LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

幹部怪人のモデルとなった人物にまつわるお話はたいてい面白いのですが、今回のハート様は一風変わったエピソードになっていました。わざわざそのイケメンな姿を製作者によって、ある意図のもと与えられたということで、要はお人形さん扱いだったわけですね。
詩島母についてはお墓が普通でないのでロイミュードの事件に巻き込まれて非業の死を遂げたとかをイメージしていたのですが、どうやら普通に離婚して普通に亡くなったような……?


Shimmering Star Necklace / Yvonne (bijoux & crafts)


そして今回、ようやく剛が帰ってきた! という感じがしました。
変身時にはポーズを取るし、特状課に出入りするようになったし、でも秘密を抱えたままで今ひとつ元通りという感じではなかった剛と、それを感づいていたのか静観したまま、剛が打ち明けるまで待つ構えで、わざとらしい和解の言葉など口にしていなかった進ノ介。
やっと、2人の距離というか隔てが、なくなったように思います。
これであとはラストに向け、雪崩れ込んでいく感じですね(*´ω`*)
……とは問屋が下ろさない、というのが映画と重なる部分のようですが。

そしてまさか、チェイスがコメディリリーフになるとは思っていませんでした。すべて真顔、すべて正しい、でもおかしい。 
ジャンクションになんか出た!
映画CM。ベンツの展示されたショールームで、ポストカードを受け取っている進ノ介。おれもほしい、と進み出たチェイスに、しかし進ノ介は
「免許がないともらえないんだ」と言い聞かせます。

ハートの告白1

開けた場所。
自らも満身創痍ながら、姉・霧子はトルネードに拐われ、兄と慕う進ノ介は高い岸壁から真っ逆さまに墜落し、その原因となった強力な連射攻撃の主は――。混乱するマッハ。
「……いま、確かに父さんがライドブースターを……?」
目の前に立ちはだかるのは強大すぎる敵、ハートロイミュード。そのハートは、笑いながら再び攻撃の姿勢に入ろうとしています。
どうすればいいんだと頭を抱えるマッハ。
「!」
その時バイクの音がして、チェイスが
「008はおれに任せろ」とだけ告げ、また去っていきます。
「今頃ノコノコ出てきやがって!」チェイスへの反発によって元気が出たのか、デッドヒートの力で一直線にハートに向かい攻め入るマッハ。パンチの連続で相手の勢いを殺し、かと思えばそのまま森のなかへと駆け去っていきます。
取り残され、呆然とするハートロイミュード。

「進兄さん。進兄さん!」ドライブが落ちたあたりを探す剛。そこは深い森のなかです。苦しげな息遣いが聞こえ、目をこらせばそこに、進ノ介の長身が。
「進兄さん!」走り寄り、上体を抱え起こす剛。「大丈夫か」
「ごう、すまん……」声にならぬ声で、告げる進ノ介。「ベルトさんを、だれかに、うばわれた……」
「なんだって!?」

「やはりな。そういうことか」

今は人間体に戻ったハートが、その時近づいてきます。剛の後をつけてきていたのでしょう。
「ハート!」きっと振り返る剛。
「どういういみだ?」と問う進ノ介。
「お前たちははめられたのさ、蛮野に。……やつは、お前たちに取り入るふりをしてクリムのベルトを奪ったんだ。研究材料としてな」
「じゃあ、ライドブースターを操ったのも蛮野だな」気力が戻ってきたのか、ハートの言葉をすんなり理解する進ノ介が気丈です。
一方、自分でもわかっていたことを指摘され、ショックを受けている剛。
その白い顔に、嫌悪と苦痛の色をわずかに浮かべ、再び口を開くハート。
「……おれは、あれほど最低な人間を知らん」
「お前が言うな!」弾かれたように立ち上がり、止める進ノ介の手を振り払って、ハートに向かう剛。「悪党の、ロイミュードのくせに!」
「何度でも言おう」自分の襟を掴みあげる剛の手を外し、理はこちらにあると言わんばかりのハート。「あいつは最低だ。お前が憎むそのロイミュード以下だ。あいつがおれにしたその数々の非道な拷問を! おれは決して忘れない」
「なんだって……?」
その驚くべき告白。

