LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

毎度タイトルが原作各エピソードのもじりになっているのですが、あのおどろおどろしい「バスカヴィル家の魔犬」を現代風に、いったいどう料理するのかと思っていました。
ホラーテイストはそのまま、見事に現代の怪談になっています。


Dartmoor / HerryLawford


奇岩と、湿地と、太古からの森。荒涼たる美しさに満ちた自然を擁する地、ダートムア。各地から観光客を集めるそこに、数十年前から、不釣り合いな軍事施設、バスカヴィルが建っています。
地雷原に囲まれ、兵士がものものしく警備するなか、最新式の研究設備が備えられ、そこでは日夜、神をも恐れぬ生物化学兵器が開発されているとももっぱらの噂。「イヴ・バーストエラー」を連想してしまって申し訳ないです。

シャーロックが生まれて初めて味わった、極めて原始的な恐怖。
馬ほどの大きさの、黒い毛皮を持つ魔犬。その虎狼の如き唸り声に、紅く光る目に、生臭く湿った息や滴り落ちる唾液に覚えた、おぞましいほどの戦慄。
それはどんな修羅場にあっても感情を理性から切り離すことによって物事を正確に観察し、純粋理論を構築していく、そんな自分の生き方を忽せにされた怖さ、でもあります。感情など、問題の解決には何の役にも立たないのに(「大いなるゲーム」で人質のことを心配しないのかとあきれるジョンに対し、「知らなかった? 心配したらなにか役に立つのか」と問い返したほどのシャーロックなのに)。

そしてそのホラー的演出には見事にジョンもやられてしまうわけですが、それにしても自ら怪しい実験をしているのではないか、と疑っている施設の中を、よくも無造作にどんどん見て回るよなと思ったり。魔犬はともかく、未知のウイルスとか漏れてたらいやじゃないですか。

Kirsty Stapleton

Dear Sherlock Holmes. I can't find Bluebell anywhere. Please, please, please can you help? I like to look at your stories and the stories that John Watson has put on here. Is he a real Dr? I know that you try and help people and try to find things that have got lost. Bluebell is not a person so it might not seem important but she is very important. Not like a person but a rabbit. I don't know what happened but it was funny. Bluebell started to glow at night time. Like a fairy. I went down to the garden and locked her hutch for the night, but when I got there the next morning before went to school she had gone. The hutch was still shut and locked up. Please, please, please say you'll help me. Lots of love Kirsty Stapleton aged 8.

――シャーロックのサイト、「推理の科学」掲示板への最新投稿


息を切らし、銛を片手に半身血まみれで入ってきたシャーロックを見て、仰天するジョン。
「……その格好で地下鉄に乗ってきたのか?」
「タクシーが乗車拒否した」
研究といいつつストレス発散と運動のため、肉屋の豚を銛でぐさぐさ突いてくるホームズの話は聖典にありますがそんなところまで踏襲しなくてもよろしい。どうやら退屈によるストレスがピークに来ているらしく、せっかく禁煙しているのに
「あれはどこだ!」とジョンが隠しているタバコ(7% stronger)を探しまわります。聖典のホームズはコカインの7%水溶液を皮下注射していましたが、これはまさに禁断症状。
顔を出したハドソン夫人にも八つ当たりで、あなたの彼氏には隠し妻がいるなどと暴露するから手に負えません。
「……サイトに依頼が来ているかもしれないよ?」
「ふん、うさぎのブルーベルがいなくなった事件ならね。おやおや、密室から姿を消したんだ、消える前には身体が光っていたという――こいつは面白い事件かもしれない。レストレードを呼ぼう」
本気かどうかわからない口ぶりにあきれるジョン。
すると今度は、気を紛らすため推理ゲームでもしようと言うシャーロック。
被害者=犯人だなんてわけがわからない、きみのは掟破りだと拒否するジョンに、
「だってそれが唯一成り立つ解なんだから仕方ない」と嘯きます。例の有名な、

When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth.

