロフェッサー凌馬の好奇心回路の暴走が楽しめて、なかなかの回でした。ていうかあれがアドリブだなんて(東映公式参照)、役の解釈が好みすぎてうっかり青木さんのファンになりそうです。
ジローのストイックでいてとぼけた感じのキャラクターも、ターミネーターか、と言いたい重々しいアクションも何かいい!
序章

時は2週間前に遡る――。
夜の沢芽市街を歩む、一人の影。

仔犬の思い出

紘汰のアパート。晶のはしゃぐ声。
「ねえねえ、昔の写真整理してたらこんなの出てきたの!」差し出された一葉の写真を手に取り、紘汰も笑顔で声をあげます。
「おわは。……なつかしいなあ!」
赤いタオルを頭からかぶった幼い紘汰と、青いタオルを同じようにかぶった仔犬が並んでいます。
「紘汰、小学生の時に拾ってきたのよね」

土砂降りの雨の中、かわいそうだよ、うちで飼おうよ、と涙目で訴える紘汰。
その腕のなかから見上げる愛らしい子犬。


二人して小さな身体をタオルに埋もれさせるようにしている写真を一瞥し、
「結局飼えなかったんだよなあ」と紘汰。
「紘汰、名前までつけたのよね。確か」
「……ジローだよ」

静止する男

「ということで、今日は大掃除の続き」
舞とともに何かの買い出しに出たのか、街を歩む紘汰。前方の人だかりにふと、足を止めます。
「なんだろう?」
「行ってみよう!」
人だかりの中心には、微動だにせず静止している男。表情すら変えません。
「……?」
「大道芸人じゃない?」このようにロボットのふりをする芸がある、と説明する舞。
「へえ、すげえな!」
その時にわかに空がかき曇り、大粒の雨に人々も一人、二人と駆け去っていきます。紘汰と舞も、いったんは手近なビルに雨宿りしますが、篠突く雨のなかでも変わらず立っている男が、気になってしまう紘汰。
「……あの、風邪ひきますよ」
「なあ、雨宿り……」しないか、と手を取りかけて、、その硬質の感触に驚く紘汰。つい男の頬を手で突くと、カンカンと乾いた音がします。
「鉄でできてる! てことは」
「この人ほんとに?」
顔を見合わせる紘汰と舞。
「「ロボット……!」」
その時ピンポイントに、男の頭に雷撃が落ち、電流が火花を散らして男の身体を走ります。
「……見て」
「動いた……!」

REBOOT

鎧武のガレージ。
「よおし、今拭いてやるからな!」男の右側から、赤いタオルを押し当てる紘汰。左側から、青いタオルを当てる舞。このタオルのモチーフは、ジロー/キカイダーが半分こ人間である表現ですね。
「……あれ、全然濡れてない」
「あんなに濡れてたのに」
三人の背後に一人腰掛けているのは光実。読みさしの本から顔をあげると、男の背中に光るボタンが浮き上がっているのが見えます。目を細める光実。
「! なんだこのボタン。あ、あーる、いー……」紘汰さんは相変わらずあまりかしこくありません。「ミッチ! なんて意味だ?」
「REBOOT。つまり再起動」立ってきて覗き込む光実が、こともなげに答えます。「パソコンなんかでもそういう言い方をします」
「へえ、さすがロボット」
「ロボッ、ト?」振り返り問いただす男。
「そうだ、お前のことだ」
「ぼくは……機械だ。きみも、機械か?」
「おれは葛葉紘汰だ。紘汰と呼んでくれ。こっちは舞。こっちはミッチ」
「舞」
「うん!」
「ミッチ」
「……はい」
「なあ、お前も名前を教えてくれないか。な、ま、え」
「……ジロー」
「ジロー!?」
「ね、名前以外にもなんか憶えてる?」好奇心に目を輝かせる舞。
「わからない」
「雷のショックかな?」
「何も入ってない、パソコンと一緒ですね」
「決めた! じゃあなにか思い出すまで、おれが」

