LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

2号登場にしろ当初主人公側に敵対していたその2号のデレにしろ、例年に比べ展開が早いと思っていたゴーストですが早くも中堅フォーム登場&パワーアップ。
モモタロス思い出した人は挙手願います。


Jacob's ladders at the ferry terminal / pfly


しかしその爆誕よりも、そこに至る過程というか、年末年始の大天空寺の日々が淡々と、ほんとうに淡々と、そして丁寧に描かれていてドラマとして見応えを感じました。
この世から完全に姿を消しきるまでの猶予としてタケルに与えられた時間。期日は1月10日。
その前日まで、力を尽くし眼魂を探し続けるシブヤとナリタ。
彼らを指揮しその進捗に心を配りながらも、一方では仮の住職として慌ただしく、新年の支度を進めねばならない御成。
覚悟を決めたかのようなタケルの振る舞いに戸惑いつつ、進まない研究に苦しむアカリ。
かれらに感謝しつつ、しかし自分より先にカノンの生を選んだ時点で、ある程度の心の整理がついていたらしいタケル。

そして前作「ドライブ」的には得意絶頂のブレンがメディックに勝ち誇って変顔したり、怒りに燃えた剛が父の真意を問いただしたりした思い出の汀&海を見下ろす公園がタケル終焉の地として登場します。
再起

15個揃って、願いを叶えるチャンスがきたけど。おれは、幼なじみのマコト兄ちゃんの妹、カノンちゃんを生き返らせることを選んだ。残された時間は、あと21日――。

大天空寺墓所。龍の墓の前に蹲い、手を合わせるタケル。
「父さん。……おれの選択は、間違ってなかったよね」

大天空寺地下室。
「西園寺はこのモノリスを使って、英雄の眼魂で願いを叶えようとしたのね……」御成相手に自ら目撃したことを語りながら、モノリスを調べようとしているのはアカリ。
「吸い込まれたとは」苦い声で応じる御成。「自業自得です!」
「もう一度15個集めれば、願いが叶うのかしら……1月10日まで、まだ21日ある」
「……一旦使うと、1年くらいはだめ、とか……そうなったらタケル殿は!」
「ちょっと」階段に泣き伏す御成を見て身を起こすアカリ。「どうして悲観的なこと言うわけ? タケルに生き返ってほしくないの!?」
「いいや! そういうわけでは」言い返す御成の背後でドアが開き、タケルが降りてきます。「ああ、タケル殿!おっちゃん殿は、何か言っておられたのですか?」
「それが、今日はどこにもいないんだ」気にしてなさそうな声のタケル。研究スペースの下は綺麗に片づいています。そちらを見やりながら、「こたつもないし、もう来ないのかもしれないな」
「……そんな……っ」頭を抱える御成。
「とにかく、もう一度15個集めるの」と言い放つアカリ。上段で偉人録をパラパラめくっているタケルを一瞥し、「今はそれしかないわ」
「そうですな。今は眼魂を……タケル殿が8個、マコト殿が3個。残りは4個ですな!」そして、気を取り直し階段を駆け上がっていく御成。マコトからエジソンを取り戻し、さらに前回、地に散らばった眼魂のなかから、御成の拾った1個(五右衛門)が加わっています。
「あたしはモノリスに、何か手がかりはないか調べてみる」しかし踵を返す際、松葉杖がモノリス前の灯籠にぶつかりバランスを崩すアカリ。「……あっ、ちょ……」
「大丈夫?」ここまでどこか他人事のような態度だったタケルも、さすがに立ち上がります。大丈夫とアカリが応える様をしばらく見守っていましたが、やがて安堵したように、
「アカリ、随分と変わったよね」
「えっ?」
「前は、超自然現象的なことなんて、絶対に信じない、って言ってたのに」
立ったついでか、偉人録を置き、西園寺の狼藉とその後に起こった爆風により荒れた室内を片づけはじめながら、続けるタケル。
「今だって信じてないわよ。でも、今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ」真剣な表情で、モノリスを調べ続けるアカリ。その横顔を見つめるタケル。
「……ありがとな」
「ふ、お礼は生き返ってから言って」振り返りもしないアカリがイケメンです。

光陰1

師走の街。
「すいません、これ見かけませんでしたか」
眼魂のイラストを手に行き交う人々に聞きこみをするシブヤ。
「つーかさ、なんか不思議なこととか起こってない? え? 教えてよ!」と和菓子店の主人に迫るナリタ。

