LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

新章突入ということで、ついにロイミュードとの全面戦争が始まるのかなあとか、今までしばらく真影-ブレン-仁良の腹黒劇場が続いていたけどとうとう王の器・ハート様の出番だ熱いぜ! とか、やっと約束の数の謎が明らかに? とか思っていまして、まあほぼその予想はあたっていたわけですが。
それでもやっぱりハート様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!と大喜びです。
そしてぎこちなくも新たな関係を築きつつある剛とチェイス、2人の背中合わせの変身も。
今回アクションシーンが素晴らしくて、とくにマッハ、チェイサーを襲うロイミュード新幹部演じる松浦さんやその手下たちの動きがよく、敵が強いとヒーローがなおいっそう輝くというもので、大喜びして観ていました。
剛はそろそろ戦闘中のタブレット収納場所を考案すべき。


dining table / uberculture


しかし中盤だけ見ると井上脚本か? と思ってしまうような展開。
「カブト」の黒包丁と、あと「キバ」の虹色の薔薇のレストランみたいな。
ただ井上脚本だとなぜか、出てくる料理がほんとうに美味しそうなのです。ライティングがいいのか蘊蓄がいいのか。
登場人物がうまい! と反応するだけじゃなくて。あれはどうしてなんでしょう。まさか演出の監修までしてるはずはないのですが。
先週のハイライト。ジャンクションは先週と同じでした。

発端

休日の公園。フリーマーケットが開かれ、大勢の人が集まっています。
そこへ近づいてきたのは、スーツ姿の場違いな男。重そうなビジネスバッグを手に、陽炎のたつなか朦朧とした表情でよろよろと歩いてくると、とうとうバッグを取り落とし、倒れてしまいます。
「大丈夫ですか!」
熱中症かと男の回りに集まる人々。ところがその輪のなかで、男の姿は突然コウモリ型の怪人に変じ炎上、周囲にも火弾を飛ばします。
たちまち逃げ惑う人々、火の海となる公園。
逃げ遅れ泣きじゃくる少女の元へ、朦朧とした様子で立ち上がり、近づこうとするロイミュード。

その時、飛来したシフトカーズが消火、及び救助活動を開始し、
「そこまでだロイミュード!」とドライブ・タイプトライドロンがピーポーセイバーで現れます。
「……」反射的に火弾を撃ち返すロイミュード。
「まずい」背後の少女をかばいつつ、ハンターにロイミュードを捕縛させ、檻ごと宙へ投げ上げて、ライダーキック。
一気呵成にコア爆破まで勧め、変身を解き、
「もう、大丈夫だよ」と少女に声をかける進ノ介。
「うん!」元気に返事すると、怪我をしたのか先ほどまでドクターの治療を受けていた母親のもとへ駆け寄る少女。
「みう!」少女の名なのか、それをしっかり抱きしめる母親。

「ナイスドライブ。絶好調だな進ノ介」声をかけるベルト。
「ああ、親父の事件も解決できたしな」一連の事件を回顧する進ノ介。「……あとは、ロイミュードを全力で撲滅するだけだ」
「そうか!」
その時、ロイミュードの爆散した辺りに、燃え残った紙片が落ちているのに気づく進ノ介。屈み込み、拾い上げたそれは、何かの封筒のようです。

ロイミュード発火事件

特状課課室。ビールケースの小さなステージに立ち、マイクに向かう本願寺の胸にはお笑い芸人のように大きく赤い、スパンコールに輝く蝶ネクタイが結ばれています。
「はーい皆さん。ここで重大発表でーす! ……テステス、マイクテスト」さっと席を立ちその前に集まる課員たちを見渡しつつ、「我が特状課が。これまでの功績を認められ、刑事部の課の1つとして正式に活動できることになりました!」
くす玉を割る本願寺。
「わーい!」
「じゃあついに本庁にお引越しですか?」
喜びに沸く一同。しかし、
「――いや、ドライブピットを地下に作ってしまったので、ここからは離れられないな」というベルトの一言にがっかりします。
「ええー」
「誰がこんなとこに特状課作っちゃったんでしょう?」首を傾げる本願寺に
「きみでしょ、本願寺」と呆れているベルト。
「まあでも、これで他からの露骨な横槍も減るだろう。一課の課長も赤木さんに戻ったし」もう仁良のようにちょっかいを出すことはないと頷き合っているのは追田とりんな。

