LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

ついに来ました! 鎧武最終フォーム・極!
雑誌バレの時点でフルーツ盛り合わせが気になっていましたが、例によって
「動くとかっこいい」系デザインでした。なんとなく殺陣が暴れん坊将軍っぽいのですが、モチーフはこの間から言われている通り、この信長の南蛮鎧ですね。実物よりマント小さいのがちょっと残念ですが(ひらひら好き)。

信長

今週戒斗さんが乱世の英雄たる資質を見せ(大げさ)、光実は新たな勢力に依り、そして次週、ついにブラーボが偽斬月の欺瞞を見抜くことで、気高きメロンの君への至高の愛を証明する……! その展開を待っていました!

にしてはちょっと、紘汰がいきなり強力なカードをつかみ過ぎな気もしますがまあお披露目回ですからキニシナイ。
いよいよ物語も終盤ですね。

この後でかけるので、感想文はたぶん月曜UP予定。
クラックにより沢芽市へと侵略したオーバーロードは、無差別に攻撃を始めた。
もはやわかりあえないと覚悟を決めた紘汰は、カチドキアームズとなって戦いを挑む。
だが、ユグドラシルの妨害にあい、瀕死の重傷を負ってしまうのだった――。


チームバロン参戦

「「変身!」」
郊外の工場内通路。
「行くぜ!」
「うおおおおおおおおおっ!」
雄叫びを上げ、赤いオーバーロードへ走り寄るナックルとバロン。でOP。

「はっ!」
「うりゃっ!」
「ふむ!」
そのまま、交互に襲いかかり、赤いオーバーロードの足を止めます。矢継ぎ早の攻撃に壁際まで追い詰められ、火弾の雨で応戦するオーバーロード。屈んで避けるバロンに対し、アウトボクサーよろしくサイドステップでかわすナックルが軽快です。
「ううっ、……おのれ」
しかし黒影隊との戦いに引き続いてで、火弾を繰り出すのもやがて間遠になるオーバーロード。
「こいつ、消耗してるな」
「今なら押し切れる!」
互いの視線が交錯し、次の瞬間、声を上げつつ突進して行くナックル。オーバーロードの力を見極めて飛びかかっていく様が素晴らしい。そして、遠間から矢を連射しつつ走り寄り援護、さらにナックルが引き下がったところへ斬りかかるバロン。
さすがチームというべき、息の合った攻撃です。

「プロフェッサー! どうすれば」それを呆然と見ていたものの、ふと我に返り本部の指示を仰ぐマリカ。
「チャンスかもしれんな……」意外な余裕を見せるデューク。その意志によるのでしょうが、再びダンデライオン隊が空中から現れ、オーバーロードへ向け、バロン、ナックルもろともに一斉射撃を開始します。
「!?」振り仰ぐマリカ。飛び退くナックル、バロン。
「……鬱陶しい。いずれまた、遊んでやる! はっ!」
そして力を振り絞り、突如として巨大な焔の塊を爆風とともに出現させるオーバーロード。
なすすべもなく吹き飛ばされたマリカ、ナックル、バロンを見渡すとおもむろに姿を消します。
「……っ」
「しまった」
悔しげに起き上がり、周囲を見回すバロン。路上に身を起こすのが精一杯のマリカ――。

「……!」
そして荒々しく机を叩いて立ち上がり、獲物に逃げられた怒りを爆発させるデューク。
今週はなんでだかここで一番萌えました。

「うはははははは! ひははははははは!」
一方、笑いながら地下通路を駆け去っていく、赤いオーバーロード。楽しそうです。

新手

ヘルヘイムの森、石櫃の置かれた屏風岩のあたり。
「××××、××××……」恭しく跪き、何ごとか奏上する緑のオーバーロードに、彼の王、ロシュオが背を向けたまま応じます。
「××××」
「××××、××××?」デェムシュ、と言ったように聞こえますね。もちろん赤いオーバーロードの名。
「××××、××××××××、××……」
立ち上がり退こうとする緑のオーバーロードを、ふんと冷たく見返すロシュオ。その眼光に怯えるように視線を外し、じりじりと後退すると踵を返し出て行く緑のオーバーロード。
腹に一物あるを知っているのか、その様をじっと見送るロシュオ、そして貴虎。

