LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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製作陣の顔ぶれからこうなるだろうという予測はありましたが、やはり名推理を披瀝するシーンが「ドライブ」にも登場。
能ある鷹が爪を隠す、昼行灯タイプの名探偵というのも予測通りです。
謎解きは大好きなのでバッチコイなのですが、しかし前半の作り方がいかにも「がむしゃら・熱血・新人刑事ドラマ」の作り方なので、ちょっと合わない気がしないでもない。長身の進ノ介が街を走るシーンとか、うっかり太陽に吠えてしまいそうでしたよね?
あと、気取った台詞も進ノ介のキャラクターには、合ってない気がしないでもないです。茫洋とした台詞はすごくいい味出てたのに。ていうか「W」の翔太郎がきざな台詞が似合いすぎなのです。
そして採取した証拠物件を、いつまでも一人の刑事がポケットに入れてちゃいけないと思います。
まあそのうちこなれていくのでしょう。なんだかんだ言いつつ楽しみにしています。


Fire / Jon Glittenberg


そして、ベルトやシフトカー、霧子の秘密に薄々気づいていながら、早くも第二話にして息の合った戦いを見せてくれた進ノ介の鷹揚さに、魅力を感じています。

そして高岩さん。立ってるだけで美しいとはこんちくしょう。
変身ベルトは燃え上がる洋館の夢を見るか

燃え上がる邸宅。広間には銃撃の結果か、家具調度が破壊され惨憺たるありさまです。
そのなかで唯一、息のある男が喘ぎつつ起き上がる、その視線の先で、庭に面したガラス戸を破り、現れる影。
怪人たちの一人は中に踏み入りながら人間体となり、赤いコート姿で、微笑みつつ“男”を見下ろす。
「死ねない……まだ、死ねない……こんな奴らを野放しにしたままで……」
悔やみつつつぶやく男の声も、燃え盛る炎も、すべてが奇妙にゆっくりと、気だるげに――。

「――夢か」
眼を開くベルトさん。前回の秘密ピットに安置されたまま、眠っていたようです。
冒頭のシーン、まるで夢の中のような描写だなと思ってたら夢でした。
「……ベルトになっても、面倒な性質が残ってるな。霧子、進ノ介は捜査かね」
「いえ。サボりですね」
「なんだって」
「連絡つかないんです」
「エンジン切れるのが早すぎないか」

「いいの、進ちゃん。まだ勤務中なんでしょ」
運転免許試験場食堂。ぼんやりと飴ちゃん<ひとやすみるく>をつまんでいる進ノ介へ、後方のテーブルを陣取った女子職員二人が声をかけます。積み重なった空き箱からすると、ものすごい量を食べています。ミルキイみたいな味がするんでしょうか。
「これも勤務さ……」
「うっそだあ」口をとがらせる女子職員。「特状課の人って何やってるかわかんないとこあるよねえ」
「だよねえ」紙ナプキンで口元を押さえつつ頷くもう一人。
適当な返事の後、またぼんやりと、物思いにふける進ノ介。

変身し、走れた……化け物も倒せた。
でもまだ、なんっか、進みきれねえ。


「ああ……考えんのやめるか」
その時、トレイをもって席を立った女子職員たちの間を、かきわけるように登場した霧子。
「ハンター。Go! です」びしっと進ノ介に指を突きつけると、至近距離からパトカーのようなサイレン音。
進ノ介が積み上げた飴の空箱と包み紙の山の中から、飛び出してくる白黒の小さな車。
「シフトカー? パトカーなの」
屈みこんで見入る、その肩に、霧子の手がぽんと置かれます。
「おわああああっ!」跳ね起きて走りだす進ノ介。
「まてえエエっ!」後を追い食堂を疾走する霧子。



「ちょっとお。待ちなさーい!」試験用コースを逃げる進ノ介、追う霧子。
仮設の信号機が赤になり、道の両側で、足踏みする二人。
「逃がしませんよ!」
青になった瞬間、猛スピードで飛び出し、霧子などは車道の車を飛び越えていく勢いなので、コースを走っていた試験官も怒声をあげます。
「こら、お前ら!」
「どわああああ」叫びながら逃げていく進ノ介。
「はっ!」坂道の上から高いフェンスを一飛びで越え、進ノ介の前へ見事な着地を決める霧子。
「お前、何なのその身体能力」
「待て!」

