LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

なんだか今日月曜日は早朝勤務なのに、これを書いている今、外がただならぬ雰囲気で超豪雨なのですが休んじゃいけないのかなあ。もうちょっとしたら出て行くわけですが。
そんなわたしと同じくらいの切迫感で、あと3日なのに生き返る方法、まったく見つかってないタケル。
それなのにアデルと眼魔世界の問題もあると。アデルから世界を守り、魂を奪われた人々を救わなければならない、心もつながなければならない。
タケルのライフワーク(死んでますけど一応)と、生き返るというタスクが、一致しているように見えないので、とりあえずどちらかに専念すべきじゃないかとかとりあえず生き返るのが先決じゃないかとか、いや命を捨てても皆を救うという決意があるべきなのではとか、凡人としては思うわけです。どっちも捨てない、のがタケルのいいところなんでしょうけど優先順位決めて計画を立てようというか。
そしてこれらの課題のなかで、急に人の声が聞こえて苦しいというのがまずいきなりすぎてよくわからず、それ解決しなきゃいけないことなのとも思い、唐橋武蔵がかっこいいのはよかったけど、修行の成果がかつて関わりのあった3人の声を聞いて終わりというのもわかりにくかった。唐橋武蔵がかっこいいのはよかったけど(二度言います)。


Stellar Parallax / garlandcannon


そしてアデルがザ・ワールドになり人々が自我を失われて端末となる表現で、顔がことごとくアデルになる、という絵柄はとてもわかりやすく、アデルマイザーズもこの伏線だったのかと思ったりするのですが、いくらポリティカル・コレクトネスといってもこういうところにまで女性を含めなくてもいいですよと思ったり思わなかったり。

インターミッション

デミアに侵入したおれは――姿が消え、仲間たちから見えなくなった。残された時間は、あと、3日。

大天空寺地下室。
「またタケル殿が消えてしまった……? いったいどうなっているのか、ユルセン殿ならわかるはずです」アカリたちから報告を聞いた御成。慌てずランタンをかざせば、パンダちゃんのぬいぐるみが飾られた前に現れるユルセン。
「なんでも知ってると思ったら大間違い。あ~いつは身体がないタマシイ。まさしくゴースト~👻 特殊すぎて~アさっぱりわかりましぇ~ん」
「タケルは……戻ってくるのか……?」俯くマコト。
「戻ってくるわ。約束したから」

指切りの記憶。おれは絶対に生き返ると、宣言したタケル。

「だから。あたしたちはタケルを信じて、自分たちのすべきことをしなくちゃ」顔を上げ、周囲を見回すアカリ。
アランがずっと腕組みして聞いているのが印象的です。
そこへドアが開き、
「ビルズさん、ようやく落ち着いて事情を理解してくれたみたい」と知らせに来たナリタ。

***

大天空寺居間。これまでのことを聞かされていたのか、悄然と俯くビルズ。しかし、
「どうぞ食べてください」と大量のたこやきとお茶をカノン、シブヤに勧められ、人心地ついた様子です。

***

地下室。
「ならば早速、我らチームの作戦開始ですぞ!」と御成。
「よし、行こう」賛同するアラン、アカリ。しかし、マコトだけは
「おれはもう一度、こいつの力を」とディープ眼魂を示し、出ていきます。
皆が行動を開始し、部屋から出て行くのを――実はその場にいて、見送るしかないタケル。皆タケルが見えないので、その身体をすり抜けていきます。
「みんな……」
1人残ったアカリに、期待のまなざしを向けますが、アカリもタケルには気づかず、上段の研究スペースへ上がっていきました……。

緑の野に浮かび上がる3枚のアイコン。目の紋章のゲートをくぐり抜け、眼魔世界へ戻ります。それは空ガンマイザー、地ガンマイザー、炎ガンマイザーの3体となり、
「やはり鍵は天空寺タケル。取り込めば、我らの進化は加速する」とタケルへの執着をみせます。

アデルは力の根源とつながり、ガンマイザーを従えているのですが、ガンマイザーたちにはガンマイザーの思惑というものが確かにあり、それはイーディス、アリアも指摘する通り、アデルとの不和をも危惧させるもので。