を思い出させる言い草です。

そこへひょっこりやってきた依頼人、ヘンリー・ナイト。20代後半の若さながらダートムア地方では名士であると後にわかります。
かれは20年前、自分がまだ7歳の時に、父の死を目撃したと訴えます。<悪魔の窪地>と呼ばれる場所で、恐ろしい魔犬に襲われたのだと。自分自身も出演し、軍の研究施設、バスカヴィルへの疑念を呈したテレビ番組の録画を見せようとするヘンリー。
「そんなことより昨夜起こったことを話してください」
「なぜ昨夜何か起こったと……?」
いや説明しなくていいとジョンが止めるのを制し、いつもの高速マシンガントークで依頼人が朝5時の始発で出てきたばかりだと証明してみせるシャーロック。こんな早朝にロンドンまで出むくとは、昨夜何か起こってしかるべきだろうと。そしてさらに言います。きっとあなたはトラウマになっているだろう、遠慮しなくていいからタバコを吸ってくつろいでくれ、朝から禁煙の電車を乗り継いで、今は9時、もう我慢の限界だろうからと。
すっかり感心した依頼人は腰を落ち着け、20年後の現在、またも<悪魔の窪地>で、恐ろしい感覚に襲われたことを話します。すなわち、20年前父を咬み殺したのと同じ、魔犬がいたと。
しかし話なんかろくにきかず、ヘンリーのくゆらす紫煙を手でかき集めるようにして吸い込んでいるシャーロックが浅ましい。
仕方なく、
「あなたは子供だった。母上に加え父上まで亡くなったことが受け入れられず、自分の記憶を捏造したのかも」と、いかにも医者らしいことをいうジョンに、
「かかりつけのセラピストにも言われました。だが証拠はある。足跡ですよ」
ところがヘンリーが自信たっぷりに言った途端、
「足跡って男の? 女? セラピストの勝ちだ、正解は幼少期のトラウマが見せた幻覚――実に退屈だ。お引取りを!」といきなりまくし立てるシャーロックがひどいです。副流煙からニコチン摂取したかっただけなのですこの人は。
「ちょっと待ってください」はるばるロンドンまで来てわずか数分で追い払われてはたまらないヘンリー。「Mr. Holmes, they were the footprints of a gigantic hound!」

「もう一度言って――ハウンド? 古風な言い方をするんですね」

突然そこに、ひっかかるシャーロック。理由がよくわかりませんが突然この事件が気に入った模様です。まあわたしもこのドラマ見だしてからfetchとか久しぶりに聞いたなあとうれしくなったりしてるので、人間は何で気分が変わるかわからないとも思うのですが。
わからないといえば、引き受けるといったあとでDr.ワトソンを派遣します、ぼくは少々他の事件で忙しいので、ともったいをつけるのもよくわかりません。
「忙しいって、他に仕事はないだろう」とジョン。
「ブルーベルだよ! 」

「ベルグレーヴィアの醜聞」のハイカーの事件の再現かと一瞬思いましたが、実際には同じ車でジョンと一緒に現地入り。
聖典の展開に近づける以外にこの台詞に何か意味があったのか、さっぱりわかりませんでした。再びブルーベルに言及する流れを作りたかったのかも。

かくしてよく知らない小さな田舎町に出かけていく探偵コンビ。
今回、物的証拠の残っていない、記憶の中の殺人という趣向が面白いのですが、それよりもよく知らない小さな田舎町、自体がもうホラーですよね。
今回の事件にトラウマを抱えているらしい依頼人自体、途中何度か錯乱したりして、あまり信の置ける雰囲気ではありません。

ということで、とりあえず奇岩の上に立って地形を把握するシャーロックがかっこよすぎて笑えてきます。頬骨が高くて、襟を立てて、クールな感じ、とジョンが描写するそのまんま。

<宿屋、クロスキー>
・経営者カップル――ヘンリーの魔犬騒ぎで潤っている。菜食料理を出すくせになぜか肉屋の納品書が。
・魔犬ツアーを催すガイドの青年――賭け事好き。窪地で犬を見たことがある。国防省の友人がいる。

<バスカヴィル研究所>
・ステイプルトン――施設研究員。うさぎのブルーベル失踪事件を依頼したカースティ・ステイプルトンの母親。
バリモア少佐――警備担当の堅物。サッチャーファン。シャーロックを疑う。
フランクランド――バリモアに疑われたシャーロックをかばい、携帯(セルフォン)の番号を渡す。ヘンリーの父の旧友で、遺児・ヘンリーのことを気にかけている。

