LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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いやいや科学は本来楽しいものだと、都会に住んでた頃某未来館ファンだったわたしは思いますが、その気持ちを一時的に忘れてしまっていた弟=ジロウ教授。
そして、それを弟に思い出させてやる必要性を感じず、叱咤激励するだけだった兄=ユウイチ教授。
この兄弟を通じ、タケルが<楽しさ>の価値に目覚める回。


Science Experiment / FreeLearningLife


と同時に、ゴーストの新たなフォームのお披露目回でもあるわけですが引っ張りましたね。

圧倒的に強い、ガンマイザー2体相手にかるく小手先でひねってしまうこの強さ。
けれども登場の仕方がほんとうに無造作です。
まあ新フォームお披露目に必ず物語の山場が来たり、主人公が
「戦うことが罪ならおれが背負ってやる!」と悲壮な覚悟をしたり絶望の果てに新たな力を得たり、しなきゃいけない、という決まりはない、わけなんですけど。
でもそれがあると、電王てんこ盛りとかあんなデザインなのにめちゃくちゃかっこよく見えたりしますからね。毎年見続けているだめな大人としては、ムゲンのデザインが神々しいほどにかっこいいので、もったいない気もします。
完全に一致……!

一掃

アカリの先生を助けるために、夢の世界に乗り込んだおれたちは、敵の罠にはまってしまった。残された時間は後、36日――。

青空を背に悠然と立つ、神々しいまでのゴースト。その光輝に満ちた姿には、
「あのときの、光のゴースト」とアカリまでも息を呑みます。
「これがあなたの力です、か!」やっとゴーストが新しい力を見せたことに喜ぶイゴール。
「観察・消去を実行します……」つぶやく水ガンマイザーに、そしてイゴールに、
「2人を返してもらう!」と呼ばわるムゲンゴースト。たちまち光の粒子と宙に消え失せ――そして、捉えられたアカリたちのもとへ瞬間移動します! 自ずと薙ぎ払われ退却する雑魚たち。
「何なんですか、これは!」動揺するイゴール。
「アカリ」
「うん、……教授!」頷き、ユウイチ教授とともに駆け去っていくアカリ。

花咲く公園。眼魔たちに襲われた地点から、やや離れた木の茂みまで、逃げてきたアカリとユウイチ教授。身を隠し息を整えつつ周囲を見回すと……たまたま向こうの木陰に、隠れていたジロウ教授を発見します。兄たちに気づかれたことを知り
「あ、やっべ」と踵を返すジロウ教授。
「あ!」
「ジロウ! ……あ、痛っ、あ痛た……」
たちまち弟を追い始めますが、足を痛め崩れ落ちるユウイチ教授。
「ユウイチ教授!」
「ジロウ!」
ユウイチ教授に
「ここで待ってて下さい」と言い聞かせ、代わってジロウ教授を追うアカリ。

***

「観察。分析……」つついて反応を調べようというのか、ムゲンゴーストに水の礫を投げつける水ガンマイザー。ゴーストがそれによって固定されたところへ、傍らから飛び出してきた電気眼魔&ブック眼魔がゴーストに電撃を見舞います。
「やったか!?」手を打ち合わせ、期待するイゴール変身体。しかし水蒸気の霧が晴れれば、ゴーストは何のダメージも受けず、ただそこに立っています。「何だと……!」
次は水ガンマイザー。その全身はやわらかな水流と化し、ゴーストの首に巻きつきます。
「観察・分析を開始します」
しかしそれすらも、ものともしないゴースト。薙刀状の武器を手に呼ばわります。
「無限の可能性は、無限大だ!」
「危険を察知……回避」しかし不利と見たか、すぐさま退却していく水ガンマイザー。
開眼。軽く武器を振るっただけで、すさまじいエネルギー派が眼魔たちを襲います。
「うわああああああっ!」イゴール始め阿鼻叫喚に叩き込まれる眼魔たち。それを尻目に独り退却していく水ガンマイザー。

****

「いてててててて」
先ほどの場所に蹲り、右の足首を抑えているユウイチ教授。捻挫でしょうか。変身を解き、アカリの後を追ってきたタケルがそれを発見します。
「ユウイチ教授! 大丈夫ですか」
「ああ……」
「アカリは?」
「ああ、ジロウを追いかけていった」
アカリ・ジロウ教授が心配とは言え、ガンマイザーまで出てきたとなると、このままユウイチ教授をここに残すことは不可能です。
「おれたちは一旦、元の世界に戻りましょう」

