LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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新年第1回なのですが大天空寺のお正月はもう前回で描写済み、1月10日で「あと99日!」とリセットされた、その翌日のお話です。
「西園寺が持っていた眼魂をいかにゲットするか」という本題に入っていくタケルたち。
既存の英雄眼魂だけに、従来の眼魂生成譚とはまったく異なる展開なのだろうとは予想したのですが、まさか眼魂が勝手に出会った人間に宿り、自由に行動できるとは思っていませんでした。
ということは武蔵とかエジソンとかも条件が揃えば同様に独り歩きするのか、それとも持ち主の定まらない野良眼魂特有の現象なのか? この辺の設定はまだよくわかりませんね。

また、「15個の英雄眼魂を99日以内に集める」という点はこれまでと変わっていなくとも、既にスタート時にある程度眼魂を保有し、またスペクターとは敵対関係から協力関係に変わっている、という状況なので、今後は英雄集め、以外の部分にも焦点があたっていくはず。その一つとしてアランの動きがあるのでしょうが……マコトは早くアランたちとの関わりをちゃんと説明してほしいです。



そして早くレジェンド魂観たい。1/15から。
けじめ

残された時間はあと、98日――。

大天空寺墓所。
「父さん。おれが消えないでいられるのは、父さんの御蔭なんだよね」
青空を背に清々しく清められた龍の墓。その前にかがみ込み、仰ぎ見るタケル。

タケル、15人の英雄の心をつなげ。そう言って泣きじゃくるタケルを支えるように立たせた龍。未来へと導くんだと。

あの言葉の意味は。ふと考えこむタケル。
「おれやるよ。15人の英雄たちの心をつなぐ。……マコト兄ちゃん」
そこへ歩み寄ってくるマコト。振り返り、マコトのためにやや退いて場所を開けるタケル。
「カノンちゃんのぐあいは、どう」
「ああ、悪くはない。だいぶ回復した」
言って自分も龍の墓前に手を合わせるマコト。
年若くして龍の遺志をつぐべく日々努力し、また我が身に優先してカノンを救ったタケル。それに引き換え自分は――。
眼魔一族とのしがらみに、けりをつけようとでも決意しているのでしょうか、真剣な面持ちです。
「ね、前に言ってた、地獄ってどういうこと」
「おれとカノンは、10年前にモノリスに吸い込まれて、眼魔の世界で暮らしていた……けじめをつけたら、すべて話す」
もの問いたげなタケルにそれだけ言って、踵を返すマコト。マコトの決意に危ういものを感じるタケル。

眼魔融合

眼魔世界。紅い空を軍荼利が泳ぐ、そのなかに唯一そびえ立つ威容。
この世界を統べる帝王の城なのでしょうか、塔に描かれた目の紋章が白く輝きます。
それを見ながら、宙に舞う無数の眼魂がまとわりついてくるなかを、歩んでいくアラン。

大広間に踏み入ったその背後で、重い扉が閉じ――中には既にいた2体の眼魔。
それぞれに手にした物体と自らを融合させ、新たな姿となっています。
「……これで西園寺がいなくても、眼魔に力を融合することができる……ふ、あの男も少しは役にたったというわけか」
そのさまを見て満足気に微笑むアラン。
これまでアラン、西園寺に使役され人間界で行動を起こしていた眼魔はすべてなんらかのモノと結びついていました。モノと融合していない、素の眼魔は力に劣るようです。
西園寺が開発した技術を、西園寺亡き後も実行できるよう、見事に修得した眼魔たち。その鍵が、ジャベルから回収した眼魂ということなのでしょうか。

しかし次の瞬間、怪訝な表情で顔を上げるアラン。周囲を見回し、
あの方は? ……またどこかに行ったのか……。まあいい」
剣眼魔とプラネット眼魔、2体に向け、自分はこれから兄に会いに行くと告げるアラン。その後すぐに行動に移ると。
「「はっ」」既に作戦は伝えられているのか、ただ声を合わせる2体の眼魔。

憑依

青空に目の紋章が浮かび、そこから東映(のように見えるビル)の屋上へ降り立つ2体の眼魔。
そのうちの1体、プラネット眼魔が全身を光らせ、怪しげな青い光を発すると――たちまち都内では大規模な通信障害が起こります。公園で、街角で、携帯片手に通話していた人々は唐突に途切れた会話に
「もしもし!?」と声を上げ、次の瞬間流れてくる異音に眉を顰め。

