LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

日曜の早朝勤務が続いていて、仕事中ずっと、早く帰って観たい! と思っていました。
アラン様、ふつうにみんなと朝食の席についていましたが1人だけスペシャルメニューでしたね。
わたしもたこ焼き好きなのですが、昼食代わりとかおやつには食べても、ごはんのおかずにはし難い……


イーディス長官がついに語り始めましたが、今ひとつ
・今まで見守るだけだった理由
・いきなり今立った理由
がよくわかりません。この人が今まで何をしてきたか、まだ充分には語られていないためもあるでしょうが、あのガンマイザーすら創造したという眼魔世界最高の知性に対し、
「悔やんでいるというが他人事に聞こえる。完璧な世界を志したのは、友人のためではなく自分のためではないのか」と鋭く突っ込んだアカリがブラボーです。

あと、今週気づいたのですがアデルの軍服の背には指輪と同じ羽根モチーフが刺繍されていて、ちょっと天使の翼のように見えてかわいいです。他の人の軍服にもあるのか、王家の人達だけか? アランのもよく見ておけばよかった。
ガンマイザーと、刑事の親子の心が入れかわる事件は解決した。残された時間は、あと19日。

前夜

月夜。大天空寺本堂から境内を見下す階に腰かけ、夜空を見あげるタケル。
地下室。そして、研究スペースで一心にキーボードを叩き続けるアカリ。ふと手を止め、背後のカレンダーを見あげます。

(残り19日……時間がない)

メガネを外し立ち上がるアカリについて移動するカメラ。灯りの点かない、薄暗い居間の前を通り過ぎれば、丸テーブルの上には旅の空から、キュビの送ってよこした絵葉書が見えます。

みんな元気?
タケル、がんばるんだな

金閣寺と五重の塔と舞妓さん。画風がだいぶ写実的になってきています。今京都にいるらしいですね。

そしてそのテーブルの向こう、奥の和室には、独り暗がりに座した御成。

(残り、19日……)

本堂に到達したアカリ。
「タケル?」振り返るタケルに近づきつつ、話しかけます。「綺麗な月ね。……何考えてたの?」
「おれって、どうなっちゃうんだろう?」階に腰かけたまま、見上げてくるタケル。「人の記憶が見えたり、光になって飛べたり。……不思議な声が聞こえたり。どんどん、人間じゃなくなるみたいで」

これまでに起こった、様々な変異を思い出しているタケル。
とくに、シブヤとその母の問題を解決した時、空から降ってきたように聞こえた女性の、
「タケル、ありがとう」という声。


「……怖い?」恐る恐る尋ねるアカリ。
「いや。だってそのおかげで戦える。みんなを守れるんだから!」
「そうかもしれないけど」相変わらず人のことばかり。タケルの隣に座り込むアカリ。「ちゃんとタケルは、普通の人間として生き返って! そのために、あたしもがんばる」
アカリの懸命さがうれしくてたまらない、という顔のタケル。
「アカリ。ありがと」
微笑み合い、2人並んで眺める月の光は、夏の空にあって朧ににじみ――。

***

眼魔世界。高い塔の上から軍荼利舞う赤い空を眺め、物想うイーディス。
「アデルを止めなければ、わたしの理想の世界は」
何かを期したイーディスのアップで、OP。

ジュウオウジャーに続きこちらも映画の映像が入ってきました! ああもうすぐだ!

大天空寺の夜明け。あれからまんじりともせず、徹夜で研究を続けていたアカリ。突然キーボードを叩く手を止め、ばんと勢い良く机を叩きます。
「駄目だ! ……調べれば調べるほど壁にぶつかる。いったいどうしたらいいの? ね、おっちゃん? おっちゃん!」
「呼んだ? アカリちゃん」
「おっちゃん!」
驚き地下室研究スペースから、下を覗きこみます。
手でピースしている仙人と、サイエンティストコスプレをしているユルセン。白衣にもじゃもじゃカツラ、手には三角フラスコ。
「わしに何か用かな」
「もう朝だってのに。頑張るねえ」
口々に声をかけますが、答えず真顔で階段を降りてくるアカリの迫力に思わず後ずさります。
「ナ、ナナナ何だよ! ちょ、押すな、押すなってのに、何、何!?」
モノリスまで押し合いへし合い後ずさっていくユルセンと仙人。ユルセンの悲鳴にも構わず肉迫するアカリ。

