LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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前回の蟻に引き続き、様々な生態を見せる虫たちが第一に面白い。
まだ腕輪の光は青なのに、すなわち期限は切れておらず、理性的に人に混じって暮らせるはずなのに、なぜか凶行に走る1体のアマゾン。その謎はラスト近くでようやく解けます。
そして、戦いへの陶酔に戸惑い、改めて自分とは何者か、見極めずにはいられないと思い始める悠。駆除班から外れ、元の生活に戻れという義母の命令にも背いて、自主的に“狩り”に飛び込んでいきます。藤田さんの演技が素晴らしい。
残酷な自我への目覚め。そして皮肉な巡り合わせにより、義妹・美月もまた、この世界に起こりつつある惨劇を、ついに目の当たりにすることに――。


little unfoldings of life / carolune


とても惹きつけられるストーリーですが、
「蛇行するバス、その屋根に飛び乗る緑のライダー」という絵柄で単純に「W」を思い出し、懐かしくなってしまいました。すごく平成ライダーしてました。あんな昼日中から大っぴらに戦っていては、偽装工作する係の人も大変そうですね。
分析

野座間製薬研究所。
囚われの仁は、様々な機器に繋がれ、実験台の上に寝かされています。別室からその様子を観察している水澤。
「この後MRIと、皮膚片の採取を忘れずに。ベルトの方は解析班に回してください」
はいと応じる声がして、アルファのベルトは仁の元から運び去られていきます。背後から近づいてくる加納。
「そういえば橘本部長から、今日からあのベルトとアマゾン細胞のデータを共有させろと要請がありました」

スマホで通話しながら歩む橘のイメージ。

「……うちが使った予算を取り戻すのは自分たち営業だから、事前に情報が要る、と」
「かれが言いそうなことね」
「実験体の現状を見ても、まだアマゾン細胞が商売になるとでも思ってるんでしょうかね」
「かれは、ベルト込みで考えているのよ」モニターを一瞥する水澤。そこに映る仁は昏睡状態のままです。「あのベルトはアマゾン体の戦闘能力を著しくアップさせるから」

蜻蛉/竜介を一撃で払いのけたアルファ/仁。
ランクEとはいえ、一撃で3体の蟻を串刺しにしたオメガ/悠。


「戦闘能力」ゆっくりと発音する加納。「つまり、兵器として売ると。なるほど」
「アマゾン細胞の可能性はそんなところにあるんじゃないわ」
「――は?」
「鷹山仁はその可能性の一つよ……悠も、ね」
その真意を探るような加納の視線を避け、テーブルの前へ移る水澤。
「駆除班には?」
「悠くんをこちらへ戻すように伝えました……しかし悠くんが納得しますか。こちらの都合で、あっちへこっちへと」
「いいのよ。あの子はまだ、こちらで決めてやらないとどうしていいかわからない、赤ん坊みたいなものだから」

理由1

駆除班の待機所。缶ビールを呷る志藤、こたつでカップラーメンをすする三崎。やけどしたらしく
「あっち!」と顔をしかめるその隣で、何かつまみながら雑誌を読みふけっている福田。この人達は高給のはずなんですがなんでこんな生活をしているのでしょうか。

「……なあ、あの悠って子。まだそこの川んとこ居るよ」外から戻ってきた望。「いいの?」
「ああ? 帰れ、って言ったはずなんだがな」面倒くさそうに唸る志藤。
「迷ったんじゃない? だってお坊ちゃんなんでしょ」と三崎。「ちゃんと帰さないと、本部長様がうるさいよぉ」
その顔をしばらく見つめる志藤。
「……ったく」ようやく身を起こし出て行くのと入れ替わりに、望が休憩スペースまで進み入ってきます。
彼女がこたつの天板に置いたコンビニ袋から菓子を手に取る三崎。
「あの緑のアマゾン、うちにいてくれたほうが稼ぎやすいのにな」こたつに入りながらぼやく望。
「まあな」応じる三崎。「でも、マコさんが熨斗つけてでも返すって勢いだし」
「なんで」
「さあ」
「あいつはヤバ過ぎる」口を開く福田。「……そう言ってた」
「まあ……アマゾンだしね」
マモルの前では絶対に口にしない言葉。見交わす眼と眼。
福田、望は屋上での悠の戦闘を知りません。
三崎も多数の蟻を相手に奮闘中で、オメガの驚異的な力に対する志藤の畏怖を、正確には理解していないのでしょう。

