LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。


Thomas Edison I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work / symphony of love


ストーリー的には
・眼魂出現の3要件が知らされ、直後、ちゃんとそのステップを踏んでエジソン魂をものにし
・キャプテンゴーストという素敵な幽霊船(時々イグアナ)をゲットし
・早期眼魂収集のためゴーストハンター業を開業
するタケル。

……と順調な第2話ですが、光っているのは御成です。シンケンジャーの爺と流ノ介が合体したかのようなうざったさw
アカリと一緒になって、タケルに悩む暇すら与えません。
そのぶん仙人は今回出番控えめで、いつでもつながる不思議な電話を置いてどこかへいきました。
ゴーストハンター業については、たぶん御成率いる優秀なシブヤ・ナリタ探偵団がバックアップするのでしょうが、アカリの教授があんな調査を必要とした理由がちょっとわからない。

「ゴースト」はひねりはあまり、ない展開ですね。戦隊のようにすっと頭に入りやすい。まっすぐストレート、というのがいまの印象です。
今週からOPがつきましたがすごい爽やかな曲調で歌詞も前向きですね。

不安

夜の大天空寺。コオロギの鳴く声が響きます。
「父さんは、どうしておれの18の誕生日にこれが届くようにしていたんだろう……?」
最初に届いた眼魂、オレ魂をみつめ、考え込んでいるタケル。
居間には御成、アカリが揃っていて、
「15個の英雄の眼魂を99日以内に集めなければ。……残り14個。眼魔たちも狙っているとあれば、急がねばなりません」
と印をつけたカレンダーを壁にかけたり、
「タケルが死んでるなんて信じない。変身なんてありえない。化学変化や物理変化ならともかく、ゴーストを取り込んで武蔵になるなんて」と調べ物に励んでいたり。
「……きっと暗示をかけられて、騙されてるのよ!」
「タケル殿は姿を消ーせーるのですぞ!」
御成の反駁にぐっとつまったアカリ。
「ああ、もう。身体に危険なことが起こっているのかも。ちゃんと病院に行って調べてもらったほうがいい」と食堂で、灯りも点けぬまま空を見上げていたタケルに迫ります。さらにその手から、
「これを調べたら何かわかると思うの!」と眼魂を取り上げるアカリ。
「ちょっと、分解したりするつもりだろ? 絶対だめ!」慌てて止めるタケル。「これはおれ自身みたいなもんなんだから」
「そんな曖昧な答じゃ納得できない!」立ち去ろうとするタケルを引き止めるアカリ。「これはタケルのためなんだからね!」
いやその眼魂、りんなさんでも分析できませんでしたから。
分解できないとなれば、やはりタケルを病院に連れて行くしかないと言い出すアカリが強引です。

手を引いて今すぐ行こうというアカリ、ほっといてよと抵抗するタケル。いやそれよりも修行ですぞと、タケルに加勢して反対方向の腕を取る御成。
手を放したほうが本当の母親です。
やっていられない、と姿を消し、独り地下室へ戻るタケル。

眼魂を手にする要件

「……なんだよアカリのやつ! おれだって、……いった!」考え事をしながら降りてくるので、そのあたりにあったものに足をぶつけてしまいます。
「随分と荒れてるね」と声をかける仙人。こたつが気に入ったのかすっかり落ち着き、みかんを前にタケルの偉人録を開いています。
「人の本勝手に読むなよ」
「なんで? この本、面白いよ」
のんきにまた本を読みふける仙人の姿を眺めつつ、ふとアカリの言葉を思い出したのか確かめたくなるタケル。
「おっちゃん。『英雄の眼魂を15個集めれば生き返ることができる』って。ほんとうなんだろうな」
ぼくを疑うのか!?」←一人称はぼくでした
「いやそうじゃないけどさ。……あ、じゃあ、英雄のゴーストは、どうやったら現れるの?」

英雄の魂が出現する要件がわからなければ探すこともできませんよね。ついでのように尋ねるタケルですが、ここは重要な会話。

「3つのものを揃えればいいのさ!」と答える仙人。すなわち、

・英雄に関するもの(遺物)
・英雄への想いを持った人
・そして、“目”の紋章

です。

目と聞いてはっとなるタケル。
「そういえば。父さんはここで、ずっとこのモノリスを研究してた」
ずっと壁と思っていましたが、壁際に置かれた大きなモノリス、だったようです。そこに描かれた目の紋章を見上げるタケル。
「じゃ、眼魔や眼魂も、何かこれに関係あるんじゃないか?」
「I don't know」大げさに肩をすくめてみせる仙人。その時――。

