LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

突然、でもないのですが職場が深刻な人手不足に陥っているところに繁忙期がやってきて、ひどいことになっています。
リアタイで観られたのに感想文がほぼ一週間ずれこんだのはそのせい。


Disneyland Autopia Driver license / coconut wireless


ということで今週は見どころが多かったですね。予告の段階から反響が大きかったチェイスの運転免許取得ストーリー。ギャグ回と見せかけて、深刻な展開も同時に突っ込んでくるバランスは、まるでカブト黒包丁の回か、ブレイドのたこ焼き回のようです。そして一貫して軸となっているのは、“かわいそうな剛”。
今回全編、一生懸命な剛がかわいそうでかわいそうで、チェイスに守られ、見せ場を取られ、シンゴウホルダーにされてしまったり、自分勝手にその辺を徘徊するタブレットに翻弄されたり、挙句に真実を暴露されてしまったり。
それで済むかと思えばさらに……。
かわいそうな剛を、かわいそうがる回でした。進兄さんはぜひ力になってあげてほしい。のに、一足早く思いっきりやられて失神中です。
あと、
「モテない」と言われた進ノ介の豹変ぶりもすごかったですね。まるでチキン呼ばわりされたマーティー(バック・トゥ・ザ・フューチャー)のようです。変なところに地雷があるんだな。
OPの映画推しがすごくなってきましたね。8/8過ぎたらどんなことになるのかw
当日は観に行けないのですが……先が怖い。

美人誘拐事件

海辺の路上。
「よおし、きたー!」
「海だ!」
「テンションあがる!」
「早く泳ぎたいね♡」
帽子にアロハ、女性の手にはひまわり。夏を満喫しているドライブ中のカップル。爽快に車を走らせています。
しかし突然の衝撃にあがる悲鳴。
強風に巻き込まれ、コントロールを失いかけて慌てた男性が急ブレーキをかけます。
「……なに? 今の」
「すっごい風だったな……」
恋人にというより、自分を落ち着かせるように言いながら視線をあちこちにやる男性。と、次の瞬間、後部座席に座り込んでいる男の姿がミラーに映ります。
「……うわ!? だ、誰だお前は」
「見てわかんねえか?」サングラスをとる男。その姿は008ですが見てわかるわけありません。「旅人だよ……おめえにはもったいない美人だな」
そして助手席の女性を外したサングラスで示し、ロイミュードの姿へ。
「うわああああああっ!」
なんとなくですけど、この辺り、昭和の仮面ライダーの怪奇調を思い出して懐かしい雰囲気です。

停止した車からまろび出てくるアロハシャツの男性。れな、れなと名前らしいものを呼んでいますが明確には聞き取れません。
「どうした」
バイクを止め、尋ねる剛。
「か、彼女が、……車ん中から、消えた!」
それを聞いた瞬間、剛の顔色が変わります。
「ロイミュードめ!」←判断早い
一足遅かったな、と、剛のバイクのタンクに取りつけられていたタブレット蛮野が応じます。道に迷った時にはナビとかしてくれそうな風情ですね。

そして、彼らの前へさらに遅れて現れる、紅いスーパーカー。

***

「おれたちより先に現場を嗅ぎつけるとはさすがだな、剛」
道の脇にトライドロンを止め、現場検証している被害者と警官たちを、見守りながら、語り合っている進ノ介と剛。
「ま、ね。これだろ? 噂の連続女性誘拐事件」
「ああ……目撃者によると、ロイミュードのナンバーは008」懐からサングラスの男の写真を取り出して剛に渡し、考え深げに顔をする進ノ介。「女性をさらうならもっと目立たねえ方法があるはずだ。何か理由がある気がする……」
「ロイミュードの事情なんか知ったことか!」それに対し、傍らでうそぶく剛。「とっとと撲滅あるのみ。……だろ?」
「そりゃそうだが……やつらのなかには、限りなく人間に近い精神構造で動いているやつもいる」
「ふ、やっぱ甘いな進兄さんは」
「……」目を伏せ、ちらりと剛に視線をやる進ノ介。
「機械は機械。ぶっ壊すのみだ!」

言い捨て、立ち去っていく剛に、何か言いたそうにして思い直す、進ノ介の逡巡の表情がいい感じです。
上記の会話のあいだ、カメラは2人を1つの画格に収めず、1人ずつのアップを交互に入れることで互いのスタンスの違いを対照させます。
「……」そして二人の会話を、車中で聞いていたベルト。静かにため息。

捜査会議

久瑠間運転免許センター。特状課課室。
「なるほどおとり捜査か……」
ホワイトボードの前で考えこんでいる進ノ介。貼りだされた過去の被害者の写真を見れば、どれもロングヘアの若い美人ばかり。
そこから霧子を想起したのか、顔を上げ、
「ありだな!」と微笑めば、すかさず
「西城くんが、事件の発生区間を絞り込んでくれたの」と説明をはじめるりんな。「敵は神出鬼没。カップルを装って誘い出すしかないわね」
おとり捜査は現在国内法で禁じられていますが、ロイミュード相手ならその限りでない、というところでしょうか。

