LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

急転直下、敵方の駒となったマッハ。
そして、ハートの誘いにも応じないブレン。
こういう展開は大好きなのですが、陰鬱な稲葉さんの表情にもどきどきするわけですが、でもマッハについてはあの弾むような軽快なアクションと明るい声の取り合わせがやっぱり好きだったので、早く元に戻ってほしいなあと思ったり。
チェイサーがこのところ従順すぎて、まるで霧子の指揮下に入っているように見えるのが少しいやんだったのですが(いや、あのとぼけた感じがあ~る田中一郎っぽくて好きでもあるのですが)、今回ドライブたちの頭を冷やさせるような発言は良かったです。


SHUT UP! 152/366 / Skley


今回の事件は単純な強盗事件に見せて、捜査の中で12年前の事件の真相が明らかになるという構造。
あの扱いにもめげず腐らず捜査に参加させてくださいと仁良に頭を下げる進ノ介が熱く、そして、暴走しかけてもチェイサーに諌められれば素直に聞くところもまたすごい。
主人公じゃなくても応援せずにはいられない性格造形ですね。あの西条がぶつぶつ言いつつ雑用に励んでいるのも、進ノ介のためだと思えばそこもやっぱり熱いです。
ジャンクション。3人ライダーにテンション上がります!

誘い

夜の川。乱れた心のまままっすぐに続く舗道を、散策している剛。風に吹かれる髪。
「お前の居場所をやろう……」どこで、いつ聞いたのか。その父の声に応じるように、
「おれの。居場所」とつぶやいた剛。その時、前方から近づいてくるブレンに気づき、身構えます。
歩み寄る2人。
「……つらいですよね、新参者に居場所を奪われるのは。どうですか? わたしと一緒に来ませんか」
001の元へ、と笑顔で続けるブレンにかぶせるように、
「断る」
「即答ですか」しかし笑顔を崩さないブレン。
「今、おれテンション最悪なんだよ」
暗い声。捨鉢な表情。マッハ出現。殴りかかる、その手をとっさにかわすブレンロイミュード。
意外ですがややマッハより力が勝るようで、ゼンリンシューターを構えた手を取り、軽く突き倒せば舗道脇に積み上げられたがらくたへ、音を立てて倒れこむマッハ。
「ふははははは」
「ああ!」
悔しげに八つ当たりの声をあげるマッハ。拳でがらくたを打ち付け、その反動のように敵へ突進しゼンリンクラッシュ。
「……」
仰向けに倒れ呻くブレンに、とどめだ、と打ちかかります。
しかしそれは罠。
瞬間、マッハの眼前にタブレット画面を突きつけるブレン。思わず見入る、マッハ。
「これは――」

連続銀行強盗事件

特状課課室。
「あああ。今日も載っちゃってますね……」新聞を広げ嘆く本願寺。
「例の、連続殺人事件ですか」
「進展してないから叩かれちゃって」

英都銀行の各支店でこれまでに3件の強盗事件が連続で発生しており、毎回それぞれ1名ずつ、銀行員が殺害されているという凶悪な事件。捜査一課が担当しているのですが捜査はまったく進展していないようです。
とりあえず特状課には関係のない事件ですが警察関係者としては憂慮せざるを得ない事態。

「この犯人、英都銀行に恨みでも……?」

「きゃあ!」
双葉台銀行 九瑠間支店。
目出し帽の犯人に銃をつきつけられ、カウンターのこちらでは一般客が、そしてカウンターの向こうでは行員らが、一様にしゃがみ込み顔を伏せます。その中の1人、メガネの女子行員を選び、命令する犯人。
「おい、お前! 金庫に案内しろ」
「はい」
怯えつつ女子行員が立ち上がると、ひらり、とその後に続くようにカウンターを飛び越える犯人が身軽です。共に店舗後方へ向かう2人。 と、彼らが目の前に来た時、とっさに飛びつく1人の警備員。身をすくめ屈みこむ女子行員。
さらに男子行員ら2人が後に続き、3人がかりで犯人を取り押さえることに成功します。床に落ちる銃。目出し帽を剥ぎ取られ、監視カメラへその顔を晒す犯人。

