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「リクエストがあったので、いくつかこぼれ話をするよ!」という、海外のスタントマンの記事をImgruで見つけました。


Does this explosion make me look fat? / smswigart


繰り返し「安全な方法があるんだよ」って言ってますね。ええ、安全第一でお願いいたします。
携帯でセレブを撮りまくる心ないファン? 関係者? というのはいただけませんが、逆にどれだけすごく怒ってたんだろう……ちょっと見てみたいかも。

誤訳の指摘はいただけると大歓迎です!
ご要望にお答えして、一スタントマンであるぼくから、こぼれ話をいくつか。

by stuntmannn · 2 days ago

うまく書けてればいいけど。

初めての火だるまは低体温の限界に挑戦!

スタントジェル(火だるまスタント用の難燃ジェル)によるんだけど、ああいう時スタントマンの身体を覆うものは、だいたい華氏35度(摂氏1.67度)くらいにまで冷えこむんだ。
初めての火だるま撮影で、ぼくはスタントジェルにびしょびしょに浸けておいたスーツを着て、さらに、頭やわき、股間には、別途ジェルを重ね塗りした。その辺りは熱がこもりやすくて火がつきやすいところだからなんだけど、もう冷えて冷えて。実際に火をつけた時には、ブルブル震えながらくちびる真っ青でやったおぼえがあるよ。

「顔にパンチたたきこんでやるけどいいかな」「やめて」

お願いだからやめてね。
なんでも安全にやるノウハウってものがあって、パンチもキックも、100回中99回は実際にあてる必要のないものだ。それでいてカメラにはちゃんと映るんだよ。ぼくは長年殺陣で、いろいろなシチュエーションで、何度も顔を殴られてきたけど、でも、たいしたことじゃない。「どうぞ♪」ってなもんだ。
ああ、一回だけ、主演女優の顔をまともに殴ったことがあるよ。ぼくは顔を覆うものをつけていて、あまり周りがよく見えなかったし、彼女もダッキングしてパンチを避けるタイミングが、すこしばかり早すぎた。ボクシングのチャンピオンみたいにやり返してきて、お互いよろよろになった。まあひどいもんさ。マリー、もしこれを読んでたら、結婚してほしい。

かっこよく決めようと思ったら危なく爆破されるところだった

あまり詳しくは言えないんだけど、あるロボット映画(サードムービー)で、車とか建物とかもばんばん爆破されてて、人々が街を逃れるシーンがあった。ぼくはその時走りながら、瓦礫のそばにある車の、ボンネットに駆け上がったらかっこいいかもって思いついた。
すぐわかったんだけど、そこはちょっとした爆発シーンが予定されてた場所で、既にいろいろな仕掛けが施されていた。ぼくがボンネットに飛び上がった、ちょうどその瞬間、炎はぼくの頭上5フィートくらいにまで吹き上がった(倒れた偽電線から)。幸いだれにも見られなかったけど、もしちょうどそのシーンで誰かが一時停止ボタンを押したら、巨大な火花のシャワーの横に、ちっちゃい影みたいにぼくの身体が映ってるはずだ。何分何秒のところか知らないけどね。ひどい映画だったから、DVDは買ってないんだ。

ゾンビ映画? いつもすごく楽しい、いつも

ゾンビ映画で楽しくなかったことがないんだ。いちど、15人くらいで主役の保安官によってたかって、生きたまま食いつこうとしてたとき、保安官の電話が鳴り出しちゃって。着メロが「Don't stop believing」だったんだよ。ぼくらは10分間休憩しなきゃいけなかった、だってみんな笑いすぎてメイクがえらいことになっちゃってね。

※maki注:着メロがグリーのかジャーニーのかわからないのですが一応ジャーニーのほうを貼ってます。曲がどうこうじゃなく鳴っちゃいけない時に鳴ったのがおかしかったんだと思いますけど。


銃で遊ぶな! 絶対だ

ブランドン・リーの事故もそうやって起こった。
きみが一回でもエキストラか何かで撮影現場に来ることがあったら、絶対に、銃に触るなよ。武器コーディネーターがどうぞって渡してくれるまでは。
みんな銃をおもちゃだと思っちゃうんだ。銃を無造作に掴んで、すぐその間抜け面に向けたりするばかをぼくは何度も見てきた。