「父さん! ぼくたちの夢だったじゃないか!」

そしてオフィス街を歩みながら、やはり携帯を手に、声を荒げている1人の男。
話し相手は自分の父親なのでしょうか、生真面目そうな眼鏡とスーツ姿。ガチャリと音高く切られでもしたのか、
「あ、いてっ」
携帯を取り落とし、慌てて手を伸ばしながら屈みこむ男。その時、地面に落ちた携帯の、その傍らに、妙な目玉状のものを見つけます。
「ん? ……めだま?」
覗き込んだ、その瞬間、“目が合った”のでしょうか。たちまち飛びつき、男の体内に宿る眼魂。男の目が青く染まり、眼鏡をずらして前髪をあげると、人が変わったような磊落な表情で、
「ちくと身体を借りるぜよ。……こりゃ随分とでかい夢を持った男じゃき!」
宿主の夢の大きさにやりがいを感じたのか、うーん、と大きくのびをします。
「久しぶりの自由ぜよ。今の日本を見て回るとするか!」

大天空寺居間。
「タケルが持ってる眼魂が8個で、マコトが3個。残りが4個」口火を切るアカリ。

【ゴーストの所有眼魂】
・武蔵・エジソン・ロビン・ニュートン
・ベートーベン・ビリーザキッド・弁慶・五右衛門(未使用)
【スペクターの所有眼魂】
・信長・ツタンカーメン

あれマコトが持っているもう1個って、まだ公表されてませんよね。
「そのうちの2個は、タケル殿が倒したあの男が持っていたはず」指摘する御成。ジャベルのことですね。今はアランの手に。「そして残りが2個、何処かに」
しかしタケルは聞いてません。じっと目を閉じ、片耳に武蔵眼魂を押し当てています。
「タケル、聞いてるの?」
「何をしておられるのです」
「えっ?」ようやく、自分を見ている2人に気づくタケル。「……英雄の声が聞こえないかと思ってさ」
「あたしたちの声はまったく聞こえてないの?」
「え? なに」
「なに? じゃないわよ! タケル、99日経っても消えないで済んだけど、おっちゃんは『異常な方法でリセットされたに過ぎない』って言ってたんでしょ?」
「父さんは」うん、と頷き応じるタケル。「『15人の英雄の心をつなげ』と言ってた。きっとそれが、眼魔を倒してみんなを救うことにつながるんだ」
「で、その方法は?」勢い込んで尋ねるアカリ。固唾を呑んで答を待つ御成。
「わからない。でも、確かにあの時、聞こえたんだ。……武蔵の声が」
おっちゃんなら何か知ってるかも、と顔を上げるタケル。

大天空寺地下室。モノリスの前に佇む仙人。
「まったく龍の奴め。勝手な真似をしおって。……おう」その時駆け込んできたタケルに、振り返ります。
「おっちゃん、もしかして父さんのこと知ってるのか」
「あやつは二度と現れん。お前を救うために消えてしまった。だが、99日で眼魂を集めれば、お前と、龍の魂を救えるかもしれん……」
「それって、どういうこと!?」
「こちっ」しかしそこで仙人の表情が変わります。「何か気配を感じる。日本の革命児が、動き出すぜよ!」
「……ぜよ?」
「ぜよ」
「あっ。……待っててね」その土佐弁に心当たりのあるタケル。偉人録のページを開いて、「それって坂本龍馬のこと?」
振り返った瞬間、もちろん仙人の姿は消えています。このあたりはお約束。
「またか」肩を落とすタケル。それでも仙人の言葉はまだ、タケルのなかに残っています。「……父さんの、魂……」
「タケル殿!」飛び込んでくる御成。「変ですぞ、街で次々と人が倒れているようですぞ!」

遭遇

引き続き東映の屋上。
「はあっ! むむむむ……っ!」
気合を入れ周囲に手を伸ばすプラネット眼魔。たちまち青い電流が四方に走り、アンテナや電線を破壊していきます。その電流が手にしていた携帯から流れこむのか、
「あっ!」と悲鳴を発し耳を抑えて倒れこむ人、心臓に手を当て、昏倒する人、次々と犠牲者が倒れていきます。なかには結構見慣れた人の顔も。
そうしてその人々の身体から、青く光るものが宙に浮かび上がり、プラネット眼魔の体内へ吸収されていき――。
これってもしや魂?

