LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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台東区だったんですか!?

警察ものでは結構ある展開ですがこれ好きなんです、無辜の人物が罪を着せられ疑われての逃亡パターン。
「なぜ警察が警察を信じてやれないんですか!?」
映画の予告、霧子の叫びとも連動しているかのようです。うまいですね。
最初からクライマックストップギアでした!


Runaway reward poster / DC Public Library Commons


年明け頃から始まった、進ノ介の父親の代からのロイミュードとの因縁の物語もそろそろ閉幕。しかし、時折挿入されていた、単に脇役掘り下げ回としか思っていなかった過去の特状課メンバー個々の事件(ロイミュードとの関わり)をここに持ってきたのはうまいなあと思いました。
仁良のおふざけもここにきてさらにグレードアップ。お尻ぺんぺんとか中の人はどなたでしょう、本当に楽しそうに見えてうまい。
そして肝心の戦闘もブレンが強い! めっちゃ強い! 松島さん超うれしそう。
3ライダーそれぞれがピンチに陥ってto be continued. と引きもうまい。

うまいと何回言ったでしょう。台詞はうまく聞き取れてないです。そして緊迫した中でのベルトさんの仮装(?)。
2週間ぶりのドライブ。ジャンクションだけでときめきます。鏡の中のドライブ、この表現は「龍騎」を思い出しました。
デカレンCMきましたね!

帰結

OP直後、提供画面でのドライブの軽やかにして美しい跳躍姿にくらくらしつつ、画面は九瑠間運転免許試験場へ――。
いつもの特状課、と思いきや辺りは物々しい雰囲気に包まれています。
門前を取り囲むおびただしい緊急車両の数、さらにその外側には報道陣のカメラの列。
そして建物周辺や近隣ビルの屋上へ、続々と展開する特殊部隊の黒い隊服。
「A班、配置つきました」
「了解。D班、状況は」
司令官らしい男が険しい顔でインカムに問います。
その頃、門前に立った報道番組の女性レポーターはおもむろに口を開き、カメラの前で
「こちら現場です。九瑠間運転免許試験場内、特状課において、立てこもり事件が発生しました」と第一報を。

薄暗い室内。奥の課長席に座ったまま、銃を構えてみせるのは仁良。それに対峙するのは手錠片手に立つ進ノ介。
「諦めろ。もう逃げられないぞ、仁良」
「おれは捕まらねえよ、絶対にな♡」
唄うように応じる仁良はどこか愉しそうでもあり、むしろ追い詰めたはずの進ノ介の横顔に、緊張の色が走ります。

進ノ介のモノローグ。
すべては、20時間前のことだった――。


1:10pm 籠城時間まで20時間

前回の事件で、仁良に12年前の事件の証拠品である拳銃を、奪われた特状課の面々。
敵は曲がりなりにも本庁捜査一課長。その仁良がそれをどこへ隠し、今どこへいるのか、追田にはまだ手がかりすらつかめていません。
「既に方々手を回していたらしく……悔しいですが、お手上げです」
「12年前の例の拳銃、処分されてしまうと厄介だね」憂慮する西城。泊英介殺害犯が仁良であったと証明する、唯一の物証だからと、同意する霧子。
「そういえば進ノ介くんは?」辺りを見回すりんな。

病院です、と応える霧子の声がかぶさる、病院前の光景。張り込みでもしているかのように、その前の舗道に佇む進ノ介。
「ここに現れるのか? お前が取り逃がした、仁良が」背後から歩み寄ってくる、チェイス。
「直感だが、可能性は高い」頷く進ノ介。
その視線の先には、ようやく元気になったのか私服姿で、世話になった看護師と談笑している少女の姿があります。
「唐沢ゆかりがまた狙われると?」
「彼女は12年前の事件の記憶を改竄されなかった」過去の犯罪を隠蔽しようとする仁良にとって、ゆかりを襲う理由はそれでじゅうぶんでしょう。「――ていうかお前はな、」
なぜここに、と問いかける進ノ介の言葉を遮り、示してみせるのはハンター。
「霧子からこれを。ブレン対策だ」
「なるほど」納得したように頷く進ノ介。「……確かに、仁良がブレンと動いている可能性は高い」しかしその時、病院の玄関から出てきた少女が手を振ります。
「刑事さあん! チェイスさあん!」

