LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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chim-chimney - P1000991 / chez_sugi


事情でリアタイでは観られませんでした。
これで年始までは放送がないので、ゆっくり見ようかと思ったのですが、ネットの評判をチェックすると新ライダー・マッハ(登場自体は先週からしてますけど)がなかなかなキャラのようだったので、我慢できずついその日のうちに録画を……いやあ、これはすごい。
いろいろ超演出が目立ちます。たたいたり拾ったり落としたりします。
マッハに関しては派手です。
それも昭和な感じの派手。
昭和ついでで言えばアニメですけど、マッハの言動がドロンパっぽいし名前やカラーリングは「マッハGoGoGo」っぽいし。
銭湯の煙突じゃないですが、高い塔、的なところから飛び降りるアクションも昭和オマージュな気がして超かっこいいです。

これでもかのシュールな昭和ギャグがしつこく感じる方もいらっしゃるでしょうがわたしは嫌いじゃないわ。
ストーリー的にはロイミュード側の企みがまたすこし表面化し、そして現さんこと追田警部が、特状課の仲間っぽくなってきた嬉しい回かも。
強盗傷害事件

1課の捜査会議。
「……被害者は花村金蔵65歳。自宅にて頭部を殴打され、現在入院中です」
「花村氏は評判の悪い地上げ屋で、以前より暴力団まがいの行為が目立っておりまして。警察の要警戒対象であり、誰の恨みを買ってもおかしくありません」
強面の刑事たちの前で、強面の刑事たちが代わるがわる、事件の概要や捜査結果を報告しています。みんな顔が怖いです。
それを前に強面の課長が頷いてあたりを睨みつつ檄を飛ばします。
「状況から判断し、怨恨の線で捜査を続けていく!」
「「「へいっ!」」」一同腹の底から応じる声が、大きくこだまするなか、
「ちょっと待ってください課長」と一人、異議を唱える人物。我らが追田警部です。かっこいいですが、一人だけちゃんとした席をあてがわれてないようなのが悲しい。おもむろに立ち上がり、
「犯行現場付近で、“どんより”の報告が来ています。犯人は白昼堂々、とりまきのいる家に上がり込み、花村の手にした像をその場で奪って殴ったんですよ!」
「怪物の犯行だと言うのかね」すごむ課長。顔が怖いです。
「普通の人間にできますか」すごみ返す追田。顔の怖さでは負けていません。「まちがいなく、怪物の仕業です」

しかし、次の瞬間、追田を迎えたのは哄笑の渦。

「現さん、あの変人たちのところへ行きだしてから、おかしいっすよおwwww」前の席の刑事が振り返ります。
「!?」
「特状課、だっけ。免許センターに間借りしてる、島流しの連中の相手させられてるお前にゃ、同情するがねえ。あーはっはっはっは」
「!」
笑いさざめく強面の刑事たち。笑いの絶えない明るい職場です。
そのなかでただ、怒りに身を震わせ、拳を握りしめる追田――。

仕事で見返せ

「おのれーっ!」
特状課。思い出し怒りに燃え、
「もうあったまに来た! 絶対怪物の仕業だと証明してやる!」と拡声器で意見表明している追田がやかましい。

再々言っていますがグローバルインパクトの規模からすると、特状課の扱いはやっぱり腑に落ちないですよね。人数の規模も小さいし。
よくフィクションの警視庁にある幽霊課とか超常能力課とか、誰知らず通常では解決できない事件が吹き溜まってくる、ごく一部の人間だけが知る人ぞ知る状態の部署でもない(もしそうなら1課の追田をつけることもない)し。

「でも現さん!」両耳を押さえつつ声を張り上げる進ノ介。
「ああ!?」語尾がハウって甲高い音になります。もしかしたら何だ、と言ったのかも。
「……おれも現場に重加速微粒子測りに行ったけど、なんにも出なかったぜ」
「そんなことはない!」
「市民通報もほとんどないし」口添えする西城。「その辺にいた人間だけがどんよりを証言してるってのも、変な話だよね」
「なにーっ!?」
「あれじゃない? 地上げ屋同士の揉め事を、どんよりのせいにしてるとか」りんなも口出しします。
これが堪えたのか拡声器を机に下し、
「先生も究太郎も冷てえぞ!」とトーンダウンする追田。「……お。課長と、嬢ちゃんは?」
「課長はお偉いさんの接待」空席をちらりと見て答える進ノ介。「霧子は、有給だよ。外国に住んでる弟が、急に帰国するって言い始めたもんでさ、一緒に住むことになるから準備しないとって」