「タケル殿どこです!」地下室へ入ってくる御成。その瞬間、姿を消す御成と仙人。味方だろうに隠れたままでいいのかと言う仙人に、
「いや御成は時々めんどくさいんだよ。いい人なんだけどね……あ、それよりおっちゃん。ごまかさないで教えてくれよ」と追求するタケル。しかし仙人は答えません。
「この次に現れる英雄のゴーストはこの人かもしれないぞぅ」と本を片手ににやにやしてみせます。
「えっ!?」思わず姿を現し、そのまま仙人のいるこたつの方へダッシュしようとしたタケルと、そこに立ってタケルを探している御成とがぶつかってしまいます。
「痛……誰なんだよ」
「拙僧は御成ですぞ!」
「いやいや、わかってるよ。おっちゃんに聞いたの!」姿を消していると常人には会話も聞こえないし、また後で出てきますが、戦っていても直接の被害がなければ常人には気づかれないという設定のようです。「龍騎」の、戦いは鏡のなかで、という設定を思い出します。

「いらっしゃってるんですか? ああ、これははじめまして!」タケルから仙人の話は聞いていたのか、こたつの方を向き一礼する御成。その耳元に仙人が息を吹きかけると、何事か御成の背後で一休さんの木魚の音が聞こえます。
「……英雄の眼魂を探す方法がひらめきましたぞ!」飛び上がり、喜色満面で出て行く御成。その背後で、仙人が謎かけを始めます。
「電球の改良や、蓄音機を発明したのはだーれだ?」
「あっ。トーマス・エジソン」
「ピンポンピンポン!」
「…………でも。適当言ってないか。なんで次、エジソンってわかるんだ」
「感じるんだよ」本を返しながら、こたつを後に、何処へか去ろうとしている仙人。「なんかあったら電話して!」
「あ、ちょっと、おっちゃん! もう、なんなんだよみんな人の気も知らないで」
気がつけば、こたつの上に、奇妙な電話機が乗っています。スキップは仮面ライダー界で流行しているようです。

不可思議現象の調査

「……いやあ。これであなたの願いはかないますよ」
工場のような場所でかわされる、謎めいた会話。
黒い帽子の男から手渡された目の紋章の絵と、小さなアンプル状の容器に収められた緑の液体を、目を眇めて見つめる白衣の男。

大天空寺のお堂。シブヤ、ナリタを前に、
「新しい修行を授けます。街で奇っ怪な現象や事件が起こってないか、内密に調べるのです」と言い渡す御成。嘘も方便。
「特別な修行ですね。感激です。励みます!」と笑顔で答える折り目正しいシブヤ。
「えーっ。つかそれって、修行っていうより探偵じゃね」とだるそうなナリタが的確です。
「喝!」

柳坂理科大学。構内を行き来する学生たちを漫然と見下ろしながら、
「タケルのやつ、何が『ほっといてくれ』よ! 人の気も知らないで」とひとりごちるアカリ。その背後に、研究資料を抱えた白衣の男性が通りかかります。
「あっ、月村くん」今思いついた、というように声をかける男性。
「教授!?」
「ちょっと調査に出てくれないか? わたしが頼まれたんだけど、手が離せないから。な、頼むよ」
「ああ、はい」

大きな倉庫の前。地図片手にやってくるのはアカリ。
「……原因不明の停電……電源のショート……中心は」停電箇所が地図上に赤い×で記されており、線で繋げば円状になります。「……この辺りね。え? きゃっ」
その時、突如傍らの電柱から切れた電線が垂れ下がってきます。危険を感じたアカリがとっさにしゃがみこんだ、その目の前に建つ、廃工場、もしくは倉庫のような建物。入り口には小さな看板が出ていました。
園田モーターズ、園田発明ラボと。