ドッペルゲンガー8

早朝。足音の響く地下駐車場。その先には軍服姿のマコトのドッペルゲンガーが待ちかねたように振り返ります。
やはり来たのかと言いたげに微笑むドッペルゲンガー。
それを見てベルトに眼魂を装填するマコト。応じるドッペルゲンガー。両者走り寄りながらの変身。
ディープスペクターとスペクター、ぶつかり合う拳と拳。

***

大天空寺居間。朝食の席に現れるタケル。丸テーブルの手前側には御成とカノン、奥にはアラン。そこからキッチンスペースのテーブルが見え、シブヤとナリタもそちらで食事しています。焼魚定食風な皆の食事とは一線を画し、1人だけたこ焼きをおかずにしているアラン様がお流石でいらっしゃいます。
まだ1人分空席があることに気づき、
「あれ、マコト兄ちゃんは?」と問うタケル。
「ん? あ、そういえばさっき」戸口を振り返る御成。「……出て行かれたような」
「もしかしたら」顔を上げるカノン。まじまじとその顔を見るタケル。
「ん?」

***

駐車場。オメガドライブ。必殺の蹴りを見舞うべく跳びかかってくるスペクターを斬り捨てるディープスペクター。
変身を解かれ地に転がるドッペルゲンガー。手を止め、その言葉を待つディープスペクター。
「……まだ終らない。お前が消えるまで」
苦しげに顔を上げつぶやくと、消えていくドッペルゲンガー。
「うっ!」見下すマコトは、やはり胸の痛みに顔を歪め、膝をつきます。怪談じみていますが、ドッペルゲンガーを倒す度、我が身を削っている、ということになっている気がして仕方ないです、マコト。「……このままでは」

***

大天空寺居間。
「もう1人の……マコト兄ちゃん?」
「ずっと気になっていたんです」タケルに頷くカノン。

公園で見かけた、軍服姿のマコト

「……でも、お兄ちゃんが心配ないからって」
考えこむタケル。しかしその思考はすぐに破られてしまいます。

「たいへんだあ!」またも突如現れ叫ぶユルセン。科学者コスプレのまま蓬髪を振り乱し、「たいへんたいへんたいへん! たいへん、仙人の大ピンチだあ!」
「「「「「「え?」」」」」」

詰問

大天空寺地下。ユルセンに呼ばれ一同が降りてくると、そこでは先程から後ずさる仙人、追い回すアカリ、両者の問答が続いています。
「やめてくださいよ」
「答えなさいよう!」
「だだ、誰か、誰か助けてえ!」
「おっちゃん。どうしたの」タケルが降りてくれば、すかさずその背後に、隠れる仙人。
「どうもこうもないよ。急に怒りだしたんじゃあ!」
「だあって、あたしが真剣に質問したのに!」興奮状態のアカリ。

***

その問答を、戸口に立ち聞いているマコト。

***

「わしはただタケルを、『奇跡の子じゃあ』って言っただけじゃあ」
「で、わたしは今度こそタケルを助けたい。生き返らせたいの! ……なのにあたしじゃ、何もできない……」辛そうに目を伏せるアカリ。
「アカリ……」