その解説の背景に、1Lか2Lくらいのお部屋を一生懸命片づけ、料理の準備をしている霧子が映ります。ミッチがおれも一緒に住むっちゃんね、と博多弁で宣伝してるレオパレスのねーちゃんの部屋にちょっと似てる。
霧子は仕事に打ち込むあまり、自宅では気を抜くタイプのようですね。可愛い。

「もおおっ!」吠える追田。「肝心なときにみんな呑気にしやがって! よし、もう一回ピコピコで測りに行くんだ! 乗せてけ進ノ介ェッ!」
上着を肩に飛び出していく姿を呆れた顔で見送り、しぶしぶ立ち上がる進ノ介。
「ぷくく。よほど笑われたのが悔しかったと見える」オタクっぽくちゃんと、「ぷくく」を発音して含み笑いを表現する西城。
「でもま、うちの仲間っぽくなってきて、うれしいじゃない」微笑むりんな。
「だね」西城、りんなに一瞬笑顔を見せると、またうんざりした表情に戻る進ノ介。「ちょっとひとっ走り、つきあってきますよ」
お守りする進ノ介には気の毒ですが、わたしもまったくりんなと同じ感想です。

「「「……進ノ介」」」
廊下を歩む進ノ介にまとわりつくように、宙にフリーウェイを敷きつつ近づいてくるシフトスピード、シフトワイルド、シフトテクニック。
「お。ベルトさん」
「「「事件のようだね」」」
「や、まだわからない」
「「「我々も一応、調査を開始しよう」」」声がそれぞれから響きます。ベルトさんはどうやら、一度に3台に乗ることもできるようですね。

シャツの裾はしまえ

被害者の邸宅。
趣味の悪い大邸宅の居間、玄関と、ピコピコで捜査している進ノ介。反応のないまま雨の門前まで出ていき……
「ああ。出ねえなあ」
庭に設えられた土俵脇に屈み込み、
「今回のどんよりは、気のせいか、偽証かなあ」
どうでもいいですが、屈みこんだお尻のところ、シャツの裾がぺろんと出ています。その恥ずかしい後ろ姿に向け、シャッターを切る音。
「今の、いい絵だったね」
進ノ介が振り返ると、いつの間にか塀の上に白いパーカ姿の男が立っています。進ノ介と目が合うと、ひらりと飛び降り、
「これが、捜査に苦悩する警察官の姿、かな?」
デジカメの画面を向けられ、今自分が写真を取られたことを理解する進ノ介。
「わ。あ。おい消せよそれ」男に向かい慌てて近づいていきますが、
「やだね」とあくまで屈託ない男。
「消せって。消せって」
「や、や、やあだよ」
つきまとう進ノ介をいなすので、
「おい、お前スクープ記者か」と問いただしても笑うだけ。それどころか、
「よおし、じゃ、競争しよう」と唐突に妙なことを言い出します。
「は?」
「レースだよ。どっちが先に犯人にゴールインするか、の。特状課巡査、泊進ノ介」
「え!?」
「ヴァーサス、謎のカメラマンの対決だ!」カメラで自分の胸をとんと叩くさまがすこし気障。
「え、おま、……おれのこと知ってんの」
「ふふん」

進ノ介に比べると背も低いし、年齢も若そうに見えますが、態度は特大に大きいこの相手。なんとなくドロンパみたいと思ったのはこの辺りです。ていうかあしらわれる進ノ介がQ太郎っぽかった。
笑った次の瞬間、人間業とも思えぬ身のこなしでトンボを切りひらひらと身体を翻し、進ノ介の視線を翻弄。仕上げにいつの間にやら花村邸から姿を消してしまいます。

