LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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そしてアランといいジャベールといい敵方はお仏蘭西の匂いのするネーミング。
10年前のできごとに鍵があるとマコトの言動から悟り、父の旧友にして同志でもあった五十嵐博士を探すタケルですが、謎は深まるばかりです。
どうやら英雄眼魂の総数は15個と決まっているらしく(映画は?)西園寺は「最後の眼魂が出揃った」と宣言。
でなければずっと人助け~生成~ゲットだぜ、を続けていていいはずですが、やはりこのまま争奪戦に入っていくのでしょうか。


Apple Letterpress Tree Card / GlennFleishman


今回、ろくに語ろうともしないうちから
「忘れていただろう」
「お前は何も知らない!」
 などと怒るめんどくさいマコトに対し、とうとう
「何が起こったか、起ころうとしているかわからないけど」、にも関わらずマコトの人生をも受け止めようと決意したタケル。
今のところあくまで飄々と、マイペースを崩さない、頼もしい主人公だと思います。

ああ、そして、もう映画はこの週末……早いです。
この年末の慌ただしさに何とか生き残って観に行きたいのですがどうなることか……!
画像はブログ画像ゲッターから。クリスマスカードでぐぐるとすごい数が出てきて楽しかったのですが、時節柄挨拶が「Happy holiday」とかになってるのが宗教的ノンポリとしては逆に艶消しのような。
変化

仮面ライダースペクターは、10年前に行方不明になったおれの幼馴染、マコト兄ちゃんだった。
残り10個、残された時間は、あと26日――。


「カノン。すぐにあいつから全ての眼魂を奪ってやる。待ってろよ」白い眼魂を握りしめ、運河に佇み誓うマコト。
それに対し、言い出しにくそうに応じるカノン。
「あのね、お兄ちゃん。……もう、いいの」
「カノン?」
「お兄ちゃん、変わっちゃった。わたしのせいだよね」
「おれは何も変わってない」そういうマコトの声が意外に優しくてぐっときます。「カノンは、何も心配しなくていい」
「うん……」

夜の大天空寺。地下室に降りてきて、父の姿をモノリスの前に見いだすタケル。
「父さん、マコト兄ちゃんが言ってた、地獄ってどういうこと? 父さんがしていた研究と、」そこで言いかけてひどく不安げな顔になるのが、ああまだ18歳だなあという感じがします。「……何か、関係があるの」
しかし応えず、姿を消してしまう父・龍――。
「父さん……」気づけば居間の飾りテーブル。落胆と困惑のなか、うたた寝から醒めるタケル。

お目付け

ビルの屋上。
宙に浮かぶ紫の目の紋章から、噴き出してくる紫の煙。それが1人の男の像を結びます。
「ついに、わたしもこちらの世界へ来ることができました」力強い声、軍人のような服装。そのまま下界を一瞥し、皮肉を含んだ声で「ここが、われわれが求める場所、ということですか……」
「わざわざ何をしに来た、ジャベル」相手の揶揄を真正面から受け止めるのはアラン。
大帝陛下は、計画が進まないことに不満を感じていらっしゃいます」そちらへつかつかと歩み寄るジャベル。「可及的速やかに計画を実行せよと」
「父上が?」一瞬驚いた顔を見せるアラン。「伝えておいてくれ、すべては順調であると」
しかし相手は去ろうとしません。
「大帝陛下より、アラン様の補佐を務めるよう承っております」
「お目付け役か」薄く笑うアラン。踵を返し、「――好きにしろ」
「どちらへ」
「そろそろかれにも、本気になってもらう」

大帝陛下とは日本語では最上級の尊称のような気がしますがその子に対し様づけというのもアンバランスな気がしますね。アラン殿下、としないのは、アランがその血統の割に身分が低いとかかな?