***

取り込み中のさなかに割り込む気にもなれず無言で立ち去るマコト。アランだけがその気配に気づき、後を追っていきます。

***

「わかった」タケルの背に庇われたまま、ちらちらと顔だけ覗かせる仙人。「ならば答えよう。すべては……運命じゃ。な、タケル」
「ああ、おっちゃん」呆れるタケル。その言い方ではアカリはますます興奮するではないかと。
「無責任な事言わないで」案の定、硬い声で応じるアカリ。「何が運命よ!」
再び仙人に躍りかかろうとするアカリ、止める御成、仙人の前に立ちふさがるタケル、背後から駆け寄ってくるシブヤとナリタ。
「アカリくん落ち着いて」
「ちゃんと答えなさいよう!」
騒然となるさまを覗いている眼魂。激昂するアカリに飛び込んでいきます。
「いい加減に……!」
「あ」
アカリに取り憑いたのはベートーベン眼魂でした。
「怒りこそパッション! ジャジャジャジャーン♪」
「「「「「ベートーベン?」」」」」
「おい、よく聞けェ!」みなが驚いている隙をつき、仙人の喉元を締め上げるベートーベンアカリ。「過酷な運命に、わたしもぶつかった! 絶大なる怒りのパワーで!」
「あの、ベートーベン!」落ち着くようにとその肩に触れるタケル。「もう少し冷静に」
「お前もお前だ!」はねのけるベートーベンアカリ。
「え」
「なぜ理不尽な運命に怒らない!」指揮棒振り振り迫ります。
「怒る」オウム返しのタケル。
「運命と戦え! 激しい怒りを力に変えて!」
「そうだそうだ!」背後から現れるユルセン。「その運命に怒れェ!」
「なんでユルセンまで」呆れているナリタ。
「お前もお前も怒れ!」そちらへ飛び込んでいくベートーベンアカリ。
「怒れ怒れ怒れ! じゃじゃじゃじゃーん♫」とユルセンも飛び回るなか、皆慌てて逃げ惑います。追い回すベートーベンアカリ。

「はしゃげはしゃげ。よしよし」アカリの注意がみなに逸れたのを機に、どろんする仙人。
「逃げたね」振り返り溜息をつくベートーベンアカリ。眼魂はタケルの手へ。

「……あれ? 何してたんだろあたし」正気に帰るアカリ。こたつのほうに逃げ込み、こわごわとアカリを見ている一同に対し、「悪いけど1人にしてくれる? 忙しいから」
すたすたと上の研究スペースの方へ上がっていくアカリ。
「「「「ほ、ほんと、すいませんでしたー!」」」」となぜか、そちらへ一礼する御成、シブヤ、ナリタ、カノン。そそくさと居間の方へ退散していきます。
1人残り、上でPC画面を睨みつけているアカリの険しい顔を、心配そうに見あげるタケル。

イーディス

「マコト」山門で追いつき、前を行く青いライダースーツの背に声をかけるアラン様。足を止め振り返るマコトに、「かなり参っているようだな」。
「……アカリ。あいつは昔から、人一倍責任感が強かった」
「お前こそ。自分だけでなにか抱えてるんじゃな、」
ないのか? と問いかけたアラン。しかしその声にマコトの声がかぶさります。
「今は。……タケルを救うのが先決だ」
「……」
立ち止まるアランを見つめ、携帯を取り出すマコト。電話をかけながら、
「イーディス長官なら。なにかわかるかもしれない」と說明します。

***

眼魔世界。そこが自室なのか、よくわからない空間にいるイーディス長官。
「……スペクターか」
『長官。タケルの生命を救いたい!』
「天空寺タケルがすべての鍵だ。眼魔の世界にとっても、人間にとっても。今こそ、わたしの目的のために行動してもらうぞ」

***

大天空寺山門。
「おれはタケルを助けたいと言っているんだ!」咬み合わない会話に、叫ぶマコト。しかしイーディスの返事は、
『アデルを止めろ』

***

眼魔世界。
「それが、天空寺タケルを救うことになる……」

***

山門。
「わかった」一歩進み出てくるアランの顔を、見つめるマコト。「アランとともに行く」

***

眼魔世界。通話を終えるイーディス。
「スペクターたちが来たら、一気にガンマイザーを倒す!」

仮説

大天空寺地下室、アカリの研究スペース。
「アカリ。……ごめん」階段を上がってくるタケルを、PCから目を離さないまま迎えるアカリ。
「タケルが謝ることじゃない。さっきは自分に腹を立てただけ。自分の不甲斐なさに」
「でも、やっぱそれって」
PCからのアラーム音。
「そういうことか!」と声を上げるアカリ。がばと立ち上がり、「……タケル、前に眼魔の世界で、人がカプセルで眠ってるのを見た、って言ってたわよね」
目を伏せるタケル。
「ああ。すごく大勢の人たちが……」
「肉体はカプセルに保存して、分離した魂を眼魂に入れることで、半永久的な生命維持を可能にしたのよ。つまりかれらは不死身じゃない。あたしたちと同じなのよ!」
「……」驚き、PCのモニターを覗き込むタケル。