「え? ええ~っ!? うそ。え、ええっ! ……お」

見守るしかできなかった進ノ介の、ピコピコヘルメットのメガネ部分がずれてて可愛い。「……なんつー身体能力だ」

「おい、進ノ介ェッ!」
その時耳に届いたのは追田の胴間声。
「現さん、ここです」
「見つけたぞ」進ノ介のそばへ息を切らし駆け寄ってくる追田。
「え?」
「どんよりの中、逃げてるやつの顔を見た、付近の住民がいた!」

その男は、「九路田工業」という札を下げた自転車に乗っていたという証言に基づき、モンタージュ片手に聞きこみです。

容疑者

九路田工業。
「はあ。確かに、うちの戸田川くんに似てるねえ。や、もうちょっとしたら出社なんだけども」愛想よく応じる現場監督らしい作業服の男。後ろに広がるのはすこし大きめのプラント設備っぽいです。ふと振り返ると相好を崩し、
「ああ。戸田川くん、戸田川くん!」と背後から自転車で現れた男に手を振る監督。自転車の男目指し「容疑者戸田川くん」のテロップが矢印つきで出ていてシュールです。
そして、その一瞬で警察と悟ったのか、慌ててそのまま走り去る戸田川くん。
「あ!」
「逃げるなって、こらぁっ!」
それを追っていく二人の刑事。

「待ておい」
「この野郎っ」
ちょこまかと逃げる戸田川くんを追い、プラント設備の上階まで階段を駆け上がっていくシーンは早回し。
ここは「キバ」などでよく使われたロケ地ですね。
「しぶといやつめ」
「え、へええっ」
窮地から開き直ったのか、追い詰められて足元の鉄パイプを拾い、奇声をあげつつ振り回す戸田川くん。右利きのようです。
「あ、危ね」気持ち腰が引ける追田に対し
「武器を捨てろ!」怯まず怒号を飛ばす進ノ介が刑事っぽくてかっこいいですがいずれにしろ聞くわけはなく、今度は足元の廃油缶を蹴り飛ばしてくる戸田川くん。そうしておいて身を翻した瞬間、どんよりが起こります。
ゆっくりと飛び散る廃油の中身。
「わ、重加速だ」
「やっぱり、怪物が」
身をすくめる進ノ介たちですが、自由には動けず、足元に広がる廃油をどうすることもできません。

「おおおおわったったっとぉ!?」それに思い切り足を取られて滑る追田。「おおおおおおわっ」

進ノ介が止めるまもなく、手すりを飛び越え、下へと落ちていきます! ――ゆっくりと。

その間にさっと身をかわし、下へ降りていく戸田川くんが只者ではありません。
そしてそれと入れ替わりに現れる、ガンマンのような姿のロイミュード。
「現さんーっ!?」
追田の手前、重加速に抵抗できないふりをしていた進ノ介向け、銃撃を見舞います。
それを庇うように宙にフリーウェイを敷き、走り寄るシフトカー!
「進ノ介ええええっ!」
絶叫しつつ落ちていく追田。

しかし硝煙が消えたあと、そこに進ノ介の姿はありません。驚きあたりを見回すロイミュード。
「あああああああああいたたたっ! いたいっ!」
そこには下へと伸びるフリーウェイを、滑り台のように滑り落ちていく進ノ介。路上に落とされたところへトライドロンが駆け寄ってきます。
「急げ、進ノ介」
「お陰で避けられたぜベルトさん」

「おわあああああっ」まだ落ちていく追田。

きっとロイミュードを見上げ、
「銃には銃だ。変身!」

「おわああああ」落ちていく追田。

それを尻目にひらりとプラント設備の上階まで跳び上がり、ロイミュード向けて銃弾を浴びせるドライブ・タイプテクニック!