退院してきた唐沢ゆかり。その笑顔の前に、走る白い光。“どんより”です。

「ばんばばんばばんばばんば♪」
倒れかかるゆかりへ、近づいてくるのは、楽しげに歌いながら病院の外階段を降りてくる融合進化体、シーフロイミュード。
「やはり現れたな! 仁良」
「しかし106のコアは破壊したはずだ」考えこむベルト。
「なんであろうと、今度こそ確実に倒す。変身!」
スタート・オール・エンジン。その変身動作を妨害するかのように、攻撃してくるシーフ。飛来するエネルギー弾が意外にも強力ですが、それから楯のように進ノ介を庇うトライドロン。その影で変身を完遂する進ノ介。タイプトライドロン出現。
「……そして、必ず逮捕する!」剣を片手に飛び込んでいきます。
激しい殺陣。それを見ながら背後で変身するチェイス。
「……変身」シンゴウアックスを手に、戦いの中へ文字通り身を投じていきます。
「はっ!」
「おっととっと♪ へっへっへへ……」
2ライダーを相手に交互に攻撃され、後退するかのように見えるシーフ。しかしその声は余裕です。
ドライブの一撃にシーフが倒れ、どんよりが消えたその時。
「よし。決めるぞ!」
身構える2ライダー。その短い間に、
「そうはいくかよ!」と跳ね起き、緑の毒霧を噴霧するシーフ。
「この霧……まさか?」
「そうか、今度はブレンと融合して復活したのか!?」納得するベルト。
とっさにフレア・スパイク・ニンジャを装填するドライブ。Attack1-2-3。タイヤを飛ばしてシーフを攻撃し、態勢を立て直します。
「へへっ、まだまだ♪ ――いやあ!」
やおら手斧を飛ばし、ドライブ、チェイサーが避けたところへ今度は緑の触手を。隙をつかれ、呻くことしかできない2ライダーをぎりぎりと締め上げてみせるシーフ。ライダーへの触手攻撃は大好物です。
と、その時背後で心配そうに顔をのぞかせた、ゆかりにも目を留めるシーフ。
「お。おお? ほほう!」
はっと振り返るドライブ。その目の前で3本目の触手がゆかりへ伸びます。あっけなく右腕をとられるゆかり。
「しまった。ゆかりちゃん!」

絶体絶命か、というその時――。病院の屋上から射撃しつつ飛来したのはマッハ。
斜めに落ちてくるような、この姿勢がまた美しくて見惚れました。

「はっ!」ゆかりを解放し、着地するや振り返り、なおドライブ、チェイサーを拘束する触手を、撃ちぬくマッハ。
「また仮面ライダーだと」一瞬忌々しげに睨めつけるシーフ。しかしその声は依然、余裕です。「……ここは退却、だな♪」
おもむろに胸の番号を表示してみせるシーフ。それは、003に変わっていました。
「例のものはいずれ返してもらう」ブレンに言われた時のことを、思い出すマッハ。
目眩ましのつもりか派手な攻撃をしかけ、姿を消した敵に、悔しがるチェイサー、ドライブ。
「……逃げたか。ゆかりちゃん!」そして、変身を解きゆかりに駆け寄る進ノ介。「ゆかりちゃん。怪我は」
「大丈夫です」

そのさまを食い入るように見つめる剛。仲間として戦ってきた進ノ介に、かつてのように言葉をかけられないもどかしさ。
代わりに話しかけてくるのはチェイスです。
「やはりあのタブレットには、ロイミュードの生みの親・蛮野天十郎が」
その声を打ち消すように、
「おい、姉ちゃんには言うなよ。絶対」と詰め寄る剛。その顔を間近で睨めつけ、
「…………いいだろう。だが、何かの時は力を貸せ」と応じるチェイス。
「あ!?」
「前に、泊進ノ介を復活させた時のように」

ぼそり、と言われ、一瞬走馬灯のようにめぐる剛の記憶。
初めて蛮野の意識を呼び出した時。
姉への懺悔。
復活したドライブの、覚醒以前よりさらに強大になった力。


「なつくな!」近づきすぎた相手を突き飛ばす剛。「おれはお前のダチじゃねえ」
言って足早に去っていく剛の後ろ姿を、しかし見送るチェイスの顔は……
「ダチ?」
また新しい単語が登録されました。

「念のため、ゆかりちゃんを家まで送っていく」
そんなドラマが背後で展開されていたとも知らず、チェイスに断りに来る進ノ介。このところ、すこし剛に関心が薄いような気がしますが事件中はこんなものかなあ。助かったよ、くらい言ってもいいような気がするんですが今回。
「……それはおれが。お前は、仁良とブレンを追え」
「そうだな! 頼む、チェイス」

