LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

今回のタイトル「チェイスに聞け」にしようかと思ったのですがやっぱりこれしかないと思った。最終回には……なんて言ってましたが、ついにやってくれたからです。
ついに。現さんが。なるほどあれは伏線だったのか!


snowflake / Muffet


仮面ライダーで、主役が最終回前に命を落とすというのは決して初めてではありませんが、まだ後にこれだけ回を残して……というのは衝撃的かもしれません。
ただ考えてみれば、1号の時代からして、あの改造手術によって既に人間としては死亡し、ショッカー怪人として生まれ変わっているわけです。右も左も死人だらけの「555」の例もあり、魂が生きているならば、どのような姿であれその人格は生きていると捉えるべきなのかもしれないと、昨夜観た「チャッピー」を思い出したり。

以下の感想文は見返してないのでだいぶ間違いがあると思われます。時間があれば後日修正。←修正しました。
クールダウン

「止めろ進ノ介! このままではお前まで……!」
フリーズにさんざんに叩きのめされ、変身を解かれ、それでも立ち上がる進ノ介。
「む?」
――その時、かれとフリーズの間に割りこむように、まだ戦いを続けながらその場へ雪崩れ込んできたチェイサーとマッハ。2人に阻まれもどかしげに足を止める進ノ介に微笑み、
「……まあいい、まだ不完全だ。わたしがその瞬間を迎えるために、まだね……」と踵を返すフリーズ。それを見て自らも同様に戦いを止め、去っていくマッハ。

特状課課室。
「なぜ勝手に動いた!」ベルトの怒鳴り声が響きます。
「でも動いたからやつの攻撃方法を知ることができた」
反論する進ノ介にさらに、憤懣やるかたない様子のベルト。しかしだるまの頭に巻かれた状態ではなかなか間が抜けています。
「001の能力がきみに効かなかったのは結果論だ!」
「でも動かなかったら!」
「まあまあクリムちゃん」それをすくい上げるように両手に取り、どこかへ出ていこうとする本願寺。
「まだ話は終わっていない! どこへ連れて行く気だ!」
「頭を冷やせる場所ですよ~♪」

出て行くかれらを、見送る進ノ介の頬も紅潮しています。
「どうしたんだベルトさんは? 今回は慎重すぎるぜ。なぜそこまで001を恐れる」
「大丈夫です」ベルトの恐れを聞き出していた霧子。それが自分に伝播しそうになるのを抑え、微笑みます。「次は、今まで通り戦えます。泊さんとクリムなら、きっと」

屋上。眼下の家々を見下ろす本願寺。
「……ここがあたくしは大好きでね。なにか行き詰まった時はこうして街の景色を眺めていると、自然とファイトが湧くんです。あそこに生きてる人たちを守るために、頑張らなくちゃ、ってね」
暮れかかる柔らかな陽の光、ほんのりと輝いて見える町並み。特状課ジャンパーもいい感じ。見下ろす本願寺の声といい表情といい、思いっきり“いいシーン”を演じています。
「なるほど……。だが、こうしてわたしを巻く意味はあるのかね」
その本願寺の腰に巻かれていることに、不満そうなベルトさん。
他意はない、変身しようってわけじゃない、と言いかけて、
「あ、ついでに変身できるかやってみましょうか」とポーズを取り始める本願寺に辟易しています。
「やめたまえ!」
「冗談ですよ」笑う本願寺。「わたしはずっと、自分にできることをしてきました。クリムちゃん、あなたと一緒にね」
「――きみには感謝している」
「やっと今、その我々の目的にたどり着いたんじゃないですか。001の正体は暴いた。今こそ、心を合わせる時です」
「む……」
ここの本願寺の語りは戦友という感じで、なかなかに萌えます。

作戦会議

引き続き特状課課室。ホワイトボードの前で事件の概要をまとめている霧子。
「まずは001の能力をなんとかしないと」
「やつに氷の針を打ち込まれた人間は」彼女の声に応えるチェイス。「ある特定のキーワードに触れると、偽造された記憶に支配される」
真影の記憶改竄能力は、単純なものではないようです。
「なあるほど。……って、いつからお前そこに!?」驚く追田。
「徹くんの家族は、誘拐された父親のことを忘れていた」口を開く進ノ介。
巌の映っている写真を見ても、それが誰か認識できなかった。
「つまり今回のキーワードは、<藤木巌>という人間。だから写真を見ても正しく認識できなかった」
この「つまり」がわたしにはよくわからなかったのですが細かいことはキニシナイ。