「おわあああああっ」ずっと、落ちていく追田。

銃撃と組み打ち、互いの力は互角のようですがしばしば落ちていく追田に気を取られて助けようとするドライブに対し、戦いに専念するロイミュードの方が有利かもしれません。先に助ければいいのに。
戦いながら、少しずつ下の階へ下りながら、追田に手を伸ばしては引き戻されるドライブ。
「うわっ!」
危ういところで相手の銃撃を防ぎますドライブ。
「警戒しろ。やつの銃はエネルギーを溜め撃ちできるようだ」
「ふーっ。いい腕してること」強がってみせるドライブですがその間もずっと追田は落ちていきます。
それを見ながらまだロイミュードと組み打ちのドライブ。とうとう相手を二階の手すりから放り投げ、自分も飛び降りた、その背後で、ようやく追田も地面に到達。
「………おおおおおおおおおおおおっ」
もみ合いながらドライブにさらに銃撃を浴びせ、立ち去っていくロイミュード。
それらの攻防を背に、まっすぐ地面に立つ追田。ゆっくり落ちると衝撃は軽減されるのでしょうか。
「セーフ」とつぶやくのが精一杯で、そのまま仰向けに倒れた追田を、覗きこむドライブ。
「大丈夫か」
「仮面ライダー!? 顔は」
「あっ」慌てて去っていくドライブ。
「……みどりだ」言って失神する追田。

ロイミュードか戸田川か。追って行ったものの、どちらの姿も見失ってしまった進ノ介。
「逃げられたね」というベルトにも答えずただうつむきます。
その様を激写する自称謎のカメラマン。

用語は正確に

特状課。
「間違いねえ。戸田川直樹はあれだ、先生が言ってたあれだ」ホワイトボードの前に立つりんなに向け、熱く主張する追田。「ロリ少女だ!
「「「!?」」」
一気に調子を崩すりんな、進ノ介、西城。
「ロイミュード。ちゃんと憶えてよね」いち早く立ち直り訂正するりんな。
「怪物が自らそう名乗ったって証言もあるから間違いない」と脇で頷く西城。「やつら、もしくはやつらのグループの呼称だ」
「それだけじゃねえぞ、おれは仮面ライダーの顔も、ついに見たぜ!」ここで得意げになる追田が可愛いです。
「ええっ、え、いいなあっ!」くいつく西城も突然子供のようです。可愛いです。

ほんと? うん、まあちょっとだけね、とその影で、声を出さず会話しているりんなと進ノ介。

「ほんとに見たの? 本物見たの? いいなあ、なんてラッキーな人なんだ」好奇心丸出しの西城のため、用箋の裏にライダーのスケッチをする追田が、しかし、悲しいことに画伯です。
「こんな感じだ!」
スケッチを突きつけられた瞬間、西城の子供のような笑顔が消えてしまうほどに画伯です。
「……なんだそれ」

似ても似つかぬかっこわるいライダーの絵に、含み笑いしながらセーフ、の仕草をする進ノ介とりんな。

自分の絵の評価にはしかしいっさい頓着せず、
「戸田川の足取りを追えば、それに化けてる怪物も見つかるかもしれねえ。先生。例の装置いけるか!」と叫ぶ追田に、
「もっち! カモン、現八ィ!」風のように走り抜けていくりんな。
画伯ではありますが、追田のやる気は愛すべきものですからね。
「おうっ!」そして、うれしげに後を追う追田。

動機

「……」二人が去ったあと、所在なげに立つ西城は、ふと進ノ介に振り返ります。「それ舐めてる、ってことは、モヤってるね」
「うーん、そうなんだよね」ひとやすみるくを舐め舐め、答える進ノ介。「あ、究ちゃん。ちょっと調べ事頼める?」