トルネードの夢1

ドライブピット。中に一歩踏み入ったりんなは、そこに残る蹂躙のあとに叫び声をあげます。
「ちょっとどうしちゃったのよこれ!」
「……やられましたよ蛮野に」
引きぬかれたコード、散乱する書類、倒され、壊された備品の数々。そのなかで西城の傷に消毒綿を乱暴に叩きつけながら、答える本願寺。
「蛮野って、蛮野博士!?」
「いきなり暴れだして」声を上げる西城。「ライドブースターもコントロールされて、奪われちゃったんです……いたったたた……」

どこかの公園。噴水の前で、自分の獲物を満足気にながめるトルネード人間体。
「似合ってるぞ」とうれしそうに言います。純白のウエディングドレスを着せられ、でも後ろ手に縛られている霧子に。
「これはいったい何の真似なの」
「今いえるのは一つ。お前は、やっと見つけたおれの宝だってことさ!」
その時、チェイスのバイクが近づいてきます。
「おっとつかまるわけにはいかないな♪」再び霧子を抱きかかえ、旋風となって飛び去っていくトルネード。
「きゃあああああっ!」
敵の去った後を、1人見上げるチェイス。
「霧子……!」

ハートの告白2

どこかの廃工場。タブレット蛮野はその中心で無数の触手をあちこちに伸ばし、実験か開発かよくわからない、何かの作業準備を整えています。
「……」その傍らに、奪ったベルトを手に無言で立つ004。
「ご苦労、では始めようか。……ピットのデータは把握した。ドライブドライバーと同じものさえ構築できれば、わたしもクリムのように他者に寄生して自在に操ることができる……そしてクリムには例のプログラムを仕組んでやろう」
優秀な研究員よろしく、手際よく作業を進めていく004。
その傍らで、誰も返事をしないのに、1人ぶつぶつと呟くタブレット蛮野が、危ないというよりかなり痛い。
でも気になることを言っていますね。映画に繋がる特異点、ってやつでしょうか。
「……特状課もわたしの居場所にはならんとわかった。この世のすべてはわたしのもの……それが理解できないバカが多すぎる!」
いややはり痛い。

森のなか。語りつづけるハート。
「……そのとき、おれたちは既に限りなく人間に近い頭脳を持っていた。にも関わらずだ……!」

ハートの回想。
15年前。白衣姿で、蛮野の実験を手伝わされていたらしいハート。その姿は既に今と同じですが、傷や火傷の痕が痛々しい。
「うあああっ!」実験の一環として激しい電気ショックをその身に加えられ、床に昏倒し呻けば、
「どうだ、痛むか……?」と哄笑しながらその様を観察する蛮野。
その顔には開発が進むことへの科学者としての歓び、知的興奮とは一種異なる、歪んだ歓喜の表情が浮かんでいます。
その時ドアを開けて入ってきた、やはり白衣姿のクリム・スタインベルト。
室内の様子を一目見て、
「なんてことをしているんだ蛮野!」と叫びます。ハートの傍らに屈み込み、「人間の姿をコピーさせたのか、002に?」


ハートのモデルとなったのは、蛮野博士の研究への出資を断った青年実業家のものでした。
プライドを傷つけられた蛮野は、その鬱屈を、同じ姿をしたロイミュードを苦しめることで、晴らそうとしたのです。
「おれだけが15年前から人間体を持っていたのもそのため。蛮野のつまらん復讐心を、満足させるためだったんだ……」