と、ふいに貴虎の居る位置を振り仰ぐ緑。その手のシドの帽子を招き寄せ、自らの手に取り、今度こそほんとうに去っていきます。

「あいつは、何を」
「お前たちの世界に侵攻するそうだ」貴虎の問いにも背を向けたまま、というかずっと石櫃を見つめたままで、答えるロシュオ。
「なんだと?」

屏風岩のこちらでは、光実が待っています。そこへ歩み寄り、ほら形見だとでもいうように、すれ違いざまにシドの帽子をぽんと投げる緑。受け取り、改めて岩の向こうへ視線をやる光実。
「……シド」
いやそれより、シドについていけば貴虎お兄さんと再会がなったのになあと思ったり。きっとここですれ違うのは、まだこのあと貴虎お兄さんを騙す場面があるんだろうなと思ったり。
光実の心情を知ってか知らずか、
「やはりロシュオは一筋縄ではいかん。方針を変えよう」言い捨てて先へ行く緑。
その背をじっと、見つめる光実。

变化

鎧武のガレージ。
「紘汰――」絶句しつつ、寝台に寝かされた紘汰の寝具を直す舞。
「ただいま!」
「紘汰さんの様子はどう?」
飛び込んできたチャッキー、ペコに、はっと顔を上げます。
「街の様子はどう?」
「怪物たちはいったん逃げ出したって。戒斗たちが探してる」
「でも、被害はひどいもんだよ。今までのインベスとは桁が違う……」
「外は携帯つながる?」
「だめ。どこへ行っても圏外」
「ネットの回線も、完全に潰れてるよな?」
すべての通信がつながらなくなっていることを知らされ、失望に目を伏せる舞。
「これじゃ救急車も呼べないよ……」

沢芽市内。信号もダウンし、人々は建物の中へ避難しています。
今や人目をはばかることなく、警官か何かのように堂々と市内の要所へ立ち、あるいは装甲車を従え、探索にあたるトルーパー隊。
その様を、建物の中から、怯えたように見る人々。
「何なのあれ……」
「ユグドラシルの連中って噂だよ」
そんな人々の目の前で、インベス退治を行っています。
「とうとうユグドラシルも、なりふり構っていられなくなったな」
その有り様を見て笑うザック。ビートライダーズの汚名もこれで雪がれるだろうと言いかけるのを、後ろから睨めつける戒斗。
「のんきなことを言ってる場合か。あいつに休息の間を与えたのはまずかった――それに、もし、やつの体の仕組みがインベスと同じだったら」
戒斗にそう言われ、遅ればせに顔色を変えるザック。

地下道。
「××××。××××っ……」
何かを求めるかのように、あたりを見回すデェムシュ。ヘルヘイムの植物が繁茂している場所を見つけ、足を止めます。
「おお……××××っ!」
木の実をもぎ、喰らいつけばその身体は得体のしれないエネルギーに燃え上がり、その変化に我知らず声を上げる赤いオーバーロード。
「うおおおおおおっ! ××××! はっはっは!」

鎧武のガレージ。
「……っ?」唸りつつ眼を開く紘汰に、驚く舞。
「紘汰、大丈夫?」
「ああ。……あああっ」頷き身を起こしかけ、激痛に声をあえぐ紘汰。
「ダメ、ひどい怪我なんだよ」首をふり、支え起こす舞。
「戒斗は。街はどうなってる?」
「怪物はいったん逃げ出して、今、みんなで探してるって。ねえ、あいつが紘汰の言ってた……?」
ああ、オーバーロードだ、と応じながら、立ち上がり壁に背をもたせる紘汰。

敗北した弱者を潰す、それこそが強者の権利、強さの証と言い放った赤いオーバーロード。
そして、その言を受け、
「これでもまだ貴様は、こいつらと話し合いの余地があると思うか?」と自分に問いかけてきたバロン。


