LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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タイトルは内容と関係ありません。
もうずっと、高杉さんうまいな、高杉さんうまいなと思いつつ見ているのですが、台詞の抑揚が滑らかで、身のこなしが優雅で、確かに屈折した役柄なのですがあくまで品があるというのがもうなんとも言えません。
夏の光のなかで夜そのもの、影そのもののような存在となっている光実。その美しさ、優雅さを堪能する番組なんじゃないのかなあというふうに勘違いしてしまいそうです。


Melon bread turtles / Nelo Hotsuma


そして、そのような化け物を生み出したのは自分だと責任を感じ、決着をつけに向かう兄・貴虎。
華やかにして凄絶な兄弟対決と面割れも好物過ぎてたまりません。
ことここに至ってもなお、光実を仲間という枠から外して見ることができない紘汰。
そして傷を負った戒斗は、囚われのままの晶・ラット・リカは。

盛り上がってきましたよー。なのに、その矢先に次回はサッカーですよ!
高架下。斬月対鎧武。激しく争い、斬月を打ち倒す鎧武。
「どうしてだよミッチ!」
「それがわからない、あんたが許せないんだよ!」
床に倒された姿勢から、自分に覆いかぶさってくる鎧武を蹴りあげ、すかさず立ち上がり、一転、激しく切りつけます。
「…………っ!」
その勢いに倒れる鎧武。さらに矢を射掛け、追撃する斬月。とうとう変身を解かれ、生身のままごろごろとコンクリートの上を転がる紘汰。
「もう、あんたに引っ掻き回されるのはうんざりだ!」
そちらに向け、必殺の矢を構える斬月――その前に両手を広げ、背後の紘汰をかばうように飛び出してきたのは貴虎。
「やめろ光実!」
「兄さん! 生きてたのか」
「たかとら?」驚いたのは紘汰も同じです。「何がどうなってんだ。……てか兄さんってあんたが」
しかしそれどころではない兄弟。
「光実、なぜ葛葉を襲ったりする? お前はそんな男じゃなかったはずだ」険しい表情。
「うるさい!」跳ね返すように叫ぶ斬月。「……兄さんに何がわかる。いつもぼくに偉そうに命令ばかりして、肝心なことはわからないくせに。なんで今さら出てくるんだよ!」
「……光実」
「なんでこうなったかって、じゃあぼくはどうすればいいんだ! 大切なものを守るため、ぼくが一人で戦わなきゃいけなくなったのは、あんたがいなくなったからだろ!? 一人で戦ってるぼくの邪魔すんなよ!」

めちゃくちゃな理屈。でも光実の中ではそうなってしまっているのかもしれません。
貴虎が紘汰の理想に夢を見た瞬間から、この兄は光実のなかで“いなくなった”存在となってしまったのでしょう。
膠着する三人。

そこへ、
「葛葉!」ドルーパーズで光実が来たことを聞いたのか、駆けつけてくる戒斗。傷だらけの紘汰を一瞥し、貴様、と斬月へ突進しかけますが、
「邪魔しないでほしいな?」とその眼前に現れ、足を止めたのはレデュエ。
オーバーロードと生身では勝負になりません。あっという間に手の錫杖で散々に打ちのめされる戒斗。
「戒斗!」叫ぶ紘汰を無視し、
「レデュエ。何をしに来た?」と問う斬月。
「……きみにはまだ利用価値がある。こんなところで捕らわれてしまっては困るな?」
鎧武、バロンとの二対一では斬月のほうが弱いとの判断なんですね、当然ですが。
ぐったりした戒斗を打ち捨て、紘汰、貴虎の頭上も飛び越えつつ緑色の霧を彼らに噴射、着地して斬月を抱えると姿を消すレデュエ。
「ミッチ!」
「……これでもうわかっただろ」よろよろと立ち上がる戒斗。「あいつはもうオーバーロードの仲間だ。おれたちの敵だ……!」
「馬鹿な。光実がなぜ?」困惑する貴虎。

鎧武のガレージ。
「ミッチがユグドラシルの主任の弟……?」呆然とする舞。
「じゃあオレたち最初っからずっと騙されてたってことかよ!」
怒りを爆発させるザックの傍らで、ビートライダーズがユグドラシルの姦計で悪者扱いされていた時も、光実だけは全部知っていたに違いないと推測する城乃内。
「許せねえ、よくも!」

