LOVE! HEROES!

特撮番組全般、そして高岩成二さんと伊藤慎さんを応援します。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

style="clap"
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
アデルのしたことを知り動揺するタケル。
ライダーの中には初めから悩みまくり苦悩しまくりで揺れに揺れいつも絶叫しているようなタイプと、比較的情緒の安定した性格が、物語の進展する後半、意外な事実にぶちあたって平常心を失うタイプとがあるように思いますが、「ゴースト」は後者だったのですね。信念と湧き上がる激情とが、それぞれ異なる方向を示唆する、そのことに慄くタケル。
しかし、その苦悩は、わりとあっさり乗り越えられそうに思えます。なぜなら、ドッペルゲンガーとどんどんシンクロ率が高まってきていることに戸惑うマコト、タケルの父を殺した兄の罪深さが耐え難く思えるアラン、この2ライダーが、それぞれ過去、タケルから受けた恩義にどう報いるべきかと、タケル以上に苦しみ悩んでいる(ように見える)から。相対的に御成、アカリのサポートを受けるタケルのほうがやっぱり安定して見えるのです。


Doppelgänger / Sindre-Wimberger


一方、ついにアリアまで傀儡としてしまったアデル。とうとうほんとうに一人ぼっちになってしまった、というような戸惑いと後悔の表情にほろりときます。皆に囲まれているタケルと比べると、現状遥かに有利な位置にいるはずなのに、可哀想に思えてしまうアデルが裸の王様すぎる。いよいよ大詰めですね。

しかし今週は戦隊の方にどうしても気が行ってしまいました。レジェンド復活! それは先輩レンジャーが出るからというより、福沢さんのゴーカイレッドがまた観られるという……
対話

デミアを阻止しようとしたおれ達の前に、アデルがガンマイザーに変身して現れた。残された時間は、あと3日。

「すべて――消えろ!」
「「「うああああっ!」」」
承前。ディープコネクト社スタジオ前外構。
「ああっ」息を呑む御成、アカリたち。
出現したパーフェクトガンマイザーの一撃に、手もなく倒されてしまう3ライダー。立ち上がっても突進してくるアデルに全く刃が立ちません。
「ふふふ……はっはっは!」
「兄上! 目を覚ましてくれ!」必死に叫ぶも倒されてしまうネクロム。
「そんなことをしても無駄だとなぜわからない!?」代わってパーフェクトガンマイザーに立ち向かうも、あっさり退けられるディープスペクター。
「自分が世界そのものだなんて、絶対おかしい!」
「黙れ」
最後にムゲンに向け、赤い炎を掌から照射するパーフェクトガンマイザー。
「はっ!」飛び上がりかわすムゲン。一方、巻き添えを食らい、炎熱に焼かれ倒れたアラン、マコトの元へ御成たちがかけよります。
「お兄ちゃん、大丈夫!?」
「アラン殿……!」

「アデル! おれは、お前を救うって、決めたんだ!」拳と拳、両者の力が拮抗し、戦いの膠着したその時、またしても白い光が迸り、互いの記憶が流れ込みます。
光のなかではアデルとタケル、元の姿に戻っている2人。驚愕し、周囲を見回すアデル。
「不快だ。わたしの中に入ってくるな」
「アデル。ほんとうは家族とつながりたいんじゃないのか」
「ええいっ!」

タケルの言葉とともに出現する眼魔世界の地下神殿。幼いアデルがはしゃぎまわるさまを、見守るアドニス、アリシア。アルゴスとアリアもいます。
「母上!」膝の上に飛び乗る幼子に、
「アデル」と微笑みかける母・アリシア。
「みんな母上が大好きだ。なあ」と目を細め語りかける父・アドニス。「ははは……」


「お母さんは、アデルのことを愛していたんだね」うれしそうに語りかけるタケルを、動揺し見返すアデル。信頼してない相手にこのように大切な思い出を知られ、踏み込まれるのは嫌だよねえとアデルに同情しました。

「母上。ははうえ……」泣きじゃくる子どもたち。横たわるアリシアはそれでも目を開けようとはせず、やや離れた位置で悄然と立ち尽くすアドニス。
「ははうえ!」落涙するアデル。


