LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

チェイスの正体。
仮にエピソード・ゼロを観ていなくても前振りはたっぷりで、意外な成り行きとはいえませんでしたが。
しかし、もっと引っ張ると思っていましたので、前半のエピソードの一つのなかで、しかも前後編の前編で明らかになるとは、惜しげも無くぽんぽん話を進めるなあとそちらに感心しました。
それも、ライダー側が暴くのでなく、ロイミュード側からさくっと明かされてましたよ! ひどい。


0 Fool / thegreathorsecigar


ということで、終盤の正体暴露シーンがハイライトなのは間違いありませんが、しかしタロットを操る謎のロイミュードの正体も気になるところ。
そしてマッハが。
マッハが省略しました。
OP観て思うのですが童顔な人が多いですねドライブは。

二人の女と男

暗い夜道。一人歩く女。
背後に怪しい影を感じ、振り返っても、そこには何もありません。
着信音。バッグからスマホを取り出しますが知っているナンバーではありません。恐る恐る応じる女。
「……もしもし」
「やあ、リーラー!」馴れ馴れしく語尾を伸ばす男の声。
「あなた、誰」
「ぼくはきみの、ナンバーワンのファンさ! きみのことは、何だって知ってるよ?」
「!」
恐怖のあまり通話を打ち切り、早足で歩き出す、リラと呼ばれた女。果たして誰かが、背後の暗がりから飛び出してきます。
振り向かず走りだした途端、白い閃光が走り、彼女の周囲には重い時の流れ――。
「きゃああああっ」

そして、もう一人、夜の舗道を歩く女。
「誰?」霧子が気配に振り返れば、紫の影が街路樹の向こうから現れます。「どうしてここに? ――答えなさい!」
さすがに一般女性よりも気丈ですね。一喝されてふと、足を止めたチェイス。
しかしその顔は、どこか迷子のように、頼りなげです。

チェイスの正体 1

秘密のピット。ベルトから、チェイスのロイミュードナンバーを聞かされている進ノ介。
「ナンバーゼロ? ……今までやつと戦う度に感じていた妙な感覚。その理由がやっとわかったぜ」
しかしその正体や、それをベルトが知っている理由まで、聞いているのでしょうか。
「で? 霧子はそのこと、」知っているのか、と言いかけた進ノ介を遮るように、現れたのは剛。
「知らせる必要はない。ロイミュードは人間の敵、ぜんぶ倒せばいい!」
言いながら、相変わらずその身体能力を見せつけるようにピットの中を動き回っていましたが、しかし、突如何かの異変を感じ取ったように血相を変え、飛び出していきます。
「おい、どうしたんだ?」

夜の街。バイクを走らせる剛。

夜の舗道。
「…………っ」
頭を抱え、激しい痛みに耐えようとするチェイス。霧子と対峙する度に、襲われるこの頭痛。そして脳裏に走る、雨の夜と、婦警姿の霧子。
よろめき、膝を落としつつ、必死で問います。
「……お前は。誰なんだ」
「え」
「なぜ、おれの記憶の中に現れる。なぜだ。なぜだ……っ!」

敵の苦しみを目の当たりにし、呆然と立ち尽くす霧子。その背後にバイクを停め、駆けつける剛。
「おい。姉ちゃんから離れろ!」
「……っ」
話はこれまで。背を向けるチェイス。深追いよりも姉の保護を優先する剛。
「あいつ。何しに?」
「わからない。……でも、いつもと様子が」
答える霧子。チェイスの蒼白の顔と、すがるような目がまだ脳裏に焼きついています。
「騙されるな? たとえやつが何を言おうとも」
「剛。あなた何か知ってるの」
「!」
口を滑らせた、という表情で、いや別に、と姉に背を向ける剛。
「剛!」

