LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

主人公はGhost! ということで、でも「キバ」の渡が実はキバだったように、「ゴースト」のタケルも実は亡霊だった――という話なのかと思ったら、この第1話でちゃんと、1回死んで仮面ライダーゴーストになるという過程を見せるのですね。
タケルの父もまた、因縁の戦いで命を落としているようで、SHTの父親死亡率の高さは相変わらずです。
なぜ寺に? 修行とはどんな? インドの山奥に行かなくてもいいの?
そして助けてくれるのが高僧じゃなく仙人なのはなぜ?


Ever Have A Deflating Eyeball? / *PaysImaginaire*


詳しい背景の説明は後回しなのか、とにかく死んで、ゴーストになって、眼魂(辞書登録しました)集めというタスクを与えられ、佐々木小次郎っぽい怪人、刀眼魔に1勝したところで終わりましたが、やっぱりゴーストのデザインがかっこいい!
ふわふわした動きが妙に愛らしい。
西銘さんの軽い声質にはどこかとぼけた愛嬌があって、悲劇性をあまり感じさせないのもいい。
ゴーストの身体が闇に光り輝くのは、WRECKING CREW ORCHESTRAみたいでかっこいいし、加えて敵側の雑魚(眼魂コマンドー)がゴーストに斬られた時、黒インクっぽい液体が血液のように吹き出し、飛び散り、そのままもやもやと空中に消えていく感じが、水にインクを落とした時のようでこれもよかった。
竹中仙人さんはお得意の声と表情を自在に切り替える芸で、人間からちょっと離れちゃったヒトの気味の悪さがありました。

ていうか今週OPなかったですが。

感想文は帰宅後UP予定。とりあえず書いてみました。見直してないので間違いがいっぱいあります。見直しました。
SHTが変わった!

プロローグ

闇を照らす満月。その中央に浮き出るのは、目を模したような文様。
月下、それと同じ目の文様を描いた紙に、不思議な液体を数滴、落としている謎の男。そこから青い焔が立ち、次々と怪人が生れ出るのを見て、微笑みます。

炎の記憶。傷つき、山野の岩の上に横たわる壮年の男。効かぬ手で、己の胸に下げていた刀の鍔を、傍らの子供の手に、落とすようにわたします。泣き出すのを堪える表情で、ただそれを掌に受ける子供。
「タケル……」
「父さん!」


「……父さ、」
広い室内。女物の着物のような、華やかな色柄の服を羽織った青年が机に突っ伏して寝入ったまま、うなされています。これが本編の主人公、天空寺タケル
散らかった室内を移動するカメラ。壁際に置かれた巨大なモノリスが映り、その中央に刻まれた目の文様が青く浮き出るように光るなかから、番組ロゴが現れます。

タケル

大天空寺。提供画面のなかで山門をくぐりお堂に続く急な階段を、駆け上がる若い女。そのままお堂にあがり、
「タケル!」とけたたましく叫びます。しかしそこには、黙想中の住職代理、御成と、2人の修行僧、シブヤナリタの3人だけ。「……あれ、タケルは?」
待ち合わせをしていたのだというその女は月村アカリ
またすっぽかされたのかとからかうように応じるシブヤとナリタ。彼らから、タケルの所在を聞き、早足で奥へ進んでいくアカリが勝手知ったるなんとやら。
「喝!」そこでようやく立ち上がる御成。「タケル殿はまだ修行の身。むやみに遊びに誘っては!」
しかしもう、そこにアカリはいません。

「タケル! ……いない?」探しまわり、どんどん奥へ進むアカリ。
「待ちなされ! ……たく」
アカリを追ってきたもののふと、居間を抜けるところで、足を止める御成。つけっぱなしのテレビでは、臨時ニュースが流れています。

車や電線相次ぐ切断
原因不明 陸堂市

との文字。東京で頻発する、不可解な事件。

地下へ降りていくアカリ。その先の、タケルのいる部屋へ乗り込んでいきます。
「タケル! ……また武蔵?」タケルが眠るまで読みふけっていたらしい伝記を一瞥するアカリ。「タケル起きて!」
「……なんだアカリか」怒りもせずにのそりと顔を上げるタケル。
「アカリさん、でしょ。幼なじみでも年上には敬意を払う! 誕生日のお祝いに誘ってあげたのになぜ来ない?」
「興味ないから」