「つまんねえ真似しやがって!」

しかし次の瞬間、重い時の流れの中、ゆっくりと振り払われ倒れていく警備員たち。
その中心で怒りながら立ち上がる強盗犯の姿が、進化体ロイミュードへ変わります。

出動

特状課課室。電話を受けていた霧子が振り返ります。
「ロイミュード事件発生。一課より出動要請です」
「!」身構える進ノ介。それに待て、と合図する本願寺。何か、と見守る課員たちの前で本願寺がボタンを押せば、たちまち室内の灯りが消え、「ゴーバスターズ」や「レスキューフォース」などに登場する司令室風の照明に変わる特状課。
緊急事態を現すかのように、サイレンとともに明滅するその光を受け、重々しく宣言する本願寺が司令官とか長官とかいう感じになりきっています。
仮面ライダー、出動
取り敢えずリアクションは控え、だるまの上という定位置からベルトを手に取ると、行くぞと駆け出す進ノ介。

双葉台銀行。
「うわあ!」警備員らは跳ね除けられ、後は抵抗する者もいなくなったカウンターの内側を見回すロイミュード。
「さ、始めるか」と振り返るその胸に、067の数字が見えます。
「オープン」と言えばそれだけで開く金庫の扉。メガネの女子行員とともに中に踏み入り、布袋をつきつけます。
「ほれ。さっさと金を詰めろ」
慌てて札束を棚から取り、つめる女子行員。
「早くしろへっへっへ……」
しかしあらかた袋がふくらんだところで、突然その女子行員に向け手をふりあげる067!

あわや4人目の犠牲者は彼女か、というところで、宙にフリーウェイを敷きつつ現れたシフトカーに牽制されます。
そして既に変身した状態で駆けつけたドライブに殴りつけられる067。
「仮面ライダー?」
ジャスティスケージを殺陣のように振りかざすドライブ。たちまち相手を檻に捕らえます。
「強盗殺人犯が、ロイミュードだったとはね」
「おれたちにはどんな檻も意味ないぜ」
「そうだ」
2つの声で話す相手に、
「融合進化体か?」
「オープン」しかし067がそう言うと、たちまちジャスティスケージは解体されます。悠々と出てくる相手を見て、とっさに
「みんな逃げて!」と叫ぶドライブ。わっと立ち上がり逃げ出す行員や一般客を庇うように067に躍りかかり、タイプテクニックへ。

少女

「はっ!」
双葉台銀行。まだカウンターの中で格闘しているドライブと067。
「チャージ」とドア銃を向ければ、
「オープン」と声をかける067。と、
「半ドア」の警告音だけで作動しない銃。もう一度、と試みるもやはり同じ結果。
「どんなロックも解除してしまうようだ」と解説するベルトに、銀行強盗には向いていると納得するドライブ。

銀行正面の舗道。雪崩を打って逃げ出す客達、行員達の後から、もつれ合い転がり出てくる067とドライブ。
路上で殴りあいながら、また
「オープン」と声をかける067。
今度は駐車中の車のドアが一斉に開き、跳ね飛ばされるドライブ! 苦戦しつつタイプワイルドとなり、また067へ組みついていきます。

銀行から逃げ出してきて、その様を固唾をのみ見守っている人々。事件発生から時間は経っているだろうに、特状課以外の警官が見当たらないのは異様ですがキニシナイ。
その中に制服姿の女子高生がいます。階段の上からドライブと067の格闘を見つめる、緊張した表情。
彼女の傍らでどこかから飛んできた赤い風船が、何かの柱に触れた瞬間、ぱん、と音を立てて割れ、それが張り詰めた神経にとどめを刺したのか、苦しみ、気を失う女子高生。

「危ない!」

とっさに067をうっちゃり、女子高生の元へ駆け寄ると、階段から落ちかかっていた彼女を抱きとめるドライブ。てんてんと落ちていく通学鞄。
「大丈夫か」
「ちぇ」
その隙に、逃げていく067。

爪弾き

一課の捜査会議。
「……覆面の男の正体は根岸逸郎、36歳。12年前強盗殺人で逮捕され、1週間前に釈放。今回の事件が始まったタイミングと一致します」
参加している進ノ介は、12年前、という言葉に反応します。
「泊さん?」心配するようにささやきかける霧子。