「001は同じ方法で警察関係者の記憶も操作した」とチェイス。
「そのキーワードは」
その時、過去何度も「ロイミュード」と発語しかけてなぜか失敗する、自分のことを思い出している追田。ロリ少女。萌え入道。ホイコーロー。恋女房。ずっと気にしていたんですものね。
「ロ! ……ロィ少女か!」惜しい。
「あ、それわざとじゃなかったんだ?」驚く西城に
「ふ、この男にもやつの力の影響が微かに残ったんだろう」と頷くチェイス。
「チェイス。どうしてもっと早く言わなかったの」咎めるような霧子。
誰も、聞かなかったからだ

……
………

凍りつきかけた空気をなんとかしようと、咳払いし、前へ進み出る西城。背後で
「ぴんぽんぱんぽーん」と音がしているのはこの場合効果音?
「ではここで新情報。拐われた人間は、藤木巌のほかにいるよ♡」
「!」
一気に食いついてきた進ノ介に、自らのPCを示す西城。
ミスターXの送ってきた集団検診リストの中に、藤木巌のような行方不明者が20人確認できたというのです。
「20人も」
「しかも、失踪事件が始まったのは12年前。つまり」
進ノ介の父親の殺害と、今回の誘拐事件には、なにか関係があるのでしょうか。

裏切り

「真影長官が連続誘拐犯!?」
捜査一課長、仁良に迫っているのは、今度は追田です。
「それだけじゃありません」泊英介警部補の殺害事件にも関与しているのだと。
「あのヤマは完全に解決している」耳をかさない仁良に、
「関係者全員の記憶を操作され、事件そのものが改竄されたんです、やつの特殊な力で」と言い募る追田が熱い。
「くだらん」
「課長、待ってください!」立ち塞がる追田の浪花節。
それをどけと押しのけて、出て行く仁良。

ドライブピット。りんならもいるところへ、入ってくる進ノ介。
「ベルトさん頼みがある」
「頼み?」
「001に打ち込まれた針を、取り出してくれ」

真影の執務室。
「……実は、12年前のあの事件を特状課が調べています。なにか厄介なことになる前に、先手を打つべきかと」
国防局長官室まで、報告に馳せ参じていた仁良。かれの耳の裏には前回、なにもないことが描写されていましたが、ならばこの人、事実を知っていて協力する立場だったのでしょうか。
しかし、せっかく危険を知らせにきたつもりだったのに、真影の反応は冷たいものでした。
「用件はそれだけですか」
「は」
「仁良課長。きみはもう用済みです」
「は?」
「……二度とわたしの前には現れないでください」
「いやいやちょちょちょちょ、ちょっと!?」待って、と真影に取りすがろうとする仁良を、
「失礼、忙しいので」と押しのけ、今度は真影のほうが出ていきます。別に仁良が失態を犯したわけではなく、ただ計画も大詰めなのでこれ以上身を隠す必要がなくなっただけという、その身勝手さ。
取り残され、めまいのような感覚に思わずよろめき、応接セットのソファの背にすがる仁良も、すぐにそのことを悟ったのでしょう。
「……おれを切り捨てるのか? …………おのれ、真影ぇぇぇぇっ!」

解毒剤

ドライブピット。自分から取り出した001の針を分析すれば記憶を取り戻す成分もつくれると、説明している進ノ介。
「解毒剤ね!」即座にその意を悟り笑顔で応えるりんな。対照的に、
「だが危険すぎる」と眉を(ないけど)曇らせるベルト。そのためには針を打ち込まれた時と同じ状況で、ドクターの施術を受けなければなりません。ドライブに変身せず、生身のままで。
「通常の人間にはまず耐えられない。最悪の場合、」
「やってくれ。必ず耐えてみせる」
「進ノ介!」
「それしか方法がないんだ……!」

***

桜並木。花曇りの空の下、佇むハート。その前に、シフトバイクが走り寄ってきます。
目を留め、顔を上げるハートの前に現れたのは紫の影。
「何の用だ?」
「超進化体とは何だ」
相変わらず単刀直入なかつての“友”に、思わず笑顔となるハート。
「知りたければおれと戦え!」と、即座にハートロイミュードの姿へ。
「変身」
対するチェイスはあくまできまじめな表情のまま。シグナルバイク。仮面ライダーチェイサー出現。