美女の誘いに対し冷淡な、と思っていましたがアカリがチケットを取り出したところで思い直しました。
「『原子物理学の夜明け展』。すっごく面白いんだから!」
「や、だからアカリには、だろ。……おれはこっちのほうがいい」
「世界偉人録、ねえ」タケルが再び取り上げて読み上げ始めた、古ぼけた本に手を伸ばします。「お父さんはタケルの愛読書になるってわかってたのかもね」
「や、ちょっと返せよ」アカリの手から本を取り戻すタケル。「……8歳のおれには難しすぎたんだけどさ。最近、ようやく理解できたような気がするんだ。英雄ってさ、命を燃やして生ききった人たちなんだよな」
「残念ながら命とは概念だから。燃えないわ。そもそも燃焼には可燃性物質と温度と酸素が」ガスバーナーを常時持ち歩いているのかトートバッグから取り出し点火してみせるアカリ。
「おれも命を燃やして」聞いてないタケル。「武蔵のように強い男になるって、この宮本武蔵の刀の鍔に誓ったんだ! ねえ知ってる? 武蔵が巌流島で、佐々木小次郎に勝ったのも、18歳だったって説もあるんだ!」

宮本武蔵豆知識が画面隅に現れるのですが要らないぞ。
と思うのですが要るのかな? 字が読める子は知ってるだろうし知らない子は読めないってことないかな。
 
「同じ18歳でも、ずいぶん違うこと」鼻で笑うアカリ。むっとするタケル。
「いや。生きてる時代が違うだろ。おれだって立派なゴーストハンターになって……けど、肝心なゴーストが見えないんじゃ」
熱弁に水をさされ、しゅんとするタケル。
「非科学的すぎ!」とどめを刺すアカリを見上げ、鼻にシワを寄せます。
こんなふうに、タケルとはまだ18歳の、ゴーストハンター目指し修行中の青年であるということが、ここで手早く紹介されます。
でもそのゴーストハンターとは何か、タケルが幼いころ亡くなったらしい父親はどうしてあんなことになったのか、などはまだ触れられません。

超常現象

「タケル殿! 上に来てください、早う!」そこへ踏み込んでくる御成。

走行中の車がスパッとよくわからないものによって、瞬時に切断される。
遊園地の遊具が、やはりよくわからないものによって、くびきから外され、宙へ飛ばされる。
実際には身体の透明な、見えない者たちがそうしているのですが、被害者たちからすれば、何がなんだかわからない現象。


居間。
「これはゴーストの仕業に違いありません!」不思議な現象を報じるテレビの前で熱弁する御成。
かれはわざわざこのニュースをタケルに知らせに来たのですね。しかし、
「いやあ、どうかな」とあまり関心を示さないタケル。そして、
「あたしは信じない!」と叫ぶアカリ。この世の中のできごとには、必ず説明のつく法則があるというのが彼女の持論です。
「ふん、物理学専攻だかなんだかしれぬが」言い返す御成。「頭でっかちが考えそうなことです」
「じゃあゴーストがいるという証拠は!?」
「先代住職であるタケル殿の父上です」
優れたゴーストハンターとして活躍し、戦いの最中命を落とした天空寺龍。これを持ちだされてはアカリも苦しくなります。
「タケルだってほんとは信じてないでしょ?」父の話になり、目を伏せるタケルの気を引き立てようとするアカリ。もちろん、懐柔して自分の陣営に引きこもうと言う様子にも見えます。
「信じているに決まってます! 言っておあげなさい」と御成。
2人に挟まれたタケル。
「……おれは信じるよ」ぼそりと、それだけ告げ、席を立ちます。

鼻歌交じりで配達中の郵便配達員。大天空寺の山門に向かうのどかな風景のなか、かれの乗る赤い自転車は、突如宙に持ち上げられます。
「おおおおおおおおお!? なんで!?」悲鳴を上げる配達員。自転車はそのまま真っ二つに切断され、配達員をのせたまま、地面に放り出されます。「……なんで? へええええええ?」

