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封切りからずっと観たかったのですがやっと休みが取れました。「007」「ミッション・インポッシブル」同様、スパイものが人気を博した60年代の作品(「ナポレオン・ソロ」)が原作。と言っても観たことないので予習できていないのですが、映画はどうやらその前日譚的なお話、とのこと。
ロバータ・フラックの「Compared to what」から始まるノスタルジックな映像。登場人物の振る舞いが洒脱、ミニスカートに長いつけまつげという弾けたファッションセンス、そしてコダクロームの世界。

1960年代前半。CIAエージェント、ナポレオン・ソロは東ベルリンに侵入、自動車修理工として働く若い女性、ギャビーへの接触を図ります。かつてその技術力でナチスドイツの核開発に貢献した彼女の父親が突如失踪し、再びナチの残党の手に落ちた恐れがあったからです。
対するは“東”で展開される西側の不穏な動きを察知し、介入しようとするKGBエージェント、イリヤ・クリヤキン。緒戦はその妨害にも関わらずまんまとギャビーを壁の西側へ連れだしたソロの勝ちでしたが、ことの大きさから米ソはやがて、共同作戦を展開することとなり――。

「今のはどういう意味です」
「“初日から相棒を殺すな”と言っている」
「ロシア語くらい知っています。そうじゃなくて」

ということで米ソのトップエージェントがコンビを組み、英国諜報機関のベテランが総指揮を執るというよくわからない設定なのですが、皆で一致団結し、ナチスの亡霊+核の恐怖(=当時の絶対悪)と戦いましょう、という程度の理解でOK。可能ならばギャビーの父親が完成させているであろう核爆弾の設計図が収められたディスクも回収し、相手を出し抜け、必要なら殺せと、それぞれのボスから受ける命令が不吉ですが、それ以外はこの2人の、言葉は古いながら“でこぼこコンビ”ぶりが続きます。
甘いマスクに巧言令色のプレイボーイ。むしろ泥棒のほうが本職といえ、どんな時でも情緒は安定しているソロ。
ブロンドに青い目、朴訥かつ凶暴な、いかにもロシア人という肉体のうちに、繊細な神経を隠すストイックなイリヤ。
それぞれのキャラクターの魅力を味わい、彼らがバディとなっていくまでの衝突の繰り返しとその関係性の変化を楽しみ、彼らの間でその小悪魔的魅力を発揮するギャビーの千変万化を堪能する、そういう映画でした。
単純に面白かった、とだけ、言いたい映画。

そんなわけで音楽にしろ画面のつくり方にしろスタイリッシュとしかいいようがなかったのですが、でも観ていて、何度もゲームっぽいな、と思っていました。

とくにクライマックスである島攻めのシーン。ギャビーを人質に疾駆する敵の車、それを追うイリヤとソロ。そのフィールドを俯瞰する視点と、それぞれの人物の、それぞれのポジションからの視界に映る光景が交錯し、頻繁に切り替わっていくスピード感。ソロの駆るバギーの水上走りにも驚かされましたがイリヤのバイクアクションにやっぱりときめいてしまいました。
冒頭の、時代背景の説明(終戦後ドイツは分割統治され首都ベルリンには東西を分ける壁が築かれた云々の)もコールオブデューティーのキャンペーン説明部分のようでわかりやすく、また、様々な作戦シーンで何度も行われた画面分割は――わたしはあまり映画を観ないのでよくある演出かどうかわからないのですが――同時進行で展開されるそれぞれの作戦行動がわかりやすくて、やはりゲーム、もしくは柴崎助監督(当時)演出回の「仮面ライダーカブト」を思い出したり。

なお、今夏の「ローグ・ネイション」同様、これもアメリカとその敵との競り合いと見せて、その実、同盟国であるイギリスが狡猾に出しぬいていた、という図式になっており、後半登場する後のU.N.C.L.E.指揮官、ウェイバリーの洒脱さや滑らかな発音に萌えます。ただ、アメリカで作られた作品だからこそイギリスに花を持たせているわけで、実際の米英の当時の力関係は、「ティンカー、テイラー」のほうが正確なのかもしれないなあと思ったり。
11/25追記。ロバータ・フラックの歌が試聴できるページがあったのでリンクしました。これもわたしがおこづかいで最初に買ったアルバムにあった曲で、個人的にも懐かしかった(*´ω`*)
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2015.11.23 00:34 | dvd box 観たらめも | トラックバック(-) | コメント(-) |
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