<ナイト家>
ヘンリー・ナイト――依頼人。地方の郷士? 7歳で父を亡くし、トラウマを抱えている。魔犬が父を殺したと主張。バスカヴィル研究所が遺伝子工学恐ろしい化物を創りだしたのではと疑い、マスコミに訴える。父の死の記憶と「Liberty」と「In」の文字が結びつくが、その文字をどこで目撃したか思い出せない。
モーティマー――ヘンリーの女性セラピスト。美人。

今回のエピソードも山場はいくつかありますが、2度にわたるバスカヴィル査察もその1つ。初回はなんとマイクロフトから掠め取ったIDを用い、身分詐称して潜りこむシャーロック。
「何かに使えると思ってとっておいた。兄が気づくまで20分は余裕だ」
シャーロックの身分詐称に驚きつつも、軍隊じこみのトーク(自分のほうが階級が上であると示し、これは命令だと威圧する)でサポートするジョンがナイスアシストです。
そして、照会の来たマイクロフト(ディオゲネス・クラブでくつろぎ中)がIDを止めてしまったため(ゲート通過から23分経過)、ドアを通過できなくなったシャーロックらに対しバリモア少佐が疑心まんまんとなったところで、なぜかフランクランド博士が
「かれはマイクロフトに間違いない、自分は知人だ」と助け舟を出してくれ、出られるのですが。

「23分か。マイクロフトも鈍ったな」と悪態をつくシャーロックですが、そのIDの権限たるやプライオリティ・ウルトラでしたよ! まさに歩く英国政府。
そんな兄への尊敬とか、あとIDを盗んで申し訳ないとかまったくなく、悪びれないシャーロックはほんとうに弟っぽい。スイカアームズを盗みだした光実なみに弟。

白く清潔でだだっ広い施設。様々な動物がおり、それぞれに何らかの実験を行っている様子なのに、マイクロフトのIDを以てしても詳しい研究内容を答えない研究員たち。初回はいかにも怪しいな、で終わります。

2度目はマイクロフトにご機嫌とりをして、今度は堂々と自分のIDで中に立ち入るシャーロック。ステイプルトンと話があるからと、捜査をジョンに任せます。任されてどんどん中に入っていくジョン。いくつもの電子ロックを潜り抜け、そして――。
だだっ広い部屋に出た時、突如まばゆい光、鳴り響く轟音がジョンを襲います。身体的苦痛すら感じ、なんとか出ようとするも、なぜか解除されない電子ロック。
「誰かいないのか?」と尋ねてもだれもいません。シャーロックに電話しつつ、しかし、唐突に、耳元で魔犬の声を聞く、ジョン!
ホラー映画のヒロイン並みの絶体絶命。ここはほんとうにどきどきしました。

ご機嫌とりといえば、到着早々、夜、依頼人を連れ出し窪地へ出向くシャーロックというのも間違いなくクライマックス。
「現場で魔犬に襲われるかどうか見てみよう」と言って3人ででかけますが、この時ジョンは、丘の向こうで点滅する灯りを目撃し、モールス信号と読んでメモをとったりしたために、後の2人から遅れてしまいます。
かくしてジョン抜きでどんどん先へ立ち、荒れ地から深い霧に覆われた窪地へと進んでいき――そして深い闇の中、密かな唸り声を耳にするシャーロック。
黒い毛皮に覆われた魔犬を見た、と同行のヘンリーがいうのを、
「ぼくは見てない」と言下に否定しますが、それは、事実を証言するものではなく、自分が感じた恐怖を否定するため。
ほんとうは見たのだと宿のパブで告白しつつ、錯乱するシャーロック。
恐怖という感情を持つことはおかしいことではないし、恐怖が幻覚を見せることもよくあることだとなだめるジョン。そのかれをも拒絶し、自分は正常だと言わんばかりにその辺の他の客達の抱える事情を早口で暴いていくシャーロック。
「わかったよ……だけどなぜぼくに話す? ぼくはきみの友人に過ぎない」
「ぼくに友などいない!」
「……そうか。なぜだろうね」
ため息をつき、出て行くジョン。