「……っ」
街を走るタケルと、アカリを背負う御成。
「今朝お餅を食べたでしょうがーっ!」←重いと言いたいのか
「食べてない!」
「早く!」焦るタケル。その先に人だかりが見えます。「きっとあそこだ!」

公演の一角の、その人だかりの向こうにはしかし、眼魔のために倒れた犠牲者の姿はなく、ただ
「人生相談」の達筆な看板を立て、ベンチに悠然とかけた、先ほどの男がいるだけ。

人の世に
道は一つという
ことはない。
道は百も
千も万もある

なにやら含蓄のありそうな詩文も書いてあります。その前で、
「小さいのう。……小せえ、小せえ! こんまいことに気をとられておっては、でっかい夢は見れんぜよ!」
今も相談者に檄をとばし、そして人好きのする顔でにっこりと微笑む男。 
「そうですよね!」たちまち元気になる相談者。「ありがとうございます!」

「……?」駆けつけてきて、そのさまを呆然と眺めるタケル、御成、アカリ。
「お、おい、あいつ、眼魂が中に入ってる」ついてきたユルセンが指摘します。
「あいつに眼魂が?」はっと緊張するタケル。「それって、早くみんなを避難させないと! 行こう!」
「あ、眼魂と言ってもな?」訂正しかけるユルセン。しかし聞いちゃいないタケルは御成たちを急かし、自ら次の相談者を招く男の前に駆けこんでいきます。
逃げて、離れてと人々をさがらせた後、男の前で変身するタケル。回を重ねるごとに西銘さんの動作が綺麗になっていくようで眼福です。
「眼魔、何をしようとしてる!」何事かと立って出てきた男の襟をつかむゴースト。
「眼魔。……わしのことか」言って微笑む男。「人を見る目がないのう」
「こいつに入ってる眼魂はただの眼魂じゃなーい!」解説しようとするユルセン。しかしゴーストに貸す耳はありません。逆に襟をとられ、軽く脚を払われ、おもいっきり投げ飛ばされます。
「わああああっ。……ええっ?」
地面の上に投げ出され、驚いているゴースト。その眼前をひらひら舞うユルセンが、言いかけた言葉をようやく続けます。

「……龍馬眼魂だ」

「えっ。龍馬眼魂が?」ようやく勘違いに気づいてorzの姿勢のまま変身を解くタケル。
「龍馬眼魂?」
「では、坂本龍馬殿の魂が、この方のなかに?」
そして、その会話を聞きつけめずらしそうに男を取り囲むアカリと御成。そちらに頷き返す男。背の高い方ですね。
「その通り。わしは正真正銘、坂本龍馬ぜよ!」
「………すいませ~ん!」平伏して詫びるしかないタケル。そして飛び起き、「お願いします。おれの心と、つながってください!」
男の前に両手を差し出して一礼します。これではねるとんです。
「は?」
「お願いです」さらに歩み寄り男の手を強引にとるタケル。両手で握りしめ、すがりつくような目で、「おれの、心と……!」
しかし顔が近いです。そんなタケルを、まじまじと見つめ返す男。
「おんし……!」
「はいっ」
「……キモいな」

あっ、すいませんと手を離し一歩下がるタケル。はいいのですが、ここでぺろっと
「キモいっすねー確かに」と言ったのが御成とは、一瞬わかりませんでした。どこかにナリタが? とキョロキョロしてしまいました。

「タケル、ちゃんと説明しないとわからないから」
「皆まで言うな」アカリの助け舟にも背を向ける男。「おんしはこの間、おなごを生き返らせたなあ」
「えっ」驚き互いに顔を見合わせる一行。
「……だったら話が早い。龍馬さん、おれに力を貸してください」
「ならば」笑顔で振り返る男。「おんしに問う。おんしの夢は何ぜよ」
「……っ、」口ごもってしまうタケル。「夢?」
「男たるもの、人生を賭けるに足る、でっかい夢があるだろう!」
お言葉ですがタケルはもう死んじゃってるんですが。賭ける人生がないんですが。
「夢とか言ってる場合じゃない。眼魔からみんなを守らないと」
「つまらんのう。……そんなら、薩長同盟を成してみろ」
「「「薩長同盟?」」」
「そうじゃ!」
「でも……今の時代で薩長同盟って」