「面白い!」指を鳴らし身を乗り出す剛。「よし、今回はおれも一口乗らせてもらうぜ」と立ち上がれば、
「無理だ剛」それまで傍らで静かに雑誌をめくっていたチェイスが立ってきます。
「お前の免許は二輪だけのはずだ」
「はぁ!? ……う、うるせーよ、おめえだって持ってねーだろ!」

おれは今、免許を取っている

得意気にかざされた書類(先週、予告から書き起こしましたが特状課が住所で氏名がチェイスで、それに「ちぇいす」とふりがながうたれている教習所への提出書類)に目をやり、一歩遅れて、
「工エエェェ(´д`)ェェエエ工工エエェェ(´д`)ェェエエ工!」とのけぞる剛。

「特例として、短期間の実技と筆記試験で、二輪と四輪の運転免許を仮に発行することになったんですよ」
説明を始める本願寺。死神時代はともかく、仮面ライダーとして警察に協力している以上無免は確かにまずいかもしれません。
「うっそでしょ……」
「幸いここ免許センターですしね。剛くんも、特例四輪免許、取ったらどうです?」
「や、こいつと一緒にですか?」
「うん」
指さされて無言で再度書類をかざすチェイスがおかしい。それを忌々しげに睨みつける剛。
「……」そこでにっこり笑うと懐から自分の免許を出し、誇示してみせるのは進ノ介。

氏名:泊進ノ介
住所:警視庁本部独身者待機寮久瑠間寮
交付:平成27年04月15日
平成32年08月31日まで有効(5年間)
特例 中型四輪
    中型大型二輪
    トライドロン

いろいろ読み取れていませんが映画でプレゼントされるのはこれでしょうかとか、進兄さんのプライベートな生活が見えにくいのは寮住まいのせいかとか思いつつ、トライドロン免許、という文字に目を引かれます。
「……じゃ、とりあえずおれたちだけで捜査といくか?」
まだ無言でチェイスとやりあっている剛を微笑ましく見ながら、霧子の傍らへ歩み寄る進ノ介。
その、突然自分に向けられた笑顔に照れたのか、
「ちゃんと、カップルっぽく、見える努力をしてくださいね!」と顔をそむける霧子。
「っ、こっちの台詞だよ!」出鼻をくじかれむっとする進ノ介。
ロマンス度でいえば“霧子のナイト”様ことチェイスとのカップリングのほうが上ですが、“相棒”である進ノ介とのほうがやりとりが一気に可愛くなって好きなんですよね。

密談

風都ミュージアム上野の国立博物館。薄暗い場内に展示された、恐竜の骨格がおどろおどろしい。
「メディック。ブレンの復活を急いでくれ」その中央の通路を歩いてくるのはハート様。「おれも含めて、超進化態は2人になった。一刻も早く約束の数を揃えたい」
「了解しました、ハート様」恭しく応え、微笑むメディックが素直です。ブレンさんはハート様に直訴すればよかったのです。
「うっそだぁ。どうせまた焦らされるんだ……」拗ねたようにその周りを飛び回る003のコアは、何やらぶよぶよとした組織に包まれ、そこからおたまじゃくしのしっぽのようなものも伸びています。既にメディックはブレンの肉体蘇生に着手していたのですね。
そのしっぽをぎゅっとつかみ、嫌がる003を引き連れて足早に去っていくメディック。

そして残されたハートの前には、一陣の旋風。

「ずいぶん世間を騒がせているな」008に振り返るハート。
「蛮野を追ってる006と同じように、あんたに頼まれたことをしているだけさ」通路を歩み寄ってくる008。
「そうか。お前も超進化体を目指している、ってことか……」
考え深げなハートの声を聞きつつも、両手に抱えた赤い小箱を開き、中を確かめて微笑む008。

ミッション

教習所。車の傍らで待機している教官のもとへ、歩み寄っていくチェイス。
「はい、名前は?」
「チェイスだ」
直立姿勢がたいへん機械っぽく不自然ですが、そんなことには動じない教官が頼もしい。きっといろんな人が教習受けに来てるのでしょうね。
「じゃ、始めましょ」
車中の人となった2人。
「発進してください」
「……任せろ。安全確認のルールはすべて憶えた」

教習所のコースへ、ゆっくりと滑りだしていくチェイスの教習車。それを高い場所から見下ろしている後ろ頭は剛。
「マジかよ。あいつ何はりきってやがんだ?」
「人間と同じ証明書がもらえるのが、うれしいんじゃないかね」
「……クリム?」
いつの間にか、剛のもたれる手すりの上を走り寄ってきたフォーミュラ。そこからベルトの声が聞こえます。一瞬そちらへ目を落とし、はっと嗤う剛。
「おれだってこんな試験、マッハで突破してやるよ」

「そんなことよりも」いかにも物言いたげに(言ってますが)小刻みに動くフォーミュラ。「剛、きみはある科学者の意識体を、隠し持っているんじゃないか」
ズームアップ。
「やっぱ、お見通しだったか……」
肩にかけていたリュックを下ろします。取り出されたタブレットのカバーを開けば、
「もうそろそろ仕方あるまい、剛」とタブレット蛮野。
「! その声は!」予想していたくせにたじろぐフォーミュラ。「蛮野!」
「……頃合いだ」