ハートの回想。いやしい笑みを浮かべ、同僚に弁解する蛮野。
「余興だよクリム。どうせ、あらゆる苦痛や刺激を与える実験なんだ。おれの価値がわからんバカの顔のほうが、気が晴れるというものだろう?」
自分の膝で苦痛にあえぐハートを見下ろし、憤慨するクリム・スタインベルト。
「……わたしにはもう耐えられない。きみとの友情も今日ここまでだ!」
「おい冗談はよせ。 ……今、きみに抜けられては困る」
「シャラップ!」立ち上がり出て行くクリム。
「クリム!?」慌てて叫ぶ蛮野。その目の前で閉じられるドア。
「……」やがてあげられた蛮野の顔には、新たな標的ができた、という表情が浮かんでいます。
科学者たちの諍いを、床に猫ロがされたまま、怯え戸惑いつつ見守るハート。


「おれはこの顔のままで蛮野、いや、人間すべてを見返してやろうと心に誓った!」
「ハート」その話を聞く進ノ介のほうが辛そうです。
「クリムに去られ焦った蛮野は、ロイミュードに人間の悪の心を植えつけた。皮肉にもそれが、ロイミュードを人間以上の生命体へ進化させた……」
「そんなの……うそだ」衝撃によろめき、ハートの前から後ずさる剛。
それをなだめるように、静かに口を開く進ノ介。
「剛。実はな、霧子も言っていたんだ……」

霧子、ベルトとともに、さらわれた女性たちの奪還のため、008のアジトへ向かう車中。
進ノ介がベルトを信じると告げた直後。
「泊さん。実はわたし、思い出したんです。剛はまだ小さかったから、憶えてないかもしれない。でもわたしが父のことを聞くと、母はいつも暗い顔をしたんです……」
「そうか。きみのお母さんもわたしと同じように、蛮野に失望し、彼のもとを離れたんだ」
表情を曇らせるベルト。こくりと頷く霧子。
「だからわたしも、クリムの言葉のほうが信じられる気がするんです。泊さんと同じように……」


森のなか。わなわなと唇を震わせる剛。
「……なんだよそれ。おれも道具の一つとして利用されてたってことかよ。もしその話がほんとなら……この世でいちばん醜いのは……おれたちの父親じゃねえかよ……っ!」
「剛」
「迂闊なやつとは、敢えて言わない。生みの親に失望するその気持ち、わからんでもない」
膝を落としてうずくまり、今は声を上げて泣きじゃくる剛に、静かに告げて去っていくハート。
「……」そして進ノ介も、傷ついた身体ながら立ち上がります。

トルネードの夢2

「……む」
バイクでトルネードたちの後を追っていたチェイス。しかし逆に、トルネードのほうが旋風となって襲いかかってきます。
飛び降りてくるりと起き上がり、迎え撃つチェイス。
「霧子はどこだ?」
「恋の道は障害が多いほど燃える」
「こい? 何のことだ。変身!」
チェイサーとなってしばしの戦闘。突風に圧倒され、倒れざまに銃撃、起き上がりつつパンチ、そして蹴り。
突き出されたトルネードのドリルを受け止め、力比べのようになりますが、膠着を嫌ったトルネードから突風が出され、吹き飛ばされるチェイサー。
「……並みの進化体の力ではない」むくりと起き上がるチェイサーに、
「かっこいいおれたちの邪魔するな♪」と言い捨て、再び風で翻弄しながら去っていくトルネード。
何がしたかったのかと思いますが、このシーンがないと前半アクション要素皆無だから入れたのかな?