***

「うああああああああ!」全身の痛みに絶叫する進ノ介。その枕元で、一心不乱にPCに向かい、キーボードを打ち続けているりんな。
「クリム!」
そして進ノ介の傍らに屈みこむ霧子。彼女の訴えを受け、
「やはり無理だ。中止しよう」と言ってしまうベルトさん。
「続けてくれ!」しかし、当の進ノ介から反対の声が飛びます。「ぜったい、あきらめるわけにはいかない……!」
「……きみというやつは」

***

満開の桜の下、相争う2人。
超進化体とは、進化の最終ステージだと、約束通り戦いながら説明しているハートロイミュードが律儀です。
「たどり着くための、条件は」
「おれたちが人間から学びとった感情を、極限まで高める必要がある――001は屈辱。おれの場合は、……はっはっはっは! 戦いの中でも感じることができる……はは、歓びだ!」
「!」
たたきつけられて倒れるチェイサー。立ち上がりざま銃撃。
しかしハートの力には叶わず、変身を解かれます。
「だがなあ」それを見てやはり笑顔のまま、元の姿に戻るハート。「お前に対する感情では超進化はできない。やはり、おれを最後の高みへと導けるのは、あの男だけだ」
つれない言葉とともに立ち去っていくハート。と、風景が一変し、桜の雲が消えた後は殺風景な工場街に取り残されるチェイス。
ハートにとっての鍵とは誰か。先週も話題になりましたね。
「……あの男?」つぶやくチェイス。

***

「……」ドライブピットの開発台の上で、静かに目を開き、すぐさま傍らの霧子に
「どうだった!?」と問う進ノ介。
「抽出成功よ!」これで解毒剤が作れると、開発台の前から笑顔で応じるりんな。しかし肝心の霧子は硬い表情のままです。
「みんなに心配かけすぎです! ……このまま目覚めない可能性だってあったんですから」
「ごめん。でもおれは、必ず戻る。笑顔で帰りを待つみんながいるから」

わたしが士くんを待ちます、という夏みかんの言葉をふと思い出しました。

「結果論だ」しかし、まだ意地を張るベルト。
また口論の繰り返しかと思いましたが、そこへ追田が飛び込んできます。
「進ノ介! 12年前からの連続失踪事件、やはり真影の仕業に違いない。家族や友人、だれも彼らを憶えていない」
言いながら被害者リストを進ノ介にさし出す追田で、CM。

それでも調べがついたということは、藤木巌の写真同様、公的な資料などは残っているということですね。戸籍とか徴税とか、そういう関係はどうなっていたのでしょうか。
あと、キーワードに触れるまで偽の記憶が発動しないということは、それまでは今回の藤木徹同様、失踪者を心配して探しまわる人がいただろうと思うのですが、失踪届などは出されていないのでしょうか。

クララが立った

特状課課室。
「いよいよ容疑が固まったわけですか!」進ノ介、追田の報告を聞き重々しく頷く本願寺。頷き、
「でも、まだ肝心なことが」と眉を曇らせる進ノ介。
「001が徹くんの父親を誘拐した動機ですね」
「できたよ解毒剤!」そこへ飛び込んでくるりんな。スプレー式の容器を手にしています。礼を言う進ノ介に、
「でも被害者たちに使用する前に臨床実験が必要よ」と釘を刺すところはさすがに科学者です。「……しかも001の影響を受けた人間でないと」
つまり特異体質の進ノ介ではアウト。
「おれがやる!」その時、身を乗り出す追田。「おれで試せ!」
「現さん?」
「この追田現八郎、刑事として男として……」
そこで進ノ介に対しなにか口上を述べようとしていたのですが、おれで試せ、の次の瞬間、
「そうこなくっちゃ♡」と笑顔になり、いきなり追田の鼻先に解毒剤をスプレーするりんな。
「うわっ! ま、まだ心の準備が」目を押さえ、むせる追田。

突然始まるクイズコーナー。出題者はりんな。
「では問題。人間に化けて悪さをする、機械生命体は?」
「……つながった。ロイミュード!」

ここは例の、白人男性sがうおおおおおっ! と喜んでいる写真が貼られてあると思ってください。
現さんがやりました!答えた次の瞬間、
「やった、ついにやったあ!」誰よりも早くバンザイする西城が可愛い。自ら感動に打ち震える追田に、
「現八ィィ! ンもぉっ!」と抱きつくりんな。
「実験は、大成功ですね」微笑み見守る本願寺に振り向きかけて、
「……実験?」ともう一度、つぶやく進ノ介。