おとり捜査1

緑濃い公園。その駐車場に停められた白い乗用車。
「さーあ現八ィ! 愛のロードをまっしぐらよぉ♡」
ピクニックバッグを手にはしゃいでいるのはりんな。ラフな綿のシャツの肩に、緑のセーターをかけた追田とまたペアを組んでいます。住宅街の事件でもそうでしたけど、この馴染み具合、そろそろ本物のカップルと言ってもいいのでは。同じベッド(病院のですが)に寝転ぶ描写もありましたし。
「なんでそんなにノリノリなんだ先生?」首を傾げ車に乗り込む追田。

そしてもう一台、路上を走る赤いビートル。
髪を下ろし、毛先を巻いたワンピース姿の霧子と、サングラスにポロシャツ姿の進ノ介。前髪を卸しているせいか、幼い、大学生のような表情。
(は、結構ガチで可愛く決めてきたな……)
サングラスをずらし、霧子を凝視する進ノ介。うっかりそのひとりごとを聞かれてしまいます。
「えっ」
「え?!」
「何か言いました?」
「……何か言ってないよ」
「クリムは?」
「えっ! …………トライドロンとこの付近に待機してる」
なんだこのギクシャクした会話w

不和

進ノ介の説明通り、物陰にひっそりと停められたトライドロン。しかしその中のベルトさんはちっともひっそりしていません。
「共闘だと!? 今さら何を考えている!」
フォーミュラを通じ、教習所の剛たちと会話しているのです。
「絶対にノーだ! ありえない!」
憤慨して激しく動くフォーミュラに、真剣な面持ちを向ける剛。
「でもクリム。あんたと父さんの頭脳が合わされば、一気に残りのロイミュードを殲滅できるだろ」
「いいかね!? 蛮野がその姿でいること自体、わたしのベルトのシステムを盗んでいた証拠だ!」そして遠く離れたトライドロンの車中でも、同様に激しく叫んでいるベルト。
「クリム」そんなベルトに、話しかけるタブレット蛮野。「わたしも反省したんだ。過去の恨みつらみはこの際捨てよう」
「きみにだけはそれを言う資格はなーい!」
「……」この会話の間、辛そうな剛の表情がたまりません。「まあ落ち着いてよ……おれには、一方的にクリムが荒れてるようにしか見えないけど」

「!」憤怒の表情のままのベルト。「むぅ…………あ、いかん! 事件だ」

ベルトが察知した事件の気配に、表情を変える剛。

おとり捜査2

「うわあ!」
「現八!」
激しく巻き上げるような風に揉まれ、蛇行する白い乗用車。追田はそれでも必死に持ちこたえますが、なんとか車を停め降り立った2人に、なおも襲い掛かる青白い旋風。青空の下、赤いスカートから伸びるりんなの脚がきれいです。

「蛮野。話はあとだ!」フォーミュラの通信を切るベルト。

襲撃1

「……おれも行かなきゃ。免許試験受けてる場合じゃねえ」
教習所の剛。
単にチェイスの様子を見物に来ていたのかと思えば、文句を言いつつも四輪の免許を取りに来ていたのですね。素直です。
ばたばたとタブレット蛮野をリュックに仕舞い、教習所のビルの外階段を降りようとしたその時。
「おーい♪」雑魚ロイミュードを数体従えた006が現れ、下から一斉射撃してきます。
「!」とっさに手すりの影に屈みこむ剛。リュックを置き、「父さんはここにいてくれ」とタブレット蛮野に言いおいて立ち上がります。
「またおめーらか」
「蛮野はいただく」
「お断りだ!」ベルトをつけ、シグナルバイクを掲げる剛。不敵な表情。「レッツ変身!」

名乗りこそありませんが、ひらりと回転しつつ地上に降りるマッハがこれも昭和のライダーしてます。いい感じ。
「はあっ!」駆け寄ってくるその姿を見ての、006のうれしそうな表情がまたたまりません。ぶつかり合う2人。先週に引き続きアクションシーンがいいです。
竜巻旋風脚か! と思う激しい飛び蹴りを受けて思わずよろめくマッハ。倒れこんだそこに、雑魚ロイミュードが一斉に集まります。
雑魚といっても侮れません。跳びかかってくる相手の肩をつかみ、起き上がる反動でそれを投げるマッハ。

***

剛のリュックの中。
「実際、頃合いだなそろそろ」とつぶやいているタブレット蛮野。

***

「……」
教習車のなか。無念無想でコースを走らせていたチェイス。ルール通り、ミラーを使って周囲の様子をよく見ています。
そこに映る、ロイミュードの群れと、多勢に無勢で戦うマッハ。
「!」
突如、コース脇の狭いスペースにスピンターンしながらエクストリーム縦列駐車を決めるチェイス。教官も思わず
「お見事」と叫ぶ美技。
「緊急の用ができた。少し教習を抜ける」シートベルトを外し、シグナルバイクを取り出すチェイス。そのまま運転席で変身し、ゆっくりと外へ降り立っていきます。

