LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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いやあ今回の敵は怖かった。
ものすごく怖かった。
俳優さんの名前を書くとネタバレになりますが、ほんとうに違う人のように見えたし聞こえて演技ってすごいなと。とくに豹変後の声が、ほんとうに怖かったです。そしてその残酷な企みも。
翻弄されその術中に嵌り、狂戦士と化した剛の暴走っぷりがこれがまた(*´ω`*)
カブトの赤い靴の時のような不気味さはありませんが、狂乱の中に怒りと悲しみがはっきりと表れる演技が、剛らしいなと思いました。暴走好きとしては稲葉さん、渡辺さん、ごちそうさまと申し上げたい。
ということでシーカーロイミュードのエピソードはこの28話で終わりなのですが、001の計画の中では一つの布石に過ぎず、これからこの石が活きてくるのだ、という終わり方も不気味でたまりません。
あと、ストーリーに関係ないのですが、剛が他人にはきちんと敬語が使えるというのが妙に萌えます。


23.365 - Playing with His Sister / Mrs. FireMom


で、今回、進ノ介の謹慎問題も解決されるのですけれども、ギャグ路線好きなんですけど、よりによって霧子が、あのおふざけに加わっていたのが違和感ありました。人間そう単純ではないというのはわかっているつもりなのですが、今回、霧子と進ノ介には全力で剛を心配し続けて欲しかったというか。あそこはさらっと流して、緊迫ムードを途切れさせないでほしかった。勝手な感想なのですが。というか正直、仁良がいい気味であのシーンほんと面白かったのですが。
理由

新興住宅地。仮死状態になった人々を運び出す救急車。現場検証を行う警官たち。
事件の後処理で騒然となるその横で、剛の父はロイミュード開発者、蛮野博士であると聞かされた進ノ介。
「……驚いたろ?」
自嘲気味に笑う剛の心を救いたいのか、ならば蛮野はベルト――クリム・スタインベルトと同じく、人類の幸福のために研究を重ねていたのではないかと問います。
「だとしても。父親の犯した罪は大きすぎる」その罪悪感、使命感に押しつぶされそうになっている剛。「……やつらは今までに多くの人間の幸せを奪わってきた。現に今も……」
運びだされる両親の後を、泣きながら追う少年。
「おれはロイミュードが憎い。やつらを一匹残らず倒す!」
激しい感情に乱れる声。剛の心の傷に衝撃を受ける進ノ介は、卒然と、あることに気づきます。
「霧子はこのこと、知ってるのか」
「!」弾かれたように立ち上がる剛。進ノ介の襟をつかみ、「このことは絶対姉さんには内緒だ! ……もし言ったら、たとえ進兄さんでも許さないから」

ドライブピット。灯りも点けぬままの内緒話。
「剛は知っていたのか、父親のことを……」沈鬱につぶやくベルト。
「やっとわかったよ、なぜ剛があんなに焦っていたのか」
「すべては霧子のため、か」
「ああ。霧子が真実を知る前に、父親の罪をすべて消し去るつもりなんだ。だからチェイスのことも」あんなに憎んで、と言いかけたのでしょうか。その時突然点けられた灯りに驚き、辺りを見回す進ノ介。
「――チェイスがどうかしましたか?」戸口に立っているのは霧子。
「霧子。いつからそこに?」
「たった今です。会議が始まりますよ」
胸をなでおろし、ああわかったとそちらへ歩き出す進ノ介。ベルトはベルトで、
「わたしはここで、プロトゼロのシフトカーの修復を急ごう」と言い出します。
「プロトゼロの?」進ノ介が開発台を見れば、先日ハートがチェイスに渡した、そして霧子がそのチェイスから託された、シフトカーがセットされています。
「チェイスに頼まれたんです、この中に残ってる、記憶データをどうしても知りたいからと」と霧子。