寺。庭に出てきているタケル。印を結び念をこめますが何も起こりません。やっぱ無理だよな、とうつむくタケル。まだ父のレベルまでには到底届かない。
「タケル殿。拙僧も、共に修行をいたしましょう!」と錫杖を鳴らし励ます御成。
「いやいやそういうことじゃない」
とそこへ、息を切らし喘ぎながら、寺の敷地へ迷い込んでくる郵便配達員。
小野寺さん?」
「みんな助けて、おれ今何かに襲われてる。ちょ、じじじてんしゃがまっぷたつに」
錯乱した様子です。タケルや聞きつけて出てきたシブヤ、ナリタらの前で倒れこむ小野寺。落ち着いて、と支えるタケル。その顔をみあげる小野寺。「……そうだ、これタケルくん宛に荷物」

差し出された紙包みを、とりあえず受け取るタケル。

「自転車真っ二つってなにw」その一方、面白がって強引に小野寺を連れ、現場へ戻ろうとするシブヤたち。
「い、いや危ないんだって!」
「いいから行こうよ」
「小野寺さん!」
慌てて止めようと数歩後を追いかけるタケル。

「どうか、したの」その時現れたアカリに、
「いや、何かわからないけど……おれに荷物だって」説明しかけるタケル。話しながらふと、括りつけられた荷札に視線を落とし、凝固したようになります。「――父さんからだ」
「先代から?」
「うそ! 10年も前に亡くなっているのよ」
共に覗きこむ御成とアカリ。しかし、そこには確かに、10年前、平成17年9月4日午後の消印(陸堂差出し)も、押されています。

そこへ一陣の風。
「わあっ!」
天から長槍で突き落とされたかのように、タケルの手から勢い良く落ちる父からの紙包み。
「かかかかまいたちか!?」錫杖を構える御成に、
「そんなわけないでしょう」と激昂して否定するアカリ。
「ん、なんだろう、これ」包みの裂け目から覗く、白っぽい目玉の形をしたものを、不思議そうに見つめるタケル。「……いった!!」

触れた瞬間、全身に走る電流。
思わず取り落とし、しかしまた、手を伸ばすタケル。

「なんだ、これ……」
「……返してもらう」
その瞬間、眼前に迫る異形の怪人に驚愕するタケル。そこには昔の武者のような風体をした、2体の怪人が立っています。
「え、えええええ!」のけぞり後ずさるタケル。
しかし、どうしたの、と不思議そうなアカリたち。
「こ、こいつらが見えないのか?」そのことに驚愕するタケル。
「……我らが見えるとは」そして、これは面白い、とばかり、それぞれの得物を構える2体の怪人、刀眼魔と槍眼魔。
「もしかしてゴーストが見えるのですか!?」
「ゴースト……ほんとうに、いた……!」
「どうしてタケル殿の倍は修行しているわたしには見えないのだ!」嘆く御成。
めちゃくちゃに錫杖を振り回し始めた、そのへっぴり腰を後ろから軽く蹴られて倒れこみます。
「わたしは信じません……わたしは、信じませんから!」怯え、むきになるアカリ。
「ならこれでどう、だっ!」襲いかかる槍眼魔。
「危ない!」
とっさにアカリのもとへ飛びつき、ともに倒れこむタケル。直後、かれらの背後にあった石灯籠が突き崩されます。
「てめ! やんのかこら!」失敗したのに苛立つ槍眼魔。
「……!」慌てて跳ね起き、走り去るタケル、追う怪人たち。
「タケル殿!」

戦い

怪人たちを誘い出すように、寺から山のなかへ、走り出るタケル。追う怪人。ほら、ほら、と得物で追い回され、たまらず倒れこみます。
「お前の持っている眼魂をよこせ」とすごむ剣。
「あいこん?」
「我らの思いを遂げるために必要なんだよ」かがみこんで説明する槍。
さっき受け取ったばかりの、目玉型の物体をまじまじと見るタケル。
「でも、これは父さんからの……」

***

「もう、どうなってるの!」
「逃げるのです、タケル殿にはまだ無理です!」
心配して追ってきたアカリ、御成が下の道で叫びますが、かれらの目には、タケルが1人で不思議な舞踊を踊っているようにしか見えません。見えない何かに捕まれ、殴られ、槍で突かれ剣で斬られそうになるのをかわし。

***

眼魂、とやらを怪人たちに渡すわけにはいかないと心に決めるタケル。自分から相手に打ちかかっていきます。
「おれは、おれを信じる。見えるのなら、戦えるはず」自分に言い聞かせるような、おぼつかない声。
「愚か者め。刀の錆になるがいい!」

