LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

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1週間遅れのup、先週のゴーストの感想文です。まぎらわしくて申し訳ありません。

映画「仮面ライダー1号」冒頭部で大天空寺のみんなでカラオケを楽しんでいるのですが、アカリの得点が異様に低くて、でもアカリが歌っているシーン自体は映されていないため、いったいどういうことだろう? と思っていたのです。
やっぱり音痴でした。映画はパラレルなはずですがそれでも音痴でした。しかも音痴なだけでなくふわふわとした発音、古めかしい振り付けや衣装に見られる妙なセンスがいい味を出して、なかなか不思議な仕上がり。
そのアカリがアイドルグループ、<Harp+y 4>に新メンバーとして加わろうと、オーディションを受けるお話。
実際はそれを隠れ蓑に不可思議現象の捜査をしようというわけですが、敢えてそれに協力するディープコネクト社社長・ビルズ(イゴールに洗脳された駒ですがアカリらはそれを知らない)の思惑が気になります。


LADesigns2 2 / onthedotcreations


そして、その<Harp+y 4>のリーダーとして登場するのが、「ウィザード」のヒロイン、コヨミ役の奥仲麻琴さん。
可愛らしいヒロインの登場に色めき立った放映開始からそろそろ5年。晴人とコヨミの堂々たるラブストーリーだった冬映画から数えても3年半。時が経つのは早いなあ……!

そしてアラン様がファンタジー修行に追いやられ、マコトには軍服姿のドッペルゲンガーが現れ、これがメインストーリーにどう絡んでくるのか、さっぱり想像もつきません。
OPもう36回も見たわけですが、毎度ゴースト変身時、指を立てながら高岩さんが少し首をかしげるところ、いいですよね。

低評価

グリム兄弟の事件で、おれは本当の楽しさとは何か、答を見つけた。残された時間は、後25日。

緑の小道に青く小さな竜巻が降り立ち、バチバチと渦の中で稲光を発生させています。明らかに異様な光景。
この異変に駆けつけたタケル、マコト、アラン。
「観察、開始……」渦の中の声に、
「新たなガンマイザーか!」叫び、タケルがムゲン眼魂をかざせば、それに倣うマコトとアラン。
「「「変身!」」」3者同時変身。ムゲン、ディープスペクター、ネクロムが出現します。
「消去、開始」量感を以って打ち出される巨大な空気の塊。
「マコト兄ちゃん。行くよ!」
「ああ」
全開眼。飛翔し、直接風ガンマイザーに攻撃するディープスペクター。
次いでムゲンも、喜びストリームのまばゆい光を刃と振るい、敵を退けます。
しかし、斬られた相手はその周囲にまとう竜巻が消えてもなお、青い渦巻状の身体と、黄色く光る目を備えて不気味。
「対象1、及び2、戦闘レベル急激な上昇を確認。最大恐怖」
ムゲン、ディープスペクターに対し、より高次の攻撃を準備しているかのようなしぐさ。
そうはさせじと殴りかかるネクロム。グリムへの感想も後方に蜻蛉を切りながらと、気力に満ち満ちています。肩からのペンを敵へと伸ばし、鞭と振るったところで、しかし、
「消去」意外にも身軽に躱し、ネクロムを突風で吹き倒す風ガンマイザー。
「うっ!ああ」
対象3、脅威対象外
「なんだと、わたしを舐めるな!」立ち上がるネクロム。しかし新たに取り出した三蔵眼魂は反応しません。「何!?」
「消去、開始」
「うああああっ!」再び突風に吹き倒され、電撃に変身を解かれるアラン。ネクロムの身体が解ける時、雑魚眼魔死亡時と同じ、黒インクを水に溶かしたようなイフェクト出すのやめてほしいです。不吉でどきどきします。
「「アラン!」」
「排除」手を広げる風ガンマイザー。更に大きな電撃が向けられる前で、アランを抱きかかえるように覆いかぶさり庇うムゲン、そして、さらにその手前で、ゲッコウモードの翼を広げ、立ちはだかるディープスペクター。
「!」驚きつつ立ち上がるアラン。
「ここは一旦退こう」その手を引き、ディープスペクターをも促して、ともに退却していくムゲン。

眼魔世界。
地下神殿で待つアデルのもとに、現れる風ガンマイザー。たちまちアデルガンマイザーの姿に戻り、報告します。
「対象は逃走。探索し、消去します」
「待て」止めるアデル。「物事は完璧に進めなくてはならない。もうしばらく観察を続けろ」
立ち去っていくアデルを見送るアデルガンマイザー。