そんな空気がいたたまれない紘汰。
「……ただビートライダーズを利用するだけなら、シドのすることで充分だったんだ! ……ミッチは。おれたちと友だちでいるために嘘をついてた……」
救われたように顔を上げる舞。
「お前らは騙されてくやしくないのかよ!」
「悔しいさ!」城乃内に応じる紘汰。「……でもな。人を騙し続けるのは、もっと辛いんだ」
紘汰の脳裡には、舞たちを守るためヘルヘイムの恐怖を、そして初瀬の最後を、押し隠していた時期のことがあったのかもしれません。
「紘汰……」
「もう一度ミッチと、今度こそ本音でしっかり話し合わないと。もしかしたらあいつはただ、オーバーロードに利用されてるだけかも」

一人カウンターに腰かけ、先ほどレデュエに負わされた腕の傷を見つめている戒斗。
傷口の内部がに光ります。植物の種を蒔かれたのでしょうか――?
それを隠し、勢い良く立ち上がる戒斗。

「お人好しもここまで来ると病気だな? 話してもだめなやつと、お前は戦ったばかりじゃないのか!? もし、呉島光実の頭のなかが本当に化け物と同じだったら。お前は今度こそ戦えんのか、あいつと」
顔が近いです。間近からねめつけられ、怯む紘汰。
「……っ! それは」

ガレージの外。晴天がまぶしいです。
「……そうか。ユグドラシルは凌馬に潰されたのか」互いの情報を交換するつもりなのか、穏やかにつぶやく貴虎。
「プロフェッサーにとって、すべては研究のために使い捨てる手駒でしかなかったのでしょう……あなたも。あたしも」そこで不思議そうに顔を上げる湊。「恨んでいないのですか? あたしを」
かすかに微笑む貴虎。
「過去の経緯はどうであれ、今は人間同士で戦っている場合ではない。きみもまた、貴重な味方だ」
「では。オーバーロードに手を貸している人間は?」顔をこわばらせ、返答を待つ湊。
光実のことを問うているのだとわかります。
「敵。……そう判断するしかない。たとえ血を分けた肉親であっても」

夜。貴虎の、今は光実の使用している、執務スペース。夜景を背に、気だるげに腰掛けている光実。
「……きみたちフェムシンムには、家族っているのか?」
ここにレデュエがいるのを見たのは初めてです。ゆっくりと口を開くレデュエ。
「親兄弟。――わたしが最初に殺した相手だ」
「…………」ただ顔を上げる光実。
「あの時初めて、おもちゃというものの楽しさを理解した。信じていた者に裏切られる驚きというものが、本当に滑稽で……!」

レデュエの愉しげな声を聞きながら、光実の脳裡に浮かぶのは、高架下でまみえた時の鎧武。
驚き、躊躇しながら剣をとった。
そして、状況を理解しきれず混乱した表情の兄。


「……だがそれよりもっと痛快なのは、おもちゃが壊れる瞬間だ。それを味わって初めて、お前はわたしと対等になれる」
「馬鹿にするな」レデュエがそう挑発し、こちらの反応を伺っているのは百も承知で、静かに、物憂げにさえ聞こえる声で、応じる光実。「ぼくだって覚悟はできている」
街明かりだけの薄暗い室内。闇に溶けこむようなダークスーツのその上で、顔だけが白く浮き上がる光実。
無言でじっと、その表情を見極めているレデュエ。

公園。一人でダンスの練習をしている舞。
「こんな時でも練習か?」そこへ背後から声をかける戒斗。
「……考えてもどうしようもないときは、とにかく身体を動かすの」微笑む舞。
「呉島光実を敵とみなして諦める。ただそれだけの判断が、どうしてそんなに難しい?」
「それは弱い判断だもの」そんな弱さだけは認められないと即答する舞に驚き、振り返る戒斗。その顔を見て、はにかむ舞。「……そこだけは戒斗と同じだよ。わたしはそんな弱い人間にはなりたくない」
破顔する戒斗。
「そうか」
「初めてだね! 戒斗がわたしの言葉に頷いてくれるなんて」
「認めるしかないときもある」微笑む戒斗。「お前は、お前なりに強い」
戒斗さんは戒斗さんで、不安や逡巡があるときには舞に会いに来ている気がするんですけどね。