回りこまれて引き返す、進ノ介の進路を横切るように走るシフトスピード。走りつつ敷いたフリーウェイの両側に、ミニフェンスを立てていくので、気づかず躓いた進ノ介の身体が倒れこみます。
「確保です」
歩み寄って、手錠をかける霧子。
「痛い痛い痛い! ……ちょっとお、ひどくないか」
「ひどいのはあたしが冷たいって言った泊さんです」
「だってお前が笑ったとこ見たことねえ」
起き上がり後ろ手に進ノ介を絞り上げる霧子。「あなたを逃がしません! ……ドライブは誰にでもなれるわけじゃないんです」

街角。赤いスポーツカーの回りに屯している青年たち。背後から近づいてきた赤いコートの男に振り返ります。
「何だお前」
「……友だちに会うんだ……車をくれ」
「うおっ!」
一撃ではねのけられる青年たち。徐ろに運転席に収まり、車を走らせるロイミュードの幹部、ハート。
その背後で、今頃打ち付けられた建物の壁から跳ね返り、地面に落ちて倒れる青年たち。ここでもどんよりが起こっていたことがわかります。
「さあて、どこへ行くかな? おれの友だちの……は」

不信

秘密のピット。いくつものシフトカーに、吊し上げを食らっているような進ノ介。
その背後でベルトの声がひびきます。
「シフトカーたちはすべて人間に奉仕する存在だ。そのパトカー、ジャスティスハンターのように」
「このピットにも数台待機しています」
「彼らシフトカーと真逆の存在が、人類に破滅をもたらすもの、ロイミュードだ」
「ロイミュード?」
「頼む、進ノ介。秘密の戦士・ドライブとして、ロイミュードと戦ってほしい」
ベルトの声に、傍らで頷く霧子。両者を見て、しかし、
「……乗りきれねえんだよなあ、どうも」と嘆息し、立ち上がる進ノ介。
「なぜかね」
「ベルトさんやシフトカーの力で、重加速の力とタメで戦える。……てことはつまり、あんたと敵には深い関わりがあるということだ」
昨日の体験を思い起こしつつ、赤いスーパーカー、トライドロンに屈みこむ進ノ介。
「ん、うん・・・・・・・」
「下手すりゃ出処は同じかもしれん。……そうだろ? おれ、頭がモヤモヤするといろいろ止まるたちでさ」
黙りこむベルトを一瞥し、秘密のピットから出ていこうとする進ノ介。
「待ってください!」呼び止め、近づいてくる霧子。「シフトブレスとこれだけは、ちゃんと持っていてください」
手渡されるのは、ベルト装着時にシフトカーを収めるホルダーです。その真剣な顔を見つめ返し、
「……誰にでもなれるものじゃない、か。霧子もドライブに?」
「なれるものならなってます!」苛立ったような霧子。「だから泊さんには頑張ってほしい。それに、事件はまだ片づいていないって言ったのは、あなたじゃないですか!」
「わかってる」真顔になる進ノ介。「だがその前にもう一つだけ、片をつけておきたいことがある」

「せっかくこれ書いたけど、事件解決かなあ?」
特状課。入り口から<連続赤色化殺人未遂事件対策本部>と記した紙を剥がしている本願寺。
そこへ霧子が戻ってきます。
「なんで赤色化事件なのにい、字がターコイズブルーなんですか」ツッコミを入れているのはりんな。
自分のラッキーカラーがターコイズブルーだと答える本願寺に、心ない合いの手を入れます。
「ま、あとはこいつを捕まえたら終わりだな」立ち上がる追田。手にかざしているのは容疑者・増田信夫の写真です。「あんたらみたいな胡散臭い部署の力は借りねえよ!」
「なんて失礼な人だ! ね、皆さん!」
「そうよ!」
抗議する西城とりんな。口答えする追田。
「ああ……このチームはお先真っ暗だなあ」そして、いがみ合う彼らを見てため息をつく本願寺。「泊ちゃんは例によっていないしもう」
憂い顔の霧子が目をやった進ノ介の席には、飴の空箱がいくつも並んでいます。