一計

特状課課室での会議。おとり捜査中に050の影響で倒れた追田警部補を始め、住民たちは今も仮死状態であると報告されます。
「なんでりんなさんは無事だったんですか」
「それがわからないのよぉ」
これは結構重要な疑問点だったと思うのですが、そこへ乱入してくるのは仁良。
すういーん♪」と自分で効果音つけながら入ってきます。伊東四朗さんのギャグのようです。楽しそう。うれしそう。比較すれば、
「またですか仁良さん」と苦り切った表情で見返す本願寺がすごくまともに見えます。
「特状課は事件を防げなかったらしいなあ」本願寺など無視して、まっすぐ進ノ介まで歩み寄り、睨めつける仁良。「やっぱり仮面ライダーに変身できなきゃ役立たずだなあああ?」
今どんな気持ち? 今どんな気持ち? と言いたげに至近距離から進ノ介の顔を舐めあげるように見つめます。なんて嫌なやつ。顔が近い。進ノ介もよく耐えています。しかも、それ以上本願寺が何か言う前に、進ノ介が反撃する前に、
「……おっと♪ 仕事仕事!」と出ていく仁良。
なんて嫌なやつ。特状課の心は一つです。しかし、進ノ介が変身できなければ手詰まりだというのは、仁良に言われるまでもない事実。
「早く謹慎処分を解かせる手立てがないと……」こぼす本願寺。
「おれに考えがある。霧子?」顔を上げる進ノ介。

疑惑

運河を見下ろしながら、
「話はわかった」と進ノ介の頼みに快諾するチェイス。「いいだろう、お前には借りがある」
済まないと笑顔になりかける進ノ介に、それよりも、と話題を変えます。
「……一つ、気になることがある」
「?」
「霧子の弟だ。やつの憎しみ、いつもとはなにか違っていた……」
剛がチェイスに辛く当たるのはいつものこと、ではあるものの、前回はわずかに異常が感じられたというチェイス。
「そういえば。……おれにも一つ、気になることがある」考えこむ進ノ介。あの時050が言った言葉。

全て計画通りだ!

「あのロイミュードの、ほんとうの計画って……?」

スマホの着信音。「姉チャン」と登録名の浮かぶ画面を見つめ、しかし出る気になれない剛。
「さあ、行きましょう」バイクにまたがり、背後の頼子に促します。
「良かったんですか、電話」
「はい。今は何より弟さんを見つけ出すことが大事です、さあ」
「!」
剛の言葉に感動したのか、駆け寄り、剛の背をふわりと抱く頼子。
「……そんなにわたしたちのことを心配してくれて……」

ごおお? と柔らかく自分の名を呼ぶ霧子の声。幼い日の姉の笑顔。

「やっぱ、似てる……」ぼそりとつぶやく剛が可愛い。
「え?」
「いや、」
可愛らしく小首を傾げる頼子の電話が、今度は鳴り出します。画面の表示を確かめ、
「良からです!」と叫ぶ頼子。「もしもし良? ……え」
たったそれだけで切れた通話。ものといたげに見る剛に、
「よく聞こえませんでした」と説明する頼子。「……ただ、場所の名前を」
「! どこです」

罠1

特状課課室。本願寺に報告する進ノ介。
「剛くんが狙われてる……?」
「あくまで推測です。もしそうなら、背後にブレンが」
「いや、もっと大きな存在かもしれませんよ……?」

大きな存在、たとえば001。
その001/真影は、また国家防衛局長官室で、ブレンと語り合っています。
ハートに惹かれているのではないか、仲間と言われたいのではないかと、真影に問われているブレン。ということは、もともとはブレンは真影側として、ハートを見張っていた立場なのでしょうか。
「まさか。そんなことは」
「隠すことはない」微笑む真影。「……きみは、嫉妬という感情を手に入れた。ネガティブな心は、絶大な力となる」
「つまり、今回の計画も?」
「やつが仮面ライダーの存在を明らかにし、先手を打ってきた」頷く真影。「今度はこっちからお返しする。――最も効果的、残酷な方法でね」
001は外見は上品な紳士だし、物腰は柔らかいので逆にこういう台詞がぞくぞくきますね。好きですこういう悪役。

罠2

広場を囲むように高層の建物が立ち並ぶ団地。
「ここだ。どっかに良さんがいるはずだ、探しましょう!」バイクをどこかに停めてきたのか、頼子とともに、駆け込んでくる剛。