白刃一閃。次の瞬間、タケルの胸から下がる、武蔵の刀の鍔が、紐を斬られて落ちます。
それを身に着けていたタケル自身も、致命傷を受け、ゆっくりと倒れていき――。

「うそ……だろ……」
動かぬ手を、必死に目の前に落ちた鍔へ、伸ばすタケル。

同じように動かぬ手を必死に伸ばし、この鍔をタケルに差し出した、父、先代ゴーストハンター・天空寺龍。
「英雄の心を学び……、心の、目を、開くのだ……」
「うん。約束するよ」
そしてタケルの手に、それを落として息を引きとった父。


「やくそくを……はたさなきゃ。まだしねない。しにたく……ない……」
うわ言のように言い、そこで事切れるタケル、でCM!
岸辺

「タケル殿!」
「タケル!」
遅れ馳せに駆けつけ、うつ伏せに倒れているタケルを抱き起こす御成、アカリ。

「……!」
滝壺のなか。ふいに水面へ頭を出すタケル。濡れた髪をかきあげると、背が立つのに気づいたのか、ざばざばと川から歩み出てきます。
「ここはどこ?」
曼珠沙華の咲き乱れる河原。ふと何かが聞こえた気がして顔を上げれば、頭上に別の時空が開き、タケルの死体を抱いて泣いているアカリの姿が浮かんで見えます。

「タケル殿!」
「タケル!」

「アカリ! 御成! おれはここにいる。おーい! おれは、ここだ!」思わず宙に叫ぶタケル。と、時空の裂け目は閉じてしまいます。
「……おれは、死んだのか?」

「生き返りたいか? ……そりゃあ、生き返りたいよなあ」

背後から聞こえる声に、振り返るタケル。
「だれ」
「わしか? ……わしはだれでもあってだれでもない」なぞめいた、というより奇妙な風体の男がそこに立っています。しばらくそれを観察し、
神様?」と問うタケル。
「いやいや、それほど偉くない」
「なんでもいい。おっちゃ、おっちゃんは、おれを生き返してくれるのか?」
「おっちゃん……それはないだろう」抗議する男。「せめて仙人といってくれ」
「頼むよ!」聞いちゃいないタケルは、相手にすがりつこうとして跳ね飛ばされます。
「ばかものが」
「あっ! ……そうだよ。おれは大ばかだよ」河原のごろごろの石の上に倒れたまま、悔やむようなタケルの声。おや、という顔で近づいていき、真上からみやる仙人。「なにが、自分を信じる、だ。修行だって中途半端で。せっかくゴーストが見えたのに。アカリたちを、助けなきゃならないのに!」

その嘆きに反応したのか、タケルの眼魂が光ります。目を細め見る仙人。
中央に象られた“目”が開き、黒い瞳に合わせてか周囲の色も黒く染まります。

「天空寺タケル。……お前はやはり、眼魔と戦う宿命を背負っておる」
「え?」
「今からわたしの言うことをよく聞け。お前のそこにあるその目玉、それは<眼魂>と呼ばれている。その眼魂には、お前の魂が宿っている」
「へ? おれが、これに……?」
「ウン、そうそう。ちょっと貸して?」先程までの重々しい口調と一転して、近所のおっちゃんのような軽々しく馴れ馴れしいしゃべりになる仙人。「これね、この世には同じように英雄の霊が宿った眼魂が、幾つもあるんだよね! つまり眼魂とは英雄の魂だ。英雄の宿る眼魂を15個集めれば、その力でなんだってできる。お前を生き返らすこともできる」
「え、ほんとに?」
「ほんとだよ。でもね、なかなかそうはいかないんだ! 眼魂を狙う、眼魔たちがたーくさんいるからね!」
「おれは……あいつらに負けて殺されたんだよ。無理だよ」
「仮面ライダーゴーストになれば戦える!」←仙人がそんなこというとは思いませんでした
「ごーすと?」
「なるか」
「……よくわからないけど……なれば今すぐあいつらと戦えるわけ? だったら、なる」
「きえええっ!」頷き、いきなり気合いとともに手を伸ばす仙人。その瞬間、タケルの腰にぶきみなベルトが出現します。巨大なバックルの中央にもやはり目。
「え、なにこれ」やや引き気味に言うタケル。
「くだらない質問の多いやつだな!」しかし甲高い声で答えたのは仙人ではなく、やはり白っぽい目玉状の、小さいお化け。宙にふわふわ浮かび上がっている横に、ユルセン、とテロップが出ます。
「なんだお前」
「ユルセンだ」紹介する仙人。ユルセンがおーっす。と挨拶しているのを示し、「あとは、あいつが教えてくれる……しっかりやれよ」
「しっかりやれよぅ」
ここの現世への戻し方はちょっと乱暴ですよね。