松並木を抜け、海へと続く一本道。アスファルトの上の照り返しのなかを、一人歩いているブレン。
「あんな小悪党と手を組んで。いったい何を企んでいるのかしら、ブレン?」その背後に現れる、黒い影。
「メディック」振り返り、そしてにっこりと微笑むブレン。「これからは、ブレン様、と呼べ」

ぶれん、さーま! と発音しています。

その姿が黄金に輝くさまを見て、たじろぐメディック。その目の前で、超進化体となってみせるブレン。
「その姿は」
「さあ、呼ぶんだ。ブレン様、と!」

やっぱり、ゆっくり、さーまー、と発音しています。

「冗談じゃありませんわ!」それで気を取り直したのか、気丈にも睨みつけるメディック。メディックロイミュードとなり、赤い触手を伸ばします。
が、それを瞬時に、眼光だけで弾く黄金のブレンロイミュード。
「なんですって!?」
驚くメディックロイミュードの身体を、そのまま黄金に輝くエネルギー体で捕らえ、宙吊りにし、林に叩きつけ、次に砂浜へと投げ出します。
「ああ!」浜辺に転がり、悲鳴を上げるメディックロイミュード。
「はははは!」それに対し、尚も火弾を飛ばす黄金のブレン。
炎のなかでよろめくメディックロイミュード。とどめの攻撃がその身体の上へ炸裂します。
「あああっ!」爆発とともに、変身を解かれうつ伏せに倒れるメディック。砂まみれのドレス。

「……ついにお前も超進化したのか。友として、うれしいよ」
その時、ブレンとメディックの間を遮るように、歩み寄ってくるハート様。てっきりメディックをかばうのかな、と思ったのですが、その後の会話からするとメディックなんか眼中にもないご様子です。
爽やかな笑みを向けられ、変身を解くブレンの顔もまた、誇らしげに輝いています!
「すべてはハート、あなたの理想を実現するためです」
「…………」
倒れ伏したままようやく顔だけを上げ、無言でその様子を睨むメディック。はっとふりかえり、その前に飛びつく(文字通り)ブレン。
ものすごい飛距離をとんだ後、砂に両手をついてメディックの顔の真ん前に自分の顔を持っていく様子は一見フライング土下座に見えましたがそんなはずはありません。
「その顔が見たかった!」そのまま快哉をあげるブレン。「わたしに嫉妬する、その顔があああああははははははははは!」
「…………」
もはや得意の毒舌も振るえず、ただ睨み返すしかないメディックの顔を存分に眺めわたして狂喜するブレン。ここの表現は伝説になりますね。すごいです松島さん。そして満足気に起き上がり、
「次は泊進ノ介の番だ……あああへへへへへへっ!」
融合したら顔も仁良に似てきましたよブレンさん。
6:47pm 籠城事件まで14時間23分

「どこだ。どこにいる、仁良!?」
捜査に疲れたのか、血走った目で紅い光に染まる街を見下ろす進ノ介。運転免許試験場の屋上。

しかしこの辺りの描写はわたしにはよく理解できません。単独行動の多い探偵ものなら良いのですが、警察の長所といえば組織力であり動員できる数の力。
もちろん、今まではそれを使えない理由がありました。

・ドライブの正体を隠していた
・真影の力により、ロイミュード事件を扱う特状課自体が
 発言力のない左遷場所のような扱いを受けていた

等々。しかしそれらが失くなった今、正々堂々仁良を告発し可能な限りの人員を動員すれば良いことなのに(仁良の直属の部下である一課の追田警部補自身がその犯行を目撃しているのに)。また、真影に庇護されていた能見(ブレン)など失脚させれば良いだけのことなのに。
今の時点で仁良を告発しても信じてもらえないというなら、せめて証拠物件の盗難事件に動員をかければいいのに。
いつまでも進ノ介1人を走らせて、いったい本願寺は何をしているのでしょうか。
そもそも前回、科捜研の科長が拳銃の隠し場所を思い出した時に、追田・本願寺・霧子がそれを押さえに飛び出していくとか、外部に連絡をとろうと携帯を取り出すとか、そういうシーンがないのも不思議に思っていました。案の定ブレンに先を越されてしまったわけですが。
使えるものは使いましょう、課長。