準備万端の霧子の部屋。
テーブルに頬肘ついて、ぼんやりスマホを眺めている霧子。
「連絡来ないなあ……あ!」賑やかな着信音。「来た!」

「これ、ネットのログなんだけど」タブレットを見せる西城。
「実録!ブラック企業の真実!!」というスレッドが表示されています。場所は公園の一角。並んで座って、一緒にタブレットを覗きこんでいる進ノ介と西城が、仲良しに見えて可愛いです。
そしてその背後から、気付かれぬよう至近距離まで近寄ってきている自称謎のカメラマン。
「……戸田川が、田舎から出てきたばかりの頃、花村に騙されてひどい目にあって放り出されたようだね」
「でもさあ。ロイミュードが選ぶ人間としては、小せっていうか。普通なんだよな」
「――結構いい線、ついてるじゃん」進ノ介の隣にぴょんと飛び込んでくる自称謎のカメラマン。
「お前!」
「よ」飄々とした挨拶。
「誰? 知り合い?」と西城が驚いています。
「スーパーカメラマンさ。こういう写真が得意なんだ」
尻ポケットから取り出して開いてみせるB5用紙にプリントアウトされているのは、ドライブが戦ったばかりのロイミュードの姿。
「ロ! ロイミュードの写真だ!」目を見張る西城の前で、笑いながらその用紙を紙飛行機に折り始める謎のカメラマン。
「なっ。なあんてことを!」
折りあがったそれを、西城によく見せておいてつい、と飛ばす謎のカメラマン。悲鳴をあげ後を追っていく西城。
「はははは」機嫌よく笑っている謎のカメラマンに、
「いつの間に奴の写真を!?」と問いただす進ノ介。
「いろいろトロいな。そんなんじゃレースに負けちゃうよ? ……車の仮面ライダーのくせに」
「おまっ」慌てて西城の方へ目をやる進ノ介。「そ、そんなことまで」
「ふっふーん♬ はっははは」
「し、信用ならねえ」

追究

戸田川くんの寝泊まり先。
とでも表現するしかないところに居着いているようです、戸田川くん。
外階段を二階まで上がる様子はアパートっぽかったのですが中はだだっ広く、正面にはステージ、平らな床には赤い薄縁が敷かれ、その上には積み重ねられた椅子。上げた畳は背後に置かれ、ステージにはなぜかこたつが一つ、そしてその上に電熱器とやかんに雑誌。それらを見ながらわびしげに、買ってきたアンパン的なものをかじっている戸田川くん。
温泉旅館の演舞場、もしくはちょっと大きめな地域コミュニティセンターの会議場、的な場所なのでしょうか。

「見つけたぜ! 怪物めえ!」
その戸田川に向け、いきなり発せられるのは追田の声です。何故かライトを消し、暗がりでただピコピコの音をさせている追田。
「!」
その不気味さに思わず席を立ち、ステージ端まで逃げる戸田川くん。部屋の明かりは消されたのにステージのライトはついているのですね。追い詰められた映画泥棒のようです。
「ふっふふふ」
「……」
追田の声に怯えたのか、暗がりのピコピコが怖かったのか、無言のままとっさに左腕の腕輪を操作しようとします。その瞬間、周囲に走る白い閃光! しかし。
「どんよりは効かねえ」勝ち誇ったようにまだピコピコさせている追田。「なぜなら!」
「へ!? へえええ」
「重加速のなかでも動ける、このピコピコ2号をつけてるからだあっ!」
怯える戸田川くんに対し、背負った装置を見せつけるように後ろ向きに踏み入ってきて、一気に振り返り見得を切る追田。
「覚悟しやがれ! ロリ少女ォッ!」
飛びかかろうとするその頭に、何かがぶつかります。「ああっ!?」
「あ、いてえ」ほぼ同時に、戸田川くんの左腕の腕輪も、まるで瞬時に大量の電流が流れたかのように、青白い火花を走らせ、はじけ飛びます。
「おお? どんよりが消えた!? どうなってんだ」

「――つながったよ」驚く追田に、声をかけたのは進ノ介。「現さん」
「進ノ介?」
「脳細胞が、トップギアだぜ」
ネクタイを締め直しつつ入ってくる進ノ介。かっこよさげな謎解き音楽を背景に、これまでに進ノ介が見聞きした場面が次々と現れます。
「……そいつは、右手でパイプを振り回した。だが、出てきたロイミュードは左手で銃を操った。つま」
「つまり!」言いながら、進ノ介の周囲を今しも高速で廻らんとしていた数々の場面の一つを、すこんと湯おけで叩き落とす謎のカメラマン!