共感力

小さなライブハウス。男たちが快哉をあげるなか、流れ出す曲は「全力スタートライン」。
「夢の話 いつも♪」
4人組のアイドルグループ、<Harp+y 4>のライブが行われています。白い幻想的な衣装の少女たちが甘い声で歌い踊り、その距離の近さに熱狂するファン。その後方で、
「どうです」とアカリに説明しているビルズ。「この一体感! 会場ぜんぶの気持ちが、このリングで一つになります」
スティーブ自身の左腕にもほのかに光る、シリコン製のリング。これには人の共感力を高める効用があるらしいのです。
「感動です」目を瞠るアカリ。「これがビルズさんの目指す、人の未来なんですね」
「イエス。でも、これはテスト。デミアはさらに進化します。このグループも」
「進化?」
「ネクストステップのため、新メンバーを加えます」言って、改めてアカリの横顔を見つめるビルズ。「アカリさん。あなたもオーディションに参加しませんか」
驚き振り返るアカリ。
「あっ、……いえ! わたしなんて」謙遜しつつもまんざらではありません。「ふふ」

「ふん」それよりもさらに後方、バーカウンターから退屈そうに会場を眺めるイゴール。「誰がお前みたいな小生意気な女を」

「もっともっと遠くまで 夢をもっと運んでいこう♫」
歌い踊る少女たち。曲の終わりに、ポーズを決めれば、ひときわ高く歓声があがります。

ファンに手を振り、舞台袖へはけてきた少女たち。ライブ成功の興奮を口々に語ります。
「すごい一体感!」
「こんなテンション初めて!」
「きっとわたしたちの実力が認められたのよ」
「でも」リーダーの少女だけが真剣な表情。「これで満足しちゃだめ。まだ夢の入口に立てたばっかり。目標に向かって、もっと頑張ろう!」
「「「うん」」」笑顔で頷く残りの3人。しかし次の瞬間――。

(何よ、リーダーだからって偉そうに)
(最悪)
(空気読めって感じ)

これが他のメンバーたちの本音なのか、そして、それがなぜ聞こえてくるのか。暗い表情で足を止め、振り返るリーダーの少女。
「どうしたの、ホナミ?」しかし背後の3人は、笑顔のままです。
「ううん……別に」引きつった笑みとともに首を振るホナミ。「ウィザード」コヨミ役以来のご出演、奥仲さんです。神秘的なコヨミとはまた違って、現代的な可愛らしさと、芯のしっかりした雰囲気。

ライブハウス裏の廊下。1人歩くホナミ。その頭のなかに直接届く奇妙な声。

(計画は実に順調だ♡)

「何なの? 何なのよこの声!」耳を押さえ苦しむホナミ。イゴールの声です、とわかっているのは視聴者のみ。直後、背後でドアが開く気配に驚き、駆け出していきます。
背後から出てきたのは、イゴール。
「今の娘、様子がおかしい」付き従う飛行機眼魔を振り返るイゴール。「見張れ、飛行機眼魔・パーフェクト」
すごい名前ですね。
「りょーおかい。ぶるばるーん!」敬礼し駆け出す飛行機眼魔。

2つの悩み

「キラキラ白い 全力スタートライン♪」
<Harp+y 4>の歌声は、<たこやきフーミン>の店先に掛けられたラジカセからも流れています。
軽快なリズムに合わせてたこやきをくるくると焼き、紙箱に詰めるハルミ。
「カノンちゃん、これ届けて」
「はい」
店を手伝っているのか、エプロン姿のカノンが、屋台の前に置かれたテーブルへたこやきを運びます。浮かない顔で座っているのはタケル、マコト、アラン。
中でも一番深刻そうな表情で溜息をつくアラン。その顔は細かい切り傷がいっぱいです。
「どうしたんです、アラン様?」テーブルに箱を置きながら、覗きこむようにするカノン。タケルも真剣な眼差しをアランに向けています。
「わたしのせいで。ガンマイザーを倒せなかった……」
「べつにアランのせいじゃ、」
「いや」タケルの慰めを遮るアラン。「わたしのせいだ」