その時木魚の音が鳴り響きます。御成の携帯の着信音。
「ん。失礼……もしもし」
しかし通話相手の声はせず、ただ不気味な物音がするだけです。
「タケル殿、来ました。変な声ですぞ」
その時、周囲で一斉に携帯の着信音が鳴り出します。
「……あ」ポケットからスマホを取り出すアカリ。
「お」同様に、ポケットに手をやる龍馬男。
きょろきょろと周囲を見回すタケル。
「ユルセーン!」
「なーんだよ、でっかい声で呼ぶなー。おれがいないとなんにもできないな」
「ユルセン、この近くに眼魔がいるのか?」
「ん? うーん、いるみたいだなぁ。うーん、おーしえてあげようかなー♫」
「え」
「どーしよーかなー」
「いいから連れてって!」背を向けたユルセンの首を後ろからつかむタケル。
「ああっ! 苦しい、離せよぉ!」叫びながら飛び去ろうとする、その後から走っていきます。遅れてはならじと駆け出す御成。アカリをおんぶして。
「……」タケルたちの行く末を、腕組みして見送る男。「優柔不断じゃが……ひとたび事件が起これば、身体が動くというわけか!」

緒戦

東映屋上。
次々と人々から吸い上げた青い魂を体内に収めているプラネット眼魔。

「わかったから、はなせよー! ほら、タケルタケル! 後ろ」ふてくされたようなユルセンとともに、現れたタケル。促されて振り返れば、塔屋の上に立つプラネット眼魔の姿が見えます。
「眼魔、そこで何をしてる!」毅然と問うタケル。タケルを見下ろすプラネット眼魔。その時、邪魔はさせじと横から飛びかかってきたのは、しかし思いがけない相手でした。
「お前は」息を呑むタケル。

(あの時、おれを殺した眼魔だ……)

1話でタケルを殺し、後に武蔵をまとったゴーストに仕留められた、小次郎風の眼魔こと剣眼魔。
「倒したはずじゃ?」
問答無用とばかり斬りかかってくる、その切っ先をかわして変身動作へ。長剣をとり剣眼魔へ駆け寄るゴースト、その眼前へ、高みから飛び降りてくるプラネット眼魔。2対1。交互に強力な攻撃を仕掛けられ、後手に回ってしまうゴースト。
「ちょちょちょちょ」
その時丁度、到着した御成。その背から降りたアカリがランタンを取り出せば、ゴーストの不利な戦いが眼前に現れます。
「これはまずいですぞ! 今こそ五右衛門殿を」
しかし、用意する御成の前を悠然と横切るのはマコトです。スペクターとなり戦いに身を投じるマコト。
「マコト兄ちゃんっ!」
「行くぞ、タケル!」
仕切りなおしだ、というところでCM。

夏映画、面割れかっこよかったなあと余韻に浸っていたらチェイス…

「おおおおっ」CM開け。スペクターにやられたのか、吹き飛び、塔屋の壁を壊し倒れこむプラネット眼魔。
「ふっ!」そして剣眼魔と五分の戦いとなったゴースト。
プラネット眼魔が投げてよこす青い塊を蹴り落とし、信長魂をまとうスペクター。その銃口を相手に向けます。
「やっ!」室内に場を移すゴーストと剣眼魔。互いに打ち合わせる剣と剣が、火花を飛ばします。
「タケル殿ー! 今こそ、五右衛門殿を」覗きこむ御成の前でエジソンを召喚するタケル。御成は昨年末から、どうしてそこまで五右衛門推しなのでしょう。

剣にはエジソンの電流攻撃が効く。タケルが身を以て学んだ戦術です。あえなく弾け飛ぶ剣眼魔。
「ちょおっとは学習したじゃんか♡」顔を出すユルセン。
開眼、エジソン。しかし必殺技を炸裂させた瞬間、マコトから離れ盾となって剣眼魔を守るプラネット眼魔!
「休んで! 今はこんなことをしている場合ではありません!」
敬語なんですが、剣眼魔のほうが位が上なのでしょうか?
前からはゴースト、後ろからはスペクター、二方向からの銃撃を防ぐべく、バリヤを張るプラネット眼魔。やがてそのバリヤがはじけ飛んだ時、そこには誰の姿もありませんでした。