ドルーパーズ。カウンターでまた、手つかずの料理を前にためいきをつく紘汰。
「どうした紘汰? なんか食わねえと、体もたねえぞ」
「メシ食う気分じゃねえよ……」
「でもなあ」
「葛葉」
そこへ現れたのは貴虎。それを見て、無言で立ち上がる紘汰。
前回、ダークスーツ光実の歩き方が貴虎に似ていると思いましたが、呼び出し方も似てますねこの兄弟。

ドルーパーズ外。歩いている二人。
「食欲、出ないか」
「まあね……」
「無理してでも食えと言いたいところだが」そうもいくまいと苦笑する貴虎は足を止め、紘汰に向き直ります。「ベルトをつけろ」
「え?」
「身内についての悩みは、胃にこたえるからな」
言いながら紘汰の腰にドライバーを装着させ、街のそこここに生い茂るヘルヘイムの植物から実を一つもぎとると、ひまわりのロックシードに変わったそれを(貴虎はずっとロシュオから渡された研究者用量産型ドライバーをつけっぱなしなので、実をもぐとロックシードになるのです)装着させます。たちまちその養分を吸収する紘汰。
「……こういう時こそ便利な道具は有効に使え」
光実にもこうやって世話をやいていたんだろうと思ってしまうお兄さんっぽさ。

(海……と思ってましたがこの間の地図からすると)運河の見える公園。
「ずっと海外にいた両親に代わって、わたしが光実の教育を」と説明している貴虎。
「同じだなあ。おれも、姉ちゃんがずっと親代わりで」
「そうか。きっと素晴らしい女性なんだろう、お前を見てればわかる」
囚われの晶を思い出したのか、一瞬顔を歪める紘汰。
「……わたしも光実の手本になりたいと、日頃から心がけていた。正しさと責任と誇りのある生き方を学んでほしいと。いつも裏切られ、利用されてばかりの兄を見て、あいつはこう思ったんだろう。『自分はあんなバカな大人にはならない。騙されるより、騙すほうがいい』と」
「そんなことはない」反論する紘汰。「光実だってわかってるはずだ。……たぶん、あいつはもう、自分だけで物事を決められなくなっている。自分のついた嘘に追い詰められて、こうするしかないって縛られてるんだ」
「葛葉」兄である自分よりも弟を信じ理解しようとする紘汰に、驚く貴虎。
「一番つらかったのはミッチのはずだ。でもおれには何もできなかった」
「お前には、なんの責任もない」
「でもおれは」
「もしお前のような兄がいれば、光実もきっと、道を誤るようなこともなかったんだろう」微笑む貴虎。

(そうだ、光実を追い詰めたのはおれだ……!)

次の瞬間、険しい表情で内省する貴虎のアップ、でCM。

呉島家。荒れ果てた玄関ホール。
居室に向かう大階段に目をやり、ほんの数カ月前までの豪華な室内を思い起こす貴虎。

帰宅した光実をここで迎え、勉学に励め、無駄なことは切り捨てろと言った貴虎に、光実が顔を背けながら応えた言葉。
「ぼくの人生は、無駄なことばかりさ」


「……あの頃からお前はずっと、おれのことが許せなかったんだな」自分はなにも理解してやれていなかった。
階段をあがり、まだ植物に侵されていない自分の部屋の、置かれたままのケースを開く貴虎。
そこにしまわれたままだったのは、初期型斬月のドライバー。
「決着をつけよう、光実」
相変わらずセキュリティという発想がかけらもないお兄さんです。

貴虎の執務スペース。PCからのコール音に顔を上げる光実。
緊急メールに新着が1件あると表示された画面を見て、兄さん、とつぶやきます。

沢芽市街のあちこちで、手分けしてパトロールを続け、インベスと戦い、人々の避難を誘導するアーマードライダーズ。

「……これで、逃げ遅れた人は全員助けられたね?」鎧武のガレージ。ザックに確認する舞。
「ああ。後はユグドラシルの中に連れて行かれた人ばかりだな」
「なあ、貴虎は?」今ガレージに来たのか、割って入る紘汰。
呉島兄弟のことが衝撃的だったのはわかりますが、こんなふうに晶のことを思い出す流れの会話でも、姉を心配する言葉が聞かれないのはらしくない気がします。
「こっちには来ていないけど?」と舞。