「……もう家族など必要ない!」叫ぶアデルに、優しく首を振るタケルに腹が立ちました。なんだかこのシーン、アデルのほうに共感してしまうのです。
「お前には、お母さんの記憶があって羨ましいよ。でも、オレにも」

「お兄ちゃん、頑張って!」
「タケル!」
大天空寺境内。アカリ、カノンの声援を受け、龍の見守るなかマコトと剣の試合をするタケル。
皆で手巻き寿司を食べる龍とタケル。


「おれとマコト兄ちゃん。それに、父さんとアカリ。おれには小さい頃からみんながいて、それで今のおれがある。アデルにだって、……」
「過去など無意味」遮るアデル。「……お前にも良い記憶ばかりではないだろう」

「タケル」裏山。苦しい息のもと、タケルに武蔵の鍔を渡そうとする龍。アデルの示唆により呼び覚まされた辛い記憶。
「父さん……」ただ泣くばかりの、8歳のタケル。炎に包まれる、父の身体の、その背後に立って冷然と見下ろしていた黒い軍服姿の男――アデル。


「そうか」ほくそ笑むアデルのターン。意味ありげにタケルに目をやります。
「……えっ? う、わああっ!」動揺しアデルの手を振り払うタケル。
両者の意識はいつしか現実世界に戻っています。対峙するパーフェクトガンマイザーとムゲン。
視線を泳がせ立ち尽くすばかりのムゲンの前で、徐ろに変身を解くアデル。
「お前があの時の子供だったとはなあ」
「まさか」ともに変身を解いたタケルの顔が泣きそうになっています。
「お前の父親を殺したのは、わたしだ」傲然と言い放つアデル。衝撃に喘ぐばかりのタケル。

その会話は、背後のアラン、マコト、御成、アカリ、カノンにも聞こえています。
「あにうえ……」
「……アデルが、龍さんの仇?」

「うそだ!」信じたくない思いで叫ぶタケル。その様が愉快なのでしょう、すっかり余裕を取り戻したアデル。
「ほんとうだ。お前の父親は弱かった。だから死んだのだ」
「うそだ……!」宙より手にした大剣を構え、「あああああっ! ふっざけるなァッ!」
打ちかかるもあっさりかわされ、頭を掴まれ、殴り飛ばされるタケル。
「うああっ!」
倒れたタケルを、無表情に見下すアデル。
「わたしを助けるだと? 愚かな男よ」
言い捨て、ゲートの中へ消えて行きます。
「アデル……アデルゥッ!」残され、吠えるタケルでOP。

なすべきこと

夜。大天空寺居間。集まった一同、身動ぎ一つせず黙りこくっています。重い空気を振り払うように、
「喝!」と立ち上がる御成。「何を迷うことがありましょう。アデルは倒すべし! 先代の無念を晴らさでおくべきか!」
激情のままに話すその様子に、さすがに見かねてアカリが立ち上がります。
「それが僧侶の言うこと?」
「拙僧は。修行が足りていないので仕方がない! 問答無用。極悪非道のアデルは倒すべし」
「簡単に言わないで。アランのお兄さんなのよ!? 少しはタケルとアランの気持ちを考えなさいよ!」
「わかってます……でもあやつは。人間をおかしくしたばかりか、先代を……先代をっ」次の間に泣き崩れる御成。
「御成」覗き込むタケル。アラン、マコトだけでなくみんなにもまた普通に見えるように戻ったようですね。
「タケル」それを呼び止めるアラン。立ち上がり、深々と頭を下げます。「……済まない」
「やだな、顔を上げてよ。アランが謝ることなんかないって」慌てるタケル。
「しかし、兄上が」
「おれの方こそごめん。さっきは、気が動転しちゃって……でも、もう大丈夫。おれは平気だって! アデルを救うって決めたんだから」苦しげなアランに、ことさらに笑顔を見せて、出て行くタケル。
震えて見送るアランの肩に、マコトが手を置き、腰かけるように促します。従うアラン。