「なんで、憎み合うことしかできないんだ!?」突然蘇った憤りに叫ぶ紘汰。
「紘汰」
「おれたちが戦う理由なんて、なにもないはずなんだ。なのに」
「紘汰!」
「そいつは嫉妬、ってやつさ」
その時音もなく姿を表し、語りかけてくるDJサガラ。こちら側の世界に現れるときは、またあの黒い蛇革プリントのシャツ姿になっています。
それはいいのですが、非現実感を出すためか、顔に光があたりすぎ。往年の鈴木その子クラス。
「サガラ?」
「自分の種族が滅び去る悲しみ。取り返しの付かない後悔。お前には理解できないだろうが、やつらの憎しみについてはな」

侵攻1

ヘルヘイムの森。作品中最も嫉妬という言葉の体現にふさわしいキャラクター、光実がそこを歩んでいます。
「君はどうして智慧の実を?」問いかける光実。
「王の力を手に入れたい」微笑むように応じる緑のオーバーロード。「……だが、こんな滅んだ世界に君臨しても意味が無い。わたしがほしいのはもっときらきらと光って騒々しい、そんなおもちゃだ……」
その脳裏に浮かぶのは沢芽の繁華街。
その間も一体、また一体と合流してくるインベスたち。
「我らフェムシンムの民は、ロシュオに身体を改造されて森の侵略を生き伸びた。だがお前たちは代わりにその奇妙な道具を発明し」と杖を光実のゲネシスドライバーにつきつけ、「我々とは違う発展を遂げた文明……とても面白そうだ」
「……好奇心旺盛だね」
「デェムシュは何の考えもなく君たちの世界に出向いたようだが。わたしも行ってみたいとは思ってたんだ。ロシュオにどう言い訳するかが問題で。……だが口実も整った。これでいよいよ念願が叶う……ふっふ」
足を止めほくそ笑む緑。その背後に、白いテントが立っているのが見えます。ここはかつてユグドラシルの研究メンバーが本拠としていた場所。すなわち。
「何をするつもりだ?」
今や大群となった獣たちの気配に、そして傍らのオーバーロードの言葉に、恐怖の色を見せる光実がかわいい。
「時空を越えた向こう側に、しもべの気配を感じる。門さえあれば、鍵を開けるのはたやすい……!」
緑がその場で杖を突き上げれば、そこに新たなクラックが出現します。向こう側は見慣れたユグドラシルタワー内部。赤く塗られたホールと、固定されたご神木と。

フルーツバスケット

鎧武のガレージ。
夢か現か、判然としないサガラに向かい、猛然と抗議する紘汰。
「……あんた知ってたのか。オーバーロードがあんな凶暴な連中だったって」
「デェムシュなんかあんなの、序の口だって」手を広げ階段を降りてくるサガラ。「ただの破壊衝動。そんなの、可愛いもんだよ」
「なんだと。オーバーロードが、人類を救うだなんて、あんたはおれを騙して!」
前へ出ようとして身体の痛みに咳き込む紘汰。
「紘汰!」
「おれは何も嘘なんかついてないよ。オーバーロードは森を支配する力を持ってるって、そう教えてあげただけじゃないか。あいつらに妙な期待を持ったのは、そりゃお前の早とちりだよ」
どっかりと腰を下ろすサガラ。
「じゃあどうすりゃよかったんだよ!?」
「まーだわからないかな。ヒントはもうとっくに。揃ってるんだけどな」妙に愉しそうです。
「あんた、おれをからかってそんなに楽しいか……!」