「……深海マコトも、もう一つの可能性」近づいてくるドッペルゲンガー・マコトを迎えるガンマイザーズ。「人間は感情を力に変える。その秘密を調べろ」
指示を受け、もう一つのディープ眼魂を手に取り見つめるドッペルゲンガー。眼魂の発した光を受け、その服装は黒い軍服姿から、現実のマコトそっくりの、青いライダースーツ姿に変わります。
「おれが、みんなの心をつなぐ……」

その瞬間、画面が分割され、大天空寺周辺の森のなか、ディープ眼魂を手にするマコトが映しだされます。
いつにない、燃え立つような妖しいその光に目を瞠るマコトでOP。

声に苦しむ

大天空寺地下室・研究スペース。
「ん、しょっと」重たげに何かの装置を机の上にセットするアカリ。その前に現れるユルセン。
「おいおーい。さっきから何やってんだ?」
「10年前、五十嵐博士やタケルのお父さんたちがモノリスを調べていた時の状態を再現しているの。ほら、手伝って」
「ええ……ああ、人使い……いや、👻使いが荒いなあ」不承不承飛び去っていくユルセン。その様を見つめているタケル。「たあく」
「おれも頑張る。約束を守るために」
見えない、聞こえないとわかっていても、ひたむきなアカリに向け、誓わずにはいられないタケル。
「タケル?」ふと気配を感じ、振り返るアカリ。でもそこには何も見えません。気のせいかと首を傾げる仕草が可愛い。

ビルの屋上。人々から天上へと無数に伸びる金の糸を眺めるタケル。
「あっ、ぐ……」
嘆息したその瞬間、また様々な声が頭蓋に流れ込んでくるのを感じ、耳を塞ぎます。不信、疑惑、苛立ち、悪意。刺々しい、荒々しい、陰々滅々とした、感情の奔流。
「ああ、まただ……っ」苦しむタケル。「ひとの、感情が流れ込んで……おさえ、きれない……っ」
よろけ、倒れかけたところで、すぐそばに立つ人の姿に気づきます。それはフレイとフレイア。
「きみたちは……」
「天空寺タケル」悲しげに呼びかけるフレイア。
「きみが世界を救う鍵」厳かに告げるフレイ。
2人の体は融合し、
「ほんとうの危機が迫っている……」と告げて、目の紋章の向こうに消えていきます。それは、アデルが用いるのと同じ、特異な意匠の。

***

眼魔世界。
「……っ」ただならぬ気配に振り返るアデル。「今のは……? わたし以外にも、グレートアイにつながる存在が?」

***

屋上。独り残され、まだ人々の感情に苦しむタケル。
頭を抱え、倒れそうになりながら、手すりにすがりつきます。
「ああっ……おれには、……やるべき、たいせつな、ことが……っ。アデルを止めて、みんなの未来を守るんだ……」

市井の発明家。
父を亡くした少女。
家族の不和に悩みながらも、兄の残した夢を父とともに叶えようとする青年。


「ああっ!」
ついに崩れ落ち、うずくまったタケル。その姿はたちまち宙に解け――。

巡礼1

――そして、また別の時空に現れます。
「ここは?」ホワイトボードいっぱいに書かれた数式。周囲を見回そうとしたその時、
「あああああああああああああああ!」と傍らから上がる悲鳴に驚愕するタケル。研究家・園田が実験の最中に感電してしまったようです。ここはガレージを利用してエジソンおたくでもある園田が設けた研究所のなか。「あああああああああ! ……また、失敗だ」
それでも大したことはなかったようで、ぶつぶつと文句を言っている園田。
「園田さん……」
「もう、だめか……」タケルの声が聞こえない園田は、悄然と立ち上がり、つぶやきますが、すぐに、「いや! ここで諦めたら笑われる、エジソンに! ……いや、あの若者に! ようし、やるぞ!」
再び気勢をあげ実験デスクに戻る園田が、自分を憶えてくれていることに、笑顔になるタケル。
「その意気です。園田さん」
「んっ?」気配を感じ顔を上げる園田。しかしホワイトボードの前には誰もいません。「今、かれの声が聞こえたような」