開眼

林道。まだ、タケルの遺体に泣き縋っている御成とアカリ。
その上空から、闇とともにタケル本人が、降りてきます。というか仙人にふっとばされて飛んできたのですが、この闇が時空をつなぐ通路であるような気がします。たちまちそこに倒れていたタケルの身体と融合し、光り輝く姿に。

――しかしその光景は、御成たちからすれば、ただタケルの遺体が消えた、としか解釈されません。

「タケル?」
「タケル殿、何処へ」
驚き、消えた遺体を探す御成とアカリ。かれらには、そこに立っているタケルが見えません。どころか、光り輝くタケルの体の中をすり抜け、走り去っていく2人。
あとに残され、呆然と立ち尽くすタケル。

その時、タケルを目撃して驚いたように、槍眼魔と刀眼魔が背後から声をかけます。
「お前?」
「おれは、もう後悔しない」振り返りざま、まだその場に落ちていた刀の鍔を拾い上げるタケル。「おれがみんなの命を守る! ……えっと、どうすればいいんだっけ?」
「……」ぽん、と音を立てて出現し、絶句するユルセン。気を取り直し、「眼魂のスイッチを入れて。ベルトに装填して変身だ!」
「あいこん。……これか」

装填した瞬間、眼魂の目が光り、Gの文字とともにオレンジ色のパーカが出現します。バッチリミナー、の待機音に合わせ踊っているパーカ。
「トリガーを引いて、コール!」
「え。……え?」バックルについたオレンジのトリガーを引っ張れば、
「開眼!」と叫ぶ眼魂。そこから発したまばゆい光がタケルの全身を包みます。
「おれ、光ってるよ……」素体の形になった自分の身体をめずらしそうに観ているゴースト。そこへパーカが襲いかかってくるので慌てて避けます。

「お前、何のつもりだ!」歯向かうつもりかと身構える刀眼魔と槍眼魔。
「おれが聞きたいよ!」その前でおどおどと、パーカから逃れるゴースト。
そうこうする間も、何度もひらひらとはためき、ゴーストに覆いかぶさろうとするオレンジのパーカ。
「うわ来るな! 来るなよ!」逃げ惑い、とうとう膝をついてしまうゴースト。よつん這いになったその背中に、ひらりとかぶさるパーカ。変身。ゴゴゴゴースト!
「……え?」

槍眼魔

光り輝く身体。自らの手を眺め、足元を確かめ、驚き立ち上がるゴースト。その肩口で、
「お前は死んでるからもう死なないよ。思い切ってやれ!」と檄を飛ばすユルセン。
「そうか、なるほどね!」
「ほう。強そうじゃないか?」余裕を見せる眼魔たち。
「さっきは、よくも、殺してくれたな!」応じるゴーストの声は裏返っています。
「我らに勝てると思うのか?」
「ああ。今度こそ、おれはおれを信じる!」

言い放ち、大剣をすらりと抜く姿はかっこいいけど構えがへっぴり腰。その瞬間、ふわりと宙に舞い上がる自分に、はしゃぎだすゴースト。
「ふぁあ、おれ無重力? わあああ♪ これ、楽しい! これすごいべんり!」
「おいおい、浮かれてると」
刀眼魔に斬られ落ちるゴースト。
「いって……もう死なないんじゃなかったの」
「でもやられると、死ぬほど痛い!」
「ええ? 早く言えよ」
「世の中そう甘くなーいよ♪」
ユルセンとの会話の間も長槍で突いてくる槍眼魔。
「もう一度トリガーを引け! オメガトライブ!」ユルセンはつまり取説。言うとおりにしながら印を結ぶゴースト。
「あっ、ああ。ゴーストだけど……命、燃やすぜ!」
印を結んだその背後に巨大な光る目が現れ、ベルトの中央に足の絵が浮かび、ゴーストの足先も目の力が宿ったかのように光り始めます。