倉庫の内部。中央には大きな構造物があり、それを見下ろす2階手すり部分にはパソコンや細かい作業を行う作業台が設置されています。
そこに向かい、何やら唸っている白衣白髪の男性は、先ほど帽子の男から何かを受け取っていた人物です。お茶の水博士風の出で立ちですが町の発明家ということでしょうか。演ずるは電撃ネットワークの南部さん。
「その回路を迂回させればその問題は片づく……」男性の肩口から手を伸ばし、つやつやと光る禿頭に、電流を流してやっている電気眼魔。両手が真空管っぽい形です。
「そうか、閃いた!」途端に興奮して立ち上がる男性。
「ふっふーん」
要するにゴーストや仙人が何かささやくと、ささやかれた本人は自分で考えついたつもりで、喜々としてその考えを実行するというわけですね。これは怖い。

「……研究所? すみません」恐る恐る入ってくるアカリ。確かにどう考えてもここは怪しい。
「金ならないぞ!」取り立てなら帰れと言う園田。先ほど得た“閃き”にもとづき、忙しく立ち働いています。
「いや、このあたりで、電気的な異常現象が」来意を説明しようとするアカリ。しかし園田は激昂し、
「帰ってくれと言ってるだろっ! 街の異常現象なんて知らないし、うちは関係ない!」
その背後に見える大きな構造物に目を留めるアカリ。
「それ、いま発明してるものですよね。なんなんです?」
「いや、邪魔をしないで。わしは」
「すいません……」園田がアカリの肩をつかみ外へ押し出そうとしているところへ、どやどやと入ってきたのはタケルと御成。「アカリ?」
「タケル!? なんで」
「拙僧が放った探偵から、この辺りで奇っ怪な現象が起こっている、という報告を受けたのです」と得意げな御成。眼魔たちが英雄の眼魂を探しているなら、異常現象あるところに手がかりがあると。
「あああ誰かは知らんが! あんたら全員帰ってくれ!」そのやりとりに苛立つ園田。「1%の閃きがなければ。99%の努力は、無駄であーる!」
「まさかその言葉、エジソン?」うれしそうな顔をするタケル。
「や、エジソンの言葉は、『天才とは1%の閃きと99%のど……』」講釈しかけるアカリ。しかし、タケルがそれをたしなめます。
「違うよ、園田さんが言ったほうが正しい」
「おお! 知っとるのか!」タケルの英雄好きが功を奏し、たちまち相好を崩す園田。いいものを見せてやろうと中へ招き、「どうだい? わしのエジソンコレクションだ!」

見敵

示された一角には丸テーブルが置かれ、研究に関係ないものがいくつもディスプレイされています。「エジソンコレクション」と書かれた小さな幟まで。
腰をかがめしげしげと眺めるタケル。


Image from page 1499 of "Collection of United States patents granted to Thomas A. Edison, 1869-1884" (1869) / Internet Archive Book Images


「これってもしかしてエジソンが実験に使った?」そのなかの、古めかしい電球を見て感嘆するタケルに、胸を張る園田。
「そう。わしのお守りだ! かれはこれで、白熱電球を実用化した。わしも、エジソンのようになーる!」

その時、上方にふわふわと怪しいゴーストがいることに気づくタケル。
「ふうん。これでは電力が足りないなあ」
「あれは」
「転送装置だよ。これでわしを変人扱いした連中を」得意気に説明を始める園田。
しかし耳も貸さず、
「園田さん、危ない」と退くようにさせるタケル。「アカリもどいて!」
「……おい、わたしが見えるのか!?」と梁の上から問う電気眼魔。
「ああ。お前、園田さんに何をさせる気だ?」
「さあな、しーらないっと」
園田に振り返るタケル。
「よく聞いて。あなたが閃きだと思っているのは、眼魔っていうゴーストのしわざなんです。あなたは利用されて、」
「わけのわからんことを!」再び激高する園田。笑われても否定されても、ずっと自分の才能を信じてやってきて、こんなことをいきなり言われたからと信じられるはずがありません。「わしは、1%の閃きのためなら、命だって惜しくないんだ!」
「命が惜しくない?」しかしその言葉は、タケルには聞き捨てなりません。「命は、命はそんなに軽くない!」
「不愉快だ、帰ってくれ」
「まったくもってその通りだ、邪魔をするな!」園田に同調する電気眼魔。やおらその腕の真空管から電流を飛ばします。
「危ない!」アカリをかばいつつそれをかわし、起き上がりざま変身動作に入るタケル。姿を消します。
「なんと」
「消えた……?」「……行くぞ!」
かれらには見えない状態のまま、戦いを始める2人。揉み合いながら飛び出していきます。
アカリの目には、いきなり正面のシャッターに、大きな穴が開いたように映ったはず。

