LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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関係ないけどdtvからライダー作品がごっそり消えていてがっかりしています。辞めどきなんでしょうか。



カルト集団、ユグドラシルの残党、テロ組織――様々な形容をされる影の組織、<黒の菩提樹>を軸として、
・ゲネシスドライバー完成前夜の戦極凌馬 と、
・あの戦いの後、ダンサーとしての夢を追い始めたザック と。
2人のライダーが戦う姿を描いた作品。
色々な回想が挟まれつつ未来に向かう内容は、メインストーリーのバックグラウンドを描き込むタイプの、二次作品のようです。金田監督なのでアクションシーンは生身サービスあり迫力ありで美麗。
見どころは(一瞬ですが)城之内のフリル
仮面ライダーデューク

タイトルロールであるだけに仮面ライダーデューク、すなわち戦極凌馬がまるでヒーローででもあったかのごとくかっこいい作品。
おのれの頭脳に絶対の自信を持ち、研究のためにはどんな犠牲を払ってもいい、凌馬の突き抜けた外道っぷりが、この作品ではいっそ清々しい。

同時に、物語後半には殺伐としきっていたユグドラシル幹部陣がまだ、互いに腹に一物抱えつつも一応チームとして機能していた頃の、妙に楽しそうな4人がまた観られて幸せでした。
とくに貴虎とのまだ夢と希望に満ちていた出会いのシーン(きらっきらしてます)。
さらにユグドラシル入社前の湊、シド、それぞれのスカウトシーンも楽しい。

ゲネシスドライバー完成前夜。沢芽の街では<黒の菩提樹>なるカルト教団が密かに勢力を伸ばしつつあり、その信者による自爆テロ事件がユグドラシル本社内で勃発!
ターゲットとされる戦極凌馬は、その背後に死んだはずの男、供界が存在することを知り事件に巻き込まれていきます。

工藤供界。凌馬が、ロックシード開発に着手したばかりの頃、研究チームのリーダーであった男。
「――いわばわたしの前任者だ」
ロックシード起動実験時の事故で死亡したばかりか、事故隠蔽のため、存在そのものまでもユグドラシルの記録から抹消されてしまった男。その動機は怨恨か、それとも。

冒頭のテロシーンがスリリングで、一気に惹きこまれていきます。凌馬の元へ迫るテロリスト、それを阻止すべく追う湊燿子。
吹き抜けの高みから突き飛ばされ、ガラスを破って落下しながらの自爆。
その残骸が足元まで落ちてくるのを、ちょうど玄関ドアからホールに入ったばかりのシドが至近距離から目撃し、
「……おいおい、何だよ物騒だな」とつぶやくまでの流れ、眼福でした。

この時シドが拾った小さな装置。
使用者をトランス状態に陥れ、起動させれば自爆用の爆弾となるロックシード。燿子が喝破した通り、街に散らばる<黒の菩提樹>信者たちに広く配布されたそれは、善男善女を洗脳しその意に反して自爆テロに向かわせる力を持っています。
だれがいつテロリストとして牙を剥くか。
そのようなものが街にばらまかれていることに緊張する貴虎と、
「わたし以外の何者かが作ったんだ。許せないなあ、わたしの知らないロックシードなど」と憤る凌馬。

「らしくないな。独りで乗り込むつもりか」
「貴虎。どうして」
「お前の研究を悪用させるわけにはいかないだろ」
「……やれやれ」

そしてある夜、まるで正義のヒーローみたいに余裕綽々の会話をかわし、敵のアジトへ乗り込んでいきますが――貴虎はともかく、プロフェッサーは単に相手が不快なだけなのです。

「わたしの目に狂いはなかった。世界を救うためには、やはりあなたのような力が必要なんだ」

この長身コンビをたった1人で待ち受けていた工藤供界。どこで入手したのか改良型ドライバーを有し、これが(世界滅亡&最後の救済に至る)最後の試練だと変身します。
その異形を見据えつつ、戦極ドライバーを構える凌馬と貴虎。

「懐かしいな。お前がそれを使うのは久しぶりだ」
「そうだな。ヘルヘイムの調査以来だ」
「よく2人で無茶をしたもんだ」
「ああ……あの頃のわたしは、きみを心から尊敬していた」

強敵を前に笑みを浮かべ、またも正義の味方っぽい、でも咬み合わない会話をかわしている2人。
「鎧武」本編でこの2人のすれ違いっぷりを知っているとなかなか切ないシーンでもあります。
片や相手の煌くような才能をただ賛美し、ともに世界を救うために戦うかけがえのない親友と、信じている貴虎。
片やその貴虎を、一時は自分の理解者と思い、その力量には神の座こそがふさわしいとまで見込んでいたのに、今では見限り、ただの使える駒としか見做していない凌馬。
かっこいいダブル変身の息の合った呉越同舟っぷりがつらい。

しかし供界の用いるブラッドオレンジ&柘榴のアームズは意外に強力で、この頃はまだ負け知らずであったはずの貴虎(斬月)も押されています。プロトタイプに過ぎないデューク(凌馬)もまた。このセイヴァーシステムや、アローなどなぜ“死んだ”はずの供界が持っているのかは、一瞬凌馬も触れていましたがほんとうに謎。