***

特状課課室。
再び剛に電話をかけている霧子。しかし剛は出ず、やっぱりつながらないと顔を曇らせます。
「……おかしいね。相馬頼子、という名はヒットしない」
一方、PCに向かい検索作業をしていた西城。
「そんなはずは」近づき、共に画面を覗きこむ進ノ介。「……住人の関係者じゃないのか。例えば……そうだ。不動産会社だ!」
「ビンゴ」微笑む西城。「営業担当者、相馬良……!」

***

団地の中の公園。
「剛さん、ちょっと待って!」屈みこむ頼子。定期券を拾い上げます。「これ弟のです」
ここのどこかにいる、と勢いづく剛に対し、
「もう死んでるかも。あの怪物が……」となぜか異様に弱気な頼子。か弱くすがってくるその肩を抱き、
「大丈夫、きっと生きてる。頼子さん……」と一生懸命励ます剛。

***

特状課課室。さらに相馬良について調べていた西城、進ノ介。
「剛が危ない!」
「わたしの責任です。あの時、剛の気持ちを受け止めていてあげれば……」悔やむ霧子。

***

団地の中の広場。
隠れていて、と頼子から離れ、捜索に走る剛。

排除

特状課課室。
「できたわよ霧子ちゃん!」と飛び込んでくるりんな。彼女1人、今まで、新しい重加速粒子検出器を開発していたのです。今度は微細な反応にも対応できると自慢気に説明するりんな。
「さてはライドブースターに?」顔を輝かせる進ノ介。
「正解!」
「よし、出動準備は整った」
「あとは例の作戦ですね」
ようやく少し、元気になったような霧子。

特状課課室。
「呼んだ?」と、入ってくる仁良。フットワーク軽いです。普通、忙しい捜査一課の課長がこんなところまで来ることはありません。たとえ特状課の警視庁内での位置が、少々上がろうとも。
「仁良さん。お待ちしてましたよ」笑顔で立ち上がる本願寺。「実はうちの泊ちゃんが、どうしても話したいことがあるっていうもので」
「なんだ?」
進ノ介を睨めつける仁良。その瞬間、さっと立ち上がる進ノ介。背筋を伸ばし、
「おれ、反省しました。だから仁良課長の許可が出るまで、もう二度と仮面ライダーには変身しません。誓います」と神妙です。たちまち相好を崩す仁良。
「ほう。ほう。ほおおおお。いい心がけだなあ。だが、謹慎処分はそう簡単には……」
相手が下手に出たのに乗じ、さらに嫌味を言おうとした仁良がまったく嫌なやつ。
ですが何の脈絡もなく唐突に戸口に現れた怪人の姿に、その言葉は途切れます。
「!」途端に逃げ惑う仁良。怯えてあたりを見回しますが、慣れているはずの特状課のメンバーはさっと机の下や物陰に隠れて叫ぶばかりです。棒で。

「ついにとくじょうかがおそわれた! いちだいじ!」(棒)
「とってもこわいです」(棒)
「たすけてくださーい」(棒)
「はやく、たすけないと」(棒)
「きんしんちゅうだから、へんしんできない!」(棒)

背後に現れる歌舞伎の幕、棒でありながら誰も彼も妙に見得を切るようなポーズ、芝居がかっているという言葉を絵にしたような一同。
その間も怪人はまっすぐ仁良だけに迫ってきます。
「死にたくない!」捉えられ泣き顔の仁良。
「へんしんできない。できなああああい」(棒)とまだやっている進ノ介に向かい、
「変身、きょかぁぁぁっ!」と涙声で叫びます。
「……やった」その途端、すっくと立つ進ノ介。「行くぜ!」
「オーケイ進ノ介」
「久しぶりにフルスロットルだ!」
変身。ドライブタイプスピード出現でCM。