その間に涙を拭い(鼻をすすり)戻ってくる御成。皆に背を向けてカレンダーの前に立ち、今日の日付にバツをつけます。
「なんにせよ、もう猶予はありませんぞ。残りは2日。なんとかして、グレートアイを発動するのです!」
「でも」いたたまれないようにアカリ。「ガンマイザーが守っているから、もう英雄眼魂を使っても、グレートアイとはつながれない」
「しかもガンマイザーはアデルと一心同体だ……」しかし、マコトのこの言葉を聞いた瞬間、何かがひらめいたような表情になります。
「でも逆に、アデルがガンマイザーを元に戻せば、グレートアイを呼び出せるかも!」
「おかしくなった人達や、眼魔の世界も救えるね」兄の顔を見るカノン。
「やっぱりアデルを説得するしかないわね」すっかり調子の戻ったアカリ。
「もしくは倒す」と囁きかける御成に裏拳をかまします。「あひゅん」
「何時アデルが来るかわからない以上、やはりこちらから眼魔の世界に行かなければ」とマコト。
「ゲートを開ける。いまできることを精一杯やってみる!」すっくと立ち上がるアカリ。
「あたしも手伝います」
「ああ拙僧も、なすべきことをせねば……修行ですな!」
盛り上がり、地下へ降りていくアカリ、カノン、御成。
その間も、ただうなだれ、腰かけたまま、何かを考え続けているアランが気になります。

「ゴースト」で、時々歯がゆいなと思うのはタケルはいかなる条件が整えば生き返るのか、世界は救われるのか、まったくわからないことです。ルールのわからないスポーツを観戦しているようで、
「あと何点とれば勝てる!」みたいにここというところで自然に身体に力が入ってしまったり、
「ああ、もっとこうすればいいのに!」と悔しがったり、味方の活躍や敵の好プレーに
「やるな!」と感心したり、することができない。
何だかよくわからないけど頑張れ、何だかよくわからないけど負けそう、そんな見方になってしまいます。
アカリが色々なアイディアを出しても、それならきっとうまく行く! と思えない。
もちろん現実世界はルールもセオリーもないトライアル&エラーの連続だとわかってはいますが、前半、
「英雄の眼魂を15個集めろ!」という単純なルールで動いていた時は、かなり面白く観ていたのです。せっかく集めた眼魂をタケルがカノンのために使ってしまった、これからどうなるの? と。
そこでルールが変わってしまったのですが、そこからは様々な事件やできごとを通し、ゴースト世界の仕組みについての理解が深まり、
「今度はこうしたらうまく行きそうだ」みたいな仮説が、どこかで立つんだろうと思っていました。それに向かって皆で努力して、しかしアデルのほうが上手でそれを阻み……と。
「心をつなぐ」は目標であって手段ではないと思っていたのです。
でもどうやら、それだけが残されたソリューションのようで、未だタケルが見えたり見えなかったりする理由すらわからないので、
「それと生き返るのとは関係あるの?」と一歩引いた目で観てしまう、そんな状態です。キャラクターはみんな大好きなので、そこに着目してふんわり観ていればいいのかもしれませんが。
えーと、個人の感想です。

動揺

暗い本堂。禅を組むタケル。

(アデルが、父さんを……)

しかし集中できず、足を崩してしまうタケル。
「悩んでおるのか」
武蔵の声とともに、次の瞬間、15英雄が周囲に出現します。驚きつつも、拗ねたように
「父さんの仇。アデルと知っていたんですよね?」と正面の武蔵に問うタケル。
「……」
「なんで、言ってくれなかったんですか!?」
「我らは……タケルと共に進む」
それだけ言って、再び姿を消す英雄たち。
「あっ。……」