***

「新たな人工衛星のプラン。やはり、コストが合わない……中止するしかないのか」
田村技術製作所。デスクに広げた設計図と、PC画面に映る試算表と、交互に見つめ苦悩する田村長正。中止の連絡を入れようとスマホを取り出し、しかし、手を止めます。「いや、彼に教えてもらったじゃないか。想いは生き続ける。次の世代にバトンを渡すためにも、諦めない!」
「長正さん。また大きな夢を打ち上げてください!」その横顔にエールを送るタケル。
「もちろんだよ。……ん?」振り返ってもそこには誰もいません。「……今、誰と話したんだ?」

***

「ただいま」
マンションの一室。学校から帰ってきた制服姿の少女、ユキ。リビングの傍らに置かれた父の写真に、
「今日ね? 学校でちょっと、嫌なことあったんだ」と話しかけます。「……でも今こうしてお父さんに話したら、なんか楽になった」
笑顔で話し続ける、その背後で、
「ユキさん。お父さん、いつもそばにいるんだね」と声をかけるタケル。
「えっ」驚き振り返るユキ。しかしそこには誰もいません。「タケルさん? ……気のせい、か」
そんなユキを眺める、不思議な何かでCM。

映画ってそんなストーリーでしたっけ?

ビルズの会見1

大天空寺居間。ビルズに事情を話し、デミアに関する発表を訂正してほしいと働きかけている御成。
「……とまあ、そういうわけなのです」
「わかりました。協力しましょう」すっくと立ち上がるビルズの手を、
「ああ。サン・キュー!」と両手で握り、頭を下げてしまう御成。

そこへのそりと姿を見せるマコト……ですが視聴者にはどちらかわかりませんのでマコト(A)とします。
「おおマコト殿。お帰りでしたか」
「やっと訓練の成果が出てきた」笑顔で報告するマコト(A)ですが、いきなり胡散臭げに見るカノン。
「ほんとに、お兄ちゃん?」
「!」口元を引き締めるマコト(A)。険しい目で愛しい妹を睨みつける様子が不審です。
「お前……マコトではないな?」とアランが眉をひそめるほどに。
「あっはっは、何を申される」笑い飛ばす御成。「どこから見ても本物のマコト殿、拙僧の目に狂いはありませんぞ」
現れた援軍を、また笑顔で見る現金なマコト(A)。その頭のなかに、一瞬、もう1人のマコトが戻ってくるビジョンが浮かびます。
「もう一度訓練に行ってくる」
出て行く後ろ姿を、いつまでも険しい目で見送るアランとカノン。追えよ。対して恭しく一礼して見送る御成。

「……さて。問題はどうやってビルズ殿の言葉を世間に?」
「TVの生放送が、一番効果的だけど?」とナリタ。ビルズが記者会見を開きます、とマスコミ各社に連絡すれば実現しそうです。
「でも、情報を操作されてる今の状況じゃ」とシブヤ。
「大丈夫。我が社の自社スタジオを使いましょう」
「おお」感激して立ち上がる御成。「さすが、時代のトップリーダーですな!」
得意気に微笑むビルズ。カノン、アランの表情も和らいでいます。

そこへ戻ってくるマコト……これもどちらかわかりませんのでマコト(B)とします。ややこしい。
「あれ。マコトさん、もう戻られたんですか」と声をかけるシブヤ。
「……何の話だ。おれは今、訓練を終えて戻ったところだ」
「それじゃ、さっきのマコトさんは」と顔色を変えるナリタ。
「やはり偽物!」うろたえる御成。
アラン、カノンがマコト(A)を率先して追おうとしますが今更です。それを抑え、
「お前たちは自分のやるべきことを」と言って出て行くマコト(B)。

犠牲

ビルの屋上。再びここに立つタケル。道行く人々を見下ろしますが、とりあえず金の糸はついていないようです。
「大丈夫だ。もうこの人達の声は聞こえない」安心したように微笑むタケル。立ち去ろうとするかれの前に、なぜか園田、田村、ユキが立っています。
「また進化したということか?」口を開く園田。
「園田さん。みんな」
「人の心と繋がるたびに、進化を繰り返した!」タケルの呼びかけにも応じず、逆にただ、憎々しげに見る園田。
「その進化は、ぼくらの理解を遥かに超えている」と田村も冷たく言い放ちます。
「……危険。ていうか、興味深い」そしてイゴールの口癖を繰り返すユキ。
タケルの知るかれらとは、余りにも違和感がありすぎます。顔色を変えるタケル。
「まさか……」
「そうだよ。お前が接触した人間の心を奪った!」

