LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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Long Drive / Nicholas_T


「甘いな。そこが嫌いではなかったが」
ハートの最期――篠突く雨のなか、その容赦無い蹴り、力強い拳を受けながら、弱々しく避けるだけの進ノ介の、哀しげな表情がたまりませんでした。
悪は蛮野の死とともに打倒され、残るのはただ、感情を獲得し、人間を超えたかった機械人形たちの、潰えた希望。こんなに生き残ってほしかった敵はそうそういませんでした。

壮絶な別れ、身の引き締まるような別れ、爽やかで、なおかつちょっぴり寂しい別れ。
うれしいサプライズ(これ自体はあるかなと思っていましたが予期していてもうれしい)。
様々な別れが描かれ、真の悪は人間にあるというテーマを明快に伝えつつも、まだ叶えるべき希望がある、たどりつくべき未来があるというラスト。
去っていった者たちからそれを託された、進ノ介の霧子への言葉が素敵です。
スタッフロールでかれらだけその後の人生が描かれず、ただ笑顔でドライブを続ける2人、という演出もよかった。ちょっと車のCMのような映像でしたがw

今回は事実上の最終回(次回、ドライブ最後の事件は「ゴースト」へのブリッジ回)ですが、この軽やかさ、明るさは「W」に似てるかな? 素晴らしいエンディングです。一年間ありがとうございましたと、竹内さんはじめキャストの皆さんに、そして関係者の方々に言いたい。

そして、剛は立ち去るのちょっと、早すぎでしょう。放浪の途中、たまには日本の道をバイクで飛ばして、スピード違反で停められたりしてもいいのでは。
折りたたみ以降は感想文。録画見直してないのでまた修正はいる予定です。主にスタッフロールのところを修正しました。
ジャンクションがかっこいいやら
「チェイスー(´;ω;`)」となるやら。

阻止

特防センタービル最上階。
「ハート様とあなたの勝利を信じます。ごきげんよう……」
腕のなかで花びらと散った白い女神、メディック。ハートロイミュードの慟哭を聞きながら進ノ介も雄叫びを上げます。ドライブタイプトライドロン出現。
「見せてやる。おれたちのオーバードライブを!」
怒りに燃え跳びかかっていきながらも、やはりΣに翻弄され倒れるドライブ。攻勢に出るΣ――。これを見ていられず、先に倒されたものの、立ち上がり再び参戦するハートロイミュード。
しかしそのかれも、ドライブ同様、Σの発する炎熱にしばられ、阻まれて動けません。

「――ハート。おれに力を貸してくれ!」叫ぶドライブ。頷き、そのドライブの身体を渾身の力で投げるハートロイミュード。
「行けえ!」
射出され、体当りしてくるドライブに、さすがのΣの攻撃も緩みます。
「今度こそ決めるぞ! ハート!」
「ああ!」
ここで生じた僅かな隙を利用し、タイヤかき混ぜまくるドライブ。すべてのシフトカーが結集し、フルパワーでライダーキック。
ほぼ同時に、その拳に溜めた力を、Σへぶつけるハートロイミュード。
「ボウギョ・フノウ。ケイカク・ゾッコウ・フノウ。ワレハ……」
か細い電子音とともに、巻き起こる大爆発。