いやこの辺りはこれまでのおさらいですよね。
アドニス、アラン、アリアが次々とアデルから攻撃を受け、実際の身体を得て再び蘇ったこと。
アランはとくに、しばしば
「人間の身体の不便さ」をかこち、幽閉されたアドニスが肉体への攻撃を受けて倒れたことを“死”と表現していること。
マコト、カノンも元は人間でありながら眼魔世界で生活していた時期があり、タケルの協力を得て肉体を獲得するまでは眼魂として存在していたこと。
これまで描かれてきた現象を短くまとめればこうなるわけです。

離反1

大天空寺墓所。人知れず変身しているネクロムとスペクター。
「よし、行こう」
「ああ」
ネクロムの開いたゲートに、相次いで飛び込む2ライダー。しかしゲートとして描かれた眼の紋章はたちまち赤く染まり、2人を元の世界へ吐き出します。
「「うわあっ!」」
失敗。変身を解かれ、地に転がる2人。
「なぜだ」
「ゲートを、封鎖されたのか!?」ショックを受けた表情で立ち上がるアラン。「……マコト。実は姉上との連絡が途絶えている」
「まさか。アリア様に何か」うろたえるマコト。

***

浮かぬ表情で椅子にかけているアリア。
眼魔世界の、広間のような場所。天井には巨大な光源があり、なんだか目に悪そうな部屋です。
手前にはアリアに見守らせながら、1体の空ガンマイザーから報告を受けているアデル。
「この世界への侵入行為を確認。阻止しました」
「アランめ。くだらん真似を」

物陰から見つめるイーディス。

「アデル。考えを改めるのです」椅子にかけたまま、声をかけるアリア。
「姉上……わたしが力を手にするのは当然のこと。そしてわたしが、完璧なる世界を実現する」ゆっくりと振り返るアデル。「姉上には最後まで見届けてもらおう」
「そのつもりです」毅然と応えるアリア。「それが父上との約束ですから」
鼻白んだ表情のアデル。ふんと踵を返し、眩しい光源の真下まで来て顔を上げ、光の方へ背中から数本の触手を伸ばします。以前真っ黒な、奇妙な形のガンマイザーとなった時も触手を操っていましたが、今回は姿形は変えないままの触手。

「……おやめなさい、アデル!」思わず飛び出してくるイーディス。
動かずただ横目で見るアデル。
「なぜ止める」
「ガンマイザーは自己進化を続け、人間の感情に興味を持った」
部屋の隅に控えている空ガンマイザーをちらりと見やるアデル。
「このままでは、自我にめざめるかもしれない。最早あなたの手に負える相手ではない」
AI論争みたいですよね。睨めつけるイーディス。見返すアデル。
「わたしならできる。わたしは選ばれたのだ」
「しかし」
「長官。……あなたが望む理想の世界とはなんです」
息を呑むイーディス。そちらへ右手を上げるアデル。
「あなたも不完全だ……」
手先からエネルギー波をほとばしらせるアデル。その直撃を受け倒れるイーディス。
「がっ! ……っ」
「わたしが。……正しく導く、しか……」ぶざまに倒れたイーディスから、再び光源へ視線を向けるアデル。さらに伸びた触手が、その中央の眼の紋章へ届きそうになったその時。
「!」その隙をつき起き上がるイーディス。瞬時に黒いウルティマに変身します。「やめろーっ!」

あれ、先週雨の中倒れた深海大悟を見下ろしていたのは、白いウルティマでしたよね。仙人とイーディスはやっぱり別人格だったのか?