大天空寺地下室。タケルがドアを開けた瞬間、素っ頓狂な歌声が響きます。
「あっ、やっと帰ってきた!」思わず足早に階段を降りるタケル。
「おお、タケル。南国の、イッサカイトウに行ってきたよ」振り返る仙人の姿はすっかり怪しいレゲエのおじさんです。「これはタケルにプレゼントだよ」
差し出された石造りの人形を両手で受け取り、ありがとうと微笑むタケルは結構きちんと躾されているのかもしれません。
「名前はぁ、シークイシンダカ……」
「ああ、もういいから」流石に仙人のみやげ話まで聞く気はないタケル。「ねえ、もう1人の仮面ライダーは、マコト兄ちゃんだった。なんか、知ってるんでしょ? 父さんと、……関係あるの」
「藪から棒になんだよ」
「10年前。何があったか教えてくれ」
「――いいだろう。あいつは、千本の武器を集めることに誓いを立てていた……」もっともらしい表情で語り始めてますがそれ弁慶ですから。「そして、九百九十九本目を手に入れた時、」
「牛若丸が現れた!」つい、横笛を吹く童子の身振りをしてしまうタケル。


Image from page 412 of "Saito Musashi-bo Benkei : tales of the wars of the Gempei, being the story of the lives and adventures of Iyo-no-Kami Minamoto Kuro Yoshitsune and Saito Musashi-bo Benkei the warrior monk" (1910) / Internet Archive Book Images


「……って、それ父さんの話じゃなくて弁慶だろ。武蔵坊弁慶」
やっとツッコミが入ったのを受け、無言で偉人録の弁慶のページを示す仙人。むっとするタケル。
「またそうやってはぐらかす」
「別に、はぐらかしてるわけじゃないよぅ。……あ、あんなところに」タケルの背後を指さす仙人。「小さな光がぴか、って」
「えっ」
振り返った隙に、姿を消すのはお約束。毎度騙されるタケルが律儀です。
「また逃げた。……なんだこれ」さっき受けとった人形をぞんざいに片手で持ち上げ、改めて眺めていると、
「首が苦しいよぅ」
「うわあっ! 喋った……え?」

匿名の依頼

しかし怪異らしい怪異はそれっきり。
腑に落ちぬまま居間に顔を出せば、御成らが特製のクリスマスカードを広げて自慢しています。
「よくできておりますなあ!」
「お金、かけましたもんね」
下世話な話になりかけるのをおよしなさいと窘める御成。その時入ってきたタケルに気づき、
「あっ、タケル殿! ……これを見てください」とさっそくその手をとらんばかりにカードを見せます。
スタンダードなツリーの前に、愛らしいゴーストのイラスト。
「クリスマスカードです。不可思議事件の依頼者の皆さんに配ろうかと思って」説明するシブヤ。「念のため、アカリさんのも作りましたよ!」
「わあ、よくできてる!」
「そうですか?」
アカリのは白を基調にしたミニスカサンタ姿です。
「おお、なかなかよくできてるじゃねーか!」と叫ぶユルセン。
「こんにちは」そして同じタイミングで、御成の肩口に顔を出す小野寺。
「おおおおお、びっくりした」
「呼んでも反応がないけど、みんなの声が聞こえたので」だからって上がり込んでくる郵便屋さんなんていません。差し出されたのはA4サイズの茶封筒。「はい、これはタケルくん宛」
しかし受け取った封筒を裏返しても、差出人の表示がありません。首を傾げるタケル、怪しいと指摘するアカリ、くんくんと匂いをかぐ御成。

地下室上段の研究スペースで、封筒を開けてみる3人。中身は写真のようです。
その1枚を取り上げて、
「あたしこの人知ってる」と言い出すアカリ。「物理学の権威の、五十嵐博士。――10年前に失踪したはず」
「その五十嵐博士が」そして同封の手紙を読んでいた御成。「昔いた研究所で、不可思議現象が起こっているそうです。眼魔が関わっているのに違いありません」
「10年前……この顔、どこかで見覚えが」考えこむタケル。

思いついて龍の残した研究資料を調べると、果たして同じ顔の写真が出てきます。
傍らにはにこやかに微笑む父・龍の姿も。あと、顔半分切れちゃってますが隅っこに西園寺も。快哉を上げるタケル。