理由2

川辺。バイクの傍らにただ佇み、その浅い流れに目を落とす悠。

(母さんの元へ帰れ……またあの部屋の生活に戻れってことか……? それって)

自分のなかの自分。囚われ自由を求めて咆哮するだけの獣。

「おい」すぐ近くから聞こえる声に顔を上げる悠。橋を渡り、志藤がここまで来ていました。「何やってるんだ? 早く帰れ」
「…………はい」
不承不承答える悠の顔があまりにも頼りなく、つい哀れに思う志藤。
「家あんだろ家。……本部長の息子ってのも驚きだがな」
「養子です」
「?」
「あの、マモルくんは大丈夫でした?」
「ああ。研究所で治療中だ」

***

研究所。病室のベッドの上。テーブルにはケーキやジュース、おもちゃなどが並んでいます。
「マモルくーん」
「マモルくん。ほらっ。おやつだよ、好きでしょ、ははっ」
幼児をあやすような猫なで声で手に手におもちゃを翳し、マモルに迫る白衣の男たち。嫌がるマモルの機嫌をとろうと苦心しています。
「いらない。いらない……」
「ほらほら、ね。今日注射はないから」
「マモルくん? マモルくんマモルくん。ほら、怪我が治ったら、チームに戻れるから」
いやいやをするマモル。

わたしはアマゾンというのは人体にアマゾン細胞を植えつけたものだと思っていたのですが、仁や加納の説明では、アマゾン細胞を増殖させ、人体サイズまで育て上げたもの、となっていましたね。であるならばこのマモルや悠の一種の幼さも理解できますが、一方では逃げ出した後社会人として周囲に溶け込み生活しているアマゾンも多数あるわけで、このレベルのばらつきはどこから来るのかなあと思います。竜介なんかはかなりの知性派という感じでしたし。
鷹山仁がアマゾン細胞の研究者であったかのような描写も気になりますし。

「ほっといて、もうっ!」研究者を突き飛ばし、上掛けを頭からかぶってしまうマモル。

***

川辺。マモルの現状を志藤から聞いた悠。
「仁さんのほうは」
「データをとるってことらしい。まあ殺すようなことはしねーだろ」
「そうですか」
「わかったら早く帰れ」唐突に会話を打ち切り、立ち去りかける志藤。
「えっ。どうしてですか」
「あん?」
「……あなたも、ぼくを追い出したがってるみたいだから」

真正面から問われ、目を泳がせる志藤。

「ぼくがアマゾンだからですか?」土手から上がってくる悠。「でも、マモルくんだってそうだし。なんでだろうって」
「お前、残りたいのか? 駆除班に入って、虫を狩る理由があんのか」
「それは」
「マモルには、飯とチームが好きって理由がある。他は全員、命張ってでも金がほしい。わかりやすい理由だ。だからな、……信用できる」ようやく真顔で悠を見る志藤。「……だが、戦う理由もはっきりしねえ、そんなやつに背中預けられるか?」

自分はこの人の仲間ではない。うなだれる悠。

「帰れ。じゃないとこっちが迷惑すんだよ」また目をそらす志藤。
「……はい」
一礼し、バイクに戻ると走り出す悠。相手がこちらに背を向けて初めて、穏やかな視線を向けられるのでしょうか、それをしばし佇み、見送る志藤。
「ああしてると普通の……」笑みさえ浮かべ言いかけて、

