LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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やっときた、メディック回! 愛欲をテーマにするのは子供番組では難しそうだと思っていたら、恋人との愛、ということに。
……ショウって犬の名前なんじゃ? って一瞬思ってしまいましたが真実はいかに。
そしてベルト蛮野はブレンに何を“頼んだ”のか。あと、004はどこに行ったのか。
映画を観たらわかるでしょうか。


Coco in May / halfrain


今回、剛の怒りの演技がかっこよくってどきどきしました。ここしばらく、苦悩担当だった剛。
先週ラストの、進ノ介に肩どころか頭を抱き込まれてされるままになっている剛とか、進兄さん! とマッハの姿のままドライブにじゃれつく剛とか、そういう弟然とした可愛さも好きなのですが、今週蛮野とのシーンがほんとうによかった。
仮面ライダーって父親との確執を扱うことが多いのですがやっぱり男の子にとって重要なテーマなんでしょうか。
いいんですが母親の影が薄いな、いつも。
折りたたみ以降は感想文。今回も録画は見直せていません。見返しておかしなところは改めました。
例によって容赦無い映画ネタバレOP。

病院内連続昏倒事件

夜の病院。
「あああ、先輩はいいなあ。休日一緒に過ごす相手がいて」
「とかいってw ほんとはあなただって……」
懐中電灯を片手に、若い女性らしく恋の話に花を咲かせながら、見回りする看護師2人。ふと真っ暗な待合室のベンチに人影を見かけ、足を止めます。
「…………患者さん?」
「なんでこんな時間に」
気味悪げに近づこうとした、その時。キン、と不思議な金属音が鳴り、硬直する、髪の長い看護師。その目は紅く染まっています。
「会いたい。会いたいよ、ショウ……」
突然うわ言のように口走り、昏倒する看護師を見て、
「先輩、先輩? 先輩しっかりしてください!」と慌てて取りすがるもう1人の看護師。ベンチに腰掛けた人影に、構う余裕もなく。

「―――」
初心者マークのバンが停まり、かっこよく運転席から降り立ってくるサングラス姿のチェイスが無駄にかっこいい。これから初心者マーク見るたびにしばらくチェイスを思い出しそうです。
その後ろのドアからも緊迫した表情の特状課の面々が一斉に降りてきて、ものものしい雰囲気。
「新感染症発生の疑いにより封鎖措置中」という注意書きが貼りだされた病院の玄関を通り抜けていきます。

事件発生は今から10時間前。深夜0時30分。病院内で次々と人が倒れ、意識不明となった。
伝染病が疑われ病院は封鎖されたがウィルスなどは検出されず、状況から特状課に出動要請が入った。


ウイルスそんなに早く検出されるものでしょうか、という疑問はおいといて、進ノ介のモノローグを背景に、順に病室を見まわっていく進ノ介と追田、セキュリティをチェックするチェイスと、手分けしてピコピコを使っている霧子たちが映されます。そして意識なくベッドに横たわる大勢の女性たち。

看護師・医師・患者、合計18名。被害者全員が若い女性ばかりだ――但し。

「あなたには、何の異常もなかったんですか?」
病院の待合室。進ノ介の問いに、こくりと頷く髪の短い看護師。
「はい。先輩だけが、急に倒れて……」
「うーん。一緒にいたのに、なぜ片方だけが?」首をひねる追田。
そこにりんな、霧子が合流してきます。
「重加速粒子反応は検知できませんでした」と霧子。
「でもすべての被害者に共通することが2つ」とりんな。「倒れる寸前、奇妙な音がしたらしいの。で、その直後――」
続いて説明しかけたその時、あたりにキン、と甲高い金属音が響きます。
一斉に周囲を見回す一同。
「……なんでしょう、この音?」霧子が口を開いた時、傍らでりんなの目が、紅く染まります。

「会いたい。会いたいよ……ショウ……」

切なげに訴えたかと思えば、訝しげに見守る皆の前で、突如昏倒するりんな!
「うおおっ、せんせっ!」
「りんなさん!」
追田、霧子が慌てて駆け寄る横で、率先して救護することもできないほど震え上がっている看護師。
「先輩が倒れた時も同じ言葉を……」聞き咎める進ノ介を見上げ、訴えます。「きっと原因はあの女性です!」