「……これだ。五十嵐博士って、父さんの知り合いだったんだ!」
「じゃあ、博士を探しだして話を聞ければ、龍さんのこと、マコトのこと、何かわかるんじゃない?」
タケルの傍らに歩み寄ってくるアカリは、しかし、タケルの手元を覗き込み、息を呑みます。
「御成! この男」
呼ばれてアカリの見ている写真に、共に見入る御成。アカリ同様驚愕し、口々に
「この男は眼魂を生み出した男ですぞ」
「この男、タケルから眼魂を奪うって言ってた!」

前々回、ビリーザキッド眼魂生成の過程を目撃した御成とアカリ。
かれらの探っていた“謎の男”――西園寺――は、はじめからこの寺に関わっていたのだと、思い知らされる3人。果たしてタケルが写真を裏返すと、龍の手になる覚書があります。

2005.9.2 大天空寺にて
五十嵐・天空寺・西園寺

「西園寺……」
「この依頼、依頼人不明なんだよね? ひょっとして罠かも」
「たとえそうだとしても、10年前のことがわかるなら」アカリの指摘に顔を引き締めるタケル。「とにかく、現場に行ってみよう」

遺恨1

ビルの屋上の、さらに塔屋の上。
同じ写真を手にしている西園寺。
「天空寺龍。あなたは優秀なリーダーでした。でもわたしは、そんなあなたのことが大嫌いでした……」

白衣姿で、生真面目そうな表情の五十嵐。
中心で朗らかな笑顔を見せる龍。
かれらに並びながらも笑みはぎこちなく、ただ細い目をカメラに向けている西園寺。

「わたしはこの世界を、タケルやマコト、次の世代へつなげたいと思っている」
大天空寺地下のモノリスの前に佇む龍。背後の五十嵐、西園寺に振り返り、
「それができるのは、我々しかいない」と熱く語ります。「わたしを、いや、人間の可能性を信じて、力を貸してくれないか?」
意気に感じたという表情で、頷く五十嵐。それに対し、穏やかでない心を、隠し切れない西園寺。


「天空寺タケルを……」へらりと笑い、そこに立つ青龍刀眼魔に振り返る西園寺。「ちゃんと導いてくださいね」
「……ふん」
それに対し、面白くないというように唸る青龍刀眼魔。
文字通りの龍顔に関羽っぽい衣装。なんとなく名誉とか重んじる気質のような気がします。

吾妻物理学研究所。
「きみたち? 五十嵐博士について聞きたいって人は」応対する白衣の壮年男性が、いかにも研究者然としていてアカリの心も浮き立ちます。挙手して駆け寄るアカリ。
「あっ、はいはいはいあたしです!」
「しいっ」御成が窘めるのも当然のけたたましさ。
「なんでも、五十嵐博士が使っていた部屋で、不可思議現象が起こっているとか」とタケル。
「ああ」その問いかけに、一転、うんざりした顔になる男性。「その話か……最近この研究所で噂になっててねえ。今は物置になってるけど、そこに入った若い研究者が」

白衣や薬品容器など様々なものが浮き上がる様に、悲鳴をあげる若い研究者。

「……物理を志すものが嘆かわしい。それを物理現象として、証明するガッツはないのか!」御成たちを案内しながら嘆く男性。アカリと気が合いそうだと思ったら、果たして食いついてくるアカリ。
「わたしも同感です!」
「うむ! ……あ、この部屋」雑然とした室内。その一角を指差し、「あれが五十嵐博士のデスクね」
物珍しそうに辺りを見回す御成、アカリ。対してまっすぐ案内者を見据え、
「五十嵐博士について、詳しく教えてもらえませんか」と答えを急くタケル。考えこむ男性。
「……もともと人嫌いで、偏屈な人だったけど、失踪する前は気味悪いくらい研究に没頭してたなあ……そうそう」今思いついた、というように振り返る男性。「そんな人だけど、ある人の電話だけは、取り次いでたな。確か……天空寺、とかいう」
「天空寺、龍?」
「そう! そんな名前」