力の入らない身体を震わせ、睨みつける紘汰に、ふと手を挙げるサガラ。その姿に、ヘルヘイムの森での、奇妙な服装の彼自身が重なります。
その瞬間、奇妙な表情で我が身を見る紘汰。
「……痛みが消えた?」
「え?」
紘汰と舞に見つめられ、ふっと微笑むサガラ。
「お前は世界を救いたい。その力はオーバーロードだけが持っている。だったら答えは一つだよ。お前がオーバーロードになればいいんだ」
「……っ、な、なんだって」驚きのあまり声がでない紘汰。
「そんな!」猛然と飛び出そうとする舞。「ああっ」
「おいなにすんっ……!」舞をかばおうと前に踏み出しかける、紘汰。
しかし両者とも不思議な力でその場に拘束され、思うに任せた動きができません。
その前で滔々と続けるサガラ。
「森の支配を乗り越えて、黄金の果実を勝ち取る。ただ一人だけの支配者となり君臨する。その時お前は、すべての世界を制するんだ。救うも滅ぼすも、お前の好きにすればいい」
「支配。おれが?」
「だが、智慧の実を狙うすべての者達を倒し、勝ち残る。その覚悟がお前にあるかどうかだ」
「……っ。でも。それしか他に、方法がない」
「やめて。紘汰!」
「舞?」
「嫌な。……予感がする。紘汰を、言いくるめようとしてる!」
「ただの親切じゃないってのは事実だ」微笑むサガラ。「おれはあくまでも、おれの都合で動いている」
言いながら紘汰の眼前に突きつけたロックシード。
銀無垢に、様々な果実の意匠がほどこされた、明らかに他のロックシードとは異なる特殊なそれは、前回ロシュオが“智慧の実”から取り出してサガラに寄こしたもの。

侵攻2

ユグドラシルタワー。その赤いホールに、シドが閉ざして以来の大きなクラックが、再びその口を開けます。
勇み立ち、次々とそこへ飛び込んでいくインベスを、ただ驚愕の目で見送る光実。
そしてすさまじいい勢いで繁茂する植物に、廊下を逃げ惑い、倒れ、あるいは研究施設から、追われる人々。
「ふふふふふふ」それを愉しげに見守る緑のオーバーロードと、恐怖に顔を歪める光実。

「なんてことだ……」モニターでそれらの様を見ながら、呆然と呟くデューク。

「ふふふふふ」緑の哄笑は止まらず、その様をなおも、愕然と見つめる光実。でCM!

沢芽市街を歩む、戒斗とザック。ふと見上げたユグドラシルタワーの外壁が、すさまじい勢いで植物に覆われていく様を目撃します。そして、内部からばらばらと街に躍り出てくるインベスの群れ。
「なんだあれは……!」
「どういうことだ!」
顔を見合わせ、走りだす二人。

「システムダウン!」同様にタワーを見上げつつ、異変を告げる黒影トルーパー。「本部が応答しません!」
「プロフェッサー、応答して下さい、プロフェッサー!」それを受け叫ぶマリカ。しかし通信も切れた今、それは虚しい行為でしかありません。
そんな彼らの眼前で、突如爆発し、吹き飛ぶユグドラシルタワー上部。そのままあたかも小型のロケットのように、天へまっすぐ登っていきます。
「ハハハハハッ。済まないね湊くん。ま、後は任せたから」
哄笑しながら唐突に、ほんとうに唐突に、天空へ射出されていくデューク――宇宙船に備わる緊急脱出艇のような。
いやそれより、危機一髪な黒ひげみたいな。何とも昭和テイストです。部下を置いてとっとと逃げるのはいいのですが、そんな装置を本社に取り付けていたのですか????
彼はどこへ行ったのでしょうか。そして彼は、このあと戻ってくるのでしょうか。

円陣

その様をただ見上げていたトルーパー隊に、襲い掛かってくるインベスの群れ。
「ユグドラシルは、おしまいだ!」マリカを置いて、蜘蛛の子を散らすようにただ逃げ惑う隊員たち。
果敢に戦うものの、取り囲まれ、数十体の上級インベス相手に多勢に無勢でなぶられるマリカ。そこへ、飛び込んできて彼女を救うバロンとナックルがかっこいい。たちまち優勢に立つ三人。

「うわああああっ。おりゃあ!」
さらにいずこからか走り寄って来て、セイリュウインベスに背後から生身飛び蹴り~見事な三点着地をかましたのは城乃内。
「城乃内!?」ナックルがびっくりして見てるじゃないですか。