嘆息するタケルを、境内の側から伺い見ているのは、アラン。タケルの背を見つめ、こちらもため息をつきます。
「わたしはどうすれば……」

眼魔世界。天井の低い部屋。
「あいつが、あの時わたしが倒した男の子供だったとは」と、まだ愉快そうに笑い続けているアラン。「父親の死に際に何もできずに、泣いてすがっていた、あの子供が……はっはっは」
辛そうに聞いているアリアですが、ついに口を開きます。
「天空寺タケルが、羨ましいのではないですか」
「何」
「かれは今でも父親を慕い、その心は共に戦っている。そして友や仲間がいる。アデル。今ならやり直せます。父上はあなたのことを、」
「黙れ!」弾かれたように叫ぶアデル。その瞬間、アリアの頭蓋にも金の糸が伸びます。その輪郭の中に一瞬アデルの顔が浮かび、静かに立ち上がるアリア。アデルのもとに跪き、
「……わたしが世界の一部」
「それでいい」無表情なその声に頷くアデル。「わたしが、世界だ」

CM。なんか次のライダーに似ていませんかね。

「せんだいのっ、かたきぃっ! 先代の仇ぃ! うわあああああああっ!」
翌朝。大天空寺境内にて、錫杖を振り回す御成。その周囲を掃き清めつつ、
「タケルさん、アデルが憎くないのかな」とつぶやくシブヤ。
「許しちゃうなんておれには無理」雑草を抜きながらぼそりと応えるナリタ。その背後では尚も御成が
「許さん、許さんぞ! 我らを馬鹿にしたことを! 後悔させてやるぅぅぅぅっ!」とテンション高いです。

大天空寺地下室。モノリスの前に新たな装置をセットしているアカリ。
「アカリさん頑張ってくださいね」甲斐甲斐しくその助手を努めているカノン。
「ありがと。……ちょっとごめんね」
「はい」
その様を見守っていましたがやがて上段の研究スペースへ上がっていくタケル。

ドッペルゲンガー 11

大天空寺墓所。龍の墓前に手を合わせているマコト。

(龍さん。タケルはカノンの命を救ってくれました。今度はおれが)

「今度はおれが、タケルの命を救います、か?」背後から現れるドッペルゲンガー。驚き立ち上がるマコト。
「お前、なぜおれの考えていることを!」
「おれはこの中に入っているガンマイザーを通じて」自分のディープスペクター眼魂を翳してみせるドッペルゲンガー。「お前のディープスペクター眼魂とつながっている。だから、お前の感情も記憶もわかるんだよ。つまり、おれはお前だ」
「違う!」動揺し、今にも変身せんというように眼魂を握りしめるマコト。「おれが深海マコトだ!」

「……マコト?」そこへ現れたアラン。慌ててドッペルゲンガーが引き上げていきます。

「今のは」駆け寄ってきてマコトに問うアラン。しかし前回、偽者のマコトを目撃し、見ぬいたアランですから(そしてそれに先立ち、カノンの目撃談も聞いていたわけですから)、ちょっとこの、今初めてマコトに起こっている怪現象を知ったようなこの台詞には違和感があります。
「これはおれの問題だ」皆まで言うなというように、早口に応じるマコト。「みんなには黙っていてくれ、特にタケルには」
「しかし」
「3年前にカノンを失った時、おれにできることは何もなかった。そんな時、グレートアイのことを知り、カノンのために英雄の眼魂を集めることを決意した。そして、タケルと再会した。……タケルは、カノンと同じように身体を失っていた。だがおれは。おれは、カノンを生き返らせるためにタケルを倒すと決めた。おれは一度、タケルを見捨てたんだ!」泣きそうな顔になるマコト。辛そうに聞くアラン。
「……だが、タケルは自分でなく、カノンを生き返らせてくれた。その時おれも救われたんだ。今度はおれがタケルを。タケルのために、この生命を賭ける。だから頼む。みんなには黙っていてくれ。このことは、オレ1人で決着をつけたい」
俯くアランに背を向け、立ち去っていくマコト。
カノンちゃん眼魂化の顛末もさらっと言われてしまいましたね。

物陰からマコトの独白を聞いていたドッペルゲンガーも、踵を返します。マコトそっくりのその顔に、マコトと同じ決意の表情を浮かべ――。

それぞれの決意

眼魔世界。地下神殿に向かう道を、忍者コスプレで進む仙人。
「……モノリスは、グレートアイが、異世界を移動するための装置。そう簡単に制御できるかどうか。しかし、アカリちゃんも頑張ってるんだ。わしも頑張るぞ!」手にしたベルトのようなものを両手で捧げ持ち、大声で独り言を言っています。
「ほーんきでやる気なのか?」その背後から突然声をかけるユルセンも下忍コスプレ。
「お前、びっくりさせるなよ!」
「エヘヘ」
「おれはな、いつだって本気だぜずっぱっぱ!」
それ素っ破とかラッパとか関係ありますか。