友の戦い

静かなカフェ。窓外に大きなエンジン音が響きます。
カップを置き、赤いスポーツカーが停まったのを見下ろすメガネの男。
まもなく車の主が店内に現れたのを見て、
「ハート」と声をかけます。「あなたはほんとうに自由で、無警戒で、目立ちたがり屋だ」
「たまには笑顔で迎えろよ、ブレン」
苦笑しつつ近づくハート。やかましいアメ車に乗ってきたらこう言われても仕方ありません。同じテーブルに腰を下ろしつつ、
「029に新しい身体をくれてやった」と告げます。聞いて眉を顰める眼鏡の男は、やはりロイミュード幹部・ブレン
指をこめかみの近くで軽く動かすと、背後の席の客が
「あれっ!?」と声をあげます。「何だこのアプリ」
ブレンが勝手に、その客のスマートパッドへ信号を送ったのです。
戸惑ったままの客の手元を覗き込み、表示された地図と、点滅する光点を確認して
「見つけた」とつぶやくブレン。「復活しそうですよ」
そう告げられ、満足気に微笑むハート。

モデル事務所、<エレガント・エージェンシー>。
事務員が退席した隙を盗み、登録されたモデルの情報をPCで閲覧する紫の小さな車。
やがて目当ての物を見つけたのか、再びその場に実体化した029は、おもむろにまた、フードをかぶります。

梓弓病院。
屋上で手すりにつかまり、歩行訓練をしている男。しかしけがをした片足がほとんど動いておらず、やがて態勢を崩して
「いてて! いってえ、あっ!」と悲鳴をあげます。
「大丈夫か」慌てて車いすを寄せ、男の腰を抱えて座らせる進ノ介。「無理すんな、早瀬」
「六ヶ月リハビリして、こんなもんさ」やや自嘲気味に車いすの上で膝をさする早瀬。「でも、これでも相当治りが早い方なんだって」
「だがもうお前は刑事には戻れない。おれのせいだ」

あの日のおれの銃弾が――あれはどんよりのせいだけじゃなかった。撃つには危険な距離だった。
だが当てる自信があった。


「おれはそんな自分のおごりが、今でも許せない」

頬杖をつき進ノ介の言葉を聞いている早瀬。その背へ向け、なおも悔恨の言葉を連ねる進ノ介。
そして、そんな彼らの様子を屋上の片隅で窺う、シフトスピード。

「おれのおやじもデカだった。いつも言ってた、『警察官の肩には、大いなる責任が乗せられてる』って。だから」
「だったら」打ち切るように声を上げる早瀬。「お前のその責任感を、他に向けろよ。おれだって元警察官だ。おれに悪いと思うなら、動けるお前が代わりにおれの分まで、市民を守れ」
笑顔で言うのがいい男です。
「早瀬……」
友の真意を悟り、その顔を見つめる進ノ介。
その時早瀬のポケットから何かが落ち、屈みこんで拾う進ノ介。
「悪い。痛みが出た時に呑む、鎮痛剤だ」
PTP包装されたアルミフィルムがいくつか破られており、何錠かはすでに呑まれた後のようです。それをまじまじと見つめる進ノ介。

――事件現場で拾い上げた二つの証拠物件。

進ノ介の脳が高速回転を始めます。容疑者、被害者、証拠物件。自分を締めあげたあの怪人、ロイミュードはあの時、
「活きが良さそうなやつだなあ」と、そう言った。
増田の写真を見て、自ら対峙した怪人とは「体格が違う」と指摘したベルトの声。

「つながった!」
「え?」不審げな早瀬に、
「脳細胞が。トップギアだぜ!」と叫び、ネクタイを締め直してみせる進ノ介でCM。

ハズレと言われた人の立場

「また赤色化した被害者が出ました!」
特状課。集まった同僚たちを前に、
「タレント事務所に所属するモデルです」と被害者の説明を始める霧子。
「増田の野郎!」飛び出していこうとする追田。
その眼前で入ってきた進ノ介の、その襟元に、霧子が目を留めます。ネクタイの締り具合。ギアが入ってる。
ものも言わずホワイトボードまで進む進ノ介は、過去の被害者の写真をまとめ、赤いマジックの線で囲みます。
さらにその上に書き加えられる×印。
「おい? 進ノ介、何の真似だそりゃあ?」声を上げる追田。
「殺人未遂事件っていうのがそもそも間違いだったんですよ。この人達はぜんぶハズレだ」

意味がわからずただ聞き入る一同の前で、さらに続ける進ノ介。

「増田信夫――」と、被疑者の顔写真を丸で囲みます。「この人は当たりだった。だからさらわれて、顔をコピーされた」
「人体が目当てだったってこと?」顔をコピーされた、という進ノ介の奇妙な発言にもついていってるのは流石な沢神りんな。
「その通り。犯人は優れた、健康な人間の肉体を求めている。現場に残されていったのはハズレとみなされた人たちばかり。あの赤い肌は、失格の烙印なんだ!」

歩き回りながら推理を説明している進ノ介。それが事件の真相なら、なんとも失礼な犯人です。
ていうか「W」なら、
「きみの推理が正しいとして、赤くする必然性がないよ、翔太郎」と突っ込まれそうです。なぜただ捨てておくだけではいけないんだい?