罠3

「チェイス」
公園。ここまで逃げてきた“怪人”の、正体はチェイスでした。追ってきたていでここまで来たドライブも、礼を言います。
「……ありがとう、おかげで上手く行った」
「おれは、お前に借りをかえしただけだ」
その、いつもどおりの剛直さがうれしく、
「剛がピンチだ。もうひとっ走りつきあえよ」と明るく誘います。
「剛をお願い。たった1人の家族なの」さらに追ってきて、懇願する霧子。
「かぞく。……いいだろう」
今度は仮面ライダーチェイサーに変身します。
「霧子、心配するな。必ず助ける」そう声をかけ、トライドロンに乗り込みながら、行くぞとそのチェイサーに声をかけるドライブ。
「Go! ライドブースター!」ベルトの声に飛来する赤と青。青にチェイサーが乗ったのを確認すると、「Go! ブースタートライドロン!」

「……」
ビルの屋上。眼下を飛んで行くブースタートライドロンを見送るのはブレンです。くるりと振り返り、控えていた3体のロイミュードそれぞれへコアを投げればそれぞれに大きな翼が。
「行け」
舞い上がる3体のロイミュード。

***

団地の広場。独り、ただならぬ表情でゼンリンシューターを構え、歩む剛。
その前方には、先日の新興住宅地同様、相争う何十人もの住民たちが見えます。それぞれの頭上に浮かぶ、赤いコアを撃ちまくっているのですが、表情だけ見るとまるで銃乱射事件の犯人のようです。
シグナルバイク。マッハ。
いつもの名乗りもなく、こんどはトマーレを連射。ストップの標識で、住人の喧嘩を止めているのです。
いずれにしろシーカーを見出し倒すまでは根本的解決にならないので、手っ取り早く文字通り「止め」る応急措置をとったのでしょうが、この行動自体は理性的。なのに、その形相、その性急さ乱暴さには、やはり何か、異常を感じてしまいます。

***

「地上に微かだが重加速粒子の反応が」ブースタートライドロンの操縦席で叫ぶドライブ。りんなさんの発明が早速生かされています。「……見つけた、ここにきっと剛が!」
しかしそちらへ方向を変える前に、背後から攻撃を受けます。ブレンに翼を与えられた、3体のロイミュード。
「!」
方向転換し反撃。派手な空中戦となります。

罠4

「……っ、」
団地の広場。なおも歩むマッハ。その前方の開けた場所に、うつ伏せに倒れた若い男を発見します。変身を解き駆け寄る剛。
「おい、しっかりしろ! あんたのお姉さんも来てるんだ、今すぐ」呼んでくる、と顔を上げた時、隠れていろと言いおいてきたはずの頼子が近づいてきます。
「頼子さん、良さんを見つけましたよ!」
しかし、男、相馬良は、微かな声で剛に訴えます。
「……あねはいない。ぼくに、」
「?」振り返る剛。
「姉はいない……」
「え?」
驚き、今度は頼子をまじまじと見つめる剛。その眼前で、突然愉快そうに笑い出す頼子。
「ははははははは! ははははははは……!」
長い髪を一つにまとめていたのを振りほどき、腹を抱えて笑い続けるその姿が異様で、事態がまだ呑み込めない剛に向かい、
「そのぽかんとした間抜けな顔!」と言い募ります。「……これが早く見たかったの。あはははははははははは!」

***

その上空では、なおも続く空中戦。
ただ一騎、青のブースターを分離させ、宙に飛び上がるチェイサー。まっすぐ敵に近づきシンゴウアックスで爆破と、あっさり使いこなしているのはさすが機械人間です。
「……っ、まずい、落ちる!」青が離れてバランスが取りにくいのか、ロイミュードからの攻撃にトライドロンがコントロールを失い、失速しかけたのを見るや、すかさず再び連結。
「助かった!」そして、そのチェイサーに感謝の声をかけ、残るロイミュードを爆破するドライブ。

精神攻撃

団地の中の広場。
「……どういうことだよ頼子さん。頼子さん……?」
「まだわかんないの!?」呆然とする剛に、一転苛立ちをぶつけ始める頼子。「あんた騙されたのよ! わたしは頼子なんて名前じゃないし、弟もよ。ははははははは!」
「ふははははは……!」そして、その場に潜んでいたのでしょう、050が姿を表し、笑い転げる頼子とシンクロします。合体、シーカーロイミュード出現。

