LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

カーテンコール、もしくはブリッジ回、おまけということで気楽に観ていたつもりなのですが、やっぱり最後に泣かされました。
与えられた力を、敢えて使わなかった進ノ介。
グローバルフリーズの夜と全く同じ構図、全く同じ窮地に立たされ、今度はそれを見事に乗り越えた進ノ介。
信じあうバディ同士の表情。
早瀬さんはこの回でこそ、出てほしかったかもですよ。そして進ノ介の成長を見て何か言ってほしかった。これはこれで素晴らしい最終回でした。
先週も書いたかもしれないけど、一年間、ほんとうにありがとうございました。
Vシネ「仮面ライダーチェイサー」やシークレット・ミッションも楽しみにしています。


3d Flyin' Eyeball / Kelly's Kustom Pinstriping


そして……あの小さい目玉おやじは人気出そうな気が。

以下セリフはうろ覚えな感想文。また時間ができたら修正するかも。修正しました。
仮面ライダードライブ 最終話特別編 ゴーストの世界

ロイミュードとの死闘から数日。危機は去り、世界は、何事もなかったかのように動き始めた。しかし――。

ロイミュードを撲滅し、特状課として進ノ介が取り組んだラストミッションは、消えた証拠品の奪還、という一見地味な事件でした。
警視庁資料室。1ページ1ページ、真剣な表情でファイルを検めている進ノ介の前に、新たなファイルを運んでくる霧子が、もうあのミニスカ婦警ではなくシリアスなスーツ姿になっています。刑事になったのかな?
「ギアが入ったのはいいですけど、あんまり根を詰めると」
「時間がない。やつらがまた動き出したんだ」
しかし手を休めようともしない、進ノ介。

1年前、ちょうどグローバル・フリーズの起こったあの夜、進ノ介が早瀬と追っていた反政府組織。それが、ネオシェード。
早瀬を傷つけ、進ノ介の時間を止めたという因縁もさることながら。

「この事件を片づけないと前に進めない。もう一度走りだすために、必要な気がするんだ」
「泊さん」
見つめる霧子に、数枚の写真を差し出す進ノ介。
「これは?」
青い、目玉のような形。渡された写真をまじまじと見つめる霧子。
「ネオシェードの証拠品だ。眼魂、と呼ばれるものらしいのだが――だがそれが」


進ノ介の回想。
「盗まれた?」
本願寺に呼びだされ、今霧子が見ているのと同じ写真を手渡された進ノ介。今までとは打って変わって、広い執務室を与えられている本願寺の机には、「理事官」という肩書のついた名札が乗っています。
「研究室から、何者かによって」渋面を作り頷く本願寺。「犯人を追ってもらえますか」
「わかりました」
「今日は、辞令を渡すつもりでここに来てもらったのですが……。ともかく、泊ちゃんが特状課で捜査する、最後の事件です。心残りのないよう、お願いしますよ」


資料室。引き続き、霧子に今回の事件の説明をしている進ノ介。
「1ヶ月ほど前、ロイミュードの爆破事件が相次いだ時、おれたちはそのロイミュードとネオシェードのつながりをつかんだんだ。そしてその組織の介在に動いた。だけど」
「あと一歩のところで、リーダーを取り逃がしてしまった――」

(落ち込むことはない。リーダーは逃がしたが、組織は既に壊滅状態だ)

机に置かれたベルトを幻視し、その言葉を聞いた気がする、進ノ介。思わず今までと同じように、相槌を打ってしまいます。
「ベルトさん……」
「ベルトさん?」聞きとがめる霧子。その瞬間、机の上のベルトの姿は、幻とかき消えます。
「いや、なんでもない。その時ネオシェードのリーダーがこいつを持っていたんだ。そして現場で不思議な現象を起こした……」

発端

ネオシェード本拠地であった、使われていない化学工場。
「なんだ、そいつは」とロイミュード012らが、1人の男に問いかけます。青い目玉状の物体を得意気に示し、
「拾ったんだ。なんだか気になるだろ」と答える男。
高野八誠さんがずっと前からドライブ出る、ドライブ出るとおっしゃっていましたが最終回だったとはw
そしてロイミュード一覧表でまだ登場していなかった数字があったのですが、ここでようやく登場。
そこへ、唐突に飛び込んでくるのは組織の1人。
「仮面ライダーだ!」
「なんだと? ――奴らを頼む」