「五十嵐博士は、龍様の協力者だったのでしょうか」
吾妻物理学研究所を去りながら、話している御成とアカリ。その背後で思いにふけっているタケル。
「タケル、どうしたの」
「10年前に」足を止め話し始めるタケル。「五十嵐博士と、マコト兄ちゃんがいなくなった。やっぱり、父さんのしてたことが原因なんじゃ」
「すべては五十嵐博士をみつければわかるよ!」
実際的なアカリ。その笑顔に励まされるタケル。
「……うん」
「五十嵐博士が、昔研究で使っていた場所に行ってみましょう」封筒から資料を引っ張りだす御成。「何かがわかるかも!」

襲撃

打ち捨てられた研究室。
様々な実験器具のなかで、部屋の主が寝泊まりもしていたのか、白い寝台が目を引きます。
「タケル殿、こんなものが」
「五十嵐博士の手帳!?」御成から受け取り、急いでページをめくるタケル。しかし古びた手帳に書きつけられたのは日記などではありません。「数式がたくさん書いてある……わかるか、アカリ」
「解析してみないとわからないけど」今度はアカリが受け取り、ページをめくります。
手帳はアカリに任せ、さらに周囲を見回すタケル。古びた扇に気づき、手に取れば、背後から覗き込んだ御成がそこに書きつけられた歌を朗々と読みあげます。
「後の世もまた後の世もめぐりあへ、染む紫の雲の上まで――短歌でございますな」
「弁慶の遺品だ」またも偉人オタクぶりを発揮するタケル。「これは弁慶が忠義を尽くした主人、源義経が詠んだ短歌なんだ。弁慶は、命をかけて義経を逃がす。永遠の別れになることを悟った義経は、来世もまた会おう、との思いを込めてこの短歌を詠んだ」

3人の姿を、離れたところから見つめる人影。

「弁慶の遺品がある、ってことは」口を出すアカリ。「(次に生成されるのは)弁慶眼魂か!」
ああ、と合点する御成、予めヒントをもらっているのでただ頷き、何気なく辺りを見回すタケル――その時、その視界に入った白髪の男性の姿。
タケルに気づかれたと悟った相手は一瞬身をすくめ、逃げ出していきます。
「五十嵐博士」
追うタケル。そのまま建物の外へ走り出します。

「待って」
「わたしは、何も知らない!」必死に逃げる五十嵐。しかし、続くタケルの言葉には足を止めます。
「ぼくの名前は、天空寺タケルっていいます!」
「!? ……てんくうじ……」
「父さんのこと。10年前、何が起きたか知りたいんです」
「天空寺……龍」
五十嵐の態度が和らぐのを期待して、ゆっくりと歩み寄るタケル。
「10年前、小さな兄妹が、何かに巻き込まれませんでしたか」
しかし、得られた反応は激しい拒絶。
「関わりたくない! もう誰も、何も信じられない……! 未来は失われた。もうどうにもならない」

再び向けられた背に、なんと声をかけようかと躊躇するタケル。しかし考える時間はありませんでした。
「でええええい!」いきなり襲い掛かってくる青龍刀眼魔。その長得物から危うく逃れるタケル。
「眼魔!?」
周囲の木立ちがたちまち切り倒されます。怯えて逃げだす五十嵐。
「五十嵐博士、待ってくださ」追いかけるタケルを遮るように、立ちはだかる青龍刀眼魔。
「警告だ。やつには手を出すな」
「そういうわけにはいかない!」変身動作に入るタケル。小兵ながらその切っ先を身軽にかわし、飛びのく様はタケル自身が義経のようです。

馬をも斬るかと思わせる刀を振り回し、機を見ては力強い突きを繰り出す敵に、しかしゴーストの剣技ではかないません。思い切り突き倒され、
「すごいパワーだ」と溜息をつくばかりのゴースト。その頭を
「まったく! 頭使え頭!」とはたくユルセン。ゴーストの頭は叩くと金属音がするのですね。
「……! そうだ」
距離をとって開眼、ロビン・フッド。矢継ぎ早の攻勢に転じれば、その矢をすべて叩き落とし、必殺の矢が来る前に姿を消す、青龍刀眼魔。
驚き周囲を見回すゴーストでCM。