「……行き詰まった時はこうして街の景色を見つめたくなる」背後からの柔らかな声に、はっと振り返る進ノ介。
「課長!?」
「わたしもそうです。あなたのお父さんも、そうでした」
夕暮れの光のなかで、紅く染まる進ノ介の頬。

***

「おれはここで」少女の家の近くで足を止め、そう告げるチェイス。
「ありがとうチェイスさん!」
礼を言い踵を返した、少女の手首には金色に光る傷があります。屈み込み、プロトドライブのシフトカーをそっと路上に下ろすチェイス。
「……しばらく彼女を見張っていてくれ」

***

運転免許試験場屋上。
「親父と課長は、知り合いだったんですよね?」
「かれが初めて捜査一課に配属された時の、同僚でした」懐から自分と英介の映った写真を取り出し、進ノ介に示す本願寺。
「そうだったんですか」初めて見る写真を受け取り、父の顔を眺める進ノ介。
「実はわたし、12年前のあの日からずっと後悔していることがあるんです。きみのお父さんが銀行強盗に遭遇した日、かれの運勢は大凶だった。でもわたしはそれを告げなかった。……そして」
取り返しのつかない凶事が起こった。進ノ介の傍らから離れ、背を向ける本願寺。
「クリムちゃんと出会い、事件の裏になにか大きな陰謀があると知って、わたしは誓いました。必ず謎は暴くと。でも、調べれば調べるほど事件の謎は深まるばかりでした……」
一心に聞いている進ノ介へちらりと目をやり、続ける本願寺。
「そして今、かれの息子が刑事となり、仮面ライダーとなって、あと一歩というところまで真犯人を追い詰めた」
「終わらせてみせます、必ず」力強く頷く、進ノ介。
「相手は卑劣です。最後の瞬間こそ、慎重に。そして忘れないでください。ピンチの時には、我々仲間がいるということを」
「はい」微笑んで懐へ写真をしまおうとする進ノ介。
「いやあ、それは返して?」
「あ」手を止める進ノ介。
「大変です!」その時、息せき切って駆け込んできた霧子。「仁良が、テレビで記者会見をするという情報が!」

7:10pm 籠城事件まで14時間。

警視庁。しばしば記者会見に充てられる、大会議室。カメラの砲列、大勢の記者を前に、中央に座るのは仁良、傍らには能見(ブレン)。もう1人、広報担当の警官? が仁良の傍らについています。
「12年前の英都銀行、南九瑠間支店における強盗殺人事件。真犯人は国家防衛局長官・真影壮一でした――」おもむろに口を開く仁良。泣く子も黙る捜査一課長たる貫禄と、緊急事態に立ち向かう緊張とを身にまとい、いかにも頼もしげです。
「しかも正体は機械生命体のリーダー、001」続いて声を張り上げ、背後のスクリーンを示したのはブレンです。
「その恐るべき001を倒したのが、仮面ライダーこと、泊進ノ介巡査です」

仮面ライダー、だけ口を歪めて発音している仁良がおちゃめさんw

「……ですが、真影の残した資料を調べた結果、新たな事実が発覚しました。今回の事件の裏には、機械生命体同士の勢力争いがあったのです」言い切るブレンの表情がシリアスです。

***

「勢力争い? ちょっと一体何の話よ!」
課室でテレビモニターを囲み、睨みつけるように会見の中継を観ている特状課一同。思わず聞き返したのはりんなですが、皆一様に、続くブレンの言葉を待ち構えています。

***

「つまりこういうことです。仮面ライダーは、正義のヒーローのふりをして、密かに自分が、機械生命体のリーダーになるチャンスを狙っていた」
「さらにその陰謀には、特状課も協力していました」
残念でならぬというような苦々しい表情の仁良。

***

「ざけんな! 何の証拠があってそんなことを!」一歩モニターへ詰め寄る追田。ガチャガチャと何かの玩具を振って賛同する西城。

***

「証拠はこれです」手を高く上げ、再び背後のスクリーンを示すブレン。
「機械生命体030事件の犯人は沢神りんなの元恋人……。065事件の犯人は、追田警部補の元先輩刑事。072事件では、西城究がまさしく、機械生命体の共犯者でした。そして決定的証拠は、これです」
映しだされた動画。そこには、かつてメディックに操られ、街で破壊の限りを尽くす魔神チェイサーの姿が映されています。
「新たな銀色の仮面ライダー。その正体は、かつて人々を襲った機械生命体であり、特状課詩島巡査はそれを知りながら! ――秘密にしていたんです」

