LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

style="clap"
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
ついに来ました。おなじみ、
「ここはおれに任せて先へ行け!」展開。
しんがりに残る人たちの、死に場所を見つけたりと言わんばかりの暴れっぷりも華々しく、しかしそれは悲壮でもあり、仲間を残し先へ駆ける主人公たちの苦しみも重く。
かっこいいかっこいいと興奮して観ていましたが、例によって最後の次回予告ですべてを持っていくこの構成!
まあライダー者ならうすうす予測のついていた展開のようですね。
そして、わたしの記憶が確かなら、次週はお休みだというこの鬼編成。なんかお休みが多いなあ鎧武。


Andromeda / paukrus


画像は囚われの乙女ということでアンドロメダ。
そしてプロフェッサーはじめ登場人物たちの長広舌(凌馬の軽口、戒斗さんの舌足らずなツンデレ、ミッチのシリアス早口)が冴えに冴えてて、当然ながら憶えきれませんでしたので、以下、台詞等かなり不正確な感想文。
奪還作戦

陰鬱な空気に沈む、鎧武のガレージ。
皆一様に黙って、思い思いの場所に座り込んでおり、チャッキーだけが包帯でぐるぐる巻きのペコのそばにつきそっています。

「――!」その空気の重さに耐え切れないというように突如立ち上がり、早足で出口へ向かう紘汰。
「どこへ行く気だ!?」やはり立ち上がり、その背に問う戒斗の声に足を止めます。
「舞を助けに行く。……ユグドラシルタワーに潜入する通路を、戦極凌馬に案内させる」
「本気かよ!」驚く城乃内へは頷き、
「あんな男、信用できないって言ったでしょ」あきれる鳳蓮の言葉にかぶせるように、
「もうそんなこと言ってられないんだよ!」と叫びます。光実がこれ以上おかしくなる前に、自分が何とかしなければと。
「……お前には、呉島光実に何もできない」呉島貴虎と同じように、と静かに言う戒斗の言葉に息を呑み、うなだれる紘汰。しかし続く言葉に、顔をあげます。
「これだけ言っても無駄なんだ。せいぜい勝手に行って、自滅すればいい」
「戒斗」
「むしろいい囮になる。舞を救い出す絶好のチャンスだ」←お手本のようなツンデレ
「戒斗お前!」その真意を悟り、紘汰の顔がぱっと輝きます。
「無茶だ!」城乃内が叫ぶのに背を向けかける戒斗さん、静かに立ちあがる湊、そして、
「いや、おれも行く」と後方から立ち上がるザック。「舞までさらわれたとあっちゃあ」
「な!?」周囲を見回す城乃内。「なんだよ。この、黙ってる奴だけがかっこ悪いって流れは!」
「お前が何やったって、かっこつかないだろ」笑うザック。
「ふざけんな!」とうとう立ち上がり、ザックの傍らに並ぶ城乃内。
「……じゃ、じゃおれも」不明瞭な発音で包帯まみれの手をあげ、
「あんたはダメだってば!」とチャッキーに抑えこまれたペコが、痛みに悲鳴をあげます。
皆が笑い、そして一同の視線は、一人座っている鳳蓮の顔へ。
「……まったく」それを受け止め、晴れ晴れとした笑顔で立ち上がる鳳蓮姐さんがふつくしいです。「とことん面倒な子たちねえ」
「みんな!」
感動したのか涙目で微笑み、そして、次の瞬間真顔となった、紘汰のアップでOP。

優雅なる狂気

明るい外光が入る、光実の執務室。背筋を伸ばした姿勢で微笑み、そっとティーカップをソーサーに置く光実。
フォーシーズンズホテル椿山荘のティールームに座らせておきたい優雅さです。
その穏やかな視線の先には、清楚なドレスを着せられた舞が、やはり紅茶を供され座っていますが、こちらは茶の味など楽しむ心境ではなく、硬い表情のまま。
「……あたしをどうするつもり」
「どうもしません」また、微笑む光実。「舞さんは、ぼくの隣にいてくれるだけでいいんです」
「ミッチ。もうこんなことはやめて。昔の優しいミッチに戻って」
「ただ優しいだけで何にもできない。役立たずのぼくに、戻れって言うんですか?」
「ミッチ……」
ふっと表情を緩める光実。
「いいんですよ。舞さんは、いつだって目の前のことに、一生懸命向き合ってる。そんな舞さんが好きだった。でもぼくは」
自分は来るべき未来を見据えているのだという光実。見ているものが違うのだから、理解されなくても仕方がないと。
「なに言ってるの」
「舞さんはぼくを許せないかもしれない……でもそれでいいんです。いずれはちゃんと、わかってくれる日が来ますから」

