LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

いやあやられました。スペシャル版のタイミングは別に先週でなくても良かったわけですが(むしろ映画の前が良かった)、dtvのほうは24話の前に観るのが一番だと思います。いや、映画未見の方はいつでもいいんですけどね。ああはらはらさせられました、剛。してやられたけど、うまくつながったな、という感じです。
なんというシスコン
堂々たるシスコン。


カーネーション carnation / Zengame


ということで必死でさっきまで「4号」の感想文書いてたせいで、初めの1~2分を見損なっています。たぶんチェイスの回復を祈り、枕元に花を活ける霧子とか、そんなシーンだったはず。あとで録画観なおして書き足しますが、取り敢えず、
「やられました!」と叫びたいだけ。ああ、剛、良かった。←書き足しました。
復活

ビルの屋上。フワフワと心配そうな091のコアを前に、新たなバイラルコアを取り出し、そこに自らの毒液を流し込んでいるブレン。背後よりメディックの声がかかります。
「……未練がましいですわよ、ブレン。そんな使えない子はわたしが処刑してさしあげます」
「使えない?」この女は何もわかっていないのだと、嘲笑うブレン。「こいつは仮面ライダーのベルトを壊した。こいつにはきっと、ハートの役に立つ素質がある」
新しい身体を得て、まばゆい緑の光のなか、再び出現するシュート。ブレンの期待を背に、堂々たる復活です。

廃病院の一室。穏やかなチェイスの寝顔を一瞥しながら、
「ドクター、調子はどう?」と声をかけ入ってくる霧子。しかしその腕は、前ぶれなく横たわったままのチェイスに、強引に掴まれ、引き寄せられます。既に意識は戻っていたのです。不意をつかれ、姿勢を崩しつつはっと緊張する霧子。
「お前が。おれを助けたのか」
「……雨のなか、倒れてたから」
驚きから立ち直ると、当たり前ではないかという表情を見せる霧子。それをどう解釈すべきか、迷いながら、
「おれは」と言いかけたチェイスですが、まだ癒えない傷の痛みに、それ以上話すことができません。
「大丈夫?」まだ無理をするなと屈みこむ霧子。
「おれは。……お前たちを殺そうとした男だぞ」
「それでも」身を起こし、改めてまだ手に持っていた花束を抱え直す霧子。たよりなく震える声。「まだ信じてるんだと思う……あなたは、あたしを助けてくれた人だから」
「……」
「安心して? ここにあなたがいることは、誰にも言ってない。仮面ライダーにも。誰にも」
「何?」信じがたい思いで、まだ花を活けかえている霧子の、背を見つめるチェイス。
「だから今は、ゆっくり身体を休めて」

都立緑ケ山東高等学校。
前回、警察に怪しまれながらも確固たるアリバイがあるために、まんまと釈放された拓郎。新学期が始まったようで、下校しようと校門のそばまで来た時、待っていた長身の男に気づき、顔色を変えます。
「よ」懐っこく手を上げて合図するのは進ノ介。
「また来たのかよ。いい加減しつこいし。……暇なの」
「せっかく学校始まったのに、お前ここんとこずーっとつまんなそうな顔してるぜ」相手の不機嫌など気にせず並んで歩き出す進ノ介が刑事っぽい。「……この前の事情聴取の時は、あんなに生き生きしてたのに?」

「連続爆破予告だよ? 見たいに決まってんじゃん!」追田に向かい目を輝かせ言ったあの時の拓郎。

「うるせえよ。あんたがうざいからだろ。おれに構うなよ」振りきって歩み出す拓郎を、背後からまだ、見つめている進ノ介。揺さぶりが効いています。
刑事ドラマでは被疑者を“落とす”スタイルも色々あって、
「くにのお袋さんも、心配してるだろ」的な人情派もいれば、やたら怒鳴ったり訴えかけたりの熱血派、あくまで理詰めに矛盾を指摘していく冷徹なタイプもいるわけですが、進ノ介はどちらかというと、刑事コロンボタイプですよね。しつこくつきまとい、痛いところをちょこちょこつついて、知ってるぞ、お前の関与を知ってるぞと暗に仄めかしながら相手がいらだち、ぼろを出すのを待つ。実に楽しそうな演技で良いです。