扇動

運河を見下ろすマコト。その背後から歩み寄ってくるアラン。
「わたしの仕事を手伝ってくれないか。少し、急がなければならなくなった」
「そんなことに構っている暇はない」言下に断るマコト。まだ眼魂4つしかないのですから当然です。
「貴様、それがアラン様に対する口のきき方か」アランとは反対の方角から現れ、すごむジャベル。「教育してやる」
「!」
襲い掛かってくるジャベル。重い突き、そして蹴り。とっさに身構えたものの、防戦一方となるマコト。蹴り飛ばされ、よろめいた頭にとどめとばかり迫るジャベルの靴先。
「!」
「そこまでだ」
しかし、アランの一声にその動きは止まり、身をすくめていたマコトもようやく顔を上げます。
「もういい。きみは変わった」落胆を露わにするその表情、その言葉に、驚くマコト。そんなマコトに背を向け、「――行くぞ」
「は」短く応え、姿勢を正すと、先を行くアランの後を、追い始めるジャベル。その場を去る前に、マコトの顔を睨めつけていくことは忘れません。
まだ荒い息をつきながら、それを見送るマコト。

遺恨2

大天空寺居間。
「五十嵐博士……、父さん、マコト兄ちゃん。そしてカノンちゃん。10年前に一体何が」深まるばかりの謎に戸惑うタケル。
「これ見て。博士の手帳の最後のページに!」その時声を上げるアカリ。開かれたページに記された文章は――。

許せ、お前の代わりに
死ねなかった私を
裏切り者に復讐するでも
なく、お前の意志を
継ぐ事も出来ない私を
全てはお前の死と共に
終わった。

「裏切り者……たぶんそれが西園寺って人ね」断言するアカリ。
「何が終わったのでしょう」考えこむ御成。
「……おれ、やっぱりもう一度会いに行く」宣言するタケル。
「しかし、あの状態では何も語ろうとはしないのでは」
「きっと無駄足よ」
「無駄足でも行ってみる」立ち上がり、弁慶の扇を懐に収め出て行くタケル。

再び、五十嵐の研究室。タケルについてきた御成、アカリは背後に佇むだけです。
人気のないそこに、ただ力なく蹲る、五十嵐。
「五十嵐博士。10年前のこと、教えてください」
「……もう終わったことだ」応える五十嵐は、声までくぐもっています。「もう、どうにもならん……」
「マコト兄ちゃんを」言って一歩近づき、扇を傍らに置くタケル。「親友を、助けたいんです。お願いします」
「友か」その扇を、仰ぎ見る五十嵐。「わたしにも、友と呼べる男がたった1人いた」
「それって、父さん?」
「だがかれは行ってしまった。そしてかれとともに、全てが失われてしまった……どうせ、誰も助からん!」
「何が起こったか、これから、何が起きるかわからないけど。おれは諦めない。最後の時が来るまで、命を燃やしきるって決めたんです」
顔を上げる五十嵐。
決然と断言するタケル。
「……おれは、おれを信じてます!」

10年前、大天空寺研究室。モノリスに向けられる無骨な装置。
「だれにも止められない……」捗々しくない実験成果にうなだれる五十嵐。
階段に腰掛けていた龍が、ぴょんと飛び降り、歩み寄ってきます。
「人の思いが、不可能を可能にし、未来を作ってきた……我々も諦めず、英雄にならって、最後のその時まで命を燃やしきろう。人間の可能性を、信じようじゃないか!」
力強くおのれの腕を握る、龍の手。そこから何かの力が流れ込んでくるような気がして、心動かされる五十嵐。


「また、来ます」回想から覚めれば、すでに立ち去ろうとしているタケル。「おれは絶対に諦めません」
その背に、思わず
「父親によく似てる」と言ってしまいます。
「……え?」
「龍が死に、全てが終わったと思っていたが。もう一度信じてみよう。全てを話してやる」
「父さんや五十嵐さんは、何をしようとし、……」

信念

しかし、またも入る邪魔。
青龍刀眼魔が襲いかかってきます!
「蜘蛛どの、お願いします!」ランタンをかざす御成。たちまち彼らの目にも、五十嵐の目にも。
タケルの敵であるその禍々しい姿が飛び込んできます!
「でたああああっ!」
けたたましい御成の声に、一瞬振り返る青龍刀眼魔。その隙にオレ魂を取り出したタケルですが、敵の長い鼻に弾き飛ばされてしまいます。美髯、なのかもしれませんがわたしには鼻に見えるので仕方ないのです。

変身できない、絶体絶命のタケル。
その頭上に、振り上げられる長刀。
「!」ただ腕をあげ守りの体勢をとろうとするタケル、その前に飛び込んできたのは五十嵐でした!