「はーいそこで!」手を上げて前へ進み出るりんな。現八? と追田を呼び、手伝わせて大きな紙を広げます。
ロイミュード撲滅表、とのテロップの通り、108体分の枠が描かれた上に、既に進ノ介らが倒したロイミュード(写真付)の分だけ、×印がつけられたもの。わかりやすい。
「これ、つくってみたの。残りは45体!」
「超進化体になったブレンはまだ生きてる……ここからが勝負だな」つぶやきながら表に見入っていた進ノ介。その時、傍らの霧子の、もの思わしげな表情に気づきます。
「どうした?」
「最近、ロイミュードの同じような発火事件が続いてますよね。気になりませんか」
「確かにそうだな……」

りんなの表にも記されているように、ここ数日で4件ほど、それまで人間を装い社会に潜伏していたロイミュードが唐突に正体を表し、発火炎上する事件が立て続けに起こっているのです。
「2週間前に086が東九瑠間の電子工場を炎上させ、今週になって025、……そして031。今回の068と立て続けだもんな」
怪人となって何かの目的を果たそうとするわけでもないそれは、まるで病の発作のようでもあり、ふと考えこむ進ノ介。
「進ノ介、きみが現場で見つけた、あの紙切れは?」
「ああ、究ちゃんが持ってったけど」その時鳴り出したスマホの着信音に微笑む進ノ介。「噂をすれば。さすが仕事が早いな……はい、泊」
すっごいニュースだあああああ!
瞬間、進ノ介の耳どころか部屋中に響き渡る西城の甲高い叫び声に、ついスマホを思い切り遠ざける進ノ介。
「………何!?」と問う進ノ介も、声が裏返っていますw

隠れ家レストラン

どこかの林道のようなところを歩んでいる一行。先頭に立つのは西城。疲れてしまったのか、げんなりした表情でついていくのは進ノ介、霧子、追田。
「フレンチレストラン・シュプレム?」
訪れた人はそのあまりの美味しさに、店の場所を誰にも教えたくなくなるというレストランがあると、タブレットの都市伝説サイトを示しつつ語る西城。
「じゃあ、あの紙は」
「そう。シュプレムの案内状だったんだよ。ついに場所を突き止めたんだ!」感動のあまり仁王立ちになって叫ぶ西城。
「はあ。……しっかし、こんなとこにほんとにレストランなんてあんのか?」と追田に問われ、きょろきょろとあたりを見回します。
「あそこだ!」
指さされた先にあるのは、ちんまりとした山小屋風の建物。

レストラン・シュプレム。進ノ介が倒した怪人の、人間の姿の写真を見せられ、
「確かに先日来られたお客様に似てますね」と頷くコック帽の柔和な男は、シュプレム店主・奥村松太郎
「案内状はあなたから?」拾った紙片を示す進ノ介に、
「ええ、予約をとられたお客様に送っています」
「送った相手はわかりませんか」と、紙片を奥村に渡す追田。
「宛名の部分が焼けていてわかりませんね……あ、予約者リストはありますけど。ちょっとお待ちください」
その背を見送る進ノ介、霧子、追田は、ふと西城が背後のテーブルにつき、ナプキンを襟元に、ナイフとフォークを握っていることに気づきます。
「あのさ、究ちゃん。……なにしてんの」
「おい究太郎! おれたちゃ捜査に来てんだぞ!」
「きみたちこそ」きっと振り返る西城。「シュプレムの価値をわかってないだろ! たとえ料理が食べられなくても。場の空気だけでも!」
陶然とした表情でエアー食事を続ける西城に、呆れ返る一同。
「……嬉しいですね」いつの間にか戻ってきていた奥村が、にこにこと口を開きます。「そこまで言ってくれるなら。増川くん、用意して!」
「はいシェフ」頷く女弟子の前に増川美穂、とテロップが出ます。
その時厨房で音がして、何やら調味料などの瓶をがちゃがちゃと倒している若い男。
「おい板垣、なにしてる。お前も手伝え」軽くたしなめる奥村に
「はい」と慌てつつも応じるもう一人の弟子の前には、板垣祐、とのテロップが。
「いいんですか、奥村さん?」
「ま、捜査協力ということで。味わっていってください」