あの時のフリーズの立ち去り際の声。
「なに、まだ不完全だ」


「つながった!」叫ぶ進ノ介。「001は、何かの結果が出るために待っていた。そのために実験を」
それはそうなのでしょうが、先週の「はず」同様、今ひとつわかってないことが多すぎます。
「一刻も早く止めないと」
そう言われても、誘拐された人々の居所さえわからないのです。

「――わたしに心あたりがある」その時、背後から割り込んできたのは、なんと仁良。

出動

引き続き特状課課室。PCのキーボードを叩きながら、
「確かに怪しいね。未使用施設にしては消費電力が大きすぎる。さらに周辺ではどんよりの報告が」と頷く西城。また電力マニアの友人の力を借りたのでしょうか。
「ビンゴの可能性が高いな!」
どうやら皆で(主に西城が)仁良からもたらされた情報を検証していたようです。
「しかしどうして。あなたはおれたちを目の敵にしていた」と、仁良に向き直る進ノ介。
「やっと目が覚めたんだ。わたしは、いや警察は……真影に利用されてた」
この変り身の早さ。違和感あるなあと思っていたら、
「すこし調子良すぎますね」と霧子が言ってくれました。しかしそれは上司に言っちゃだめなセリフでもある。
「今までのことは謝る。わたしも警察官だ、信じてくれ」そこであくまで爽やかに、頭を下げる仁良。
「では」笑顔で見守っていた本願寺。「特状課、しゅつど……」
それを押しのけ隣にするりと並び立つ仁良はさすがに生き馬の目を抜く一課長。抜け目なく
「特状課、出動!」と本願寺に先んじて号令をかけます。
「その台詞、とっちゃいやあああ!」
悔しがり、ならば自分はポーズをとって、言い直す本願寺。負けじと自分もポーズをとる仁良。そんな2人の課長を、スポットライトが照らしています。要らない演出です。

ドライブピット。
「泊進ノ介はもう出動したぞ。なぜ、一緒に行かない」取り残されたベルトに問うのはチェイス。「なにを悩んでいる?」
「きみは、怖くないのか」問いに問いで返すベルト。
「その感情はわからない」ゆっくり、自分の胸の内を探るように応じるチェイス。「おれにわかるのは、人間を守るのは仮面ライダーの使命だということ。クリム。お前が教えてくれたことだ」
人間を守る。その言葉を噛みしめるベルト。
「……チェイス。連れて行ってくれ、わたしを進ノ介のところへ!」

大凶

フジキ製作所。
「何をしに来た?」いぶかる徹の目の前に、解毒剤のスプレー容器を見せる進ノ介。
「これを使えば、真実を思い出すはずだ」
「おれに親父なんていない。それが真実だ!」
手渡された解毒剤を、しかし怒りに任せ、ゴミ箱に叩き込む徹。ふと苦笑する進ノ介。
「憶えてないかもしれないけど。おれはきみと約束した。お父さんを、必ず連れ戻すと」そしてどら焼きの紙包みから一つ中身を取り出し、工場の休憩スペースのテーブルに置きます。「……戻って来た時は、笑顔で迎えてやってくれ」

特状課課室。ガラケーの画面に見入っている本願寺。
「大凶。……あの日と同じかあ」
ため息をつき、机の引き出しから若き日の泊英介と本願寺の写真を取り出します。
「泊警部補。息子を守ってやってくれ」

CM明けは進ノ介が去ったあとのフジキ製作所。進ノ介が残していったどら焼きを、食べてみる徹。
「この味、」

幼い頃から、何度も食べてきた味。
「うめえか?」
「おいしい!」
その傍らで、可愛くてならぬという表情で徹を見つめながら、やはり同じどら焼きを食べていた中年の男。


「親父……!」
ところでこの人は記憶をなくす前は藤木巌藤木巌と周囲に聞きまくっていたのですが、いったい何が徹にとってのキーワードだったのでしょうか。

突入

郊外の巨大な建物。その様子を伺う一同。
「今んとこ、中に人がいる気配はねえ」告げる追田。
「行こう」追田、霧子を率いるように進む、進ノ介。

***

フジキ製作所前。
進ノ介を追ってきたのか、走り出てきた徹の前に現れた紫の影。

***

「これは」
施設の内部に息を呑む進ノ介。ずらりと並ぶ棺のようなケースのなかには、一体一体、失踪した被害者たちの身体が収められ、低温で保管されています。
その顔を確かめ、失踪者リストの顔写真と照合する追田。
「間違いない」
「でもどうしてこんな?」