ストーカー事件

特状課課室。
「……お早うございます」眠いのか覇気のない様子で現れた進ノ介に、
「泊さん。チェイスのことなんですが」といきなり話しかけてくる霧子。思わず周囲を見回してしまう進ノ介が常識的で好きです。
「えっ。……課長」
しかしそっと窺い見た上司は霧子の言葉など耳に入っていない様子で
「がびーん!」とスマホを睨んだまま叫んでいます。「……やっぱ、今日の占いも家族運最悪ですよ……!」
「やっぱりって?」本願寺の相手はもっぱらりんな。
「娘に注意したら、喧嘩になっちゃったんですよぉ」

その喧騒の中、ドアが開き、免許センターの女子職員二人が露払いのように入ってきます。
「こんにちは! 特状課にお客さんです!」
そして左右に離れ、迎え入れた美女は……。
「がびーん・2(ツー)だ!」
一声叫んで立ち上がる本願寺はじめ、課員たちが騒然となります。
七尾リラだ!」
「……誰?」
一人、美女の正体がわかっていない進ノ介に、呆れつつ
「最近、テレビで彼女を見ない日はありません」と解説する霧子。リラは国民的人気女優なのです。その無知ぶりを糾弾する西城。
「いや。さすがに現さんは」知らないのは自分だけではないはずと抗弁しかける進ノ介ですが、
「もちろん大ファンだ!」と手帳を出し、ちゃっかりサインをねだりに行く追田。
それを抑えて前に進み出る本願寺が課長特権のつもりでしょうか。
「特状課の本願寺です」
その時、リラを庇うように背後から現れる強面の男。
「社長の村正です」
テロップにはリラの所属する芸能事務所の社名も出ていたのですが見逃しました。その名は村正守

ミーティングスペースで、
「実は最近、うちのリラが誰かに見張られてるって言うんですよ」と用件を切り出す村正。
「つまり、ストーカー?」進ノ介が応じると、一気にやる気を失う特状課の面々。「それは生活安全課に行ったほうがいいんじゃないですか」
「しょぼーん!」
しかし、特状課の反応に焦ったように身を乗り出したのはリラ。
「いいえ! あたしにつきまとってるのは、怪物なんです!」
「……なんですって!?」
「いや、リラの気のせい……」訂正しかける村正。その声を打ち消すように、
「港区3丁目の路地、時間は午後9時」と、詳細を語り始めるリラ。
「出た!」
西城とりんながどんよりマップを調べると、果たしてその場所、その時間に“どんより”が発生したという通報が複数来ています。
信憑性の高い目撃証言。俄然やる気を出す課員一同に、
「助けてください」とすがるような目を向けるリラ。
「……課長!」
「特状課、出動!」

***

暗い部屋。タロットカードをめくる指。
中央に現れたカードは「愚者 fool」。

チェイスの正体 2

薄暗い教会。ステンドグラスの前に佇む影に、歩み寄り話しかけるブレン。
「……とても不自然で不必要で不愉快なロイミュードが生まれました。チェイス、即刻リセットを……」
しかし、死神の仕事よりも自分のことで今は心が囚われているチェイス。
「ブレン。お前は、ナンバーゼロについて知っているか……?」
「そんなことどうでもいい」一蹴するブレン。「……どうした、まさか命令に従わないとでも?」
「……っ」

しかしその時、激しい頭痛にうずくまるチェイス。
そのさまを冷然と見下ろすブレン。

「わたしが代わりにやりましょうか……?」そんな彼らに、2階席に現れたメディックが、ひらひらと舞いながら話しかけます。「ハートさまを、失望させないために……」
「…………」
ゆらり。ようやく起き上がるチェイス。
「必要ない。仮面ライダーを倒すこと、それがおれの使命だ」
余計な真似をするな、と言い捨て出ていきます。
いろいろと揺らいではいますが、ハートの存在が精神的支柱になっていることに変わりないチェイス。まるで飼い犬か、刷り込みをされた雛のようです。

「確かに、余計な真似だ」そして、ハートの信頼を得たいのはブレンも同じ。チェイスの背を見送ったあと、むっとしてメディックを見上げます。
「だって……」唐突に微笑むメディック。「気になるじゃない? かれが、真実を知ったらどうなるのか」
「……」その言葉に、ふと破顔するブレン。「それもそうだな」