薩長同盟

「――逃げられた」悔しげに変身を解くタケル。ただ、マコトの前に出た時にはもう、明るい表情に戻っています。「マコト兄ちゃん! 
ありがと」
「礼はいらない」表情は穏やかながら、自分はあくまで戦いの助っ人だけ、というようにそのまま立ち去っていくマコト。けじめとやらが気にかかっているか、隔意を感じます。
「タケル殿はどうして五右衛門殿を使ってくださらないのか!」と駆け寄ってくる御成。

「命もないのに命を燃やすとは、まったくどういう理屈ぜよ」
そして今頃姿を現す龍馬男。
「え? ああ。『命を賭けて頑張るぜ!』ということ」解説するタケル。
「夢のために命を賭けるのは、わしらの時代じゃ当たり前ぜよ」
「んもう、調子狂うなあ。……そういえば、さっきの薩長同盟って?」
「わしが取り憑いているこやつ、」と自分の胸を指す龍馬男。「おんしと違ってでかい夢があるが、ちくと問題を抱えておっての。おんしの力で薩長同盟を成立させるんじゃ!」
じゃ! と両肩をたたかれ呆然とするタケル。
「ああ、やってやる! おれは薩長同盟を成立させてみせる!」と男に同調したはいいのですが。「……で、どうすればいいんだ」

「……ここは、どこですか」しかしそこで突然本人と入れ替わる龍馬。また話は中断です。
「とにかく、事件はわたしたちが調べるから、タケルはそっちを」と申し出るアカリ。頼むよ、とタケルに微笑まれ、胸を張りますが、次の瞬間目を大きく瞠ります。
「でも、眼魔がいたら連絡して」と続けるタケルの姿が、一瞬揺らいだように見えたからです。
「タケル?」
「どうかした?」
「……なんでもない」不安そうなアカリの笑顔で、CM。

線路脇の道。
「わたしの中に、坂本龍馬ですか?」納得がいかなさそうな男。神経質そうな表情、額に垂れる長い前髪。その線の細さはさきほどとはまるで別人。「確かにところどころ、記憶はありません。でもそんな」
「信じられないかもしれませんが、ほんとうなんです」
「ほんとうですか?」疑り深そうに観る目。
「ほんとうです」
「……いやあ、光栄です!」突如顔を輝かせる相手に、たじろぐタケル。「わたし子供の頃から坂本龍馬が大好きで。坂本龍馬みたいに、でっかいことをしてみたいと思ってたんです! あ、わたしの夢ですか?」
タケルが聞いてないのに語り出す男。
「それは宇宙です!」
「夢、か……」
「わたくし、こういう者です!」差し出された名刺をどうもと両手で受け取るタケル。

株式会社亀山重工業
宇宙開発事業部 田村 長正



「作戦をより広範囲に広げる方法をみつけた。すぐに実行に移すぞ」
東映屋上。
剣眼魔、プラネット眼魔を前に、下知するアラン。
「はっ」
「貴様は天空寺タケルを狙え」今度は剣眼魔に向かい、命ずるアラン。
「御意」
「これ以上やつに邪魔はさせん……!」ひとりごち、天を仰ぐ、その視線の先にあるものは――。


VRSS-1 - Satélite Miranda a 1:25 (-X, -Y, -Z) / Cristóbal Alvarado Minic


「わたしは人工衛星を作ってるんですけど。あっ、人工衛星ってちょっと地味に聞こえるかもしれませんけど、とんでもない。最先端の科学技術の塊なんです。そもそも我々の身近にあるものも、宇宙開発から生まれたものが多くて!」
滔々と話し続ける田村。それに対し否定もせず、ただ気弱な笑みを浮かべて聞き続けるタケルの表情は、我々おたくに対する世間様のようにも見えます。
「ああ……すいません」突然肩を落とす田村。
「え」
「宇宙の話になると、つい夢中になっちゃって。……つまらないですよね」
「あっ。いえいえ!」全力で手を振り否定するタケル。「そんなことないです。あの、龍馬さんが言ってたんですけど。今、何か問題を抱えていますか」
途端に曇る田村の表情。
「これから、新しい衛星の開発プロジェクトが始まる予定で、」視線を外しながら語り続けます。「そのためにはある人の力が、どうしても必要なんです。でもなかなか力を貸してもらえなくて」
「どんな方なんですか」
「わたしの、父です」