挫折

現実世界。金の粒子となって元の施設へ帰還するタケルに、御成が近づいてきます。同時に目覚め、起き上がるユウイチ教授。
「ああタケル殿! ご無事でしたか」
「……www、御成、どうしたのそれ」
吹き出しそうになりながら御成を指さすタケル。
住職代理の顔は、パンダのように目の周りを黒く塗りつぶされています。額には大きな☓印。指摘され、照れ隠しのように乾いた笑いを浮かべる御成。
「これはその、……できごころ、と言いますか、はははは」
「気にするな。仕置きをしただけだ」そして何故か傲然とした表情で顔を拭っているアラン様。きちんとかたをつける性格なんですね。悔しげに見返す御成と、顔を見合わせます。
「アカリとジロウ教授は」と尋ねるマコト。
「アカリは、ジロウ教授を追ってる。イゴールと眼魔は倒せたけど新しいガンマイザーが現れて……」
「誰を倒したんですか。あちらの世界でわたしを消去することはできませんよ?」
背後の声に振り返るタケルたち。いつの間にかすぐそばにイゴールが立っていて、得意気にグリム眼魂を手に翳します。
「イゴール!?」
まだ眠ったままのアカリ、ジロウ教授を見下ろし、
「この身体は人質ということで。またお会いしましょう」パチリと指を鳴らし、紫の霧とともに姿を消すイゴール!
「……っ、アカリ!」
時既に遅し。霧が晴れた後、アカリ、ジロウ教授の姿もそこには残っていませんでした。

ここ、ガンマイザーたちがあっさり引きすぎ、そしてタケルたちもあっさりアカリらをさらわれすぎで(まだ夢の世界にアカリたちがいるのに一旦退却とか)、なんかお互いツメが甘いなあと思ってしまいます。急いでストーリーを追っている感じ。

***

眼魔世界。地下神殿に戻っている水アデルガンマイザー。
「対象は測定不能。人間を超えた存在です……」
「どういうことだ」眉を上げるアデル。
「危険な存在です。消去のご命令を」
ここも、ムゲンゴーストと接するシーンで水ガンマイザーが何か怯えとか戸惑いのようなものを見せるところがほしかったんですが、あっさり帰ったようにしか見えなかったので、アデルでなくてもどういうことだと思いました。
モニターで見ていた、ムゲンの戦いぶりを今一度思い起こすアデル。
頭上のアイコンたちが落ち着きなく輝くのも気になります。
「……消去のご命令を」しつこくうながす水ガンマイザー。じろりと見返すアデル。

***

夢の世界。森のなかを分け入り、緑のトンネルを潜るアカリ。
「教授ーっ! ジロウ教授! ……え?」

***

現実世界。大天空寺居間。
「早く助けに行かないと!」と訴えるユウイチ教授。「このままじゃジロウが」

後一日で出られなくなります、と笑っていたイゴール。


「助けに行ったところで、自分が帰りたいと思わない限り、こっちには戻って来られないだろう」とアラン。
「それに、身体が敵の手にわたっていることを考えれば、やつらからの連絡を待つしかない」とマコト。
「そんな……っ」
マコト、アランの言葉はご尤もです。歯噛みするユウイチ教授の心痛もわかります。考えこむタケル。
「心配しないで下さい。おれたちがいます」

――その前に現れるユルセンが唐突です。
「人のことより、奪われたグリム眼魂どうすんだよ! あと36日しかないんだぞ! 今度こそタケル、死んじゃうんだぞ!」
もう死んでます。
「絶対にジロウ教授を取り返す。グリム眼魂も取り返す!」むきになって叫ぶタケル。ユウイチ教授がどう思うかと心配になりました。
「わかったわかった……」その勢いに尻尾を巻くユルセン。

科学は楽しくない

現実世界。どこか体育館か、倉庫のような場所。
「頼んだぞ、イゴール」
「かしこまりました、アデル様」映像の向こうのアデルに恭しく一礼するイゴール。その足元の寝台には、アカリらが寝かされています。今一度グリム眼魂をポケットから取り出し北叟笑むイゴール。