「やっぱ似ている……」
「ごぉお?」


頼子に重ねあわせてみていた、姉・霧子への想い。騙されていたとようやく腑に落ちた剛。その顔は怒りに紅潮しています。
「よくも。おれの家族の記憶を!」

***

団地の入り口。
「どこだ、剛!?」大声で呼ばわる進ノ介に、
「おれは向こうに」と声をかけ、別方向へ走っていくチェイス。

***

団地の中の広場。呆然とする剛の前で、今や得意気に種明かしをしているシーカー。頼子の声と050の声が交互に話しています。
「家族? どんな家族も同じよ!」
少し刺激を与えただけで、憎しみや嫉妬、ネガティブな感情、心の闇が噴き出してくるのだと笑う頼子の声。
「おれの能力は、触れた人間の感情を増幅する……!」自慢するように言うのは050。
「ふはははは! あなたも感染しているのよ、わたしの手から」

運転免許センターの食堂で、依頼を受けた剛の手を、
「お願いします」と握りしめた頼子。


思わず自分お手のひらを見る剛。そこには赤い印が浮き出ています。
追田が感染してりんなが感染しなかったというのも、引越しの挨拶で既に感染済みだった近隣の住民と
「よろしく」と握手したのが追田だけだったから。

「……今回は人間の進化体を探す以外に、もう一つ目的があった。詩島剛。お前の心の闇を、引き出すことだ!」
勝ち誇るシーカーを、睨み返す剛。
「貴様だけは絶対に許さない。変身!」
「ははははははは!」
ゼンリンシューターで何度も強く、殴りつけるマッハ。無抵抗のまま、笑い続けるシーカー。その不気味さに気づかない剛は、もう敵の術中にはまっているのでしょう。
「おれの記憶を! ……姉ちゃんの、思い出まで!」
容赦無いその攻撃とともにCM。

「はあああああああっ!」力を込め、殴り続けるマッハ。何度も、何度も。狂戦士のごとく、残虐に、怒りのままに。
「ははははははははははは!」
「おおおおおおっ!」
相手が静かになり、やったか、と一瞬覗きこむマッハ。しかし、シーカーはまだ、笑い続けます。
「……うふふふ、あはははは、あはは!」
呆れて見下ろす剛。
「剛。それでいい」
「なに?」
「怒りをぶつけなさい……もっと」
その声に箍を外すマッハ。シグナルバイク。シフトカー。デッドヒート。
「もっと。もっと……!」
「あああああ!」煽られ暴走する心の闇のまま、デッドヒートとなるマッハ。
「……そして、このあたしを。あはははははははははははは!」
しゅうしゅうと全身から立ち上る熱気とともに、ゼンリンシューターで殴り続けます。
「はははははは!」
タイヤ交換。カブール。
「あははははは……!」

右手には銃。左手にはドリル。今や敵を破壊し尽くすことしか考えられず、無抵抗のシーカーに駆け寄るマッハ。振りかざしたその切っ先に――銃撃が浴びせられるまで。
「!?」動きを止めるマッハ。そこに立っていたのはチェイサー。
「よせ。融合した人間ごと殺す気か」
「邪魔するな!」機械人間ごときが。今度はチェイサーに襲いかかるマッハ。
その攻撃を受けつつ、
「おれにはわからない。家族とはそんなに大切なものなのか」と問うチェイサー。それは今、剛には最も禁句である言葉なのですが。
黙れ。ロイミュードは黙れ……っ! おおおおおっ」
強力な電撃に倒れるチェイサー。変身を解き、なおも問います。
「……それは、自分の使命より大事なものか」
「黙れ。だまれ。だまれだまれだまれだまれだまれ……っ!」
黙らせたい。その一心で宙に舞い上がり、必殺フルスロットル。
その蹴りを、迎撃するかのように同時に飛び上がる、ドライブ! 遅いよ進兄さん。

CM明け。マッハの攻撃を防いですた、と着地するドライブ。
ドライブの蹴りをもろに受け、変身を解いて倒れこむ、剛。
そちらへ歩み寄り、タイプフォーミュラとなるドライブ。
「剛……おれが守る」
「だまれえええ!」
殴りかかってくるのを止めつつ、タイヤ交換。その目はあくまで敵であるシーカーを見つめています。
両手にマンターンを装着し、必殺のパンチ。たちまち頼子(仮)と分離する050。
「ぐうううう……」呻く相手へフォーミュラフルスロットル。トレーラー砲を構えれば、050本体も、そのコアも爆散します。