階下ではどよめくネオシェード、ロイミュードたち。正面から殴りこんでくる進ノ介。
そして、浮足立つかれらの逃げ道を防ぐように、横合いから現れるのは剛。
「こいつらなんだろ、進兄さん! 昔いっぱい食らわされたってのは」
「そうだ。――おれの時間を止める、原因になった」
「それならおれも、手伝わせてもらう」そして剛の背後から、もう1人、チェイス。
進ノ介と因縁浅からぬ相手なら、自分たちにとっても仇敵だと、いわんばかりの2人がうれしい。

3人揃い、そしてそのまま、進ノ介は銃を構え前進していきます。建物の奥へ逃げるネオシェード、追う進ノ介たち。
横合いからロイミュードが3体、飛び出しつつ攻撃してきたところをみると、かれらはネオシェードの用心棒的な役割を請け負ったのでしょうか。
「くっ」
勝ち誇るロイミュードたち。その背後から、牽制するように飛び込んでくるシフトカーズ。番組後半、いつの間にか宙にフリーウェイを敷かなくなったのは残念です。
そのまま進ノ介のもとへ飛び込み、ベルトをもたらすシフトカーズ。
「行くぞ!」
「レッツ、変身!」
「…………」
3人同時変身。
「――!」用心棒ずが一斉に乱射する、その銃弾の雨のなかへ、飛び込んでいく3ライダー。

ああこの流れ、本編で観たかったですね。素晴らしい3ライダーのコンビネーション。
「ネオシェードのリーダーだ!」
その時1人の男が乱戦に加わらず、2階通路を逃げ出していくのに気づく、ベルト。
「あいつか」
「ここはおれたちに任せろ」
チェイサーの言葉に頷き、
「待て!」と飛び出していくドライブ。
シンゴウアックス、ゼンリンシューター。そして2人息を合わせ、ロイミュードたちをさくさく倒すチェイサーとマッハ。ああこういう活躍を、もっと早く、もっとたくさん見たかった。

不思議な証拠品

2階を逃げていく男。追うドライブ。しかし男は、見えない何かにぶつかり、倒れます。
「眼魂は渡してもらう――」見えない何かの声に、おのれの手元を見る男。
「アイコン? こいつのことか」

「何してんだあいつ?」そして追ってきたドライブ。あとから来たかれの目には、男が1人で見えない何かと戦っているようにしか、見えません。何もないところで何かにぶつかり、何もないところで何かに殴られ、とらえられ――。
「無駄だ無駄だ、ふふふふふ」
手に握ったものを離すまいとする男。それを捉え、殴り倒す見えない何か。
激しく殴打されて倒れ、手から青色の、目玉状のもの――眼魂を、とり落とす男。
「おい?」
ただ見ているわけにも行かず、近づくドライブ。しかしドライブもまた、見えない何かにぶつかってしまいます。
「こいつも眼魂を狙ってるのか?」という声。「邪魔はさせん!」
「ロイミュードか?」その攻撃を受けながら考えている進ノ介。
「いや。ロイミュードとは何かが違うよ」とベルト。
戸惑いつつ突き飛ばされ、男が眼魂を落とした場所にまで、転がるドライブ。ベルトもこの事態にはお手上げです。
「ベルトさん、なにが起こってるんだ!?」
「わたしにも感知できない。科学では説明できないことが起こっている……!」
ネオシェードのリーダーと思しき男が逃げていき、それを追って見えない何かも、壁を破って飛び出していきます。
ふと静かになった周囲に気づき、落ちていた青い物体を拾い上げるドライブ。
「今の男は、これを眼魂、と呼んでいたね」

出動

資料室。
「そんなことが起こっていたのですね」不思議な話に溜息をつく霧子。しかもこの証拠品は、りんなにさえ分析できなかったのです。
「それが、誰かに盗まれた……?」
「こいつを追えば、ネオシェードのリーダーを逮捕できるかもしれない」
「進ノ介! ホシの潜伏先がわかったぞ」そこへ、飛び込んできた追田。