それぞれに名指しされ、顔写真付きで指弾されていく特状課の面々。息を呑んである者はうつむき、ある者は歯噛みして。
そっと霧子の顔色を伺う進ノ介。

ここ、うまいなあと思いました。

・ブレンが挙げていった“証拠”はすべて事実であり、大きな嘘をつくときは
 可能な限り事実で構成するというお手本のようなもの
・真影を倒した時点で一気呵成にその影響力を警察から排除していく
 べきだったのに、ブレン、仁良に対して手を拱いていた、その手ぬるさを突かれた
・特状課の面々がロイミュードを他のどの人間より理解していることは、
 単にチェイスの受け入れにつながっているのだと思っていたら
 そこを敵に逆手に取られた皮肉

実際のところは、泊進ノ介も真影同様機械生命体であった、と証明しなければロイミュード内の勢力争いという仮説が成り立たないはずなのに、また12年前の証拠品の強奪については科捜研の科長という証人もいたのに、その辺りを有耶無耶にしたままでもこうして不思議な説得力を醸し出しています。
ここは仁良が一枚上手。

***

「……霧子」夜の雑踏のなか、ビル壁面のスクリーンを見上げ、つぶやくチェイス。彼女の身を慮る、心配気な表情。

***

「やってくれんじゃねえか」対照的に、笑っているかのように口角を吊り上げる剛は、公園のような場所で、スマホの画面をを覗きこんでいます。その声にこもる静かな怒り。

***

「これでおわかりになったでしょう」立ち上がり、記者たちに訴えかけるブレン。「やつらは実に、卑劣でおぞましく危険な存在。我々人間の敵なのです」
「特状課は解体!」すかさず叫ぶ仁良。いや一課長にそこまでの権限はないですよ。ざわめく会場を見渡し、「警察の威信にかけ、必ず仮面ライダーを逮捕します」
一斉に切られるシャッター。フラッシュの光のなかで真面目くさってダブルピースをしてみせる仁良がやっぱりおちゃめさん。

***

「泊進ノ介巡査及び特状課全員を、機械生命体特捜法により破壊活動共謀罪の疑いで逮捕します」
特状課課室。
記者会見が終わると同時に、踏み込んでくる捜査官たち。記者会見を見たならわかっているだろうと言わんばかりに逮捕状を広げてみせます。
「待ってください。これは!」思わず前へ出る進ノ介。それを止めるように、
「今回の事件についての取り調べは、どこの部署のどなたが担当するんですしょう?」と進み出る本願寺。
「特殊事例です。機械生命体の専門として、能見研究主任が担当します」さすがに課長職を前に無視できず、応える捜査官。
「ブレンが?」眉をひそめる霧子。
「やっぱそうなりますか」頷く本願寺。見交わす目と目。「なら、仕方ありませんねええあああああっ!」
大声を上げる本願寺に、思わず注視する捜査官たち。
「あれは!?」
そして、指さされた方角に一斉に振り返ります。
とっさに独り、特状課を飛び出していく進ノ介!
「ああっ、待て!」
そして、それに気づき後を追おうとする捜査官たちに、飛びつき引き止め、羽交い締めにする特状課一同。
「進ノ介ぇぇっ!」行け、とばかりに声を上げる追田。
「あんなやつらに負けちゃだめよ!」とりんな。
「みんな! 必ず真実を明らかにして戻る」ドアの前で振り返り、仲間たちの奮闘に応えると誓う進ノ介。
「走れ! 仮面ライダァァァァッ!」叫ぶ西城。
「信じてます」と泣きそうな顔の霧子。

***

「……わかった」電話で報告を受けている仁良。薄暗い廊下。傍らのブレンに振り返ります。「泊進ノ介が逃亡したぞ」
「では、次の準備を始めよう」

***

夜の闇を駆ける進ノ介。
同じ頃、留置所に連行される追田、西城、本願寺、りんなと霧子。
音高く響く施錠の音に、改めて緊張の色を見せる一同。

7:23am 籠城事件まで1時間47分

いつしか明るくなっている街。
舗道を走る進ノ介ですが、パトカーに気づき裏道へ飛び込んでいきます。却って怪しい気がしますがわかりやすく逃亡者な雰囲気を出していますね。
橋の下まで逃げてきた、進ノ介。
「猫の子1匹逃げる隙間なし、か。さすが警察だ」つい緩んでしまう口元を咎めるように、足元から声がします。
「感心してる場合かね」
「ベルトさ、……え?」その方を見て、今度こそ本当に笑顔になってしまう進ノ介。「ベルトさん、そのかっこ、どうしたの」