アデルへ突進するウルティマ。庇おうとする空ガンマイザーを突き飛ばし、アデルもろとも別の時空へ飛び込んでいきます。

もつれ合い、次の瞬間、人間世界へと落下していく2人。

***

大天空寺地下室。アカリの傍らにいたタケルが顔を上げます。
「この感覚。またあいつが――」
飛び出していこうとするタケル。

離反2

空の高みから落ちてくる2人。ウルティマを突き飛ばすアデル。
「余計な真似を」落ちながら以前の鬼灯? 型ガンマイザーとなります。頭は今回、最初から開いてます。
「このままでは、我々の世界から人がいなくなってしまう」訴えるウルティマ。王子への敬語はどこかへ行ってしまってます。
「そんなことはどうでもいい。はっ!」もう一度突き飛ばす鬼灯。
「!」バランスを崩し、倉庫と、その事務所らしい簡素なプレハブの建物の間の開けた場所へ着陸したウルティマ。土埃のなか顔を上げ、「アドニスは悔いていた。こんな世界にしてしまったことを」
その視線を受けながら、優雅に着地する鬼灯。
「父上は、不完全になったのだ」
「違う!」激しく首を振るウルティマ。「アドニスはお前を……あっ!」
腹に鬼灯の重い拳を受け、身体をくの字に曲げるウルティマ。さらに蹴りを受け、うめきつつもむしゃぶりついていけば、再び発せられたエネルギー波に弾き飛ばされていくウルティマ。プレハブの前に無造作に積まれた資材の上に吹き飛んでいきます。
「ぐ、ああっ!」

そこへ駆け寄ってきたタケル、マコトとアラン。
「……、」かれらの前でとうとう力尽きたのか、変身を解きがくりと倒れこむイーディス。
「おっちゃん!」その顔は仙人とは瓜二つ。思わず叫ぶタケル。
「いや、違う」とマコト。
「あれはイーディス長官だ」とアランも。

「消えろ……」雑音は気にならないたちなのか、イーディスの白髪頭の前へ迫っていく鬼灯。その手からは赤黒く不気味な波動が漂っています。力なく、それを見あげるしかできないイーディス。
「「「!」」」とっさに眼魂を掲げ持つ3ライダーの動きが揃っていて美しいです。「「「変身!」」」
駆け寄りながらの変身。自らイーディスの盾となり、鬼灯の赤黒い波動を弾き返すムゲンゴースト、ネクロム、ディープスペクター!
白煙が消えたあと、立ち並ぶ3ライダーを見て溜息をつく鬼灯。一旦アデルの姿に戻り、
「もうそいつは、不要な存在だ」と宣言します。
「……」黙って見返すだけのイーディス。そのまま身体を赤い粒子に変え、姿を消すアデル。
「あにうえ、」呆然と見送るネクロム。
「長官! 大丈夫ですか」とイーディスの元へかがみこむディープスペクター。
「大丈夫ですか!」とムゲンも。その声にはっとなるネクロム。
3ライダーでイーディスを助け起こします。

その様を、駐車場の車の影から見守っているイゴール。
「実に面白い。デミアの準備も間もなく整います。目障りな長官も消え、いよいよわたしの時代です……」
やっぱり、眼魔世界の中でも同じ技術開発・研究部門にいたらしいイゴールにとって、イーディスは邪魔者だったようですね。目の上の瘤が失脚したことを喜んでいるイゴール。

回顧

「この方はイーディス長官。わが父上の古くからの盟友であり、こちらの世界で言う科学者だ」
大天空寺地下室研究スペース。アランの紹介の言葉に目を瞠るアカリ。もちろん科学者、に反応しています。
「しかし、見れば見るほどおっちゃん殿と瓜二つ!」近寄ってこようとする御成を、1人は押さえ、1人はその前に出てかばおうとするシブヤとナリタが忠誠心厚い。そうしながらも
「双子のご兄弟とかいませんか!?」と自分たちも問いかけてしまいます。
いまイーディスはカノンから怪我の手当を受けているので、いきなり御成を襲うはずはないのですが。