彼女がお前を理解する時はない。お前が理解されないのは、未来永劫変わらない……

しかし、微笑む光実の前に、唐突に現れる貴虎の幻影。
その姿は光実の耳元で囁き、次の瞬間には舞の傍らに立っています。
「うるさい!」
「ミッチ?」突然の大声に怯える舞。もはやその舞すら眼中に入らぬように、
「あんたは死人だ! ぼくの前からいなくなれ、幻め……っ!」と、ただ貴虎の幻影に向け、叫び続ける光実が怖いです。
幻影を見ているという自覚があるなら、舞の前くらい、取り繕おうよ。

沢芽市脱出

「…………」
どこから調達してきたのか、小さめの装甲車に乗り込む一同。運転席には鳳蓮、ナビには城乃内。
後方にうずくまり、虚空を睨むような湊さんの覚悟の表情が印象的です。
「そろそろ沢芽市を出るわ」
明るく静かな、人っ子一人いない、郊外の風景。停められた車から一同がバラバラと降りると、路上にはただ、市境付近にフェンスやコーンのような障害物を並べただけの、簡単なバリケードが施されています。
走行の邪魔になるそれらを取りのけつつ、
「おかしいな。この辺りで沢芽市は封鎖されたわけじゃ……?」首を傾げる一同。そこへ、
「自衛隊なら撤退したよ」訳知り顔に口を出す凌馬。「安全地帯の防衛のためにね」
「安全地帯の防衛?」それはつまり、沢芽市の外でもヘルヘイムの侵攻が始まっていることを意味します。はっとなる一同の顔を楽しそうに見渡し、
「当然だよ! 今や全世界に、クラックが開きまくってるからねえ」と変なアクションしながら言う凌馬。
「誰のせいだと思ってるんだよ!」
「ん?」怒鳴られ、笑顔で振り返る凌馬。ここのところの長台詞はよく憶えていません。

クラックが開きまくっているのは、オーバーロードがヘルヘイムの侵食の勢いを早めたためで、
オーバーロードがそんなことをしたのは、アメリカが沢芽市に戦略ミサイルを浴びせたため。
戦略ミサイルが沢芽市に向けられたのはユグドラシルがオーバーロードの手に落ちたからで、
ユグドラシルが落ちたのは――。

「……ぜんぶわたしのせいだ?」はじめからわかっていたくせに、今気づいたというように笑い出す凌馬。「わっはっはっは! ……湊くん? ぜんぶわたしのせいだ!」
「…………」おどけて顔を覗きこんでくる凌馬を、苦い表情で黙殺する湊さんがお気の毒です。
さんざん湊をからかっておいて、自分の言葉に憤っている一同の顔を、見渡す凌馬。
「ユグドラシルタワーを奪還すれば、事態は収集できると? そりゃちょっと見通しが甘いんじゃないかな」
「なんだと?」気色ばむ紘汰。
「おかしいと思わなかったのかい? あのレデュエとかいうオーバーロード……」
あの時、無数に飛来したミサイルを、一瞬のうちに消す(発射した国へ返したようですが)というすさまじい力を発揮してみせたオーバーロード。それだけの力を持っているのに。
「それがなぜ、きみ一人に苦戦する?」
「それは」
口ごもる紘汰に代わり、前へ出る戒斗さん。
「レデュエよりもっと、強い奴が控えてる、ってこったろ」
毎度思いますが、脳筋の戒斗さんより、頭をつかうことが苦手な紘汰なんだなあ。ナンバー2としての光実に、帰ってきてほしいです。