ベルトさんたらシフトカーを組み合わせて戦隊モノの合体ロボのようになっています。シフトカーの手足の上にちょこんと頭部よろしくのっかった、DXロボベルトさん。これは可愛い。その昔、ケータイ捜査官セブンという番組があって……
「はっはっは、きみを助けに来たんだよ。だが安心した……逃亡者にしては余裕がある」
「昨日、課長に言われたんだ」

忘れないでください、ピンチの時には我々仲間がいると、屋上の夕暮れのなか、静かに告げた本願寺。

「その通りだ進ノ介。そうやって仲間を信じて、きみは幾度となくピンチをきりぬけてきた」
「でも今は、その仲間たちが。……何としてでも奴らの居場所を探しだす!」
改めて表情を引き締める進ノ介。
その前に、
「それならここにいるぜ♪ よいしょぉ」と、橋の上から飛び降りてくるシーフ。
「!」

身構える進ノ介に対し、誘うようにお尻ぺんぺんして駈け出していきます。すごく罠のような気がします。

「今度こそ逃さない!」ロボからベルトさんをひっ掴み、後を追って走る進ノ介でCM!
ああ、提供のところで見たあのジャンプ、あのジャンプはまだなのでしょうか。

「ひっひっひ」笑い声を上げつつ、どこか開けた場所へと走って行くシーフ。
「待て!」背後から撃つドライブ。
「いった」痛そうに屈みこむシーフ。「もおお、そこはデリケートなの♡ ……でも、大丈夫」
東映の伝統、青影の大丈夫、をしてみせるシーフ。あっはははは! と哄笑しつつ、尚も駆けていきます。
「はっ!」
「ああいた! ビクってすんだよそれもう!」
「はッ!」
「あいたあいた、ビクってするって言ってんのにもう!」
仁良さんふざけすぎ。時折格闘しつつ、追いつ追われつの2人。しかしそこはもう、運転試験場のコースのような気がします。思い切り誘導されています。罠のような気がします。
「あったたたった!」

土手の下へ落ちていくシーフを追い、ひらりと坂道の上から飛び降りるドライブ!
ここはほんとうにときめきます (;゚∀゚)=3

さらに最後は隠せ、とか最後は架空セット、とかサインはナントカとか、よく聞き取れないのですが、あくまで上機嫌に言い放ちつつ、試験コースの路上を逃げ惑うシーフ。
「もう諦めろ」ずいずいと近づいていくドライブ。
「そろそろ反撃といくか♪ ほーらほーら」
振り向きざま、ブーメランのようなものを何度も投げつけてくるシーフ。身軽にかわし、
「タイプトライドロンで勝負だ」
「そうは行かねえよ!」
その手から鞭でシフトカーを弾き落とし、さらにまた、緑の触手を伸ばしてくるシーフ。ドライブを捕らえ、
「たっぷりいたぶってやるぜ」

「……」そこへ、無言のまま飛び込んでくるチェイス! 今度はかれが、その銃撃で触手を砕きます。
「チェイス」うれしげに振り返るドライブ。その反応、剛にもしてほしかった。
「また貴様かよ、もう!」仁良の声で叫んだ後、ブレンの声に変わるシーフ。
「その顔。無表情だが怒っているようだな?」
「仮面ライダーとロイミュード、互いに戦うしかないとしても。ブレン、お前たちちのやりかたはあまりに醜い」
「気に入らない、というわけか?」
「ああ……そうだ」頷き変身動作に入るチェイス。仮面ライダーチェイサー降臨。
斧をとり駆けていくチェイサー。
剣を手に後を追う、ドライブ。
「はっ!」
交互に打ちかかってくる2ライダーを相手に、身軽にかわすシーフ。しかし、
「むん!」
力のこもったチェイサーの斧を受け、横ざまに転がっていきます。
「いってーえへっへえ! ちょっと、タイムタイムタイム」と怯むシーフ。
シンゴウアックスのボタンを押すチェイス。必殺マッテローヨ!
同様にハンドル剣を構えるドライブ。
そうはさせじと鞭を振るうシーフ。しかし、信号が青になった途端、抵抗虚しく2ライダーの必殺技を受けてしまいます。
「ああああやべやべやべやばいやばいやばい! おかあさああああん!」
狼狽え、逃げ惑い、背後からの大爆発についに変身を解かれ、倒れる仁良。
「仁良、もう終わりだ!」その芝居に騙されるドライブ。「あんたを逮捕する」