ここ、この魔犬と対決して恐怖を感じ、自分の理性に疑念を抱いて怯え慄くシャーロック、というのももちろんクライマックスなのですが、錯乱のあまりジョンと仲違いし、そして、一瞬の激昂の後、たちまち後悔したらしいかれが、あの手この手でジョンのご機嫌とりを始めるというのがわたしにはみどころでした。

喧嘩の直後、出て行ったジョンに向け、
「パブにヘンリーのセラピストが来た、話を聞いてみては?」とメールを送るのがご機嫌とり第一弾。本来ならば自分がやるところ、セラピストが美女であったために、ジョンの出馬を願うのです。自分が女嫌いだから、女扱いのうまそうなジョン(「ベルグレーヴィアの醜聞」でもサラ以降の華麗なる女性遍歴が語られます)に押しつけた、ともいう。
ちょうどモールス信号? の正体を知り、空振りにがっかりしていたジョン。
「……悪いやつだ」
メールに添付された美女の写真に苦笑して、宿へ戻ることに。

しかしこの聞込みは上手く行きません。なぜならパブで再会したフランクランド博士が、
「ヘンリーの力になってくれ、わたしもいつでも協力する!」とジョンを激励することで、その正体(魔犬について調べに来た探偵の助手)をセラピストのモーティマー女史にばらしてしまうからです。しかも2人が同棲しているとまで。この番組の、シャーロックとジョンの同性愛疑惑、というネタ、ちょっとしつこいかなと思っていたのですが、こんなふうにジョンの女性運を低下させる効果があったのですね。
「わしはステイプルトンを見張っている、何かあったら何でも言ってくれよ!」といかにも協力的なことを言って去ってしまうフランクランド。
ついさっきまでいい雰囲気だったのに、
「患者の情報はもらせないわ」とたちまち態度を硬化させるモーティマー女史。ゲームオーバー。

ご機嫌とり第二弾。翌日、ヘンリー邸から戻る途中、散歩中のジョンを見つけ駆け寄ってくるシャーロック。もうこの表情、身振り、必死です。
「昨夜言っていたモールス信号はどうだった?」
ああ、あれはなんでもなかったんだと答えるジョン。しかし、必死の早口で、立ち去ろうとするジョンを追い、セラピストはどうだった、とさらに話しかけるシャーロック。
「うまく行かなかった。こんな話、ほんとに聞きたいのか?」
「ああ……ちょっと、氷を割ろうと思って」
「氷はそのままにしておけ。きみには向いてない」
「ジョン」それでもまだ話しかけるシャーロック。昨夜起こったこと、自分の感じた恐怖の真相。そして。「聞いてくれ、昨夜言ったことは本当だ、ぼくに友はいない。つまり、1人を除いては!」
足を止め振り返るジョン。高慢なシャーロックにここまで下手に出られて怒りを持続させるのは困難です。昨晩同様
「そうか」と応じつつ、つい笑顔になってしまうジョン。
「ジョン、きみは素晴らしい。きみ自身は輝かしい人とはとてもいえないけど、でも人を光に向かわせることにかけては最高だ。たとえ凡才でも、天才の力を引き出す触媒にはなれる!You’ve never been the most luminous of people, but as a conductor of light you are unbeatable. Some people who aren’t geniuses have an amazing ability to stimulate it in others. 」
ほめてません。ちっともほめてません。それでも相手が、全力でジョンの怒りを解こうと努力していること、そして大真面目にジョンを賞賛しようとしていることは、わかっています。
「さっき謝ったのむだにしないほうがいいぞ」笑いながらシャーロックを落ち着かせるジョン。

宿へ戻ると、新しい客が到着したばかりの様子。レストレードです。
休暇で来た、こんな偶然もあるんだなと白々しく言い張るかれですが、日に焼けた肌を見れば既に休暇を終えたばかりであることは明白。しかしさほど腹は立てず、マイクロフトの差金だろうが、せいぜい自分の手伝いをしてもらおうと考えるシャーロック。
せっかく本職から力を借りるならと、宿屋のカウンターから拝借しておいた、怪しい肉の納品書を持ち出すジョン。