「それでは」席を立ち、会議室後方まで進み出る仁良。一課メンバーと、最後方に着席した特状課メンバーの境で足を止め、間を仕切るような身振りをしながら、「一課一丸となって根岸の足取りを追うように! 解散」
何をしに来たのかと思えばほんとに嫌なやつ。そんなかれに一礼し、出て行くブレン。
まだ特状課は能見さんの素性について報告を上げていないのですね。

ばらばらと解散していく一課メンバー。笑顔で見送り、自分も出ていこうとする仁良。その背後で立ち上がる進ノ介。
「待ってください仁良課長! ――特状課は」
「は? きみたちは待機だよ、たーいーき!」
「おれにも捜査させてください!」進み出て背筋を伸ばし、深く頭を下げる進ノ介。「根岸は12年前親父を殺した犯人なんです」
かれの言葉に驚く霧子。しかし仁良の態度は変わりません。
「知ってるよそんなこと。でも、そんな親の仇を取り逃がした役立たずは誰だっけ? ……ま、根岸を発見したら呼んであげるよ。きみは余計なことせず、機械生命体だけ倒してれば」
「おれは刑事です。捜査させてください!」

「まあまあ、泊ちゃん」やはり席を立ってきた本願寺。進ノ介の傍らになだめるように立つと、仁良に向き直り、この事件の解決が遅れれば仁良の評価にも関わるのではないかと指摘します。
マスコミにも叩かれているこの事件。痛いところをつかれ顔色を変える仁良に、
「われわれ特状課も、わずかでもお手伝いできればと」と一礼するのが老獪です。
背後で霧子、西条も立ち上がりそれに倣うのも、地味に圧迫感があります。
「……」そんな彼らの様子を見回す仁良。「……っ、そんなに言うなら仕事をやろう」

不遇

街を走る進ノ介。太陽にほえろのテーマが聞こえそうで、ああ久しぶりだなと思っていると、とある店舗に飛び込んでいきます。
「すいません!」身分証を高くかかげる進ノ介。「……あ、シャケ弁20個と、唐揚げ弁当20個ください!」
間違えた、とばかり身分証を引っ込めると、手のひらにマジックで書かれたメモを店員に示します。このくらいの注文憶えられるでしょうに、仁良がわざわざ書いた模様です。嫌がらせか。

一課の帳場。
喧々諤々、事件について語り合う刑事たちの間でやかんを抱えお茶汲みをしている霧子。
その片隅のテーブルで、資料を人数分まとめ、ホッチキス止めしている西条。傍らには本願寺もいます。
「雑用じゃないか。……なんて底意地の悪い男だ」
そこへ近づいてくる霧子。
「あの、課長? ……12年前の事件って」
進ノ介の父親が殉職したというその事件。しかし詳細な経緯は彼女も知らないのです。
「ああ、あれね」語り始める本願寺。

12年前。今回の犯人、根岸は、その時も英都銀行に強盗に入っていた。そこにたまたま居合わせた、泊英祐警部補。
かれは犯人を取り押さえようと、一般客のなかで隙を見計らっていたのですが――。
やはりその場にいた幼い、4歳ほどの少女。
恐怖と緊張のあまり握っていた赤い風船の紐を離してしまいます。電灯に触れたその風船がぱん、と音を立てて割れ、泣き声をあげてしまう少女。
「!」
犯人も緊張していたのか、その物音に振り返りざま発砲します!
少女をとっさにかばった泊警部補の背に、命中する銃弾――。


「直後、警官隊が踏み込み犯人を捕らえましたが泊警部補は…………と、言われています」
「言われている?」本願寺の締めくくりの言葉に、穏やかならぬ響きを聞きつける西条。
「どうもちょいちょい、怪しいんですがね」
「この事件には001が絡んでいる可能性もあるんだ」シフトスピードに搭載されたベルトがそう解説します。
「自分で捜査したかったでしょうね」進ノ介の心情を慮る霧子。