「――っ!」
タケルをかばうため、その背に青龍刀眼魔の一撃を受け倒れる五十嵐。
「五十嵐さん!」
助け起こそうとするタケルの肩をつかみ、
「自分の信じる道を進むことが、龍の遺志を継ぐことになる……きみに会えてよか、」
「五十嵐さん!」

その傍らで金色に輝き始める、弁慶の扇。その真髄は固い信念と自己犠牲。

「さあ、早く眼魂を作り出せ」青龍刀眼魔の声にはっと振り返るタケル。その腕のなかで、五十嵐の全身も金色に輝いています。
「お前、まさか弁慶眼魂を生み出すために五十嵐さんを」
「そのとおりだ。全てはこのわたしが導いてやったのだ!」
「人の命を」怒りの形相で五十嵐の身体を地面に横たえ、立ち上がるタケル。「何だと思ってるんだ!」
「タケル殿!」弾き飛ばされたオレ魂を拾い、投げる御成。すかさず受け止め、変身動作に入るタケル。印を結べば浮かび上がる弁慶の白いパーカでCM。

覚醒

「来い、弁慶!」白いパーカをベルトに納めれば、弁慶の魂を宿す眼魂が生成されます。
「そいつを寄越せ」歩み寄る青龍刀眼魔。
「!」奪われまいと組み合いながら、「御成、五十嵐さんを!」と指示するところもリーダーシップあるなあと感じます。
正直、五十嵐はそこで絶命かと思っていました。
御成が五十嵐を助け、抱えだしていく御成背後で、力強くゴーストを突き倒す青龍刀眼魔。
「いって」
「バァァァァ。さっさと弁慶使えよ!」とまた、ユルセンが頭突きをかましてきます。やっぱり金属音がするゴーストの頭。
「わかってるよ!」
ほれほれ、とユルセンに急かされながら生成したばかりの眼魂を装填。
その瞬間、アカリの手元から蜘蛛ランタンが跳び上がり、弁慶の長薙刀の先に装着されます。
「望み通り弁慶の力で、お前を倒す!」宣言する姿も力強い、弁慶のパーカ。
「おおりゃぁ!」
「ふん!」
撃ちかかる青竜刀をしかと受け止め、そのまま走り出るゴースト。そのまま山奥の五条大橋へと駆けていきますがこのロケーションはどちらかというと鞍馬の山っぽい。
「おおおおっ!」
「はあ!」
雄叫びを上げ撃ちあう眼魔とゴースト。

遺恨3

その場にゆっくりと近づく青いライダースーツ。それを目撃し、緊張するのはアカリ。
ゴーストはまだ、戦いに夢中で気づいていません。その背に
「眼魂を全て寄越せ!」と叫ぶマコト。

「マコトにいちゃん!」驚き振り返るゴーストへ、走りながら変身し、掴みかかるスペクター。
右からは青龍刀眼魔に打ち据えられ、左からはスペクターのパンチを受け、防戦一方となるゴースト。
「ほほう? この場はお前に任せよう」それを見て引き上げていく青龍刀眼魔。
「待て!」
「どこを見ている!」
追いかけようとするゴーストの肩口を掴み、橋の欄干に叩きつけて自らはツタンカーメンを装填するスペクターでCM。