***

今やコース上で戦っているマッハとロイミュードたち。隙を突かれ、背を蹴られておわ、と倒れこむマッハ。そこへ銃の連射を加えつつ飛び込んでいくチェイサー。
「チェイス?」起き上がるマッハ。「邪魔すんなよ!」
指を突きつけ、また戦いへと飛び込んでいきます。
救われたにも関わらずのこの言動。一瞬情報処理に時間がかかったようですが、すぐ、
「……ふん」と後に続くチェイサー。

おとり捜査3

「きゃああ!」悲鳴を上げるりんな。逃げようとする手を008につかまれて、「やだあたしピンチ……」
「おのれ、先生に手を出すな!」勇敢にもその背後から叫ぶ追田。
「現八!」
そちらへ振り向きざま、強風を浴びせる008。
「おわあああっ!」吹き飛び、傍らの花壇に倒れこむ追田が痛そうです。
「あっ」それを見て叫ぶりんな。「嫌ぁ、現八ィ!」
「……」その時、改めてりんなを見つめる008。邪魔者が片づいたのでとっくりと、獲物を品定めする表情です。
無言のままの008。無言で見返すりんな。
緊張の時が流れ――。

はずれだな、こりゃ」

「がああああああん!」無残な評価にショックを受けるりんな。のけぞり倒れ込みそうになりながら、次の瞬間、怒りが彼女の足を踏みしめさせます。
「ちょっとぉ!」008の太腿にばしっと蹴りを入れ、「どういう意味よ」と掴みかかるりんな。「はずれって何よ、あんたにわかんの!?」
うるさい、とばかり無言で突き放す008。
そこへ飛び込んできてパンチを繰り出す進ノ介! ですがやっぱり前髪降りてて可愛いです。
生身のままのしばしの攻防。そこからぱっと距離を稼いで、
「わーお、仮面ライダーのおでましか」と帽子のつばに手をやる006。この人はどうも言動が時代がかっていますよね。人間の感情を学ぶのに映画でも見たのかな。
しかるのち、野太い声をあげつつロイミュード体へ変身します。その周囲に渦巻く青い旋風が、まるで羽衣のようにその身体を飾り、赤いボディに渦巻く青の進化体が出現。
「おれはトルネード。世界を駆ける…情熱の風さ」

余談ながらこの気取ったポージング、既視感があると思ったら翔太郎でした。
「おれたちは仮面ライダーW。……この街の涙を拭う、二色のハンカチさ」的な。
旋風属性は気障と決まっているのでしょうか。

「トルネード! 008の進化体か!」声を上げるベルト。
「なぜ、車から女性だけを攫う?」身構えたまま問う進ノ介。手つきが何か変。
モテそうもねえ凡人にはわからんよ」肩をすくめるトルネード。

これはクリティカルでした。
いつも高飛車な容疑者たちに若さや特状課というわけのわからぬ所属を侮られ、それでもとぼけた表情で言い返してきた進ノ介が。
「おいw」笑い声をあげつつ、一転サングラスを取って振り向いた、その顔がマジギレです。「何だとお前!」

突進していくその勢いを危惧するベルト。
「抑えろ進ノ介」
「は!?」
「敵は突風を操るようだ。ワイルドよりもフォーミュラで対抗だ」
「よし!」
怒りに吠えながら力任せの変身。タイプフォーミュラ出現。
「りんなさん、逃げて!」
「現八!」頷いて追田の方へ駆け寄るりんなを見送ると、スピード勝負の構えです。
「……面白い」身構えるトルネード。対峙する2人。

一瞬の静止の後、何度もダッシュと急ブレーキを繰り返し、ぶつかり合う様も速すぎて見えません。飛び散る火花。

「なんと!」驚きの声を上げるベルト。「フォーミュラに、風の力で打ち勝つとは」
「こいつ、強え」
「かっこいいだろ、おれ?」そして余裕をみせるトルネード。「この身体は既に、超進化の手前まで来ている。ヤァ!」
「はっ!」
その速さに押され気味のドライブ。そこへ身体を激しく回転させ、襲いかかるトルネード。
「……ああ、頭がくらくらする」
「運転を代わろう」
「ああ、頼む!」
三半規管がないぶんベルトさんはこの手の攻撃に強いのでしょうか。
ファイア・オールエンジン。ドライブ・タイプトライドロン出現。進ノ介の喘ぎ声とともにゆらゆらとぐらついていた頭が、とたんにしっかりし、体軸が真っすぐ伸びます。息さえ整い、完全な別人。
「ふん」目を光らせ、カキマゼールはコウジゲンバー。打ちかかってくるトルネードとはドリルとドリルの勝負です。
その突きを分銅で受け、自分のドリルを突き出すドライブ。
「はっ!」しかし分銅を、あっという間に粉々に突き崩すトルネード。驚きつつも、
「てやっ! ……とぅっ!」ドリルの長さで負ける分、前へ突進し手数で押していくドライブ。たまらず突き放し、また距離を稼ぐトルネード。
「やるやる♪ やっぱおれの超進化が先だな。それからお前をぶちのめす。この順番が正解よ」
そして一陣の風となりドライブを牽制しつつ飛び去っていきます。
1人見送るドライブ。
「助かったぜベルトさん。……でも逃げられちまったな」と進ノ介の声。
「ああ。あいつが超進化したらハートに匹敵する脅威だ」と、ベルト。
ああ、そうだなと変身を解くドライブ。そして。