敗退

公園。幼い子や、付き添いの母親たちが大勢いる中へ、飛び込んでいく電気眼魔とゴースト。ゴーストめがけ電流を飛ばす電気眼魔。しかし狙いがそれ、滑り台の方へ飛んでいきます。
「危ない!」
子供をかばい、逃がしたはずみに、背に電流を受けてしまうゴースト。
「いって……」起き上がり、本腰を入れて戦う気になるタケル。「よし」
「お前、眼魂を持っているのか?」驚いている電気眼魔。
「武蔵にゴーストチェンジだ!」
カイガン武蔵。二刀を手に、
「こいつで、勝負だ!」
「よしたほうがいいんじゃない?」唐突に現れるユルセン。もっと早く言ってあげてください。二刀を構え突進するゴーストを電撃が襲い、刀という素敵アンテナからその身体へ流れ込みます。ガクガクと震えだすゴースト。龍騎の時とどう表現が違うか見比べたい。
「……二刀流は電撃が落ちやすくなるだけ」だから早く言ってあげてください。
「ひゃははははw」愉快そうにあざ笑う電気眼魔。
「うわああああああ! ……ああ」全身のしびれから変な声が出るゴースト。そのままへなへなと倒れこみます。

「タケル殿はいったいどこへ!? 何もわからぬ!」
その頃、園田モータースの前で右往左往している御成。やはりシャッターには大きな穴が開いています。そこへ姿を現すタケル。
「おお、タケル殿! ……ゴーストと戦ったのですか」
「ああ」
「結果は」
「……いや」
満身創痍で、ここまで戻ってきていたのです。
「たいへん、園田さんがいない!」そこへ、シャッターの穴から飛び出してくるアカリ。
「えー! エジソンの眼魂のヒント、園田さんが持ってるかもしんないのに……」落胆するタケル。しかし。
「なんですと!? ……はっ。ここは拙僧におまかせを♡」何を思いついたのか、笑顔の御成。何処へか駆け去っていきます。

自分を信じる

どこかの水上公園。
タケルの前を歩きながら、
「うーん。絶対に何か、しかけがあるはずだわ。でも……」と首をひねるアカリ。「ねえ?」
振り返れば、しかしタケルはぼんやりと、土手の上の方を見上げています。
階段を楽しそうにはしゃぎながら、降りてくる高校生の男女。
「……おれも、一週間前はああだった。もう、今までとは違うんだよな」
タケルの背を、しばらく無言で見つめるアカリ。気を取り直したように努めて明るい声で、
「必ずまた戻れるよ」
「簡単に言うなよ!」
「えっ」
突然怒りを爆発させるタケルに、驚くアカリ。しかし、タケルのほうが、もっと戸惑っているように見えます。
「英雄の眼魂を、14個集めなきゃいけないんだよ! しかも、あと95日しかない……」と続ける言葉がいくぶん弁解がましく、とうとう水辺に座り込むタケル。
「……できなきゃ、おれはほんとうに消えて無くなるんだよ……」
のほほんとして見えて、実はプレッシャーを受けていたのですね。うなだれ、顔を伏せるタケル。
その背に近づき、屈みこむアカリ。
「わたしは、眼魔とか信じられない。でもね、タケルのことは、信じてる」
「……」顔を上げるタケル。
「肝試し。憶えてる?」

2人の回想。灯りを手に、夜の墓地を行く幼い日のタケルとアカリ。
地元のお祭の行事だったのか、さほど暗いとも思えないのですが、怯えて足取りが重いアカリ。先へ行く小さなタケルへ、
「タケルもう戻ろうよ。怖いよ」と声をかけます。
「心配すんな! おれがアカリを守ってやるよ!」笑顔で振り返るタケル。


「……ふ、いくつのときの話だよ」苦笑するタケル。
「ふふ、あのときのタケル、けっこうかっこよかったよ!」
「なんだよそれ」
「照れちゃって!」思い切りタケルの背を叩くアカリ。
「うお!」押されて水の中に入ってしまうタケル。笑いながらそのタケルに、さらに手ですくった水をかけるアカリ。「おい、なにすんだよ、やめろって」
「タケルは、昔のままだよ!」

大天空寺。
夜のお堂で座禅しているタケル。
「やるしかない、いやおれはできる。おれは。――おれを信じる!」
かっと目を見開くタケルのアップでCM!