しかしその感慨を裏切る記憶。凶暴な衝動に支配され、殺戮と破壊に酔うオメガの戦い。

首を振り振り、待機所へ向け歩き出す志藤。

萌芽

学校から帰宅してきた美月。自宅アプローチの下に停められた、見慣れぬバイクに目を凝らします。
「悠?」階段を駆け上がる足音。ガラス張りの部屋にその主を見出し、飛び込みます。「悠!」
「美月」顔を上げ微笑む悠。今まで水槽の世話をしていたのでしょうか。「お帰り」
「帰ってたんだ。もう大丈夫なの?」
「えっ」
「入院してたんでしょう? お見舞い行きたかったんだけどお母さんが行かせてくれなくて」
「……ああ」義母はそんなふうに自分の出奔をごまかしていたのだと理解する悠。

(そっか、そういうことになってるのか)

「平気? まだ、あんまりよくないの?」
「いや? だいじょぶ」
「……早く帰ってきてくれてよかった……」安堵の息を漏らし、水槽を覗き込む美月。「餌とか、ちゃんとできてるか自信なくて」
「世話してくれてたんだ? ありがと」思わず笑顔になる悠。
その顔に勇気づけられたのか、鞄からアクアリウムの雑誌を差し出す美月。受け取る悠の笑みが一層大きくなり、目を輝かせてページをめくります。
「あのね。悠、前言ってたでしょ? ここが自分の水槽かもって」
笑顔のまま、凍りつく悠。そちらを見ずに続ける美月。
「あたしも同じ気がする……悠が戻ってきてくれてよかった」
真意をはかりかねる悠。しかし美月は笑顔でその会話を締めくくろうとしています。

自分のなかの自分。

「……違う。戻るのは違う」
「え?」
雑誌を美月に返し、そのまま部屋を出て行く悠。

水澤邸のアプローチを、グラブをはめながら降りていく悠。バイクのもとに近づき、ヘルメットをつけようとした時、美月も駆け降りてきます。
「……えっ? 悠、どういうこと? なにこれ。どこいくの?」
そのままバイクに跨る悠。バイザーを上げ、
「ごめん。心配しないで、大丈夫だから」と笑みを作ります。
「でも」
答えず走り出すバイク。
「悠!」遠ざかる背を、見送るしかない美月。「……どうしちゃったの」

自省

夜。都心の公園の水飲み場で、何故か激しく顔を洗っている悠。夜風は冷たいでしょうに拭うこともせず、ベンチに腰かけてただグラブを弄びます。
「!」突然その傍らに音高く投げ出される荷物。驚き見上げれば、そこに立つ女はぶっきらぼうな調子で、
「これ運んでくれたら、なんか、ご馳走するけど?」
「……七羽さん」

雑居ビル、七羽の部屋。鶏肉をソテーしている七羽。
「……そう。仁が野座間製薬に」
「検査をするだけって言ってたから、心配ないと思いますけど」
「あっ、そこのお椀とお皿とって。で? きみのほうは駆除班追い出されて、でも家に帰るのは嫌ってわけね」
「嫌っていうか」その言葉に従い食器を台所まで運ぶ悠。「……なんか、違うって気がして」
「一度人に牙を剥いた動物はね。二度と元には戻らないのよ。どんなに従順だったペットでもね」
ふ、と息をつき戻っていく悠。
「……どんどん否定されてくな。自分は人間だって、確かめたかったのに。仁さんにも。志藤さんにも。自分にさえ」
その声に自嘲の響きを聞きつける七羽。陰鬱な表情で天を仰ぐ悠。
「戦えば戦うほど、」

殺戮の記憶。倒した相手の緑の体液にまみれながら。

「……キモチヨカッタぁ……」感に堪えぬという表情。しかし酔いしれることもできず、もう自分は戻れないのだろうかと己の両手を見つめる悠。「……それがほんとうのぼくなのか、ぼくの中の違うぼくなのか。自分にもわかりません」
「そ。問題は」敢えて平然と食卓に皿を並べる七羽。「じゃあどうするか。どうしたいか、ね。さ、今日はこれ食べて寝なさい」
両手を合わせると一切れ箸で取り、かじりつく悠。
その後まんじりともせず一夜を明かし――。