途端に流れ込むビジョン。園田の、田村の、ユキの傍らに出現したガンマイザーたちが、その心を奪い、虚ろな抜け殻となった肉体は倒れ落ち……。

「なんてことを」
「きみが接触した人間の感情を学べば」眼鏡をクイとあげる田村。
「きみの力の秘密がわかると思ったのさ」にやにやと続けるユキ。
3人の姿は3体のガンマイザーとなります。
「ガンマイザー……おれはお前たちを許さない!」ムゲンとなりながら敵のもとへ駆け寄るタケル。「変身! うおおおおおおおっ!」

見えるタケル

林の中。走るマコト(B)、というか本物のマコト。
「あっ」ようやく行く手に、立ち去っていく青いライダースーツの背が見えます。立ち止まり、
「何が目的だ!」と呼ばわれば、
「おれが」笑顔で振り返るマコト(A)改めドッペルゲンガー。目の表情が異様です。「みんなの心をつなぐ」
「お前がタケルの言葉を語るな!」憤るマコト。しかしその時、ディープ眼魂に異変を感じます。

ビルの屋上で、ムゲンがガンマイザー3体を相手取っているビジョン。

はっと顔を上げれば既にドッペルゲンガーの姿はなく、今察知したタケルの危機を救うべく走りだすマコト。

ビルの屋上。
「3人をもとに戻せ! おれが出会い、おれに人と繋がる難しさ、大切さ。それを教えてくれた人達。その心を返せ!」
戦いつつ呼ばわるムゲン。空ガンマイザー、水ガンマイザー、風ガンマイザーに叫びます。
「我らと一緒になれ。そうすればこの人間達とも永遠につながれる」
10数個の眼魂を投げる空ガンマイザー。今度はピラミッドよりも頂点が多いため、さらに複雑な図形となってムゲンの姿を取り囲みます。青白く光る形はダイヤモンドのブリリアンカットのよう。

「うっ!?」困惑するムゲン。しかしこの新たな檻も、一発の銃弾で粉々に砕け散ります。
撃ったのはディープスペクター。これもどちらか視聴者にはわかりません。先ほどの流れからするとたぶん本物。
「タケル!」
「マコト兄ちゃん!」
「天空寺タケルはデータの状態」と告げる風ガンマイザー。
「なぜお前には見える?」と問う水ガンマイザー。
「この眼魂が、おれを導いた」ベルトに装填されたディープ眼魂に目を落とすディープスペクター。
「やはり……お前たち2人が鍵か」納得したような空ガンマイザー。グレートアイの目の紋章の中へ戻っていきます。えーと、アラン様は?

見えないタケル

「……」それを見送り、変身を解こうとするムゲン、ディープスペクター。しかし、そこに現れた姿はマコトだけです。
「マコト兄ちゃん」声だけのタケル。「おれ」
「わかってる」頷くマコト。「お前がどんな状態でも、おれが必ず見つける」
しかし、今目の前にいるタケルのことは、見えないのです。
「みんな信じてるぞ。お前がアデルと心をつなぎ、戻ってくると」言って踵を返すマコト。
「マコト兄ちゃん」見送るタケル。

齟齬

眼魔世界。天井の低い部屋。空ガンマイザー、水ガンマイザー、風ガンマイザーの3体を前に、険しい表情のアデル。
今日は寒色セット。
「全て見ていた。――お前たちは何をしている? わたしが命じたのは、天空寺タケルと、その仲間すべての消去だ」
「天空寺タケルは特別な存在」苛立たしげに歩きまわるアデルへ、一礼し、一度は却下された提案を再び繰り返す空ガンマイザー。「やつを取り込めば、我々はさらなる進化を、」
必要ない!
怒りを爆発させるアデル。宙に浮かんだ目の紋章によって、アイコンの形に戻るガンマイザーたち。さらにその他のガンマイザーも、すべてアイコンの形で召喚し、整列させます。
「お前たちに自我など……わたしが世界だ」
「あなたが世界です」
「あなたが世界です」
口々に認めるアイコンを前に、歯を剥いて微笑むアデル。
「……アデル」その異様さを危惧するアリア。