警護

CM撮影中のスタジオ。
「本番だってよ」ものなれぬ様子であたりを見回す追田、進ノ介、霧子。
声が大きい、と思ったら、案の定
「すみませんお静かに!」とスタッフに注意されています。
これって警察の仕事じゃないと思うのですが、相手がロイミュードだと話が変わるのでしょうか。リラの警護についたらしい特状課。霧子が目立たないパンツスーツに着替えています。

「はいオッケー! リラちゃん良かったよ!」
そんな彼らの目の前で演技を終え、監督の声にほっと緊張を解くリラが可愛い。

「……リラさんさっきまであんなに怯えてたのに」
「やっぱプロだよな」
その時、
「こーしょーせいりつ!」と言いながらやってくる剛が唐突過ぎます。それは交渉してから言ってください。
「剛。なんで?」
「おれもボディーガードすることになったんで。よろしく!」
素人は黙ってろ、と追い払いかける追田にも
「なら、交換条件で有力な情報を提供する!」と小太りの中年男の写真を突き出します。

その内容は――。
砂原忠。熱心なファンで、いつも様々な変装を繰り返し、リラへの接近を試みる男。
警護を突破し、強引にリラへのプレゼントを手渡ししたことも、一再ならず。

剛の提供した情報に、
「確かに怪しいな、よし調べてみる」と態度を軟化させ、その場を離れていく追田。見送る剛の肩を背後から引き寄せ、
「おい、ほんとうの目的は霧子の護衛か」と囁く進ノ介。
「さすが♫ 進兄さん」囁き返す剛。
「何二人でこそこそ話してるんですか?」
「「別に」」

その時、一仕事終わったリラたちが引き上げてきます。
「お疲れちゃん。リラ、次は雑誌の取材。15分後に出発だ!」マネージャーではなく社長の村正が直々で付いているんですね。はい、と控室に向かうリラ。付き人よろしくついていく霧子。
「おい!」
後に続こうとした進ノ介に、後ろから剛が合図します。示される方を見れば、窓から覗く影!
「……」
とっさにカメラを向け、逃げる相手を追っていく剛、進ノ介。

「……?」
彼らが来ないことを不審に思いつつもリラに付き添って進む霧子。
スタジオを出て中庭を進んでいく、その先から、コック服を来た小太りの男が飛び出してきます。
「リーラちゃん。本日の料理です!」
差し入れのつもりか、手に持った料理を差し出す砂原。それを、ちょうど部下への指示から戻ってきた追田が見咎めます。
「あいつ! 砂原だ」その勢いのまま飛びつき、「観念しろ変装マニア、いや、この、萌え入道!」
「違います!」
ええ違います。ロイミュードです、と訂正する霧子。
取り押さえられて呻く砂原。
「ぼくはただ、これをリラさんに……」

執着

その時中庭に走る白い閃光。重加速現象です。
「「!」」
窓の影を追う途中でそれに気づき驚く進ノ介と剛。リラ、霧子の側へ急ぎ――。

***

「ああっ!」
そして、重い時の流れのなか、動けない追田を尻目に、どこからか現れて砂原を殴りつけ、走り去っていく黒いマントの男!
憤慨する追田の目の前で、砂原の顔や手足が真っ青に染まっていって不気味です。
「ふざけやがって!」それを目撃し、とっさに踵を返し、黒マントを追っていく剛。
砂原にとりつき、
「まだ生きている!」と救護を始める進ノ介。