「対象3、脅威対象外」とネクロムを指さして言い放ったあのガンマイザー。
「わたしを舐めるな! ……何?」しかし三蔵眼魂を使いこなせなかったため、その侮辱を覆すこともできず、相手の攻撃にされるがまま、倒れてしまったアラン。ムゲン、ディープスペクターに庇われなければ今頃――。


(悔しい。こんなことではこの世界の宝物を守れない……わたしはどうすればいいんだ)

三蔵眼魂を握りしめ嘆くアラン。しかしその心の声は、口に出されたものではなかったのに、
「うるさいな!」と叫ぶ後ろのテーブルの客。そこにはつばの広い帽子をかぶり、顔の下半分をマスクで隠した少女が座っています。「どうすればいいかなんかわからないわよ!」
「なぜ、わたしの心の叫びが」驚くアラン。 
「知らない。突然聞こえるようになったんだもん」マスクを外し、声を震わせ応える少女。その美貌に目を留め、顔を輝かせて進み出たのはカノンです。
「もしかして、Harp+y 4のホナミちゃん?」
「……ごちそうさま」そそくさと席を立つホナミ。
「ちょっと待って!」走ってそれを引き止めるタケル。
「あなたに関係ない。どいて」
「ああ……」
バッグを胸に抱え込み、頑なに行き過ぎようとするホナミ、その肩をつかみ止めようと手を伸ばすタケル。途端に流れこんでくるビジョン。

(何、リーダーだからって偉そうに)
(最悪)
(空気よめって感じ)

仲間たちの、声には出さない罵りが聞こえてしまい、苦しむホナミ。


「そうか」同情するような眼差しになるタケル。「信じていた仲間が、きみを嫌ってると知って、ショックだったんだね」
「!」振り返るホナミの鋭い表情。それとは裏腹の、心細気な声。「どうして、それ……」
「詳しく、話してくれませんか」
逡巡するホナミ。

その様を上空から監視している飛行機眼魔・パーフェクト。
「天空寺タケルと接触したか……」

相談

大天空寺・居間。招かれたホナミが、悩みを打ち明けています。
「急に頭のなかに、人の声が」
「いわゆる、テレパシーというやつですな?」うんうんと聞き入る御成。
「聞こえたのは、メンバー3人の声だけ?」確認するアカリ。
「いいえ。男の声で、『計画は実に順調だ』、みたいな」順調、をじゅうんちょう、と間延びさせて発音してみせるホナミ。
「それって」特徴的なその発音に、御成と顔を見合わせるアカリ。「KMS!」
「イゴールがまた何か企んでるってことか」憤るタケル。
「ずっと仲間たちと頑張ってきたのに……もう、どうしたらいいのかわからないよ」目を伏せるホナミ。その横顔を、見つめているアラン。
「どうしたらいいか、わからない……」ホナミの悩みは、自分の悩みでもあります。痛ましげに繰り返すアラン。

その時、手元から飛び出した三蔵眼魂が、ホナミの身体を乗っ取ります。驚く人々の前で立ち上がり、
「我が名は三蔵法師――信念とは、一度決めた目標に向かい、まっすぐに伸びる1本の道のこと。アラン。あなたは信念を見失った」
徳の高い様子の三蔵ホナミに言われ、
「そんな」と一言返すのが精一杯のアラン。衝撃に脱力してテーブルに突っ伏します。
「ああ……」見かねて手を伸ばし、何故かそのうなじをなでさする御成。
「三蔵さん。アランは道を見失ってなどいません」代わって抗議するタケル。「今は転んで、少し立ち止まっただけです」
「ならば、試してみましょう」静かにアランに手を伸ばす三蔵ホナミ。その瞬間、白い煙となってアランの姿は掻き消えます!
「あっ! 消えた!」となぜかテーブルの下を覗き込む御成。「何処に?」
「修練の場です」応える三蔵ホナミ。「もしかれが、あなたの言うような男なら戻ってくるでしょう。でも挫ければ、二度と戻ってこれません」
「何だと」睨みつけるマコト。「今すぐもとに」
「信じよう」くってかかるマコトの前に手を伸ばし制するタケル。「アランは、必ず戻ってくる」
「大した自信ですね、天空寺タケル。ならばこの娘も救ってみせなさい」挑戦的に言い放ち、ホナミから飛び出してタケルの懐に入る三蔵眼魂。
「あたし、いったい何を……」
「行こう。きみが見失いかけてる、道を探しに」
「え?」咬み合わない会話に戸惑いつつも、その言葉に説得力を感じるホナミ。「……はい」
頷き、出て行くタケル、つき従っていくホナミ。
「御成。わたしたちもディープコネクト社に潜入よ♡」そして立ち上がり、何を思いついたのかにっこりと御成に顔を寄せるアカリ。
顔が近い。