水澤邸。水槽の魚を覗き込む美月。

(悠。何かあったんだきっと)

第1話から思っていますが何もレイアウトしてない、ただ魚だけの水槽はひどく無機質に見えますね。
目をそらし、ベッドの上に置かれていたアクアリムの雑誌を手に取る美月。

(明日、研究所に行ってみよう。戻ったのかも)

灯りを落とし、出て行く美月。部屋の中央でただ白々と、専用ライトを照射された水槽だけが光り輝いています。

バス男1

朝のバス停。並んでいる人々の前にバスが到着します。
「発車いたします」客が乗り込んだのを確認しドアを閉める運転手。バスは緩々と坂を下り、トンネルにさしかかります。真っ暗になる視界。

くぐもった、短い悲鳴。

長いトンネルが終わり、出口に近づいた車内に再び光が満ちた時、そこには惨劇の跡が――。

***

七羽の部屋。いつの間にか眠りに落ちていたらしい悠。異様な感覚に目覚めます。
「――なんだ、この感じ」

***

駆除班待機所。通信のコール音に起き上がる福田。
「はい、駆除班」
『識別コードの反応です』
はっとメガネを掛け画面を見つめる福田。立ち上がり警報のスイッチを入れます。

朝の街に滑りだしていくノザマペストンサービスの車両。望、三崎は後部座席で準備をしており、志藤は助手席で居眠りしています。その時入る通信のコール音。
「駆除班、志藤。出動中だ」
『……済みません。識別コードの反応が消えました』
「は?」
路肩に停められる車両。顔を上げる三崎。
「えー。じゃ、間違い?」
『いえ……実はその前にも一度、微弱な反応があって。すぐ消えてしまった場所なんです。その時は誤作動かと思ったんですが』
奇妙な報告。
「消えるってのはどういうことだ」
『確認したところ、トンネルの中で電波状況が悪いようです』
「ランクはBかあ」タブレットを手に取る三崎。「マコさん、マモちゃんいないときついんじゃないですか。緑のアマゾン追い出しちゃったし」
「あいつ別にやばくねえだろ。ビビり過ぎなんだよ」とバナナにかじりつく望。
「うるせえな。フク、とにかく現場行くぞ」
こくりとうなずき車をスタートさせる福田。竜介、前原亡き今、志藤に対し普段から部下っぽいのはこの人だけです。

***

明るくなった道を、ひた走る赤いバイク。

(わかる。アマゾンがいる……!)

便利です。野生センサーついてるようです。ということは調査班に騙された仁とは、やっぱり色々違うということ?

バス男2

街をめぐるバス。その後をついていく、悠のバイク。それを目撃する、信号待ちの志藤と福田。
「あいつ何やってんだ? ……フク」
皆まで言わずともハンドルを切る福田が阿吽の呼吸。悠の後を追います。その行く手にも、トンネルが。

トンネル。
真っ暗なその中にバスがさしかかった時、すかさず追い抜き前方に停まる、赤いバイク。
ヘッドライトに照らされた中でゆっくりと降りる悠。
バスの後方にはノザマペストンサービスの車両が停められ、なかから駆除班メンバーが降りてきます。
おい、と声をかけ悠に合流する志藤。そちらへ振り向き、
「志藤さん。あの運転手……たぶん実験体です」
「!」驚きバスのほうを伺えば、どうしたのかというようにこちらを伺う乗客たち。対照的に、運転席についたまま、黙念としている運転手。
次の瞬間一斉に銃を抜き、運転手へその銃口を向ける駆除班。
そうしておいて、
「おい。悪いが降りてもらえねえかな」と声をかける志藤。それでも運転手はうつむいたまま、まだハンドルから手すら外していません。
「聞こえてないのかなあ?」と三崎。
「望」
志藤の声に運転席横のドアまで回りこむ望。同時に後方のドアから強引に乗り込んでいく三崎。驚く乗客たちに
「こんにちはこんにちはぁ!」と愛想よく声をかけます。「あのですねこのバスに、危険物が積まれてる可能性があるんですよ」
口々に恐怖の声を上げる乗客たち。
それを見渡し、
「なんでえ、乗客の皆さんはすぐに出ていただいてもよろしいですか? すいませえん。どうぞどうぞ。気をつけて。さささささ」