「彼らはわたしの、研究材料だよ」
その時なめらかな声がして、振り向けばブレンを従えた真影が立っています。彼らと同行しているのは――。
「剛!」心配そうな声を上げる霧子。
「研究とは何だ」問う進ノ介。
「12年前、わたしが受けた屈辱……その原因を究明するため、わたしの能力が及ばない特異体質の人間を、ある方法で探した」
「偽のウイルス情報による集団検診!?」
「泊進ノ介。きみの父親は特別、いわゆる超人と、わたしは理解していた。だが、調べてみると同じ特異体質の人間のなかにも、とるに足らぬ人間が大勢居ることがわかった」
話の最中、ブレンが親切にも、ケースから藤木巌の身体を取り出し、その場に投げ出します。そんなことをする必要はロイミュード側には一切ないので、たぶん親切なんだと思います。
「親父さん!?」声を上げる進ノ介。
「わたしには理解できなかった。なぜ、わたしの力が及ばないのか――こんなちっぽけな、なんの価値もない人間どもに」

「親父の悪口を言うな!」

しかし、真影の長広舌に反応したのは徹でした。
「徹くん!」驚き振り返る霧子。「どうしてかれを連れてきたの。危険よ!」そして徹の背後から姿を表したチェイスを咎めます。
「なら守ればいい」当然だろうという顔のチェイス。

「……確かにちっぽけかもしれない。でも夢はさ、世界一速い車の部品をつくるってくらい、大きかった!」とるに足りぬ、何の価値もない人間ではないと、周囲のざわめきが耳に入らないのか、言い募る徹。それを見て、
「なぜ。お前の記憶は消したはずだ」とうろたえる真影。
「お前にとってはちっぽけでも、おれにとって親父は世界一の人間なんだ!」
「黙れ。虫けらが!」
変身し、そんな徹を攻撃する真影。
「!」とっさに徹をかばい、ともに倒れこむ進ノ介。
そして、藤木巌のそばへまだついていたブレンに一突き食らわせ、追い払うチェイス。
「親父!」ようやく床に投げ出されたままだった父の身体に、取りすがる徹。「親父、おい、目を覚ませよ親父! おれ、どうしても言いたいことがあんだよ、どうしても」

「……もう、じゅうぶんきいたよ」

はっと顔を上げ、父の身体をまじまじと見つめる徹。その徹を見返し、藤木巌の目が笑っています。
「こっぱずかしいこと言いやがって」
「親父」
へへへ、と照れくさそうに見つめ合う親子。それを見て、
「いくら貴様が記憶を改竄しようと、人の想いを完全に消すことは絶対にできない。そんな人たちを、おれは守る!」と、改めて声高く宣言する進ノ介。
「むう」
その決意に、唸るベルト。

「今こそ心を合わせる時です」と言った本願寺。
「人間を守ることが仮面ライダーの使命だ」と言ったチェイス。
「絶対諦めるわけにはいかない」と、苦しみに耐え叫んだ進ノ介。


再び彼らの声を思い起こし、思いを新たにします。
「進ノ介!」そして自らその腰に巻きつくのですが、ものすごい勢い良かった。「……済まなかった進ノ介。もうわたしには迷いも、虞れもない!」
「信じて待ってたぜ」
この、低くつぶやく声がたまりません。信頼と安堵。竹内さん、ほんとうに素晴らしい。
「さあ、エンジンをかけろ。2人で力を合わせれば、かならず001を斃せる!」
「ああ!」
変身し、フリーズに跳びかかっていくドライブ。萌える展開です。
しかしフリーズ対ドライブをまるで他所事のように、ただ互いに見つめ合い立ちつくすチェイスと剛。

急転直下

「!」対してまともな神経を持っているのはブレンロイミュード。後を追って参戦するつもりか逃げ出すつもりか、わかりませんが、外へ走り出ようとします。
「待て!」ようやくそれを呼び止め、「お前の相手はおれだ」と妨害するチェイスが渋い。
「いいや!」そしてさらに割り込んできてにやりと笑う剛。「おれが、お前の相手だ」
シグナルバイク。変身。再びの、鏡合わせの変身。