修行1

異世界。険しい山と荒れ果てた野。そこに宙よりぼっこりと落ちてくるアラン。
「ここは……どこだ?」呆然と周囲を見回す、その背に、何やら赤いものが跳びついてきます。金の輪を頭につけた赤い猿。
「何を!?」
振り返れば別の方向からしがみついてくる緑のカッパ。
「よせっ!」振り払おうとすると黄色い豚が。三方からアランを叩き、アランの身体でキャッチボールする3体の獣たち。
「わたしに触るな!」
もみくちゃにされ、高く投げ上げられ、振り払っても振り払っても散々になぶられます。
「!」ようやく立ち上がり、息を整えつつ油断なく身構えるアラン。

対話

川沿いの舗道。
「あたしたち4人、子供の頃から一緒で同じ夢を見てた」と思い出を語るホナミ。

「せーの、イエーイ!」
「ホナミちゃん!」
「アコちゃん!」
「ユウちゃん!」
「マリちゃーん!」
公園でのアイドルごっこ。歌い、踊り、笑いさざめく小学生くらいの少女たち。


「いつか4人揃って、あの場所に行くんだって」
「あの場所?」足を止めるタケル。
「ビッグドリームスタジアム。アイドルの聖地でコンサートをするのがあたしたちの目標。そのためにずっとみんなで努力してきたの」そこで、突然ホナミの顔が涙にゆがみます。「なのに。……なんで、あたしだけ」
「ちゃんと向き合って話すべきだよ。自分の言葉で」

潜入

ディープコネクト社。
「あたし、アイドルになります!」応接室で社長のビルズ相手に宣言するアカリ。御成も付き添ってきています。
「本気で、オーディションを受けるつもりですか」
「またビルズさんのデミアプロジェクトが、眼魔に利用されている可能性があるんです」
また、じゃなくずっとなんですけど。
まるでショックを受けたかのように口に手を当てて黙りこむビルズがわざとらしい。
「アカリくんがアイドルになって、事情を探りたいのです」解説する御成。
「なるほど」ちらりとアカリに目をやるビルズ。「ですが、わたしにはそこまでの権限は」
「大丈夫です。実力で受かってみせます!」心配は無用だと手を振るアカリ。顎に小さく握った両拳をつけるアイドルポーズを決め、「うふっ♡」
うふっ、っと至近距離からビルズに微笑みかける御成。
苦笑するビルズ。改めて御成を見返し、納得したようなしないような顔で頷くところも役者です。

ドッペルゲンガー1

眼魔世界。ある建物の階段を降りながら、独りごちるアデル。
「ガンマイザー……やつらはほんとうに完璧な存在なのか」その前に進み出てくる1人の人間。白いタンクトップ姿の背を見れば、誰かのボディであると予想がつきます。「念のためだ、お前にも働いてもらうぞ」
返答代わりに微笑み、アデルの横を通り過ぎていくその顔は、マコトです。マコトの肉体が、眼魔世界に2つあったということなのでしょうか。

***

「ご苦労様!」
公園。屋台を手伝うカノンに、明日もお願いね、と労うハルミ。
「はい! じゃ」
若い娘らしく笑顔で互いに勢い良く手を振り合う2人。しかし踵を返した瞬間、憂い顔になるカノン。
「アラン様は、大丈夫かな……あれ」
行く手の木陰に立っていたのは、黒い軍服姿のマコト。ジャベルや、かつてのアランと同じ、眼魔世界の軍服です。
「お兄ちゃん? ここで何してるの? なんでそんな格好」
しかし答えず姿を消すマコト。思わず後を追いますが、マコトの姿は忽然と消えてしまいます。首をかしげるカノン。