ここは進ノ介と剛、二人のスタンスの違いがわかるシーンで、その場にとどまり屈みこむ進ノ介の向こうで、こちらに背を向け走り去っていく剛と、構図もちょっと好きです。

進ノ介とともに救護に加わりながら、
「ロイミュ-ドはなぜ、リラさんじゃなく砂原を?」と疑問を口にする霧子。
そしてその場に落ちていた、<愚者>のタロットカード。

追跡失敗

人気のない街路を、逃げていく黒マント。
その前方にひらりと飛び降り、道を塞ぐマッハ。
「追跡。撲滅。いずれも……」いつものポーズを取ろうとして、相手から銃弾の雨を浴びせられます。「わあ、ちょちょちょ。ちょっと。最後まで言わせろって!」
その隙に、敵はバット型だったのでしょうか、突如背中の翼を広げ、飛び去っていこうとします。
逃してたまるかとゼンリンシューターを向けるマッハ。と、くるりと向きを変えこちらに向かってくる黒マント。
それを悠然と待ち構えつつシグナル交換。
「カクサーン!」
宙の一点から降り注ぐ、こちらは比喩表現ではなく文字通りの銃弾の雨に、動きの早い敵もさすがに撃ち落とされてしまいます。
「よし。やり直し!」満足して前へ出て行くマッハ。これでもかとたっぷりの間を取り、見得を切りまくります。「追跡。撲滅。いずれもぉ……マッハー! 仮面ライダァァァァァァァ、マッハァァァァァァァァァァァッ!」

決まったね、と両腕を広げたポーズのまま振り返るマッハ。しかしそこには誰もいません。

「……って、あれ?」

誰もいません。

「え、あ、い、いない!?」

挫折

スタジオの外。
そろそろ他の警官も集まり、痕跡物などを探しているようです。
担架に乗せられ、運びだされていく青い砂原。
そして、事情聴取も終わったのか、庭のベンチで休んでいるリラと、それをなだめる村正。
「済まなかったなリラ。ちゃんと信じてやらなくて」雑誌の取材は中止だ、今日は家に帰って休めとリラにはやさしい言葉をかけていますが、そこで追田を捕まえると態度は一転。
「何やっちゃってんだよ! リラが青くなってたらどうしてくれるんだ!」
「はあ」
頭を下げる追田がとばっちりです。

その様を、同情の目で見守っていた進ノ介と霧子。背後から剛が合流してきます。
「ん、どうだった?」剛を見やる進ノ介。しかし剛にいつもの軽口はありません。
「おれに隙はなかった……」
「え?」
「でも逃げられた……」
さすがにショックだったのでしょう(*´艸`*)

その様子を、物陰から覗いている怪しい男。
「まさか、噂の仮面ライダーが守っていたとはね」

ブラフ

CM明けは特状課課室。
本願寺に見守られ(急かされ)つつキーボードを叩き続ける西城。剛が撮った写真を元に、スタジオの窓から覗いていた男を、調べているようです。
「!」
ついに画面に表示された男のプロフィール。
「はいはい出ましたよこいつの身元! はい皆さんご注目!」
本願寺に呼び集められた一同の前で、西城が読み上げるその内容は――。

坂木光一。メイクアップアーティスト。
過去、仕事で出会ったモデルやタレントに誘いをかけ、断られるとストーカーに変貌してきたと、巷の噂にもなっている女性の敵。
確かに女優のリラとは職業柄、接点がありそうです。

高層マンションの玄関前。霧子から、坂木の写真を見せられているリラ。
「この人が犯人……」心細そうなリラに向かい、
「安心してください。今日はずっと見張ってますので」と頷く霧子が頼もしい。
「よろしくお願いします」一礼し、中へ入っていくリラ。

美容室? か、どこかのスタジオのメイク室。
中の人々に坂木の写真をかざし、
「この人見たことないですか」と聞きこみ中の進ノ介。なかなか成果があがらない中で着信音が鳴り響きます。
「はい、泊。……ああ、現さん。え!?」

拘置所。檻の前で、駆けつけた進ノ介を迎える追田。
「おう、進ノ介」
そして進ノ介とともに、中を覗けば、囚われているのは坂木その人です。
「一時間前、別の女性モデルをストーキングしてるところを捕まえられたらしい。呆れた野郎だぜ」
さっそく坂木に対し、リラへのストーキングを追求する進ノ介と追田。
しかし、坂木はにやにやと余裕を見せます。その煮え切らない態度に激高し、お前がロリ少女だろうと叫ぶ追田にも、
「あれ、刑事さんそういう趣味? うーん、まっ(・∀・)ニヤニヤ ……ロイミュード、だろ? コウモリみたいなあの怪物」と冷やかし気味。