ハートの告白3

森のなか。まだ声を上げ泣きじゃくる剛に、
「立つんだ剛」と声をかける進ノ介。「……ベルトさんや霧子を助けに行こう。信じてるぞ、必ずお前は立ち上がるって」
満身創痍にもかかわらず、膝を折り剛の背を抱えるようにする進ノ介。耳元で囁く信頼の言葉は、
「……お前は、仮面ライダーだからな」
それだけを告げ、よろよろと1人、先に向かう進ノ介と、取り残されじっと動かない剛とで、CMです。

実験成功

廃工場のなか。目覚めるやいなや、周囲の異様な様子を見て取るベルト。
「うわあ、うわ、ばんっ、蛮野!」
「ようやくお目覚めか? だがもう遅い」相手の狼狽ぶりをあざ笑うタブレット蛮野。
「ベルトさんは返してもらう!」その時飛び込んでくる進ノ介。
すかさず004が襲いかかってきます。
先週に引き続き竹内さんの生身アクションですが、今回の蹴りのほうが長身ゆえの説得力があっていい気がします。
「進ノ介!」
「もう大丈夫だベルトさん」
004の動きを止め、りんながライドブースターを取り戻す手立てをしてくれたと話しながら、拘束を解きベルトを解放してやる進ノ介。
続いてそこに放置されたままのタブレットを取り上げますが、そこにはもう、あの青白い顔は浮かんでいません。
「蛮野がいない!?」
「ふははははは……もう遅い、と言ったはずだ」
声に振り返れば、工場の片隅にいつの間にか黒い霧がわだかまり、そしてそれは、ドライブのベルトそっくりの形になります(色は黄色なので見分けは簡単)。
「あ、悪のドライブドライバー!」
相変わらずの命名センスです、進ノ介。
それはクリム同様ベルトの姿をとった蛮野、すなわちベルト蛮野。
「これでわたしは自由だ、誰にも止められない。世界がわたしの足元に跪くその日まで。ははははははははは……!」
笑い続けるベルト蛮野を、起き上がった004が手にし、そして姿を消します。
もう遅いってことは、たぶん、ベルトさんに何かをしこむという企みも済んだ、ということですよね。
ここ、ぼんやり見送って逃してしまったから、映画のような状態になってしまったと?

「厄介な敵が増えちまったなあ、ベルトさん」蛮野の真の狙いも知らず(わたしも知りませんが)ぼやく進ノ介に、しかし決然と応じるベルトがかっこいい。
「我々のすることは変わらない。止めなければいけない相手に蛮野までが加わった。……それだけのことだ」
ふ、と笑みを浮かべる進ノ介。
「それだよ」
「え」
「おれが信じてるあんたの気持ち……それは自分が死んだ後も、罪を償おうとする使命感だ。今でも野望を果たすことしか頭にない蛮野とは正反対だ」
「進ノ介」面映そうにするベルト。「ありがとう」

トルネードの夢3

ドライブピット。ベルトを定位置に設置し、
「クリムちゃん。お互いやられましたねえ」と本願寺。
「ああ。心配かけた、本願寺」
「ライドブースターは奪還したわ。でもチェイスは、トルネードを見失ったらしい」
霧子を思う進ノ介に配慮するかのようなりんなの報告。それを聞き、首をかしげる進ノ介。
「妙だな。もし霧子が超進化に必要な美女だというなら、(彼女を手に入れた今、)もうとっくに超進化体になってもいいはずだが……なぜ逃げる必要があるんだ?」

そして、なぜまだ、ただの進化体でチェイスに挑んできたのか。

「条件が、美女だけじゃないからさ!」

その時飛び込んできたのは西城。手に、ジョージ白鐘のインタビュー記事が載った古雑誌を持っています。
ジョージについてはほとんど情報が出回っていなかっただけに、
「これをどこで」と驚く進ノ介。
「古本屋街で。足で見つけたのさ!」誇らしげに短い足をパンと叩き、答える西城。「何が、何がネットワークの神様だ! 特状課には追田警部補直伝の、デカ魂があるんだよ!」
いつもの捜査ではインドア後方支援の西城が、足で稼ぐ捜査というのが面白い。
その自慢を手で制し、りんながさっそく開いて読み上げる、そのインタビュー記事は英文です。
「えと、『ジョージの夢は、自分が作ったネックレスを、海の見える教会で首元が最高にきれいな女性につけること』? ――だってえ!」
「なんというドリーム……」
呆れるりんな、本願寺。
「ゴールは教会か。やったぜ究ちゃん」ぱん、と手と手を合わせ、ぐっと握りしめる進ノ介。
「逃走経路や場所の目星はつけてあるよ」自信たっぷりにその顔を見返す西城。
地味にこの2人の信頼関係もいいですよね。
ベルトを台から外し、飛び出していく進ノ介。
「ハズレって、首元のことだったの?」そして、ようやく自分がはずれ呼ばわりされた理由に得心したりんな。「そんなこだわりわかるかーい!」