そしてアデル同様、歯を剥いて笑いながら、ディープ眼魂の光を見つめるマコト(A)。大天空寺にほど近い山の中を歩いています。
その、不気味にパワーアップしたっぽい姿でまたCM。

巡礼2

ビルの屋上。
「みんなは今……どうしてるんだろう」腰掛け、つぶやくタケル。目を閉じます。

***

大天空寺地下室。まだ、実験装置のセッティングをしているアカリ。
「後もう少しで」
「つかれたー!」不平を漏らすユルセン。「ちょっと休もうぜー」
「あっあ、休んでる暇なんてないわ!」飛んでいこうとするユルセンを強引に引き戻すアカリ。
「おーにー!」

***

「ということで、使い方は、マニュアル通りで。OK?」
ディープコネクト社スタジオ。放送機器の使い方を説明するビルズ。
「遅くなった」そこへ現れるマコト。
「おお……」と出迎えかけて、警戒する御成。「まさか、偽者では」
「さっき、タケルに会ったぞ」
「タケル殿に?」
驚きマコトの周りに集まる御成、アラン、カノン、シブヤ、ナリタ。

武蔵の教え1

「みんな……」
ビルの屋上。垣間見えた仲間の姿に微笑むタケル。しかし次の瞬間、また人々の感情が流れ込んできます。
頭を押さえ苦しむタケル。
「ううっ……ああ! ……このざまじゃ、う……っ、だれもすくえない、アカリたちとの、やくそくも……」
呻き苦しみ続けるタケル。その時――突然タケルの目の前に飛び出してくる赤い眼魂。武蔵です。
「おのれを信じろ! その心を!」
次の瞬間、その姿は赤いパーカから、人間・宮本武蔵に変わっています。唐橋充さんがかっこいい。気がつけば武蔵と、浜辺で対峙している自分に驚くタケル。
「宮本……武蔵さん?」
「生々流転……」砂の上からゆるりと立ち上がる武蔵。「すべてのものは、移ろいゆく」

ビルズの会見2

ディープインパクト社スタジオ。
御成Dの合図で(まくり上げた右袖がロックです)カメラの前に出ていき、ゆっくりと腰かけるビルズ。
それを確認すると
「準備完了。おい始めるぞ!」と野太い声をかけ、自分はカメラの前に屈み込む御成がすっかりDになりきっています。カメラ、音声を扱うスタッフはマコトとナリタ。
調整室にはアラン、シブヤ、カノン。
「3! 2!」
秒を読み、キューを出す御成。同時にオンエアのランプが点灯します。

「ディープコネクト社社長、スティーブ・ビルズです……」
街々のあちこちに設けられた巨大スクリーン。映しだされるビルズの姿に、足を止め見入る人々。
「これより、緊急会見を行います。すべての人々に、重大な事実を伝えなければなりません」

***

大天空寺地下室。研究スペースのノートパソコンで、その会見を見ているアカリとユルセン。
「始まったわね」
「おおう」

武蔵の教え2

波打ち際。ゆっくりと剣を持ち上げ、
「天空寺タケル。……わたしと真剣勝負だ」と告げる武蔵。
「おれが? 武蔵さんと、戦う……?」
「何だ? 臆したか」
「いえ!」慌てて首を振り、二刀を手にするタケル。
「いざ、参る!」雄叫びとともに駆け寄ってくる武蔵。
その鋭い剣をかわし、しかし防戦一方となるタケル。
「形にとらわれるな」力強く打ちかかり、受けたタケルへ体重ごとのしかかり、告げる武蔵。「空のごとく!」
「空……」思わず青空に目をやるタケル。

のっとり

「デミアは危険です!」単刀直入なビルズ。「電子コンタクトの使用を中止してください!」
その様をホリゾントの向こうから見守るのはイゴール。
「もう遅い……既に全人口の9割はデミアの使用者だ……」