***

轟音とともに特防センタービル最上階の外壁が吹き飛び、非常階段を進ノ介のもとへ急いでいた霧子は、超重加速状態が突然解けたことで進ノ介の勝利を知ります。

***

「――ああ?」
広場で、公園で、特防センタービル周辺で。次々とデータから実体に復帰する人々。

***

「やった。やったー!」
新ドライブピットに歓声が沸き起こり、人知れず配電室のりんなと追田も。

***

画面下部には今回のサブタイトル。
爆発に煤け、壁が吹き飛んだあとの特防センタービル最上階。荒い息をつき、その場に佇む進ノ介。
「はあ、はあ……やった……グローバル・フリーズを、とめた……」
疲労に震える声。画面の一方には同様に疲労困憊し、うずくまった姿勢のままのハート。
変身解除の際に取り落としたのか、ベルトはその足元の床から、満足気に進ノ介を見上げます。
「見事だったぞ進ノ介」しかし進ノ介は応えず、ただ虚脱したような笑みを浮かべるのみ。ベルトの声が徐々に怪訝そうに変わります。「――進ノ介? 進ノ介、おい! し、新?」
笑顔のまま、ゆらり、進ノ介の身体が揺れ、外壁のない場所から真っ逆さまへ。
「進ノ介ーっ!」
「!」血相を変え突進していくハート様。

最終回の恒例に従い、OPが入らないまま、画面下方にロゴが入ります。

邂逅

気づけば緑の森のなか。いつか、004にベルトを奪われた場所に似ています。起き上がる進ノ介。
「おれは、どうなったんだ……?」
見回せば彼方に黒くわだかまるものが見え、好奇心に近づいていく進ノ介。
「そっちに行っちゃだめだ」
「お前は?」
背後から呼び止めるのは、オレンジ色の仮面にパーカーを羽織った見慣れない戦士。少年めいた声から、進ノ介よりも年下だと伺えます。
「仮面ライダー、ゴースト」
「ゴースト?」
その時、闇の中から異形の怪人が数体現れ、進ノ介に襲いかかります。ゴーストと名乗った仮面ライダーは、あちらだと進ノ介に道を示し――。
「すまん」と走り去っていく進ノ介。
「ああ」と手を上げて応じ、次の瞬間、ゆらゆらと奇妙な動きで敵を倒していくゴースト。

ハート

目を開けば、しのつく雨。アスファルトの上に倒れ、重く垂れ込める鈍色の雲を見つめていた進ノ介。起き上がりながら、

(あの仮面ライダー。夢だったのか……?)

「よお、お目覚めだな」かけられる声に振り返ります。横たわる進ノ介の傍らに、座り込んでいたのはハート。
「ハート……」顔を上げれば、破壊された特防センタービル。では自分はあの場所から落下したのかと思いつく進ノ介。「お前か。おれを助けてくれたのは」
頷き、道路脇のフェンスに背をもたせたまま、話し始めるハート。
「蛮野の野望は砕いた。実に無粋な野望だった……人間をロイミュードに近づけてどうする。おれたちが、人間に近づいて、超えるべきなのに。ははっ」
「……」その声を聞きながら立ち上がる進ノ介。「もう、とっくに超えてるよ、お前は」
差し伸べられたその手をじっと見つめ、つかもうとするハート。この表情が切なかった。しかし、ぎりぎりのところでその手を引っ込め、自力で立ち上がります。

「メディックも死んだ。残りのロイミュードはおれ1人――さあ、約束通り決着だ、泊進ノ介」

静かな声音。
拳を固め、一転、荒々しく殴りかかるハート。

***

「剛! 大丈夫か、しっかりしろ」
「死なないでよ!」
駐車場。倒れているところを発見した追田、りんながぼろぼろの剛をめちゃくちゃに揺すぶり続けています。
「……たたたたたた痛い痛い痛い!」強引に目を覚まさせられる剛。「いや、逆に死んじゃうからさ。寝かしといて」
再び床に横たわろうとしたところへ、さらに抱きつくりんな。
「死んじゃやだー!」

***

「――クリム」
特防センタービル最上階。階段からとうとうたどり着き、恐る恐る周囲を見回す霧子。床に落ちたままのベルトが応じます。
「おお、霧子!」
「泊さんは?」
「Σは破壊した。……だが、進ノ介はここから落ちた」
「え!」