◇参考映像:Three Point Landing


片手を地に、片手を水平に伸ばした姿勢のままおもむろにメガネを直し、「パティシエ、なめんなよ? こんな時のために、鍛えなおされてきたんだよおれは。……変身!」グリドン出現。
「はあああっ! おおらっ!」小槌をかざし、二体のインベス相手に殴りかかります。

「はっ! ふっ!」背後から押さえつけるカミキリインベスに抗しつつ、前から襲いかかるもう一隊を蹴り飛ばすマリカ。そこへ割り込んでくるナックルが、彼女の前からインベスらを排除していきます。
「…………?」
呆然と周囲を見回すと、バロン、ナックル、グリドンがそれぞれ二~三体ずつ相手にしていて、マリカの相手がいません。
立ち尽くし、暫時、その戦いを見守るだけのマリカ。そこへ、
「はああああああっ!」野太い声とともに飛び込んでくる鳳蓮。気がつけば彼女へ襲いかかろうとしていたインベスを、やはり生身飛び蹴りで排除してくれたのです。着地の姿勢のまま、檄を飛ばします。
「ぼうっとしてんじゃないわよ。いい大人のくせに、こんな子供たちだけに戦わせておくつもり!?」
「どうして。……この期に及んで?」
「そうよね」微笑み立ち上がる鳳蓮。「ノンギャラで戦うなんて、アマチュアの極み。ただ負けたくないってだけの幼稚なポリシー」

その横で苛烈な戦いを見せるバロン、グリドン、ナックル。

「……でもそれはそれで、見守ってあげたくなっちゃうのよねえ」軽く生身のまま上級インベスを蹴り飛ばし、ロックシードをかざします。変身。ドリアン。ブラーボ登場。

更に混戦となる戦い。その時、
「派手に動くな!」とバロンの下知が飛びます。「円陣だ。隣のやつの背中を守れ。数は多いが雑魚の群れだ。消耗を抑えて粘れば、いずれこちらが有利になる!」
その言葉に従い、互いに駆け寄る一同。相手の消耗を待つ作戦に、
「お前も案外策士だな!」と感嘆するグリドン。
「理にかなった作戦ね。よろしくてよ」と、その隣のブラーボもうなずきます。もちろんナックルに異論があるはずもなく、たちまちのうちに完成する円陣。

(駆紋戒斗。この男の言葉で皆が一つにまとまっている)

なんでだかそれだけのことで、感動しているマリカ。
「――!」次の瞬間、空から飛来するインベスに早弓で応じます。
「あんたも戦極凌馬の後を追うと思ったが?」冷やかすように見やるバロンに、
「誰の未来を見届けるべきか、これでようやくわかったわ!」と告げるマリカ。
にわか連合軍の割に、良いチームワークです。よろけるグリドンを、守るブラーボ。背中合わせにくるくると回りながら戦うマリカとバロン。ナックルがあぶれているのはキニシナイ。
「はあっ!」とバロン。
「いやあっ!」とマリカ。
「たあっ!」とナックル。
「はっ!」とブラーボ。
「でぃやあああっ! はっ!」と剽悍なグリドン。
気合一閃。一気にその場の上級インベスを葬り去る、ビートライダーズ&マリカ連合軍!

「………?!」
その時、地が揺れ、歩道に現れた裂け目から火が噴き出します!
「うわああっ」
衝撃に吹き飛ばされ、倒れこむ一同。はっと身を起こすバロンの前に、立っていたのは木の実を食べパワーアップしたデェムシュ。
「……さあ。まとめて引導を渡してやる! ふははははははは!」と見得を切ったところで、CMです。