***

今度はいつもの公園を歩いているアラン。
「はいどうぞ。ありがとうございまーす」
たこ焼きの屋台に近づこうとして、足を止め、暫時ハルミを見守るアラン。首をふり、背を向けます。

(兄上がタケルの父親を……)

タケルのために、この生命を賭けると言ったマコト。

(わたしは、タケルのために何ができる)

マコト兄ちゃんのために行こうと、声をかけてくれたタケル。アラン、お前のためにと。
眼魔世界を救うために、力を貸してほしいとアランが頼んだ時も、快諾してくれたマコトとタケル。
そして父の死に際し、心から悲しみ、涙してくれたタケル。それを見て、
「アラン。良き友を得たな」と微笑んで逝った父・アドニス。


やがて決意の表情となるアラン。木々の枝々から一斉に飛び立つ鳥の群れ。

(家族の不始末は家族で)

「……兄上は、わたしが倒す」声に出して言い、決意を新たにするアラン。
「え?」
踵を返し立ち去っていくその気配を感じ、顔を上げるハルミ。既にアランの背は小さくなっています。

***

眼魔世界。天井の低い部屋。
戻って来て、さっき立ち去った時のまま、跪き続ける抜け殻のようなアリアに気づき、呆然とするアデル。動揺し背を向けながらも、おのれに言い聞かせるように何度も頷き、
「これで良いのだ。これで」とつぶやきます。このシーンのアデルも可哀想。ついに独りぼっちになってしまいました。
「意思が揺らいでいます」俯く背に、頭上から現れ降りてこようとするアイコンたち。「わたしたちは、強固な意思を……」
「余計なことをするなぁっ!」そちらへ向け、叫びつつ拳を振るうアデル。色とりどりのアイコンは、慌てて元の位置に戻り、円を描いて浮かびます。

***

大天空寺地下室。上段研究スペースの、自分のデスクに向かっているタケル。
「タケル」下段から声をかけるアカリ。
「え」
「大丈夫?」
問われて思わず微笑むタケル。
「だから平気だって」
「……」しばらくその顔を見上げていましたが、無視して上段まで上がってくるアカリ。
「父さんの仇を討ちたい。でもおれはアデルを救うと決めたんだ、アランのためにも! ……って感じでしょ」
「えっ」
「タケルの考えてることくらいわかるわよ。いつからのつきあいだと思ってるの」
このアカリの服装が今回とてもキュートです。白いふわふわの素材のミニスカート。フェミニンなピンクのカットソー。
見ぬかれて力が抜けたのか、
「へっ」と変なため息をつき俯いてしまうタケル。「……アカリにはかなわないな」
「1人で抱え込まないで。タケルにはみんながいる。……あたしだって、いるよ?」

覗き込むアカリ。頷くタケル。いい雰囲気なのに、
「タケル殿ぉ! 修行はどうしたのです? 先代の仇は討つのですか? 討たないのですか、どっちなのです?」と胴間声あげつつ駆け上がってくる御成がやかましい。
「おれは」畳み掛けられ困惑するタケルを庇うように、
「御成! いいかげんにしなさい!」と前に出るアカリ。さすがの御成も、ここで一旦タケル、アカリに背を向け、一呼吸入れます。

ストーリーに文句を言ったりしてますけれども、今回はこの御成、アカリ、あとアランとマコトも、それぞれの間のとり方、緩急がたまらない回だと思ってます。

「……心のままにやればよいのです」声を和らげる御成。「答はタケル殿の心の中にあるはず、ただ、それがまだ見えていない。おのれと向き合うことです」
「おれ、わからないんだ」この2人に対しては、素直になれるタケル。「アデルを救うって決めていたけど……今度あいつに会ったら。自分を抑える自信がない。それがこわいんだ……」