病室。車いすに腰掛ける謎の女性を、案内されガラス戸の向こうから覗きこむ進ノ介たち。
「……入院患者ではないそうです」説明する霧子。
「真夜中の待合室になぜ……?」
看護師の手によりこちらへくるりと向き直る車いす。そこに座る、長い髪を背に垂らしたその女性の、まだあどけなくふっくらとした白い頬や、伏し目がちながら大きな瞳に、はっと目をむく進ノ介。
「……メディック!?」
「いいや」しかし、背後に立つチェイスは言下に否定します。「同じ顔だが別人だ」

犬とブレン1

都内の病院から遥か遠く、山奥のダムの上から、黒い日傘も涼しげに、その風景を遠見しているメディック。
「特状課も動き出した。じきに世間もこの事件を知る。予想以上の効果ですわ」うっとりとつぶやいています。
「一体何を企んでいる」その背後で不満気なのはブレン。メディックが後ろ手に、犬のリードを持っているのが気になる、というより怖いのです。「……そもそも、その犬は何だ!」
「あなたが知る必要はない」冷然と振り返るメディック。「黙って協力なさい!」
「しっしっ! 汚らわしい! ……しっ。お座り!」メディックの言葉などそっちのけで、犬を退けるのに必死なブレン。
要は――怖いのです。

仮説

特状課課室。PCに向かいつつ、病院内部の映像をモニタに映している西城。
3Fの待合スペースに黒衣のメディックがひっそりと立っています。そして、彼女の命令か、メディックに瓜二つの“謎の女性”を連れて現れ、ベンチに腰掛けさせているのはブレン。
「病院の監視カメラの映像を調べたら、これが」
「身元不明の謎の女性。おそらくメディックのコピー元だ」
「どうせまた人間を使った実験か何かに決まってる」声を上げる剛の目が、昏い色を湛えています。「あの冷酷な悪魔のやりそうなことだ」
「病院から取り寄せたデータによると、謎の女性も被害者たちも……」

西城によれば、被害者にはもうひとつ共通点があり、全員脳の、ある部分に極端な活性化反応が出ているようです。

「あの、ツーっていうかすかな音が原因か?」身を乗り出す進ノ介。
「その音波、どうやら謎の女性の、脳から発信されているみたいなんだ」と西城。
「それにシンクロした人間たちが倒れたということか」とチェイス。
「主に感情を司る領域だな」とベルト。
「問題はどんな感情がシンクロしたか、だ……」
「ヒントはあの言葉」と指摘する霧子。

「会いたいよ……ショウ……」倒れる直前、切なげにつぶやいたりんな。

「ま、普通に解釈したら、愛する人を探しているようだね」と言う西城に、反応するチェイス。
「あいするひと? つまり、家族、ということだ」確信を持って言うのが可愛い。
「そうとは限らないわ。恋人かも」訂正する霧子。
「こい、びと……? それは何だ」
「心を照らす、太陽だ!」突然叫ぶ追田。舞台劇のごとき派手なアクション。「かけがえのないサンッ、シャインッ! それが奪われた時! 世界は闇に包まれ、凍りつく!」
どうでもいいですがなぜ踊る。
「あああああああああっ! おのれメディック!」とうとうチェイスの疑問などそっちのけで、憤りに身悶えする追田。「よくも先生をぉぉっ!」
「……なるほど」それを横目につぶやくチェイス。「……わからない」
なんでこの人はこんなにシリアス可愛いのでしょう。免許証には注意事項として、「わからないことは聞く」って書いてあるらしいですね?