「はあっ!」橋の上。容赦なく大鎌を振るい、斬りつけてくる相手に応戦しつつ、以前とは違い落ち着いた声音で話し続けるゴーストには、何か覚悟のようなものが見えます。
「おれ、決めた。マコト兄ちゃんの辛いこと、一緒に抱える!」
「なんだと?」
「だって、なんか、無理してるだろ?」つい手を止めたスペクターに、一歩歩み寄るゴースト。「見てると、つらそうなんだ、マコト兄ちゃんが!」
「!」その襟首を掴み上げるスペクター。されるがままのゴーストは、せっかくムキムキ兄貴になったのに妙に可愛らしい。「お前に、おれの何がわかる! おりゃあっ!」
振り下ろされる大鎌。それを受け止め、
「わからないよ!」と呼ばわるゴースト。「でも放っておけるわけ、ないだろう! 昔のマコト兄ちゃんはそんなんじゃなかった、もっと優しくて」

いいこと言いかけて、いつもマコトの地雷を踏むところが大好きです。

「黙れえ! お前もカノンと同じことをぉ!」
「あっ」鎌の刃に負傷するゴースト。「マコト兄ちゃん、」
「おれの名を呼ぶな!」
大開眼。オメガトス。

その予備動作に入るスペクターを、ベルトの目の奥から見ている構図が(誰が)何か好きでした。
そして同様に大開眼しようとするゴーストの所作も。

エネルギーの塊がゴーストを襲い、しかし弁慶の九百九十九振りの刀がそれを阻み、逆にスペクターに襲いかかります。
「ああっ!」衝撃に変身を解かれ、吹き飛ぶマコト。
「お兄ちゃん!」そしてその時取り落としたのか、兄を心配するカノンの声。

「今、どこかからか声が?」辺りを見回すアカリ、そして変身を解き同様に見守るタケル。

「カノン」倒れたまま、そこに落ちている白い眼魂に手を伸ばすマコト。
じりじりと這い寄ろうとする兄の方へ、向き直る白い眼魂。
自分で動けるのかと少しびっくりしました。
「お兄ちゃん。大丈夫?」

「眼魂が、しゃべった?」驚くタケルの肩口に、
「面白いな」と顔を出すユルセン。「あの眼魂、女の子の魂が入ってるぞぉ。可愛い子かな」
「じゃ、あの中にカノンちゃんが?」
思わず歩み寄るタケル。
「触るな!」跳ね起き、それを防ごうとするマコト。カノンの眼魂を手にした勢いでまた、倒れこみます。
「それって、」
「おれは」タケルの問いかけを無視して立ち上がるマコト。「何があっても眼魂を15個集める。必ず……カノンを生き返らせてみせる」
タケルを睨みつけ、よろよろと立ち去っていくマコトを、こんどこそ声もかけられず、ただ見送るだけのタケル。その切ない表情。

予感

夜の東京。
ビルの屋上から、地上に広がる紫の目の紋章を見下ろしている、アランとジャベル。
「こうしてみると、壮観にございますな」
「さっさと次に行くぞ」
ジャベルがおのれの背を見つめていることを百も承知で、先に立つアラン。
「……もうすぐ異界の門が開かれる……」

よくわからない場所。青龍刀眼魔を傍らに控えさせ、夜に笑う西園寺。
「最後の眼魂が生まれました。全てはわたしの計画通りです……はははは、はっはっはっは……」

夜の大天空寺。地下室のモノリスの前に、独り佇む仙人。訪れる終末を予期してか、そのただならぬ表情がラストカット。

1分ドラマ。
「やりました! タケル殿がいいじゃんと。いいじゃんと!」
すげーじゃん、まで言ってくれなかったのが残念です。
クリスマスカードを褒められ大得意で白目をむく御成。来場者プレゼントはこれに決まりです。
今週の正直者。前回の霞エピソードの後日譚でもあり、キンジが人知れず何をやっているかの告白もあり。そのなかで嘘をついているのは狐だけとなりましたが若君の勘の良さの前にそれもどこまで持ちこたえられるのか。いよいよクライマックスの気配ですね。「「「「あのサンタにもらいました」」」」のシーンで手前の男性(最初の被害者)の服の肩がすとんと落ちるのが妙にツボに入りました。
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2015.12.10 04:29 | ghost ゴースト | トラックバック(-) | コメント(-) |
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