「ダイカイガン! オレ オメガトライブ!」

それは必殺技の発動音。雄叫びを上げ飛びかかってくる槍眼魔、そちらへ振り返りながら、ふわりと舞い上がり、軽く足をあげるゴースト。たちまち炎と燃えるその足で、相手の身体を突き崩します。
たちまち眼魂の姿に戻り、そして砕け散る槍眼魔。
「あ。やったやった、やったぞ」
はしゃぐあまり変身を解くタケル。
それを遠間から見ているもう一体の怪人、刀眼魔。
「……やるな。ついてこい!」
「へ?」

刀眼魔

CM明け。遠ざかっていく刀眼魔。
「あのパーカーは何なのだ?」
その後をバイクを駆り、追うタケル。坂道をかけ下っていったその先の、ヨットハーバーの大型ヨットの上に立ち、待っている刀眼魔を見て、再び変身します。
「バッチリミナー!」
その背にふわりとまといつくオレンジのパーカ。2度目にしてもう慣れたもの。

ヨットハーバーのオープンカフェ。そこへ飛び降りる刀眼魔。突っ込んでいくゴースト。相手を蹴り飛ばし、人気のない浜辺へ移動します。
遠浅の海。白い砂の上で、対峙する2人。しかし、
「お前の相手はこいつらがやる!」と刀眼魔が言った瞬間、わらわらと黒いパーカをまとった雑魚怪人が湧いて出ます。
雑魚ですがかっこいい。眼魔コマンドーというらしい。
「なっ、なんだ。嘘だろ」勝手の違うゴースト。
「こんな強い奴でも雑魚には勝てないのか」
「武蔵は、百人相手と戦ったんだぞ!」
「お前は武蔵じゃない!」言うなり自ら大剣を振るう刀眼魔。たまらずゴーストの身体がはじけ飛び、浅瀬に倒れこみます。
「おれだって負けられない。みんなの命を守るために、おれは戦う!」起き上がり、そう宣言した時、手にしていた刀の鍔が、熱せられた鉄のごとく紅く輝きます。「あれ、武蔵の鍔が?」
「おおお! きたきたーっ! 印を結んで、目を描け!」
「う? うん」
はしゃぐユルセンの声に合わせ、印を結んだ指先で鍔を中心に目を描けば、鍔は紅い煙のようにその形を解き、そして影のようなものに。

CM後。
「あれはっ?」二刀流の構えを見せる紅い影を見上げ驚くゴースト。
「いちいち驚くなよ! 武蔵の力を使えよ」叫ぶユルセン。そうか、とその魂に呼びかけるゴースト。
「させるか!」斬りかかる刀眼魔。しかしその時、盾となってゴーストを守り、一喝して敵を蹴散らしたのは仙人の巨大な顔でした。そうしながら、
「武蔵の心にシンクロしたお前になら、力を貸してくれるはずだ」と請け合う仙人。
「ほんとうかおっちゃん」
「仮面ライダーゴーストは、英雄の眼魂の優れた力を使って戦うことができるんじゃ!」
「……よし。武蔵、来い!」
武蔵の影は一度ベルトのバックルに飛び込み、紅い眼魂となります。
それを装填すれば、刀の文様とともに今度は紅いパーカが飛び出し、再びゴーストの身体に。

出現した紅いライダーに、武蔵だ、武蔵だと恐れている眼魂コマンドーず。
そちらへ両手を広げ、じりじりと二刀流で迫っていくゴースト。
その後ろ頭にはたかだかと結われた髷が……と思ったら、刀でした。
刀が柄まで刺さっていますが。柄まで。後頭部に。

「いいねえ。天下無双。かかってこい!」
じりじりと迫る足取り、汀を走りずばずばと敵を斬れば、血しぶきのごとく黒い液体が飛び散り、揺らいで消えます。このエフェクト好き。
「――やるな」
「残るはお前だけだ!」
突っ込んでくる刀眼魔。よく見ればその白っぽい陣羽織など、小次郎風の風体ですよね。気合いとともに振り下ろされたその大剣を二刀ではっしと受け、突き放す勢いで斬り、突く、ゴースト。