家事は完璧

紘汰のアパート。甲斐甲斐しく台所に立つジロー。その向こうのダイニングでは、
「ロボットを拾った?」帰宅したばかりの晶が驚きの声をあげています。
その晶と紘汰、二人が座っているテーブルへ、できあがった肉じゃがを運んでくるジロー。
「さすがロボット、完璧な仕事だよな!」買ってきた料理本を広げて示す紘汰。美しく面取りされ、味の染み込んだじゃがいもに柔らかな牛肉、散らされた絹さやの配置まで、見本写真そのままの再現度。
「それで超絶収納なのね……!」料理本の下の収納本を見、光り輝くまでに整えられたリビングの棚へ、目をやる晶。皿の肉じゃがを箸でとり、
「あ、すごーい。ちゃんとできてる」と歓声をあげます。
「な、姉ちゃんだって助かるだろ。だから」
「紘汰、仔犬を拾うのとわけが違うのよ」持ち主がいるはずだと言う晶。
「だからって放っておけないし。おれがちゃんと責任とるから……っ」
小学生の頃と同じ顔で訴える紘汰に、仕方ないわねとうなずく晶。
「良かったなジロー!」
「ジローっていうんだ? 不思議な縁ね」
昨夜話題にした写真を、手に取る晶。覗きこむジロー。
「紘汰、何だこの写真」
「おれと、昔飼えなかった仔犬だ。大好きだったんだがな」
「ぼくに任せてくれ!」すたすたとドアへ向かうジロー。
「おい、肉じゃがは!?」
呼び止められ、玄関からひょいと顔をのぞかせたジローが、
「ぼくは、食べない」と軽く告げて出ていきます。このジローの口調が飄々としていて好きでした。
見送り料理に箸をつける紘汰。
「……しょぱい」
「そうよね、……ロボットに味見、できないよね……」
そこへ戻ってきたジロー。腕に抱いた仔犬を、紘汰の手にわたします。まだ食事中なんですが。そして首輪とリードがついたままなんですがその犬。
「ただいま、見つけてきた。紘汰の犬だ!」
「……いや……おれが子供の頃の、仔犬だから」
「………違うのか?」

本領は戦闘

街を歩く紘汰とジロー。
「落ち込むなって」
「済まない……」
助けてくれた礼がしたいのだ、というジローの話を聞き、
「ロボットだけど心があるんだな」と微笑む紘汰。
その時ショッピングセンターに、悲鳴が起こります。
「インベスだ! ここで待ってて」ジローを引き止め、ロックシードを取り出す紘汰。
「変身!」
高く突き上げようとするその手をつかみ止め、
「これはなんだ!?」と紘汰に説明を求めるジロー。ロックシード=機械には興味津々なのです。
宙に浮かんだまま待機するオレンジを見上げつつ、これで変身するのだと言う紘汰。同様にオレンジを見上げ、
「変身して何をするんだ?」となおもジロー。
「街のみんなを守るんだ」
その時オレンジが紘汰を包み、その身を鎧う武具として展開します。変身完了。駆け出していく鎧武。
「早く逃げて! ……もっと遠くへ!」
人々をかばいつつ、インベスに飛びかかっていきます。
「みんなを……守る?」それを見守りつつ、つぶやくジロー。

鎧武と組み打つのはヤギインベス。禍々しくねじれた太い角が、長く伸びて鎧武を翻弄します。
壁にたたきつけられ、倒れたまま呻く鎧武。
その隙に、周囲の人々へ襲いかかろうとするヤギインベス。恐怖に再び起こる悲鳴。
「……」
その前へ、ずいと進み出たのは、ジロー!

「ジロー、危ない!」驚き飛び起きる鎧武。しかしその眼前でヤギインベスの攻撃をものともせず、力強い拳で叩きつけ、またその足で蹴りつけるジロー。あまりの衝撃に吹き飛ぶインベス。
「ジローお前……お前、戦闘用ロボットだったのか」駆けつけて言う鎧武。
「ぼくが戦闘用? ……あの人達を守らなきゃって思ったら、身体が勝手に」呆然とするジロー。

プロフェッサー

黒く太い体幹に走る、稲妻様の文様。長い手脚。肩を鎧う尖った防具。
「実に魅力的なアンドロイドだ……」陶酔した声でつぶやくのは凌馬。その背後に横たえられた、黒いアンドロイドの身体を見下ろす湊。
「湊くん、手伝ってくれないか」
言いながら鏡に向かい、自ら赤いマジックを手に、その白皙の額に点線をひいている凌馬ですが、湊はその奇行を無視し、
「こちらは?」と画面に映しだされたものを問いただします。
赤と青、半身ずつ異なる色に塗り分けられた一体のアンドロイドの画像と、そのスペック表。
「そのアンドロイドに記憶されていたアンドロイドだ。相反する心を持つ、伝説のヒーロー……」
画面に映しだされたその名は、<キカイダー>。