――それを背後から見守っている、クリム・スタインベルトに似た男。でCM。

襲撃2

自動車教習所のコース上で、なおも戦い続けている2人のライダー。
くるくると複数の敵の間を舞うように翻弄するマッハ。
動きの早い敵に応戦しつつ、その身体を楯に他のロイミュードからの射撃を受ける剛毅なチェイサー。
「ふん」楯となったロイミュードを投げ捨てると、タイヤ交換。ハヤーイ。シンゴウアックスのスイッチを押し、
「マッテローヨ」の声を聞きつつ背後のマッハに手渡します。
「えっ、おれ? ……おい!」うろたえるマッハが可愛い。
から手で敵に突進するチェイサー。逃げ出そうとするロイミュードたちに、ものすごい手数のパンチを浴びせます。ハヤーイだと動きが早くなるんですね。

「…………」
それを見守りながら地上に立てたアックスの信号部分にもたれ、いらいらとその上を指先で叩いているマッハ。左手は腰。こんな感じで信号待ちしてる人いますね。

「うぉおおおおおっ!」チェイサーのパンチの雨にたまらず、とうとう吹き飛んでいくロイミュードたち。
同時にシンゴウアックスの信号が変わります。
「イッテイーヨ」
「お?」そうかと信号機部分を見直すマッハ。「よし」
腰を落とし持ち上げた、その瞬間、目にも留まらぬ速さで駆け寄ってきていたチェイサーがその手からアックスを受け取ります。
「……おい!」
「おおおおおおおおおっ!」
斧を手に再びロイミュードのなかへ飛び込み、たちまち吹き飛ばしていくチェイサー。
フルスロットルの声とともに大振りすれば3体が一度に爆散します。そのコアも。

「……チェイスぅ! お前なあ!」いきりたつマッハの肩を、ポンと叩くチェイサー。
「大丈夫か、剛」
その様に調子を狂わされてしまうマッハ。
「見せ場とんなよ。守ってくれなんて頼んでねえよ」
「ふ、そうか」
淡々と去っていくチェイサーを、見送るマッハ。
「あああああああああっ!」いらだちを握りつぶし自分も去っていきます。そんな2人を、背後から観ている006。

裏切り

リュックを置いた手すりの内側へ、戻ってくる剛。しかし、蛮野の姿が見えません。
「…………あれ」うろたえ、教習用のテキストのページまでめくってみる剛。「……父さんが。いない?」

教習車。運転席に戻るチェイス。
「待たせてすまん。さ、続けよう」

特状課課室。椅子の上でくるりとこちらを向くりんなはまだおとり捜査の時の服装のまま。
「おのれあのロイミュード。人をはずれ呼ばわりにして!」脳裏にこだまする「はずれ」の声に身悶えし、ハンカチを引き裂かんばかりにして、「もおおおおお」と噛みつくりんな。
「あああありんなさん。――ところで、追田警部補は」
「病院で、手当を受けています」本願寺に報告する進ノ介、霧子も先ほどの服装のまま。「……これでもう、おとり捜査には引っかからないでしょうね」
「008がモデルにした人間を突き止めたよ」
その時背後の席から立ち上がる、西城。
「ジョージ白鐘。世界を放浪している、天才ファッションデザイナーさ」
「ええ? こいつがデザイナー?」
立ってきて、西城の示したタブレットを覗きこむ本願寺。ジョージの服装は昔ながらの放浪者という感じで、さほどおしゃれにはみえません。
「……うーんでも、この人謎の人物で、あまりに資料が少ないんだ」うなだれる西城。
「とりあえずピットでより詳細な敵の解析をしよう」とベルト。
「よし」頷く進ノ介。そしてかれに続き、ピットへ足早に向かう霧子、本願寺、西城。
1人残されたりんなは、今は鏡を見ています。
「んー。服が、だめだったのかなー?」
ポーズを作り、鏡にウインクするところはじゅうぶん美人です。