霧子奪還1

海を見下ろす丘の上で、緑に包まれた教会。礼拝堂は2階に設けられ、周囲はガラスの壁に覆われています。
後ろ手に縛られたままのウェディングドレス姿の霧子。そんな彼女を満足気に見ながら、赤い小箱を開くトルネード人間体。
その中身は、ダイヤのネックレスでした。
「わーお! 最高に美しいぜ、この場所も、お前の首元も」
「あなた、何を言っているの……?」顔をしかめる霧子が気丈です。
「すぐにわかるさ! さあ、おれの中に刻まれたこだわりが果たされる瞬間だ!」ネックレスをその首元にかけようと、両手に広げて持ち、霧子へ近づくトルネード人間体。「ああ……かっこいいぜおれ……!」

しかしその時宙を舞って現れたのはハンター。トルネードの手からネックレスを弾き飛ばします。粉々に打ち砕かれ落ちるネックレス。
「わるいがちっともかっこよくねえな」そしてハンターの背後には進ノ介。「相手の女性が笑顔じゃないとな!」

「泊さん!」歓喜の声を上げる霧子に対し、
「よくもおれの。いや、ジョージ白鐘の最高傑作を!」低い声で睨みつけるトルネード人間体。
「やはりそうか。本物のジョージはもういないんだな?」
「おれは死の直前にやつをコピーした――あいつはナルシストな見栄っ張りだった」えーと、まるで死に際にたまたま通りかかったみたいな言い草ですが殺したのは008のような回顧シーンです。「世界一のネックレスを作り上げ、それが似合う最高の女と結ばれたい。そのためだけに生きていた。実にくだらない感情だが、そこが胸に響いた。……よくもおれたちの美学を邪魔してくれたな!」赤いボディに青の渦巻き。トルネード出現。
「なにが美学だ。お前はジョージの願望を歪めて実現しただけだ」
「ほざけ!」
突風の中の変身。ドライブタイプスピード。しかし、トルネードの強風に巻き上げられ、外の岩場に投げ出されます。
ドリル対剣の戦い。
「うわ!」
しかしその勢いは、トルネードが勝るのです。劣勢を見て取り、
「やつの力が怒りで増している! タイプトライドロンだ」とアドバイスするベルト。よしと構えるドライブですが、
「させるか」
今度は強風にシフトカーが飛ばされ、ドライブ自身立っているのがやっとな状況。タイプチェンジできません。
「うわああ。うわ」
こちらの苦境につけこむようなトルネードの攻勢。

霧子奪還2

「はっ!」絶体絶命のその時、ゼンリンシューターを連射しつつ飛び込んできたのはマッハ。
「剛」ほっと安堵し、振り返るドライブの前で、
「追跡。撲滅……」と言いかけるマッハ。ここの曲がかっこいいです。しかしいつもの陽気な名乗りには続かず、ただぐっと拳を握りしめるマッハ。「……そう、そうだったよなあ。人間を脅かす悪はすべて叩く。たとえそれが、父親だとしても。それがおれの、仮面ライダーマッハの使命だ!」
「剛……」
その復活を喜ぶドライブ。それには目もくれず、ただひたすら目の前の敵へ突っ込んでいくマッハ。
参戦するドライブ。
「はっ!」
早い蹴りの連続、その仕上げのシザースキック。
「おおっ!」
さらに風に翻弄されながらも伏せて撃ち、跳ね起きるやドライブの剣とゼンリンシューターとを打ち合わせてのゼンリンスロット!「おのれえええっ!」
剛の剽悍にもめざましい攻撃にひっぱられ、突然調子を上げ始めたライダー勢。
それに焦れたのか、自身が風となり、すべてを巻き上げるトルネード。