そしてもちろんタケルも。ここも感情の流れが手に取るように、呼吸に表れています。

「タケル殿がご自分を抑えられなくなったら」近づいてくる御成とアカリ。
「拙僧が止めますぞ」
「あたしが止めるから」
異口同音にタケルの背に叫びます。
同時に同じことを言ってしまうと、どんなシリアスな場面でもおかしくなってしまうのはなぜでしょう。顔を見合わせ、笑顔になるアカリと御成。
振り返るタケル。
「アカリ。……御成。ありがとう」
ふふ、と目配せしあう3人の絆を感じます。
戸口に立ち、それを見つめているマコト。か、ドッペルゲンガーか(たぶん感動してるのでドッペル)。

***

同じ頃。眼魔世界の高い塔の、モノリスまで到達した仙人。
「よおし……!」いつの間にか先ほどのベルトを腰に装着しています。眼魂をかざし身構える仙人。
「なあなあ。最初っからみんなに迷惑かけてるダメキャラなんだから、無理しないほうがいいんじゃないか?」横から冷やかすユルセン。
「な、黙れ! わしだってやるときはやるんじゃあ! ふあああっ!」
ユルセンを払いのけ、気合を込めて眼魂をベルトに装填します。変身。出現したのはダークゴースト。指をパキパキと鳴らし、気合十分の様子でモノリスの前に進み出ます。
「ぬぉぉっ! みんなのためにも! いくぞぉ! はい!」眼魂を翳し叫んだところでCM。

ドッペルゲンガー12

大天空寺地下室。戸口に立つマコト(A)に、背後から降りてきたカノンが
「お兄ちゃん何してるの」と声をかけます。アカリ、タケルにお茶を淹れてきたようです。
「いや」
その時、さらに後から近づいてきてカノン、マコト(A)の前を通り過ぎ、先に地下室へ入っていくアラン。
「アラン様?」
「ゲートは開いたか?」
「アラン!」驚き下段へ駆け下りてくるタケル。「どこ行ってたんだ? 心配したんだぞ」
「わたしは大丈夫だ」
「でも」
「タケル」アランの登場とともにようやく中へ入ってきたマコト(A)が声をかけます。「人のことはいい。お前はお前のやるべきことをやれ。……ほかはおれたち仲間に任せろ」
「ありがと」
しかし、自分で自分の言葉に驚いているマコト(A)。

(仲間だと? なんでおれが、こんな感情を……?)

「うおっ!?」その時声を上げる御成。モノリスの目が眩しく光り始めたからです。「モノリスが。開きかけましたぞ!」
「あたし何もしてない!」慌てて駆け下りるアカリ。
「えっ?」

***

眼魔世界。モノリスの前。
眼の光に弾き飛ばされ、床に倒れるダークゴースト。
「あっ! ……ああいてててっ」
「だーからやめとけって言っただろうがよぉ」
ユルセンの声に起き上がり振り向くダークゴースト。
「同時に両方から開く必要があるんだよ!」と言いつつユルセンの頭を掴みあげます。
「やっ、やめっ!」
「もう一度だ。お前は、アカリちゃんのところに、行って来いおら!」
ボールのようにユルセンを投げ飛ばすダークゴースト。

***

大天空寺地下室。
「もしかしたら、向こうからつなげようとしたのかも」モニターを覗き込むアカリ。
「きっとおっちゃんだ」
「でしたらこちらからも力を加えれば、何かしら大きなパワーが……」
バタバタと動き始めるアカリ、タケル、御成を、見守っているマコトとカノン。その背後に、もう1人、青いライダースーツの人物が現れます。
「カノンから離れろ!」
その怒声に思わず振り返る一同。カノンの手から茶をのせた盆が滑り落ちます。
「……お兄ちゃん」
すさまじい形相で見下ろしているマコト(B)。その前に進み出て、
「カノン、下がっていろ!」と叫ぶマコト(A)。
「ついに2人いっぺんに」
今回姿形どころか言動までそっくりで見分けがつかない2人。
「みんなは手を出すな」宣言するマコト(B)。表へ出ろとマコト(A)に顎で示し、先に出ていきます。頷き、
「これはおれの問題だ」と言い置いて後に続くマコト(A)。
「そうはいかない。行こう」皆に呼び掛けるタケルに、
「そっちは任せる」と言うアランが妙に冷静なのですが気がついていません。「ここはわたしとアカリが」
「わかった!」