薄暗いピット。ドアを開ける進ノ介。中の異変にたちまち声を上げます。
「なんだよこれ!?」
ゆっくりと作動している回転台。その傍ら、ふだんはベルトが定位置にしている台の上に何かが載っていて、宙のスクリーンに何らかの設計図のようなものを投影しています。
回転台のトライドロンを解析しているのか改造しているのか、とにかくただならぬ様子。
「な。誰だ! ピットで機械を勝手に動かしているのは!」
叫ぶベルト。りんなの使っている開発台のPCモニターにはベルト自身の設計図も映しだされていますから、慌てるのも無理ありません。ドヤドヤと中に踏み込み、辺りを見回す一同。その時、
「…………」静かに作動音を響かせ、こちらへ向き直る台。そこには青白い不気味な“顔”を表示した、タブレットが載っています。
無言でその正面へ回る進ノ介。その腰で息を呑むベルト。
「蛮野」
「なんだって?」
「はじめまして、泊進ノ介くん……」口を開きつつ、室内の灯りをつけるタブレット蛮野。完全にピットという場を、掌握しています。「本願寺課長……」
「父さん!」その時飛び込んでくる剛。必死に探していたのか、息を切らしています。「どうしてここに!」
「え?」その声を聞き咎める霧子。蛮野の名をベルトから聞いていたとしても、それが自分たちの父親であるとは知らない彼女。
ぎくりと硬直する剛の背中。
「……、」覚悟を決め振り返った顔が、不安と緊張でぐちゃぐちゃです。その背に追い打ちをかけるように、
「仕方ないだろう、剛」と言い放つタブレット蛮野。「もうすべてを明かそう。わたしは、蛮野天十郎。ロイミュードの生みの親にして、霧子。きみと剛の父親だ」

すべてが終わった、というに目を閉じる、剛。
驚きに目を見張る霧子。

蛮野の意図はどうあれ、これは剛にとっては裏切りでした。姉が真実を知る前にロイミュードを殲滅し、父の罪を償う。
ただそのことのみを願って、死闘を繰り広げてきた剛。

解放

和服の帯を意匠化したようなデザインの床。大きな建物のホールのような場所に、3つのベッドが放射状に置かれ、そこへ水色と青の布が広げられた上に、長い髪を広げ、横たえられている3人の美女。いずれも誘拐事件の被害者です。
「トルネード、と呼んでいいのかな?」
腕を組み浮かぬ顔で被害者たちを見下ろしていた008のもとへ、近づいてくるハート様。
「ああ。……どうしたんだ、ハート?」
「お前の警護さ」手を上げ、指を折って示すハート様。「約束の数まであと2人。いまだ行方がしれない004を除けば、お前と、006が最有力だからな」

暴露

「……」泣きそうな顔で、霧子を振り返る剛。「今まで黙っててごめん、姉ちゃん。おれも最初は、ロイミュードの生みの親が、自分の父さんだなんて知って、ショックだった……だから。姉ちゃんに知られる前に、やつらをぶっ潰そうって思ってた」
はっと顔をあげる霧子。自分を守るために、1人で秘密を抱え、苦しんできた目の前の弟。
「剛」
「あなたも、クリムちゃんと同じ、データなんでしょう?」一歩進み出る本願寺。「なぜ敵はあなたを消去しなかったんです」
それはかれらが蛮野の知識を有用だと考えていたから。
そして蛮野も、かれらと行動を共にすることに、メリットを感じていたから。
要は蛮野はロイミュード側にあったはずだと、問いただす本番時。
「……人類制圧の後に、必要になると考えたのだろう」その矛先を、真実を交えつつ、さらりとかわす蛮野。
かれ自身の思惑は、まだ明らかになっていません。
「ロイミュードは自力で個体数を増やせないからね。今回の事件の解決に手を貸そう」

「いや、そんなことは許さないぞ!」

すかさず叫ぶベルト。その声が悲鳴のようで、思わず視線を落とす進ノ介。
その前科から見ても、疑わしさが炸裂している蛮野を警戒しているのか。
それとも、ベルト自身に隠された思惑があり、その邪魔になりかねない相手を嫌って排除に努めているのか。
「ベルトさん?」
「蛮野に関わってはいけない! かれの言うことは聞くな! こいつは。悪魔なんだ!」
「クリム」剛も、その剣幕に声をかけます。
「むうううう……」語気荒く叫んだ後もまだ憤りが去らないのか、呻り続けるベルト。
「なにがあったかはわかんないけど、2人で協力すれば、またやりなおせるんじゃないの」不思議そうに口を出す剛にも、
「ダメだ、それはありえない!」

「泊くん、クリムは興奮している」相手を進ノ介に変えるタブレット蛮野。「冷静に判断してほしい。わたしは既に、008のアジトをつかんでいる」
「……」ちらりと横目でタブレットの載った台をみる進ノ介。
「おそらく、さらわれた女性たちも、ここにいるだろう」

再びスクリーンに映しだされたのは地図。東京都港区紅野11-6-10。

「なんでそんなことわかるんだよ」
「わたしはネットワーク世界の神に等しい。ジョージ白鐘の足跡や、志向性などから分析した結論だ」
「ネットワークの神!?」聞き咎める西城。「そんなん出てきたら、ぼくもう出番ない……」
「わかった」西城の嘆きなど聞いていない進ノ介。「とにかく、まずはこの場所を調査してみよう」
「おい!」
「進兄さん、そう来なくちゃ!」わかってくれたのかというように嬉しげな顔の剛がかわいそうです。
「待て、待つんだ進ノ介! 止まれ!」
慌てるベルトに耳も貸さず、連れ立って出て行く2人。