***

特防センタービル下の路上。強力なパンチを受けてよろける進ノ介を、強引に引き起こし無防備な腹に蹴りを入れるハート様。倒れることは許さぬとばかり、そのままさらに何度も殴りかかります。
ぼろぼろになった進ノ介は、無抵抗のまま。降り注ぐ激しい雨。
植樹された土手のようなところへ倒れかかる進ノ介。すかさず足で踏みつけようとするハート。危うくかわし、起き上がってハートの腕にすがりつく進ノ介。
「やめろ。もうやめてくれ、ハート」進ノ介も、ハートも、ともにその哀しい表情がたまりません。「……おれは、ここまで戦って知った。本当の悪は、人間の中にしかない。最悪なのは蛮野博士だった。ロイミュードは人間の悪意をなぞっただけだ! 犠牲者みたいなもんだ。ベルトさんだって、それはわかってる……」
「だから? ――なんだというんだ!」進ノ介の言葉に感情を爆発させ、突き放すハート。
「おれたち人間がそれを理解した今なら。きっとお前たちとやっていけるはずだ……チェイスに続いて。お前まで、失いたくないんだよ……」
フェンスにすがって立ちながら、ひたと真っ直ぐな目をハートに向ける進ノ介。
「甘い。そこが嫌いではなかったが。お前は甘い!」叫ぶハート。「決着の時だ人間。泊、進ノ介!」

ハートロイミュードへ姿を変える時と同様の動作。たちまちその全身は黄金色に燃え上がります。

「ああ! 泊さん!」そこへかけつけた霧子。ぼろぼろの身体でフェンスにもたれ、立っているのがやっとというような進ノ介に向け、ここまで持ってきたベルトを投げ上げます。過たず受け止める進ノ介に、駆け寄るハート。「変身して泊さん!」
「進ノ介!」

しかし、ベルトを持った腕を、そのままだらりと下げる進ノ介。
「おおおおおおおおっ!」これほど言ってもわからないのかという表情で殴りかかるハート。しかし突然、その胸に電流が走り、進ノ介にあたる寸前で止まる拳。

「最後の一撃まで……もたなかったか」
心臓部分の回路が、ショートしたのです。苦悶の中に、哀しげな笑みを浮かべるハート。その長身が崩れ、膝をつきます。
「――やっぱり。お前はもう、半分死んでたんだな」
「ここまでの戦いでコアに致命傷を受けていたのか」嘆息するベルト。メディックが現れる寸前、床からの牙で胸を突かれていたハート。
「そんな身体で、なんで……」よろめく進ノ介を支えつつ、霧子。
「こいつは、おれと戦って消えたかったんだ。死を悟っていたからこそ」
「……これでおれたちは全滅だ。泊進ノ介」進ノ介の言葉を肯うように、顔を上げるハート。その整った美しい顔に、降り注ぐ雨。「せめて、お前だけでも憶えていてくれないか。ロイミュードという種を。新たな生命体になろうとしていたやつらが、いたことを」
「ハート」かがみ込み、その前へ同じく膝を突く進ノ介。雨か涙か分かたぬ顔で頷きます。「当たり前だ。忘れるもんか」
「おお」嘆息するベルト。
霧子も頷きます。
「ありがとう」嗚咽しながら晴れやかに微笑むハート。「最後の最後に。友だちが1人、増えた……初めての、人間の」

ひざまずいたその姿勢のまま、崩れ、消えていくハート。舞い上がるそのコアもひときわ紅く輝き、消え――。

静かな、ほんとうに静かなその死。王の退場に、うなだれる進ノ介。腕の時計を確かめる掠れた声。
「午後、3時32分。ロイミュード108体、撲滅完了」
かがみこんだ姿勢の進ノ介を、霧子が引き起こします。立ち上がり、誰へともなく、敬礼する進ノ介、それに倣う霧子。
「ついに、か。すべては終わった」
ベルトの慨歎。いつしか雨は止み、かれらの背後には美しい虹が。

ここで提供画面~CMへ。

それぞれの別れ

新ドライブピット。進ノ介を出迎える早瀬。
「泊、やったな」
「!」一足早く、戻っていた剛も起き上がります。追田とりんな、西城らも出迎えるなか、前へ出る本願寺。
「泊ちゃん、みんな、お疲れ様でした。ほんとによくがんばってくれましたね」
「すべて仲間のお陰です」霧子に支えられたまま、笑顔で応じる進ノ介。「――ここにチェイスがいてくれれば。もっとよかったのに」