この“場面”、これ演出じゃなくて実体があったのですねw

「そこにいる戸田川直樹は本物」またすこんと叩き、「ロイミュードとは別人さ」とまた、別の場面をすこんと。
「ちょ、ちょ、ちょっとちょっと待てよお前」それを抑える進ノ介。「ねえ。おれ今せっかくトップギア入ったんだけど」
「お前ロリ少女じゃねえのか!」まだ逃げられないでいる戸田川くんに詰め寄る追田。
「そう! よいしょっと」またすこんと叩く謎のカメラマン。「彼は花村の悪事の手伝いを断ったため、家に火をつけられた。動機は復讐さ」
言いながらなおもすこんすこん叩くたため進ノ介は情けない声を上げつつ拾い集めています。
追田に謎のカメラマンが示したスマホには、ニュースサイトの火事の記事。
「あ、あいつが」悔し泣きしながらとうとう起き上がる戸田川くん。「憎かったあああ」
「ほんとに怨恨だったのかあ」怪物の犯行でなかったと知り、がっかりした様子でピコピコをおろしかける追田が気が早いです。人間でありながら重加速を発生させたことについて追究すべき。「……まじかよ」
「人間が重加速を使った、ってことが今回のポイント」謎のカメラマンが話し続ける後ろではまだ、進ノ介が叩き落とされた“場面”のボードを拾い集めるべく走り回っています。「気づけないのは無理ないですよ」
追田には愛想よく笑う謎のカメラマン。しかし次の瞬間、ポイと湯おけを投げ捨てます。
「……そして、彼にバンドで重加速の力を分け与えていた真犯人は、こいつだ」
取り出してみせる写真を見て、
「嘘っ!」と情けない声を出す進ノ介。それは例のガンマンスタイルのロイミュード、そして、その人間体。「なんで、人間体の写真まで持ってんだよ! お前」
力が抜けたのか、せっかく拾い集めた“場面”をはらはらととり落とす進ノ介。

その時白い閃光が走ります。今度こそ、正真正銘のロイミュード。

外からの激しい銃撃に、あたりが白く明るく、それらを避けながら走る進ノ介と謎のカメラマン。
追田や戸田川くんが動けないのとは対照的です。
「ゆっくりきぜつするってきもちわるぅ……」
「う……」
床に伸びる二人。

「!」
「はっ!」
衝撃を躱しつつ窓から飛び降りる進ノ介。着地したその目の前に、ガンマンスタイルの黒人が迫ります。笑いながら銃撃、進ノ介が逃れればロイミュード体となって。
「進ノ介!」
「遅いぞ、ベルトさん!」
現れたトライドロンに駆け寄る進ノ介。ドライブ・タイプスピード出現。
「?」
その変身が意外だ、という身振りのロイミュード。
「ハンドル剣! ドア銃! 来いっ!」
叫びつつ敵に迫っていくドライブ。二刀流の如き身軽な殺陣ですが、躱して銃撃するロイミュードの方が上手。
「ニッポンノカメンライダーモ、タイシタモノジャナイ」肩をすくめて勝ち誇ります。
「? 日本の?」
起き上がりつつ聞き咎めるドライブ。

意外な人物

――その背後から、歩み寄ってくるのは霧子。
「泊さん」
「霧子? え、どうしてここに」
「それが。わたしこの場所に呼ばれて」
「あ!?」
そして、場も空気も関係なく、唐突に始まるドラムロール。
「あ、え? ……あ?」
何事かと周囲を見回す霧子とドライブ。その視界に入ったのは、
「レディース、エ~ン、ジェントルメン!」と叫ぶ謎のカメラマン。戸田川くんの寝泊まり先の屋根に突き立つ給水塔の上です。ロイミュードをほったらかさないでください。
「あ?」
そこからひらりと身をかわし、今度は別のビルの屋上に飛び移る謎のカメラマン。
「イッツタイムフォースーパーアークショーン!」
そしてまた跳び上がります。無言で見ているドライブ。ロイミュードをほったらかさないでください。

物陰に待機していたバイクに飛び降りる謎のカメラマン。炎を吹いてエンジンをスタートさせれば、後からシフトカー的なものがついていきます。

「あ、おい!」
後を追うドライブ、霧子。
「アメイジングサーカス!」謎のカメラマンのシフトカーを見知っているのか、叫ぶベルト。
「え」
「アメリカに居るはずなのに」