***

現実世界。大天空寺入り口。賽銭箱の後ろの階段に、独り腰掛けているユウイチ教授。
「ユウイチ教授?」その姿を発見したタケルが声をかけます。
「あいつは、やればできるのに。いつも逃げるんだ……」
「ユウイチ教授は、ジロウ教授のことを、どう思ってるんですか」近づき、問いかけるタケル。背後には御成も、心配そうに立っています。
「……」問われて、過去を思い出すような表情になるユウイチ教授。

***

夢の世界。ジロウ教授を発見したアカリ。
「ジロウ教授! ああちょっと待ってーっ! 待ってください!」逃げようとする前へ出て通せんぼします。足を止めた恩師の顔を、正面から見つめるアカリ。
「……聞きたいことがあるんです。この世界では、自分が楽しいって思ったことが形になります」自分の周りにはラボが出現したと思いだしているアカリ。「教授は、……どうして虫取りなんですか? 科学じゃないんですか」
問われてうつむくジロウ教授。

***

現実世界。
「あいつは、昔から諦めるのが早かった」悔しげに述懐するユウイチ教授。「わたしと違って素晴らしい発想力を持っているのに。もっと科学に没頭していれば」

***

夢の世界。川の上に突き出すように建てられた四阿。そこへ渡される橋の上で、ぼそりと、
「楽しくなくなってしまったんだ……」とつぶやくジロウ教授。
「科学が、ですか」信じられない想いで問うアカリ。

ジロウ教授の回想。
研究中の兄弟。
「うーん。だめだ……」顔を上げ、ぼやくジロウ教授に、
「どうした?」と問うユウイチ教授。
「こうも上手くいかないと気が滅入る……昔は、失敗しても楽しかった」
「愚痴をこぼしてる暇があるなら頭を使え。手を動かせ!」立ち上がり叱咤するユウイチ教授。「成功は多くの失敗の上に成り立つものだ」


「……わたしは、兄さんみたいにがむしゃらに科学に没頭できる、すごい人間じゃない……っ」

***

現実世界。今や立ち上がり、賽銭箱のそばを行き来しながら境内に向け熱弁しているユウイチ教授。
「科学は、楽しいとか楽しくないとかでやるものじゃないんだ!」
聞いているタケルは、アカリのことを思い浮かべています。
いつも楽しげに科学を語り、タケルのためとはいえ次々と新しい発明に成功しているアカリの、その活き活きとした笑顔を。
「科学って、楽しくないんですか?」不思議そうに問うタケル。
「え?」驚き振り返るユウイチ教授。
その瞬間、タケルの脳裏に、新たなビジョンがひらめきます。

まだ若い頃の兄弟が、心底楽しそうに笑い合い、周囲には子供の歓声が満ちているビジョン――。

これがユウイチ教授の過去ならば。きっとわかり合えるとの確信に微笑むタケル。ていうか接触しなくても相手の過去が見られるようになったのですね。

その時、マコトとアランが駆け寄ってきます。
「タケル。イゴールから通信があって、アカリたちの場所を教えて来たぞ」
「おそらく罠だ。……どうする?」
「行きましょう。ジロウ教授を助けるために」
宣言するタケルへ、その背後の御成、マコト、アランへ、深々と頭を下げるユウイチ教授が折り目正しい。

童話の世界

教えられた場所。大型の倉庫のようです。壁に張り付き、配管の影から周囲を見回すタケル。
「敵はいないみたいだね」
「気をつけろ。どこかに潜んでいるかもしれない」アランの言葉にうんうんと頷く御成。
室内に入れば、
「あ、いた」
簡素な寝台に寝かされてるアカリとジロウ教授の姿があります。駆け寄るユウイチ教授。
「ジロウ!」
「タケル。わたしとマコトで身体を守る」進み出るアラン。妥当な提案です。頷くタケル。
「ユウイチ殿の護衛は、拙僧にお任せ下され」そして御成もユウイチ教授本人に申し出ています。
「……お願いする」と、再び一礼するユウイチ教授。
「よし、行こう!」
横たわる御成、ユウイチ教授はたちまち眠りにつき、タケルの身体も金の粒子となって宙に消えていきます。
見送るマコトとアラン。