幹部集結

埠頭。
ぽんと旅行かばんを地面に置き、目を細めて眼前の運河? 海? を眺める男。
「……久しぶりだな、この国も」
「008! お前も来たね」その背後から愛想よく近づいてくるのは、部下を2人従えたサングラスの男。
「006。……あんたもか」
一瞬睨み合う2人。しかし、割って入るように現れたのは
「ようこそ、海を越えて集まった友よ」とあくまでにこやかなハート様。
「ボス自らの歓迎、うれしいぜ、ハート」と008。
「きみらもそろそろ名前で呼ばせろよ」
しかし006も、008も無言のままです。それを見て笑い出すハート様。
「ははは、進化体はまだ明かさない、ってことか。まあいい、2人とも聞いてくれ。今我々の課題は3つある。1つ、仮面ライダーとそれを擁する警察組織の打倒。2つめは蛮野天十郎の奪還、もしくは始末。そして3つ。早急に超進化体を約束の数、揃える……」
「その前にご忠告」006がにやにやしながら自分のタブレットの画面をハート様の方に示します。表示されているのはニュースサイト。唐突な機械生命体発火事件の発生を報じる――。
「自分の足元には気をつけたほうがいいよ?」
「またか」一瞥し、顔をしかめるハート様。

黄金のソース

レストラン・シュプレム。魚を捌き、エビをゆで、冷製スープを飾り、一瞬たりとも休むことなくひらひらと動く料理人たちの手。頷き仕上げに鍋から汲み上げた黄金のソースをふりかける奥村。
作られる料理はどれも主菜のようなのに、まるで前菜のように一気に出るんだなと不思議に思っていたら、
「仔羊のポアレ、カルヴァドス風味でございます。スズキのムニエル、エストラゴン風味でございます。オマールエビと夕日の香りでございます。シェフ自慢のパリソワールでございます。……当店の人気メニュー4種、ハーフサイズを用意しました」と言う松村の言葉に納得です。
警官たちのために試食セットを作ってくれたわけですね。
「さあ、どうぞ」
「「「「いただきまーす」」」」一斉に食べ始める4人。次の瞬間、
「「「「うむぁぁぁぁぁぁぃ!」」」」と絶叫し、その周囲にはバラの花が咲き乱れます(心象風景)。
「究極の味、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」はしゃぐ西城。
「これはやばいぞ進ノ介ェ……」そして感極まって物が言えない様子の追田。
「はい、現さん。美味いす。……あ? なんか、涙でてきた」と頬を紅潮させ目元を押さえる進ノ介。
「そんなに? そんなに、美味いのかね」思わず口を出すベルトに、振り返るのは霧子。
「はい。もう、にくが。にくがにくがにくがにく、にくのあじれす」
霧子のひらがなで書かれているかのような感想は味への感動に酔いしれているのか、言ってること自体もおかしいのですが、ろれつも回らない様子です。
「みんな、みんな言語がおかしいぞ! ……ああわたしだけ味わえない(´;ω;`)」嘆くベルト。

一通り味わうと、
「秘密はソースだ」と蘊蓄を語り出すのは西城。「この店のすべての料理に共通する隠し味!」

フレンチの魅力は、その多種多様のソース。
シュプレムの場合、そのベースともいうべきこの店秘伝のソースがある。夕日を溶かしこんだ海面のごとく、黄金に輝くそのエキスの名は――伝説のソース、奥村シェフの作り上げた<オンフルールの夕日>。

「そ、その黄金のソース。分析させてもらえないかね!」とうとう研究者の血が騒いだのか、叫んでしまうベルトですが、
「さすがにそれは企業秘密ですので。ご勘弁ください」と松村に如才なくかわされてしまいます。
うんうんと納得し、そしてまた一口食べて
「「「「旨まぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」」」と泣き笑う一同。
「そ、そこまで美味いのかね!?」
「えびが! えびのあじが、えびです」
「オマァァァァァァァァァァァァルッ!」
「ああもう! ちゃんと説明したまえ!」とうとう怒りだしてしまうベルト。

***

シュプレム外構。というより森のなかにぽっと立っている小屋風の建物なのですが。
木陰からそちらを覗いている、メディックと003のコア。
「メディック。今回のあなたの行動、ハートは承知の上なんですか? 秘密行動は感心しません。そんなことよりわたしに早く身体を、バイラルコアをくださあい!」
メディックの回りをうろうろする003。煩いとばかりそれを叩くメディック。
「……急がせないと」そしてシュプレムの方を覗い続けるその憂い顔で、CM。