真意

050と分離されたまま、倒れていた女。050の敗北を悔み、なおうつ伏せに這いずりながら、剛を睨みつけます。
「……お前は、」立ち上がる剛。「誰なんだ……?」
「子供よ」憎々しげに応える女。「怪物の」
そして、変身を解き、両者を油断なくみつめる進ノ介。
女の言葉はまだ続いています。
「……お前ら仮面ライダーに敗北した、みじめな怪物の……」

「彼女の名は、西堀令子。プロトドライブに倒された005のモデル、犯罪心理学者・西堀光也の娘」
「なぜ気づいた?」ようやく進ノ介に振り返る令子。
当該の不動産会社の過去の顧客リストに、西堀の名があったと説明する進ノ介。それ以前に、相馬良に頼子という姉がいないことも、わかっていたのでしょう。
「さすが刑事。たいしたもんだw」
毒づく令子の腕を取る進ノ介。
「西堀令子。重加速××容疑(聞き取れなかったのであとでなおせたら修正します)。及び殺人未遂で逮捕する――復讐だったのか? 父親の」
「違うわ」その顔を見て、にんまりと笑う令子。「あたしは父を超えたかった。あいつがあたしを殺せば、あたしが考えた、最高の犯罪が完成したのに。あはははははははは。あはははははははははは! ……おとうさん」

しかし最後の一言は、涙に曇っていました。それを聞き、彼女を霧子に重ねあわせていたことを、もう一度思い出す剛。
その手を取る進ノ介。
「050の影響が消えた。……剛。もう大丈夫か」
「……」無言でぷいと、その手を外す剛。よろよろと離れていく背を、見送る進ノ介とチェイス。

(家族……。人間……)

特状課課室。夕日のさしこむ窓辺で、進ノ介からの電話を受けている霧子。
「ありがとうございました。泊さん……」

病室。はっと飛び起きる追田。
「こんばんは。……やっと起きたわね」覆いかぶさるように微笑み、話しかけてくるのはりんな。
「! ここはどこだ? おれはいったい」
「んふ♡」その傍らに強引に寝転ぶりんな。「ねえ、朝飯は、ご飯にお味噌汁?」
まくらを抱え、起き上がり後ずさりしながら、
「……トーストと、コーヒーで」
あれ、これって?

最強の戦士

ビルとビルの間の暗い路地? よくわからない場所に立つ夜のハート様。
「……050の能力は、あくまで人間感情の増幅。一気に集団感染させたのは、001。きみの能力のはずだ」
「確かに」頷く真影。「今回は自分の力を分け与えた」
「目的はなんですの?」傍らからメディック。
「餌さ。仮面ライダーを倒す、最強の戦士を手に入れるためにね」
「最強の?」
「詩島剛」
「蛮野の息子か!」驚くハート様。
相手の反応に満足したのか、中折れ帽をかぶり直す真影の姿があくまで紳士です。
ハート、メディックを背にそのまま歩き出す真影。
「……実に愉しいアイディアだ。ふふふふ」

夜の運河。真っ暗な空に、大きな橋がかかっています。何もない道を、独り歩く剛。

「剛、」快活に語りかけてくる進ノ介。
「剛?」優しく首を傾げる霧子。


思い出の中で、剛を呼ぶ人々の声。そこに、闇の中から、もう一つの声が重なります。

「剛。お前の居場所をやろう……」

「……」想いに耽る剛の、その前方に立っていたのはブレン。相手が自分に気づいたのを確かめた上で、笑顔で近づいてくるその胸中にはどんな企みが……? というところで以下次号。
今週の坊っちゃん方(女子もいる)。忍びなれどもパーリナイ♪に笑いました。この人といい剛といいドロンパといい日本人にはアメリカ人・アメリカかぶれへの偏見がありますねw 地味に画面の向こうで工場の設備よじ登ってるキニンジャー可愛い。
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2015.05.03 08:32 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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