無謀

ディープコネクト社・「Harp+y 4」オーディション会場。
会議室の一室が控室に当てられています。集まった美少女たちは、しかし、全員がある一点を見てくすくすと笑っています。
「あらやだ」
「何あの子」
「何考えているのかしら」
そこに立っているのは、ピンクに白の水玉模様のワンピースが60年代風なアカリ。似合わないセミロングのかつらもつけてセットに余念がありません。
「この視線、みなアカリくんのことを恐れて、マークしてる!」マネージャー役のつもりか、親指にはごつい指輪、珍妙なオレンジのスーツにオレンジのネクタイ、アフロのかつらをつけた御成がロックな口調で話しかけます。
「ついにあたしの時代が来たのね!」微笑むアカリも最高にハッピーです。咳払いする御成。
「念のたーめ♪」アフロのかつらから取り出したのは小さいねじまきゴースト人形。夏の映画の前売り特典ではなかったでしょうか。まじまじと見いるアカリに、「オマモーリ♬」

極限

一方、ダンススタジオに現れるホナミとタケル。中ではメンバー3人がレッスン中です。
「ホナミ!」音楽を止め、笑顔で近づいてくる3人。
「レッスン来ないから心配したよ」と声をかけるアコが副リーダー的なポジションなのでしょうか。
しかし硬い表情で立ち尽くすホナミ。タケルが
「ほら」と促します。「素直に話せば、きっと大丈夫」
「ごめん、実は……」頷き、口を開きかけたホナミ。しかし、またメンバーの心の声が聞こえ始め、恐怖に立ちすくみます。

(何よ、この男)
(練習さぼってデート?)
(人にはえらそうに言うくせに)

「!」怯えて耳を押さえるホナミ。絞りだすような叫び声。「みんなそんなにあたしが嫌いなの!?」
唐突なホナミの言葉に、呆然とする3人。駆け出していくホナミ。
「ホナミちゃん!」後を追う前に、3人に会釈していくタケルが礼儀正しい。

***

スタジオの廊下。
「もう嫌!」立ち止まり泣きじゃくるホナミの耳に、別の声が飛び込んできます。

(やはりあの娘は危険だ。消去しよう……)

「なによこの声!? 今度は何なの!」
「ホナミちゃん!」壁抜けでショートカットしてきたタケルが追いつきます。ホナミのただならぬ様子に驚くタケル。「どうしたんだ? 落ち着いて。また何か聞こえたの」
「もう嫌!」そんなタケルをも突き飛ばし、外へと駆け去っていくホナミ。

ドッペルゲンガー2

大天空寺居間。そんなわけで暇な3人、マコト・シブヤ・ナリタがお茶をすすっています。
そこへ戻ってきたカノン。
「えっ」と息を呑み、まじまじとマコトを見つめます。「お兄ちゃんがいる……もう着替えてる」
「何の話だ? カノン」座ったまま顔を上げるマコトはいつもの青いライダースーツ姿です。
「だって、さっき公園で会ったでしょ」
「いや。おれならずっとここにいた」マコトの話を、うんうんと肯定するシブヤとナリタ。
「そんな」
「……もう一人、マコトさんがいたってこと?」異様に察しのいいナリタ。
「それって、ドッペルゲンガーかも」そして、異様にノリのいいシブヤ。
普通なら似た人がいるんだね、となりそうですがそうならないのが不可思議現象研究所です。
「自分とそっくりな人間がいて、本人が出会うと、死ぬという……噂も……」解説しつつちらちらと途中から気弱になるシブヤ。ついマコトの顔色を伺います。死にまくっているタケルや眼魂だったマコト相手には洒落になりませんからね。
しかし、
「ばかな」と一笑に付すマコト。