無駄に派手

そうやって走って行って、架空のステージへ飛び込んでいく謎のカメラマン。
そのステージへ向け、アメイジングサーカスからは色とりどりのライトや装飾が吐出され、華やかにショーアップ。
「え?」
そしてさらに、謎のカメラマンがその中央でポーズを撮れば、いつの間にかバックステージの夜空に上がる何十発もの花火。
「レースはおれの勝ちでいいよね? 仮面ライダードライブ」
指を突きつけてくる、その周囲には垂れ幕がかけられていますが、中央のRのエンブレムはドライブのそれと同じです。
どこからともなく沸き起こる歓声、スモーク、スポットライト。

わけのわからない展開にただ首を傾げるしかないドライブ。
同じようにただ、首を傾げるしかない霧子。

「犯人の正体に気づいたのはなかなかだったけど、ギアが入るのが遅いんだよなあ」
「あ、なんだと?」
「というわけで。悪いけど、お楽しみはこれからだ」
おもむろに取り出したギアを腹に当てると、周囲に伸びるベルト。走り寄る何台ものシグナルバイクの中から一台を手に取るとそのベルトに装填。
シグナルバイク。ライダー。
華やかな、そして懐かしい変身音(ここ昭和リスペクトですね)とともに出現する白いライダー。
たなびくマフラー。
「ふふん」

「…あ。てめえは!」そしてドライブらと同様、どうやら追いかけてきていたらしいロイミュード。律儀です。わたしならどこかへ行きます。
「かめ」言いかけるドライブ。
「ライダー?」首をひねる霧子。

「追跡。撲滅。いずれも……マーッハーッ!」まだステージの上で手を広げポーズをとっている仮面ライダーマッハ。
「「はい?」」一緒に同じ角度に身体が傾いてしまうドライブと霧子。
ステージ上で花火の雨を浴びているマッハにはそのツッコミは届きません。「仮面ライダァーッ! マッハーッ!」
やっと名乗りポーズが終わったところでCM。

CM明け、観衆に向け手を振ると、ひらりとステージから飛び降りるマッハ。
「!」
駆け寄るロイミュードを誘うように、撃ち、蹴り、殴り。
「イーッツ、ショウターイム!」
敵を追い詰めているのになぜか唐突に宙から下がるロープに飛びついて、意味もなくくるくると回ります。くるくる回るマッハめがけて虚しく撃ち続けるロイミュード。
飛び降りてアッパーカット。ロープくるくるの意味がわかりません。
「おのれ」
「へっへー♬」
ロイミュードがエネルギーの溜め撃ちをしようとする気配にお手上げのポーズをとってみせたくせに、いざ撃とうとするや高速で周囲を走り回り華麗にかわしていきます。

「……あ。なんだこれ。あいつ」
説明しろと言わんばかりに霧子を振り返るドライブ。

「……」元の給水塔の上に戻るマッハ。手すりに持たれ、「限界まであと90秒、ってとこか」
地上にはロイミュード。最後の溜め撃ちをしてきます。
「そっちがね?」続けて言うと爆撃された塔からひらりと飛び降りるマッハ。ここの絵はよかったです。昭和な感じで燃えました。
「はあっ!」飛び降りながら一射。さらに飛び降りた後に駆け寄りつつパンチ。
起き上がった敵が物陰に隠れるのを見ながら、
「ラストスパートだ」
ベルトに緑色のバイクを装填します。
シグナルバイク。シグナル交換! マガール。
「ほっ」
すかさず発射された銃弾が、建物の角を曲がり込み、影に隠れていたロイミュードに命中します。
「たまが曲がった?」
「シグナルバイクの能力だ」説明するベルト。
「ふふん…はあっ!」
もう一撃。
シューター。急に、マガール!
今度はさらに急角度から曲がり込み命中する銃弾。ロイミュードの断末魔を横に、
「ああ、また曲がった」と言うドライブが間抜けです。見たらわかる。

「どうさすがに限界?」
よろめき出てきたロイミュードを前に微笑むマッハ。シグナルバイク。ライダー。マッハ。必殺フルスロットル。
「……」
最後の力を溜めて撃ちぬくロイミュード。激しい爆炎の影から、何の痛痒もなかったのか、涼しげに飛び上がるマッハ。
それを見て慌ててさらに引き金を引くロイミュードですが
「ああっ。だめだ、弾がないっ!」
必殺のライダーキック。そのまま軽やかに着地し、爆散する敵を背に、ポーズを撮ってみせるマッハ。
「どうだい? いい絵だろ」