襲撃

「次はエアコンの掃除手伝って?」
「姉ちゃん何でもかんでも頼みすぎ!」
紘汰のアパート。構わず晶は踏み台に上がって手をエアコンへ伸ばします。
「気にしないでくれ、紘汰」言いかけた時、晶の悲鳴があがり、踏み台から落ちかけた彼女を支えるべく駆け寄るジロー。
「……ありがとう。ほら、ジローもそう言ってくれてるし。そうそう」踏み台から降り、戸棚の引き出しを開ける晶。
「映画のチケットもらったのよ。始まったら三人で一緒に行きましょう!」
「はい!」

郊外を歩く、紘汰とジロー。
「なにか、思い出したか」
「少しだけ……守らなきゃいけない人がいた。でも、誰かは思い出せない」
その前へ回り、微笑む紘汰。
「凄いじゃないか、大進歩だ!」
「あまり思い出したくない」
「どうして?」
「……守るためには、戦わなきゃいけないだろ。戦うのは、好きじゃない」
「……」
とつとつと語るジローに、絶句する紘汰。その時着信音が鳴り響きます。
「紘汰、大変だ」
「――ザック。何かあったのか!?」

強敵

「ザック?」
呼び出された廃工場。こわごわ覗きこむ紘汰。その眼前に、
「うわあああっ!」叫び声とともに転がり出てくるナックル。その体表に火花が散り、「ああっ!」悲鳴をあげ、倒れこみつつ変身を解きます。
「どうした!」駆け寄る紘汰。抱き起こされ、
「……気をつけろ。めちゃくちゃ強いぞ」うめくザック。
「――っ!」

はっと振り返ると、背後にはゆらりと黒い影が立っています。
「……ちょうどよかった。そこの彼ではデータ取りに物足りなさを感じていたところだ、葛葉紘汰くん?」と、その恐ろしげな姿とは裏腹な、柔らかな声。
「どうしておれの名を」
「……っ」含み笑い。「わからないのも無理はない。わたしだ。戦極凌馬だ」
「!」目をむく紘汰。それをからかうように、
「確かにこの身体はアンドロイドだ。だが……わたしは、ここに」と告げる黒いアンドロイド。
とん、と半透明の頭蓋から覗く、人間の脳を、指先で示します。
先週話題のあの赤い点線は、脳摘出手術を受けるための切開部位を示す線だったのですね。

「――変身!」

狂気の沙汰に身震いしつつ、変身動作に入る紘汰。しかしその重量に、圧倒的な力に、なすすべもなく打ち倒されます。
銃撃すら、何ら痛痒も感じない、というようにただ受け流す黒いアンドロイド。
「なんてロボットだ。ジローと同じか、それ以上――?」
「ジロー! きみの口からその名を聞くとは」うれしげな凌馬の声。
「知ってるのか?」
「キカイダー。光明寺博士が創りだした戦闘用ロボット。……きみのことだ、友達とでも思っていたのかな?」
「――!」
図星です。レモンエナジー。ジンバーレモンに換装する鎧武。しかし、黒いアンドロイドの鋭く早い蹴りにあっけなく突き崩され、倒れ落ちます。スーツアクターはどなたが務められたのでしょうか。ここ以降、ハカイダーのアクションには惚れ惚れします。重く、早く、切れがあります。
必死で床に倒れた姿勢のまま、銃撃で敵を退ける鎧武。
「……」やや下がった黒いアンドロイドへ、その時立ち上がったナックルが飛びかかりますが、あっさり叩き飛ばされます。
続いて加わった鎧武も、諸共に打ち倒され、悠然とそれを見下ろす黒いアンドロイド。
「……よし、データは十分。失礼しよう」
去っていく彼になすすべもなく、失神する満身創痍の二人。でCM。

「龍騎」がブルーレイBOXですと!?

ためらい

夕暮れの公園。廃工場からようやく抜けだしてきたのでしょうか。ベンチに腰かけ、スマートパッドを眺めている紘汰。
ネットで調べていたのは天才科学者・光明寺博士の経歴と、その非業の死。
ふとその前に、影が揺らぎ、顔を上げる紘汰。
「ジロー」
「遅いから、心配になった」

「ぼくが、戦闘用ロボット?」
「一年前、光明寺博士はあるプロジェクトに参加中に、原因不明の事故死を遂げている。おそらく何かの陰謀に……」
「でも、そんなことを知ったところで……」