企み

別の日。境内で剣の素振りをしているタケル。
そこへ、御成がけたたましく駆け込んできます。
「タケル殿、タケル殿! 園田さんを見つけましたぞ!」
「よし行こう」
「さ」
善は急げと促す御成。2人足早に出て行くのを、ちょうど山門を入ってきたばかりのアカリとすれ違います。
「ちょ、なに? どこ行くの?」

廃工場。勝手に研究の続きを、そこでしている園田。
「……降りてきた! 降りてきたぞ。閃きだーっ!」
「園田さん。もうやめてください!」そこへ踏み込んでくるタケル。しかし園田は、熱に浮かされたように、
「夢の転送装置が完成した! これでわしはエジソンになった!」とわめくのみ。タケルの眼前でスイッチを入れます。
「あ」
たちまち大きな装置に大量の電流が流れ込み、そしてそれは、まっすぐ天上へ向けて放たれます。
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! あははははは!」はしゃいでいる電気魂。
「……園田さん」呆然とする園田のそばへ、駆け寄るタケル。

宙に集まった大量の電流は、やがて空に目の文様を描きます。

「なんじゃこりゃあ!? これは、転送装置じゃない……」力なくつぶやく園田。
「お前、なにをした!?」電気魂に向き直るタケル。
「大きなガンマホールをつくったんだよw 馬鹿めwww」
「園田さん、機械を止めて」と促すタケル。しかし園田は腑抜けになったように、
「無理だ。無理だ。一度稼働させたら、止める方法は」と首を振るのみです。
「……エジソンになりたいんだろ!」喝を入れるタケル。「英雄は、命を燃やして生ききった人間なんだ。ここで諦めちゃ、エジソンに恥ずかしいぜ!」
はっと顔を上げる園田。その頭部と、背後のエジソンの電球がきらきらと輝き始めます。
「おおーっ、来た来たーっ!」そこへ出てきたユルセンがタケルを急かします。エジソンの遺物と、エジソンへの強い想いを持つ園田。3要件の2つまでが揃ったのです。「何してる、今だ! 早く紋章を出せ!」
慌てて眼魂を出し、変身。
「やめろ!」妨害に飛び降りてくる電気眼魔を投げ落とし、手早く印を結ぶゴースト。目の文様を宙に描けば、電球から黄色いパーカが現れます。
「エジソン、来い!」
しかしその時、強力な電流で弾き飛ばされるゴースト。
「いただきまーす」その間に、電気眼魔がパーカを着てしまいます! こんなことができるんですね。
「しまった」
電気眼魔はそのまま巨大化、6本の足を生やし空へ向かって飛び上がっていきます――巨大化のはずみでそばにいたアカリを背中にのせたまま。
「きゃあああっ!」
巨大電気眼魔が飛び出して行き、破られた倉庫の屋根から破片が落ちてきます。
「危ない」園田をかばうゴースト。
「アカリ!」叫ぶ御成。
「おしまいだああああっ!」そして絶叫する園田でCM。

阻止

「わああああ。わああああ。わ、うわあ」
アカリには、自分の身体の下にある、巨大電気眼魔が見えません。のしのしと、しかし飛ぶような早さで進む電気眼魔の背中の上で、ぴょんぴょんと弾み、情けない悲鳴を上げ続けるアカリ。乗り物酔いが心配です。
「逃がすか」バイクで追うゴースト。しかし、巨大電気眼魔が背中に生やしたパラボラアンテナから放つ電撃で、倒されてしまいます。「いって……」
その間、大きなプラントに到着し、そのなかでも高いビルに飛びついて、壁面をトカゲのように器用に登っていく巨大電気眼魔。当然ながらアカリは振り落とされてしまいます。
「う、わああああ。きゃああああああっ!」
「アカリ!」

その時、空に巨大な幽霊船が現れ、落ちていくアカリをすくうように乗せ、降りてきます。
乱暴にアカリを地面に転がす幽霊船。
「アカリ、大丈夫か」
「ああああアカリくん、アカリくん!」そこへ駆けつけた俊足・御成。「あああああ目をさますのです!」
心配のあまり、地上に横たわるアカリの真上から、覆いかぶさるようになって覗き込みます。
アカリからすれば、目を開いた瞬間、その顔が目の前に迫っているのですからたまりません。
「いやーあ!」悲鳴とともに蹴りあげるアカリ。
「おっご……」声にならない悲鳴をあげ、倒れこむ御成。いいのですが衣の裾が乱れて脚部が丸出しになっています。はしたないです。