異変

大天空寺地下室の研究スペース。事件の起こった場所を、例によってマッピングしているアカリ。
今回も一定の円の中に密集しています。
「これまでの通信障害は、必ず半径1キロのなかで起きてる」地図を指先でなぞるアカリ。
「つまり、この円の、中心に眼魔がいる。ということでよろしいですね」と確認する御成。シブヤ、ナリタはうんうんと聞き入っています。頷き返すアカリ。
「わたしはここで通信障害の状況をモニターする。何かあったら連絡するから、御成たちは現場の調査に向かって」
「あいわかった!」

下町ロケット

株式会社田村技術製作所、の看板を掲げた町工場。
「父はもともと、人工衛星の設計技師でした。世界で初めて、人工衛星同志の相互リンクを実現したのも、父が作った衛星でした」
その門前で誇らしげに解説している田村。「この世界では有名人なんです」
「どうして、プロジェクトに参加しないんですか」
「それが」顔を曇らせる田村。
「まあ、親子なんだし、離せばわかりますよきっと」
「はあ」
タケルの励ましにただ気弱そうに微笑み、なかへ入っていきます。

工場内では作業着姿の男たちが忙しそうに立ち働いています。
何かのプレス機の前に立ち、作業を続けながら
「お前と話すことはない」とにべもない田村の父親。
「やっと一緒に衛星が作れるんだ」その背後で訴える田村。「ぼくと父さんと兄さんの夢だったじゃないか。父さんならわかるだろ」
図面を取り出し、広げてみせる田村。
「父さん? この衛星の打ち上げが成功すれば、飛躍的に日本の宇宙開発は前進する。だから一緒に」
「これ以上は時間の無駄だ」遮る田村の父親。「帰れ!」
「父さん。まだ、昔のことを気にしているのか」
「何だと!」

田村の襟に掴みかかろうとする父親。慌てて割り込むタケル。

「あの! 話し合いましょう。話しあえば……!」
「誰だ、きみ」
今気がついた、というように、タケルに問う父親。しかしタケルの視線は、その作業着の胸の名札に釘付けです。
「田村……薩之進……? 正さんと、之進さん……薩長同盟ってもしかして」
「何を言ってるんだきみは」
「あ」親子の名を知ってようやく腑に落ちた、という笑顔。おどけて敬礼しつつ、「薩長同盟を結ぶ、手伝いに来ました!」

帰れ帰れ、と工場から追い出される田村とタケル。
「2度と来るな!」
「ちょっと、待ってください」引っ込んでいく父親を追い、とりなそうとするタケル。その背後で
「2度と来るかわからずや!」と叫ぶ田村が台無しです。「……いつまでも昔のことにこだわって!」
「あ、どこに行くんですか」
「やっぱり無理です!」叫ぶ田村。「父には頼りません!」
「ああ……」足早に去っていく後ろ姿を見て肩を落とすタケル。「なんでおれが親子げんかの仲裁をしなきゃいけないんだよ」

対決

「ああああああ」先を行く足を止め、唐突に嘆息する田村。振り返ったその顔はまた、龍馬に戻っています。「まっこと、こんまい男ぜよ」
「でも、こんなことしてる間にも眼魔が」
「男は一度口にしたことは、最後までやり通すもんぜよ!」
「そんなこと言ったって」

「ふん!」
困り果てたタケルに、唐突に背後から斬りかかってくる剣眼魔!
「!」
とっさにかわし、
「眼魔!?」
「悪く思うな。貴様を消せとの命令だ」
大きく横ざまに斬りつけてくるのを今度はかがんでかわし、「誰の命令だ! ――行くよ、父さん」
龍から得た眼魂で、闘魂ブーストとなるゴースト。
夕闇の空を赤々と染める業火。そのただ中で、
「命燃やすぜ!」