遭遇

大量の弁当を段ボール箱に入れ、警視庁の廊下を走る進ノ介。
前方から貫禄のある要人らしい男が、数人の部下を引き連れ歩いてきます。部下の一人が進ノ介を見咎め、
「邪魔だ。どきなさい」
「ああ、すみません」素直に脇により、じゃまにならないよう段ボール箱も頭上に掲げる進ノ介。
その前を通り過ぎる男。行き過ぎたあとでくるりと振り返り、
「もしかして。泊進ノ介巡査?」
「え、はい」
「そうか、きみが仮面ライダーか。頑張り給え!」
「頑張ります!」
激励して行き過ぎる相手を、しばし見送る進ノ介。
「誰だっけ今の。……あ、そうだ。国家防衛局真影長官」

CM明けは夜の街を歩くブレン。
それを、背後から呼び止めるのはハート様です。
「どうだ、001のところは」
「実に仕事がはかどりますよ」
「ぜひその成果をゆっくり聞きたいものだ」
「!」
温かい笑み、温かい声。そんなハートに振り返る、うれしそうなブレンの笑顔。ご主人様に散歩に誘われた犬のようです。
その笑顔のまま、口を開きかけ――しかし次の瞬間、ブレンの脳裏によみがえる、虐げられた日々の思い出。
「……あの女がいる限り、あなたのところには戻りません」
無表情に告げ去っていくブレンの背を、戸惑ったような顔で見送るハート様。
「どうして仲良くできないんだ? 同じロイミュードだろう……」
このシーン、切ないですね。戻りたいのに戻れないブレン。呼び戻したいのに、そんなブレンの鬱屈が理解できないハート様。人間の感情を習得できていないというか、かれに仲間や友だちの概念を教えたのは誰なんだろうと思ったり。
しかし、そんなハートも、001には疑念を抱いているわけで。

抹殺指令

特状課。またも資料のホッチキスどめに励んでいる西条。
「今日も雑用か。早く根岸見つかんないかな」
手伝いながら手にした資料に見入っている進ノ介。
「――見つけた。手がかり」

これまでの3件の銀行強盗で殺された3人の銀行員は、全員12年前は英都銀行九瑠間支店に勤めていたと、指摘する進ノ介。

「では、昨日は? 双葉台銀行でしたよ」
「――いた。山王丸智子」霧子に問われ資料をめくる進ノ介。昨日の事件で、根岸に現金の袋詰を命じられたメガネの女子行員を探し当てます。「5年前、英都銀行から転職してた……」
「根岸はこの人を追って?」
「つながった。根岸は、あの時現場にいた銀行員を狙っているんだ」

***

「次はこいつです。急ぎなさい、時間がありません」
塔? のような場所。根岸に何者かの写真を手渡している067ことオープンロイミュード。
「銀行強盗は?」
「あれはあくまで偽装」応じるオープン。われわれの目的は12年前の関係者をすべて始末することだと。
ふ、と口を歪め笑う根岸。

***

「……でも変ですね? 一課が気づいてないなんて」
特状課課室。小首を傾げる霧子。資料に書かれてあるということは既に誰かが調べあげてきたことなわけで、こうして配布物にまとめる時点で、もう誰か気づいていそうなものです。
この事件は何かおかしい。
そんな空気の中、いても立ってもいられない進ノ介。唯一ターゲット(と目される人物)殺害を阻止できた、この双葉台銀行の事件を調べれば。
「おれ山王丸さんに話聞いてくる!」
「彼女はいま、一課が事情聴取しているところですよ」
「……なにか、なにかおれにできること……」苛立たしげに、さらに資料をめくる進ノ介。その時、かれ自身が救った女子高生の写真が現れます。「唐沢ゆかり。まさか」

乱れる記憶

病院の廊下。花束を手に歩む進ノ介と霧子。
女子高生、唐沢ゆかりの病室の戸口に立ちます。
「良かった。もう起き上がれるんだ」中を覗き、微笑む進ノ介。「……今日は、ちょっとききたいことがあるんだけど。きみ、12年前にも銀行強盗にあったこと、あるよね。その時のことを話してほしいんだ。何でもいい、きみの見たこと、聞いたこと、……」
「出てって!」言いかけて、少女の突然の激しい反応に驚く進ノ介。「出てってください。早く、出てってください!」
興奮状態の彼女を見て諦め、退出していく進ノ介と霧子。
かれらとすれ違うように現れたのは少女の母親です。
「ゆかりちゃん? どうしたのゆかり、今の、警察の方?」
しかし、母の言葉にもただ肩で息をするだけのゆかり。