街角。まだ、スクリーンを見上げている人々。
「今回の事態は巧妙に仕組まれた……」しかし言葉を続けるビルズの姿は、目の紋章を背に語るアデルの映像に突如切り替わります、唐突な電波ジャックに動揺する人々。
「すべての人間に告げる……」

異変に立ち上がり、モニターにすがる御成。
「アデル!」叫びつつまえに出てくるマコト。
「!」思わず立ち上がるアラン。
「今からお前たちは世界の一部となり、永遠に生き続ける……」

大天空寺地下室。
「……このわたしの中で」
「あ?」アデルの映像に鼻を鳴らすユルセン。
「何が起きてるの……行かなきゃ!」メガネを外し階段を駆け下りるアカリ。
「おいおい、ちょっと待て! どーこ行くんだよお!」追いすがるユルセン。

奪われた顔

街角。
「……お前たちすべてが、わたしとなるのだ……」
スクリーンの中から、微笑みを以って告げるアデル。立ち止まり、見守る人々。次の瞬間、かれらの顔はすべて、アデルのそれとなります。サラリーマンアデル。高校生アデル。OLアデルにJKアデル。ちゃらいのもださいのもみんなアデル。
その人並みを、こわごわ覗き込んでいくジャベルがお久しぶりです。
怯えすら見える表情で、
「なんということを……」

海辺。
「ん?」スケッチの手を止め、立ち上がる画材眼魔・キュビと、反逆の音符眼魔。気がつけば岸壁で釣りをする人々の顔がすべて、アデルになっています。「ど、どう……」
「たいへんなことが起きてるようですね」身をすくめる音符眼魔の肩を乱暴に揺さぶり、
「おわああああ。カノンちゃんが心配なんだな」と叫ぶキュビ。

スタジオ。
モニターにすがりつき、目を瞠る御成。その様を物陰から見守りつつ、
「素晴らしい……」と慨嘆するイゴール。「これで世界は」
しかしその顔はまたしても、アデルの美貌と一瞬すり替わってしまいます。驚き慌て、
「お、おやめください……っ」とまろび出るイゴール。
「おわっ」驚く御成を突き飛ばし、変わってモニターにすがりつきます。
「アデル様。わたしは長官のはずで!」
何ごとかと見守る大天空寺一同。しかし次の瞬間、イゴールの身体は硬直し、直立不動のままゆっくりと一同の方へ振り返ります。いつの間にかビルズがマコトの背後に隠れています。
「……は」ひしゃげたような声を出すイゴール。そのまま虚ろな表情で立ち去っていきます。
「イゴール……?」アランの声にも応えぬまま。「兄上。あなたの過ちはわたしが止める!」
それが聞こえたかのように、モニターの中のアデルは晴れやかに微笑み、そしてブルーバックの前に浮かんだ目の紋章から、ガンマイザーたちが現れます。
「目標を確認……消去します」
「!」
身構えるアラン、マコト。
「逃げろ! ここはおれとアランが」
「ビルズ殿、さ、我らと」マコトの言葉に大きく頷き、ビルズらを促して退出していく御成。
「「変身」」出現したネクロム、ディープスペクターがフードをとり、敵に向かって駈け出します。

スタジオ脇の通路。雑然としたそこを、駆け抜けていく一同。
しかし突如、足を止めるビルズ。
「ビルズ殿?」振り返る御成たちは、ビルズの顔までもアデルのそれに変わってしまったのに気づき、息を呑みます。
カノンの引きつった顔がすごく、嫌そうに見えます。
「「「「あああああああああああああ!」」」」悲鳴を上げ逃げ去っていく御成、カノン、シブヤとナリタ。

武蔵の教え3

海辺。相手の剣をはねのけた、と思った瞬間、喉元に刃を突きつけられ息を呑むタケル。
「すべてのものに、声あり。無の心で感じ取れ」
「すべてのものに、声が……?」
目を閉じ、耳を澄ますタケル。打ち寄せる波、潮風、頭上高く円を描く鳶の声。
「……」タケルの喉に刃を突きつけたまま、立ち尽くす武蔵。
「!」

振り下ろされる、刃の、空気を切り裂く音に目を開くタケル。真剣白刃取り。

「見事だタケル!」
称賛の声に笑顔で応え、立ち上がるタケルは、いつの間にかビルの屋上に戻っています。
再び“声”に苦しみつつも、
「声を、聞くことが大事なんだ」とおのれを励まし、目を閉じるタケル。