***

大天空寺の居間にかけられたカレンダーには、御成の手によって、次々と☓印がついていきます。
22日、23日はご祈祷の日、26日は13時から檀家集会。

***

地下室ではモノリス前に書籍を積み上げ(足を痛めて上段の研究スペースに上がれないため?)、
「手がかり……何か、手がかりはないの?」とつぶやきつつ書籍を広げキーボードを叩くアカリ。

寺の背後の岩山。
「五右衛門殿を見つけたのはこのあたり。他にも手がかりがあるかもしれません!」
かがみこみ、草の根を分けんばかりの勢いで探し始める御成に、
「ちょっと休憩しよっか」と座り込み、天を仰ぐタケル。
「えっ」
「ああ……綺麗な空だなあ」驚く御成を尻目に横たわり空を見上げるタケル、その穏やかな表情。

裏切り

白い病室に、妹を見舞うのはマコト。
「しばらくは安静にしてなきゃだめだそうだ」
「うん」
食べるか、と勧め、腰かけて自ら買ってきたみかんを1つ、妹のために剥き始めるマコト。口元には柔らかな笑み。
「……お兄ちゃん」
「ん?」
「タケルくんのために、できることはないの?」しかしその言葉に、マコトの表情は凍ります。

運河の前。独り手すりにもたれ、水面を見つめるマコト。音もなくその背後に立つのはアラン。
「スペクター。……きみは、妹を生き返らせたかったのか」
「黙っていて、済まなかった」アランに対してもかなり態度が和らいでいますマコト。
「妹を悲しませたくないなら、わたしがなんとかしてやったのに」共に並び、同じく水面を見つめるアランに振り返り、
「……それじゃだめなんだ」
「?」
「きみらにも、そのうちわかる」
言うやその場から離れ、バイクの背にまたがるマコト。そちらに目をやらぬまま、つぶやくアランがつらそうです。

「裏切りがどういうことなのか、自分の立場をわかっているんだろうな」

「わかっている」
「ならば仕方ない……次に会うときは敵だ」
走り去るバイク。そのまま小さくなっていく影を見つめ、
「天空寺タケルが、かれを変えてしまった」と慨嘆するアラン。「……絶対に許さない」
「見逃すのですか」その場を立ち去ろうとするアランを、呼び止めるのはジャベル。あなたは自分の首の心配でもしていなさい。「裏切り者には制裁を……!」
「……軍荼利を勝手に使ってだめにした、お前にもな」さすがに腹にすえかねたアラン。「英雄眼魂を寄越せ」
「しかし」
「命令だ」
自分よりも長身の部下に対し、傲然と差し出された掌の、その威圧感。目を伏せ、2つの眼魂をそこに載せる、ジャベル。
「わたしはこれから兄上に会ってくる。勝手なことはするな? また、ミスをされては困るからな」
通り過ぎていくアランへ向ける、ジャベルの目はすっかり負け犬のそれです。
宙に目の紋章を描き、その向こうへ掻き消えるアランの姿。

「……わたしがミスをしただと?」強風にコートの裾がはためき、呆然と呟くジャベル。「わたしはけして汚点は残さない――すべて消し去るのみ!」

光陰2

大天空寺境内。
「ふっ!」相変わらず素振りを続けるタケル。暦はすでに年末のそれです。29日はご祈祷が3件。30日はお祓いが4件。
大晦日のところに“大掃除”と書かれてますがお寺は大晦日は2年参りの人が来て普通忙しいので、もう少し早めにすべきです。
御成の手により、鳴り響く除夜の鐘。シブヤ、ナリタも交代要員としてその場に立っています。その列に並び、敬虔な表情で白い息を吐くタケル。

***

年明けて、山の向こうから昇る、初日の出。
「ようし、じゃ、行くよ。もうちょっと寄って寄って寄って」賀状の配達に来た小野寺が、なぜかカメラを持たされ、山門前に整列した一行――左から振袖姿のアカリ、いつもの僧衣姿の御成、いつものタケル、そしていつもの作務衣姿のシブヤとナリタ――の記念写真を撮らされています。
「チーズ。はい、おっけーい」
進み出て小野寺からカメラを受け取り、笑顔で画面を覗きこむタケル。
「わっ、よく撮れてる!」