「あの様子じゃ難しいですね」
病院の階段を降りていきかけながらつぶやく霧子。頷く進ノ介。
「おおいたいた、進ノ介!」それを、下の階から見上げて叫ぶのは追田です。階段の半ばには霧子、一番上には進ノ介。面白い構図です。
「現さん、どうしてここに?」
「ちょっとお前の耳に入れといたほうがいいと思ってな。いまさっき、根岸の足取りを追ってたんだが」

12年前の銀行強盗事件は、根岸の単独犯行ではありませんでした。
やはり12年前、根岸とともに逮捕されたものの、先に釈放され、今はきっちり更生している共犯の丸谷。そのかれにも、追田は話を聞きに行っていたのです。
「……え? ねぎ兄がまた強盗? しかも、今度は殺人まで……!」刑事の話に驚く丸谷。
「今度はって。12年前にも警官を殺ってるじゃねえか」
「殺ってないす」しかしけろりと否定する丸谷。
「なに? どういうこった!」
「おれにもよく、わかんないす。でも、なんかそう思うす……」


12年前、根岸は人を――進ノ介の父、泊警部補を――殺していない? 首をひねる進ノ介。
「丸谷さんは根岸を慕ってるから」かばっているのではないかという霧子。
「さあなあ。でも、12年前は、丸谷も証言してるんだぜ、根岸が撃ったって」
この事件は何かおかしい。
「それだ。それがあの事件の秘密だ!」
走りだす進ノ介。
「泊さん?」
「進ノ介、おい!」
後を追おうとする霧子。しかしその時、彼女の携帯が鳴ります。

ドライブピット。りんなに呼び出された霧子。
「はーい、しゅうりょお!」満面の笑みで、プロトドライブのシフトカーを手渡すりんな。「シフトカーとしての機能は戻ってるけど、……記憶データがすべて読み取れるかどうかは、正直よくわかんない」
「そうですか……」

「このなかにある、おれの記憶を取り戻せば」
埠頭。霧子にシフトカーの修理を依頼したチェイスの、不安げな顔。


「記憶。戻るといいね」想いに耽る霧子の横顔に笑いかけるりんな。
「はい」頷く霧子の顔で、CM。

ガンバライドみたいなトリプルライダーキック、見たいですねえ。

聞き込み

工場前。作業着姿の気弱そうな男を、呼び止めている進ノ介。協力を拒む相手の腕を掴みます。
「……丸谷さん。丸谷さん頼むから」
「おれだって」勢い良く進ノ介に振り返る丸谷。「……ねぎ兄は、おれの大事な兄貴分だ。めちゃめちゃ世話になったんだ! でも、だめなんだ。何度思い出そうとしても、頭んなかがぐちゃぐちゃに」
ふりきって立ち去ろうとする丸谷の、耳の後ろにある傷跡に、驚く進ノ介。
「進ノ介?」
「見たことあるんだ、あの傷跡」ベルトに説明する進ノ介。「12年前にも。親父にあったのと同じ……」

事切れて病室に横たわる父の傍らに付き添う、制服姿の進ノ介。
その時、父の耳の後ろにも同じ傷跡があった。何かの印のような複雑な文様。


「偶然じゃないはずだ。きっと。絶対何かある」
尚も追おうと、去っていく丸谷のほうへ、進ノ介が目を向けた時。

「――よう、久しぶりだな、マル」その前方に、姿を表したオープンロイミュード。怯える丸谷に襲いかかります。

「進ノ介!」
「丸谷さんっ!」
駆け寄る進ノ介。そのままオープンロイミュードを捕らえ、丸谷から離すようにうっちゃります。
「根岸。やつが狙っていたのは、銀行員だけじゃなかったのか」
ドライブタイプスピード出現。
剽悍に跳びかかっていけば、
「またお前か」と向き直ってくるオープン。
「会いたかったぜ。いろいろ聞きたいことがあるんだ!」
「話すことなんて何もねえんだよ。オープン!」