その声を聞きながら観念したかのような表情の運転手。詰め寄る望、銃口を突きつける志藤。
「降りろ、って言ってんだよ」
「おい。返事ぐらいしろよ」

「!」その時バスを急発進させる運転手。よろけて倒れこむ志藤たち。
下では福田の銃が火を吹きますが追いつきません。ベルトを付けバイクに飛び乗る悠! バイク上の変身は大好物です。
福田も車両に乗り込み追随します。乗客をさばき戻ってきた三崎を1人残して。
「ちょっちょちょちょ! ……おれは……?」

タイヤを軋ませ蛇行するバス。すでにトンネルから出て来ています。
座席につかまりなんとか立ち上がろうとしている望、志藤ですが強引に揺さぶられます。
「おい、何のつもりだ!」
ダッチロール、急停止急発進。
「……停めろ!」

追跡

その後を猛追してくるオメガ。
追い抜こうとすればバスが幅寄せしてくる、それをかわし逆側へ出ればまた。

運転手の意識が悠にとられている隙に、揺れる車内を運転席まで駆け寄る望。運転手の袖を強引に破き、腕輪を確認します。
「志藤さん、こいつ腕輪がある。やっぱり実験体だ」
その時人形のように身体を硬直させ天を仰ぐ運転手。外見はかわらぬまま、肩口から太い脚が伸び、鉤爪で望、志藤を突き倒します。
「うわっ。ああ」
「ぐ……っ」

その間も激しくダッチロールするバスを追いつつ、ついにその屋根まで跳躍するオメガ!
運転席の横の窓ガラスを打ち破り、運転手を引っ張りだして共に下へ落ちます。
「!」歯を食いしばる志藤。なんとか運転席に飛びつき、バスを停めます。

「……!」無言で低く構えるオメガ。
その前で起き上がる運転手は、
「なぜ邪魔を。あれはもう少しでえ……!」とよくわからないことを言います。すさまじい熱量とともに出現したのは蝶アマゾン(しかし蜂っぽい)。すかさず跳びかかるオメガ。援護に走る志藤たちの背後には福田も到着します。
腕力では蝶のほうが勝って見え、現にオメガを背後から捉えて喰らいつく蝶。蹴り飛ばし振り払うオメガ。
「緑のアマゾンを援護する」
志藤の声に駆け出す駆除班の面々。

***

住宅地近くの路上。タクシーを拾う美月。ジーンズの脚が細いわ長いわで羨ましいです。
「どちらまで行かれますか」
「あ、野座間製薬研究所まで。お願いします」

***

劣勢のオメガ。蹴りも突きも、相討ちになったときでさえ倒れるのはオメガのみ。
戦う間、何度も駆除班メンバーの銃弾を受けながら、ものともしません。
「うううううううう!」
オメガを倒し駆除班メンバーに向かう蜂。とっさに躱し、応戦する3人。
そこへ起き上がり、跳びついていくオメガですが、あっさり投げられてしまいます。腹を殴られ、後退りしていくオメガ。壁際まで追い詰める蝶。
よろよろと起き上がり銃を構えて周囲を取り囲む駆除班。

異変

その時またコール音。
「駆除班、志藤。……ああ。虫がいま目の前にいるけどな!」
体をかわし逆に壁を背にした蝶に襲いかかるオメガ。
『……そんなはずは』戸惑ったような調査班の声。『また微弱な識別コードの反応があったんです。さっきのトンネルで』
「何だと」
「どういうことだ」