秘密のピット。シュートにより破壊された剛の、変身ドライバーを修理していたりんな。
「はい。修理かんりょー。完璧元通り♪」剛に手渡すと大きく伸びをします。「あー♡ やっと帰ってベッドで眠れるぅん」
しかしちっとも喜んでいない剛。
「……元通りじゃだめだ」
「あ?」
「パワーアップできないの? 新しいシグナルバイクでもいい! おれはもっと、強くならなきゃいけないんだ!」
「剛くん?」
「頼むよ。おれがロイミュードを倒さなきゃいけないんだ……」
熱に浮かされたように話し続ける剛。さすがに怪訝な表情を浮かべるりんなの足元に座り込み、頭を下げます。
ベルトと目を見交わすりんな。

脅迫状

街路。進ノ介を振りきってきた拓郎は、しかし、ふいに見知らぬアドレスからのメールを見て顔色を変えます。
それは爆発の予告。彼自身が書いていた文面によく似た、日時と場所のみの。
「……え」

緑ケ山東高校前・停留所に爆弾
タイムリミットは今日13時13分

その予告が、しかも、今この場所を示していることに気づき、棒立ちとなる拓郎。爆弾を探す猶予すらない。
「うわあっ!」
突如、目の前のバス停が、轟音とともに爆発します。悲鳴と怒号のなか、とっさに身をすくめ、それから、恐恐と辺りを見回す拓郎。
「おい。今のは」引き返してきた進ノ介が声をかけると、
「違う」
「は?」
「おれじゃない!」驚愕のあまり飛び上がり、一目散に駆け出す拓郎。
「おい待てよ、おい!」後を追う進ノ介。

何とかまき、物陰に隠れたつもりの拓郎。
「なんだよこれ……おれを脅迫してんのか」再びスマホの画面を眺めていると、
「脅迫じゃねえよ」と声がします。物陰から姿を表し、おどけた仕草で立っているのはシュートロイミュード。「お前と同じ、いたずらだ♪」
そして、拓郎と瓜二つの、高校生の姿に。
「お前、仮面ライダーにやられたんじゃ?」
「お前は刺激を求めた。おれはお前に乗っかった。わかってんだろ、おれとお前は、刺激し合って高め合う仲なんだ。……自分だけ逃げようとか、んなことさせるか
慌てて、わかった、これからも予告状を出し続けるからと請け合う拓郎に、なおも、
「そんなヌルい段階は過ぎたんだよ」と語調まで高校生っぽく脅しつけるシュート。「このチキンレースからは降りられない。お前が死ぬまでね。ふははははははは!」
「うあ、あ、……うわあああああっ」恐怖のあまり、踵をかえす拓郎。
「逃げても無駄だっつーの!」

エスカレーション

秘密のピット。
「重加速現象だ! この辺りにロイミュードがいる」と地図を宙に投影し、告げるベルト。それは拓郎を捉えるために、シュートが発生させたもの。
「じゃ、頼んだから!」それまでの会話を打ち切り、飛び出していく剛。

駐輪場へ逃げ込んだ拓郎。その時また、スマホが鳴り始めます。
「……あ。スーパーみどりがやま駐輪場に爆弾。タイムリミットは13時44分……?」
時刻は13時43分。間に合わない。パニックを起こし、ただ棒立ちで周囲を見回すしかできません。
「あ、ああ! ああ……! あ」
その拓郎へ、横合いから飛びつき、もろともに路上へ倒れこむ進ノ介。
瞬間、かれらが寸前まで立っていた地点が爆発します。燃え上がる自転車を見ながら、呆然となる拓郎。安堵の息をつく進ノ介。
「あぶねえ。……自分の勘を信じてよかったぜ。おい大丈夫か。怪我は……ないみたいだな」

拓郎を正気づかせて助け起こし、何があったか話す気になったかと訊ねる進ノ介。そんな2人を高みから見下ろしているのはやはりシュートです。
「次はもっと刺激的にいくぜ」
その背後から、銃撃を浴びせてきたのは剛! 振り返ったシュートを見て、
「お前は。……進兄さんが倒し損ねてたってことか」と左手でゼンリンシューターの銃口を向けます。
「ほ。弱い方の仮面ライダーかw またこの前みたいな無様なかっこ、さらしに来たわけ?」
「!」握りしめる右拳。剛の白い頬に憤怒の表情が走ります。「今度こそおれが倒す。レッツ変身!」
デッドヒートで目覚ましいシザーズキックを見舞い、すぐさまシグナル交換。カクサーン。バースト。
降り注ぐ銃弾の雨に負けじと、高速のダーツを打ち込むシュート。それを一つ一つ、優雅に躱し、あるいは打ち返し、あるいは手で受け止めていくマッハ。
「同じ手は。通用しないっての!」
しかしシュートは余裕です。まだからかうように、
「同じかなあ?」