追田、進ノ介と霧子。3人ワゴン車で出動。
「犯人の潜伏先のデータを送るわ」と無線? で言ってくるのはりんな。
「りんなさんが証拠品の入ったケースに、発信機をつけてくれたおかげさ」と横から説明するのは西城。自らもPCに表示されたデータを読み上げます。「で、監視カメラの情報から犯人がわかった。盗み出しのは、岡村敬助。ネオシェードの組織に出入りしていた構成員らしい」
タブレットに表示された男の情報に見入る一同。

「武装している可能性があるわ。気をつけて」
「こんなとき、ベルトさんがいてくれれば、なんの心配もないんだけどねえ」

りんな、西城の声を聞き、複雑な表情の進ノ介。すると、幻のように、ベルトの声が響きます。

(テクノロジーを過信しすぎるのは危険だ。わたしは進ノ介がいてはじめて、戦力となり得る――)

まるで以前のように、そこにベルトがいるかのように。確かめるように、思わず自分の腰を見下ろす進ノ介。
「進ノ介、前!」追田の声に我に返り、危ういところでハンドルを切ります。そして過信しすぎると馬から落ちて落馬してしまいますベルトさん。

白っぽい、大きな建物の前で停止するワゴン車。
「霧子はここで。犯人が逃走を図ったら確保を頼む。無茶しなくていい」
「わかってます。泊さんこそ、無茶はしないでください」
霧子を車に残し、警戒しつつ中へ入っていく進ノ介と追田。銃を手に、一つ、一つ、部屋を検めていきます。

元は会議室や執務室であったと思しき、しかし今は人っ子一人いない、廃ビル。その階段を進みつつ、
「なあ、進ノ介」と口を開く追田。「急にベルトさんがいなくなっちまったからって、不安かもしれねえが」
「おれがすか。そんなこと」
「いいから聞けって。今までどおりやれるって思うのは大間違いだ。不安で当たり前よ」
「現さん……」
「だけどな、おれもいる。嬢ちゃんもいる。究太郎もせんせいも、課長さんだって。だからお前はお前らしく、自信を持て」
「ありがとうございます」
追田が言ってくれるこの言葉が、ありがたいですね。こんな先輩が、上司がほしい。
まっすぐ受け止め、感謝する進ノ介の表情もいい。

頷き合い、奥の部屋へ、入っていく2人。
その時、携帯の振動に気づき、いぶかりながらも出る進ノ介。
「はい泊」
「犯人が移動を始めて、逃げるつもりよ!」飛び込んでくるりんなの声に、顔をあげる進ノ介。
「現さん、犯人が……」
「進ノ介!」
既に先へ進み、窓辺にいた追田がほぼ同時に叫びます。そこから見えるのは、反対側の棟の廊下を、証拠品の入っていた小さめのジェラルミンケースを手に、歩み去る男の姿。駆け寄ってきた進ノ介に、
「進ノ介、やつだ!」

ゴースト

CM明け、早足で出ていこうとする岡村。追いすがる進ノ介と、追田。
「そこまでだ岡村。窃盗容疑でお前を逮捕する」
「!」
振り向きざま逃げ出そうとする岡村。その行く手を撃ち、足止めする進ノ介。
「おれはただ……頼まれてやっただけだ」弱々しく抗弁する岡村。
「頼まれた? 誰に。誰にだ!」
「ねっ、ネオシェードの、リーダーに」
「そいつはいまどこにいる。答えろ! お前たちがどれほどの人を傷つけたと思ってるんだ」
激高する進ノ介。そこへやり過ぎるなよ、というように、
「進ノ介」と声をかける追田がナイスです。一息入れるように岡村から離れつつ、
「盗まれた眼魂を確認します」と投げ出されたケースに屈みこむ進ノ介。代わって岡村に銃を突きつけ、手錠をかけようとする追田。

ケースの蓋が開き、進ノ介が眼魂を手にとった、その瞬間。しかしまたしても見えないものが現れ、追田、進ノ介を殴り飛ばします。
「現さん! ……これは。あの時と同じだ」殴られて一度は落とした眼魂を、拾い上げる進ノ介。
その眼前に迫る怪人。ついに一瞬、その姿を表したのです。
「こいつが怪物の正体か」息を呑み見上げる進ノ介。
「眼魂をよこせ!」