誘惑

鎧武のガレージ。
カタリ、と音を立てロックシードをテーブルに置くと、顔をそむけるサガラ。それを手に取りたいのに、身体の自由が効かない紘汰。
「紘汰を。利用して。何がしたいの……!?」同じく、一言ずつ声を絞り出し、歯噛みする舞。
「どう転ぶかわからないやつに、一番大きな力を預けたいだけだ。お前というジョーカーが、このゲームをますますスリリングに盛り上げてくれるだろう」
「……っ」全身に力を込め、無理矢理テーブルへにじり寄る紘汰。
「紘汰。だめだよ!」
「舞。……今のおれには、もっと、力が必要だ」歯を食いしばる紘汰。「こうしてる間にも、戒斗たちは。戦い続けている。あいつらにだけ、任しておくわけにはいかない……!」
「紘汰はもう。十分。頑張ってるよ……」泣き顔で止める舞。
「自分がどうかなんて、わからないよ」否定する紘汰。テーブルにようやく届き、手を伸ばし始めます。「……ああっ。……今。おれに何ができるのか。考えなきゃならないのは……それだけだ!」
渾身の力を込め、ロックシードをつかみとる手。

見届けて、満足したように姿を消すサガラ。

「おおっ!?」
と同時に二人に対する呪縛が消え、勢い余って倒れる紘汰、うずくまる舞。はあ、と壁にもたれ、ため息をつく紘汰に、はい寄ってくる舞。もしかしてこれが何かの試練? だったのでしょうか……
「紘汰? ……紘汰」
それに答えようとした瞬間、サガラの声だけが響きます。

その覚悟に、後悔がないことを祈っている。オーバーロードと同じ存在を目指すなら、その意味をよぉく考えながら戦うことだ

大将軍

「……来るがいい!」
大剣を構え立ちはだかるデェムシュに、順次立ち向かっていくライダーたち。しかしナックルが倒れ、マリカが打たれ、ブラーボ、バロン、グリドンが薙ぎ払われ、彼我の力の差を思い知らされます。
再度襟を持ち上げられ、投げ捨てられるブラーボ。
「ふっ!」
「はあっ!」
それを見て射掛けるバロン、マリカの矢すら難なく弾き返され。
「……」無言で身体を起こし、それでも必殺技発動の体勢に入る一同。色とりどりのエネルギーが一斉にデェムシュに浴びせられます。それを一身に受け、次の瞬間、それぞれに跳ね返しているデェムシュ。
「「「「「ああっ」」」」」
「無力、あまりに無力!」まだ立ち上がれないライダー達に、次にはまた、火の玉を生成して浴びせます。
「「「「「うわぁあああっ」」」」」
弾き飛ばされ、再びもんどり打つライダー達。それを見回し、
「どうした、その程度か? うはははははは!」と勝ち誇るデェムシュ。
「……っ、なんてやつだ……」よろよろと身を起こすバロン。「歯が、立たない……!」

駆け寄ってくるスニーカーの足。

「この強さ、桁違いだわ」力の入らない足を踏みしめ、無理矢理に立つマリカ。
「どうすんだよ……っ、手に負えないぞ」拳を地に突き、その力で立とうとするナックル。
「諦めちゃ、駄目だあっ」悔しげに拳を握りしめ叫ぶグリドン。
「粘りに粘って、チャンスを待つの!」双剣を杖代わりに身を起こし、皆に叫ぶブラーボ。

その間も走り寄って来るスニーカーの足。その主は紘汰。

「かずらばっ?」振り返り、驚くバロン。

「……後悔なんてしてるひまはない」足を止め言う紘汰。
「また来たか」
「おれは先に進む。そう裕也に誓ったんだ。変身!」
カチドキ出陣の声に、突進してくるデェムシュ。
「!」
そちらへ自らも走り寄り、飛び上がりざま、そして変身しながら刀を振りかざす鎧武。
「うぉっ」
ダメージを与え着地するやいなや、サガラから受け取った銀のロックシードをかざします。デェムシュ反撃の焔を背に受けながらロックオン。
「フルーツバスケット!」
その時虚空に無数のクラックが開き、頭上に現れた様々な果物がそのままデェムシュに襲いかかります!
金属音を立てぶち当たってくる果物たちに、打ちのめされるデェムシュ。
「……!?」
それを睨みつつドライバーに極を装着する鎧武。ロックオープン(って聞こえました)。
「大・大・大・大 大将軍!」の声とともに、現れたのは銀に輝く鎧をまとった武者姿。