進ノ介が何気なく口にした言葉に、目を伏せる剛。

「……あれ、ベルトさんは?」その時、周囲を見回した進ノ介が問います。
「そういや、いないわね」きょろきょろするりんな。
「なんか、整備するとか言って、壊れたドライバー一式持っていったけど?」と剛。

哀しげにうなずき、突然ネクタイを締め直す進ノ介。「――つながった!」

旧ドライブピット。
まだ死神ーずに破壊された惨状のままのそこへ、どやどやと現れる一同。
「あ、いたいたベルトさん」と西城が声を上げます。ターンテーブルの傍ら、いつものベルト安置用の台の上に、載っているベルト。
「どうしたんですクリムちゃん」声をかける本願寺の顔が、既に成り行きを予測しているのかシリアスです。「ここはまだ、完全には使える状況じゃないでしょう」

その時、ターンテーブルの周囲に、緑に輝くバリアのようなものが出現します。驚く一同の背後から、現れる進ノ介。
「いいんだ、これで。お別れなんだよベルトさんたちと」
「ふふん。……さすが進ノ介、ばれていたか」
「当たり前さ。おれの脳細胞はいつでもトップギアなんだ。それに、あんたの秘密主義にはもう慣れっこだ」
冗談交じりに言い交わす相棒たちの会話に、ついていけない他の一同。
「ちょ、どういうことなのよクリム!」とりんなが割って入ります。
「クリムちゃんは自分ごと、ドライブの全装備を凍結し、死の底深く沈むつもりなんです」と代弁する本願寺。
「まだコアドライブは人間の手に余る。ベルトさんは以前からそう言ってた」頷く進ノ介。「戦いが終わったら、自分ごとすべて封印すると思ってたよ」
「イグザクトリイ」
ベルトの周囲に整列するシフトカーズ。
「ハンター……ベガス……キャブ」
「デコトラ!」
それぞれ馴染み深いシフトカーに、呼びかける霧子、追田。
「お別れだ、特状課のみんな。本願寺、りんな、西城、追田警部補……素晴らしいチームだった。剛。きみは宿命に勝った。これからも自信満々で胸を張って、走り続けたまえ!」一人ひとりへ別れを告げ始めるベルト。シフトカーズが一斉にクラクションを鳴らし、ベルトから投影されるクリム・スタインベルトの3D映像に目を見張る西城。
「これが、べるとさん……?」
「最後にわたしの気持ちを見ぬいてくれて、うれしかったよ進ノ介。ここまで心がつながっているとは、わたしたちはなかなかの名コンビ、だったんだね」
苦笑する進ノ介。
「なかなかの、じゃない。最高だよ。ベルトさん!」
「きみと霧子には負ける」すかさず言い返すベルト、否クリム・スタインベルト。進ノ介の傍らに立つ霧子に目を向け、「この奥手の相棒を、これからも頼んだよ霧子。かれにはきみが必要だ」
「はい」
一歩歩みでて、自分のドライバーを差し出す進ノ介。映像のクリムがそれを受け取ります。
「ではみんな、グッバイ! いつの日か人間が、わたしの発明を正しいことにのみ、使えるようになる、その日まで」