見えない何者かに襲われ、殴られ、蹴られ、つかみ上げられる進ノ介。傍目からは思いっきり心霊現象です。
部屋の片隅でそれを見ながら、怯えている岡村。怯えながら、
「やっぱりすごい力だ。ロイミュードに代わる、あの力があれば」と物騒なことをつぶやいています。
「現さん、岡村を!」聞きとがめ、振り向きざま叫ぶ進ノ介。
「あ」慌てて進ノ介から岡村に、視線を戻す追田。2人の間の床には、追田が先ほど落とした銃が、転がっています。岡村のほうが一瞬早くそれをつかみ上げ、逃走。追う追田。

それを見届け、思い出したように自分の銃を、抜く進ノ介。襲い掛かってくる怪人に、発射します!
「ははは、そんなものが効くと思ったか。眼魂を置いて去れ」
青黒い奇妙な姿の戦士の姿が再びゆらりと現れ、あざ笑います。ここはちょっと、「プレデター」っぽい。
こんなところで尻尾を巻いて逃げ出したら、べルトさんに会わせる顔がない、進ノ介。とうとうねじりあげられ、手から青く光る眼魂を、取り落としてしまいます。
勝ち誇りつつ、それを拾い上げようとする青黒い戦士。

しかし、その時――もう1体、目に見えない何者かがその場へ走り寄り、眼魂を手にした青黒を、体当たりでもしたのか、吹き飛ばします。

転がってきた眼魂を拾う、進ノ介。
その眼前へ実体を表したのは、オレンジ色の仮面をつけた戦士でした。先客の青黒に襲いかかり、突き倒し、剣を手に挑みかかるオレンジ。
と、こう書くと剽悍に、激しい戦闘を繰り広げたように思えますけれども、オレンジの動きは終始ふわふわと宙に浮いたような奇妙な動きで、今ひとつ迫力はありません。
追い詰められ手すりから落ちていく青黒も、やはりふわりと、向こうの足場へ移動しています。そちらへ向かい、
「行くぜえ」とつぶやくオレンジの声が、先週も思いましたが若い。
作業場でもあるのか、広い吹き抜けを挟んで、互いに通路から向かい合うオレンジと青黒。両者一気に跳びこみ、ぶつかり合った中央で何があったのか、激しい大爆発が起こります。その炎を背に、平然と着地するオレンジ。
呆然と立ち尽くす進ノ介のもとへ、戻ってきます。
「あんたは。どっかで……」
「おれは、仮面ライダー、ゴースト!」先週に引き続き、再び名乗るゴースト。名前をど忘れされても気にしていません。
「仮面ライダー?」そしてまた同じ反応をする進ノ介。
「たーく!」その時進ノ介の背後で、甲高い声がします。肩のあたりにいつの間にか、ふわふわと白い目玉状のものが漂っていました。「さっさと眼魂回収して帰るぞ! 返せっ!」
「なんなんだ?」飛びつかれてかわしつつ、不気味そうに問う進ノ介に、
「眼魂の持ち主だよ!」と言い放つ白目玉。だから早く返せっつの、とぶつくさ言っているのが可愛い。
「そういう、ことか……」ゴーストの腰の、不思議なベルトに目をやり、なぜか納得が行った気がして、苦笑する進ノ介。
「そういう、ことだ。ほら何もたもたしてるんだ、返せって」まだ言っている白目玉。

相棒

その時、再び携帯に着信。追田であることを確認し、出る進ノ介。それ違うでしょ、とまだ言っている白目玉。
「――はい!」
「済まねえ進ノ介!」しかし流れてきたのは苦い声。「やつが嬢ちゃんを人質にとって逃げた。指定の場所に、眼魂を持って来いって」
「すぐに行きます」通話を切り、「助けてくれてありがとう。おれ急ぐから」
「おい、ちょっと待てよおい」呼び止める白い目玉。ああ、と思いだし、眼魂を差し出す進ノ介。
「これ」
「ああ、いいよ」しかしゴーストは要らないと手を振ります。「必要なんでしょ、持っていきなよ」
何言ってるんだ、と驚く白い目玉。勝手は許さないぞとゴーストに食ってかかります。
「貸すだけだよ!」
「お、おっきい声出すなよ……」
目玉を黙らせ、それから進ノ介に振り返るゴースト。
「必ず返してね。それに、きみも仮面ライダーの力が必要だろ。――それがあれば、奇跡が起きるかもしれない」
謎めいたゴーストの言葉。しかし、それを深く考える暇は今の進ノ介にはありません。感謝の意をこめただ相手の顔を見つめ、次の瞬間駆け去っていきます。