一歩近づくドライブ。追い詰められた表情でそれを見上げる仁良――その時、強力な火弾がドライブを襲い、倒します。
「!」
半身を起こし顔を起こすドライブ、身構えるチェイサー。
「ふっふふふ……」
仁良の背後にはいつの間にか、金色に輝く姿。超進化体の本性を表すブレンロイミュード。

劇場版CMから現さんのハシリ、ダァシタ! がなくなってほんとうに寂しいです。

CM明けは再び余裕の笑みで立ちはだかる金色のブレンロイミュード。
「……その姿は?」
「既にブレンは超進化体になっていたのか」驚くベルトさん。
「もはやわたしは無敵! 平伏すがいい!」
右手を天に向けて上げれば、たちまちその手から天に昇り、そしてある一点で増幅され、ドライブに襲いかかる雷撃。まばゆい光にひっ、と身をすくめる仁良。
「ああやっべ。危うく捕まるところだった! ……ひひひ」ドライブ劣勢を悟り、ほくそ笑みつつ起き上がります。
「チェイス」無事かと振り返りつつ起き上がるドライブに、
「やつを追え。こいつはおれが引き受ける!」と立ち上がるチェイサー。言うや雄叫びを上げブレンに走り寄っていきます。頷き、その場から去るドライブ。

ここ、超進化体と対抗できるのはドライブだけなのに、判断ミスでは? と思わないでもないのですが、お互い因縁を片づけるという意味での役割分担なのでしょうか。チェイスはあまり、ブレンとの諍いはなかったのですが、かれに洗脳されて使われていたわけですし。

「鬼さんこちら♪ 手の鳴るほうへ!」そして、また戯けつつ、逃げていく仁良。「鬼さんこちら♬ ほおれえ」
運転免許試験場の、建物のなかを駆けていきます。
「待て!」
階段を駆け上がってくる進ノ介。
「鬼さんこちら♫ へーい、こっちこっちい」

そして仁良が飛び込んでいったのは、特状課の課室です。すごく罠だと思います。
「特状課に?」そして首を傾げつつもドアを開ける進ノ介。
課長席に、向こう向きに腰掛けている仁良の背へ、
「もう逃げ場はないぞ! 観念しろ。仁良」と呼ばわります。
「それはどうでしょう♪」くるりと向き直る仁良。思わず、その手の中の銃を見つめる進ノ介。

***

「むぅっ!」
一方、試験上のコースの上で、尚も戦う2体。
「約束の数とは、超進化体のことか!?」
渾身の力を込め打ち込んだ斧を、片手で軽く受け止めるブレンロイミュード。
「もうひとつ教えてあげましょう……気に喰わないのはお互い様だ!」投げ出されよろけるチェイサー。態勢を整え再び跳びかかっていきます。
「この場で永遠に終わらせてやってもいいが」何度も斧を振るうチェイサーの攻撃をすべて防ぐブレン。その襟元をつかみ、「まだお前には使いたい役目がある」
「役目、だと?」
「じきにわかる!」
言うやチェイサーの身体を宙に投げ上げ、エネルギー弾で追い打ちをかけるブレン。
歯が立ちません。
「ああっ!」悲鳴をあげ、地に転がり落ち、変身を解くチェイス。
「ふ」それを確認し、満足気に踵を返すブレン。
「ま、てぇええ……」うつ伏せに倒れたまま這うように手を伸ばすも、届かない。そんな相手の姿を確認し、
「ふふふふふふ」とひたすら楽しそうに、歩み去っていくブレン。

8;55am 籠城事件まで15分

特状課課室。
「……その拳銃は」
仁良の構えた銃に、目を止める進ノ介。
「そ。お前らが探してた、おれの犯罪を立証する証拠♡ 12年前、おれがお前の父親を撃った、拳銃だ」

***

「ただいま入ってきた情報です。台東区にある、九瑠間運転免許試験場において、立てこもり事件が発生しました。犯人は現職の警察官で、拳銃を所持しているとのことです。……九瑠間運転免許試験場で、立てこもり事件が発生しました。また詳しいことが分かり次第お伝えします」
交差点を見下ろすように、ビルの高みに設置されたスクリーン。男性キャスターが緊迫した声でニュースを読み上げます。
大勢の人々が足を止め聞き入る中に、ゆかりの姿もありました。
しかし、その驚きに呼応するかのように、突如光り始める手首の傷。苦しげにそれをもう一方の手で押さえ、倒れるゆかり。
「大丈夫ですか?」
「救急車!」
騒然とする人混みの後ろで、踵を返すシフトスピードプロトタイプ。しかし報告すべきあるじは――。