***

参拝客を迎え、賑やかに境内で餅つきする大天空寺。
「次はおれにもやらせて!」と御成の後で手をあげるタケル。

***

年頭法話の元日が過ぎ、餅つきの2日が過ぎ。
「タケル殿、冷たいですぞ。こんな時こそ修行ですぞ!」先に白い修行着姿で水中に入った御成が、後から来るタケルに叫びます。
「うわあっ」警告されても、あまりの冷たさに悲鳴を抑えられないタケル。「わかってるって! 行こう!」
身を切る冷たさと、肩や頭上にかかる水の重み。気で身体を支えるため、滝に打たれつつ叫ぶ2人。
滝修行の3日が過ぎ、年賀廻礼の4日が過ぎ。5日、6日が過ぎ。年末年始の慌ただしさのなかにも、淡々と過ぎていく日常。

***

「うそ……」立ち尽くすアカリ。「重要な場所って、ここ?」
場所は博物館の門前。
「うん」笑顔で頷くタケル。「『原子物理学の夜明け』展。アカリがおれの誕生日に来たがってただろ」
「そうだけど」振り返るアカリ。「今は……それどころじゃないでしょ」
「ギリギリ今日までなんだよ。近頃は眼魔も出てないし。行こ」
「でも」
戸惑うアカリの手を取り、行こうよとなおも、笑うタケル。引きずられるように歩くアカリはまだ松葉杖です。
「あっ、ちょ、待っ……いていていて」
「あっ、ごめん! ……大丈夫?」
「大丈夫」
ふふふと笑い交わしながら、中へ急ぐ2人。

異変

7日が過ぎ8日が過ぎ。
「もう限界だよ、こんなちっちゃい眼魂、見つかるわけないよ、ああ」弱音を吐きつつ、公園のオブジェの羊? にもたれかかるナリタ。大胆にその背から転がり落ちます。
「ああ、明日までに……これも修行、これも……」自分に言い聞かせるように、芝生の上を這いまわりながら眼魂を探すシブヤも、やがて力尽きはたと地に伏します。
その眼前に歩み寄る影に、ふと目を上げ、
「ああっ!?」と後ずさるシブヤ――。

光陰3

1月9日の夜。大天空寺居間。
静かに暦の今日の欄へ、×を書き入れる手。その翌日である10日――タケルに残された最後の日――には、丸印がつけられています。
とうとうこの日が来た、その慄きに、震える手、息。やがてこみ上げる嗚咽を抑えきれず、台所へ逃げこむ御成。うずくまり人知れず泣く後ろ姿。

***

地下室のモノリスの前ではアカリも、まだ書籍を調べています。何を解析しているのか、動き続ける装置の、無機質な音。
すでに幾度も、幾度も手がかりを求め読み終えたページ。本を閉じた、その手で発作的に、テーブルの上のものをすべて、なぎ払うアカリ。
感情を爆発させた後はメガネを取り、おのれの不甲斐なさに、ただ頭を抱え床に座り込んで泣きじゃくります。幼子のような表情。
「ごめんなさい……」

***

和室。布団に入ったまま、まんじりともしないタケル。
「……父さん」
やがてまどろみ始めるタケルの枕元に立ち、それを見下ろすのは父・龍。
こうして9日も過ぎていき――。

襲撃

1月10日の朝。境内を掃き清めながら、お堂を伺う御成。そこには仏の前に静かに座るタケルの姿があり、その背を見つめ立ち尽くすかれの傍らに、アカリも近づいてきます。
「徹夜でしたか。朝食は」声を潜め囁く御成。
「食欲なんてないよ」同じく目を赤くしたまま、囁き返すアカリ。
「おはよう!」座したままくるりと振り返り、明るく片手を挙げておどけるタケル。
「おはよう」
「おはようございます」
笑顔を作り応える2人のほうへ立ってきて、
「2人には一応言っておくね……今までありがとう!」
「「……」」
しかし、案に相違してただうなだれる2人に、慌てるタケル。
「い、一応だよ、一応。だってほんとうに消えるかどうかわからないだろ、ほら笑って!」
「そ、そうですな」
感極まった2人が口を開きかけたその時。
「たいへんだ!」と大きな声とともに境内へ駆け込んでくる者がいます。
お堂まで上がる余裕はなく、賽銭箱の傍らに力尽き倒れこむのは、ナリタ。
「ナリタ!」
「どうしたのですか」
とっさに駆け寄り助け起こす御成に、
「シブヤが、がんまに……」と息を切らし訴えます。
「タケル」それだけ言って、タケルの顔をみつめるアカリ。
「あああああ、こんな日に」嘆く御成。
「……行かなくちゃ」そして、決意の表情でつぶやくタケルで、CM。