「あっ。これ見て!」そして追田劇場よりPCのモニタに見入っていた西城が、再び声を上げます。「別の監視カメラの映像に……」
薄暗い待合室を、別の角度から撮った映像。佇むメディックの傍らに浮かび、監視カメラを見上げるのは、ベルトに酷似した黄色の――。
「間違いない」苦々しげなベルトの声を聞きつつ、真顔になる進ノ介がイケメンです。廃工場での格闘。
「蛮野だ」
次の瞬間、音高く立ち上がり、部屋を出て行く剛。
「剛!」思わず追って出ようとする霧子を、左手で制するのはチェイス。
「……おれに任せろ」

「よし」剛、チェイスを見送り、皆の顔を見渡す進ノ介。「おれたちは、“ショウ”が誰なのか調べよう」

犬とブレン2

街へ出て聞きこみする特状課一同。なぜ犬を飼っている家庭ばかり回っているのか謎ですが。

それらをよそに、やはりダムの上から手すりに持たれ、病院の様子を遠見しているメディック。
「まだなの!? なぜ現れないの……!」
「やけに苛立ってるな。いったい誰を待ってる」言いながら、犬に餌を与えるのに限界まで距離を取ろうと悪戦苦闘しているブレン。振り返ったメディックの表情に口をつぐみます。
「言ったはずですわ。あなたが知る必要はない」
「冗談じゃない」さすがにむっとするブレン。「人に協力させて何一つ説明しない。しかも犬の世話まで!? もうやってられるか!」
立ち去ろうとするブレンに向け、無言で手を伸ばすメディック。と、その指先から照射される紫の光に、瞬時に先週までのコアの姿に戻るブレン!
「あっ、あっ、あああああっ! どうして? どうしてえっ……?」
「いつでもコアに戻せるように細工しておきましたの」
「ひっ、ひどい。なんて心の奥底からどす黒い卑劣な性悪女なんだ」
「それですわ!」
ブレンの罵倒にはっとなるメディック。

寄生

「……問題は」
しゅんとうつむく表情が愛らしいメディック。何がそれなのか、知りたかったのですが、彼女の言葉は突如現れたベルト蛮野に遮られてしまいます。
「困っているようだなメディック。なんなら、このわたしが協力しよう」メディックの眼前へ飛来するベルト蛮野。
それを見据え、硬い表情で後ずさるメディック。
「やっとみつけたぜ!」続いて入る第二の邪魔はマッハ。メディックもブレンも眼中にない様子でまっすぐ歩み寄ってきます。「あんたを、倒す!」
「ならば仕方ない」
突如メディックの腰に巻き付くベルト蛮野。たちまちメディックは、メディックロイミュードの姿に。蛮野に操られるまま剽悍に跳び、マッハに襲いかかっていきます。
「わたくしの意思と関係なく、身体が……?」腕はぐいぐいとマッハの喉元を抑え、ダムに突き落とそうとしながら、顔は怯えたように辺りを見回すメディックロイミュード。
「メディックさえ操るとは」驚くブレン。ベルト蛮野にとってその形態は他者に寄生して操るため、そして他者を乗り物として乗りこなすためのもの。

「……っ、まとめてつぶしてやる!」
一瞬たじろいだものの、ゼンリンシューターを握りしめるマッハ。それを振りかざしてメディックロイミュードの腕を払い、相手のすきを突いて突進します。
しかしそのマッハに向け、自ら触手を伸ばして反撃するベルト蛮野!
「う。おわっ!」
退いたそこへ、メディック自身の紅い触手も伸ばされます。あっという間にとらわれ、あちこちにぶつけられ、投げ出されて変身を解く剛。全身の痛みに起き上がれず、息を整えようと必死なあまり咳き込むのも痛々しく。
「死ねえ……!」
最終攻撃に入ろうと一歩一歩近づくメディックロイミュード。動けない剛。

そこへ上空から飛来して、両者の間に割り込み(結果的に)剛を庇うのはハートロイミュードです。
「メディックから離れろ、蛮野」
「ハート、様……?」
その腰から無理やりベルト蛮野を引き剥がすハートロイミュード。
「ああっ」たちまち人間体に戻り、地に倒れるメディック。
「その姿……」しかしハートの視線はベルト蛮野に注がれています。「クリムのベルトをコピーしたな?」