「……さあ、わたしも準備をはじめましょうか」
そして、かれらを物陰から見ていたイゴール。変身し、さらにグリム眼魂のスイッチを入れ、緑のパーカをまといます。そうしておいて、ぱちり、指を鳴らして消え――。

***

再び夢の世界へ。アカリらを探し野を駆けていくタケルたち一行。
「ふっふふふ」
それを見送るように出現するイゴール変身体が、含み笑いしながらチューリップを魔法の杖のように振りますがそれはただの遊び心。グリムのペンを肩から伸ばせば、たちまち周囲の風景は物語世界のそれとなっていきます。絵本に描かれるような不思議な植物。その風景を見て笑い声を上げるイゴール。

そして、その魔法の波に、とらわれるタケル、御成、ユウイチ教授。異変に足を止めれば見る間に周囲の風景が変わっていきます。
「これは……?」
「おお?」驚き見回すユウイチ教授。
「たっ! たたたたタケル殿! 世界が! 変化していきますぞ!」叫ぶ御成。

――まばゆい光がスパークし、やがて薄れていきます。

目をかばっていた腕を、恐る恐る下げるタケル。
「……?」しかし真っ先に視界に入るその腕は、白いブラウスの袖に覆われ、なおかつ袖口は刺繍の入ったテープで飾られています。大きな、赤いフードつきのマントに、赤いスカート。自分の姿に驚くタケルは赤ずきんちゃんの姿になっています。しかも<赤ずきん 開眼! レッドインフィニティ!>とわけのわからないキャッチフレーズが。
「おっ? ええっ?」

「ん?」
そして頭の違和感に、悩ましげに頭を降る御成。金に輝く長い髪がゆらりと揺れます。満更でもないのか、口笛を吹き髪を揺らし続ける御成の、紫のドレスがディズニープリンセス。キャッチフレーズは<ラプンツェル 昔、こんな髪の時もありましたぞ!>。

「ええ! うぉっ!」そして自分の顔の両側に垂れる、御成ほどではなくともやはり長い金髪を、掴みあげ驚いているユウイチ教授。腰に大きなリボンを結び、銀に輝くドレスの裾をたくし上げればガニ股の先の足元を飾るハイヒール。<シンデレラ ガラスの靴は、28センチ!>ってでかい。

御成に、長い髪が……!」思わず手を伸ばすタケル。いやがる御成。
「ああ! タケル殿こそ、赤ずきんになっておりますぞ!」
「わたしは、……足が痛い!」ヒールに慣れていないユウイチ教授。
3人とも細身のゆえか結構イケていて、ボウケンレッドのシンデレラの継母ほどの破壊力はなかったのですが、御成に長い髪、というセリフに吹き出しましたw

「そうか、みんなグリム童話のキャラクターだ! ていうことは、グリム眼魂の力で?」
そこへ襲い掛かってくる雑魚眼魔の衣装も色とりどりの中世風胴着でファンタジー。森の小人のような帽子もかぶっています。それを大剣を抜き、ずばずばと倒す赤ずきん。
「髪が……邪魔です!」すぐさま非戦闘員として退避していくユウイチ教授と御成。邪魔と言いながらやっぱり悩ましげに髪を揺らすのをやめない御成。慣れないハイヒールでおっかなびっくり走るユウイチ教授。
「早く!」先が支えているのでタケル/赤ずきんも適当にあしらって退却ということができません。剣を振り振り、御成たちに続いて野を走り、迷路を抜けていきます。
「はっ! ぇやあっ!」
お菓子の家が伸び縮みしているところで、ようやく敵を全員倒しきる赤ずきん。

***

眼魔世界・地下神殿。
「消去を開始します」
水ガンマイザーはとうとうそう宣言し、アデルの答えも待たず、床に描かれた眼の紋章へ消えていきます。さらに天上から降りてきて、その後を追う他のアイコンたち。
「勝手な真似を」憤るアデルの顔でCM。

陽動

現実世界。倉庫で眠る人々の姿を見守るアラン、マコトの前に眼魔が現れます。
「行くぞ」
「ああ」
ダブル変身。戦いつつもつれ合うように室外へ出ていきます。
今回はブック眼魔、電気眼魔もこちらへ現れ、乱戦に。ツタンカーメンに換装するディープスペクターがその大剣で敵をなぎ払い、複数のスペリオル相手に肉弾戦を挑むネクロム。ここ、ネクロムに向けパンチを打ち込むスペリオルがちょっとかっこよかった。
両者同時に必殺技を繰り出し、一掃したところで。
「……ん」
「!」
今までのは露払いと言わんばかりに、異様に光る目の紋章が空に浮かんでいます。
呆然と見あげる2人。