「どど、どうしてそんなこと、わかったんだい?」驚く西城。
「一昨日の被害者、あの二人の前に落ちていたゴミだ」と、集めた証拠物件をかざす進ノ介。「どっちも薬を入れるものだった。一つ目は風邪薬の包み紙。もう一つはアレルギーの薬の台紙の裏地」
「体調が万全でないと判断した相手はその場に放り捨てられた。それが被害者たち!」と霧子。
「おれたちが連続殺人未遂と思っていたのは、誘拐事件の食べ残しだったんだ! ほっとくと人間がさらわれ続ける」
「おい、待てよ!」進み出る追田。「一昨日の被害者、目が覚めた時に、一緒にいた彼女がいなくなってたって証言してたぞ」
「現さん! ここ一週間の行方不明者、洗えるか?」
「誰にモノ言ってやがるんだよ!」すれ違いざま進ノ介の肩をたたき、飛び出していく追田。
「じゃ、ぼくもその線でネットの噂あさってみる?」と言う西城に、頷く進ノ介。
「問題は犯人の潜伏場所だ」
「おそらく、増田信夫さんの居住地域の付近でしょう」と霧子。
「そ・こ・で!」その霧子の肩を抱くりんな。「あたしの機械の出番よぉ! 犯人が重加速を起こしているなら、反応の濃い場所があるはずだし」
「あのかっこわるいピコピコか。……でもま、仕方ねえ」
「こらあ! かっこわるい言うなあ!」
ばたばたと配置につく捜査員たち。それを見て
「あれれえ? 案外回るとすごくないこのチーム?」とほくそ笑む本願寺。

捜査

秘密のピット。トライドロンに乗り込む進ノ介。
「進ノ介。片はついたようだね」
「なぜそれを?」
「このシフトカーを通して、きみと早瀬・元刑事とのやりとりを見ていた」
顔を上げると、そこに所在なげな霧子が立っています。
「霧子!」
助手席に霧子を乗せた進ノ介に、ベルトが声をかけます。
「さあ、行こう。きみの仲間、特状課とシフトカーの探索能力を信じて」
ゆっくりと地上へ持ち上げられていくトライドロン。
やがて快いエンジン音を響かせ、路上へと滑り出ていきます。

聞きこみを続ける追田。
次々とキーボードを叩きネットの海を彷徨う西城。
ピコピコヘルメットで街をうろつくりんな。
仲間たちの捜索風景とともに、助手席の霧子へ、電話が入ります。追田から、西城から、りんなから。
「はい。はい。ありがとうございます。遊園地ですね? わかりました。 ……泊さん! ここです」
「わかった」
ナビの画面を一瞥して頷く進ノ介でCM。もうわかったとか優秀すぎませんか。

救出

夢の宮遊園地。門前には<閉園のお知らせ>と題された案内が出されています。
人気のない園内を、走り回る進ノ介と霧子。と、中にブルーシートをかけられた遊具を見つけます。性急にめくり上げる進ノ介。
「さらわれた人たちだ……」
ブルーシートの中はメリーゴーランド。その馬やフェンスに、それぞれしばりつけられたまま意識を失っている男女。
一人は増田信夫。もう一人は公園で発見された被害者の彼女です。
他の被害者の姿も見られ、それぞれに救出を始める進ノ介と霧子。
「まだ生きてる」
その時、シートの外から声が響きます。