次の瞬間、湊がかけていた椅子から勢い良く立ち上がり、ドアへ向けて歩き始めます。

「おかしいなあ、店にはいないし。……ちょ、湊さん、ちょっと」湊の動きに驚き追いすがる紘汰。「ちょっ、ちょっと待って。貴虎の居場所、知ってんのかよ」
「きみが知ってどうするつもり」
「心配なんだよ。あの人も、ミッチのことで思いつめてそうだし」
「あの兄弟の問題は、他人が首を突っ込めるような問題じゃないわ!」
「だからって、放っておけるかよ!」

「あきれたね」
運河に設けられた港。兄を迎えて、顔を上げる弟。
先に待ち合わせの場所に来て、待っていたのでしょう。夏の光のなかで、そこだけ影がわだかまっているような光実の姿です。その声はあくまで穏やかで、滑らかで、静か。まるで夜そのもののような冷ややかさ。高杉さんは上手いなあとしみじみきます。
「……あんたの役目は終わってるのに」
「おれには最後の務めが残っている」そちらへ向け、決然と歩み寄る貴虎。「お前を止めなければならないという」
「ぼくはあんたの仕事を引き継いだようなものだ」言い返し、笑みを浮かべる光実。「しかも今度は、人類の半分が救われる。……褒めてくれたっていいくらいじゃないか?」
六分の一よりは、半数のほうがいいという数の論理。
理想が叶わなければ、より現実的な次善の策を採るのが為政者の役割。
かつてユグドラシルが、貴虎がとってきた姿勢に学べば、当然そうなるはずです。
顔を歪める貴虎。
「そうか。それがおれから学んだ結論か……」
その手に斬月のドライバーあることを認め、緊張した面持ちで兄が近寄ってくるのをただ待つ光実! でCM。

沢芽市街。走る紘汰。
「おおっ!?」
その足を止める攻撃の後、姿を現したのはレデュエ。
「水をさすような真似はやめてほしいねえ」
「お前は!」
くすくす笑うレデュエ。
「血を分けた者同士が戦い合うなんて、最高の娯楽だよ。そっと見守るのがマナーじゃないか?」
「……そうか」憤りに染まる紘汰の顔。「お前もあの赤いやつと一緒か。……そんなものを楽しむために、おれたちの世界を引っ掻き回してんのか!」
いきなりの変身。カチドキ出現。対峙した体勢のまま剣を振れば、燃え盛る焔が火弾となってレデュエに降り注ぎます。
「……!」
同様に緑色の光の玉を浴びせるレデュエ。ジャブの応酬は終わりです。
「おおおおおおりゃあああああああっ!」
気合とともに突進し、レデュエに躍りかかるや、二本の旗印を振り回し火のような攻め。
それを受けながら、
「つまらないやつかと思っていたが、案外、遊びがいがあるのかも?」と応じるレデュエが余裕です。

港。
「お前はおれの影だ。おれの犯してきた過ちが全てだ」
「ぼくが影だって言うんなら。……ぼくは、あんたを消すことでしか本物になれないじゃないか」
「そうだな。だからこそ、お前はここで終わる」
メロンのロックシードを宙に投げる貴虎。
無言で構える光実。
メロンアームズ、メロンエナジー、滔々と流れる運河を背景に、同時に出現する斬月と斬月・真。
片や優美なる初期型斬月、片や比較的華奢な体型に華やかな色彩が映える斬月・真。
二人の対峙する構図が美しかったです。
「おおりゃ!」
先に仕掛けたのは斬月・真。それを静かに迎え撃つ斬月――。

沢芽市街。激しく撃ちあうカチドキとレデュエ。
「おめえはミッチに何をさせたいんだ!」
「……あいつはただ見てるだけで面白い。わたしが見てるだけで、勝手に踊って壊れていく。最高によくできたおもちゃだ」
「なんだと!」
「お前にとっても敵だろ?」何を怒っている、と言いたげなレデュエの声。
「貴様……っ」激昂のあまり言葉を失うカチドキ。思わず握りしめた、その拳を固め、
「うりゃああああっ!」とレデュエめがけ走り寄ってきます。突き出された拳がレデュエの胸に突き刺さり――たまらず吹き飛ぶレデュエ。
「なにっ」
「よくも……よくもそんな理由で、おれたちの仲間を!」
倒れたレデュエを見下ろすように、取り出された極のロックシード。
「フルーツバスケット!」