切り札

ユグドラシルタワー、ベッドの部屋。
暗がりに横たわる人々のなかには、ラットのベッドと、リカのベッドもあります。生体エネルギーを吸い取られ続ける二人に屈み込み、ため息をつく光実。
「ああ……、ぼくの言いつけを守らなかったから」せっかく、方舟に乗せてやろうと思っていたのに。
「済まなかったな」その背後に立ち、白々しく詫びるレデュエ。「守りたい人間だったんだろ」
「いいんだ」身を起こす光実。「二人とも自業自得だから」
「……いいね、かつての仲間に対する冷酷さ」嬉しそうに言うレデュエに、心外だと言いたげに振り返る光実。「兄を越えたことでお前は、見違えるほど強くなった。葛葉紘汰も、あと一息で始末できたろ?」
言外に、なぜ見逃したと責める響きがあります。背を向ける光実。
「いいんだ。あいつはいつでも始末できる……!」
「甘く見てはいけない。あの男は、智慧の実による祝福を受けている。確実に勝てる方策を立てろ」
舞を利用して、罠にはめろというレデュエ。
「なんだって?」
「あれは、使い道次第で最高の切り札になるぞ……?」
そっと光実の背後に立ち、囁きかけてくるレデュエが怖いです。さすがにこんな時には、光実がちゃんと、正気に見えます。
「舞さんを戦いに巻き込もうって言うなら、きみとぼくとの仲も、それまでだ」
「ははは、冗談だよ」色をなして抗議する光実に、なだめるような手振りを見せ、離れていくレデュエ。

郊外

装甲車の運転席。荒れ果てた窓外の風景を見ながら、
「もうこのまま世界は終わっちまうのかな」と嘆息する城乃内。
「バカなこと言ってないで。ちゃんとナビしなさいって!」と鳳蓮の叱責が飛びます。
「あはい。あ、あれ?」ロードマップのページがめくれず、そのまま取り落としそうになる城乃内が役立たずです。
「もうっ。貸しなさい!」
その時、彼らの視界に飛び込んできたのは――。
「インベス!」息を呑む城乃内。
「やってくれるじゃないの」不敵な笑みを見せる鳳蓮。周囲を取り巻くのはおびただしいインベスの群れ。

「ああああもう、なんでこんな時に」ぼやきながら車を降りる一同に、
「車を守れ。ここで立ち往生するわけには」と戒斗さんの声が飛びます。頷き、一列に並んで同時変身する鳳蓮、城乃内、紘汰、戒斗。
たちまち始まる乱戦をめったにない機会と喜び、せっせとビデオ撮影を始める凌馬。
「おお、いいデータがとれそうだ!」
「プロフェッサー! 何やってるんです」湊に叱責されても、
「貴重なサンプルじゃないか」と口を尖らせます。子どもか。

ここは任せて(1)

テンポよくインベスたちを切り伏せていく一同。しかしその大半が上級インベスであり、またその数も後から後からわき出てくるようできりがありません。皆の疲れを見て取ったのか、
「(ここは自分たちに任せて)早く、お行きなさい!」と鎧武に叫ぶブラーボ。
「おっさん! そんな、無茶だ……!」
「たった二人でどうするつもりだ!?」とバロンも聞きとがめます。
「ふん、この程度の修羅場」面の内で笑っているらしブラーボ。そこへ襲いかかってきたインベスを切り伏せ、まだ躊躇している鎧武に「……あんた達がさっさと行けば、それだけワテクシ達も逃げられるの!」と怒鳴ります。
だから。
「早く行きなさい!」
「でも」
「葛葉」
バロンに促され、その場にグリドン、ブラーボを残し去る鎧武。

走って行く車を見送り、青空の下、背中合わせに立つグリドン、ブラーボがかっこいいです。
「……なんかかっこつけちゃったけど。マジでまずくないですか」
「ここが根性の見せ所よ、坊や。……気合入れていくわよ!」
「りょーかい」

CM。オロナミンはこれ、いつも思いますがゴレンジャーっぽいです。

王との対話(1)