犬とブレン3

その時全身の力を振り絞り、わずかに身を起こすメディック。
ぴすぴすと怯え鳴く犬に気づいたのです。紫の光で、コアのまま浮遊していたブレンを元の姿に戻し、
「戻った! 戻った!」とはしゃぐ相手に、
「ブレン。その子を連れて逃げなさい」と呼ばわるメディック。
「は? ……んなんでわたしが!」
しかし傷だらけのメディックの望みに応え、その場で犬を守れるのは自分しかいないのです。
「ああああもおおおおっ! 涎をしまいなさいっ!」
自棄になり、犬を横抱きに走り去るブレン。

共闘不可

「……」
そのようなドラマが起こっていたことなど眼中にないのか、無造作に手の中のベルト蛮野を投げ捨てるハートロイミュード。その背後で、ようやくよろよろと起き上がり、退避していくメディック。
地には落ちず、そのまま宙に浮き上がってハートロイミュードと対峙するベルト蛮野でしたが――。

そこへ、やはり無言で銃を構え、ずいと歩み寄ってくるのはチェイス。

「ふ、こうも邪魔が入っては仕方ない」
一触即発の空気を逃れるかのように、触手を四方に伸ばしたかと思えば、その場の全員に目眩ましの攻撃を加え、飛び去っていくベルト蛮野。
それを見送り、静かに銃を下ろすチェイス。かつての友に向き合います。
「ハート。すべての元凶は蛮野だ。今は、おれたちが争うよりも共にやつを、」
「失望させるな。チェイス」皆まで言わせず遮るハートロイミュード。そのまま人間体に戻ります。「蛮野が何を企もうが、おれはおれの信念に従う。なぜなら、そう決心させてくれた存在がいるからだ」

ハートの回想。あのグローバルフリーズの夜。
緒戦、プロトドライブの活躍でしたたかに打ちのめされたロイミュードたち。


「一斉蜂起したおれたちは、クリムとプロトドライブにやられ……全滅した。望みはすべて絶たれたと、絶望した時。――白い女神が現れ、奇跡を起こした」

白衣のメディックが現れ、傷つき倒れ、爆散寸前だったロイミュードたちをいやし、その肉体を復活させたのです。奇跡に目を見張るハート様。

「お陰でおれたちは、もう一度立ち上がれた。今度こそ、すべてにおいて人間を越えてみせる。邪魔する者は誰であろうが倒すのみ……蛮野も、お前たちも」
ダムの上の遊歩道。いつの間にか立ち上がっていた剛も加え、3者のにらみ合いがかっこよかったです。
プロトタイプが、ってまるでその場にいない人のように言ってましたけど。チェイスのことでしたけど。

今までグローバルフリーズの回顧においては、プロトドライブの惨敗ばかりが語られていたのですが、白い女神=メディックが登場しなければ1人でロイミュードの息の根を止めていたのかもしれないのですね。

言うだけ言って、一足先に踵を返し、立ち去っていくハート様。動けずそのままの、剛とチェイスでCM。

恋人登場

病院のロビー。
「おれには信じられないね、あの冷酷なメディックが女神、だなんて」
謎の女性を監視していた進ノ介らに、ダムでのことを報告に来ていたらしい剛、チェイス。
「確かに……」それまでのメディックの振る舞いを思い起こすベルト。「メディックは今まで、冷酷に仲間すら切り捨てた」
「悪魔か女神か」考え深げにつぶやく進ノ介。「おれにわかるのは、彼女が以前とは、変わり始めているということだ」
ハートへの愛を自覚し、泣いていたメディック。
「ふ。どうだか」鼻を鳴らし1人出ていこうとする剛。
「どこへいく」
「蛮野を探す。……それがおれの今やるべきことだ」