暗闇の中に立つ少女はユキ。
「怖い……自分が消えていく」
「助けてくれ! 助けてくれ!」虚空に叫ぶのは園田。
「……ぼくには、まだやり残した夢が」そして憮然とした表情で立ち尽くす田村。
「大丈夫! ぼくが必ず助けます!」聴きとった声に、応えるタケル。
「タケルさん」
「おお、ありがとう」
「タケルくんを信じる」
たちまち安心した表情になる3人を感じながら目を開き、決意の表情で頷くタケルでCM。

決戦

ディープコネクト社スタジオ前外構。
「はっ!」
「タケルが戻ってくるまで!」
「おれたちがあいつの想いをつなぐ!」
多勢に無勢ながら取り囲むガンマイザーたちと戦うネクロム、ディープスペクター。
「みんなを、解放しろ!」
「ああっ!」
しかしながら力でも数でも勝る相手に、したたかに打ち据えられてしまいます。
倒れ転がる2人に、それぞれエネルギー体をぶつけようとする炎ガンマイザー、水ガンマイザー、空ガンマイザー、風ガンマイザー、地ガンマイザー。だいたいいつも空がセンターですよね。
「目標を……排除」

それを見上げるだけのネクロム、ディープスペクターの前に、進み出るタケル。驚き攻撃を注視するガンマイザーズ。
「タケル!」起き上がるネクロム。
「アラン。お前にも見えるのか」その顔を覗き込むディープスペクター。
「行こう、マコト兄ちゃん。アラン!」早く立てと言わんばかりの表情で振り返るタケルがかっこいい。ムゲン進化。ここのカメラの動きも好き。
「変身!」
ムゲンがフードをとると、3ライダー揃って突進していきます。
「はっ!」風ガンマイザーの蹴りを飛び越えてかわし、水ガンマイザー・空ガンマイザーに躍りかかるムゲン。「どんな形だろうと、おれはおれだ!」
その荒々しい動きを、駆けつけた御成たちも認めます。
「タケル殿!」
「……自分を信じ、仲間を信じ! 必ずすべての人達を救う!」二刀を構えるムゲン。
「は!」地ガンマイザーに回し蹴りして銃を手にするディープスペクター。
「!」炎ガンマイザーを退け、ガンガンハンドを手にするネクロム。
3ライダー同時に、必殺攻撃の構え。
意に介さず近寄ってくる5ガンマイザーすべてを切り裂き、爆散させます!

「やりましたぞーっ!」歓声を送る御成たち。――しかしその笑顔はすぐに消え去ります。
「「「ああっ!?」」」3ライダーも、前方の異変に気づきます。
爆散の炎が消えかけたそこには、15体のアデルマイザーズ。
それが全て、再びガンマイザー、あるいは武器マイザーとなって一斉に砲撃してきたのです。
「「「あああっ!」」」
倒れ落ちるムゲン、ネクロム、ディープスペクター。

「こいつら……今までより、はるかに強い」悔しげに顔を上げるネクロム。
「感じる……これがガンマイザーのほんとうの力か」愕然とするディープスペクター。
「……あ、が……っ」呻き、起き上がろうとするムゲン。その前に目の紋章が浮かび、アデルが現れます。「アデル!」
「すべて、消えろ!」
今や憎しみすら感じさせる目で、3ライダーを見つめるアデル。その姿はパーフェクトガンマイザーとなり、禍々しいその魂の火が、容赦なくムゲンに襲いかかったところで以下次週。
今週のイッテ獣サマ! 実は総集編だったのですが、ジュウオウイーグルを翻弄するバングレイがいかにもやりそうな攻撃ですし、仲間を見分ける大和たちなりの視点がとてもよくてぐっときました。
そしてラスト。先日発表があったゴーカイジャーとのジョイントですが、ダンス&予告に海賊が現れ、TLがわきました!あっちもこっちもイエローバスターとか、あっちもこっちも偽者発見とか、妙にシンクロした週でしたね。
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2016.08.29 05:20 | ghost ゴースト | トラックバック(-) | コメント(-) |
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