車に戻り、“指定の場所”へ急行する進ノ介。
「なぜやつはそんなにも眼魂をほしがる? ――そうか、つながった!」

CM明け。また、別の廃工場の前に停まる車。降りてくる追田と進ノ介。
「早いとこ変身でも何でもして眼魂を返してくれ」とその肩越しでキーキー言う白目玉。憑いてきていました!
しかし無視して進む進ノ介。この建物には見憶えがあります。
中に入ると、もつれ合うようにして出てくる、霧子と岡村。

「泊さん」
「わるく思わないでくれよ」そして霧子の影に隠れるように立ち、卑屈な笑みを浮かべる岡村。「そいつを手に入れないとおれ、ひどい目に……」
「一体誰に?」しかし、岡村の芝居にはのらない進ノ介。「自分で自分をひどい目に遭わすのか?」
「……っ」
「ネオシェードのリーダーはお前なんだろ?」

組織を立て直すに辺り、ロイミュードに代わる力として、眼魂を追う怪物に目をつけた岡村。
その本心に気づいた進ノ介。

「……だからお前は、眼魂を盗みだした」
「は」息を呑み進ノ介の推理を聞いていた岡村。「はははは、その通り。だがそれがわかったところで状況は変わらない。そいつを渡してもらおうか」
「その前に一つ聞きたい。お前はロイミュードやあの怪物と結託して、いったい何がしたい?」
「ははははは。この、くだらない世の中を。おれがぜんぶ、壊して、導いてやるんだよ!」唐突に本性むき出しにする岡村がクレイジー。
「だったらこいつは尚更渡せねえな」
「この女がどうなってもいいのか!?」

かっとなり霧子に、銃口を突きつける岡村。それは1年前の、グローバルフリーズの夜と、同じ構図。同じ場所。同じネオシェードを相手に。落ち着いて目を上げる進ノ介。

「おれはもう、あの時の――」

雨のなか、やはり今日と同じように犯人にとらわれた相棒、早瀬を救おうと発射した銃弾。
あの時の怯え、あの時の迷い。


「1年前のおれとは違う!」
決然と言い放ち、覚えず手にしていた青く光る眼魂を、握りしめる進ノ介。その腰にベルトが出現します。それに気づかないのか、なおも言う進ノ介。
「おれは、仮面ライダーになった。ロイミュードたちと戦って、わかったんだ。ベルトさん! ロイミュードがいなくなっても、世界は平和にならない」

最後は愛する存在のために、そして信じる正義のために、笑顔で散っていったブレン、メディック、チェイス、ハート。
本当の悪は彼らではなく、彼らの手本となった人間のなかにある。


「ほんとうに悪いのは、人間の悪意だった。だから、こいつみたいに酷い人間は絶対にいなくならない。……でもおれは絶望しない。そう決めた。おれは走る。走り続ける。みんなの幸せを守るために。だからおれは……!」
言いながら手の中の眼魂を、ぽいと投げ捨てる進ノ介。倒すべき悪が人の心にあるなら、それを狩り、倒すものも人のままで。
「何しやがる!」悲鳴を上げる岡村。
「おい、いいのか変身しなくて?」と白目玉も問います。聞こえているのかいないのか、
「たとえ変身できなくても。ベルトさんがいなくても。……おれは、刑事で、仮面ライダーだ!」
そう叫んだ瞬間、その腰からベルトの幻影が、消えていきます。
迷いのない表情で銃を抜く進ノ介。
「霧子」
撃てと進ノ介に向ける、霧子の表情がいいです。怯えも動揺もない、信頼の表情。
「おれを信じろ」
「もちろんです。バディですから」
「くっ!」
霧子の身体を前に押し立て、その影に可能な限りおのれの身を隠しながら、彼女の頭部に銃口をつきつける岡村。怯えた表情で、ただ進ノ介をにらみます。
「うおおおっ!」
銃爪を引こうとする、一瞬早く、その手を撃ちぬく銃弾。
がくり、と崩れ落ちる岡村を後ろ手にとり、手錠をかけ、腕時計を確かめる進ノ介。