科学は楽しい

夢の世界。茂みをかき分けかき分け、とうとうアカリたちを発見したタケルたち。
「アカリ?」
しかし振り返るその姿は、白雪姫になっています。<白雪姫 K 完璧なる M マジ可愛い S スノーホワイト>というキャッチとディズニー風衣装(白い立てた襟、ストライプ柄のパフスリーブ)はいいものの、頭にりんごの被り物なのはなぜなのか。
傍らのジロウ教授はカエルの王様。キャッチフレーズは<カエルの王様 楽! ゲロ ゲーロ ゲロ!>ってこれが一番楽してる。
「やっと会えた……」
「タケルw どうしたのそのかっこう、みんな!」笑うアカリ。
「いや、アカリこそ!」
「早く帰るぞ。そうじゃないとここから出られなくなる!」そしてカエルの王様を引き立ててていこうとするシンデレラ。真剣そのものの兄の女装に笑い出すジロウ教授。
「……いや、そのかっこwww 全然説得力ないんだけど」
「誰のためにこんなかっこうしてると思ってんだ!」腹を立て突き飛ばすユウイチ教授に、
「ここから帰れない? こんな楽しい世界ならねがったりだね」とうそぶくジロウ教授。「ふん、科学は楽しくないし」
「だから、科学は、……」楽しい楽しくないは関係ないのだと持論を口にしかけるユウイチ教授。それを遮るのはタケル。
「科学は! ……ほんとうに楽しくないんですか?」
思いがけず棒立ちになる兄弟。そちらへ向け、近づいてくるアカリ。
「……昔、お2人で子供たちを集めて科学教室を開いていたのを憶えていますか」
「ああ、確かに」
「それが、何か?」
「……その時に、1人の女の子が、お2人に科学の楽しさを教えていただいたんです」
「ひょっとして」
「はい」自分がそうだと微笑むアカリ。「ほんとにほんとに楽しかったんです!」

静電気の実験。大きなシャボン玉。2人の科学教室に目を輝かせる子供たち。教える側も笑顔を浮かべています。

「だからわたし、教授たちがいる大学で、科学を勉強したいって、思ったんです!」その笑顔は、2人の科学教室に通っていた少女の笑みと同じです。
つられて微笑むユウイチ教授とジロウ教授。それをにこにこと見守るタケル。その胸から金色の光が溢れ出します。

(みんなほんとうにいい笑顔。楽しいって、こういうことなんだ……)

タケルが光ってる、と気づくアカリ。

「この気持ちを、皆にも思い出してほしい……」思わず口にした瞬間、タケルから溢れ出る光に包まれ、過去へ移動する一同。
小学校の講堂か公民館か、光り溢れる広い場所で次々と、様々な実験を行ってみせる兄弟と、その不思議さに目を瞠り心奪われたように笑う子供たち。
「これは」
「信じられん……」
若き日の科学への情熱を、目の当たりにするユウイチ教授とジロウ教授。
「楽しい時間を一緒に味わえる人がいるって、ほんとに素敵なことだと思うんです」タケルの言葉に、
「確かに、楽しかったな、子供たちの笑顔をみることは」と目を潤ませるシンデレラ。
「ああ、心から科学を楽しいと思えた」と声を震わせるカエルの王様。
2人顔を見合わせ、頷き合います。それをみて白雪姫にウインクする赤ずきん。

「何なんですかこれは!」しかしそこまで。強引に夢の中の、グリム世界へ引き戻されてしまう一同。イゴールの仕業です。「こんな茶番、虫唾が走ります!」
「皆、離れてて!」険しい顔で前へ進み出る赤ずきん。すぐさまインフィニティでムゲン進化します。「変身!」
超・開眼。ムゲン!
白い羽の舞い散るなか、出現するその神々しい姿。
「はあ!」跳びかかっていくイゴールは、次の瞬間その腹を突き上げられ、浮いた身体を軽く払われ、転がっていきます。「う……っ」
「楽しさは人に伝わり、笑顔が笑顔を生む。仲間がいれば、楽しさは無限に広がるんだ!」
ゴーストの声に、にっこりと頷くアカリ、御成、兄弟教授。
「う、何っ!?」一方、己の異変にうろたえるイゴールの声。身にまとった緑のパーカが離れていきます。はっと取り繕うものの、そちらを矢をつがえ見据えるゴースト。
楽しいストライク、って言いましたか?
その矢を受け消えていくイゴール変身体でCM。