名誉挽回

バイクを駆り駆けつけたのは海辺の公園。
高台から海を見下ろす四阿の、ベンチに縛りつけられたシブヤの傍らに、ジャベルが悠然と立っています。
シブヤ、普通にさらわれていました。てっきりまた何かに憑依されると思っていました。
「……やっと現れたか」
「シブヤを返せ!」
バイクから降り呼ばわるタケルに、
「こんな奴は返してやる」と告げるジャベル。「……だが貴様には、消えてもらう!」
長身に似合わぬ身軽さで、ひらりと眼前へ飛び降りてくる敵の姿に、
「おれが目的でこんなことを」と睨みつけるタケルの声も憤りに震えています。変身。開眼、ゴースト。
同じく変身を終えたジャベルに、剣で斬りつけていきますが、容易にかわされていきます。

***

「ああっ、シブヤ!」その隙に四阿へ駆け上がってくる御成が悲鳴をあげます。「大丈夫か、なんとひどい傷!」
縄を解き介抱を始めるその後ろで、ともに上がってきたアカリはそのまま海辺を見下ろし、蜘蛛ランタンで周囲を照らします。
「いた!」
たちまち姿を現す2人。海辺ではまだ格闘が続いていました。

苦戦

力に勝るジャベルが向かってくるゴーストをいなしつつ、剣で突き放し、さらに
「わたしに勝てるとでも思っているのか!」と赤い火炎をその全身に浴びせます。
その凄まじさに声もなく倒れ転がるゴースト。

「ああっ」戦いの行方に悲鳴を上げる御成。四阿から汀まで、アカリとともに降りてきています。
2人の眼前には、倒れてしまったゴーストの方へ、悠然と歩んでいくジャベル変身体。

「はあっ!」その両者の間に飛び込んでくるのはスペクター!

「まことにいちゃん……?」満身創痍で横たわったまま、声のする方へ顔を向ける、ゴースト。
「スペクターか」振り返るジャベル変身体。「ちょうどいい、貴様もまとめて消し去るのみ! いやあっ!」
その拳を、剣をガンガンハンドではっしと受け止めつつ、
「タケル!」と叫ぶスペクター。「自分のことも何とかするんだろ!?」
「……もちろんさ」
よろよろと起き上がるゴースト。しかし力の入らぬ身体の、その表面にいくども電流が走り、剣を振り上げたその瞬間、装甲は粉となって風に散り……とうとう、変身が解けてしまうタケル。
「タケル!」
「……面白い」
驚き振り返ったスペクターを邪魔だと言わんばかりになぎ払い、前へ進もうとするジャベル変身体。今度こそ自分がタケルの息の根を止めてやるというように。
「させるか!」倒れた姿勢のままガンガンハンドを突き出し、その足を止めるスペクター。
しかし妨害の甲斐もなく、呆然と立ち尽くすタケルの頭上に――突如、落ちてくる一条の光。

消失

タケル、まさか、と息を呑み、戦いのさなかにもかかわらずその元へ駆けつける御成とアカリ。そして、背後の高台には
「アイツの馬鹿さ加減を計算すべきじゃった」と嘆きつつスペクターとジャベル、御成とアカリ、その中心に立つタケル、5人の活人画を見下ろす仙人、ユルセン。

「……その時が、来たみたいだ」頭上から降り注ぐ金色の光を仰ぎ見て、微笑むタケル。その姿は自身、きらきらと金色に光り輝いています。
「タケル!」
「タケル殿!」
駆け寄り、飛びついてくる2人。タケルの足元に崩れ落ち、うずくまる御成。タケルにしがみつき声を抑えて泣くアカリ。
「……いやだ、こんなのいや……」
「でも、これがおれだから」応じるタケルの表情は穏やかです。

眩い光のなかに、これまでの思い出が白い羽毛のごとく無数にあたりを漂い、その一つ一つに目を奪われるタケル。この、舞い散る白い羽に思い出が映るという演出はOPはじめに出てきましたよね。走馬灯の代わりにもなるとは。

「おれ……命、燃やしきれたかな……」
「できましたとも」必死に笑みをつくって肯う御成。「できましたとも!」
「ばか。本当にばかなんだから……」しかし泣きじゃくる顔を上げて、やはり笑うアカリ。「……でも、タケルらしいよ」
この2人はほんとにいいですよね。見返すタケルも晴れやかな笑みとともに、
「ごめんね」
あとは言葉が続きません。金色の粒子となって人たる形を解き、天へと昇っていくタケルの姿。
崩れ落ち泣きじゃくる御成とアカリの眼前を、波が浚っていきます。

――そして。

HEAVEN?