大股に出て行く剛と、すれ違いのように駆け込んでくる1人の青年。まだそこにいて剛を見送っていた進ノ介に、話しかけます。
「あの。ニュースを見て、来たんですけど」

「美鈴ちゃん。美鈴ちゃん!」
謎の女性の病室。案内された青年は確信をもって叫びますが、肩を掴み揺すぶられてもただ無表情のまま、一言も口を開かない謎の女性。
「みすず?」聞き咎める進ノ介へ、顔をあげる青年。
「はい。彼女は、羽鳥美鈴。1年前に突然行方不明になった、ぼくの恋人です」
「こい、……びと?」と繰り返すチェイス。
「泊さん、もしかして」何かを思いついた表情の霧子。そちらに頷き、
「すみません。あなたの名前は」と青年に問う進ノ介。
はっと気づいたように、2人へ名刺を差し出す青年。
五十嵐一也です」
ショウではないのか、と失望しつつ、名刺の肩書に目をやる進ノ介。
「……アモローソ・バレエカンパニー?」

amorosoとは楽譜などに書かれる曲想を現す言葉で、意味は「愛情を込めて」。

「ダンサーをしています」場違いにはにかむ五十嵐。そして無表情なままの美鈴を示し、「彼女もバレリーナで、期待の新星だったんです」
「なるほど。通りで踊るはずだ」シフトカーからつぶやくベルト。
「……はい?」今どこから声がした? というように首をかしげる五十嵐。
「いえ。ところで、ショウという名前に心当たりは」ダメ元で聞いてみる進ノ介。ダメ元はやっぱりだめでした。
「ショウ? 知りません」

異変

「蛮野が現れたらしいね」
高いビルの屋上。突如背後に現れた006に、驚きもせず答えるハート。
「ああ。……やつはもう一度、必ずメディックのところへ来る」
「なら任せて? 蛮野を倒してわたしが、約束の数の1人になってあげるよ。ふっふっふ」
「期待、しているぞ」
唄うように楽しげに。006の話し方は好きです。生身アクションもすごいし。

***

「よかったですわ、無事で」
小高い公園のような場所。元気な犬の姿に目を細めるメディックに、いきり立って抗議するブレン。
「無事じゃない。わたしも。噛まれた!」
オーバーアクションで訴えるブレンを、静かに睨むメディック。その時、甲高い金属音が鳴り響きます。
顔を上げ聞き入るメディック。

***

「どう? 外の空気は」
川沿いの遊歩道。車いすの美鈴を散歩させながら、あれこれ話しかけている五十嵐。それを土手の上から見守りつつ、
「嬉しそうだな、五十嵐さん」
「ええ、恋人と再会できたんですから」
と話している進ノ介、霧子、チェイス。音声の小ささが距離を感じさせます。見守る3人。
「少し、」話があると、ふと進ノ介の腕を引くチェイス。分かったと頷き、霧子からも離れ、2人きりになる進ノ介。
「どうした?」
その長身を真っ直ぐに見上げるチェイス。真顔です。真顔で言います。
「こいびとへのあいとは。どういうものなんだ」
「え?」思いがけない問いに驚きつつも、すぐに真面目な表情になり、なんと説明すべきかと考える進ノ介は基本、いい人です。「……そうだな。その人のことを考えると、胸が、きゅん♡っと。苦しくなる感じ。……かな?」
むねが、きゅん♡……?」オウム返しのチェイス。繰り返しますが、真顔です。

「進ノ介!」そこへ走ってくる追田。今まで裏を取っていたのでしょう。バレエ公演のフライヤーを一枚手渡しながら、確認がとれた、間違いなく彼女は羽鳥美鈴だと告げます。もの珍しそうにそれを裏返し、出演者一覧に目を通す進ノ介。
「だが彼女の失踪については、まだなにもわかっちゃいない。まずは当時の彼女に一番詳しいにんげ……」
そこで遊歩道を見下ろす追田。
「おい。五十嵐さん、どうした!?」
「えっ? ……ついさっきまでそこに」慌てて答える霧子。顔を引き締め駆け下りていく追田らに続き、恋人たちがいた場所へ向かおうとします。
が、慌てすぎて、ヒールの足元がくにゃりと曲がってしまう霧子。
「きゃあ!」
しかし危ういところで、それを抱きとめるチェイス。
「だいじょうぶか」
「……ありがとう」
照れたのかぶっきらぼうにつぶやくとチェイスの逞しい腕から外れ、駆け出していく霧子。その表情に呆然と立ち尽くし、見送るチェイス。
「まさか。これが……?」