「つええ」認めざるをえないドライブ。それを前にゴーグルを上げ、ふう、と息をつくマッハ。

計画

その時――。炎の中から舞い上がったロイミュードの胸の数字、“コア”を、黒い手袋の手で受け止める少女。
バレエを踊るような足取りで、彼らに向き直るのはメディック。
「あ?」ゆっくりと振り返るマッハ。
「!」無言でハンドル剣を構えるドライブがかっこいいです。
「メディック」その名を呟くベルト。
「あいつもロイミュードか?」
「ああ。仲間を回復してしまう幹部だ……復活したのか」
「また新しい仮面ライダーを増やしたのですねクリム。まったく諦めの悪い男。ベルトの分際で」
「……っ!」
「ガンマンは預かります。では、ごきげんよう」
言うや影と消える姿。
「! なんなんだ、あいつ」ドライブは驚くばかりです。
「何度治しても、最後にはおれが砕くさ」対照的に余裕を見せるマッハ。変身をとくと、「オツカーレ!」という音声がするのがふざけています。

「おい。ちょっとお前、一回説明して……」詰め寄ろうとする進ノ介。
「ごめんねっ」その横を走りぬけ、背後の霧子に飛びつく謎のカメラマン。
「ああ……怪我はない?」そしてハグ!
「うわっ!」その後に起こるであろう惨事を予測して顔をそらす進ノ介。「ぶっ飛ばされちゃうぞ…えぅっ」
「ジャパンデビュー、インパクトあったでしょう。まずとにかく見てもらいたくって呼んだんだ」しかし無事なまま、霧子に話し続ける謎のカメラマン。
「どういうことなのよ。説明して、剛」
「ゴウ? え、ちょっと、霧子なんでこいつの名前知ってんだよ」
「詩島剛。アメリカに行っていた、霧子の実の弟だ」解説するベルト。
「あ? ああ、霧子の弟? なるほどね。……ああ? ええええええええええーっ!」
驚きに思い切り後ずさる勢いがドライブです。
霧子の異常な身体能力は、DNAによるものであるという仮説が立ちました。

どこかのステージ。演劇では居間のシーンを表現するのに用いられているらしいセット。
そこで踊りつつ、バイラルコアを復活させるメディック。
「礼を言う、メディック」元の姿に戻り、帽子にちょいと手をやるガンマンは元「ウィザード」のケット・シー、ベルナール・アッカさんですね。
「どういたしまして」
「素晴らしい友達が蘇ったな」暖炉(セット)の前のソファ(セット)に掛け、その功績を称えるハートは先週から話題でしたが上半身裸です。「正に癒やしの女神だ……ガンマン、おれもお前たちの計画を手伝おう」
うんと頷くガンマン。しかしそれを止めるメディック。
「ハート様はまだ無理をなさってはいけませんわ。貴方は治療中。ガンマンの手助けは、ブレンとチェイスにでも任せれば良いかと」
「ハート以外は呼び捨て、か」意外とこだわるチェイスは暖炉に凭れて立っています。そして、別のソファに腰掛けているブレン。
「い、いいじゃないですか。ハートへの忠誠心が厚いのは」無理しています。「良いことです!」
自分に言い聞かせるように、ハンカチで汗を抑えるブレン。

「みんなに紹介しておくぜ」そして空気を読まないガンマン。「おれの、弟だ」
「ハローエブリバディ!」指し示された先で、騒々しく手を振る男。「どうも! おとうとでーすよろしくお願いしまーす! はい、オカネチョーダイっと!」
甲高い声、お笑い芸人の一発ギャグのように妙なポーズとともに今年のドライブは終わります。
いやほんとに、なんという締めくくり。
今週の忘年回。「それって、好きってこと?」聞いてから初めて頬を染めるミオが可愛い。保線員sは登場する、列車紹介も実在のものではなく物語に登場した列車と、いいまとめでした。そしてオレンジ色したにくいやつ。シリアス展開のなかでもマイペースな明がお見事、というか貴重です。来年はトッキュウジャーにとっていい年となりますように。
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2014.12.28 23:47 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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