相争う超人たちの影で、被害者たちを助け、退避していく追田、霧子。

もつれ合いつつ、外へ出てきたフリーズとドライブ。
しかし、膂力では一歩、劣っているタイプスピード。ドア銃は効かず、腹を蹴りつけられ投げられ、土埃で白く汚れたボディに妙に萌えます。
距離を取り強力なブリザードを吹きつけてくる相手に、対向するようにタイヤ交換。マックスフレアの炎で身を守り、あかあかと燃えるタイヤを投げつけて相手が怯んだ隙に剣で迫ります。今回、相手との攻防が上手く噛み合っています。やがて優勢となるドライブ。
遅れてブレン、マッハの2人を一手に引き受けるチェイサーも出てきて、争う5人の姿でCM。

ここで一瞬、ずいぶんつや消しなテロップが出てきます。
オンエア視聴時は気がつかなかったのですが、まあなんでこんなことをしたのでしょうか。皆さんが怒るのもわかる気が。

CM明け。優勢のまま仕上げとばかり、タイプフォーミュラとなるドライブ。
超高速の体当たりでフリーズを倒し、怒りの言葉を叩きつけます。ただ、矢継ぎ早の攻撃イフェクトで正直はっきり台詞が聞き取れなかったのが残念です。
「001! 貴様がどれだけ巨大な権力を手にしようが、お前を許さない」
タイヤフォーミュラ01。
「……二度と、人間の価値を語るな!」
燃え盛る拳を固め、炎のパンチ。たちまち火に包まれるフリーズ。
「いけるぞ、一気に決めろ!」
フォーミュラ砲、フルスロットル。
「ううう……」反撃の暇を与えず畳み掛けるドライブに、ただ唸るしかないフリーズ。
フォーミュラ大砲を受け爆散します。砕け散る身体の中から、ゆらゆらと宙に、舞い上がる001のコア。

「001!」戦いのさなかにそれを見て、思わず悲鳴を上げるブレンロイミュード。
「よし」静かな声の中にも、手応えを感じているドライブ。
「うん、やったぞ進ノ介!」快哉をあげるベルト。

しかし001のコアは爆散することなく、ゆらゆらと宙の高みにあり続けます。唐突に流れる、モーツァルトの「レクイエム」より、「ディレス・イレ」の悲壮な合唱。
「ふふふふふふふふ……」
そして、不敵な笑い声をあげ始める、001のコア。

「ここまでわたしを見下せるとは!」叫びつつ、屈辱の極みを得て、新たな身体をまといます。宙に浮いたまま、巨大な氷の結晶の形を取るフリーズロイミュード。
「これが……この美しい姿が」と見上げるブレン。
「超進化体……?」たじろぐチェイサー。
「ああ、その屈辱がわたしを超進化させた! もはやわたしは無敵だ」
すべての人間の記憶を書き換えてやると、うっとりと宣言するや、無造作に光球を発するフリーズ。

そして、その攻撃に貫かれ、変身を解かれて倒れる進ノ介。たった一撃で、あっさりと。
呆然と見守るチェイス、マッハの前で。
「泊さん!?」
「進ノ介!」
勝ちを確信した、直後の急転直下。周辺では大爆発が起こるものの、その中心で倒れたまま身動き一つしない進ノ介の長身には目立つ傷一つなく、そこへ慌てて駆け寄る霧子と追田が俯瞰で映されます。胸に手を当て、
「心臓が……そんな、そんなばかな!」と焦る追田。
「泊さん。泊さん!」と悲鳴を上げる霧子。
焼け焦げたその腰のベルトもバッテリーが落ち、表情が消え去っています。
「泊さん!」
「進ノ介」
2人の叫び声をよそに、眠っているように穏やかな進ノ介の顔がアップで映り、
「警視庁特状課・巡査 泊進ノ介」と現れたテロップ。その横に遅れて、「殉職」の二文字が浮かびます――。

無音のラストに引き続き、沈鬱な霧子のモノローグで綴られる次回予告。
「泊さん、わたしたちは最後まで戦います」と決意の言葉も悲壮に以下次号。ああなんか、「W」の最終回一個前の回を思い出しました。フィリップの消滅を悼み、喪失に耐える無音のラスト、あくまでも静かな相棒のモノローグ。同じ演出です。ということは……?
今週のおれおれ詐欺w なぜ魔法を使わないのか。あの図体で階段落ちって怖そうです。
そして、スターの兄もいずれ登場しそうですね。
6/1追記。ちょこちょこ修正してニンニンの感想も足しました。例の曲の曲名も調べました。
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2015.05.31 11:57 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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