襲撃

がらんとだだっ広い、廃工場。その片隅に腰かけ、背中を丸めてタブレットを見つめている剛。その画面に、やがて浮かび上がる顔――。
「!」
背後からの気配に驚き振り返れば、そこにはチェイスが立っています。神出鬼没というより幽霊のような登場の仕方に、
「脅かすなよ!」とつい声をあげる剛。
「仁良の事件の礼を言いに来た。お前と蛮野に」前回のゆかりの救出のことですね。
「礼など不要だ」その言葉に答えるのは蛮野。「やむなく助けた、それだけだ」
「蛮野」そちらを見て、考え深げに、再び口を開くチェイス。「今こそ、クリムと共闘するべきではないのか」
はっとしてタブレットを覗きこむ剛。その心をわかっているかのように、応じる蛮野。
「それは無理だ。剛は、わたしが父親だと霧子に知られたくない一心で戦ってきたのだ」
「そ。……おれたち姉弟は、父親のことをまったく知らずに育った。アメリカで真実を知ったおれは、姉ちゃんにそれを知られる前に、ロイミュードを殲滅すると心に誓ってこれまで戦ってきた」
「子どもたちに伝えないのは当然だ。ロイミュードを作った呪わしい男。それがクリムの、わたしへの評価だ」

ここの、剛、蛮野の互いへの理解の深さ。
単独行動をしていた間に、両者の間でかわされた会話を、つい想像してしまいます。剛が進ノ介に抱く気持ちと、蛮野がベルトに抱いている気持ちは、どこか通じるものがあるのかもしれません。

「…………」なおも考えこむチェイス。そのような繊細な心情まではまだ理解できないのか、過去を悔いているのならそれでいいのではないかと問いかけますが、
「プロトゼロ、きみはクリムの一面しか知らない」と頑なな蛮野。

その時ガラスの砕け散る音、続いて激しい射撃音。
出し抜けの襲撃より身をかわし、階段の踊場に現れた男たちを睨み上げるチェイスと剛。
「006か!」
「顔見知り?」と剛。
「海外に潜伏しているはずの幹部だ」
「マッハを倒し、蛮野をいただきに来たのに」帽子を取り、ニヤリと笑う006。「死神くんまで居たとはね♪」
それが合図なのか、たちまちロイミュードの正体を表し、ひらりひらりと飛び降りてくる006の側近、062と036。
「この場はおれが防ぐ。お前は蛮野を守れ」
ほんとは守って○○しろ、的なことを言ってたのですが叫ぶや敵に突進していくチェイスの声が力強すぎてよく聞き取れませんでした。一歩遅れて
「……お前が決めんなって!」とあとに続く剛。
囲まれて背中合わせになる剛とチェイス。
「レッツ……」
「「変身」」
背中合わせの変身キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!。

しかし、ここは敵の動きが素晴らしく良くて、錐揉みだの仲間の肩に乗るだのいろいろ魅せてくれます。
それを鋭く蹴り上げるチェイサー。
一方、ひらりと遅ればせに舞い降りてきた006は生身のままで十分に強く、マッハを圧倒。蹴りの鋭さ、速さに目を見張ります。
ここ、JAEの方の吹き替えかと思っていたらあとで東映公式読むと

演じて頂いた松浦新さんは武術太極拳(中国武術)の元日本チャンピョン、世界3位を誇るなど、真の武闘派なのです!
もちろんアクションは吹き替えなし。脚本家さんとの本打ち合わせで「変身しなくても戦える強い人」というキーワードが出て、キャスティングをさせて頂きました! 

とあって(原文ママ)、本当に強い人でした。かっこいい。掌底を連続で叩き込み、腕を取りと早く鋭くマッハを翻弄します。
「……はっ、なっ、せ!」
相手にタブレットをつかまれ焦るマッハの声が聞こえたのか、036らをうっちゃり、006の白いスーツの背に襲いかかるチェイサー。マッハを背にかばいます。
「逃げるんだ」と言うタブレット蛮野。躊躇するマッハに、
「行け、剛!」とチェイサーも叫びます。チェイサーの声、このところなお一層低く、野太くなっているようで素敵です。
「……、」かばわれて逃げることに忸怩たる思いを抱えつつ、それでも走り去るマッハ。
一方006らの足止めをしようとするチェイサーですが、その時一斉射撃を食らってしまいます。煙が晴れた時には、006も部下のロイミュードたちも、既に姿を消した後。呆然とその場に立ち尽くすチェイサー。

盗み出されるソース

ドライブピット。りんな相手に語っているベルト。
「シュプレムの料理は普通の人間の食料だ。毒素なんぞはない。科学的にはそういう分析、以上」
「残念だったわね、食べられなくて」
「ベルトになったことをこんなに呪ったのは初めてだよ。だが、やはりあの店、気になるなあ……」