その時、はっと気づく進ノ介。
「まさか。お前、わざとつかまったな? おれたちをおびき寄せるため」
「いきなり何の話だよ」
「こいつがロイミュードなら、自分をコウモリみたいな怪物なんて言わない。本物は他にいる……!」
「あれ、バレちゃった? でも手遅れさ! 今頃、もう一人のぼくが七尾リラの心を奪う、恐怖で縛りつけてねえ♫」
「!」
きょーおふ、と発音しつつ、それがたまらない、といやらしい笑みを浮かべる坂木に背を向け、走り去る進ノ介。
その後を追おうとしつつ、
「なんて野郎だ」と坂木を気味悪がる追田。

二人目

リラのマンション。
居間でコーヒー片手にくつろごうとするリラですが、ちらちらと顔に当たるまぶしい光につい、窓の方を見てしまいます。
「……?」
歩み寄りカーテンを開ければ……
「ばあ! きみはぼくだけのものだよ!」そこに取りついているのは、坂木の姿のロイミュード!
「きゃああっ!」

***

待機中、リラの悲鳴を聞きつける剛。
「姉ちゃん!」
霧子だけマンションの中に入っていたのでしょうか。

***

慌てて窓から離れようとするリラ。その時、どんよりの白い閃光が走ります。
「……っ」
動けないリラに、背後からとりつく坂木(偽)。
「どうして逃げるのさ。さあぼくの愛を……」
「坂木! 彼女から離れなさい!」飛び出していく霧子。
「なんだと」
バット型ロイミュード「069」に变化する坂木。対峙する霧子。しかし、唐突に窓外からもう一体、黒マント姿のロイミュードが現れ、069を襲います。
「もう一体ロイミュードが……リラさんを、守った? そんなバカな」
呆然とする霧子。
「また貴様か!」
邪魔に苛立つ069。もみ合う黒マントが、ひらりと一枚のタロットカードを落とします。
それに目を留め、襲われた夜の記憶をたどるリラ。

重加速現象により身体の自由を奪われたリラ。
ほくそ笑み彼女に襲いかかろうとした怪物――しかし、その怪物も何者かに追い払われ、リラに触れることもなく去っていった。
背後で何が起こったのか、リラにはわからない。後に残されたのは、一枚のタロットカード。


「そのカード、まさか」ぽつりとつぶやくリラ。
「やってみろよ。リラはぼくだけのものだあ!」黒マントを挑発する069。

省略

引き続きリラの部屋。
ようやく駆けつけたのか、変身した状態で飛び込んでくるマッハ!
ポーズをとろうとして思い直し、
以下省略!」と叫んで二体のロイミュードに飛びついていきます。
わたしの考えでは二体の争いを見守って弱った方からたたけばいいと思うのですが。
案の定双方からたたかれ、そのうちに069のほうは逃げていきます。追っていくマッハ。
同時にどんよりが解け、動きが自由になったリラは、窓へ向かおうとする黒マントを見上げます。

「もしかしてあなた、なの?」

振り返る黒マント。戻ってきて、と声をかけつつ追いすがるリラ。
「リラさん!」引き止める霧子。彼女たちを守るように、シフトカーズが宙にフリーウェイを敷きつつ集まってきます。
その隙に、069を追い、窓の外へ飛び去る黒マント。

マンションエントランス。
リラの部屋から翼を広げ、飛び降りてくる黒マントロイミュード。
「!」
その姿を、ようやく本庁から駆けつけてきた進ノ介が目撃します。窓からこちらを見下ろしているリラ、霧子の姿も。
「リラさん。坂木! 変身!」
ドライブタイプスピード出現。黒マントロイミュードに飛びついていくドライブ。に、
「進兄さん、坂木のロイミュードはこっちだ!」とエントランス階段の手すりの向こうからマッハが首を伸ばします。
見ればバット型ロイミュードと取っ組み合い中のマッハ。
「え、こっち!? ……じゃ、こっちは?」
その隙に飛び去っていく黒マントで、またCM。かなりマヌケなやりとりですね。