何、とふと我が手を見たマッハ。手で止めたダーツの先に塗られた毒が、見る間にその皮膚を冒していきます。
「うわああああああっ!」もんどり打って倒れ、そのまま身悶えるマッハ。「……ど、どく? ああっ」
「勝負、ついたね? じゃ」悠々と立ち去っていくシュート。
「ああっ。あ、ああああっ! あ、……ああっ」
「剛!」
そこへワゴン車で駆けつける霧子。強引にマッハのベルトにマッドドクターを装填し、必殺バーストフルスロットル!
「!」
あまりの痛みに声さえあげられず、ただ変身を解かれ、身を硬くする剛。しかし毒はすべて打ち消され、その顔色は正常に戻っています。
「よかった」安堵の息を漏らす霧子。
「……っ」悔しげに額に手を当て、奥歯を噛みしめる、剛の表情にも気づかずに。

取り調べ1

特状課課室。ミーティングスペースで拓郎の話を聞いている進ノ介と追田。
「……最初はほんと、ちょっとしたいたずらのつもりだったんです。学校行って塾行って。家帰ってご飯食べてゲームして寝て。毎日そんなんで。……なんか、面白いこと起こんないかなって」
「それで学校に爆破予告か」
「ほんとに爆破するつもりなかったんです! ちょっと、騒ぎになればいいかなって。そしたら……ほんとうに爆発して。予言者にでもなったかと思った。そしたら」

ある日突然、現れた化物。
「わくわくしただろ。これからも、お前の予告通り、おれが爆破してやる」
そう言って、その化物は、自分と同じ姿に変わったのです。
「こんな化物と手を組んで、おれすごいことしてるって。楽しくなって。でも。まさか、自分が狙われるなんて」

背後で、拓郎のスマホを調べていた西城。
「ロイミュードが発生した形跡が見つかったよ」と声を上げます。頷く進ノ介と追田。
「泊さん、ちょっと」入ってくるなり声をかける霧子に応じ、暫時席を立てば、追田はおもむろに拓郎を見返し、
「これで身にしみたろ。自分がどんだけ悪いことしたか」と絶賛説教タイム。

「……あのロイミュードが生きてた?」顔色を変える進ノ介。「コアを破壊しそこねたか……剛のほうは大丈夫か?」
「はい。ドクターに治療してもらいましたから」無邪気に答える霧子がわかってません。
「そういう意味じゃなくて」
「え?」
「あいや、ここんとこ剛のやつ、なんか変だったろ。……まいいや、後でおれが様子見に行くわ」
「あ、わたしが」言われてようやく剛の鬱屈に気づく霧子。「わたしが話してみます!」
やっぱりチェイスにかかりきりで、弟の異変に気づいてなかったのですね。ちょっとかわいそうになったところでCM。

感情教育(違う)

秘密のピット。その長椅子に、ふてくされたように横たわっている剛。
「剛。元々きみにはせっかちなところがあると思っていたが……最近、あまりにも焦りすぎだ」
こちらもおもむろに説教タイムに入るベルト。
「だって」
「だって?」
「……っ、」跳ね起きる剛。「改造されたチェイサー、見ただろ? これからもロイミュードはああいう強化をどんどんしてくる。それに合わせてドライブも応じてどんどん進化している。……でもおれは?」
おれだけ適応できてない。取り残されたままなんだよと、感情が激するまま叩きつけるように叫びます。
おれだって強くならなきゃいけないのに。強くなれるはずなのに。