CM明け。
日の落ちた工場前で切り結ぶ2者の影。
ゴーストの豪剣にもひるまず、
「前のようにはいかんぞ」と告げる剣眼魔が余裕だな、と思ったら突如宙に舞い上がり、「秘剣・燕返し!」と急降下してきます。

このシーン、何年か前に見たネイチャー映画を思い出してしまいました。
その一直線のスピード、海中の鰯の群れに、突き刺さるように急降下してくる無数の海鳥の姿を思い出し、まるで空から降ってくる爆弾の雨だったなあと。

「あっ! う、わ!」矢継ぎ早の攻撃に防ぐこともままならず立ち尽くすゴースト。「速すぎるよ。こんなに早いんじゃ」
「ふ、」対しては地上に降り立ち、余裕の笑みを漏らす剣眼魔。
「ああっタケル殿!」そこへ駆けつけてきた御成。ランタンに照らしだされたその姿を見て、「言うたではないか、五右衛門殿は忍者との説もあります! 素早い攻撃がうってつけですぞ」
「だったら早く頂戴!」
「ぬぉおおおっ」
投げられた眼魂を受け止め、すかさず装填。舞い上がる黄のパーカにはいろいろ飾りが付いているな……と思ったら、歌舞伎さながらの見得きり降臨。
かっこいい! と拍手する御成。

たちまち敵のいる高みへ、身軽に飛び上がるゴースト。夜闇の中、細い屋根の上での殺陣は危険ですが軽やかです。
一太刀ごとにいちいち見得をきらなくてよろしい。
身軽さに加え、片手で相手の剣を弾き、そのまま胴を斬る膂力もすさまじく、負けてなるものかとふたたび燕返しを繰り出す剣眼魔。それをもかわし、今度は素早い突きでとどめ。


Supermoon Science Center / Ingrid Taylar


「こいつはいいや!」喜ぶゴーストの前に、ぽよよよんと出てくるユルセン。
「へえ、その武器、サングラスついてんだな!」
「え」改めて剣の柄に目をやるゴースト。今までサングラスに気づいてなかったのでしょうか。かちゃ、と上に持ち上げると中にはくぼみがあり、「あれ、なかに眼魂が入りそう」
いやそれ眼窩みたいで気持ち悪くないですか。
2つ収めるとたちまち「メガマブシー!」と効果音。
「!」立ち上がり身構える剣眼魂、そちらに振り返り大きく構えるゴースト。
「秘剣・燕返し!」
既に破られたその技に固執し、再び舞い降りる剣眼魔、その背後の大きな月が美しい。
青白く冷たい光に包まれ、鋭く飛ぶ剣眼魔、燃え盛る炎を身にまとい、それを迎え撃つゴースト。
「絶景かな、絶景かな!」五右衛門の決め台詞で月を背に大見得を切れば、次々と夜空に花開く打ち上げ花火。


Moonlight / Sids1


計画

衛星通信管理センター関東支局。
暗がりにそびえ立つ巨大パラボラアンテナ。その制御室のモニターの、画像が一斉に乱れるなか、乗り込んでくるのはアランとプラネット眼魔。
「やれ」
「はっ」
気合を込めるプラネット眼魔。パラボラアンテナがたちまち青く光り始め、そして何かを受信したのか、宇宙空間に浮かぶ衛星の、翼に描かれる目の紋章!

「通信障害発生!」御成らに連絡しようと、スマホに手を伸ばすアカリ。「えっ!?」
ふと、目をやったPC画面には発生場所を示す地図が表示されています。もともと描かれていた半径1キロの円の、さらに外まで広がっていく障害発生地点。それはまるで、あの紋章のようにも見えます。
「これって……どうなっちゃってるの」
息を呑むアカリ。
そのアカリの背を、下から見上げている仙人。

「――さあ、始めようか」
真っ暗な制御室に独り微笑むアランで、次週に続くのです。
今朝はニンニンはなく、久々にトッキュウジャーvsキョウリュウジャーを観ました。だいぶカットがあったようですが、おっしーの雄姿をしみじみかみしめるように眺めたのは、きっとわたしだけではないはず。あの姿勢の見事さはやっぱりインナーマッスルなのかなあ。
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2016.01.10 19:37 | ghost ゴースト | トラックバック(-) | コメント(-) |
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