天をつくような兜鉢、金に輝く前立は、鎧武のフェイスプレートと同じ意匠。
五色に塗られた面具、胴には色鮮やかな果物の蒔絵、翻る黒のマント。
「極」登場。

「紘汰っ」
「なんだ、あれは」
「どうやって……」
「大将軍?」

よろめき立ち上がるデェムシュだけでなく、ビートライダーズもマリカも、驚きの声を上げ近づいてきます。
そのなかでただ静かにデェムシュだけを睨みつけ、ドライバーを操作する鎧武。
「ふっ!」そして徐ろに長剣を抜き、構えます。
「こけおどしだ!」それを見て突進してくるデェムシュ。
「はああああああっ!」気合を込め大きく構えると、やはり突進する鎧武。
「「はっ!」」激しく打ち合った、と思った次の瞬間、相手の剣を払いのけ、円の動きで的確に攻撃を加えていく鎧武。
さらにじりじりと歩み寄ると、後の先でデェムシュの剣を華麗に振り払い、また一太刀。
「……くっ、ぬううううううっ!」退けられ、悔しげに突進を繰り返すデェムシュに対し、次に襲いかかってきたのはドリアンの双剣。くるくると回転しつつ宙より攻撃を加えます。
「ワテクシと同じ武器を?」目をみはるブラーボ。
「やっ!」
その隙にまた、剣を手に躍りかかる鎧武。強い一撃に転がり倒れるデェムシュ。
「おのれ、ならば!」
電撃を浴びせ起死回生を図りますが、それを受けて防ぐのはメロンの盾。
「はっ!」
そのまま力を跳ね返す、その背後からさらに砲撃を見舞うのは葡萄の銃。

「う、すげえ!」息を呑むナックル。
「あらゆるロックシードの武器を使えるのか……!」賛嘆するバロン。
驚き棒立ちとなっているビートライダーズたちの眼前で、次に鎧武が手をしたのはバナナの槍。
「うりゃああああああっ! おぅりゃ!」
持ち主同様槍で殴りまくるのはご愛嬌ですが、右手の盾で防ぎ、左手の槍を振りかざしての突進は勇壮です。防戦一方となるデェムシュ。雄叫びを上げ応戦するものの、そうすればまた、剣で薙ぎ払われ、銃で撃たれ。

「極スカッシュ!」
相手がよろけた、その隙をつき天へ突き上げ構えたのはまたバナナの槍。気合とともに地に突き立てれば、地中から無数のエネルギー体バナナが罠のように立ち上がり、刃となってデェムシュを地に縫い留めます。

「認めん! ……認めんぞ、貴様のようなサルごときに!」
もがき苦しみ、それでもそこから逃れられないデェムシュ。
無言で無双の大剣を振るえば、強力な斬撃の波動が襲いかかります。なすすべもなく断末魔の叫びとともに、爆散するデェムシュ。圧倒的。パワーアップがすごすぎて、一方的な虐殺に見えるくらいです。

「……っ!」

ビートライダーズたちが我に返り走り寄ってくるも、皆一様に途中で足を止め、誰一人鎧武の肩をたたいたり、声をかけたりしようとはしません。
自分たちとはかけ離れた、強すぎる力を持つ者への、畏敬の眼差し。
そのなかで腰を落とした残心の姿勢から立ち上がり、己のドライバーに目を落として
「これがおれの、新しい力……!」と声を震わせる鎧武が孤高に過ぎます。
デェムシュは序の口、と語ったサガラ。鎧武の強さを目の当たりにして単純に喜べない、不吉な終わり方です。
極のデザインは最初に書いたように、動くとかっこいい系で何の文句もないのですが、ただ銀に黒と渋く抑えたために、手にするカラフルなロックシード武器が尽く調和して見えなかったのがちょっと残念です。
あとほんとにパワーアップがすごすぎて、鎧武が他のビートライダーズから浮いて見えるのも、心配。みんな身構えもせず、ほんとに棒立ちで見てましたよね。
同日追記。感想文を折りたたみ以降に追加。
6/2追記。誤字修正しつつ三点着地の動画を貼りました。
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