ブレンと犬4

「答えなさい!」
高台の遊歩道。消えた2人はメディックによって拐われていたのでした。人気のない場所で五十嵐の喉元を掴みあげ、問い詰めるメディック。
「本当にあなたは彼女の恋人? 彼女を愛してますの!?」
「あ。愛してるさ、もちろん!」異常事態にもかかわらず、苦しい息のなかで言い返す五十嵐が気丈です。そして、その異常事態にも、ただ魂のない人形のように、無表情であり続ける美鈴が怖い。
「では、なぜ彼女は目覚めませんの!」苛立つメディック。五十嵐の喉元にかけた手に力がこもります。
「ぐあああああっ!」
「やめろ!」現れたのは進ノ介。駆け寄りながら変身、ドライブ・タイプトライドロン。
たちまちその体術でメディックを圧倒します。
「泊さん!」遅れて駆け寄ってくる霧子、追田。
「頼む。現さん」
「おう、任せろ。大丈夫か、行くぞ!」霧子に車いすの美鈴を任せ、自分は五十嵐の身体を支えつつ、退避していく追田。
「!」目の前から美鈴を奪われ激高するメディック。紅い触手が勢いよく伸ばされます。
「あっ」その1本が霧子に襲いかからんとしたその瞬間、現れるのはチェイス。
行け、と霧子らに言い、自分はその場に立ちはだかって、変身動作に入ります。
「待ちなさい!」悲鳴を上げるメディック。美鈴らの去っていく方向へ突進しようとするのを、とっさに抱きとめるドライブ。「放しなさい!」
シグナルバイク。チェイサー出現。
「放しなさい!」

公園。また、メディックに犬を任されているブレン。
「いったいこの犬は何だ? 天気まで悪くなってきた……」忌々しげに空を見上げるブレン。その時、ただならぬ気配を感じ、牛のオブジェの影に、身を隠します。

***

「そうか、わたしを待ち伏せしていたというわけか」
「蛮野。お前はわたしが超進化するためのいけにえよ」
海へと続く一本道。それは公園から見下ろせる位置にあったようです。睨み合うベルト蛮野と006。サングラスをひょいと引き下げ、上目づかいの006が可愛い。
「……かかれ!」
号令一下、一斉に飛びかかる雑魚ロイミュード。
「!」しかしベルト蛮野も落ち着いたもので、四方に触手を伸ばし、それぞれが雑魚ロイミュードを締め上げます。一斉撃破。
「なかなかやるね」口笛を鳴らしそうな表情の006。「でーも♪ そいつらは所詮、雑魚。ハートに勝るとも劣らない、わたしの進化体を、……っ」
まだ話している途中の006が、いよいよその進化体をお披露目しようとした、その瞬間。

突如相手の腰に飛びつくベルト蛮野!

「うああああっ」たちまち悲鳴をあげる006。胸の数字がはじけ飛びます。その身体を乗っ取りながらつぶやく蛮野。メディックに対しては相手の神経系に干渉していたのに、今回はコア破壊しちゃうんですね。006の進化体楽しみにしてたのにひどい。
「メディックの身体を奪うつもりだったが、予定変更だ。変身」

コアを失い直立したままの006は、金色に輝くドライブの姿へ――。

***

「……っ」驚きにぽかんと開く口、そこへ慌ててハンカチを押し当てるブレン。

***

「は。はははは。あっははは! ついに手に入れたぞ。超進化体と同等の、究極の力を!」そのまま砂浜へ降り、金色のドライブ、ゴルドドライブの姿で哄笑するベルト蛮野。
正直ゴルドドライブになるのは004だと思ってました。だって人間体ないし、話さないし、キャラ付け皆無でドラマの進展にはまったく干渉してなくて、蛮野の乗り物としてはその無個性さが向いていると思ったんです。
おまけにベルトを進ノ介から奪ったし。004はどこに行ったのでしょう?