修行2

異世界。緑の草原に横たわるアランは、一見爽やかそうですがぐうぐうと鳴る腹を抱えています。
「だめだ……お腹が空いて……ん?」はっと顔をあげるアラン。「このいい匂いは? まさか……はっ」
這うように起き上がり必死の形相で、近くの岩場へ近づいていきます。正確には岩の上に置かれた、たこやきの箱へ。
「あっ……ああ……たこやき……! たこやき……」
覚えず恍惚の笑みを浮かべるアラン。しかし、伸ばした手の先で、一斉に箱に群がる赤い猿と緑のカッパと黄色い豚!
「返せ! わたしのたこやき!」
赤い猿が、岩にこしかけたまま手にしたたこやきの箱を緑のカッパにパスします。
「貴様ァ!」跳びかかっていくアラン。しかし、ぎりぎり届かない位置へ手を伸ばし翻弄するカッパ。挙句、背後の豚にパスします。身軽に横転し、距離を稼ぐ豚。追っていくとアランの腕を取り、引っ張り合いになります。
「!」渾身の力を込め引いた瞬間、横様からカッパに蹴られ、両者の手から吹き飛んでいくたこやきの箱。落下地点でキャッチするのは猿。キャッキャッと嬉しげな声を上げます。
「がぁっ!」そちらへ突進しようとしたアランに、横様からお腹で体当りする豚。吹き飛んでいくアラン。地に身体を打ち付けた痛みにうめけば、目の前までたこやきを見せびらかしに来る猿。
箱を開け、中の1個を手に取ります。
「ふっ!」立ち上がり、自分も中身に手を伸ばすアラン。それを止める豚。諦めないアランをまた止めるカッパ。しかしそれをさらに制し、ついに1個掴んだアランが幸せそう。
口に入れようとするのを妨害する猿。投げ飛ばす豚。カッパはどこへ言ったのでしょうか。
「あっ」
と思ったら、豚の背を馬跳びのように飛んで両手を突き出してくるカッパ。そして、そのカッパの背を乗り越える反動で、アランに横蹴りを極める猿。
「……ああっ」もう何度目なのか、またも地に転がり呻くアランを尻目に、3体で勝ち誇りハイタッチしている猿・豚・カッパ。ざまを見ろと言いたげにたこやき食べ食べ踊ってみせます。
「がああああああっ!」ついに怒りにその目をたぎらせ、立ち上がるアラン!

このアランと猿・カッパ・豚のアクションは、ずーっと70年代の香港アクション風で懐かしいやらその軽快さが楽しいやら。
撮影中の様子を見てみたい。アクション好きとしては、堪能させていただきました。

突破

ディープコネクト社オーディション会場。
「ありがとうございました」1人の候補者が審査員たちの前で一礼します。4人並んだ中央に座り、ぱちぱちと軽い拍手を送るビルズ。その背後にはホナミを除いたメンバーと、御成。戸口にはビルズの秘書。
続いて立ち上がったのはアカリです。
「月村アカリです。科学の力でぇー?」言いながら審査員たちに指を突き付け、「イチコロよ♡」
すかさず流れ出す曲のイントロに合わせ、ペンギンのような振付で踊り出すアカリ。
いいぞ! と言わんばかりに御成が頷いていますが何を根拠にそんな表情をしているのでしょうか。
「せーの、あ~おっい~空~♬」歌が始まればその外れた調子に顔をしかめる審査員たち。「をと~んでくぅぅ♪ ひこ~おきぃぐぅもぉをぉ見ぃあーげて~♫ ほい! どっちぃに すっすむかぁ 見ぃえ~ない時ぃ、せーの」
正直歌詞を聞き取るのも困難です。のりにのっているのは御成1人。
「……ありえない」顔をしかめるアコ、嘲笑するユウとマリ。

襲撃

公園。カノンの言葉が気になって、ここまでやってきたマコト。
「あっ」頭上の音に顔を上げれば、飛行機眼魔が飛び去っていきます。
「ばるばるぅん!」

***

街角。独り佇み、わなわなと震えているホナミの左腕には、ビルズもつけていたシリコン製のバンド。
「いた!」駆け寄ってくるタケル。「ホナミちゃん」
そこへ飛来してきた飛行機眼魔。
「見ーつけたぞ! ばるばるぅん!」
頭上からの射撃に驚くタケル。
「眼魔!」
「えっ」
わけのわからないままタケルに肩を抱かれ、走り出すホナミ。
たちまち火の海となるなかを、突っ切っていきます。

――そこへ、飛行機眼魔を追ってきたマコトが、飛び上がりながらの変身! 上空から飛行機眼魔を蹴り落とすスペクター。
「わあっ」地面を転がる飛行機眼魔、そして身軽にすた、と着地してくるスペクター。

「マコト兄ちゃん」
「行くぞ! タケル」
声をかけ、一足先に飛行機眼魔へさらに突進していくスペクター。
頷き、ホナミを下がらせて変身動作に入るタケル。ゴースト出現。