森の奥、石の壁に隔たれた、ロシュオの王座。
そこに据えられた棺には、ユグドラシルタワーから送られる生体エネルギーが注がれ続けています。
「……世界を治める力を二度もこの手に掴んでおきながら、失われた命には届かないというのか……」
慨嘆しつつ、棺を覗きこむロシュオ。
「黄金の果実よ。万能の神の力を持つのではなかったのか。なぜ福音が愛しき者に届かない……?」
その時現れた光実に、不機嫌に振り返るロシュオ。
まあこんな愁嘆場にいきなり入って来られたわりには落ち着いています。
光実はアポとるとか、チャイムを鳴らすとかしましょう。
「……何の用だ少年」
「人間を見極めたい。そうあなたは言ったよね? そのために彼女を連れてきた」
「……?」光実の背後に立っている少女、舞にまじまじと目を向けるロシュオ。
「レデュエはぼくに人類の支配を任せた。そのぼくが、ただ一人価値を認める人間が彼女だ」
「ミッチ?」
「それを、わたしの手に委ねると?」
「レデュエは信用できない」

それは元からのはずですが、舞を切り札に使えというレデュエの言葉に、よほど腹がたったのでしょうか。

「だが、わたしがその少女を守ることに、価値を見出すと?」自分のことは信用するのかと問いただすロシュオ。
「あなたは誇り高い王だ」
「知ったふうなことを」
「もしもあなたが彼女を認めないなら、もう、人類なんてどうでもいい」自分の望みは舞を守ることだけなのだと再び示し、叶えられないならオーバーロードとの協力関係も解消だ、そのくらい重要なことなのだと強調する台詞。
押し黙り、また自分の思考へ落ちていくロシュオを見届けると、笑顔で振り返る光実。
「舞さん、すぐ、迎えに来ますから」

侵入

秘密通路入り口。
「うまく偽装してあるだろ、結構苦労したんだよ」と自慢気に指し示す凌馬。すぐにでも中へ入ろうとしている仲間に、おろおろと周囲を見回しつつ、
「なあ、ここでシャルモンのおっさんたちが来るのを待ったほうがいいんじゃないのか」と言う紘汰。
「悠長なこと言ってる場合か」それを咎める戒斗さん。「先を急ぐぞ!」
「そんな……」
「そもそも、彼らが無事であるという保証はどこにもないだろ?」横から口を出す凌馬に、さすがの紘汰も憤ります。
「あの二人は、おれたちを助けるために……・っ!」
それを制し、前へ出てくる戒斗。
「こいつの言い分は間違っていない」
「戒斗お前まで!?」
紘汰の抗議は無視し、そのまま、突然凌馬を殴り倒す戒斗。起き上がり目をぱちぱちさせる凌馬に、
「……これからは無駄口叩く前に殴られる覚悟をしておけ」と言い捨て背を向ける戒斗。
「……」その背後で、殴られてなぜか嬉しそうに、にやりと笑っているプロフェッサーがへんたいです。

王との対話(2)

石の棺の前。ロシュオの王座。
連れて来られたまま、ただ立ち尽くす舞を、不思議そうに見るロシュオ。
「恐怖を感じていないのか?」
「怖い」首を振る舞。
「……それにしては落ち着いている」

なんとなく、王妃の顔は、“始まりの女”と瓜二つである舞に、似ているのではないかと思っていました。
でも、ロシュオがノーリアクションなので違うようですね。

「あたしはただ捕まってるだけだから。でも。あたしの仲間はきっと。あたしを助けようとしてすごく危険なことを始めてる……それが怖いよ」
「お前の仲間が、危険を冒してまで? ……なぜそう断言できる」
「みんな、そういう人だから」
「だがあの少年も、元は仲間であろう。奴はお前たちだけでなく、人類そのものを裏切っている……それとも奴は違うとでも」
「一緒だよ。みんな同じように悩んで。笑って。踊ってきたチームだよ」
「お前の言い分は矛盾している」
その時、ロシュオを睨みつける舞が気丈です。
「……裏切られたからといって、信じちゃいけない理由にはならない」
「?」
「あたしはミッチを信じてる。どんな理由で、どこで間違ってるのか、知りたい……」そして、できれば元に戻ってほしい。
「愚かな」
「あなたは、一度でも裏切られたら、それだけで信じることをやめちゃうの?」
「当然だ」
「そう」ロシュオの傍らの棺を、一瞥する舞。「――だからこのお城は、こんなに空っぽなんだね」