少し離れたテーブルには、まだ感動覚めやらぬままぐにゃぐにゃになって座っている進ノ介、霧子、追田。けしからんことにまだ襟元からナプキンを下げたままです。

「……って。聞いてる、きみたち!?」
「オマァァァァル」聞いてません。陶然とした表情で奇声をあげる進ノ介。
「そんなはずないのに、おなかがへってきた……」呆れ返るベルト。
「みんな骨抜きじゃんw」笑うりんな。「西城くんは?」

えへへ、西城ならば引き続きシュプレムのネットの噂を集めていると、答える霧子。
その勤勉さを褒め、あんたも見習え、と追田の耳を引っ張るりんな。すっかり女房役ですね。
「いたたっ……ああ、いかん!」自分で自分に活をいれる追田。「おれたちだって骨抜きにされただけじゃないぜ先生! ちゃんとリストから予約者を全員、洗ってきたんだ」
それを聞き、やはり目がさめたのか自分に活をいれる進ノ介と霧子。
「連絡のつかない予約者は、モンタージュの男も含めてちょうど4人いた。彼らが暴走したロイミュードの、人間体だった可能性が高いな」
「つまりあの店はほんとうに、社会に潜伏していたロイミュードたちに人気店だった。……ということか?」
しかしそれだけでは何もわかっていないのと同じこと。
「だが問題は、なぜ次々街で暴れだしたか、ということだ」首をひねるベルトに、指摘する進ノ介。
「その理由をつかまないと、ますます被害がつかまるかも」と顔色を変える霧子。
明日もう一度、シュプレムを調べに行こう、と話し合う一同。

シュプレム厨房。黄金のソース、<オンフルールの夕日>を鍋から汲み上げ、ガラス瓶に詰めて持ち出す男。足早に店の裏手へ出て、そこに立っていた進ノ介と霧子にたじろぎます。
「きみはたしか?」
「板垣佑さん。奥村さんのお弟子さんでしたね」
その時、板垣の手にあるものに、気づいた進ノ介。
「それ、黄金のソースじゃないか? そういえばきみは」
前日の厨房でも、挙動不審だった板垣。
「!」
指摘され、とっさにソースを懐に隠し走りだす板垣。
「おいちょっと待て。待てって!」追う進ノ介。

開けた公園のような場所。噴水の前で、しかし慌てすぎたのか、板垣は躓いて倒れ、どうやら半身を起こすと今度はただ、怯えたように追ってきた進ノ介、霧子らを見上げるだけです。その板垣と、近づく進ノ介との間に、飛び出してくるロイミュード090。
「!」
とっさに身構える進ノ介。
かばわれてこそこそと逃げ出す板垣、同様にすぐさま姿を消す090。そして彼らと入れ替わりのように、森の木の影から出てくる融合進化体。
「融合進化体だ。やはり、あの青年が?」とつぶやくベルト。

ここちょっと変でしたね。たぶん引っかけなんだなあと思います。

CM開け。引き続き噴水の前で、
「霧子、下がれ!」と呼ばわる進ノ介。
「はい」
「行くぜベルトさん!」
「オーケイ。トライドロンで行こう」
変身、タイプトライドロン出現。ここの変身ポーズは気合が入っていました。

「はっ!」小手調べにドア銃の連射。それを受け流し、走り寄って来る090。腕の一振りで、ナイフやフォークの形をしたエネルギー体が雨となってドライブに降り注ぎます!
「わたしに運転を代わってくれ!」口を出すベルト。「……今日のわたしは少々機嫌が悪いぞ。うむ」
ぽいとつかんだフォークを投げ捨て、敵の攻撃を最小限の動きでかわし、反撃。
「覚悟してもらおうか。うむ?」