「長官!」始まりそうなドタバタ劇を一言で制するマコト。「アリア様は」
「無事だ」端的に応えるイーディス。「ただ、アデルに拘束されてる」
「兄上は、グレートアイとつながったのですか?」その背後から問うアラン。
「いや。まだつながっていない」
「あたしも聞きたいことが」割り込むアカリ。「グレートアイ、って何ですか」
「我々の世界に最初から存在した、全知全能、叡智そのものだ。しかし、その正体はわたしにもわからない」
「でもその力を使った?」
「そう。我が友、大帝アドニスは、グレートアイに選ばれ、その力の根源とつながった」
「では、父上の大いなる力は、グレートアイから授かったもの……」息を呑むアラン。
「そして、病で妻と、長男・アルゴス、多くの同胞たちを亡くし、……悲しみにくれた」壁面に並ぶ大型コンピュータの前から立ち上がり述懐を始めるイーディス。
「……アドニスは望んだ。二度とこのような悲劇のない世界を」

「だからアランのお父さんは、誰も死なない世界を?」腑に落ちた想いのタケル。

理想に、心を殺されるな――。アランの腕のなかで息を引き取る間際、そう告げたアドニス。自分の心に従えと。

父との別れを思い出しているアラン。
「――父上」

「わたしはそのために必要なシステムを考案し、グレートアイの力で実現した」
「眼魂による精神の分離と、生命維持カプセルによる肉体の永久保存」
相槌を打つアカリの知性が好ましかったのか、穏やかな笑みで振り返るイーディス。
「そこまでわかっているのか……わたしたちの、完璧なる世界の仕組みを」

***

眼魔世界。
元の広間へ戻ってきたアデル。
「アデル、長官は?」
「うるさい」気が高ぶっているのか、この人らしくもなくアリアに荒々しく応じるアデル。「みなわたしを裏切り不完全になる。だが、わたしだけは――」
再び、天からのまばゆい光を見上げます。気合を込め再び伸ばす触手。その先端は中央の目の紋章まで到達し、――そして拒まれます。轟音とともに弾かれた衝撃に膝を落とし、信じられないという表情のアデルが目が大きい。
「なぜだ。なぜ力の根源とつながれない!?」
声を上ずらせ問うアデル。
「あなたには、足りないものがあります」横から応じる空ガンマイザー。「鍵は、天空寺タケル」
「あいつが鍵だと……?」しばし呆然と呟くアデル。しかしその決断はすみやかにくだされます。「ならば確かめよう。わたしの完璧な世界のために」
悲しげにそれを見つめているアリア。

質疑

「完璧な世界なんて嘘だ!」
大天空寺地下室・研究スペース。叫ぶタケルにみなの注目が集まります。
「……おれは見た。カプセルのなかで人が消えるのを!」

何度もタケルを苦しめた記憶。警報とともに、一瞬にして塵と消えた、眼魔世界の人々の肉体。

「わたしも見た」タケルの言葉に耳をかさず、ひたすらに父の築き上げた完璧さを信じていたアランも、後日同じような現象を目撃していました。
「そうだ」2人を肯定するイーディス。下段へと降りていきます。「あれは完璧な世界ではない。しかし、人が死ぬとわかっていながら……何もできなかった」
モノリスの前に佇むイーディス。研究スペースの聴衆を見上げ、
「わたしが創りだした、ガンマイザーに阻止されたからだ!」

どうでもいいけどこの構図、Michael Jacksonの「One more chance」を思い出します。

「ガンマイザーは、あなたが創ったの!?」聴衆を代表し声を上げるアカリ。
「そうだ。人がむやみに、グレートアイと繋がらないように。……それが仇となった」
「なんと……」息を呑む御成。
「そして、世界維持に必要な生命エネルギーを確保するため、アデルとイゴールは、人間世界への侵攻を進めた。わたしは、それを見ているしかなかった……最後の希望は、グレートアイの力による、世界の再生。だが、唯一その資格を持っているアドニスは、迷っていた。その心の揺れをアデルに気づかれ、すべての対抗手段もガンマイザーに干渉された……結局、アデルを止めることはできなかった」
「イーディス長官」
「最早わたしには、何も為す術はない……悔いても悔やみきれない」