ドアの外で、その叫びを辛そうに聞いている霧子。

「おれが使ってんのは、最新型システムのマッハなんだから……!」
「その焦りが、きみの成長を妨げてると思うがね」
穏やかに諭し続けるベルト。聞こえないふりのりんなさんが大人です。
ドライブシステムは装着者のこころとリンクしていると説明するベルト。進ノ介の熱いパッションを必要とするワイルド。怒りを制御するクールな理性を以て初めて身にまとうことができるテクニック。チームへの信頼から生まれたフォーミュラ。
「……マッハもシステムは同じだ。きみが選ばれたのは理由がある。初心に戻れ。今、きみに視えなくなっているものが視えたら、マッハはまだまだ成長できる」
「まだまだ?」
これだけ子供っぽく思いつめていてもまだ自分の思いを人に伝えることができ、さらには人の言葉を聞くことができる、剛もやっぱりヒーローですね。
「そうさ、マッハは最新型システムなんだから」

「……」ドアの外に佇む霧子。まだ、じっとベルトと剛の会話に耳を傾けています。ベルトにも進ノ介にも、明らかだった剛の異変。自分だけが気づいていなかった――と、反省しているようで可憐です。

取り調べ2

特状課課室。まだ、進ノ介、追田相手に、ぽつぽつと話し続けている拓郎。そのテーブルまで、まっすぐ進んでくる本願寺。
「あっ、課長」そして話しかける進ノ介らには無言で、
「確保ォ!」と突然拓郎の手に手錠をかけます! そしてもう片側の環は自分の手首に。
「えっ」
「課長! いきなり何してるんですか!」
驚く追田、進ノ介。それを冷たく見返し、
「例の連続予告爆破事件の犯人が、ここにいるって聞いてね。ま、わたしが直々に本庁連れて行くから。たいへんなんだよこの4月から新しい捜査一課長に変わってね」
今更点数稼ぎしようという本願寺に、
「あんたがはりきらなくても今こいつは」と苦り切る追田。

その時、まだ拓郎のスマホを手にしていた西城が悲鳴をあげます。
「たったったたたたたいへんだ、よこよこ予告状が……!」
慌てて席を立ち、ともにスマホを覗きこむ進ノ介と追田。
「茂木拓郎に爆弾……タイムリミットは本日16時!?」
「そんな!」悲鳴を上げる拓郎。
「予告状って? これ、犯人じゃないの?」きょとんとする本願寺に仕方なく、
「そいつは予告状を出してただけ!」と注釈を加える追田。
「今かれはロイミュードに狙われてる身ですよ!」と西城も言い立てます。
「ええええっ!」
「……16時まであと15分」血相を変え飛び出していく進ノ介。
「おい、待って待ってわたしたちも逃げないと!」本願寺もようやく、拓郎と自分とをつなぐ手錠を外そうとしますが鍵が見当たらないのはお約束。
「仕方ない。課長、容疑者は課長にお任せします」突然折り目正しく一礼する追田。
「きみどこいくの」
「おれは捜査一課への報告や、住民の避難など、警察官としての務めを果たしに」
「おれも行くよお! おれも警察官の務めを果たしに……」
「ですから。課長は容疑者と一緒にここにいてください。下手に移動されるより、市民を守りやすくなる」
「えええーっ」
ご武運を」言い捨てて出て行く追田。
「おったくん、……西城くん?」
「!」その背後で窓から抜けだそうとしていた西城がびくっと身体を緊張させます。「きゅーちゃん。おーはーよ! きゅーうーちゃん。きみは残るよね?」
「ぼくは、」
「きみは残るよね?」
「警察官じゃないので……」
「きみは残るよね?」
「……避難します!」決然と泥沼から離脱する西城。
「きゅちゃん、きゅちゃん、きゅーーーーちゃん!」

今や特状課に残されているのは本願寺と拓郎、2人だけ。

「刑事さん。……おれ」
「だいじょぶ!」その顔を見下ろす本願寺の、目が据わっています。己のガラケーを取り出し、「占いでもやるか?」
「うっそだろ……」絶望した表情の拓郎。

信じてる

「…………」
とあるビルの屋上に待機する剛。手持ち無沙汰に周囲のビル群を眺めています。
「どんよりが発生したら、コマーシャルに連絡が来るって」そう、知らせに現れた霧子。
「ああ、」と頷き、「姉ちゃんは、逃げないの?」
「逃げないよ。剛のこと、信じてるもん」
「おれを?」
「当たり前でしょ? あなたはあたしとちがって。子供の頃から何をするにも自信満々で……ねえ憶えてる? 昔ならってた空手で、剛が初めて負けた時のこと」