裏山。
マコト(B)(A)の後を追いながら、
「どっちが本物なのですカノン殿」と恐る恐る問う御成。
「どっちもお兄ちゃんです」しかし、最早見分けがつかなくなっている2人に、こういうしかないカノン。
「ええっ!?」

そこで足を止め、向かい合うマコトとマコト。
「おれがみんなの思いをつなぐ」
「お前にタケルが生き返る邪魔はさせない!」
ほぼ同時にディープ眼魂を翳し、ぽいとベルトに落とす仕草も同じまま、変身。だいぶ同期とれてきました。こうなるとほんとうにどちらがどちらかわかりません。
「あああああっ!」
「おおおっ!」
雄叫びを上げ、ディープスペクター同士のぶつかり合いに、おろおろと見守り頭をかきむしる(むしるものはありませんが)だけの御成、力が抜けたのか地面に崩れるように膝をつくカノン。

「タケルは、カノンとおれを救ってくれた! はあっ!」殴りかかってくる相手をパンチで牽制するディープスペクター。
「だから今度はおれがタケルを救う!」それを払いのけ脇腹の急所を殴りつけるディープスペクター。組み合い、
「「おれはタケルのために、この生命を賭ける!」」
2つの声が重なり、全く見分けのつかない2人の背後で、何を思い悩んでいるのか俯くタケルでまたCM。

俊足ほしい。

ドッペルゲンガー13

「だあっ!」
「がっ!」
同時に山の岩場から飛び降り、同様に着地に失敗して斜面を転がり落ちる2人。とっさに駆け寄るカノン。
「カノン殿!」危ないと後を追う御成。

その前でほぼ同時に銃を手にし、向い合ってはゼロ距離射撃、またゼロ距離射撃、と繰返す2人。相打ち、数歩引き下がった後は、またも同時に大剣を引き抜きます。逆袈裟懸けに切り上げれば、同時にはじけ飛ぶ2人。
「……ぐ」
「ええい」
立ち上がり、剣を投げ捨てたところへ、ようやく近づいてきたカノン。
「お願いやめて!」
その声が届かないのか大開眼。必殺の蹴りの準備動作に入る2人。それぞれ同時にゲッコウモードで飛び上がります。蹴りと蹴りとのぶつかりあい。その激しさにまたも互いの身体がはじけ飛び、岩壁にぶつかります。
崩れ、落ちかかってくる岩に、
「きゃっ」と悲鳴を上げるカノン。
「カノン!」
その時ディープスペクター(A)が起き上がり、とっさにカノンを抱き込んで安全な場所へ倒れこみます。
「カノンちゃん!」
「カノン殿!」
追いついた御成とタケル。御成はそのまま、岩壁にぶつかりまだたちあがれていなかったディープスペクター(B)に向け錫杖を振りかざします。
「……」この成り行きに呆然とするディープスペクター(B)。よろめきながら立ち上がります。

「大丈夫か!?」起き上がったカノンを下から見上げるディープスペクター(A)。
「お兄ちゃん」応えるカノン。
互いの無事を確かめた兄妹は、ディープスペクター(B)へ視線を向けます。御成、タケルも。
立ち上がり変身を解くマコト(B)。
それを前になお腰を落とし、カノンの前に手をやって庇うディープスペクター(A)。

その光景に背を向け、
「何をやっているんだ、おれは」と自嘲するマコト(B)。そのまま立ち去っていきます。まだ御成が錫杖を向けて構えてますね。

眼魔世界、モノリスの前。
「今度こそわしの本気を!」呪文を唱え、迸る紫の光を「にゃんっ♡」と投げつけるダークゴースト。ピンクの♡がモノリスの目の紋章に、ぽわん♡と重なります。