撮影現場で傍若無人に写真を撮ったりすると、温厚なセレブも四文字言葉のマシンガン攻撃を始める

大がかりな映画で、誰かよくわからない有象無象がセットをうろついて、主役の写真を携帯で撮り始めたことがあった。主演俳優っていうのは、とくにビッグな映画では、ものすごいストレスをかかえて、しかも20時間以上、休憩なしでやってたりするのにね。
その主役は、それまで演技では見せたことがないくらい怒り狂って、ものすごい罵倒語を連発してた。まあ言うまでもなく、誰かがすぐその有象無象を保護した(追い出しにかかった)けどね。

長い撮影の後の帰り道がパニックに

別のゾンビ映画では、ぼくは血まみれでぐじゃぐじゃであちこち切れたりやけどしてたりというメイクのまま、13時間以上の撮影で、とにかくくたびれ果てていた。
ぼくは住んでる寮までバス停から歩いて帰るんだけど、その途中、出会う人出会う人ぼくを見て救急車を呼ぼうとするから慌てて止めなきゃいけなかった。ルームメイトもめちゃくちゃびっくりしてたしすごかったよ。

「『ジャッカス』みたいなことばかりしてたから、スタントマンもやれたかも」「たぶん無理」

「中学の頃は無茶ばっかりやってたよ。スタントマンくらいやれるんじゃないかな」っていろんな人がぼくに言うんだけど、たぶん無理。
怖いもの知らずってのは確かにクールだ、でもきみが間抜けなせいで撮影で怪我をしたりしたら、その映画はたぶんお蔵入りなんだ。きみがスタントマンで、不必要に無謀なことをするばかだと評判がたったら、このビジネスは長くは続けられない。もしそうじゃなく、ばかなこともせず、才能に恵まれているんだったら、どんどん仕事がきて金も稼げる。細く長くが一番なんだ。まあぼくも、「ジャッカス」は好きだけどね。

バーの階段を転がり落ちたらタダ酒と美人バーテンダーの電話番号をゲット

信じようと信じまいと、世の中には安全な階段落ちってものがある。ぼくは友だちを笑わせるためにバーの階段をわざと落ちたことがあるよ。冗談抜きでシラフだったので、カーペットのせいで転んだと言った。
ぼくがバーを訴えるとでも思ったんだろうね、店のおごりでだいぶ飲ませてもらった。ぼくがわざとやったって見抜いたバーテンダーがいたから、彼女の電話番号を聞き出したところで帰ったけど。

小道具は面白い

ぼくは撮影小道具で、クールなやつをいくつか持っている。プラスチックフォームでできていて、せいぜい一ポンドくらいの重さしかないハンマーとか。たぶん触ってみるまで本物にしか見えないと思う。
ときどき、うちに来た客に、
「どれくらい重いか試してよ」って言って、そのハンマーを部屋の向こうから優しく投げてやるんだ。みんなキーキー大騒ぎさ。飽きない。

=あとがき=

ということでリクエストがあったので書いてみました。ぼくはSAG(映画俳優組合)組合員ではないですが、いくつか素晴らしい映画に出演させてもらっています。自由にコメントを書いていってね。
追記。書くのを忘れていました。
スタントは、頭がおかしいとかクレイジーとか怖いとかよく言われるけど、そういうものではありません。
ぼくたちの仕事のほとんどは、「急いで」「待つ」、その繰り返しです。
映画で注目を一身に集めているのは主演俳優で、逆に余程のことがない限り、スタントマンは映画の進行に合わせ、都合のいい時に動員される立場です。一度など、15時間も撮影現場に拘束されて、たっぷり13時間はなにもせずにいたこともあった。でもひとたび出番になるや否や、フルスピード、フル出力でやらなきゃいけない。まあそのぶん、払いもいいんだけどね。
6/1追記。またしても「下書」のままで保存していました。何をやっているんだろう。「公開」に変えました。
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2015.05.29 18:22 | heroes | トラックバック(-) | コメント(-) |
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