「人間を取り戻しに来たのか?」

「あの声。やっぱり生きてやがったな? 怪物め」
決然とブルーシートを引き下ろす進ノ介。
そこに立っていたのは若く美しい女です。今救出したばかりの少女と、同じ顔の。思わずメリーゴーランドを振り返る進ノ介。
「構わんぞ。もう必要ない。そいつらの優れたパーツを、すべて我が身に取り入れた」
勝ち誇るように立ちはだかり、次には増田へと姿を変える女。
「あの男からは顔を。あの女からは髪を。おれの肉体は素晴らしい!」感極まったように雄叫びを上げつつ、ロイミュード029へと变化する女。
しかしその姿は、以前のものとは似ても似つきません。明らかに大きく、力に満ちたその威容。アイアンロイミュード。
「進化した!」
たちまち沸き起こる白い閃光、吹きつけられる重加速粒子から、顔をそむける進ノ介。
時の流れが極端にねっとりと重くなり、飛び立つ鳩すらもその影響からは逃れられません。

「うわ、どんよりだ!」
そして遊園地周辺の人々も。
「またこれか?」
「ほら、これよこれ! ね」
「ああああ嘘だ嘘だ! おれは信じねえっ!」
パトカーに乗っている追田、りんな、西城も。
不思議な現象に驚き、声を上げます。
「なんて、頑固な人だ……」
そして声を上げつつ、顔を見合わせるりんなと西城。

検知

静かなカフェ。しかし今や、どんよりを感知した人々で騒然としています。
「来ましたね」顔を上げるブレン。立ち上がるハート。「……これはかなりの力に覚醒したようです」
「会いに行こうか」言って怪人に姿を変えるハート。
立ち上がり、同様に姿を変え、
「わっ!」悲鳴を上げる他の客のテーブルから、スマートパッドを取り上げるブレン。さっきからひどいです。
そうして邪魔な人間をこづき、出て行く二人。

遊園地。
「新しい人間を、街に捕まえに行くとしようか」勝ち誇る029。「きっと、更なる存在になれる!」
「街の人がヤバイ!」
「追ってください!」

呪縛が解け、走りだす進ノ介。しかしその前方から射撃音が起こります。

「!」身をすくめ、顔をあげます。「また仲間か」
嘲笑うようなスパイダーとバット。胸の数字を見るに、前回撃破したのとは違う、新手のようです。
二人がかりで蹴られ、コンクリートに投げ出された進ノ介の背後から、援護射撃しながら走り寄って来るトライドロン。
敵が怯んだ隙に乗り込みます。
バットが羽を広げ、スパイダーはその脚に取り付き、029を追うように飛び去っていくのを見据える進ノ介。
「やってくれるのか、進ノ介」
ベルトを手に取り、
「やつに追いつけるのも、走れるのもおれ一人。だったらやるしかないんじゃない」と装着します。「もう考えるのはやめた。おれは警察官だ。親友のぶんまで走るだけだ!」

Go! Start your engine!
一気に加速する魂。エンジン。
「変身!」叫びつつシフトスピードを手に取る進ノ介。ドライブ・タイプスピード。
そのピットサインみたいな親指立ては変身ポーズなのでしょうか。毎回横顔を見る度中に高岩さんが透けて見えないかとどきどきします。

疾走するロイミュードたち、しかしトライドロンとドライブの敵ではありません。
追いつかれたと知りさらに加速する029。路上駐車の車を寄せて道を塞ぎながら逃げていきます。
思わぬ妨害に顔を上げるドライブ。華麗に障害をよけ、トライドロンを走らせます!
「ふん!」
傍らの立体駐車場に潜り込み、ちょうど通路を上がってきたトラックに取り付いて、ドラム缶を転がし落としつつ銃撃するバット。
狭い通路で、しかし炎上し転がってくるドラム缶をも華麗に躱し、螺旋に昇り続けるトライドロン。
「むん!」
今度は029が上階より、その通路を叩き壊します。落ちてきたコンクリート片を屋根に受け、さすがに車を停めるドライブ。
「調子に乗りやがって!」
「タイヤでトライドロンを強化しよう」フレア、スパイク、シャドウを一気に召喚するベルト。「タイヤフエール!」
それぞれのタイヤが急速回転し、トライドロンを圧するコンクリート片を打ち砕き、跳ね飛ばします。
「!」
再び走り寄ってきたトライドロンに驚き振り返る029。
穿たれた大きな穴をトライドロンが飛び越すのに合わせてひらりと身をかわします。
屋上に達したところでバット・スパイダーより火弾の雨。それすらもかいくぐり走るトライドロン。
「行くぜ!」
それぞれのタイヤからの攻撃で、宙に留めつけられたように動けなくなる敵へ、トライドロンごと宙を舞い、打ち砕くドライブ!