さっそく、レストレードによる、経営者カップルへの尋問が始まります。
ここであきらかになったのは、かれらが
・魔犬騒ぎを持続させるため実際に荒れ地に犬を放ったこと(肉はその餌)
・しかし犬は凶暴化して手に負えなくなったため、やむなく処分したこと
の2点。足跡や、ガイドの青年が目撃したのはこの犬のことだったのでしょう。
そして、尋問中のレストレードの傍らで、せっせとジョンにコーヒーをいれるシャーロックがご機嫌取り第三弾。
「ぼくは砂糖は」いらない、と断りかけて、せっかくいれてくれたのだからと大人しく、好みでないコーヒーを飲むジョンがやっぱりいい人です。
「このことは地元の警察に報告させてもらう!」
威厳たっぷりに宿の経営者カップルに告げ、出て行くレストレード、後に続くジョン。
そしてジョンがコーヒーを飲んだことを確かめて出て行くシャーロック。

わたしはこのドラマ、ずっと情報量が多い情報量が多いと言っていますが、それだと単に原作リスペクトの要素が多い、というだけに聞こえるかもしれません。それもすごいのですが、それよりも伏線の映像表現が上手いなあといつも思ってしまいます。
文章の中にさり気なく伏線を仕込むことは比較的簡単なのですが、ドラマだと
「これが推理の鍵になる」という情報を明確に、視聴者の意識に残るように映すと、とたんにわざとらしくなってしまいます。
ところがこの「SHERLOCK」シリーズでは、だいたい映しだされた情報に2通りの意味合いが持たされていて、Aの意味で解釈し、とくに気にせず流して観ていたのに実はBだった、あとに続く伏線だった、となることが多いのです。
あと、聖典を読んでいる視聴者はその知識故にミスリードされたりすることも。
ジョンがコーヒーを飲んだことを確かめるシャーロック、というのも、それまでのジョンに対する甲斐甲斐しいご機嫌とりがあまりにもコミカルかつ自然だったので、その流れで観てしまっていました。
ジョンのご機嫌はどうかなと、飲んでくれたコーヒーの量で、測っているように見えたのです。
そうではなかったことが、後に明かされます。


Cursed by witches / theholyllama


そして最後のクライマックス。
精神の宮殿、マインドパレスに閉じこもり(つまり思考に集中し)、「Liberty」「In」の謎を解いたシャーロック。
地球の本棚で検索しているフィリップみたいでしたがそこはご愛嬌。
極秘プロジェクトで関係者がお揃いのTシャツ作って記念撮影するかな、とか、パスワードって定期的に変えるものじゃなかったっけとか、軍の研究施設がそれはどうよと思える映像もありましたけどキニシナイ。
犯人はヘンリーに、シャーロックに、そしてジョンに、薬物を用いて魔犬の幻覚を見せたという仮説に到達し、さらに疑わしい人物も特定し――しかし、いかにして、が依然、解けません。
そこへモーティマーから入る、SOS。セラピー中、錯乱したヘンリーが発砲し、走り出ていったと。

行くべき場所は一つしかありません。

すべてが始まったその場所へ、向かうシャーロックとジョン。応援に駆けつけるレストレード。逃げ惑うヘンリー。
霧の中再び魔犬が現れ――そして卒然と、真実を悟るシャーロック。
犯人の壮絶な死で、事件は幕を閉じるのでした。
シーズン2では、シャーロックの変人度が増してきている気がしますね。そしてそれをフォローし、甲斐甲斐しく世話するジョンやレストレード、という形になってきているように感じます。これはこれで面白いのですが。
カーテンコール。
釈放されるモリアーティ――なにか取引でもしたのでしょうか。かれが出て行ったあとの独房には、壁一面に「SHERLOCK」と書かれており、異様さに眉をひそめる刑務官。
次回、いよいよ因縁の対決か。
同日追記。劇中、光るうさぎ、ブルーベルの謎は
「オワンクラゲの遺伝子を組み込んだ」からと解説されますが、これは2008年にノーベル化学賞を受賞したボストン大学名誉教授、下村脩氏の緑色蛍光タンパクの研究から想起されたもののようです。


オワンクラゲ / koichiroo
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2015.10.02 07:20 | dvd box 観たらめも | トラックバック(-) | コメント(-) |
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