人をつなぐ

「……」変身を解き、地に転がるグリムアイコンに手を伸ばすタケル。たちまちその中へ吸い込まれていきます。
書棚に囲まれたその部屋で、兄のグリムが言います。
「最初に童話を集めようと思った理由を思い出した。……弟に聞かせるためだったな」
「そうだったんだ」微笑むタケル。
「うむ」
「兄さんの話、すごく楽しかったんだ!」身を乗り出してくる弟のグリム。「それに、兄さんも話している時、ほんとうに楽しそうだった!」
「楽しさは人をつなぐ。無限に広がる、か……」
顔を見合わせる兄と弟。
「「うん」」その姿はやがて1つに重なり、その声もまた。「「その通りだな。見事だ……」」

***

現実世界。禍々しく光る目の紋章が天高くから降りてきて、現れる炎ガンマイザーと水ガンマイザー。他のアイコンすべてを従えた大部隊です。
「あいつはタケルが倒したガンマイザー!?」緊張するネクロムの目の前で、アイコンたちがアデルの顔に変わります。
「こいつを使え」と長剣を手渡すディープスペクター。「タケルが戻るまで、持ちこたえるぞ!」
「ああ!」
「「「「「排除、を開始します……」」」」」
「「おおっ!」」不気味な敵へ雄叫びを上げ駆け寄る2ライダー。

***

夢の世界。グリム眼魂から出れば、そこでも手を取り合い笑い合っているユウイチ教授とジロウ教授。それを見るタケルの顔が本当にうれしそうです。
「よかったわね」と話しかけてくるアカリに、
「ん、」と笑顔で応じるタケルの、脳裏に突如響く悲鳴。

<ぐああっ!>
<ああ……っ!>

「……たいへんだ」
「どうされましたか」
「現実の世界に、何か起きてる!」

***

劣勢の2人。かつてディープスペクターは炎ガンマイザーを2回くらい軽く倒していたと思うのですが、進化すると自分でも言っていたのでパワーアップしてきたのでしょう。
水ガンマイザーに圧倒されるディープスペクター。
炎ガンマイザーに翻弄されるネクロム。
共に崖下へつき転ばされる2人。
「「排除……」」水流と炎熱の同時攻撃に襲われます。
「うあ、っが、」
「うあああああっ!」
苦しみつつもベルトを操作しようとする、その腕を攻撃されたディープスペクター。2ライダーに降り注義続ける火弾の雨。
アデルガンマイザーも降りてきて、変身を解かれ倒れ転がるマコト、アランに迫ります。
「「「「「消去……」」」」」
なすすべもなく呆然とするマコトとアラン。
「「消去」」止めの攻撃を、水ガンマイザー、炎ガンマイザーが発したその時。その前に金色の粒子が現れ、霧のようにマコトとアランを包み、アデルガンマイザーの追撃からかばうように退避させます!
「タケル、遅いぞ!」金色の粒子がやがてタケルの姿となったことにも驚かず、ただ叫ぶマコト。
「2人とも、ありがとう」言ってガンマイザーたちに対峙するタケル。その胸から飛び出す、虹色に輝く眼魂をしっかとつかみ、ベルトに収めます。「……変身!」
ムゲン進化。アラン、マコトも見守るなか、きらめく姿で、徐ろにふぁさ、とフードを払えばCMです!