蝶を路上に押し倒し、殴りつけ、噛みつくオメガ。

***

トンネル。
真っ暗な中を途方に暮れたように見回す三崎。
「あーあ。もう帰っちゃおっかな」
銃を担ぎ上げ、ぶらぶらと皆が去った方向へ歩き出します。その背後から入ってくる1台のタクシー。三崎を追い越して奥へ進んでいきます。

***

唸りながらオメガを殴り、膝で蹴りつける蝶。その脚を捉え、天高く投げ上げるオメガ。落下してきたところへ拳をうちつけ、激しく腕を振りぬけば四散する敵の身体。その背から緑の体液が飛沫となって散ります。
消耗しつつ変身を解く悠。

そこへ追いついてきた志藤たち。腕輪を拾い上げた福田が声を上げます。
「まだ青だ」
示されたものをまじまじと見つめ、息を呑む志藤、望。
「……嘘だろ」
「じゃこいつはまだ完全に目覚めてない実験体だったわけか……ということは、最初の反応は」
暗然とする一同。
鳴り響くコール音。

『マコさん、虫だ。トンネル内に虫!』三崎の声とともに発砲音が耳を打ちます。
タイヤの軋みとも女の悲鳴ともつかない甲高い音も。

***

「きゃあっ!」
どこから現れたのか、幼虫のようにずんぐりしたアマゾンが、タクシーに襲いかかります。
運転席から引きずり出されようとする運転手。後部座席で泣き顔になっている美月。
必死で走り続ける三崎ですが孤立無援すぎ。
逃げ惑う運転手は幼虫の吐き出した糸に囚われ繭のようになり、その胸に長い口吻を突き立てれば、全身の体液を吸われ見る間に萎んでいく姿がホラーです。
「くっそ!」叫びつつ走る三崎。なかなか距離が縮まりません。「逃げろ早く!」
「……」ようやく正気づいたのかタクシーの後部ドアから降りる美月。しかしそのまま路上に座り込んで動けません。

急行

『逃げろ早く!』
車両に乗り込み、三崎視点の映像と声を、モニターで確認する志藤と福田。
三崎はまだ現場まで到着しておらず、逃げ遅れた少女が1人。
「!」窓から覗き込み、少女の姿を見て動転する悠。そこに映っているのは義妹・美月。
「美月……!」バイクへ駆け戻る悠。
「フク!」同時にドアを閉め、車をスタートさせるよう指示する志藤。

***

「……!」起き上がり、タクシーの影から走り出す美月。しかし恐怖のあまり足がもつれたのか、すぐに転んでしまいます。
その動きに気づく幼虫。
「!」とっさに逆方向から発砲し、自分のほうへ注意を引き付ける三崎。
邪魔をされて腹を立てたのか、タクシーを岬の方へ突き飛ばし、三崎にぶつけてくる幼虫がバイオレンスです。
「くっ」倒れつつも歯を食いしばり、銃口を上げる三崎。

***

「やっば……」
「糞。もしかしてさっきの男は、バスの乗客を運んでこいつを育ててた、ってことか」
「まじかよ」
想定外の事態に、現場へ急行するノザマペストンサービス。

***

「美月……」
そしてバイクを駆り駆けつけようとする悠もまた。今日は食料ないと思うのですが大丈夫でしょうか。

***

七羽の部屋。
「仁!」相変わらず通信を傍受しているのか、室内のモニターを見つめていた七羽。飛び起きると壁にかけられたライダーズジャケットを外します。

***

野座間製薬研究所。こんこんと眠り続ける仁。
「このまま特別室へ。食事は制限してください」
「はい」
ストレッチャーで運びだされていく仁。

***

トンネルへ向かうスロープを、降りていく悠のバイク。

***

「……」
トンネルの中。すくみあがる美月によろよろと近づき、ついに糸を浴びせる幼虫。絶体絶命。
それを感知したのか、まだ追いつけぬまま
「みづきーっ!」と絶叫する悠で以下次週。
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2016.04.29 04:02 | amazonz ΑΩ | トラックバック(-) | コメント(-) |
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