その時宙を切り裂く弾丸がその肩に炸裂します。

「……お?」振り向けば、ゼンリンシューターを手に近寄ってくるのは剛。
「金色のドライブ? 一体何を企んでいる、蛮野!」
「剛」笑いを含んだ声で振り返るゴルドドライブ。「もうお父さんとは呼ばないのか?」
「!」
ここで相手の心をえぐる言葉を的確に選ぶ蛮野が卑劣です。ナイス卑劣。
一瞬虚をつかれたように奥歯を噛み締め、それから睨み返す剛の、憎しみを含んだ目にぞくぞくします。

真実の愛に関する研究

「メディック! お前がコピー元の羽鳥美鈴を病院に運び込んだのか? 彼女の恋人が現れることで。その意識が戻ると思ったんじゃないのか」
メディックロイミュードを圧倒し、問うドライブ。しかし己の思いに囚われたメディックとは、まったく会話が成り立っていません。
「なぜ。なぜですの! わたしの、ハート様への愛は誰にも負けない。なのに、わたしは超進化できない!」悲鳴のような声。跳ね起き、むちゃくちゃに暴れ出したような戦い方がめっちゃ強い。暴走するメディックに、手をこまねくばかりのドライブ、チェイサー。
「答えはきっと、わたしがコピーした女性にある。彼女の心に、彼女が求めた、真実の愛に……!」
「真実の、あい?」そしてまた繰り返すチェイサー。きっと面の下はまた真顔。

***

海岸。まだゴルドドライブと対峙したままの剛。
「あんたはおれが倒す。それが息子としての、おれの役目だ」低く、つぶやく声が哀しい決意に満ちていてたまりません。
「息子としての役目?」それに対してあまりにも軽すぎる蛮野の声。「どういうことだ」
「わからないのか!? あんたが裏切ったからだ、おれや姉ちゃんを。家族の愛をっ!」
「家族の、愛? そんなものはない」言下に、そしてあくまでも軽く否定する蛮野の声。「わたしにとって家族とは、支配すべきものでしかない。愛などというものは存在しない」
「ちょっと待てよ。じゃあおれはなんだよ。……あんたにとって、おれはなんなんだよ!」悲痛な叫び。
「ふっふふふふ……決まっているだろ、研究材料だ」
「!」
「姉に比べて、お前は実に役に立っている。期待以上になあ♪」
「……ふざけるなあああああああああっ!」

変身、と叫ぶ余裕すらなく、猛進する剛。シグナルバイクシフトカー。デッドヒート。
このシーンは熱かった。
その勢いのままゴルドドライブへ襲いかかるマッハ。

犬とブレン5

「すごい」
公園。牛のオブジェの影から首を伸ばし、まだゴルドドライブから目を離せいでいるブレン。

***

「あっ。うおっ!」
かかってもかかっても、何度跳びかかっても叩きのめされるマッハ。ドライブ・タイプスピードと同型なのに、黄金に輝く超進化の力の故か、デッドヒートさえ赤子の手をひねるがごとく圧倒するゴルドドライブ。
相手の真剣さが楽しいのか、歩み寄り倒れたマッハの喉元を掴み引き起こして、
「どうした、こんなものか」と悪役らしい台詞まで口にします。ノリノリです。
「はっなっせっ!」
「ふふふふふ」
もがくマッハの身体を、ぽいと海岸に投げ捨てるゴルドドライブ。
「!」
砂をつかみ起き上がりながらシグナルバイク装填。トマーレを撃ち放とうとするより一瞬早く、しかし、ゴルドドライブの全身から発散する光がゼンリンシューターを溶かし去ります。
――そしてゴルドドライブの手には、マッハのそれと寸分変わらぬ黄金のゼンリンシューターが。
「な……っ!?」度肝を抜かれるマッハ。

***

剛と蛮野の激しい応酬。ゴルドドライブの思いがけぬ力量に、今は夢中で見入りながら、ゴクリ、とつばを飲むブレン。
その眼前でゴルドドライブがマッハへ必殺フルスロットルを放ちます。
「あああああああっ!」轟音。大爆発。そしてマッハの絶叫とともに、CM。