教会のなか。ところでまだ、縛られたままの霧子です。その傍らに無言で近づき、縛めを解くチェイス。
「チェイス?」
「おれに任せろ。トライドロンで2人を援護する」
「え、あなたが?」
「心配なら無用だ。免許はもう取った」
1日くらいしか講習受けていない気がしますが、誇らしげに霧子の前に掲げてみせるのは確かに7月28日交付の特例免許証。
免許とれたことは、やはりうれしいのでしょうね。
このところチェイスが真顔で何かするごとにおかしくて仕方ありません。
「変身」
ライダーとなって霧子の元を走り去るチェイサーでCM。

霧子奪還3

「うわああ!」
海岸沿いの岩場。トルネードの風に翻弄されるドライブとマッハ。その上空へ、サイドブースターを両翼に持つトライドロンが舞い上がります。
「2人とも、これで決めろ!」
「ああ、チェイスか!」
「よし。……進兄さん、やるぜ!」
「ああ」
息を合わせブースター上に飛び乗る2人。やっと、やっとブースターがまともに利用されました。
迎撃しようとするトルネード。そちらへ向け、チェイサーはトライドロンから激しい風を、逆に吹きつけさせます。
「むおっ」
怯むトルネード。そこへ、ブースター上からさらに飛び上がるドライブとマッハ。風の勢いを受け、必殺フルスロットル、ダブルライダーキック!
すた、と地上に降りた2ライダーの背後で激しい爆風が起こり、その黒煙の中を突っ切り飛び去っていくトライドロン。

「……ありがとう、進兄さん」マッハの姿のまま、ドライブに一礼する剛。
「ほんっとに!」ぴしゃりとそのヘルメットをたたくドライブ。「……よくやったよ」
優しくねぎらい、それに照れたのか背を向けて伸びをしようとする相手に、
「進兄さん!」と背後から抱きつくマッハ。
「わかった、いたたた……あ、いや、タイヤはやめろ!」
「あっはははは」
「ちょ、剛!」

戦いを終え、仲良くじゃれあう2人のライダー。キャッキャウフフという言葉はこういう時に使うのでしょうか。
敵を打ち破った高揚、信頼し、それに応えたという互いへの思い。
それを離れた場所から、無言で見つめるハート様。
仲間の警護に乗り出したのに果たせなかった悔しさとともに、人間にはあのような者たちもいると、かみしめているような。
「守りきれなかったか、トルネード……なかなかタフじゃないか、人間も」
それは剛の精神力のことを言っているのでしょうか。かすかに口元に笑みを浮かべると、静かに背を向け、立ち去っていきます。
そして剛はドライブのタイヤに何をしようとしていたのか。

CM。ついに免許証を提示し、ポストカードもゲットしたチェイス。
前半のもモノを欲しがるチェイス、というおかしさがあったわけですが、本編内容と連動していたのですね。
それはいいけど、スキップしてましたチェイス!