「……後はあの筋肉野郎だけかな」
外の車道に着地して、駐車場を後にします。路上に落ちた、2体分の数字を跳ね飛ばし。

撃破

「なんだこれ」
「あっ、ああっ!」
「……どんよりかも」
市街地。重くなった身体をうまく動かせず倒れこむビル清掃員。
どんより情報を確認しようと(通報しようと?)スマホを覗きこむ若い女性。
「活きが良さそうだな。おれと来い!」その女性に向け、下手なナンパよろしく手を伸ばす029――。

「どこのカントリーボーイだ? お前」

ツッコミとともに現れたのはドライブ。
停めたばかりのトライドロンから降り、ドアを閉める仕草が優雅です。わたしなら断然こちらです。
「……なってねえなあ。レディーのエスコートの仕方も知らねえのか」赤いスポーツカーにもたれ、おもむろに腰に手を当てるドライブが美しい。
ここ、紗とかキラキラとかの効果入ってるかと思いました。
もしくはスローモーションとか。
我ながら便利な目です。

「ふっ!」
走り寄って来る029。迎えるドライブ。激しいパンチの応酬が始まります。BGMはOP。
相手の腰を抱え上げ、高みから中庭に据えられたテーブル席に叩きつけるドライブ。
飛び起きる029が伸縮自在な腕を、鞭のようにドライブへ向けしならせます。
「!」
辛くも避けたドライブ。029が巨大な建物の外柱を打ち砕いたのを見て、
「危ない」と緊張します。
動くことすらままならない人々の頭上へ、ゆっくりと落ちかかってくる屋根や柱――。
レバーを入れ素早く移動するドライブ。倒れかかってくる柱の影から、数えきれないほどのパンチのラッシュで粉々に打ち砕きます!
さらにタイヤ交換。ミッドナイトシャドウ。
Midnight Shadow、という文字がドライブの胸に装着されたタイヤの縁に現れ、消えます。先週は気づいていませんでした。
「はあっ!」
今度は一転、重いパンチを相手の胸に、腹に打ち込むドライブ。
よろめいた隙に、
「シャド、シャド、シャドウ!」
紫色の攻撃イフェクトを一つ、二つ、三つと投げつけます。
しかしそれでも怯まない029。腕で防ぐや、再びドライブへ歩み寄ってきます。伸びるパンチの連続に、よけきれず倒れるドライブ。

「こないだの怪物とは段違いだ!」
「やつの動きを封じろ」とベルト。
「……それなら得意なやつを知ってる」起き上がるドライブ。鳴り響くサイレンに、「来たぜ!」

フリーウェイを宙に敷きながら現れた白黒のシフトカーは、まっすぐ029に突っ込んで牽制した後に、ドライブの手元へ。
「パトカーの援軍ってのはほっとするねえ。オッケー、ハンター。ひとっ走り付き合えよ?」
ペットに話しかけているようでなんだか和む光景です。
タイヤ交換。ジャスティスハンター。
手に現れたのはジャスティスケース。エアエレメントのように見えないこともない。それを盾のように両手に持ちつつ、029の攻撃を防ぎます。
そうしながら手を振り回し、相手の頭上に叩きつける。攻防一体の便利な武具ですね。
「こゆこと?」
なんとなくジャッキー・チェンが、お鍋の蓋で戦ってるところを連想してしまいましたが。

029が倒れこんだところでレバーをさらに入れると、
「ハン・ハン・ハンター!」
大きくなったジャスティスケースが029の上に屋根と広がり、周囲に鉄格子を巡らせてその身体を内部に捕らえます。即席の檻を中から打ち砕こうにも、電流が走り、動けなくなる029。
「必殺・フルスロットル! ハンター!」
高らかなベルトの音声とともに、現れたいくつものタイヤによって加速されたドライブの身体が、捕らわれた029へと一直線に突っ込んでいき、解けた檻のなかに立ち尽くす敵を撃破します。
「でぃやああああっ!」
「……まさかお前は、仮面ライダー
喘ぎつつ指を突きつける029。
「仮面ライダー?」
振り返るドライブ。しかしそれ以上説明する余裕もなく、断末魔の叫びとともに爆散する029。
とっさに炎を避けるドライブが可愛い。