ここは任せて(2)

潜入した内部は、まるで地下工場のようです。
辺りを警戒し進む一同の背後から、突如鳴り響く警報。
「!?」
振り返れば、スイカアームズの一隊が駆けつけてきます。
「……あれは」
驚く紘汰に、なぜか得意気に、
「ああ。侵入者対策で、無人の迎撃システムがあってねえ」と解説する凌馬。
「なんで先に言わないんだよ!」
「プロフェッサー。解除は」問いただす湊にも、
「ああ……内側からなら簡単だけどね」外からじゃどうしようもないとへらへら笑っています。
「ザック。おれたちで食い止めるぞ」決断の早い戒斗の声に、
「ああ」と頼もしげに前へ出るザック。そして、
「わかったわ」と頷く湊。すっかりチームバロンになっちゃってます湊。
三人同時変身。その時発射されたスイカアームズの砲撃をかわし、巻き起こる焔を背に手すりから下へ飛び降りるバロン、マリカ、ザックがかっこよくてCM!

「……っ!」
薄暗い隘路での戦闘。敵も数をたのみにバロンたちを取り囲むことはできませんが、バロンたちとしても、距離をとり回りこむなどのアクションが一切とれず、固いスイカの装甲にいちいち真っ向勝負を挑むよりほかはありません。
そうこうしながらも、援軍が追いつく様子にきりがないと悟るバロン。
「葛葉。貴様は先に行け」
「戒斗?」
その時頭上から飛来してくるスイカアームズの一体。すかさずそれを斬り伏せ、紘汰をかばうと、
「もたもたするな! 早く舞を救え!」と怒鳴るバロン。
「道案内はわたしに任せ給え」と凌馬も口添えします。
「――っ!」躊躇しつつも、踵を返す紘汰。

それを見送りもせず、
「ザック。これを使え」と倒れたナックルへ、スイカのロックシードを投げ与えるバロン。
「こいつは。……はっ!」
たちまち出現するスイカアームズ。しかしザックの変身したそれは、元のくるみアームズ同様、両手にも巨大なスイカグラブが装着されています。両手のスイカで殴って殴って殴りまくるナックル。
「……いけるぜ! おうりゃ!」
次から次へと現れる相手へ、向き直る三人。

観察

植物に侵された通路を走る、凌馬と紘汰。
「随分と奇妙な道中になったな。まさかこんなところで日頃の恨みを晴らそうとしないでくれたまえ?」
「まだ何か企んでいるのか? ……そん時は覚悟しろよ!」
「そろそろだ。用心したまえ」
「……こんなトンネルを誰にも内緒で用意してるなんて。あんた、本当に誰も信じてないんだな」
「人との絆が役に立つ生き方あれば、何の役にも立たない生き方も、ある。わたしは後者を選んだだけだ」
「おれはごめんだね」
「そうかな」くすっと失笑する凌馬。「きみは絆で雁字搦めになってる」
「なんでそう思う!」

親友を、知らなかったとはいえこの手にかけた、という負い目。
化け物となった初瀬を止められず、また初瀬がシドに始末される様を見ているしかなかった、という負い目。
光実の裏切りと暴走を止められず、今に至っても自分さえ事態を理解していればと悔やむ心。
そのために、光実が実の兄に手にかけることも、むざむざ見過ごしにしてしまった。
わかりあえたと思った矢先の貴虎を失い、光実を戻れない道へ追いやり。
そして今、ペコを傷つけ、舞をさらった光実を助けに、こうして走っている。舞を奪還するために、走っている。
既に鳳蓮を、城乃内を、戒斗とザック、湊を犠牲にして、それでもなお。
凌馬の言うとおり、そういう見方をすれば確かに、紘汰は絆に雁字搦めになっています。

「……きみは冷酷な人間になれば、今抱えてるすべての苦悩から解放されるんだよ?」
「冗談じゃない!」

その時、植物の繁茂がいっそう激しくなり、気味悪げに周囲を見回す紘汰。

「こいつは……」
「いよいよ敵の縄張りというわけだ」笑う凌馬。「ここからは腹をくくるしかない」

二人が走り去っていった後で、植物の実の一つが、静かに光ります。

***

「……?」
ベッドの部屋。手にした錫杖の飾りと思われた木の実が、怪しく光り、低い警戒音も聞こえます。
顔をあげるレデュエ。どうやら木の実がセンサー代わりにも使えるようですね。
「ふん、侵入者か」