決意

先週見せられた進ノ介の免許証は赤。これに対し霧子に示したチェイスのそれは水色でした。
ということで、剛が複雑な表情で眺めているのは黄色い縁取りの免許証。
場所は教習コースを見下ろす教習所の屋上。
「ごお? 無事とれたのね、特例四輪免許」近づいてくる霧子らに振り返り、
「チェイスのやつ追い抜いてやろうと思ってたんだけどな!」と照れ隠しに言います。
「蛮野のことは、もう大丈夫なのかね? 剛」とベルト。
「……親のことだから、逃げずに乗り越えるよ。親父さんの事件と向き合い続けた、進兄さんみたいに」
「剛。ほんっとに強い子ね!」数歩進み、ぎゅっと抱きつく霧子。一瞬目を丸くし、それから姉の背に手を回す剛。
「姉ちゃん……」
「さすがおれの自慢の弟分だ」進ノ介も微笑み、剛の肩を抱きます。「剛、お前が助けに来てくれて、おれも心の底から嬉しかった」
進ノ介のほうが長身なので、その肩に頭を乗せるような形になる剛。
そんな彼らをやや後方から見守っているチェイス。
「家族とは、心を乱すものだけではないようだ」
「ん、なんだって?」笑顔のまま聞き咎める進ノ介。
「お前と剛は、本当の家族と変わらない。そう言ったのさ、進ノ介」言って、一足早く踵を返すチェイス。
「進ノ介か。……あいつ、やっと“泊”がとれたな。ふふ」その背を見送り、霧子、剛とともに微笑み合う進ノ介。

(進ノ介、霧子、剛。お前たちと出会えておれはいろいろなことを学べた。人間、家族。それを守るためにおれも、この命を捧げよう)

そして、その場を去りながら、決意を新たにするチェイスが感動というより心配です。

***

「たららら♪ らた♬ わたしの身体が蘇ったー♫」
薄暗く広い、博物館のホール。死んだ動物たちに囲まれた、その広い空間のなかを、軽やかに舞うブレン。
そのまましばらく舞い続けるかと思ったのですが、突然静止して、
「しかし、あなたが急にわたしに身体を与えるなんて。……何か企んでいるんじゃないでしょうね」と隅に立つメディックに冷静に問い始めるので驚きました。
うんざりと振り向きもしないメディック。代わりに、
「008、トルネードがやられたからでしょ?」と、通路のほうから応える声がします。
「006?」振り返るブレン。
「いよいよ、約束の数が揃う時が来たろ? お前とハート、で、次はわたし。ふふふふふ」
それだけ言うと去っていく006。生身であれだけ強いと、この人の超進化は楽しみです。
その背を見守りつつ、つぶやくブレン。
「無事、蛮野を始末すれば、006は超進化するかもしれない。あとは、いよいよ最後の1人か」
最後の1人。それは誰なのか。

(……なりたい。その、最後の1人に、このわたしが何としても……!)

ブレンの声を聞きながら、強く心のなかに思い願うメディックで以下次週。

【1分予告】3/4

タイムホールが完成した、との報に飛び込んでいったアジトは、既に敵に踏み込まれ、激しい戦闘のさなかにありました。
必死で応戦するエイジに、仲間が叫びます。
「だめだ、ダークドライブがお前の命を狙ってる。急げエイジ、早く行け!」
「……すまない」
「行け!」

走り出すエイジの前に、青く光る未来のトライドロンが姿を表します。その脅威を知っているのか、足元がすくむエイジ。

(ダメだ、一度きりのタイムロードが消えてしまう。……嫌だ、絶対に行くんだ! ……父さんがまだ生きている時代に……)

「うわああああっ!」蛮勇を振り絞り、雄叫びを上げて突進するエイジ。
トライドロンからの砲撃をくぐり抜け、駆け抜けると、消えつつあるタイムホールに飛び込んでいきます。
「タイムロード。ついに完成したのか」
トライドロンから降り立ち、エイジの姿が消えた場所を、じっと見つめる未来のドライブ。
今週の学校のあれ。凪覚醒回なのですが、見慣れた場所のためにどれだけアクロバティックなことしてるかといっそう強調されてた気がします。アオが怖いことしてた。狐、と呼ばれ慣れてきた十六夜さんが、それでもまだ小首を傾げつつ巨大化の術を使うのが気の毒です。妖怪って飛行機で来るんですか。
同日追記。再現度100%のかっこいい写真を見つけたのでtwごと貼らせていただきました。
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2015.08.02 11:27 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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