「「「「「対象を確認。脅威認定、無限大。消去。排除……」」」」」
声を揃え宣言するアデルガンマイザーズ。
その集中攻撃を受け、炎に包まれるゴースト。しかし悠然と、その中から歩みだしてきます。炎ガンマイザー、水ガンマイザー、両者を軽くいなし、手を出せば、そえだけでよろめく2ガンマイザーが弱っちい。
「排除……」
呟く声も弱々しく、
「消去……」
水と変じて巻きつくも無効。投げつけられる炎の礫も。全く何の痛痒も感じないように、ゆっくりと歩み寄ってくるゴーストに、ただ後ずさるばかりです。
超大開眼。ムゲン金剛大仏、と言ったでしょうか。ぱしゃり、液体となってはじけ飛ぶ炎ガンマイザー。
続いて水ガンマイザーを見るゴースト。
「ムゲンの可能性は、無限大だ」また言いました。
「排除。消去……」
うろたえる水ガンマイザーに向け、宙に浮かび上がるゴースト。七色の光をまといつつ蹴りを見舞えば、やはりぱしゃり、液体となる水ガンマイザー。
そのまま地上には雨が降り注ぎます。濡れた髪で見あげるアアランとマコト。雨と思うと清々しいですが敵の死体と思うと嫌ですね。
「「「「「……」」」」」
あっけない両ガンマイザーの最期に驚いたのか、消えていくアデルガンマイザーズ。

「……」そして信じられぬ想いで、その雨空を見あげる2人を、変身を解いたタケルが振り返ります。

***

「……」
眼魔世界。予想だにしなかった敗北に、顔を挙げられないアデル。

初心

柳坂理科大学。再び、かつてと同じ場所で、子供科学教室を開いている2人の兄弟教授。
大きなシャボン玉に、歓声が上がります。
「うわあああああ」
「うははは、良し、じゃ交代交代!」
「いい? せーの」
これはよくある、シャボン玉に入る実験ですが、天真爛漫なジロウ教授はともかく、ユウイチ教授の声が優しくて衝撃です。
「シュッシュッポッポ、右へ曲がりまーす!」と、子供たちと電車ごっこをしているタケル。「右へま、じゃなくて左に曲がりまーす!」
手にはゴム手袋、目は保護ゴーグルをかけ、何かのガスが泡となって噴き出してくるのを、目をまんまるにして見守るアラン、カノン、マコトがまるで子供。
「何だ、これは……あ、カノン、危ないぞ」カノンが手を出すのを止めるマコト。その傍らでおずおずと手を伸ばすアラン様がすっかり目の前の不思議に心奪われています。
「あああああ! 何事だ!」シブヤ、ナリタにダンボール大砲で撃たれ、おどけて悲鳴をあげる御成。
大天空寺を挙げて協力するその科学教室を、もちろん今度は助手の立場で、見守るアカリもほんとうにうれしそうです。
「仲間がいれば、楽しさは無限に広がる、か」ふと顔を上げ、タケルのほうを見るアカリ。
「じゃね」子供たちに手を振り、独りになると微笑み目を閉じるタケル。

タケルの回想。
楽しそうに周囲を見ているタケル。その眼前で皿が、のりが手渡されていきます。
「ありがと」
そこは大天空寺・居間。タケルの傍らに立つ龍が皆に皿やのりを配り、受け取るマコトやアカリ、カノンらは笑顔で食卓のすし飯や具材を巻いています。タケルの遊び相手を招いての、手巻き寿司パーティー。


うっとりと回想にふけっているタケルは、また金色の光に包まれているようです。
「あの時の光。ひょっとして光のライダーって、感情の力で戦うライダーってこと?」首をひねるアカリ。そこへ笑顔のジロウ教授が呼びかけてきます。
「月村くん」
「今行きます!」

(いつか、もう一度、みんなでご飯が食べられたらいいな……)

回想の中で、寿司を頬張る幼いタケル。

顔を上げ、今一度笑顔の一同を見渡すタケルで、ラスト。

ブラックマコトと真・マコトで妹の取り合いとかしませんように。
今週の強敵。ジュウマン狩りの際、ジュウオウジャーたちの助けの手が間に合わなかったジュウマンが3人いて、ザ・ワールドはその力を融合させたものと明かされます。イーグルのゴリラの力がヒントと聞けば複雑ですよね。でもわりと簡単に味方になりそうな気がします。そして時代はサイ。
6/13追記。写真を貼るついでに録画を観なおしました。セリフを大幅修正。
女装ってライダーでは珍しい気がします。戦隊だと今年は誰が、って言われるほど恒例ですけどね。
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2016.06.12 11:52 | ghost ゴースト | トラックバック(-) | コメント(-) |
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