「本当にそう思ってる?」アカリの澄んだ声。見あげるイーディスに向け、階段を降りていくアカリ。赤い靴、赤いスカート。「あなたの言葉は、どこか他人事に聞こえる。科学を志す者として、感じるの。あなたが完璧な世界をつくったのは、友人のためより、ほんとうは自分のためだったんじゃないの?」
「そんなことは」うろたえ、目をそらすイーディス。
「……やっぱり」自分の正しさを確信するアカリ。「科学は人を幸せにするためにある。あなたは何がしたいの。わたしは、タケルを救いたい!」

場違いな笑みを浮かべ、アカリの言葉を聞いているタケル。それだけアカリの気持ちがうれしかったのです。
しかし、視界がゆらぐような特殊な感覚に襲われ、唐突に前へ出ていきます。
「来た……またやつが!」

決戦

アランが修行したことがありそうな草原。
駆けつけてきたタケル、マコトとアラン。その前に進み出るアデル。
「天空寺タケル。――お前に何がある?」
鍵と言われたタケルをゲットしに来たようです。
「アデル!」しかしそれよりも大切なことのあるマコト。「アリア様を解放しろ!」
「くだらん」
「何だと? ……アリア様のためにも、タケルのためにも。お前を止める!」
「マコト兄ちゃ、」
1人先走るマコト。止めるタケルに耳もかさず駆け寄っていきます。
「があああああっ!」開眼、ディープスペクター。
ほぼ同時に鬼灯となるアデル、及び空ガンマイザー、地ガンマイザーの2体と戦います。

「行くぞ」続いてアラン。
「ああ」タケルもそれに倣います。
ネクロム、ムゲンの出現に、そちらへ襲いかかっていくガンマイザー2体。手の空いた形となったディープスペクターは、鬼灯の方へ近づいていきます。
「……アデル。昔おれを軍人に取り立ててくれたお前には、強い信念を感じた!」
渾身の一撃。しかし過たずその拳を止める鬼灯。
「くっ。多くの兵士を束ねる姿は! 輝いて見えた!」
話しながら何度も拳を打ち込むディープスペクター。ことごとくそれを止める鬼灯。
「それは初耳だ」
「……っ」
「ふっ!」
軽く右手を突き出せば、それだけで悲鳴を上げ吹き飛ぶディープスペクター。
「うあっ! ……だが今は、その手で父親の生命を奪い、弟アランを殺そうとし、姉のアリア様まで!」再び立ち上がり、訴えます。「完璧な世界とは誰のためだ!? もうお前の周りには誰もいない」
「貴様もか」静かに聞いていた鬼灯。ディープスペクターの方へゆっくりと近づいていきます。「わたしには完璧な力がある……それで十分だ」
「ああっ!」鬼灯を待ち受け、殴りかかるディープスペクター。この待っているポーズ、かっこよかったです。しかし鬼灯の反応のほうが早く、再び地に転がるディープスペクター。「……っ」
「わたしが用があるのは、天空寺タケル。スペクター、お前はこいつと遊んでいろ」

背後の岩山の上に現れるドッペルゲンガー。整った顔に浮かべる不気味な笑み。

「あっ。マコト兄ちゃんが?」ガンマイザーと組撃ちながら、振り返るムゲン。
「もう1人!?」驚いた拍子にガンマイザーに投げられるネクロム。
「あっ」
「あれが、カノン殿が見たという?」
タケルたちの後を追い、遅れて駆けつけてきたアカリ、御成らも息を呑みます。
「やっぱり幻じゃなかった……!」肯うカノン。
そして、静かにその異変を見つめるイーディス。

「開眼!」変身しつつ飛び降りてくるスペクター。そのままディープスペクターへ突進してきます。

「天空寺タケル!」そして、そのままムゲンへと躍りかかっていく鬼灯。「お前は人間を超える力を手に入れた!」
「!」
「だがわたしより優れているとは思えん!」
鬼灯の早いラッシュ。それをいなし、後ずさっていくムゲン。
「教えろ。一体お前には何があるというのだ!」