ごつごつとした岩場に霧が立ち込める、荒涼とした場所に我が身を見出すタケル。
「ここは?」周囲を見回す、その背後にいつの間にか父・龍が立っています。
「父さん!」しかし、気づいて振り返り、あとが続きません。「父さん……おれ。おれ……」
あふれる想いを抱えきれず、その足元に蹲ってしまうタケル。
「タケル、よく頑張った。お前のことを誇りに思うぞ」
「……ほんと?」
「お前は、わたしの自慢の息子だ」
「父さん……」
タケルの肩に、手を置く龍。思わず立ち上がり、抱きつくタケル。
「……巻き込んで、済まなかったな」
優しく抱擁し詫びる父に、黙ってただ、頭を振ります。
「おれ……ちゃんとみんなを守りたかった」
「タケル。――お前しかいない」嗚咽し続ける息子を立たせ、その顔を覗きこむ龍。「お前が、15人の英雄の心をつなげ未来へと導くんだ。命を、想いを未来につなげ。……頼むぞ」
言って再びタケルを抱きしめる父の、その身体が金色に解け、タケルの体表にきらきらと輝く装甲となり。
そこに立ち尽くしたまま、消えた父の姿を呆然とまだ目で探し求めるタケルでCM。

帰還

タケルの消えた汀。
濡れた砂にまだ両手をつき、うなだれたままの御成、アカリ。
「あああ、また」肩を落とし、嘆息する仙人。
また、適当なライダー候補を探さなければならない、というふうに聞こえましたがこの人の狙いってほんとうに何なのでしょうか。

「おれがみんなを守る!」その傍らではまだ続いているジャベル変身体との戦い。「タケルの想いを未来につないでみせる!」
躍りかかっていくスペクター。
「笑わせるな。はっ!」
しかしジャベルの発する青白い炎に焼かれ、変身を解かれてしまうマコト。
「マコト!」駆け寄るアカリ、御成。
「来るな。おれに構わず逃げろ!」
「いやだ。マコトまでいなくなったら……」叫ぶアカリ、反対側では今までタケルに対してしてきたように、必死にマコトをかばい、立たせようとする御成。
「汚点はすべて消す……!」歩み寄っていくジャベル変身体。再び投げつけんとその掌に青白い炎を燃やします。

その時、天より現れた金色の鳥が3人を庇うように砂の上に舞い降ります。
ジャベルを牽制し、立ち上がったその姿はまごうかたなきタケル。

「たっ! タケル殿が、生き返った!」跳ね起き、指を突きつけ叫ぶ御成。
「……息子が息子なら親も親じゃ! 龍のやつ、勝手なまねをしおって」何が起こったのかいち早く悟る仙人の、声は怒っていますが顔は笑っています。感極まった仙人に首を絞められ何ごとか叫ぶユルセンが可哀想。

皆の見つめるなか、握りしめる赤い眼魂。スイッチを押し印を結べばたちまち紅蓮の炎が立ち上がります。
その火柱のただ中で、変身動作に入るタケル。
一発闘魂。仮面ライダーゴースト闘魂ブースト魂、業火の中に爆誕。
赤く燃え上がりつつ、息を呑む御成、マコト、アカリを守るがごとく立ちはだかるゴーストに、目を見張るジャベル変身体。
「その姿はぁぁぁっ!」問いつつ殴りかかってきます。あっと緊張する御成たち。燎火のごとく早い攻め、しかしそのすべてをかわし、落ち着きはらってその拳をすべて受け止め、驚く相手を燃え上がる右拳で殴りつけるゴースト。倒れた相手を見据え、次には赤い長剣を召喚します。
「!」とっさに起き上がりつつ青白い火弾を投げるジャベル。それを無言でただ、真っ二つに斬り落とすゴースト。
どうだと言わんばかりにアップになる剣が、何故かサングラスかけてますがキニシナイ。
そんなばかなと戸惑うように、次々と投げつけられる火弾。それをことごとく弾き返し斬りつけ、ずいずいとジャベル変身体のもとへ進み出ます。
斬りつけられ、またも倒れるジャベル変身体。そこでようやく
「命、燃やすぜ!」と言葉を発し、両の手を合わせるゴースト。背後に燃え上がる目の紋章。大開眼。「――はっ!」
「うっ、うおおおぉ!」跳ね起き、雄叫びとともに殴りかかろうとするジャベル変身体。それに対し同様に駆け寄りつつ宙に舞い上がり、飛び蹴りで応じるゴースト。ブーストオメガトライブ。
「あああああああああああっ!」
その蹴りを胸に受け、言葉もなく爆散するジャベル変身体。
膨れ上がる炎熱、ぽとり、と地に落ち、砕け散る眼魂。
汚名を雪がんと逸ったばかりに、あまりにもあっけなく迎えた、その最期――。