「まったく手間のかかるやつだな!」偉そうに言うユルセン。
「それは、お前の船か?」と問うゴースト。
「これはキャプテンゴースト。お前のものだ!」すごくシュードランの匂いがしますがキニシナイ。
「あ、ああ……じゃあ、あれは?」
電気眼魔が園田を誘導して作らせた、宙に開いた目の文様を指さすタケル。
「眼魔が降ってくる、ガンマホール! 早くしないとぅ」その端的な表現が素晴らしいです。
「ま、まずいな」
「キャプテンゴーストと合体しろ!」
「あ、なんだかわからないけど、やってみるよ」

再びバイクにまたがり、スタートさせるゴースト。
たちまちその目の前で、幽霊船の甲板が割れて開き、長細い形に組み替えられていきます。その中央のくぼんだところへ、バイクごとジャンプするゴースト。

「お、……こりゃいいや」
ゴーストを迎え入れたキャプテンゴーストは、イグアナの形に変形。そのまま器用に、ビルの壁面を登っていきます。
「行け行け、いいねえ……わっ」
屋上から巨大電気眼魔が退けとばかり飛ばしてくる電撃を避け、とうとう相手に食らいつくイグアナゴースト。巨大電気眼魔の喉元をくわえたまま振り回します。
「すげーな!」感嘆するゴースト。
「のんきだな! 上を見ろ! 見ろって!」
「えっ」
刻一刻と完成に近づいていくガンマホール。

ならばとイグアナに巨大電気眼魔を任せ、自分はその背から、屋上に降り立つゴースト。
「大目玉で塞ぐんだ!」と指示するユルセン。しかしその意味がゴーストにはわかりません。
「オオメダマ?」
「……トリガーを4回引くぅ!」
「あっ、ああ」高岩ライダーは、なにかとベルトを“見る”仕草が好きです。
ダイカイガン! オレ、オオメダマ! の音とともに出現する巨大なエネルギー塊。
それを前に、ちらりとユルセンの方を見るゴースト。圧倒的な説明の足りなさにはあ、と溜息をつき、とりあえずシザーズキック(かっこいい)で蹴りあげてみます。
「はあっ!」
と、見事巨大な目の文様の中心、瞳のあたりに向け飛んでいく大目玉。

撃破

一方では巨大電気眼魔を屋上から落とすことに成功するイグアナゴースト。
そのはずみで、敵の体からエジソンのパーカが舞い上がります。
「あーとは任せた!」というユルセンに、
「ああ」と力強く頷くゴースト。

「夢のために一生懸命な人の心を利用するなんて、おれは絶対許さない。エジソン、来い!」

飛び込んできた黄色のパーカを一度眼魂に変え、握りしめるゴースト。装填しつつ自分も屋上から電気眼魔めがけ飛び降ります。再び現れた黄色いパーカを身にまとい、カイガン、エジソン。
着地して上げた顔の中心が、電球です。と確認したところでCM。後頭部に剣が刺さっているよりは安心できるデザインです。

「エレキ・ひらめき・発明王~♪」って言ってるんでしょうか。
高らかな変身音に、恨みがましい目を向ける、電気眼魔。パーカが脱げたので元のサイズに戻っています。
「なっ、なぜ邪魔をする!? 人間はだな、我々の目的を果たすための道具だ!」
「人間は道具じゃない」まだ電気メガネに背を向けたまま、叫ぶゴースト。「人の命は、自らの運命を切り開くためにある。その、無限の可能性をばかにするな!」
「ほざけ!」宙を走る電流が青白い竜のようです。逃げ惑い、そして頭から突き出たアンテナにも電撃を受けるゴースト!
しかし今度は、武蔵の時のようなダメージはありません。エジソンの身体は、電流を有効に活かすことができるのですね。
「あ? あれ? ……閃いた! 電気を利用すればいいんだ。命燃やすぜ!」
必殺技、ダイカイガンで現れたのは電磁放射銃。
「……人間に不可能なんて、ない!」気合を込め電気眼魔を撃てば、たちまちその羽織が脱げ、高く飛び去ります。
素体となった眼魂はたちまち爆散。へたり込むゴーストで2勝めです。