かるく片手を上げ合図すると、ターンテーブルが地中深く沈んでいきます。
やがて永遠に閉ざされたそこを、呆然と見つめる一同。

「ああ。そんな未来を、必ずつかんでみせる!」ひとりごち、敬礼する進ノ介。それに倣う一同で、CM。

解散

数日後――。
免許センター内、特状課課室。段ボール箱が積まれたなかで、撤去作業中の一同。
「特状課も活動休止。みんなそれぞれの道に戻るのかあ」と溜息をつくりんな。
「け、みんなしんみりしやがって。んなもんちゃっちゃと片づけろよ!」その辺のぬいぐるみを持ち上げ、投げつける追田に、
「ぼくの! ……なんて冷たい人なんだ」と抗議する西城。
「おれはもともといた一課に専念するだけだからな。一年間特状課には世話になったが、結局最後までおれの机なかったし。片づけるもんねえしよ」
「そういやあ、そうでしたねえ」と笑う本願寺。
「なによ。今頃恨み節?」からかうようなりんな。
「……悪かったな」と拗ねる追田。
この辺りのやり取りは番組スタート直後の雰囲気が少し戻っていて楽しい。追田の机、なかったですね。けっこうひどい。
「寂しくねえ、っつったら嘘になるけどな。剛のやつもちょっと寂しそうだったよな」
「今頃どこを旅してるのかしらね」

***

青空に続く道。
1人歩む、剛。
「わるいなクリム。これだけはどうしても渡せない」手に握りしめているのは、チェイスの免許証とシグナルチェイサー。これは自分が友に託された、形見。「――いつか、あいつのコアを蘇らせることができるその日まで」
「へいごーちゃん!」
背後からかかる明るい声に、驚き振り返る剛。
「おつかーれ!」とハーレーが、サイドカー付きのバイクで現れます。
「ハーレー博士? ……どったの」
「お前、旅に出るって言ったからな、迎えに来たんだ」全開の笑顔で剛の肩を抱くハーレー。「家族は霧子だけじゃないんだぞお前。わかったかな?」
「ああ」笑顔になる剛。「ほんとに自分のことを思ってくれるやつが家族だ」
ならば乗れ、さあ乗れと手振するハーレーに、
「おれが運転してやるよ、博士の運転は荒っぽくて怖いもん」
「言ったな?」
シートには剛が、サイドカーにはハーレーが。
「レッツゴー! フーラー! ハッハー!」ドクターハーレーの歓声とともにスタートするバイク。これもまた、新たな出発。

***

特状課課室。
「進ノ介のやつもいねえじゃんか!」今気づいたというように叫ぶ追田。そのデスクの上には、ミニカーなどのおもちゃが乗ったまま。
進ノ介は寂しいのか、なかなか片づけに現れないようです。霧子がまた確保に向かっているようです。こういう会話も、すっかり懐かしいですよね。霧子の泊さん観察手帳はその後更新されているのでしょうか。
「大丈夫、来ますよ」携帯を取り出し、にっこり微笑む本願寺。「今日のかれの運勢。最高ですから!」

サプライズ

港近くを疾走するトライドロン。運転中で手を使えない進ノ介の口に、ひとやすみるくを一粒入れてやる助手席の霧子。いつの間にかすっかり柔らかくなっています。
「少しは頭が冴えましたか。今日こそ特状課に行ってもらいますからね」
しかし進ノ介は浮かない表情のままです。また霧子がおしりを叩く展開なのかなと、ドライブ第1回を思い出したり。
「どうにもギアが入らないんだよな。……なんか、心に穴がぽっかり開いちまったみたいで」
「気持ちは、わかりますわたしも色々思い出してばかりです」心配そうな表情を浮かべる霧子。
「霧子」
「でも、切り替えて、前に進むべきです」

そこへ鳴り響く白バイのサイレン。ドアミラーを一瞥し、速やかに車を露肩に寄せる進ノ介。
「泊さん?」
「いや、停まれって言われた……たぶん」
トライドロンの進行方向を塞ぐように白いバイクが停まり、白いブーツ、サングラス姿の隊員が降りてくるところで、CM。

CM明け。降りてきて、運転席を覗きこむ隊員。
「……免許証を。この車は、手配中の盗難車と似ている」
「あのね、これはおれの車だし。それに盗みなんて絶対するはずないんですけど」文句を言いつつも免許証を見せる進ノ介。その低い声に聞き覚えはありませんか。
「警察官か。だがナンバーの照会だけはさせてもらうぞ。ルールはルールだ」つぶやき、サングラスを外すその隊員の、白く整った顔に目を見張る霧子と進ノ介。かれがナンバーを確認するためにそこを離れた途端、こみ上げてくる笑いに、
「……ばかだなチェイス。敵のはずの、警察官をコピーするなんて」
「はい、生真面目な性格になるはずですw」