大天空寺地下室。
「急げああああアカリーッ。い、今すぐ動かせ!  早く! 動かせ動かせ!」
「……わかった」
仙人に投げ飛ばされたユルセンが、戻るなりアカリにせっつきます。
装置から迸り出る緑の光が、モノリスの目の紋章を直撃し、開く異次元への門。
「つながった」
「ああ!」
「……」そちらへ目を向けるアラン。無言のまま進み出ます。
「あ? お前お前、おい、ちょ、どした? え? あああっ!」
開いた門へ飛びこんでいくアラン。
「アラン!?」

眼魔世界側。
「ああ……えっとえっと」痛む膝をさすりさすり、顔を上げるダークゴースト。しかしかれが行動を起こす前に、飛びこんできたアランの姿に驚きます。
「うわああ。びっくりした、どうしたアラン?」
しかしそちらへちらりと視線を向けると、すぐに左腕を上げ、ネクロムへ変身しながら走り去っていくアラン。

裏山。
「2人とも大丈夫?」
マコト(B)が去った後、改めて兄妹の怪我を確認しようとするタケル。
「タケル……おれに構っている場合じゃないだろ!?」
自分のほうがたいへんなのに。苛立つマコト(A)。
「何言ってんの? 当然じゃないか、友達で、仲間なんだから」
「ささ、行きましょうかね?」
場を取り繕おうと促す御成に頷くカノン。タケルも付き添い、立ち去っていきます。独り残されたマコト(A)。
「友達で……仲間?」
しみじみとつぶやき、改めてタケルたちのあとをついていきます。

(あと2日……あいつが何を考えていようとおれはタケルを助けて戦う!)

まるで心から自分になったかのように振る舞うマコト(A)=ドッペルゲンガーを、物陰から見ているマコト(B)。

「みんな!」一行の行く手にアカリが姿を表します。「すぐに来て。モノリスのゲートがつながったの!」
「やりましたな!」拳を突き上げガッツポーズする御成。
「でも。アランが向こうに行っちゃって」
「ええ?」驚くタケル。「まさかアデルを独りで?」
一瞬息を呑み、かけ出すタケルで以下来週。大詰めですね。
今週のレジェンド登場。
「……相変わらずやばいやつらの集まる星だな」
いきなりのカレー、いきなりの登場でもうたまりません。次回戦隊シリーズ2000回のアニバーサリー回を前に、前後編でパワーアップするようですね。
ジュウオウジャーたちの宝を狙ってやってきた宇宙海賊ゴーカイジャー。しかしその宝によって召喚されるジュウオウホエールこそ巨獣ハンターバングレイがそもそも地球を訪れた理由でもあり、ということで最初っから最後までお宝争奪大乱戦。トッキュウジャーさんたちからもレンジャーキーを借り受け、ガオレッド(ライオン)、ゲキレッド(虎)、レッドバスター(チータ)、レッドホーク(鷹)、華麗に動物由来レンジャーにゴーカイチェンジするマーベラスが大サービスすぎます。あの首の線、細身でありながらひょいと大剣を肩に担ぐ磊落さ、福沢さんですよ皆の衆。ありがたくって拝んでしまいそうです。まずマーベラスが紅きコートの裾をひらひら翻し大立ち回り。変身したら柱蹴ってくるっと身を翻すとか眼福過ぎます。思いなしかジュウオウジャー達もいつもと動きが違うようでしたよね。今週と来週の録画は永久保存版。

ストーリーに関しては、ちゃんと
「そんな大切なことが何故伝わってなかったんだ」と新たに知るジュウランドの歴史に首をひねるタスクが好き。
そして戦いの最中、何通りも姿を変えるマーベラスを見て落ち込む操に
「操くん、今じゃない、今じゃない」となだめる大和の先生っぷりも好き。その操の手を取り
「操くんだけが頼りなの♡」とやってくれたアムの女子力も相変わらずで好き。わたしはムードメーカーより情緒の安定したタイプが好きみたいです。来週も見逃せません(;゚∀゚)=3
関連記事

style="clap"
2016.09.05 09:51 | ghost ゴースト | トラックバック(-) | コメント(-) |
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。