ライダーバトルはこういう屋内の、薄暗いなかだとメタリックなボディに火花が映えてまさに映像美という趣。大好きです。
斬月に救われたものの、供界には逃げられてしまったため、今度はゲネシスドライバーのプロトタイプを手に、再びアジトを訪れる凌馬。アローのスピーディーな殺陣が眼福でした。
自分ならば貴虎のできないことができる、貴虎の代わりに神となって世界を救う、と口説く工藤に対し、
「黙れ三流」だの
「貴虎は残念だったが一度はわたしの認めた男だ」だの
「世界を救うのはこのわたし(の頭脳とか研究とか)」だの
啖呵をきりまくる凌馬がまた……ヒーローっぽく見えないこともなかったです。概ね大満足の一遍。

でもこの終わり方は好きじゃないかな。

仮面ライダーナックル

本編後半、戒斗の暴走を抑えるべく暗殺を企てるザック。あっけなく倒され、失神、昏睡している間に――すべての戦いは終わっていました。救出され今は病院のベッドに横たわるかれが、目覚めたところから物語は始まります。
いきなりペコの美しい姉・アサミが登場してびっくり。ペコの空気の読みっぷりからするとザックとはそういう仲?

「ありがとう。ザックのおかげでみんな助かったんだよ」
「いや。……おれは」

自分に世界を救う力はなかったことを、誰よりもよく知っているザック。戒斗と紘汰と、2人を知れば自分などとるに足らないものだと。しかしアサミのはげましを受け、自分も凡人ながら、凡人のできることに“一生懸命だった”という事実にこそ光を見出し――。
やがて、ビートライダーズがそれぞれの道を歩み始める中、ザックも1年間のダンサー修行のため、ニューヨークへ。

オーディションとレッスンに明け暮れる日々のなかで、不穏な噂を耳にします。
それは、<ネオバロン>と称するダンスチームの台頭。

バロン誕生のエピソードが面白い。アサミはもともとザック、ペコと同じチームにいたんですね。
突然現れた“強者”、駆紋戒斗に乗っ取られたそのチームから、たった1人卑怯者として追い出された男・シュラ。
かれが主宰するネオバロンは、日夜賭けファイトを繰り返し、勝者にロックシードを与えることでチーム勢力を増やしています。力で世界を支配しようとした戒斗の、上っ面だけを真似ているシュラ。
バロンを預けられたものの、そのネオバロンに取り込まれてしまったペコ。
ペコはかつて戒斗にさえ
「自分はチーム間の抗争より踊りたいのだ」と異を唱えていた強い子だったのに、洗脳って怖いなあと思います。

アサミからペコに関する相談を受け、悪の巣窟に単身乗り込み、仲間を取り戻そうとするヒーロー、という定番のストーリー。
ここでシュラもまた世界の救済をうたい(このナックル編はデューク編の続きなのです)、
「ともに戒斗の求めた理想を実現しよう」という言い分で、実際の戒斗ならば弱いの卑怯だのと一刀両断にしそうな企みをザックに打ち明けます。
到底賛同できないザックの、多勢に無勢な戦い――そこへ現れるチーム・シャルモン!
「ここはワテクシに任せて!」
鳳蓮とネオバロン勢と、重量級同士の熱い肉体の絡みが展開されるなか、ザックのみ城之内とともに退避するのですが、追手が普通に戦極ドライバーとまつぼっくりのロックシードを持ち出すのにびっくりさせられます。
手も足も出ないかれらの前に、今度は龍玄が華麗に登場し、黒影を一掃!

このドライバーを作っているのは旧ユグドラシルの残党であるテロ組織、<黒の菩提樹>。
かれらに独りで立ち向かおうとするザックは、せめてもと光実のさし出す戦極ドライバー、くるみのロックシード、ゲネシスコアがなければ使えないエナジーロックシードを受け取ります。外遊中であったはずの光実が戻ってきたのは城之内から一報を受けたのか、それともネオバロンの噂を独自に聞きつけたのか、いずれにしろまだ皆がつながっている雰囲気があってうれしい。

おのれの弱さを認める強さ、仲間の弱さを許せる強さ、弱いからこそ強くなれるという、凡人だからこそ持てる強さを、いつの間にか獲得しているザック。
再びネオバロンへ乗り込んでいきます。
埠頭での、夜の雨に打たれながらの格闘。

松田さんは手脚が長いぶんアクションも映えますよね。手負いの獅子が如きがむしゃらな戦闘。劣勢となったシュラが手にするロックシードにまた、衝撃を受けます。
なぜならばそれは、戒斗と同じ(でもナンバリングがない?)バナナのロックシード。
どこでそれを手に入れたのだと狼狽えつつも、
「バロンの名前はおれが守る!」と変身するザック。

暗い室内と同じくらい、夜の雨というシチュエーションも、ライダーバトルを美しく見せますね。ジンバーマロンの出現は胸熱です。
ラストはひょっこり現れた戒斗さん(亡霊)とのダンス。これ、ザックがニューヨークで大成功とかそういう展開じゃないところがまたいいですね。爽やかなラストです。

「一つだけ聞いていいか? なぜあの時おれを殺さなかった」
「お前ならもっと強くなる。……そう思っただけだ」

うそぶく戒斗さんが照れているようで、亡霊なのに飄々と現れるところも含めてマスコットキャラ化していて感慨無量。
同日追記。予告編のプレイヤーサイズを調整しました。
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2016.04.07 12:06 | gaim 鎧武 | トラックバック(-) | コメント(-) |
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