「そうはいきませんことよ!」
その時、一陣の黒い、雲のようなエネルギー体が飛び込んできてドライブを牽制します。それは一体の死神を連れたメディックその人。
「クック、あれを! 完成していなくていい。貸しなさい!」
そして090に叫び、その懐へ触手を伸ばしてソースの瓶を絡めとります。
メディックの手によって、瓶の中身を飲まされた死神は、唐突に全身から火を吹き――。
「やばい、おれに代われベルトさんっ!」
燃え盛る業火に苦しみながら突進してくる死神を、とっさに傍らの噴水へ突っ込むドライブ。
「そうか。暴走や発火の原因は黄金のソース、<オンフルールの夕日>にあったのか」納得するベルト。
「まさか。それじゃ……、」
「そう」振り返るドライブの前で、胸を張るメディック。「かれらは名誉ある超進化体の、実験台です♡」
「つながった。ロイミュードたちはむしろ、この事件の被害者だったんだ。お前は超進化のためにシュプレムの料理を利用し、仲間を犠牲にしていたんだな!?」
「はい。すべては人類に、一日も早く滅んでいただくためですわ。ふふふふふ」
「ふざけるな!」その非道に憤るドライブ。「そんなことさせるか!」
「今です」その心の隙を見逃さないメディック。ざば、と噴水の中から立ち上がり、ドライブを羽交い締めにする死神。
「あの死神ごとドライブを!」さらに090に下知するメディック。
「メディーック! お前」怒りに吠えるドライブ。
「………」メディックの非情さにか、ドライブの怒りにか、その双方にか。たじろぎ、躊躇しながらも、結局はメディックの命令通りにドライブへ攻撃の矢を向けるクック。絶体絶命。

しかし、そこへひときわ大きな炎の塊が飛んできて、その攻撃の勢いを消します。
悠然と歩み寄る紅の外套。
「ハート!?」
「ハート、様……」
解放されるドライブ、その足元に倒れもだえ苦しむ死神。その元へ来て、楽にしてやるハート様。
「やはり。こういうことだったんだね、メディック。きみは今までも仲間のことを」

ついに知られた秘密。
死神たちを使い捨て、特状課攻撃の役に立たなかった072は始末して、それらをすべて
「ドライブにやられた」と取り繕ってきたメディック。

「で、でも、これもすべて、」
「だまれ!」
その怒りの凄まじさ。雷鳴の如き声に、弾かれたように押し黙るメディック。
「これ以上は必要ない……超進化への道は、自ら切り拓いてこそ価値がある」
咎められて悔やんだのか視線を落とすメディック、ハートの決意の表情に思わず立ち上がるドライブ。
燃え盛るハートロイミュード出現。進み出て、ドライブに迫ります。
「おれと戦え、泊進ノ介!」
熱いぜ!

歓喜

CM開けは噴水の前で静かに対峙するドライブとハートロイミュード。
ほぼ同時に、相手へ向かって走りだします。
「ハート様」
心配げに見守るメディックの前で、激しいパンチの応酬。殴り飛ばされ起き上がるドライブ。2度、3度と同じことが起こります。
「!」
立ち上がり、鋭く蹴りあげるドライブ。
「もっと来い」しかしその攻撃を、歓んでいるかのようなハートロイミュード。「おれはこれを超えてみせる!」
殴っても、蹴っても、効果がなく、逆に幾度も地に倒れるドライブ。
「タイプトライドロンが押され始めている!?」信じがたいというようなベルトの声。強力な一撃に吹き飛ぶドライブ。

「それがおれの能力さ」上体を起こすドライブに、語りかけるハートロイミュード。「相手の強さを受け、すぐにそれを上回る。……さあ、砲撃が切札じゃなかったのか? 見せてみろ!」
「……やなこった」
跳ね起きながらのタイヤカキマゼールはatack 1-2-3。必殺フルスロットル。
「力任せか。いいだろう!」
その攻撃を見て、微笑み迎撃のため宙に舞い上がるハートロイミュード。
2人の超人が天高くぶつかり合います。
「……泊さん!」
「ハート様!」
驚き、衝撃のそのもとへ、駆けよろうとする2人の女。

***

森のなか。弾き飛ばされ、変身を解かれて倒れる進ノ介の、その周囲にはまだ炎の残骸がいくつも燻り、煙をあげています。
そちらへ悠然と歩み寄るハートロイミュード。
「……っ」
緊張する進ノ介。しかし逃れようにも、反撃しようにも、傷ついた身体は十分に動きません。渾身の力を込め、立ち上がっても、その姿勢を維持することもできずよろめきます。覚悟を決めた表情でハートを睨み返す、進ノ介のアップで以下次号。
今週の超絶鎧キタ━(゚∀゚)━! 動きにくいかと思ったら天晴は相変わらず跳びはねてましたね。刀工とかガンスミスとかのエピソードが入るの好きだしライオンもいい感じ。ライオンガオーって聞こえる(ライオンハオーです)。いとこたちの鎖捕縛も良くて、今回はとくにチームワークの勝利でした。
7/13追記。オンフルールについての記事にリンクしました。古い港町で、エリック・サティの生誕地でもあるんですね。
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2015.07.12 11:48 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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