トライドロンを先導するかのように走る剛のバイク。
狭い車中、霧子も進ノ介も、もういつもの姿に戻っています。
「霧子。お前は大丈夫か」
「はい……」うつむく霧子。「急に、父親だと言われて、少し混乱しただけです」
「すまん」定位置に搭載されているベルト。「感情的になりすぎた。霧子や剛の気持ちを考える余裕がなかった」
「泊さん。蛮野博士は本当に信用できると思いますか」
ふ、と口元を緩める進ノ介。
「まあ、天才科学者なんてだいたいうさんくさいからな」ハンドルを持つ左手をわずかに伸ばし、ベルトの頭をぽんぽんたたきます。
「お、おい。ひどいぞ進ノ介!」
「だから」そこで再び真顔に戻る進ノ介、「おれにはたったひとつだけ、無条件に信じてるベルトさんの気持ちってやつがあるんだ」
「「!」」
「それが、蛮野博士にあるかどうか」

救出

緑濃い庭園の中に翼を広げる建物。天窓のあるガラス張りのそこに、女性たちが横たえられています。
入り口からの階段を駆け下りてくる進ノ介、霧子、剛。
「さらわれた女性たちだ」
「やっぱり父さんは正しかった! なあ姉ちゃん!」
「……」こころなしかはしゃいでいるような剛に応えず、女性たちの介抱をしようとした霧子。その時扉の開く音がします。
「来たな仮面ライダー」
「トルネード?」身構え立ち上がる進ノ介。その前方には008改めトルネードとハート様が立っています。「――ハートか」
「その美女たちはお返しするぜ」と、せっかくさらってきたのにわからないことを言うトルネード。「おれが超進化するのに、必要な女ではなかった」
きちんと見定めてからさらえばいいのに。
「超進化するために彼女たちをさらってきたのか!」
進ノ介の怒声。
身構え、唸る2体のロイミュード。トルネードの周囲には青白い旋風が巻き起こり、ハートの周囲には黄金のまばゆい光が。
「これはまずい!」叫ぶベルト。
「霧子彼女たちを頼む。剛!」
並び立ち同時変身。
「レッツ、」
「「変身!」」
はじめから最強フォームへ。タイプトライドロンと、マッハデッドヒート。それを見て取り、相手に不足なしというように進み出る2体のロイミュード――。

トルネード対マッハ。速さはトルネードがマッハを圧倒します。突き飛ばされ、女性たちのベッドの足元まで転がり込んでくるマッハ。
「剛!」
「む?」弟を案ずる霧子の悲鳴に、顔をあげるトルネード。こちらを睨みつける、鋭い美貌に目を留めます。「わーお」
思わず歩み寄る、その前に跳びかかっていくマッハ。早いパンチを繰り出したところでCM。

死闘

一方のハート対ドライブ。双方鍔ぜりの状態から外へ走りだしてきていました。
「いやっ!」振るわれる豪剣を、はっしと受け止めるドライブ。振り払い代わりにドライブ剣を撃ちこむも、今度は逆にそれをハートに跳ね返されてしまいます。

同じように外へ出てきていたマッハとトルネード。激しいパンチの応酬の後、マッハが蹴れば、突風を吹き出し応戦するトルネード。「うぉっ!?」巻き上げられ、岩肌にたたきつけられようとしたところをくるりと回転、逆に岸壁を蹴って前へ飛び出していきます。すかさず正確な射撃に、射抜かれたようになるトルネード。
その隙に蹴りを、パンチを、次々と繰り出すマッハ。
「はあっ!」仕上げに高く飛び上がり、キリモミしながら脚を叩きつけるような変則蹴りを見舞います。思わず倒れこむトルネード。

「はっ! ふぁっ!」ハートの重いパンチ。腹に受けるその都度、ドライブの身体がくの字に曲がって宙に浮きます。
相手が必死で後退するのを、追い詰めるように前へ出続けるハート。後がないと打ちかかるドライブの衿を掴み上げます。
「はは……そんなもんかぁっ!? こっちにはまだまだ上があるぞ!」
ドライブを放り出し、まばゆい光をその胸から放射するハート。
光を浴びせられ、その勢いに圧されたかのように、崖から吹き飛ばされ、落ちていくドライブ。
「うわああっ!」
追い打ちをかけようと自らも崖を降りるハート。
頭をあげるのが精一杯のドライブの方へ、悠然と歩み寄っていきます。

「進兄さんっ!」
その窮地を悟り、駆け出していくマッハ。

「はっ!」立ち上がり、ハートへ振り返りざま銃を連写するドライブ。
ほぼ同時に、崖の上からハートの背へ向け連写しつつ飛び降りてくるマッハ。
2ライダーが同時にハートへダッシュします。
かわるがわるの攻撃にもひるまぬハートへ、ゼンリンシューターを握りしめアッパーカットを加えるマッハ。
すかさずハンドル剣で斬りつけるドライブ。
「はあっ!」さらにマッハも。
ハートの脇腹からあがる火花。頃やよしとみたドライブのタイヤカキマゼールはピーポーセイバー。
マッハの装填したシグナルバイクはトマーレ。
一瞬身動きの聞かなくなったハートの身体を、檻へ収め持ち上げるドライブ。横から連射するマッハ。久々に息の合った攻撃です。
しかし、ハートもしぶとく、檻を打ち破った後ゆらりと立ち上がり――。
「……効かんな」