リセット

「うわは、勝ったああああ!」快哉とともに飛び上がる御成。変身を解き近づいてくるたタケルの両肩を掴むように、「タケル殿!」
「ねえ、何があったの!?」アカリもマコトを支えながら立ち上がり、問いかけます。
「おれにも、よくわからないんだ。……でも、父さんが力を貸してくれた」
「先代が!」
「父さんがここにいるんだ」先ほど使った赤い眼魂を示し、ふとマコトを見やるタケル。
「タケル。いつの間にかおれを超えたな」アカリに支えられて立つのがやっとなほどに傷を追いながら、それでも爽やかに笑うマコト。
「アカリたちを、守ってくれてありがとう」
頷き、握手のつもりか片手を差し出すタケル。自然な流れです。
が、その途端背を向け立ち去ろうとするマコト。タケルの手を取ることを、恐れるように。
「……マコト兄ちゃん。おれたちと一緒に、眼魔と戦わないか」
その提案にも、やや目を泳がせるマコト。
「おれには、けじめをつけなきゃならないことがある」
アランのことが気にかかっているのでしょう、よろよろと歩み去っていきます。そんな状態でバイクに乗るのは危険です。

去っていくマコトに寂しさを感じ、うつむくタケル。それを励ますように、
「でもタケル殿。よかったですね」と横から手を取る御成。
「生き返ってよかったよ!」とアカリも。
つられて笑顔になりつつ、
「どうかな」
「えっ」

「ばかもの!」
唐突な怒鳴り声に、驚き振り返る一同。そこには仙人が立っています。まっすぐタケルを見据え、宣言する仙人。
「お前はまだゴーストじゃ。異常な方法でリセットされただけじゃ。今度こそ99日後にお前は消える。二度と延ばすことは、できぬ!」
「ええっ、そんなあ……」やはりと肩を落とす、タケル。

大団円

大天空寺居間にくつろぐ一同。傷だらけのナリタとシブヤはどこかに転がされているのでしょうか。
御成の出す茶を手に取りながら、
「龍さんは、死んでなかったのかしら?」と首を傾げるアカリ。
「お会いしたかった」盆を胸に抱え、自らもだんらんに加わりつつ、うっとりつぶやく御成。「先代は、お元気でしたか」
「うん、そう見えたけどなあ」
「いやあ、死んでもお元気とはさすが先代!」
「なんでやねん」
イントネーションが違いますがキニシナイ。ツッコミを入れあはは、と御成とともに笑い合うアカリ。
「……父さんは、おれに15人の英雄の心をつなげ、って言ったんだ」やはり笑顔になりつつ、告げるタケル。
「それって、15個の眼魂を、集めろってことよね? 集めればタケルも、カノンちゃんのように生き返れるはずよ!」リセットというのはやはりそういうことなのでしょうね。顔を輝かせて立ち上がり、暦をめくり始めるアカリ。「残り99日。ってことはぁ」
「不可思議現象研究所、活動再開ですな」と御成も。
「ふふ。うん、もう一度、15個の眼魂を集めよう」立ち上がり宣言するタケルでどうやら今年のゴーストはおしまい。
次回坂本龍馬か、と思ったら五右衛門が先みたいです。そしてレジェンド先輩パーカ早く観たい。
今週の変な英語使い3号。昔の戦隊観てる人には感慨深いだろうなあ。ニンニンは一人前の忍者になるための修行のお話でもあるので、OBが時折しごきに来てもおかしくはない。そして総集編の手段としては妖怪かるたっていいかも。
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2015.12.28 01:37 | ghost ゴースト | トラックバック(-) | コメント(-) |
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