一蹴

飛行機眼魔ごとき基本形態で充分ということなのでしょう、代わる代わるパンチと蹴りで敵を圧倒する2ライダー。
「ばるばるうぅん!」と掛け声も勇ましい飛行機眼魔・パーフェクトも、しかしやられる一方ではありません。ひらりと飛びのくと髪型を整えるようなしぐさ(髪は生えていません)。「おのれ! かかれぇっ!」
雑魚眼魔を召喚し、けしかけます。
「ふっふーん♪」と眼鏡を直す身振りにも余裕を感じさせるあたりがパーフェクト?
「タケル、こいつらはおれに任せろ」声をかけるスペクター。
「ああ!」後は任せ、闘魂ブーストとなって駆け出していくゴースト。そして、多数の雑魚を相手にしながら戦いつつ信長をまとうスペクター。
飛行機眼魔を殴りつけるゴースト。重い拳の一発一発に、両翼が羽のように、くるくると回り始める飛行機眼魔。
「何。何。ひょほーぉ!」回転で打撃の勢いを殺しているようにも見えますし、翻弄されているようにも見えますし、悲鳴なのか喜んでいるのかよくわかりません。

「はあっ!」大剣で雑魚を薙ぎ払い、火縄銃のオメガスパークで雑魚を一掃、ツタンカーメンに換装するスペクター。雑魚相手とはいえこの無双ぶりは爽快です。
「龍馬!」龍馬眼魂をベルトに装填すれば飛び出るパーカがまたも飛行機眼魔を翻弄しくるくると回転させるゴースト。
相手の攻撃を剣で受け止め、振り上げざま脳天から叩きおろし、袈裟懸けに斬り、腹を突き。
さらに足元を払おうとした時、飛び上がって躱す飛行機眼魔。
「ばるばるばるぅん! ばるばるばるばるぅん!」
上空から再び一斉射撃。それをすべて剣で打ち払うゴースト。
「なぜホナミちゃんを狙う!」
「その娘の能力が邪魔だからだ!」
「あたしの能力?」怪訝な顔のホナミ。思い出すのは天空寺での会話。

「急に頭のなかに、人の声が……」
「テレパシーと言うやつですな」


「ホナミちゃんはおれが守る!」頭上高く掲げ持つムゲンの眼魂。装填すればインフィニティ、無限進化。
初夏の光の下に佇む姿は神々しく、
「ばるばるばるばるばるばるぅん!」
繰り返される一斉射撃。しかしムゲンが軽く手をかざせば、その銃弾は虹色に輝く∞の印に弾かれ、金色の粒子となって消えていきます。
「人間の可能性は無限大だ!」
命大開眼。コンドルの弓を構え、飛行機眼魔に矢を放てば喜びストライク!

そして大開眼。オメガファングで残る雑魚を掃討するスペクター!

「大丈夫」変身を解き近づいてくるタケルに、高まる感情をそのままぶつけるホナミ。
「何で、あたしばっかりこんな目に!」

ドッペルゲンガー3

近づき、2人を見守るマコト。しかしその時、信じられないものを目撃します。
「あっ!」それは、植え込みの影からこちらを見つめている、自分とそっくりの男の姿。にやにやとした笑み、眼魔世界の軍服。
ひらりと身をかわし逃げていく男。
「待て!」追っていくマコト。深追いは、色々心配なのですが。

「もう嫌!」
しかし、ホナミの相手をしているタケルはマコトのそっくりさんに気づいていません。
「えっ」
「仲間に嫌われて、怪物に命狙われて! もう限界!」
「ホナミちゃん……」

修行3

異世界。とうとう空になったたこやきの紙箱の、底を示して勝ち誇る猿。腹を叩いて満腹を示す豚とカッパ。
アランは落胆のあまりがっくりと肩を落とし、そのまま力尽きて地面に寝転がってしまいます。空腹の極みなのです。
「ああ……もう、限界だ……」
ぐううううう、と高鳴る腹の音。

快哉

ディープコネクト社・オーディション会場。
一人ひとりのアピールが終わったのか、整列している候補者たち。その真中で、アカリは自信満々の笑みを浮かべています。
うんうんと自信満々頷きかけている御成も。
傍らの審査委員長らしい人物に耳打ちするビルズ。
えっと驚き、苦虫を噛み潰すような顔の審査委員長。
「合格者を発表します。月村アカリさん!」
「えーっ! へへへへーっ♡ やーった」手をたたきはしゃぐアカリ。
「よっしゃ、コングラッチュレイショーン!」と手を広げ祝福にかけよる御成。
「ありえない……」呆然とするアコ。しかしハイタッチのおなりとアカリは再び
「イエーイ!」と決めポーズ。でラストです。何だこの回w

次回、いよいよ修業の成果が? 夏映画の宣伝が始まりましたねー。
大好きなふうじゅさんのおじぎゴースト。
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2016.06.27 09:46 | ghost ゴースト | トラックバック(-) | コメント(-) |
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