「うう……」呻く相手に、おっかなびっくりで近づいていくゴースト。またもユルセンの指示で、剣の柄尻に描かれた目を、ベルトの目に近づけるとアイコンタクト。
「ダイカイガン! オメガトライブ!」
燃え盛る炎の剣で斬れば、刀眼魔の羽織は脱げて飛び去り、本体は眼魂の形に戻ってはじけ飛びます。
「やった。あああ……」
ほっとしたのか、砂浜に寝そべり脱力するゴースト。

その様を、離れたところから見下ろしている若い男。
「……邪魔者がいるとは聞いてなかったぞ」
詰問され、ただにっと歯を剥いてみせる、謎の男。

注意書き

大天空寺。
戻ってきていた御成、アカリが、うなだれています。
「タケル殿、いったいどこに行ってしまったのか……」
「アカリ」そこへ声をかけるも、相手はやはりタケルが見えないのか、タケルの身体をすり抜けていってしまいます。やっぱりとうつむくタケル。
「見えるも見えないも、お前の気持ち次第なんだよ!」それを見てからかうユルセン。「気合を入れろ腰抜け!」
「うるさいな!」

つい反駁した拍子に気合が入ったのか、突如実体化するタケル。当然驚くアカリたち。

「タケル!?」
「生きている、タケル殿が生きている!」
「もう、どこに行ってたのよばか、心配したんだからね」
「それが、その……」

安定しないのか、また姿が消えるタケル。
「ヘッタクソ!」ユルセンにどやされ、そしてまた、ほーれと蹴り飛ばされて姿を表すタケル。

「……どういうこと」
「実は、おれゴーストなんだ」
「死んでしまった、ということなんですか!」驚く御成。
「あたしは信じない。だって、こうやって目の前にいるじゃない!」
その瞬間、また消えるタケル。
「……いやいや、消えるのも、何か物理的な現象なのよ」
「いいや。こうなればゴーストだと認めて、修業をするしかありません」
「わたしは信じませんから」
「そなたの目は節穴か!」
「ちゃんと見えてますー」
タケルの言葉を信じる御成と信じないアカリとで、また言い争いになります。

その背景に流れ始めるスタッフロール。

つきあっていられないと消えたまま靴を脱ぎ、堂へ上がっていくタケル。地下室に向かいます。
「……父さん」偉人録を手に取り、今日一日でなんと変わってしまったことかと溜息をつくタケル。
「よ、おかえり」しかし感傷にひたるまもなく、居住スペースのさらに下から声がするので仰天するタケル。作業服の男が何やら作業しています。
「え?」
「やっと引っ越し終わったよ!」
「え、おっちゃん?」ようと手を振って見せる仙人に、顔をしかめるタケル。「ここは、父さんの研究室だったんだ。勝手に来られても困るよ」
「言い忘れたんだけど」構わず軽い調子で言う仙人。「99日の間に15個の眼魂を探し出さないと、生き返れないからね。ゴーストでいられるのにも、限りがあるんだ。それが、99日。それを過ぎちゃうと、ほんとうに死んじゃうよ」
「そんな大切なことは、ちゃんと言っておいてよ……!」
「言ったよ」今。
「あと99日……残り、14個」本日2体倒してゲットしたのは武蔵の眼魂。「もう、どうすりゃいいんだよ……」
頭を抱えているタケルに、
「そっか、今日はもう終わりだから、正確に言うと、あと98日じゃ!」とさらにとどめを刺す仙人。
えっとタケルが哀しげな顔をしてラストカット。

Open your eyes, for the next Ghost!(とどうしてもいいたくなるファイズ者)
いやなんかこれ、まだわけがわからないけどなかなか楽しそうです。お寺で修行というのが興味があるけど、そのあたりもおいおい描かれてくるのでしょうか。宇宙から来たあのトレイラーはなんだったのか。軽い感じの会話がコミカルで好きです。死んじゃったんですけどね。
今週の「どっちでもいい」。オトモニンの販促回なのかな? アクション控えめのなか風花のふわり、としたジャンプ可愛い。八雲のゼロ距離射撃(ただし弓矢)。ラスト、「勝って兜の緒を締めよ」と「油断大敵」が合体してわけのわからないことに。
10/8追記。ようやく録画が見られました。ゲット出来た眼魂の数とか勘違いしていたので修正しました。
10/12追記。眼魔と眼魂がごっちゃになっていたので修正しました。
関連記事

style="clap"
2015.10.04 08:56 | ghost ゴースト | トラックバック(-) | コメント(-) |
| ホーム |