***

「…………っ」変身を解かれ、再び砂の上へ倒れこむ剛。
「ははははは! 脆弱だな。さっきの言葉を撤回する。研究材料としても、お前の役目は終わった」
「ふざけ、」言い返そうにも身動きできません。それほどに傷ついた剛。
「ふはははははは!」

***

恐ろしいまでの父子の相克に、怯えるブレン。その足元に、突如生暖かく匂い立つおしっこ。犬がブレンの靴をトイレに見立てたのです。
「おおおおおおおおおおおっ!」素っ頓狂な声をあげ、はっと口を閉じるブレン。しかし時既に遅し。
「おや、ブレンじゃないか」剛のもとを去りかけて、振り返るゴルドドライブ。ゆっくりとブレンの方へ歩み寄ってきます。「また会えてうれしいよ。……お前に一つ、頼みがある」

ラブウォーリアー

「わたしは。手に入れる! 超進化のための、愛を!」暴れ続けるメディックロイミュード。
その時鳴り響く金属音。ブレンのところから逃げ去ってきたらしいあの犬が、駆け寄ってきます。まっすぐに車いすの美鈴のもとへ。
ショウ、とその時初めて、動く美鈴の唇。

「……あっ」その様子に衝撃を受けるメディックロイミュード。彼女の脳裏に映る光景は、雨の夜。

交通事故にでもあったのか、街灯を明るく映す濡れたアスファルトの車道に、倒れたままの美鈴。
何者かへ必死に手を伸ばし――。


注意のそれた敵に、好機とばかり斧を振るいかけるチェイサー。
そこへ飛び出して庇う、ドライブ!
「何っ……?」驚きつつも、危機一髪、斧を収めるチェイサー。
「?」そして庇われたことに気づき、振り返るメディックロイミュード。その前でドライブはゆっくりと変身を解きます。
「進ノ介?」驚くベルト。

「メディック。お前に聞きたいことがある」
「一体、何の真似ですの」落ち着いたのか、己も人間体に戻るメディック。ハート様を見習っているのでしょうか。
「教えてくれ。今回の事件の裏に隠された、真実を」
日時計のある公園。静かに見つめ合う進ノ介とメディックで、以下次号。

【1分予告】4/4

どさり、と歩道の上へ投げ出されるエイジ。そこは現代。

ついにぼくは、消えかかるタイムロードをくぐり、2015年にやってきた――。

物珍しさにきょろきょろ見回しつつ、歩き始めるエイジ。人々が手にする新聞の一面には、進ノ介の顔写真。

でも時間がない。この時代で起こる事件が未来を大きく変えてしまうことはわかっている。
クリムが悪の本性を表し、ドライブの攻撃で街を破壊。父さんにその罪を着せられるんだ!


「未来を変えなくては」焦り、走り出すエイジ。そうしながら、自分を監視するかのようなネクストトライドロンの存在にも気づいています。
「ダークドライブ。ぼくを追ってきたのか? それでも」
焼け焦げてちぎれた赤のレジメンタルタイを、握りしめるエイジ。それでも自分は、この歴史を変えてみせる。
「父さんに会うんだ!」
今週の凪すげえ。風花に知られてはならない、という難しいしばりのなかで戦う男性陣と、1人限界まで適当に言い繕ったり1人2役で戦ったり大活躍のモモ。「ふうちゃん、冷麺を食べ始めてます!」「もう冷麺かよ!」だの「……狭いな」だのw そのなかで今週のシノビマルがまたすごかった。天晴が頭使っててびっくりした。
同日追記。006と008を取り違えていました! 大変失礼しました……ので訂正。
訂正ついでに録画を見返しました。なんでこんなに間違いが多いのでしょう。
そして被害者の共通点は恋人がいること、なんじゃないかな? りんなさんはやっぱり追田警部補との恋に落ちたと。
8/17追記。006の退場を惜しむ方はやっぱり多いのですね。タブレット蛮野争奪戦では生身のままこんなアクションでマッハを圧倒してましたし。
こういうのもっと見たかった。

8/25追記。ずっときゅっ、って聞こえていたのですが43話ではチェイスが「胸が、きゅん」とはっきり発音していたのできゅんに訂正しました。
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2015.08.09 12:15 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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