その様を、プラント2階部分を走る通路の下から、見守っていた帽子の男と、若い男。
「あんたのお膳立ても無駄になったな」と今回も、不機嫌、かつ高慢な口の聞き方をする若い男。なのでかれのほうが敵組織(? まだよくわかりませんが)のなかで高位にある、もしくは奇妙な黒ずくめの男に対しクライアントの立場にあるのではと思われます。
「いやいや、十分有意義でしたよ。必ず次に役立ちますから」
作り笑顔で追従し、そして足早に去っていく黒ずくめの男。後に続きながら足を止め、再びゴーストたちの方へ、ちらりと目をやる若い男。

廃工場。
「うううううむ」唸りつつエジソンの眼魂を睨みつけている園田。エジソン電球がこうなったと、タケルが返しに来たのでしょうがこんなものをもらっても。「……あげるよ」
「ありがとうございます!」ぱっと顔を輝かせるタケル。
「わしの目を醒ましてくれたお礼だ。わしも、エジソンを召喚しようなどと、ばかなことをした」うんうんと頷いていたタケル。しかし続く園田の言葉にはっと目を見開きます。「……アイディアが浮かばず悩んでいたときに、エジソンの力を借りればいいと、教えてくれた男がいた」
「男?」

大天空寺地下室。
「おっちゃんの言うとおりだった! エジソンが」駆け込んできたタケル。しかしあたりは無人です。首をひねり、そしてこたつの上の電話機に気づくタケル。受話器を取り上げ、「……もしもし、おっちゃん?」
「はーいしもしも♪ 今取り込み中だよ♪ 気軽に電話するなっ!」一気にまくし立てて切れる電話。
「え。……なんなんだよ」

決意

大天空寺居間。
お茶の支度をしながら、ぷ、と口に手を当て、わざとらしく声に出して嘲笑する御成。あちこちコルセットやら包帯やらで悲惨な姿になっているアカリに、
「認めなさい。あなたは眼魔のせいで空に浮かんでいたのです」
「あれは何かしらの、物理的要因よ」必死に反論するアカリ。
「ではだれが助けてくれたとお思いかな」畳み掛ける御成。
「え」虚を疲れるアカリ。その時入ってきたタケルを見上げます。「もしかして……タケルなの」
「イグアナだよ」しれっと答えるタケルに、お茶を飲みかけていた御成が口の中身を吹き出します。
「きったない!」その直撃を受け悲鳴を上げるアカリ。
「申し訳ない」さすがにばつがわるいのか、立ち上がり拭き始める御成。
「もーお、信じらんない……!」
そのまま始まる言い争いを横に、晴れ晴れと、
「決めた。おれ、ゴーストハンターをやる!」と宣言するタケル。同時に御成、アキラが頭をめぐらすのがなにかいい。「眼魔を倒して、英雄の眼魂を探す」
「さすがはタケル殿」相好を崩す御成。「拙僧もお手伝いしますぞ!」
「うん」頷き、それから「アカリにも、助けてほしいんだ」と覗きこむタケル。
「いやあ、あたしは」慌てて背を向けるアカリ。「……あたしが。空に浮かんだのもタケルが消えるのも。すべて、原因があると証明する、ためだからね! 仕方なく、だからね!」
「素直に手伝うといえば可愛いものをw」前に回り込みからかう御成に
「うるさいわね!」とアッパーカット。
「よし、決まりだ!」微笑むタケル。

大天空寺門前。

不可思議現象解決します
                大天空寺。

と墨痕も鮮やかな看板を設置している御成。
「しょっと。……よく書けている!」
「はい!」拍手して頷くシブヤ。つまりシブヤが書いた字なのでしょうか?

眼魂は残り13個。地球の滅亡までタケルに残された時間は、あと94日。
「ドライブ」のロイミュードがあと何体、というのもそうですが、こういうカウントダウンはなぜか好きですね。

ニンニンがタケルの地下室(研究室)に来てました!
今週のイギリス人。スズメバチとの近接戦、八雲のキンちゃんとのコンビネーションプレイが眼福でした。スズメバチに嫉妬されるほどw 風花、凪のほうが名演ですよ。そしてジライヤキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
10/25追記。観直して台詞を修正しました。
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2015.10.11 12:14 | ghost ゴースト | トラックバック(-) | コメント(-) |
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