「きゃああああああああっ!」

そのハートの背後、建物のあった場所に巻き上がる竜巻。霧子の悲鳴に、
「え?」と立ち尽くすマッハ。そういえばすっかり2人とも、ハート様に気を取られていました。
「やっときた、この運命の出会い……かっこいいぜおれ……」
霧子をとらえたまま、飛び去っていくトルネード。
「ああっ。きゃああっ!」
「霧子!」
思わず駆け出す2ライダー。しかし飛び去った竜巻を、地上を走って追ったところで何ができるというわけでもありません。
その時エンジンの音高く飛来するトライドロンのサイドブースターレッド!

絶体絶命

なるほどここでブースターの出番が来るのかと納得しかけたわたしも剛のように騙されやすいのかもしれません。
これに乗って追うのかと。
しかし次の瞬間、ブースターのマシンガンは、ドライブ、マッハに向けられてきます。
「わっ!」
「ああっ!」
激しい炎と衝撃に、悲鳴をあげる2ライダーでCM。

「うあっ」吹き飛び、地を転がるドライブ、マッハ。
「なんで。なんでライドブースターが?」と叫ぶマッハの疑問は尤もです。ベルトの操縦するトライドロン、及びその関連マシンは、いつもライダーたちの味方でした。
顔を上げ、その運転席にタブレット蛮野の姿を認めるマッハ。
「父さん!?」
しかし驚く暇もあればこそ、第2撃を加えてくるブースター。
「あっ」
「うわああっ!」
炎に巻かれ、またも吹き飛ぶマッハ。倒れこみ、顔を上げて、恐ろしい光景に叫びます。
「進兄さん!」

「あああああっ!」爆風に飛ばされ、高い崖からゆっくりと、ほんとうにゆっくりと、落ちていくドライブの姿。

「!」助けに飛び出していこうとするマッハの前に、
「どこを見ている」と割り込んでくるハート様。進ノ介との交流を大切にしているようですが、それ以前にやっぱりこの人は戦い重視、戦いバカなのです。戦いが終わるまではその他の要素は目に入らないと。
激しく撃ち合い、蹴り合う2人。
「邪魔をっ……するな!」
剛の悲鳴。真剣に向き合っても勝てるとは限らない強敵。そうと知りつつ、心は進ノ介の方へ向かっているのです。

歴史の転換点

「…………」深い森のなか。かすかに金属音の混じる、重い足音。
そして、声にならない低い呻き声と苦しげにあえぐ、息の音が響きます。
樹々の根本に、変身を解かれ倒れこんでいる進ノ介。近づく足音の主。無造作に進ノ介の腰へ手を伸ばし、ベルトを取り上げます。
「……待て……」
そうされて目覚めたのか、略奪者の足に力なく手を掛ける進ノ介。そうされて自分の足元を見下ろすのは、人間体をとらない、むき出しのロイミュードです。虚しい抵抗など気にもとめず、嬉しげに戦利品を掲げ持ち、眺めるその胸の数字は、ハートが「行方不明」だと言っていた、004。
「お前は」
うるさいと言いたげに蹴り飛ばし、去っていく004。そのまま気を失う進ノ介で、以下次週。

【1分予告】2/4

「ぼくは泊エイジ……」
西暦2035年。悪の本性を表し、ロイミュード側に転じたクリムスタインベルトの支配によって、地獄と化した世界。
その凄惨な歴史を変えるべく、必死に現代へ、メッセージを送ろうとする青年、エイジ――というのが先週のお話。
またも失敗し、とぼとぼと隠れ家へ戻ってくるエイジを、出迎えた仲間は、「タイムロードが完成した」と叫びます。
「……できたのか!?」
「だが時間がない。燃料が足りなくて閉まりかけている。急げ!」
「わかった!」
ともに駆け出していく2人。

そして暗いピットのなかで、仄かな光を受けその輪郭を示すのは未来のトライドロン。
「2015年7月。クリムのベルトがロイミュードによって奪われる……ここが歴史の転換点だ」
スクリーンに映しだされているのは、森のなか深く倒れこんだ進ノ介の腰から、強引に持ち去られていくベルトの姿。
歩み寄り、その映像を見上げるのはドライブに酷似した未来のライダー。
今回のラストが映画につながるのですね。まるで「電王」のコラボ回のようです(毎回桜井侑斗が良太郎をさらっていく)。
「過去を変えさせるなら、反逆者泊エイジを抹殺せよ」
その声は、クリム・スタインベルトその人にやはり酷似しています。じっと聞き入っているライダー。おもむろにトライドロンに乗り込み、出庫のサインを出します。
「Start our mission……」静かな電子音とともに、to be continued.
今週の
「あ……?」
チェイスもそうですが律儀なキャラクターは好きです。覇王の曲かっこいい。あとトッキュウチェンジしそうになったお友達はぼくと挙手。
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2015.08.01 20:56 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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