「午後8時20分。ネオシェードのリーダーを確保」

岡村が連行されていく背後で、霧子に大丈夫かと声をかける進ノ介。
「ありがとうございます」
「行こう」
去っていく彼らを、少し離れた場所で見守っている、白目玉とゴースト。
「あいつ、変なやつだな声でかいし」
「……また、近いうちに会えそうな気がするな」
「は、」そしてちらりとゴーストの様子を伺う白目玉。「なーにたそがれてんだよ!」
寂しげに立つゴーストの姿でCM。

グミのCMが新しくなっています。やっぱりヒップホップです。

はなむけ

本願寺の執務室。
「ご苦労でしたね」というねぎらいに一礼し、
「特状課のみんなのおかげです」と答える進ノ介。その姿を見守り、にこにこと
「わたくしの選択が、間違ってなかったようだ」と言う本願寺。
「?」
「むかし、クリムちゃんに相談されたんです……」

本願寺の回想。
免許センターの屋上に立つ本願寺。その腰につけられたベルト。
「きみは、『かれしかいない』と言ったね」
「立ち止まっているかれを見て、不安をもらしてましたね」苦笑する本願寺。
「今なら断言できる」おのれの不明を恥じるかのように、あるいは思わぬ発見を喜ぶかのように、ベルト。「かれほどの適任者はいないと」
「私もそう思います」
「……きみに頼みがある。もし戦いが終わってわたしになにかあったら、かれに伝えてほしいことがあるんだ」

進ノ介を選抜したのは本願寺のほうだったんですね。
その進ノ介に期待し、あまりの腑抜けっぷりを不安に思い、そして徐々に、その資質に納得していったベルトさん。
しかしそんなことより、託された伝言のほうが気になる進ノ介。
「ベルトさんは、なんて?」
「その前に」突然進ノ介の前に紙をつきつける本願寺。辞表だ、とわかる瞬間、声を張り、「泊進ノ介。10月1日付で、捜査一課転属を命ずる!」
「――承りました」驚きつつも背筋を伸ばし敬礼する進ノ介が折り目正しくかっこいい。
本願寺も返礼(`・ω・´)ゞ

「……おわっ!」その時ドアが開き、雪崩れ込んでくる特状課一同。先頭の追田が押されて叫んだ模様です。
「おやおやおやおや、立ち聞きですか? よくありませんね」
「現八がどうしてもって!」
「なっ!?」
途端に賑やかになる室内で、1人しみじみと手渡された辞令を眺める進ノ介。近寄ってくる霧子は今日もスーツ姿です。
「よかったですね、泊さん」
「ああ」

詩島霧子 捜査一課に転属、捜査官として活躍した
その後泊進ノ介と結婚、長男 英志を授かる


本願寺の回想。
「もし転属が決まったら、かれに伝えてくれ。『もし立ち止まることがあっても、きみなら、何度でも走り出せる。ここがきみの、本当のスタートライン。さあ、走りだすんだ進ノ介。Start your engine!』」


晴れやかなクリム・スタインベルトの声。進ノ介の人生へのはなむけとしてこれ以上のものはありません。
まるでそれを直接聞いているかのように、
「さあ、ひとっぱしり行くか!」微笑む進ノ介。

泊進ノ介 巡査部長に昇進し、警視庁捜査一課に転属
父英介と同じく、その後エースとして長きにわたり活躍する


流れだすテーマ曲、その間、1年間の名場面がぎっしりと。
個人的に、特状課が仁良の信頼を得るためにチェイスが一芝居打つところがあったのがうれしかった。愛情あふれる終幕でした。
一年間、ありがとうございました。
今週のいいとこどり。すごい技でしたw お馬鹿霞や賢い天晴。静かなキンジと魔法の使えない八雲。そして凪のアクションがやっぱりグレート。堪能しました。
関連記事

style="clap"
2015.09.27 11:14 | drive ドライブ | トラックバック(-) | コメント(-) |
| ホーム |