雪のように冷たく

「……!」
マンション中庭? と見せかけてのいつものロケ地。
宙を舞うバット型ロイミュード069を、下から銃撃する二人のライダー。
落ちてきたら格闘ですが、引き続き二対一で翻弄します。劣勢に苛立ったのか、
「どいつもこいつもぼくの愉しみを……!」と叫ぶ069。
「愉しみだって?」問い返すドライブに、美しい女性を恐怖で支配する喜びを語るのが気持ち悪い。
「怯える女達の顔! 最高さ」
「何!」
怒りに燃え、ドライブ、マッハのダブルライダーパンチ!
たまらず倒れた069に歩み寄り、とどめをさそうとするマッハ。それを制し、
「こんなに腸が煮えくり返るのは久しぶりだ」と前へ出るドライブ。
「怒りに震えているときこそクールに決めてやれ」
それが正義というハンドルを握っているきみの戦い方だ、と言うベルトに頷き、
「わかった。とびきりクールに決めてやるぜ」とタイヤ交換します。ドライブ・タイプテクニック出現。ロードウィンター。
たちまちその胸から吹き付ける強烈な冷気! 傍らでがたがたと震えあがるマッハの小芝居が楽しいですが、真正面からそれを受けた069は完全にフローズンロイミュードです。

「よし、とどめだ!」
「オーケイ」
「……」
その時、そうはさせないと言いたげに、現れるチェイス。

***

「チェイス!」遠間から彼らの様子を見守っていた霧子でしたが、死神の出現にまた胸騒ぎを感じます。ここを動かないで、とリラに言い置き、彼らの元へ駆けつけようとする霧子。

***

「……そこのロイミュードは、おれがリセットする。だがその前に。仮面ライダー、貴様を倒す……!」
「黙れ!」一喝し、ドライブしか眼中になかったであろう魔神チェイサー向け、俊敏に跳びかかっていくマッハ。
「剛!」遅れて走り寄るドライブは、とっさにタイプワイルドに変身しています。
マッハを庇うようにチェイサーに取り付くドライブ。
「止めろ死神。お前はなぜ戦う。何のために……!」

にんげんをまもれ

「う! ……っ、くぅっ。あああああああああっ!」
ドライブの問いとともに、頭蓋内に響く声。視聴者にはクリム・スタインベルトの声とわかりますが、奇妙に加工されています。
激しい頭痛。雨の夜の記憶。女の顔。

呆然とその様を見守るドライブの横から、
「こいつはおれが倒す」と進み出るマッハ。この執着も、気になりますよね。

合体

しかしその頭上から火弾の雨が降り注ぎ、
「何!」
顔を上げれば、いつの間に現れたのか、そこに立つのはブレンロイミュード。
「ふふふふふふ」ライダー達を尻目に悠然と歩みを進め、凍りついていた手駒に話しかけます。ロングコートの裾がヒラヒラと、この人の後ろ姿はいいです。「069……リセットする前にチャンスをあげよう。その、醜くおぞましく歪みきった欲望で、仮面ライダーを倒せ!」
「!」

途端にむくむくと膨れ上がっていく069。バット型から怪鳥の如き姿となり、その巨大な爪で霧子の身体を鷲掴みにすると、次の瞬間空の彼方へ飛び去っていきます。
「霧子!」
とっさに上昇する霧子に向け、ワイヤーのフックを投げるドライブ! そのまま霧子とともに、天高く舞い上がっていきます。
「えええええええええええ」なんでそんなマヌケな声がこの場面で出るのでしょうか。
「姉ちゃん! 進兄さん!」
後を追うべく、バイクに飛び乗るマッハ。
同時に、チェイサーも彼らの後を追っています。