出現した極アームズに目をみはるレデュエ。呆然とする相手に、葡萄の銃で砲撃を浴びせ、さらにはキウイの円盤を見舞う極。なにげに光実の武器を優先して使っているところに萌えます。
「うぬ……」
押しまくられて必死で体勢を立て直すレデュエ。錫杖を構えますが、そこへ鋭く撃ち込まれる薙刀の攻撃。緑色の光の玉で反撃しようとするとバナスピアーで打ち崩されます。
「ううっ……ああ……っ!」
もんどり打って路上に倒れ転げるレデュエ。
「そんな、まさか……こいつは真の実の力を……? うぬ!」
立ち上がり、錫杖で地を突けば、緑の植物が極に襲いかかり、緑の檻のように閉じ込めます。
「うおおおおおおおおおおおおっ!」
が、次の瞬間、その中心から金色の光が走り――雲散霧消するヘルヘイムの植物。
「……っ。馬鹿め、今のは」
傲然と立つ極は火縄橙DJ銃を手に、
「これでもくらえ!」
「ふ!」
とっさに傍らのワゴン車を緑の弦で持ち上げて盾と防ぎ、自分は高い塀の上に逃れるレデュエ。
「そうか、貴様はもう既に」
「逃げる気か!」
叫ぶ鎧武を見下ろし、
「まだ何もわかってないようだな? いずれお前が、その力の意味を理解する時が楽しみだ……!」言い残して消えるレデュエ。

港。激しく撃ちあう兄弟。
まず、地力で勝る斬月が斬月・真を突き崩します。倒れた弟に向かい、さらに迫っていく兄。
「なぜおれの影ばかりを引き受けた! おれよりももっと輝ける才能があるくせに……」
「それをあんたがおれに言うのか! ぼくに、自分の理屈ばかり押しつけてきたくせに」
眼前に迫る兄を見て、立ち上がりざま手元から掴みあげた土や草を投げつけ、目つぶしをする弟。
怯んだ斬月を押しまくり、水に突き落とさんばかりの位置で逆に撃ち倒します。仰向けに倒れたその身体にのしかかり、襟をつかみあげて
「あんたはいつも言ってたね、ノブレス・オブリージュ、優れた人間が負うべき責務、それこそが本当の名誉だって」
「その通りだ!」
「名誉ってなんだよ。他人のために傷ついて、そんなものうれしくもなんともないよ」
「光実!」
軽い弟の身体を、跳ね飛ばし立ち上がる兄。
「ねえ兄さん? あんたは優れた人間なんだろ。最後にぼくの犠牲になってよ。それがあんたの務めだろ」
「…………」
無言でメロンスカッシュを発動させつつ歩み寄る兄。
起き上がりながら弓を構え、メロンエナジーの声を聞きつつ兄を待つ弟、でCM。

「!」
突進する兄、高く跳躍して斬りかかりざま避ける弟。
「はあああっ!」その胴を、空中で抜く兄の身体能力がもう人間離れしています。
地に倒れる弟。
着地し、しとめにかかるため、走り寄る兄、その脳裏に蘇る幼い日の光景。

「光実、大丈夫か?」転んだ弟を助け起こしたあの時。
「ありがとう、たかとらにいしゃん」回らぬ舌で、精一杯礼を言い、健気に微笑んだ光実。
「えらいぞ」思わずその頭を撫でた。


(――光実。これが、お前の求めていたものなのか)

「!」
兄が渾身の力を込め斬りかかった、次の瞬間、中腰の姿勢から立ち上がりざま、弓を振るう弟。
メロンエナジースカッシュのカウンター。
完全に虚を突かれてまともに喰らい、その勢いに面を割られながら吹き飛ばされ、そして、水中へ落ちていく貴虎がスローモーションです。
「…………」
よろよろと立ち上がり、兄の後を追うように、水辺へ近づいていく弟。

岸壁に立ち、覗きこむ弟。解かれた装甲が沸き立つ気泡とともに時おり水面へ現れますが、それだけで、兄が戻ってくる気配はありません。しばらくそれを見つめていた後、おもむろに変身を解く光実。
「…………にいさん」
その顔が、泣きそうに見えて萌えます。水落ちしたから視聴者はぜんぜん心配してませんけど、光実はそんなの知りませんからね。

沢芽市街。まだ、走っている紘汰。
「頼む、間に合ってくれ!」
いいえぜんぜん間に合ってません。

次週予告。ちょ、「鎧武」は例年よりプロモートものが多くないですか? 尺が足りるのかなあ?
今週の転校生。作中人物は気にしてないみたいだけど、時々過去の記憶がフラッシュバックするとどきどきしますね。
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