***

「犯人は警視庁の現職の警官で、同僚の警察官を人質に……」
そしてスマホの画面に見入っている剛。こちらは免許試験場の門前から、生中継している女性キャスターの映像です。
「……進兄さんがピンチだ」
昨夜からずっと同じ場所にいた模様です。
「泊進ノ介。……クリムと一緒にいる仮面ライダーのことか」問い返すのはタブレットの中に収められた人工知能、蛮野博士。
「ああ。また力を貸してくれ」
頷く剛。その前へ、その時に爽やかな笑みを浮かべ近づいてくるのは、なんとハートです。ブレンの計画に賛同したのでしょうか。
「それは返してもらおうか。とても大切なものなんだ」
「断る。と言ったら?」緊張を抑え、不敵な表情で振り仰ぐ剛。
「ははは。力ずくで奪うさ」
「は。……だよなあっ!?」

***

留置所の鉄格子のなか、俯く霧子。
「……剛」

***

「レッツ、変身!」←久しぶりです
公園。変身し身構えるマッハ。しかしハートはたやすく倒せる相手ではありません。

***

「チェイス……」
そして、その身を案じる霧子の声が聞こえるはずもなく、地に倒れ気を失ったまま、身動き一つできないチェイス。

***

「泊さん……」そして最後につぶやく霧子。祈るようなその表情。

***

特状課課室。
薄暗い室内。奥の課長席に座ったまま、銃を構えてみせるのは仁良。それに対峙するのは手錠片手に立つ進ノ介。
「諦めろ。もう逃げられないぞ、仁良」
「おれは捕まらねえよ、絶対にな♪ へへへへへへへへはははははは! ひへへはははははは♪」

怪訝な顔をする進ノ介。その時窓の向こうから、パトカーのサイレンが聞こえます。にんまりと笑う仁良。

「お、聞こえてきたぜ?」しかしまだわからない、という顔をしている進ノ介に向かい、立ってきて、「ここは警察に包囲された。あらかじめおれが通報しといたからなあ」
銃口をまだ進ノ介に向けたまま、テレビモニターのスイッチを入れる仁良。
その時まさに、九瑠間運転免許試験場の門前からリポートする、女性リポーターの姿が映し出されます。

「……繰り返します、犯人は警視庁特状課の泊進ノ介巡査。あの“仮面ライダー”です!」

愕然とし、思わず一歩踏み出す進ノ介。
「なに!?」と唸るベルト。
「泊進ノ介」なおもにたにたと笑い続ける仁良。「お前は罠にはまったんだよ。そして、今から1時間後に死ぬ♪ へへへへへ! はははははは!」

哄笑する仁良。動けない進ノ介。窓からの光に浮かび上がる2人のシルエットへ、

「9:10am 特状課籠城事件 発生

とテロップが被さり、以下次号。

この、冒頭部とラストの呼応もいいですね。同じ台詞、同じシーンの繰り返しですが、冒頭進ノ介が仁良を追い詰めたように見せていながら、ラストでは実は進ノ介が追い詰められているとわかる。
ハート、真影らに比べ小粒な感じのする仁良&ブレンの卑劣コンビですが、それだけにうまく特状課の甘さ、ゆるさを突き、いい仕事しています。無駄な情報のないサスペンス調の構成がほんとうによかったし、特状課の痛いところを活かして“何やら怪しい組織”に仕立てあげたところも実によかった。
マイナスポイントは、進ノ介がうかつにも唐沢ゆかりを危険に晒したことと、逃げるシーフを深追いし、まんまと罠に嵌ったこと。これは
「進ノ介は父親のことになると頭に血が上る」という過去の描写でけりがつくでしょうか。それとも、前と同じ甘々の進ノ介に見せて、緻密に大逆転となる仕掛けを、既に用意しているのでしょうか。
次週どんなオチがつくのか、楽しみです。
今週の芝刈り機。さらばおれの芝刈り機。芝刈り機は二度壊れる。芝刈り機は英国庭園というよりアメリカンなイメージなんですが、愛を感じました。声涙下るアオの構えが美しかった。次週、ニンニンも
「折れたぁっ!?」をやってくれるのか……
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2015.06.29 20:31 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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