「はっ!」その背後では気合とともにオメガドライブ。逆に銃火を向けてくるスペクターへ駆け寄り、殴りつけるディープスペクター。彼我の差は依然大きく、それだけでスペクターの身体は爆散します。
「マコト殿が、偽物を倒しましたぞ!」叫ぶ御成、笑顔になる一同。しかし。
「がっ! ……うっ、あ、……っ」悲鳴を上げ苦しむディープスペクター。変身を解かれながら崩れ落ちていきます。
「お兄ちゃん!」
「マコト!」
飛び出していくカノン、アカリ。後に続き駆け寄って行く一同。

「!」鬼灯がムゲンにかかっていったために今や1人でガンマイザー2体を相手にしているネクロムも、驚き振り返ります。その隙に突き飛ばされ地に倒れるネクロム。2ガンマイザーが必殺技を出そうとしている気配に起き上がり、三蔵眼魂を。
大開眼。新たな武器からの砲火が、2ガンマイザーからのエネルギー波と空中でぶつかり、しばし拮抗しますが、力負けしたのかやがてもろに攻撃を受け、マコトを取り囲む人々の前に倒れこんでいきます。
「あっ、あっ」おろおろとする御成。
「……っ」しかし決定的なダメージではなく、変身も解かれていないネクロムは、以前からするとやはり強くなっていますね。

「貴様らから消えろ」振り返る鬼灯。2ガンマイザーを従え、同時に攻撃に入ろうとします。
「あっ」息を呑むムゲン。鬼灯の狙いは天空寺タケルに加勢する者すべて。
立ち上がり背後のマコトや大天空寺の人々を振り返って、身構えるネクロム。
「兄上ーっ!」
「みんな!」
死を覚悟し絶叫するネクロム、光の粒子となって瞬間移動するムゲン。
辛うじてネクロムの前に割り込んだところで、鬼灯と2ガンマイザーの必殺技が炸裂します。ガンマイザーアロー、ガンマイザーライフルから降り注ぐ攻撃。その前に我が身を盾と人々を庇うムゲン、そして至近距離だったため完全には庇われていないネクロムから悲鳴があがり――いいところで、ラスト。たぶんマコトや大天空寺の人々は大丈夫。
第3/4話 動乱! 100人の魂!

予告編にもしばしば出てくる、時代がかった街。祭りでもあるのか、大道芸をしている人、似顔絵を書く人、銃の早打ちを見せる人、様々な人々が集まり、その周囲でそれぞれ、観客が歓声をあげています。

***

玉座にかけ、目の前に並んだ英雄眼魂を見下すアルゴス。
「英雄の眼魂を集めろ」暗がりに跪く赤・青・黄、3色のダークネクロムに下知します。立ち上がるかれらに、さらに「向こうの世界の英雄の眼魂も、すべてだ。100人の眼魂が必要だからな」
「は」
「おうっ!」
「ふふ……」
意気上がり、すぐさま退出していく3ネクロム。

***

「アルゴスはこの世界を狙っている」
大天空寺地下室。研究スペースの壁のコンピュータの前で、腰掛けている仙人。その椅子は今週、本編中イーディスが座っていた椅子でもあります。
「タケルは、もう1人のゴーストに勝てるのか? もし負けたら、生き返るどころか――この世界もなくなってしまう」

***

光を受け、玉座にかけるアルゴス。立ち上がり、暗がりまで進んでいきます。
「天空寺タケル。やつがわたしの夢を叶えてくれる――さあ、始めよう」
不気味に微笑んだところでto be continued.ダークネクロム、気になるイエローは高山侑子さんなんですね! これは燃える!
次週、なんとなくアデルが追加戦士化しそうな予告ですが、仙人と龍のそもそもの関わりが説明されるのかな。
今週のイルミナシオン。OPにサーカス映像入ってきましたね! 憎めない敵だったりアムの女子力に震撼したりでしたが、地味に素面アクションが増えてきて楽しい。
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2016.07.25 13:05 | ghost ゴースト | トラックバック(-) | コメント(-) |
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