オープンが叫べば、工場の壁に取りつけられた栓が開き、たちまちパイプから吹き出す高圧の蒸気に、よろめくドライブ。

「はっ!」立ち直り剣を振りかざすドライブが前回より学んでいます。オープンに対してはドア銃は無効。追いすがり、むちゃくちゃに打ちかかるドライブ。
「落ち着け進ノ介。きみの剣が乱れている」
「落ち着いていられるか! こいつがおれの親父を撃ったのか撃ってないのか。確かめなければいけないんだ!」
「……親父。またそれか」うんざりしたようなオープンに応え、
「ほんとうに。ふふふふ、人間というのは面倒な生き物です」と現れたのは、ブレン。その背後に、伴ってきているのは剛。

最強の戦士

「剛?」
「行け、仮面ライダー」
マッハとは言わないブレン。仮面ライダーは仮面ライダー、それ以上の識別など必要ないとでも言うのでしょうか。
暗い表情でドライブの前へ進み出る剛。

「……!」そこへ駆けつけてきた霧子。先にシフトカーを渡しに行ったのでしょうか、チェイスをも伴っています。

「変身」陰鬱な声。マッハ出現。黒い陽炎のように、ゆらりと立つ姿とはうらはらに、いつも以上の早撃ち。
その銃撃を受け、倒れるドライブ。

CM明けは引き続き殴りあう2人のライダー。
「剛、お前……!」戸惑うドライブの動きにいつものキレはなく、さらに参戦するオープンによってしたたかに打ちのめされます。
「!」
その窮地を見るや霧子の傍らで、無言で変身し飛び込んでいくチェイサー。まっすぐマッハに跳びかかります。
「どうしちゃったの剛……やめて!」
姉の声も届かないのか、今度はチェイサーに殴りかかるマッハ。
その腕を取り、相手の勢いを活かして投げるチェイサー。仰向けに倒れたマッハの腹に、チョップを加えようとします。
「剛!」
しかし霧子の悲鳴に手を止めるチェイサー。
そこへとっさに射撃を加えつつ飛び起きるマッハ。そのままドライブに蹴りかかっていきます。
「……むう」
起き上がるチェイサー。ドライブともみ合っているマッハに襲いかかります。
「オープン!」
2対1で不利なマッハを援護するつもりか、その時工場の壁面のすべての栓を開くオープン。
吹き出る水の圧力をまともに受けるドライブ。
頭上から落ちかかるドラム缶をかわすチェイサー。

「剛。ふざけんなこんな時に!」
さすがにかっとなったのかフォーミュラとなるドライブ。
同時にデッドヒートとなるマッハ。
「どいてろ」
「おれは親父の真実を知りたいんだ!」
最強フォームでぶつかり合う力と力。
「やめて!」その結末を予想し、悲鳴を上げる霧子。

「楽しそうだ、……そこにいたのかマル?」
その時、物陰に身をすくめていた丸谷を見出すオープン。
「いかん、進ノ介! ガードしたまえ!」叫ぶベルト。しかしその声はドライブの耳には入りません。
「……死ね」丸谷に襲いかかるオープン。
「うわあああああっ!」

「――!」
それまで缶の山の下敷きになっていたチェイサーが、斧を手に立ち上がりざま、オープンに振りかざします。
「とうっ!」
さらに返す刀で2ライダーにも。ヒッサツ! マッテローヨ!
「なにをする。人間を守るのが、仮面ライダーの使命ではないのか」呆然と振り返るドライブに、淡々と告げるチェイサー。
「……お前の言う通りだ」はっとするドライブ。そこへ殴りかかってくるマッハを躱し、丸谷らを小脇に抱えると、トップスピードでチェイサーとともに駆け去っていきます。

「…………逃げたか」
陰鬱に立ち上がるマッハ。オツカーレ。変身を解き、自嘲するかのようにふと、くちびるを歪めて以下次号。
今週のパーリナイ。やっくんとドロンパのやりとりが楽しい今回でしたが、浅井さんが肩が柔らかそうで、あと失神のしかたも眼福でした。あとロボ戦がすごい(;゚∀゚)=3 今回が初めてではないですが改めて。
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2015.05.10 12:16 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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