***

ユグドラシルタワー内部。見たことがあるような気がしないでもない広間。
そこを行く二人の前に、一体の玄武が飛び降りてきます。
「見つかったか。変身!」前へ出て行く鎧武。その背後で、行ってらっしゃいと言わんばかりに見送るだけの凌馬。

剣と剣。一対一。地力に勝るのは当然ながら、オーバーロードたる玄武のほうです。攻撃も硬い甲羅には刃が立たず、苦戦する鎧武。
「ふふふ、そんなものは効かぬわ!」
「……っ、あんたはまた見てるだけかよ!」
鍔ぜりで圧されながら、凌馬を振り返りどなる鎧武。
「……ま、ここまで手駒が少なくなったらそうも言ってられないよね」肩をすくめ変身する凌馬。レモンエナジーアームズ。
ゲネシスシリーズのなかではパワータイプのアームズです。力には力。
「ふふ、設計者自ら特別に注文したゲネシスドライバーの性能、見せてあげようじゃないか」
性能の差が戦力の決定的な差ではないことを教えてやると、昔誰かが言っていましたが。
デュークに変身した自らの姿を陶酔気味に眺めると、正面から向かっていって敵を圧倒します。
後退させた後は分身能力。4~5体のデュークが一斉に玄武へ襲いかかり――。

「……!?」
そして、混乱する玄武に向け、離れた位置から弓を引き絞るデューク。
一撃で倒れる玄武。

「こいつ、やっぱり……!」
「はっはっは、ちょっとだけずるいとは、わたしも思うよ。さ、後は任せる」
「え?」
「早く決着つけないと。お仲間が来ちゃうよ?」
「…………っ!」
まだ息がある玄武を仕留めろと、さっさと退くデュークに、絶句しつつカチドキとなる鎧武。
その姿へ、玄武の背から代蛇が首を伸ばし、喰らいつき、絡みつき、そしてくわえたまま振り回します!
「こいつ!」
フルーツバスケットオープン。いつもなら無数の果物のアームズが、それぞれに異次元から降りてくるのですが、今日はまとめて一つのクラックから列をなして現れ、それが虚空を飛んで玄武の大蛇を断ち切ります。
解放され、地面に降り立った鎧武は既に、極の姿。
痛みに苦しむ玄武へ向け、ブラーボの双剣を手に斬りかかります!

「ふーん……」そんな鎧武の戦いを眼を光らせ観察するデューク。その機能を、またデータ収集に使っているのでしょうか。

次いで、他のアーマードライダーたちのあらゆる武器を空中に召喚し、一時に玄武へ浴びせかける鎧武。
「極みアッパー!」
最後はナックルの手で殴り倒し、火縄橙DJ銃でとどめを刺します!

「……」
その戦いを背後で見つめているデューク。変身を解き、凌馬の姿に戻ります。

(やはりふさわしい力だ、この性能、何としてでも解析しなくては)

何にふさわしいのかは聞き取れませんでした。黄金の実に?
紘汰が今回、
「まだ何か企んでいるのか」と前フリしてましたが、まだまだ、腹に一物も二物も抱えていそうなプロフェッサーが不気味です。

そして、相手がオーバーロードの王であろうがなんだろうが、信じる一辺倒でポジティブパワーをぶちかます舞が、いつでもどこでも強弱で判断する戒斗さんと同類に見えてきました。戒斗さんといる時の舞が一番乙女してるんですよねえ。

そして、例によってすべてをかっさらっていく次回予告。誘惑と裏切りの蛇、裕也の登場(映画の裕也が良かったので楽しみです)、そして、紘汰が。
グリッタ嬢と同じ目をしている……!
今週の代替わり。えええええこんな展開!? 強いよ陛下強いよ((((;゚Д゚))))
関連記事

style="clap"
2014.07.27 11:42 | gaim 鎧武 | トラックバック(-) | コメント(-) |
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。