その身体から、029の刻印だけがまた、宙に浮かび上がります。

それを見上げながら、
「今度こそ初陣を飾れたな、ベルトさん」と微笑むドライブ。
「ありがとう進ノ介。改めて、きみに依頼したい。ロイミュードをすべて、撲滅してほしい。敵はぜんぶで、108体」
その時、粉々に砕け散る029の刻印。
「……いや? これで残り、103体だ」

刺客

029の活躍を見るために、重加速現象の中、移動していたハートロイミュードとブレンロイミュード。
その時異変に気づき、人間体に戻ります。と同時に、解除されるどんより。
「……見損ねたなあ。新しい友だちを」
「ありえない」歩道橋の上で足を止めるブレン。「あそこまで巨大で広範囲で、威圧的な力を蓄えたロイミュードを倒せる者がいるなど」
この人は形容詞を重ねるくせがあるようですね。
「心当りがないではない」笑い出すハート。

その時、高らかなエキゾーストノートが鳴り響き、路上へ視線を向ける二人。
走り寄ってきたのは紫色のバイク。紫のライダースーツに身を固めた男に、その笑顔を向けるハート。
「……来たか。チェイス」
禍々しいどくろの意匠。ハンドルを握る右手にもどくろの指輪。
「今度は」フルフェイスのヘルメットを外す。その名はチェイス。「誰を倒すんだ?」
テロップにロイミュードとか幹部とかの肩書はありません。
ただのチェイス。意味深にCMです。

「誘拐された人間を助けだしたけれども」何やら書類仕事に忙殺されている追田。「こんなのどう調書に書いたらいいんだよお!」
「そおんなことよりい」その肩にとりすがるりんな。「怪物を追っ払った謎の戦士の話のほうが、気になるわよねえ!」
「ですよねえ、りんなさん。……画像ほしいなあ」ネットの噂を探っている西城。
邪魔をするなと彼らを追い払おうとする追田。
「あああああやっぱり駄目だなあ、このチーム」現れた本願寺がため息をつきます。「こうなったらラッキーカラーに頼るしかねえか」

特状課のいつもの喧騒を横目に、椅子の背にもたれる進ノ介。
「な、霧子。仮面ライダーって何だ?」
「え」
「敵がおれを見てそう呼んだんだ」
「ロイミュードが泊さんを、仮面ライダーって?」驚きに目を見開いていた霧子が、突如含み笑いの表情になります。
「お前。今、わらっ……」
驚き起き上がりかけた進ノ介。
「笑ってません」にべもなく否定する霧子。
「いや、絶体笑ったって」
「絶対に笑ってません」
「笑ったじゃん!」
「あんまりしつこいと逮捕しますよ!」
「いや笑ったよ」
「訂正してください」

際限ない言い争い。

秘密のピット。それを盗み聞きながら、微笑むベルト。
「……悪くないじゃないか。仮面ライダー・ドライブ!」

新たな事件

夜の住宅地。
「……たすけて」
犬の散歩をしていたしのへけい子さん演ずる美人主婦が顔を上げると、宙に助けを求める人の姿が浮かび上がり、白い光とともに重加速現象が起こります。
「助けて。助けてえ……」
「あああああっ!」幽霊を見た思いで、悲鳴をあげる主婦。
異変に虚空をにらみ、激しく吠え立てる犬が勇ましい。
その向こうには蜘蛛の巣状に広げられた白い糸に、絡め取られた被害者たち。
さらにその背後には、糸を操る、新たなスパイダー型ロイミュードが、不気味な姿を見せていました――で以下次号!
トッキュウジャー一言感想。まとめて観ました。

第31話。悲劇の予感に満ち満ちた本筋。トッキュウジャーの、闇に触れ続けてきた穢れを懸念する総裁。そのなかで見えるライトの、皇帝への情。そしてシュバルツ将軍の、グリッタ嬢への想い――見事な殺陣でぐっと盛り上げてるのに、この週のゲスト怪人のバカバカしさもすごい。ものすごいバランス感覚でした。

第32話。鏡に映る正体。残酷な真相。6号、そして1号の決意。ライトは来斗、だったんですね。
なし崩しに訪れた、少年期への訣別に泣けました。そして先週に引き続き、おしりが椅子にくっつくコミカルな殺陣と生身アクション。これ見てる子はぐっと来たのでは。
ターミナル駅って「電王」でも出てきた幕張メッセですかね?
そして次回はまた、我々にはご褒美回の予感。
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2014.10.12 18:16 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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