関係無いはずですがアークプロジェクト(ダーク)とプロジェクトアーク(ユグドラシル)って名称そっくりですね。
同好の士がいそうですよプロフェッサー。

「守らなきゃいけない人がいるって言ってたな。早く思い出さないとな。なあ、REBOOTボタンを押したら――?」
「いやだ!」ジローの反応に驚く紘汰。「だって、ハカイダーってロボットみたいになるかもしれないだろ。今のままがいい。ぼくは、紘汰や晶さんと一緒にいたい」
「それでいいのか」ジローの顔を、覗きこむ紘汰。そこから人の心が読み取れると言うように。「誰かを守る力があるのに、それを使わなくて後悔しないのか!?」
それは紘汰の戦う理由。
戦いを嫌悪する紘汰に、ウィザード/晴人が問いかけた言葉。

暴走1

ユグドラシルタワー、地下通路。以前、脱出しようとする龍玄が、黒影の一隊を殲滅し、その驚くべきポテンシャルを示した場所でしょうか。
スイカアームズや黒影トルーパーズ相手に、圧倒的な力を示す黒いアンドロイド=ハカイダー。
倒れこみ動けなくなった部下の頭部へ銃を突きつけ、
「破壊してあげよう。はっはっはっは!」と哄笑するさまは正気の沙汰とも思えません。そこへ割り込むマリカにさえ、無言で銃を突きつけるハカイダー。
「――おやめ下さい」
「………」
内心の緊張を完璧に押し隠す、冷たい声にたしなめられ、しぶしぶというように銃を収めるハカイダー。
「そろそろ、元の身体に戻られてはいかがでしょうか」
「冗談を言わないでくれ。まだまだ破壊が足りない。やはりターゲットは――」

暴走2

ショッピングセンター。買い物メモを手に歩くジローは、仲睦まじい家族づれやカップルの姿に微笑みます。

(ぼくに、誰かを守る力が……)

その時、突如わき起こる悲鳴。その中心にいるのは、ヤギインベスの姿。
「あいつはこの前の?」
そこへ飛び込んできたのは紘汰です。
「逃げて!」
人々を守りつつ、生身のままヤギインベスに相対する紘汰。突き立ててくるねじれた角を、ひらりと飛んでかわす、生身アクションサービス回。
「紘汰!」
慌てて駆け寄るジロー。
その背後から、さらに歩み寄る黒い影――ハカイダー。
「お前は?」
「きみを、破壊させてもらうよ……?」戦極凌馬の愉しげな声でCM!

「――ああっ!」
強い力でショッピングセンターから跳ね飛ばされ、フェンスを破り、その向こうの立体駐車場に、転がり落ちるジロー。
その前に立ちはだかるハカイダー。
「ははははは! 破壊。破壊。破壊だー!」
威力の高い銃を向け、連射しながら歩み寄るハカイダー。しかしその銃弾を雨粒のごとく受け流し、自らも前進するジロー。
拳と拳。しかしどちらの足も、地から浮き上がることはありません。
「――っ!」
焦れて再び銃を構えるハカイダー、刹那その手首をつかみ上げ、天井へ向けてかわすジロー。

「ジロー。やめろ!」
その時、ヤギインベスを追って同様に駐車場に飛び込んできた鎧武が、ジローの戦いを止めようと背後から掴みかかり、その勢いでハカイダーに向かっていきます。その喧騒のなかで、
「ぼくは。ぼくは。……戦う」静かに決意するジロー!
「うりゃ!」
ハカイダーに蹴りかかる鎧武に、向けられる銃口。
「……“ハカイダーショット”」ハカイダーがつぶやくと、衝撃に鎧武の身体が吹き飛び、コンクリートの壁にたたきつけられます。
「うあ、ああ……っ」
「紘汰。REBOOTボタンを押してくれ」呻く鎧武のもとへ駆け寄るジロー。
「ジロー?」
「ぼくは、あんなふうにはならない」その視線の先で、愉しげに哄笑し続ける、ハカイダー。
戦っても、狂気には陥らない。
「……そうだな。お前なら大丈夫だ。絶対」
「頼む」
「ああ」
鎧武に向けられたジローの背に、再び光るREBOOTボタンが浮き上がっています。ロック解除し、ボタンを押す鎧武。
次の瞬間、ジローの額から一条の白い光がのび――激しい衝撃波とともに周囲にも電流が走ります。一斉に室内灯、ヘッドライトを灯し、クラクションを汽笛のようにあげるおびただしい乗用車の群れ。
「スイッチ、オン」
その姿は赤と青、双色の光に包まれ、
「うお。おおおお。おおおおおお……っ!」
雄叫びとともに出現したその姿は、キカイダーゼロワン――。