「問題なかった。引き止めて悪かったな」
戻ってきて免許証を返す隊員に、笑顔で声をかける進ノ介。
「あんたの名前は」
「交通機動隊の、上遠野太洸だ。 間違えた。狩野洸一だ」いきなり何を問うのだと戸惑いつつも律儀に応じる白バイ隊員。
「……友だちいないだろ?」
「? な、なんでそんなことがわかる」
「おれがなってやる。今度会いに行くぞ」突然なれなれしい相手にさらに困惑したように、
「意味がわからない。別に、ダチなど必要ない」と足早に去っていきます。友だち、と進ノ介の言葉をそのまま返さず、ダチと言うところもうれしい。

このくだり、「MEGAMAX」でなでしこのコピー元とすれ違う弦太朗とは、正反対の反応ですね。
もう二度と会うことのない、自分が愛した者とよく似た、しかし違う存在に対し、あれは自分の知るなでしこではないからと声もかけない、しかし切なげな目で見送る弦太朗。
コピーとコピー元の、共通点に思わず微笑み、勝手に
「今度会いに行く」と声をかける進ノ介。
2人それぞれの性格の違いを感じました。たぶん剛が狩野を見たら(進ノ介が面白がって教えることがありそう)、動揺しながらもあれはチェイスではないとそっけない態度をとる、弦太朗パターンかなとか。

また会える――きっと会える、いつか。去っていく白バイを見送り、前を向く進ノ介。
「よし。行くぜ特状課。荷物片づけて、みんなにお別れの挨拶をしよう」
「泊さん」
「おれたちには、未来が待っている。ベルトさんや、チェイスやハートたちから託された未来が。フルスロットルじゃないと辿りつけないしな!」
「……やっとギアが入りましたね」
「おれ、一つだけ、ずっと言いそびれたことがあるんだ霧子」ふいに助手席を見る進ノ介。「お前は、笑顔が一番だ」
驚きに目を見張る霧子の頬が赤らみ、全開の笑顔で、
「――はい」

未来へ

爽やかなOPテーマのイントロが流れだし、走りだす紅いスーパーカー、爆音に騒ぐ海鳥と、青い空。
車のCMのような美しい映像を背景に、スタッフロールが流れ、それとともに各登場人物たちの、その後が手短に紹介されます。

難事件解決に手腕を見せ、「困ったときの本願寺参り」とうたわれることとなる本願寺。のちの警視庁副総監。

電子物理学の世界的権威として活躍、後年ノーベル物理学賞を受賞するりんな(イグ、がついてない)。

警部昇格。警視庁の名物刑事としてその半生を捜査一課に捧げ、後に一課長となる(大出世!)追田。

小説家としても人気を博す西城は、特状課での経験を活かした小説、「機械仕掛けの友情」を上梓し一大ベストセラーとなる。

友の魂を探して各地を放浪。行く先々で発表した自然や動物の写真が話題となり、「幻のカメラマン」と称される剛。

そしてトライドロン車中、仲睦まじく語らい、ロングドライブを続ける霧子と進ノ介。言いそびれていたもう一つの言葉を、問うのは無粋。

次週、再び仮面ライダーゴースト登場。事件はまだ終わっていなかった。「特状課最後の事件」がラストドライブ。





詩島姉弟の素の身体能力の高さはなんだったんだろうなあ。それが最後に残された謎……?
今週のお兄ちゃんにはまだ早い。こんなことだと思ったよ。しかしOB出るとうれしいなやっぱり。暴走演技には定評のあるw

10/6追記。録画ようやく見なおして修正しました。
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2015.09.20 11:30 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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