並んでひた走る二台のバイク。
彼らに上空から火弾の雨を降らせる怪鳥の如き069。その爪に囚われている霧子と、そこからぶら下がっているドライブ。

「……これじゃどうしようもないぜ。え?」
相手のあまりの巨大さに、攻撃をかわしつつただ追うしかないマッハがぼやいた瞬間、ライドマッハーの操作パネルに見慣れぬ信号が点滅します。
「む……?」
そして同じ表示が、チェイサーの愛機、ライドチェイサーにも。

「「!」」
次の瞬間、ライドチェイサーは魔神チェイサーを振り落とし(ひどい)、ライドマッハーにかぶさっていきます。
合体、白いモンスタービークル・ライドクロッサーが出現。否が応でも操縦席に閉じ込められた格好となったのは、今回はマッハです。

***

上空よりそれを目撃し驚くドライブ。より驚いているベルト。
ライドクロッサーにはドライブシステムとネクストシステムを融合させるテクノロジーが用いられていると朝日公式に書いてありましたが、
「完成していたとは……」と嘆息するばかりのベルトさんです。

***

「なんだかわからないけど……行くぜ!」そして、わからないまま操縦を始めるマッハ。
様々な兵器が搭載されているらしく、すさまじい砲撃が、069を襲います。
その衝撃で爪から振り払われ、落下していく霧子とドライブ――絶体絶命! と覚悟したのか、もがきまくる霧子ですが、着地の瞬間ドライブが下敷きになったので実は無事。

「きゃあああああああああっ」
「……ちょ、霧子霧子」
「え」
無事だったのですがドライブの上にのっかったままずっともがき続けていた霧子。状況を知って飛び退きます。
「ありがとうございます! ……大丈夫ですか」
「ああ」
そうは言いつつ、足腰に来ちゃったのか不格好に立ち上がったところでまたCM。

チェイスの正体 3

身軽になり逃げ続ける069。
それを追う、ライドクロッサー。
「逃すかよ」
四方にワイヤーのついた鉤爪を射出し、周囲の高層ビルの外壁を掴むと、反動をつけて宙に舞い上がるさまはスパイダーマンのようですライドクロッサー! 人じゃないですが。
069の至近距離まで迫り、派手に撃破。

背後で大破する069。その前でひらりと着地するライドクロッサー。と、たちまちまた、二台のバイクに分離します。
「しゃあっ!」快哉を叫び、「へへ、すげえなこいつ」とモンスターマシンを振り返るマッハ。
「剛!」そこへ、ドライブらも走り寄ってきます。互いにねぎらい合おうとして――歩み寄る死神に、息を呑む二人。

「……なぜ、おれのマシンが勝手に……」

しかし、戦いよりも、自分の正体への疑問が優っているチェイサー。
「あ? 知るか」とはドライブも冷淡です。
沈黙したままの、ベルト。

「……それなら、わたしが代わりに説明しましょう」チェイサーもですがこの人もどうやって069を追ってきていたのか、その時現れたブレンロイミュード。「二台のバイクが引き合い、合体したのは、チェイサーがプロトゼロだから」
「なに」
「プロトゼロ……!」絶句する霧子。
「そう。彼はグローバルフリーズの夜、人間の手先として、我ら多くの同胞を倒した。その時、わたしがこいつに名づけたのさ。――仮面ライダー、と」
変身を解き、顔を上げるチェイス。その童顔が、寄る辺なさにいっそう幼く見えます。
「かれが……」つぶやく霧子。
彼女の胸にもよみがえる雨の夜の記憶。
「……おれが。……このおれが、仮面ライダー?」

ということで引っ張られた謎はチェイスの正体ではなく、リラを守る黒マントロイミュード・「096」の正体のほうでした。
こちらもリラの恋人かなあという前振りがされてますけどね。あと、進ノ介がどこまで聞かされてるか、ベルトがどこまで話しているかが、やっぱりわからない。「ばらしやがったな」のリプがまたかわいい。
今週の進入禁止。いよいよ大詰めですね。息を詰めて観ています。
同日追記。松島さんのtwを貼りました。
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2015.01.18 13:14 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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