「お前……」絶句する紘汰。
「伝説のヒーロー=キカイダーの真の姿!」歓声を上げるハカイダー。
「ここからは、機械的にいこうか」それを見据えるキカイダーの傍らで、鎧武もカチドキとなります。
「おれ達のステージだ!」
そこへヤギインベスも参戦し、二対二の戦いに。ヤギの角を叩き折るキカイダー。
そして、ハカイダーに苦戦する紘汰の元へ。
「――ッ!」
二対一の不利を悟り、とっさに一台の車両をキカイダー、鎧武めがけ押しつけてくるハカイダー。それを手で抑え、脚を踏みしめて止めると、車を超えて飛びかかっていくキカイダーと鎧武。
「まさかここまでとは」
まずその車を撃ち炎上させると、鎧武らがそれに気をとられる隙に、駐車場の壁を穿ち、その穴から飛び降りていくハカイダー。見極めも逃げ足も早いです。
「お、おい!」
「行くぞ!」
追おうとする二人の前に、まだ挑んでくるインベス。キカイダーが防ぎ、鎧武のDJ銃から射出された光弾を、さらに自ら蹴り飛ばして威力を加えます。一インベスにはオーバーキルすぎる。
爆散するインベス。
「やったなジロー」変身を解き、微笑む紘汰。
いや、ハカイダー逃げちゃいましたけど。
「ジロー?」
そして応えがないことに訝り振り返れば、そこには、ジローの姿さえなく、ただ一人駐車場に呆然と佇む紘汰――。

ギターの調べ

「ん?」
哀切なギターの音に、その時紘汰は気づきます。

赤いエレキギターを爪弾きながら、公園の池のほとりを歩むジロー。
「ジロー!」
その音を頼りに、駆け寄ってきた紘汰。
どうでもいいですが白いアコースティックギターが赤いエレキになってます。アンプはどこにあるのですか。
呼ばれて振り返るジロー。
「きみは、だれだ……?」
「おれだよおれ。紘汰だってば」
「紘汰、っていうのか」
この数日のデータが失われていることに、その時気づく紘汰。あの時パソコンの再起動、と説明した光実。
「そうか。REBOOTってそういうことか。……全部思い出したんだな」
それでも微笑みかける紘汰に、
「ぼくには大事な使命がある」と応じるジロー。
「使命?」
「もうすぐ、巨大な敵が動き出す。ぼくは絶対に守りぬかなきゃいけない。行くところがあるんだ。大切な人がぼくを待っている……」
その間も、ギターの哀切な調べは続きます。ここにいるのは、もはやともに暮らしたジローではなく、本来の使命に立ち戻ったジロー/キカイダー。
「そうか。気をつけてな」
水面から白い鳥が飛び立ちます。

紘汰のアパート。久々に台所に立つ紘汰を見て、
「ジローは?」と問う晶。
「あいつなら、いるべき場所に帰った」
「ほんとの持ち主が分かったの? ――そりゃそうよね。ああ残念!」
リビングに腰かけ、雑誌を広げながら、わざと明るく言う晶。

凌馬の研究室。元の身体に戻ったプロフェッサー。
生体手術の設備はユグドラシルにはなかったようなんですが、誰にやってもらったのでしょうか。
「このわたしが破壊衝動に取り憑かれるとは。実に危険なアンドロイドだ。こんなものを作るとは、ダークという組織、一体何をするつもりなんだ……?」←今週のお前が言うな

紘汰のアパート。
「じゃあ、映画行けないね」思い出したように顔をあげる晶。窓からの夕暮れの光が、その頬をうす紅く染めています。
「二人で行こうよ!」不器用に玉ねぎを切りながら、快活に声をあげる紘汰。「……ああ、目に染みるな!」
その様をやわらかな笑みとともに見つめる晶。視線を落とすと、チケットとともに受け取ったらしい、映画のフライヤーが広げられています。
それは作り物の身体に女神がくれた良心を宿す、人形の寓話――。
コミックス版の「人造人間キカイダー」は、姉・ミツコが幼い弟・マサルに、ピノキオの絵本を読み聞かせることから始まりますが、このほろ苦いエンディングは“らしい”と言うべきか。
今週のレンズくん。イエローとレッド、互いの信頼が燃えます。この、ありがちな信頼と友情のエピソードを成す一方が、女の子なところがうれしい。
ハカイダーさん、なにしてるんですか……?まあ昔からハカイダーってダークヒーロー系で人気があったよね。「ケータイ捜査官7」にも彷彿とさせるケータイが登場してたし。
同日追記。キカイダーアンプ説のtwを一個貼りました。写真も追加。
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