悔しそうな顔。丘に立ち、眼下の街を眺めていた小さな背。そっと励ますつもりで、後ろから弟の手をとった幼い日の霧子。
「もっと強くならなきゃね」
その瞬間、胸を張ってこう宣言した剛。
「大丈夫だよ姉ちゃん! だっておれ、強いもん」


そして実際に、次の試合では、自分よりもはるかに背の高い相手を見事に蹴り倒した剛。あの日のまぶしい笑顔を思い出しながら、
「お母さんが死んだ後、2人だけでやってこれたのも、根拠の無い剛の自信のおかげ。……頼りないお姉ちゃんで、ごめん」
「姉ちゃん」
「でも、だからあたし、あなたのこと信じてる。心配もするけど、誰よりも信じてるよ」
「さんきゅ。……姉ちゃん」

シリアスなシーンですが、子役の顔が剛そっくりでびっくりしました。
姉弟の会話を、物陰で聞いていた進ノ介。頃合いはよしと前へ進み出ます。同時に、
「さあ、予告時間の1分前だ!」と声をかけるベルト。
「よし」頷く剛の表情が、もう変わっています。
落ち着き払って両者同時変身。

その頃の特状課課室。時刻は15:58:29。
「「あわあわあわあわ……」」
恐怖にあわっている2人でまたCM。

新たなる力

「……ふん」
その頃、ある公園に陣取る拓郎(コピー)。シュートの姿に帰り、予告通り本物の拓郎へ向け、爆弾を発射しようとしています。

「きたあ!」突然、地図に浮かぶ無数のどんより報告。叫ぶりんな。その情報は、打ち合わせ通り進ノ介らとともに屋上に待機するコマーシャルまで転送され、宙に投影されます。画像を見ながら、
「ロイミュードは中央公園だ!」と叫ぶベルト。
「よし!」
独りマッハがすっ飛んでいきます。

「さあ時間だ。飛んでけ!」中央公園。四方に爆弾を発射するシュート。しかし、
「はあああっ!」突如現れるや、宙高く舞い上がり、それを蹴り帰して、ついでにシュートへの攻撃にかえるマッハ。

16:00:16。
「「16時過ぎた! 16時過ぎた! ……あ」」
特状課課室。ひしと抱き合い顔を伏せていたものの、何も起こらないことに戸惑い、周囲を見回す拓郎と本願寺。

「!」
中央公園。驚き向き直るシュートへ、
「どうだ。今度はおれが、止めてやったぜ?」と得意げなマッハ。
「別にいいよ。おれの目的は爆発そのものじゃない。刺激を与えることだ!」
「おれの目的も爆弾を止めることじゃない」
「は?」
「お前を倒すことだ。行くぜ!」
身構えるシュートを追い、躍りかかるマッハ。パンチの勢いで相手を吹き飛ばし、手すりから落下していくシュートめがけさらに跳びかかり――。しかし、先に着地し、待ち構えていたシュートに、またダーツを射られます。
「あああ。あっ!」またしても全身を緑に染め、地に転がってのたうち回るマッハ。
「相変わらず、毒にはよええなあw」笑うシュート。かさにかかってさらに攻撃を加えます。

「あっ。剛!」
ようやく到着し、ぼろぼろのマッハを見て慌てるドライブ・タイプフォーミュラ。たまらず飛び込んでいこうとするところを
「待て。待つんだ進ノ介!」と制するべルト。
「え?」
止められ、見守ることになったドライブの目の前で、なんとマッハが、とどめを刺しに来たシュートを、投げ飛ばしたのです。
そしてよろめきながら立ち上がり、
「おれは強くならなきゃなんて、焦る必要はない。なぜなら……なぜならおれは……既に強いからだああああおおおおおおおおっ!」
雄叫びをあげる、その全身の色が変わっていきます。その情熱、その勢いで、毒をすべて吹き飛ばすという離れ業を演じたマッハ!

「……剛。焦りで剛が視えなくなっていたもの。それは自分を信じる気持ち、自信だ」微笑ましく見守るベルト。
「おお」驚いたまま頷くドライブ。
両者の前で、
「追跡。撲滅。いずれもマッハ。仮面ライダーーあああ! マッハああああ! はっ」とものすごく勝ち誇った名乗りでまたCM。

アンダー・コントロール

「やった!」デッドヒートのまま、強力なパンチの連打で相手を押しまくるマッハ。
「すげえ。メーターふりきってるのに、パワーアップ状態を操ってる……!」感嘆するしかないドライブ。
「きみも負けていられないぞ」
「わかってるって!」
「OK。Start your engine!」
タイヤ交換。スパーナ装備で飛び出してきたドライブに、シュートを殴り飛ばされ嫌そうに声をかけるマッハ。
「ああ……進兄さんは、ゆっくりしててよ!」
「そう言うなってw」
ダーツをフォーミュラのスピードで躱し、さらにジャッキー。
「剛、来い!」
「あああもう。仕方ないな」
飛び上がって、ドライブのジャッキを足台に、さらに空高くジャンプするマッハ――。

「……」それを見上げながら、トレーラー砲に装填するドライブは、躊躇なく援護の構えです。果たして高みから大回転しつつまっすぐシュートめがけて飛びかかってくるマッハ。後から砲撃するドライブ。
「ああっ!」
大爆発とともにフワフワと舞い上がったコア、091も爆散し、今度こそ影も形もなくなるシュート。
「しゃあっ!」マッハの快哉が響きます。

「…………っ」同じ公園の展望台。高みより一部始終を見届け、悔しさのあまり言葉もなくハンカチを噛みしめるブレン。その耳に飛び込んでくるのは、
「ほーら、ハート様? わたしの言ったとおりでしょ。やっぱりブレンさんには見る目がないんです」とメディックの勝ち誇る声。
「そう言ってやるなメディック。これはこれで面白いものを見た。まさか……デッドゾーンを乗り越えるとは、な」
軽くとりなし、真顔に戻るハート。その目が、真っ赤に燃えています。ハートの弱点もデッドヒート。この戦いは、それを克服するヒントとなるのかもしれません。

エピローグ

「……」
特状課課室。無言で一礼する拓郎の肩を叩き、連行しようとしかけて、ふとその手を止める追田。すぐ傍らまで、本願寺が進み出てきたからです。
まっすぐ拓郎の目を見つめ、
「しっかり反省して罪を償ったら、わたしのところに来るんだぞ。面倒みてやるからな!」
「はい」そして、そんな本願寺に対し、今にも泣きそうな顔でうるうる見つめ返す拓郎。学生だからちょっと注意されるだけで済みそうな気がするんですが。その後はまた学校に戻ればいいじゃないと思うんですが。
しかしもう気はすんだだろうと判断した追田は、今度こそ拓郎の肩を叩き、外へ連れだしていきます。
「なに、あれ?」
「一緒に死線を乗り越えて、絆が芽生えたんだって!」
こそこそと、その様子を見て気味悪げに噂しあっている進ノ介と西城。

秘密のピット。
「え。もうパワーアップしなくていいの?」驚き繰り返すりんなに、
「うん、もういいや。なぜならおれは、強いから。ははっ。追跡。撲滅いずれもおおお」
出て行って、ドアの向こうで、マッハー!と叫んでいる剛。
弟がお騒がせして、と頭を下げる霧子。
ううん、と首を振り、
「せっかく研究用に、もう一つ作り替えたのに」とつぶやくりんな。新たに取り出されたのは紫色のベルト。まるで死神のために誂えたかのような。

霧子がチェイスを匿っていた部屋。
もぬけの殻となったベッドの傍らでは、窓からの風に吹きこまれ、レースのカーテンが揺れています。きちんとたたまれた上掛けが律儀です。 布団はたたむのが人間のルールです。残された花瓶には、カーネーションの花(なでしこじゃないと思うんです)。
そして――今や体力を取り戻し、どこへ向かうのか独り夜道を歩いているチェイス。その手には花瓶と同じ花が……

次週はついに市民バレ?
今週の忍者さんたちはまだ観てません。記念すべき回なのでがっつり観てから追記予定。
4/7追記。やっと忍者さん観られました。知ってても56分あたりの予告でわくわくしますね。あと、アカのあの斜めのトンボキリみたいなのはなんていうんでしょう。とても好き。あとついでに、ドライブ感想文も冒頭部分を書き足し、23話に合わせて<茂木>を<拓郎>に変えました。
そして久々拍手リプ。非公開の場合は拍手内でのお返事ができませんのでこちらで。
内緒さま、カーネーションの花言葉、ありがとうございます! 意味深なシーンでしたよね。4号のほうもご覧いただきありがとうございました。
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2015.04.05 10:55 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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